元スレ佐天「直死の魔眼? 」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
801 = 786 :
「(第一私が戦わなくていいように、シエルさんが気を遣ってくれたのかもしれないじゃん。なのに――)」
だけど
どれだけそんな言葉を並べようとも、胸の痛み、モヤモヤは引く気配はなくて。
あぁ、どうかしてるな私。と自嘲気味に笑った。
半端な人間が能力持ったら、すぐにこれだ
幻想御手の時から何も進んでいない。
私は――――!
「佐天さん?大丈夫?」
そして声を掛けられ、振り向くとそこには御坂さんが心配そうに私を見ていた。
802 = 786 :
美琴「佐天さん?」
佐天「あ、はっはい」
私はなんとか返事をする。
美琴「そろそろ帰ろうっていう話になってるんだけど…どうかした?体調悪い?」
佐天「い、言えそんな事は…。それより――」
美琴「………」
佐天「み、御坂さん?」
美琴「シエルさーん!じゃあ私と佐天さんもう行くから!また明日ここに来ればいいのよね!?」
ソウデスヨー
佐天「え!?ちょっ御坂さん!?」
美琴「了解、それじゃあー!」
佐天「えええええ!?」
そして私は手を引っ張られ御坂さんに連れていかれる。
どうしたんだろう
803 = 786 :
ほい
805 = 786 :
そして、そのからバスに乗ること10分程してから、ようやく御坂さんが話しかけてきた。
御坂「さ、話してごらんなさい」
突如そんな事を言われ、混乱する私
佐天「は、話すって何を――?」
御坂「全部よ。今佐天さんが抱えていること全部。佐天さんが何か悩んでる事くらい、さっきすぐに気付いたんだから」
そして私はその言葉を聞いて、あぁやっぱりこの人には敵わないなと思った。
学園都市の超能力者、御坂美琴。
普段の気の強いところや、その反面人を気遣い、正しい方向に導いてくれる彼女はどこに行っても変わらず
私の憧れだった。
806 = 786 :
佐天「……ヒック」
美琴「え?」
佐天「御坂、さん。私、もう自分の事がよくわからなくて――!」ウルウル
御坂「え!?ちょっ泣き止んでよ佐天さん!ちょっと!?」
佐天「うぅ…御坂さあああん!!!」ダキッ
御坂「ちょっと止めてってば佐天さあああん!?」
そして私がようやく落ち着きを取り戻したのは、それから30分経った後だった。
807 = 786 :
誰かいる?
808 :
見てるよー
809 :
お前は一人じゃない
810 = 790 :
居るから続きを書くんだ
811 :
いるもう寝るけど
812 :
よし俺の嫁の式さんはまだ出てきてないな!
813 = 786 :
―――――――
佐天「………すみません。御坂さん取り乱してしまって…」
御坂「いやいいんだけどさ。…と言いたいけどやっぱ黒子の時といい、女の子に泣かれるのは慣れないわね」
佐天「え?白井さんも御坂さんに泣きついたことあるんですか?」
御坂「まあ理由はいまいちよくわからなかったんだけどね。何かプール一緒に掃除しててたまたま来た女の子と話してたら急にね」
佐天「(白井さんって……ぶれないよね)」
佐天はつくづくそう思った。
御坂「ってそんな事はいいのよ!佐天さん、悩み事なら私が聞くから、言ってみなさい!」
さあ!と迫真の表情で佐天に詰め寄る美琴。
佐天は観念したのか、今の心情を美琴に話すことにした。
814 = 786 :
上条さんに、嫉妬してしまったこと。
そんな感情を抱く自分がよくわからなくなったこと。
その他もろもろの事を、私は全て話した。
話している間、何度も興奮して話が戻ったり何言ってるんだかわからなくなった時もあったけど御坂さんはずっと黙って聞いてくれていた。
この人が学校でよくモテてるのは、こういう所から来てるんだろうなあと私はそんなどうでもいいことを思った。
御坂「……そう」
御坂さんは私が話終えると、ただそれだけ感想を言った。
815 = 786 :
私はやはり迷惑だったかなと思い、御坂さんの顔色を伺う。
すると
御坂「……」ギュウ
佐天「……へ?」
何故か、抱きつかれてしまった。
佐天「み、みみm御坂さん!?」
御坂「………辛いよね」
ぽつりと、彼女はそんな言葉を漏らした。
どこか様子がおかしい。
816 = 786 :
佐天「御坂、さん…?」
御坂「その気持ち、痛いほどわかる」
淡々と、彼女は話していった。
「私もね、アイツに初めて会った時そんな気持ちだった」
アイツ、とは上条当麻の事だろう。
佐天は黙ってそれを聞く。
「電撃も、砂鉄で作った剣も全部無効化されて、あげく超電磁砲や即死級の雷だって打ち消されて」
「怒りと嫉妬で胸が一杯だった。一杯過ぎて痛みすら感じた」
佐天は初めてそんな話を聞いて驚いた。
白井さんから夢中になってる殿方がいるとか聞いてはいたが、まさか上条当麻の事だとは思いもよらなかったのだ。
817 = 786 :
すまん。今日はここまで
明日は朝から投下する
818 :
もう書きためて立て直せよ
819 :
>>812
コクトー乙
820 :
昨日一昨日と徹夜で保守したけど、さすがにもう寝るわ
821 :
>>820
お疲れ。俺が保守するから寝てくれ
822 = 820 :
おう任せた
823 = 821 :
あ
824 :
これは昨日の黒子「遠野志貴様・・・ですか?」とは違うよな
825 = 821 :
>>824
偶然同じ時期に経ってただけで別物
826 = 821 :
ほ
828 = 821 :
誰もいないとか
829 = 808 :
俺がいるぜ
830 = 821 :
頼もしいなおい、保守頑張ろうぜ
832 = 821 :
ほす
834 = 821 :
保守
ところでこれ完結確実に無理だけど、SS速報いくのかねえ
836 = 821 :
ガッ
837 = 821 :
ほ
839 = 784 :
おはよう保守
840 = 784 :
ほ
846 :
ぃ
848 = 821 :
こ
849 :
お待たせしました。では投下します
ちなみに散々言われたSS速報に移りたいんですが、その場合って今まで書いたものについてはどうすればいいですか?
850 = 849 :
美琴「だからね佐天さん、私貴女の気持ちがよくわかる」
佐天「御坂さん…」
美琴「でも、そんな私だから言えるんだけどやっぱりそれじゃ駄目なの」
佐天「え?」
美琴「自分の力不足を相手のせいにしては駄目。そんなの、何にも意味がないから」
佐天「………」
美琴「確かに辛くて胸が痛むんだけど、それを乗り越えなきゃ強くはなれない」
美琴「私はそう思って、アイツに突っかかるのを抑えたわ」
まあそれでもムカつくのにはかわりないから電撃撃ったりしてるんだけどね。と美琴は苦笑を浮かべた。
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