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    元スレ佐天「直死の魔眼? 」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - とある科学の超電磁砲 + - 佐天 + - 姫月 + - 直死の魔眼 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    751 = 686 :

    >>750
    妄想の長さが違う。型月のベースはきのこが中高生の時に考えてて、それを十年後くらいに引っ張り出してきたんだろ?
    つーかなんだよ正直禁書キャラとかアルクェイドさんだけでほとんどいけるよね?あいつ相手の強さに応じて強くなるし。
    ミサイルとか使われたら無理だけど、対人戦では負けないだろ。フィアンマさんの手は道具なのか個人の能力扱いになるのかはわからんが。

    752 = 488 :

    >>751
    強いから偉いっていう思考は…

    753 = 503 :

    至極どうでもいい話なんだが、月姫の時期からあまり時間が経っていない設定にするとだな、
    時代背景に明らかな齟齬が出ちゃうんだけど、まあどうでもいいですよね

    754 = 750 :

    >>751
    別に強さは関係なくね
    ストーリーにしろ設定にしろ禁書は酷すぎ

    755 = 642 :

    >>750

    逆だよばーか

    756 :

    俺も支援するぜ

    757 = 686 :

    うん?偉いとは言ってないけど……
    と思って文章読み直したら、繋がりからそういうふうに捉えられてワロタ。すまねぇすまねぇ、俺は型月の設定ごりごりも、禁書の勢いでつっぱしるのも好きだよ
    けど、やっぱり、禁書と型月のクロスは相当難しいなぁってことで。パワーバランス的に。

    758 :

    めくそはなくs
    もとい、どんぐりの背比べレベルだろ

    759 = 665 :


    だが

    シエル「ですが、それはさほど問題ではないでしょう」

    と彼女はきっぱりといい放った。

    シオン「問題ではない、とは?これまでにこのような事例は――」

    シエル「ですから」

    間を置く

    シエル「ですから、それは問題ではないんですよシオン・エルトナム・アトラシア。タタリは間違いなく発生しました。ならばこれまでの背景などは問題ではないんですよ。吸血鬼が現れた。ならば私達はそれを打倒するだけです」


    シオン「ッ―――」


    シオンはまだ何か言いかけようとしたが

    シオン「…わかりました。続けてください」

    と折れたのだ。
    ちなみにこれは、彼女をよく知る人間なら出来事である。
    だがこの場ではそれはリーズバイフェぐらいしか該当しないので、特に誰も驚きはしない。

    760 = 665 :


    シエル「すみません、シオン。貴女の気持ちはよくわかりますが、今はそれほど余裕がないということをわかってもらえると嬉しい」

    シオン「―――はい」

    そこで一度会話の流れが途絶える。
    そういう空気に余り慣れない上条や御坂、それに佐天は空気の重さに耐えられなかった。

    佐天「で、で!シエルさん!次の問題点もばんばん言っちゃってやってください!」

    上条「そうだな!事の重さも知れたし助かったよシオンさん!あははは!」

    その言葉のラッシュにシエルは気圧されるも

    シエル「そうですね。脱線してしまいました。次にいきましょう」

    と話を進めることにした

    761 = 599 :

    しえん

    762 = 665 :


    シエル「むしろ、本当の問題は次にあるのかもしれません」

    リーズ「勿体ぶるな、シオン。言ってくれ」

    はい、これも教会からの情報なんですが。とシエルは前置きすると

    シエル「実は今回のタタリ。これも元来とは変わり姿を持って現れたそうなんです」

    などと、とんでもない事実をさらりと彼女は言ってのけた。

    リーズ「な!?そんなバカな!?だってワラキアは――!?」

    シエル「えぇ、普段通りの彼ならば、姿を持たない現象として現れるはずなんです。それが何を思ってか今回は姿を現した……怪しいですね」

    763 = 712 :

    朝まで持たせてくれ

    764 = 665 :


    上条「姿で現れると、何かまずいのか?それって現象じゃなくて人として現れたってことなんだろ?だったら――」

    シエル「いえ、むしろ我々としては現象として現れ、それを撃退するほうが楽だったんです。ですがその望みを断ち切られてしまった」

    上条「?」

    シオン「姿を持ったことによるタタリ――いやワラキアの、物理的な無差別攻撃」

    上条、美琴、佐天「!?」


    シオン「そういう事ですね、代行者。今や彼には余裕や焦りが生まれているはずです。だから今回はどういう手段で攻撃してくるかも、正直憶測がつかない―――」

    シエル「……流石ですね、錬金術師」

    765 = 669 :

    佐天

    766 = 665 :


    シエル「その通りです。今や私達はおろか、教会ですらワラキアの暴走は予測のつかないものとなってしまいました」

    リーズ「では、どうするんだ?まだ我々は奴の居場所すら掴めていないのだぞ?全く、こんな慌ただしい騒音も中々あったものじゃない」


    シエル「場所については、残り2日で必ず探しだしてみせます。なので当面の問題は―――」


    対ワラキアの対抗策。
    どう襲撃してくるかすらわからない中で、シエル達は対抗を練らなければならなかった。

    全員の表情に、不安が浮かぶ

    768 = 665 :


    シエル「ですが、見つけてしまいさえすればこちらにも勝機があがります」

    美琴「どういう事よ、それ」

    簡単です、とシエルは上条と佐天を指差した。

    シエル「こちらにとって最大のメリットは、やはり現象ではなく人物として現れてくれたことなんです。
    ですので、当然そこを付け入ります。
    ――――そこにいる、幻想殺しと直死の魔眼を用いて」

    上条「――――!」

    佐天「え、ちょっちょっと!」アタフタ

    769 = 493 :

    死焔

    770 :

    紫煙

    771 = 665 :


    シエル「なんですか、佐天さん。何か問題でも?」

    佐天はシエルの冷ややかな表情を見てうっ!とたじろぐ。
    なにせさっきもう迷わないと彼女に誓ったばかりなのだ。
    それだけに今のシエルの表情は、佐天の心に重く響いた。

    佐天「なんでも―――ないです」

    シエル「そうですか、なら続けちゃいますね」ニコッ

    今ここに、上下関係が確立されたのを全員は感じた。

    上条「シエルさん、この前の俺の話聞いてくれたんだな。ありがとう」

    シエル「私としても不満なんですけどね、協力者とはいえ一般人を危険な目に晒すのは。ですが今回は相手が相手です、やむを得ないでしょう」

    ため息をつきながらシエルは言う。

    リーズ「だがしかし、彼はいいにしても涙子はどうする?彼女、戦闘に関しては素人みたいなんだが」

    佐天「そっそうですよ!まともに近付けるかどうか――」

    772 :

    痴得るとシオンが紛らわしい

    773 = 691 :

    さるよけ支援

    775 = 665 :


    シオン「それでしたら」

    ここでシオンが口を挟む。

    シオン「私のエーテライトを使いましょう。これならば多少はましになるかと」

    ミクロン単位の視認できないレベルのワイヤーのような物を、彼女は取り出す。

    佐天「え、エーテライトって…?」

    恐る恐る佐天は聞いてみる。

    シオン「目に視認できないレベルのフィラメントですよ。これを使って相手の思考を読み取ったり、そこにある情報を引き出すことが可能になります」

    美琴「なによそれ無茶苦茶ね…」

    シオン「はい、なんとでも。それとこれを使えば刺している相手の潜在能力、そのリミッターを外す事ができます。なので涙子がタタリに立ち向かう際、この能力を発動させましょう」

    佐天「な、なんだか凄いですね…。はぁ、わかりました。それで行きましょう……」

    結局自分がタタリと戦う際の決定打になることを、佐天はしぶしぶ納得するしかなかった。

    776 = 665 :


    シエル「では話もまとまったところで」

    シエルが注目を再び集めさせる。
    何人かはいい性格してるよコイツと思ったり思わなかったり。

    シエル「対ワラキアの切り札は、上条君と佐天さんでいくことにします。反対はないですね?」

    上条「あぁ、俺からはない」

    佐天「私も……大丈夫です……」ガックシ

    シエル「なら決まりですね♪」

    とシエルは笑顔で言う。
    この人だけは敵に回しちゃ駄目だな。と全員が悟ったのは言うまでもなかったのだった―――


    777 = 665 :

    すいませんここで少しスマホ充電させてください。休憩です

    778 = 691 :

    ほす

    779 :

    充電しながら

    780 :

    今丁度月姫やってる俺には隙はなかった

    781 :

    タタリってガチで退治するにはアルクェイドの協力が不可欠なんだよな
    もしくは1000年待つか

    782 :

    うむ
    確かにこの書き手の自分語りは糞でマジで気持ち悪いが
    SSの内容は面白い
    だからはやくしろ

    783 :

    スミレあたりに協力してもらってもいけるかもね

    785 :

    式さんなら殺してくれそうだが

    786 :


    ―――――――

    シエル「という訳で、チーム分けをしましょう」

    リーズ「コラ」

    シエル「はい?」

    リーズ「何がという訳でだ。ちゃんとわかるように説明しろ。意味がわからない」

    シエル「えっ。皆さんわかりませんでしたか?自然な流れだと思ったんですけど」

    上条「わかんないです」

    美琴「わからないわね」

    佐天「すいません。わかりません」

    シオン「インド人とは会話のリズムが違うので」

    シエル「くっ!集中攻撃!?というか私はフランス出身だって何度言えばわかるんですか!!」

    787 :

    尽力を尽くすに違和感を感じるわぁ

    788 = 786 :


    というやりとりがあり、全員から謝罪(と非難)の声を浴びたシエルは、不満の声をあげながらも場を仕切り直した。

    シエル「と言っても、より正確には二手に別れる。と言った方が正しいんですけどね」

    シオン「どういう事ですか?」

    シエル「はい。恐らくワラキアは何処かを寝床にしてそこで陣を張っているでしょう。そこにどんな罠があるかわからない以上、全員で行くのはリスクが高すぎるんですよ。
    理解できますかエジプト人」

    シオン「やけに根に持ちますね、代行者」

    シエル「…ふん。別に。まあとにかくさっきの発言はそういう、意図を含んでああ言ったんです。改めて言いますよ、チーム分けをしましょう」

    789 = 779 :

    メシアン学園都市支店

    791 = 786 :


    そしてその後色々と話し合い、こんな感じになった。

    第1チーム
    上条
    美琴
    シエル

    第2チーム
    シオン
    リーズバイフェ
    佐天


    上条「今まで行動してたチームと何も変わらないじゃねえか」

    シエル「ですが、色々考慮した結果これが最善の分け方になったんです。運命ですね、これは」

    美琴「それで、チーム分けしてどうするのよ」

    シエル「はい、まず夜になれば恐らく街中に幻影が街中に現れるようになるでしょう。上条君と御坂さんは一度見てますね」

    視線を二人に送るシエル。
    彼らは3日ほど前、タタリによって模された幻影。超能力者第二位垣根帝督と一度遭遇したことがあるのだ。

    こくりと頷く上条と御坂

    793 = 786 :


    シエル「あれが街中に現れるのです。当然私達も遭遇し、襲われることになるでしょう」

    シエル「ですので、片方のチームはもう片方のチームをタタリの幻影から守り、もう片方はそのまま敵の居場所まで行ってもらいます」

    それならば、片方のチームは無傷でワラキアのもとへ辿り着けるというのがシエルの考えだった。

    シオン「なるほど、考えましたね代行者。それならば仮に片方のチームが全滅しても、まだ戦える者を残せる」

    はい、と肯定するシエル。

    リーズ「で、どっちをどっちのチームにするつもりだシエル。君の事だ、あらかじめ考えてあるのだろう」

    シエル「中々察しがいいですね、リーズバイフェ。先にワラキアのところまで行くチームは、私達の所がいいと考えています」

    795 :

    ねるほ

    796 = 786 :


    佐天「え…」

    リーズ「そうか。何となく察しはついているが、理由を聞いてもいいかな?」

    シエル「なに、簡単な話ですよ。
    単に
    『右手で触った異能ならその全てを打ち消す幻想殺し』と


    シエル「『死が見え、切った又は突いた部分を例外なく殺す直死の魔眼』」

    シエル「この二つでは、触るだけでワラキアを消滅させる事が可能な上条君の方が圧倒的に有利なんですよ」

    リーズ「………」

    シエル「それが、私の理由です」

    797 = 786 :


    リーズ「……そうか、わかったよ」

    シエル「ありがとうございます。佐天さんもすみませんでした、劣っていると言わんばかりな事を言って」

    佐天「……いえ、いいんですよ。私には重荷ですし、正直ほっとしました」

    シエル「そうですか、ですが佐天さん。貴女も戦力の中心なのは確かなんです。それだけは忘れないでください」

    佐天「………はい」


    美琴「…………」


    798 = 784 :

    寝る前最後の保守

    799 = 786 :


    そしてそれからも、色々な事や具体的な作戦を全員で話し合った。

    気が付けばすっかり辺りは暗くなり、完全下校時刻をすっかり通りすぎるような時間になっていた。


    シエル「――――とまあ、大体こんな感じですね。長くなっちゃって申し訳ありません」

    上条「いいんですよこんなの、当然です」

    リーズ「まあ私達はここで寝泊まりしているからいいが、君らは寮住まいなんだろう?早く帰った方がいい」

    美琴「そうね…寮監や警備員に見つからずに帰らないと面倒だわ。黒子呼ぼうかしら…」

    という感じにそれぞれ、帰宅ムードになってきた頃、佐天は何やら胸のモヤモヤを感じていた。

    800 = 786 :


    「(何だこれ……。)」

    胸が痛い。
    キリキリする。
    正体不明のその痛みはどんどん大きくなっているような気がした。

    「(私、ひょっとして上条さんに嫉妬してるの?)」

    思い付く原因は、先程のシエルの言葉だった。


    幻想殺しと直死の魔眼では、幻想殺しの方が勝る―――。

    その言葉を聞いて、私の胸が痛んだのを、私はハッキリと記憶している。

    でも

    「(馬鹿か私は。むしろ大きな期待背負わなくてラッキーだったじゃないか)」

    とも、思う。
    だがやはり痛みは引かない。


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