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元スレ京介「桐乃…お前は昔は素直でいい子だったのよな…」
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桐乃「はぁ?」
京介「昔は…そう…いっつもお兄ちゃんお兄ちゃんってくっついてきて…可愛げのある奴だったのに…」ホロリ
桐乃「は、はぁっ!?何意味分かんないこと言ってんの!?ちょーキモいんですけどっ!」
京介「桐乃ぉ…どうしてこうなっちまったんだ…」
桐乃「ば、ばっかじゃないの!?」
桐乃「っていうか、今のあたしが可愛くないみたいな言い方すんなっ!」
京介「…」ピラッ
桐乃「…なによ…その紙切れ…」
京介「これはな…昔…俺の誕生日にお前が俺にくれた手紙だよ…覚えてないのか…?俺、悲しいぞ…」
桐乃「…全く記憶に無いんですけどー」ジトーッ
京介「…読んじゃうわ…『だいすきなおにいちゃんへ』…くぅっ!可愛いなぁ…昔のお前…」
桐乃「!?ちょっ…か、返せっ…」
京介「『おとなになったらわたしはおにいちゃんのおよめさんになるね。やさしくてかっこいいおにいちゃんがだいすきだよ。きりの。』…へへっ…やべぇ超可愛いわぁ…」ホッコリ
桐乃「わーっ!わーっ!!」カアァッ
京介「昔は…そう…いっつもお兄ちゃんお兄ちゃんってくっついてきて…可愛げのある奴だったのに…」ホロリ
桐乃「は、はぁっ!?何意味分かんないこと言ってんの!?ちょーキモいんですけどっ!」
京介「桐乃ぉ…どうしてこうなっちまったんだ…」
桐乃「ば、ばっかじゃないの!?」
桐乃「っていうか、今のあたしが可愛くないみたいな言い方すんなっ!」
京介「…」ピラッ
桐乃「…なによ…その紙切れ…」
京介「これはな…昔…俺の誕生日にお前が俺にくれた手紙だよ…覚えてないのか…?俺、悲しいぞ…」
桐乃「…全く記憶に無いんですけどー」ジトーッ
京介「…読んじゃうわ…『だいすきなおにいちゃんへ』…くぅっ!可愛いなぁ…昔のお前…」
桐乃「!?ちょっ…か、返せっ…」
京介「『おとなになったらわたしはおにいちゃんのおよめさんになるね。やさしくてかっこいいおにいちゃんがだいすきだよ。きりの。』…へへっ…やべぇ超可愛いわぁ…」ホッコリ
桐乃「わーっ!わーっ!!」カアァッ
桐乃「か、返せっ!返せっ!!」アセッ
京介「ぜってー渡さねえっ!」
桐乃「うっさい!返せったら返せぇっ!」
京介「うるせぇ!もう一回音読すっぞ、コラ!『だいすきなおにいちゃ…』」
桐乃「~~~っ!わかった!わかったからやめてよっ…ばかぁっ…!」カアァッ
京介「ん、分かればいいんだ分かれば」
桐乃「うぅ…くそぅ…」
京介「…ほら、これ見てみろ」
桐乃「なによぅ…」
京介「アルバム」
桐乃「!?」
京介「ぜってー渡さねえっ!」
桐乃「うっさい!返せったら返せぇっ!」
京介「うるせぇ!もう一回音読すっぞ、コラ!『だいすきなおにいちゃ…』」
桐乃「~~~っ!わかった!わかったからやめてよっ…ばかぁっ…!」カアァッ
京介「ん、分かればいいんだ分かれば」
桐乃「うぅ…くそぅ…」
京介「…ほら、これ見てみろ」
桐乃「なによぅ…」
京介「アルバム」
桐乃「!?」
京介「いいか…?これとかさ…お前俺に抱き付いてんじゃん」
桐乃「あ…ぁ…」カァッ
京介「うはっ…これとかもうヤバい…俺のほっぺにキスしてんぞ」
桐乃「~~~っ!!」カアァッ
桐乃「ふ、ふざけんなっ!そっ、それも捨てろぉっ!」ジタバタ
京介「やだねっ!最近寝る前にこれ見て癒されてんだよ!馬鹿野郎っ!」
桐乃「は、はぁっ!?キモっ!変態っ!ってか馬鹿はあんたでしょ!?」
京介「うるせぇっ!写メ撮って黒猫に送んぞ!?」
桐乃「っ!?だ、だめっ…!…や、やめてよっ…うぅっ…」カアァッ
桐乃「あ…ぁ…」カァッ
京介「うはっ…これとかもうヤバい…俺のほっぺにキスしてんぞ」
桐乃「~~~っ!!」カアァッ
桐乃「ふ、ふざけんなっ!そっ、それも捨てろぉっ!」ジタバタ
京介「やだねっ!最近寝る前にこれ見て癒されてんだよ!馬鹿野郎っ!」
桐乃「は、はぁっ!?キモっ!変態っ!ってか馬鹿はあんたでしょ!?」
京介「うるせぇっ!写メ撮って黒猫に送んぞ!?」
桐乃「っ!?だ、だめっ…!…や、やめてよっ…うぅっ…」カアァッ
朝を起きるとベットに妹が寝てました、どうする?
→ 蹴り飛ばす
って選択しちゃう京介のが好きだな
→ 蹴り飛ばす
って選択しちゃう京介のが好きだな
>>11
はげど
はげど
受験戦争から解放され、早めの春休みが幕を開けた二月の下旬。
緩みきった気分を締め直そうと部屋の模様替えをしていた折に、それは見つかった。
「うわっ、懐かしいなオイ」
タンスの奥の方で眠っていたそれ――派手な柄の玩具箱――を引きずり出す。
ガキの頃は、これに玩具やカードを詰め込んで持ち歩いたもんだ。
とっくの昔に処分されたとばかり思っていたが、運良くこいつだけ、お袋の目から逃れたらしい。
緩みきった気分を締め直そうと部屋の模様替えをしていた折に、それは見つかった。
「うわっ、懐かしいなオイ」
タンスの奥の方で眠っていたそれ――派手な柄の玩具箱――を引きずり出す。
ガキの頃は、これに玩具やカードを詰め込んで持ち歩いたもんだ。
とっくの昔に処分されたとばかり思っていたが、運良くこいつだけ、お袋の目から逃れたらしい。
さてと、作業は一時中断して、追憶に耽るとしますかね。
ついつい脇道に逸れちまうのは、模様替えのお約束だよな……と箱の留め具に手をかけたそのとき、
「朝からゴソゴソ何してんの?」
桐乃がひょこっと顔を出した。
起き抜けなのか、長い髪はくしゃくしゃで、眠そうに目を擦っている。
「わり、起こしちまったか?」
「ううん、ちょうど目が覚めたトコ……」
桐乃は覚束ない足取りで部屋を横断し、ぽすっと俺のベッドに腰掛けた。
そしてグルリと辺りを見渡し、
「ふぅん……部屋の片付けなんかしてたんだ」
微かに不機嫌オーラを漂わせて、そう言った。
さっきの言葉は嘘で、本当は物音がうるさくて目を覚ましたのかもしれねえな。
ついつい脇道に逸れちまうのは、模様替えのお約束だよな……と箱の留め具に手をかけたそのとき、
「朝からゴソゴソ何してんの?」
桐乃がひょこっと顔を出した。
起き抜けなのか、長い髪はくしゃくしゃで、眠そうに目を擦っている。
「わり、起こしちまったか?」
「ううん、ちょうど目が覚めたトコ……」
桐乃は覚束ない足取りで部屋を横断し、ぽすっと俺のベッドに腰掛けた。
そしてグルリと辺りを見渡し、
「ふぅん……部屋の片付けなんかしてたんだ」
微かに不機嫌オーラを漂わせて、そう言った。
さっきの言葉は嘘で、本当は物音がうるさくて目を覚ましたのかもしれねえな。
それか、単純に寝起きで機嫌が悪いだけか。
なぜか居座る様子の桐乃に、俺は発掘品を見せてやることにした。
「そういや、タンスの中を整理してる最中に、珍しいモンが見つかったんだ」
玩具箱を手渡す。
が、色好い反応は梨の礫、桐乃は眉をひそめて、
「何これ?」
「俺がガキの頃に、いつも持ち歩いてた玩具箱だよ。見覚えねえか?」
「忘れた」
と桐乃はあっさり否定し、
「てゆーか、あんたって、そういうのいつまでも捨てられない性格だったんだ?」
見下すような半眼でこっちを見てくる。
べ、別にいいじゃねーか!たまに童心に還れるアイテム残しといてもさぁ!
もっとも、当時の俺が何を思って、この玩具箱を残しておいたのかは、俺自身、よく分かんねーんだけどな……。
なぜか居座る様子の桐乃に、俺は発掘品を見せてやることにした。
「そういや、タンスの中を整理してる最中に、珍しいモンが見つかったんだ」
玩具箱を手渡す。
が、色好い反応は梨の礫、桐乃は眉をひそめて、
「何これ?」
「俺がガキの頃に、いつも持ち歩いてた玩具箱だよ。見覚えねえか?」
「忘れた」
と桐乃はあっさり否定し、
「てゆーか、あんたって、そういうのいつまでも捨てられない性格だったんだ?」
見下すような半眼でこっちを見てくる。
べ、別にいいじゃねーか!たまに童心に還れるアイテム残しといてもさぁ!
もっとも、当時の俺が何を思って、この玩具箱を残しておいたのかは、俺自身、よく分かんねーんだけどな……。
小馬鹿にして部屋を去って行くかと思いきや、桐乃は俺のベッドにうつぶせになり、
「さっさと開ければ?」
なんだかんだ言って興味はあるのな、お前。
俺は溜息を一つ、改めて玩具箱の留め具に手をかけた。
錆びた金属同士が擦れる音が響き、上蓋が持ち上がる。
果たして箱の中に保存されていたのは、
十年近く前に流行ったカードや玩具でもなく――色取り取りの紙束だった。
「なんだこりゃ……」
俺は何気なくそのうちの一片を取り上げ、
「ダ、ダメッ!絶対読んじゃダメッ!」
猫のような敏捷さで飛びかかってきた桐乃に、紙片を奪い取られてしまった。
こいつのこの慌てようは何だ?尋常じゃねえぞ。
「さっさと開ければ?」
なんだかんだ言って興味はあるのな、お前。
俺は溜息を一つ、改めて玩具箱の留め具に手をかけた。
錆びた金属同士が擦れる音が響き、上蓋が持ち上がる。
果たして箱の中に保存されていたのは、
十年近く前に流行ったカードや玩具でもなく――色取り取りの紙束だった。
「なんだこりゃ……」
俺は何気なくそのうちの一片を取り上げ、
「ダ、ダメッ!絶対読んじゃダメッ!」
猫のような敏捷さで飛びかかってきた桐乃に、紙片を奪い取られてしまった。
こいつのこの慌てようは何だ?尋常じゃねえぞ。
「読んじゃダメってことは、その紙には、何か書いてあるのか?」
「ど、どーでもいいじゃん!とにかく、この箱もあたしが預かるからっ……!」
おっと、そうはいかねえ。
玩具箱に伸びた手を払いのけ、がっちりと脇に抱え込む。
「こいつは俺の物だ。お前にどうこうする権利はねえよ」
その一枚はくれてやる。
が、この箱の中には、少なく見積もっても数十枚の紙片が残されている。
後で一枚一枚ゆっくりと検めてやるさ。
「………じゃない」
ん、今なんて言った?
桐乃は右手の紙片を握りつぶし、肩を戦慄かせながら叫んだ。
「その中に入ってるのは、兄貴の物じゃないっ!全部……全部あたしの物なのっ!」
「ど、どーでもいいじゃん!とにかく、この箱もあたしが預かるからっ……!」
おっと、そうはいかねえ。
玩具箱に伸びた手を払いのけ、がっちりと脇に抱え込む。
「こいつは俺の物だ。お前にどうこうする権利はねえよ」
その一枚はくれてやる。
が、この箱の中には、少なく見積もっても数十枚の紙片が残されている。
後で一枚一枚ゆっくりと検めてやるさ。
「………じゃない」
ん、今なんて言った?
桐乃は右手の紙片を握りつぶし、肩を戦慄かせながら叫んだ。
「その中に入ってるのは、兄貴の物じゃないっ!全部……全部あたしの物なのっ!」
>>35
お前は出来る子
お前は出来る子
間髪入れず、桐乃の手が箱に伸び、もの凄い力で引っ張ってくる。
おいおい、陸上部で鍛えてるのは脚力だけじゃなかったのかよ。
それかアレか、火事場の馬鹿力的な何かが発動してるのか?
が、年下の妹に綱引きで負けるほど、俺はひ弱な兄貴でもねえ。
「ワケわかんねーこと言ってんじゃねえ!
なんでお前のモンが、俺の玩具箱の中に入って、しかも俺のタンスの奥に仕舞われてんだよ!」
「うるさいっ!離せ、このバカ兄貴っ!」
突き出された右足を、同じく右足で辛くもガードする。
躊躇なく股間を狙ってくるあたりに、桐乃の本気度がうかがえる。
罵倒と足蹴りを浴びながらの引っ張り合いがしばらく続き、
果たして先に折れたのは、俺でも、ましてや桐乃でもなく――箱の掛け金だった。
バキン、と嫌な音が鳴り、上蓋がはじけ飛ぶ。
「あっ」
と俺と桐乃の声が重なり、次の瞬間には、箱の中に入っていた大量の紙片が、ひらひらと部屋中に舞っていた。
おいおい、陸上部で鍛えてるのは脚力だけじゃなかったのかよ。
それかアレか、火事場の馬鹿力的な何かが発動してるのか?
が、年下の妹に綱引きで負けるほど、俺はひ弱な兄貴でもねえ。
「ワケわかんねーこと言ってんじゃねえ!
なんでお前のモンが、俺の玩具箱の中に入って、しかも俺のタンスの奥に仕舞われてんだよ!」
「うるさいっ!離せ、このバカ兄貴っ!」
突き出された右足を、同じく右足で辛くもガードする。
躊躇なく股間を狙ってくるあたりに、桐乃の本気度がうかがえる。
罵倒と足蹴りを浴びながらの引っ張り合いがしばらく続き、
果たして先に折れたのは、俺でも、ましてや桐乃でもなく――箱の掛け金だった。
バキン、と嫌な音が鳴り、上蓋がはじけ飛ぶ。
「あっ」
と俺と桐乃の声が重なり、次の瞬間には、箱の中に入っていた大量の紙片が、ひらひらと部屋中に舞っていた。
>が、年下の妹に綱引きで負けるほど、俺はひ弱な兄貴でもねえ。
年下の妹
年下の妹
年下の妹
年下の妹
年下の妹
年下の妹
>>42
指摘するほどおかしいと思わないんだが
指摘するほどおかしいと思わないんだが
>>42
年下の女である妹って意味だろばか
年下の女である妹って意味だろばか
>>42
ドヤ顔で書き込んだの?
ドヤ顔で書き込んだの?
>>42
夏真っ盛りですね
夏真っ盛りですね
>>42
これはひどい
これはひどい
必死の形相で舞い散る紙を追う桐乃を余所に、
俺は妙に醒めた頭を働かせ、箱の底に残っていた紙片を手に取った。
どれどれ……。
『だいすきなおにいちゃんへ』
一瞬、脳裏を過ぎったのは『おにいちゃん』って誰のことだ、というなんとも間抜けた思考だった。
理解が追いついて、目眩がしたね。
お兄ちゃんって、俺のことじゃねーか!
しかも俺のことを兄貴呼ばわりできるヤツは、世界中で一人だけ、
今まさに目の前で、烈火のごとく怒り狂っている俺の妹、桐乃だけだ。
「……見た?」
「お、おう」
「……………」
「……なあ、これ全部……その……お前から俺に……」
スン、と洟を啜る音が、俺の言葉を遮った。
ちょ、なんでお前が泣きそうになってんの!?
俺は妙に醒めた頭を働かせ、箱の底に残っていた紙片を手に取った。
どれどれ……。
『だいすきなおにいちゃんへ』
一瞬、脳裏を過ぎったのは『おにいちゃん』って誰のことだ、というなんとも間抜けた思考だった。
理解が追いついて、目眩がしたね。
お兄ちゃんって、俺のことじゃねーか!
しかも俺のことを兄貴呼ばわりできるヤツは、世界中で一人だけ、
今まさに目の前で、烈火のごとく怒り狂っている俺の妹、桐乃だけだ。
「……見た?」
「お、おう」
「……………」
「……なあ、これ全部……その……お前から俺に……」
スン、と洟を啜る音が、俺の言葉を遮った。
ちょ、なんでお前が泣きそうになってんの!?
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