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    元スレ京介「桐乃…お前は昔は素直でいい子だったのよな…」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - 黄川 + - 京介「おう、桐乃なにやってんだ」 + - 京子 + - 俺の妹がこんなに可愛いわけがない + - 俺妹 + - + - 桐乃 + - 親衛隊 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    201 :

    この流れじゃマイスウィートエンジェルあやせたんの出番はなさそうだな

    202 = 28 :

    小さい頃の桐乃は人見知りが激しく、
    田村家の一家総出の歓待に目を回していた。
    真奈美の部屋で、俺、真奈美、桐乃の三人で話す時は普段通りなのだが、
    帰りがけ、田村一家の面子を前にすると、俺の背中に隠れて、
    小さな声で『あっ……ありがとう、ございました』と言うのがやっとだった。
    真奈美に直接礼を言えなかったことを、桐乃は心のどこかで、悔やんでいたに違いない。

    『桐乃の気持ちは分かったよ。手紙、真奈美に渡しとく』

    俺は手紙を預かり、桐乃の頭をなでてやった。

    『ありがとう、お兄ちゃん。おやすみなさい』
    『おやすみ、桐乃』

    俺は階段を下りる小さな妹の背中を見送り、手紙をランドセルの中に仕舞った。

    ―――
    ――


    「懐かしいなー。
     確かあの頃、桐乃はまだ親父やお袋と一緒に寝てたんだよな」

    さりげなく話題を反らそうとしてみたものの、

    「なに誤魔化そうとしてるわけ?」

    あっさり軌道修正される。桐乃は冷えた声音で訊いてきた。

    「ね、なんでこの手紙が、今もあんたの手元にあんの?」

    203 = 28 :

    >>201
    来客させるか


    204 = 188 :

    いらん

    205 = 99 :

    幼馴染みの名前は「麻奈実」です…

    206 = 201 :

    いやいります

    207 = 43 :

    いらん

    208 = 201 :

    じゃあいいよ…

    209 = 188 :

    泣くなよ

    210 = 201 :

    泣いてねーし…

    211 :

    >>210
    泣くほど好きならyouマイスウィートエンジェルあやせたんのSS書いちゃいなyo

    212 = 28 :

    「これには深いワケがだな……」
    「へぇー?聞かせてもらおうじゃん。
     言っとくケド、あたしが納得できるような理由じゃなきゃ、怒るよ?」

    既に怒ってるじゃねーか!怖ぇよ顔が!

    「小学生っつったら、アレだ……くっだらねーことで、誰かのことをからかったりするもんだろ?」

    心当たりがないでもないのか、「それは言えてるカモ」と桐乃は頷く。

    「お前から手紙の配達を安請け合いしたはいいが、
     学校で真奈美に手紙を渡すとなると、周りの視線が気になってよ」

    小学生の狭い世界である。
    高坂が田村にラブレターを送った!と上から下への大騒ぎが数日続くことは目に見えていた。
    今でこそ「俺と真奈美は幼なじみだ、色眼鏡で見るんじゃねえ」と淡泊にあしらえる自信があるが、
    当時の俺は、そういった噂を立てられることが気恥ずかしかったのさ。

    「分かってくれたか?」
    「はぁ?全然分かんない!
     学校で渡すのが恥ずかしいなら、帰り道とか、誰も見てないところで渡してくれれば良かったじゃん!」

    正直に言おう。

    「帰る頃には忘れてた」
    「バカじゃん!?」

    ベシ、と頭頂部を叩かれた。
    いやマジで悪いことしたと思ってるって。
    あの頃の俺も深く反省しながら、ランドセルの奥の方でぐしゃぐしゃになった手紙を、この玩具箱に仕舞ったんだ……と思う。

    213 = 25 :

    いい加減、麻奈実の誤変換をなんとかしてあげて……

    215 = 188 :

    >>210
    悪いなあやせたんも嫌いじゃないけど俺はこの兄妹の間に誰かが入ってほしくはないんだよ

    216 = 28 :

    「にしても、あの頃のお前って、麻奈美にホントよく懐いてたよな。まなちゃん、まなちゃん、ってさ」
    「昔の話でしょ」
    「麻奈美のことが嫌いになったのはいつからだ?」
    「憶えてない……ってゆーか、別にあたしは地味子のこと、嫌ってるワケじゃないし!
     あんたと地味子がいつまで経っても小学生のノリで、
     ベタベタくっついてるのがキモくて、見てたらイライラさせられるってだけ」

    それを世間では嫌ってるって言うんじゃねえの?俺とセットで。
    が、これ以上追求しても喧嘩の種になるだけだと思った俺は、手紙を桐乃に渡し、五枚目の手紙を手に取った。
    そのときだった。
    ピンポーン。

    「誰か来たみたいだな」

    俺たちは無言で顔を見合わせ、いったん右手を背後に隠してから、つきだした。
    こっちはチョキで、桐乃はグー。
    しかたねーなー。俺は重い腰を上げて、一階に下りていった。
    今更だが、現在、親父とお袋は連休を利用し、一泊二日の小旅行に出かけている。
    玄関を開けると、そこにいたのは――。


    >>222までに多かった登場人物
    空白レス=ただの宅配便と解釈
    同一IDはノーカウント

    217 = 211 :

    マイスウィートエンジェルあやせたん

    218 :

     

    219 :

    あやせ
    あやせ

    220 :

     

    221 :

     

    222 :

    あやせ

    223 = 220 :

    同数じゃねーかよ
    どうすんだ

    224 :

    あやせと会ったの高校からだろ

    225 = 221 :

    奇数にしなかったのが仇になったな

    226 :

    宅配便が帰るのと入れ違いであやせが来たって事で良くね?

    227 :

    >>224
    えっ

    228 = 28 :

    >>229
    ・あやせ
    ・宅配便

    どちらか選択願います

    229 :

    あやせあやせあやせあやせ

    230 :

    あやせきたー?!

    231 :

    あやせ可愛いよな

    232 = 176 :

    佐川急便でーす!

    233 = 221 :

    黒猫ヤマトでーす!

    234 :

    日本通運

    235 = 28 :

    あやせだった。
    天使と形容すべき美貌がほんのり朱に染まっているのは、
    道中、俺への想いが募ってきたせいで、あとはほんの少し、木枯らしにも理由があるかもしれない。

    「こんにちは、お兄さん」
    「おう、いらっしゃい、あやせ」

    勝手知ったる、という風にあやせは門を開け、ととと、と俺の目の前に歩み寄る。
    挨拶代わりのキスをしてくれるのかと思いきや、
    そのまま隣を素通りし、玄関の扉を開けて親父やお袋の気配がないことを確認すると、

    「今日と明日、お家にお兄さんと桐乃が二人きり、というのは本当だったんですね」

    と背を向けたまま聞いてきた。
    よく知ってるじゃねーか。桐乃が言ったのか?
    あやせは無言でハンドバッグをあさり、振り返りざまに素早く手を動かした。
    カシャシャン、と小気味よい金属音が鳴り響き、気づけば、俺の手には罪人の証がはめられていた。

    「なんて不用心な……お兄さんのような変態を、桐乃と一つ屋根の下に置いておくだなんて」

    236 = 28 :

    慨嘆に堪えません、と親父やお袋に苦言を呈すあやせ。
    俺はお前の施錠スピードの速さに驚嘆だよ。
    家に上がり、階段を駆け上るあやせの後を、拘束具の取り付けられた手でやっとこさ靴を脱ぎ、追いかける。
    案の定桐乃の姿を見つけたあやせは、

    「大丈夫?お兄さんに何も変なことされてない?」

    と桐乃の安否を確かめていた。
    あやせと知り合って早二年、一度失った信頼の回復は難しいことを思い知らされる光景だ。

    「もうっ、大丈夫だってば。わざわざ家に押しかけてくるなんて、大げさすぎィ」
    「だってわたし、桐乃のことが心配で……」

    もはや説明不要だろうが、あやせの中での俺の認識は、
    近親相姦上等の変態鬼畜兄貴である(自分で言ってて泣きたくなってきた)。

    237 :

     

    238 = 28 :

    俺が部屋に入ると、あやせは敵愾心剥き出しの視線を俺に向け、

    「出て行ってください」

    いやここ俺の部屋だからな?
    出て行くのはむしろお前と桐乃の方だっつーの。

    「お兄さんの部屋に桐乃を監禁して、何をしていたんですか?
     ご両親がいないのをいいことに、い、いかがわしいことを強要していたんじゃないですか?」
    「脳内妄想はそこまでにしとけよ。あと桐乃、おめーも少しは否定しろ」

    すると桐乃はにわかに愉快げな表情を作り、しかし声音は恥ずかしげに、

    「だってさァ……さっきまであんたが、あたしにしてたことって……一種の羞恥プレイと言えなくもないじゃん」
    「詳しく聞かせてもらいましょうか?」

    あやせは撮影用の華やかな笑みを顔に貼り付け、

    「返答の如何によっては――しますよ?」

    桐乃からは見えない角度で、ライターの炎をちらつかせた。
    手錠炙りの刑を一度体験している身としては、なんとしても誤解を晴らさなければならないところである。

    239 = 128 :

    うぐっ
    あやせ登場したのか…

    240 = 111 :

    ここで黒猫投入してさらに修羅場にしようぜ

    241 :

    これって>>1とは違う人なのに、なんで評価されてるんだ?

    242 = 227 :

    あやせうぜー死ねよ

    243 :

    >>241
    実力がすべて

    244 = 67 :

    かわいいは正義

    245 = 28 :

    「――というワケで、俺たちは桐乃が書いた手紙をきっかけに、昔のことを思い出してたんだよ。分かったか?」
    「それは分かりましたけど……ねぇ桐乃、読まれたくない手紙まで、見せなくてもいいんだよ?
     中には……ううん、手紙のほとんどが、お兄さんに送ったことを、深く後悔している手紙でしょ?」
    「それは……まぁ……そうだけど……」

    言葉を濁す桐乃に、あやせは苛立ちを露わにするかと思いきや、

    「そうだよね。
     ここでお預けにする方が、先のことを考えると危ないよね」

    ハイハイ、全手紙強制焼却ルートを想像した俺がバカでした。
    つーか妹からの手紙を読み返してガス抜きするシスコンて何だよ!
    娘の結婚後に何年も経ってからアルバム見返す父親よりキモいわ!

    「それがお兄さんでしょう?」
    「…………」

    否定する気力も失せたね。
    俺は不自由な両手を使い、五枚目の手紙を開いた。

    >>248 内容

    246 = 43 :

    この下り必要あったの?

    247 :

    なぜあやせなんて登場させたのか
    兄妹の触れ合いにこれ程まで邪魔な奴はいないのに

    248 :

    けっこんのやくそく

    250 :

    最初にやらなかったっけ?


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