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元スレほむら「幻想殺し…?」
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マミ「ここね……」
まどか「あれ? さやかちゃんとキュゥべえがいない」
マミ「どうやら既に取り込まれてしまったみたいね……」
まどか「そ、そんな!」
マミ「追うわよ、鹿目さん!」
まどか「は、はい!」
ほむら「………」
まどか「あれ? さやかちゃんとキュゥべえがいない」
マミ「どうやら既に取り込まれてしまったみたいね……」
まどか「そ、そんな!」
マミ「追うわよ、鹿目さん!」
まどか「は、はい!」
ほむら「………」
>>300
きょーすけが心配だからだろ
きょーすけが心配だからだろ
鹿目まどかと巴マミは魔女の結界内へと侵入する。
色とりどりのお菓子でそこかしこを装飾された異空間。
しかしそれはとても童話のような心躍るものではなく、もっとどうしようもなくおどろおどろしい雰囲気を醸し出していた。
その主たる原因である異型の使い魔を物陰に隠れてやり過ごし、マミは先攻しているはずのキュゥべえにコンタクトを試みる。
マミ『キュゥべえ、無事?』
QB『マミ! よかった、間にあった!』
まどか『さやかちゃん、大丈夫!?』
さやか『うん、ヘーキヘーキ!』
マミ『グリーフシードの様子はどう?』
QB『まだ生まれるまで時間はありそうだけど、魔力を放出したりして刺激すると危ないかもしれない』
QB『急がなくていいから、なるべく魔力を抑えて静かに来てくれないかな』
マミ『わかったわ』
まどか「よかった…さやかちゃん、無事で……よかったよぉ~……」
マミ「行きましょう鹿目さん。私から手を離さないように」
まどか「は、はい」
ほむら「待ちなさい」
色とりどりのお菓子でそこかしこを装飾された異空間。
しかしそれはとても童話のような心躍るものではなく、もっとどうしようもなくおどろおどろしい雰囲気を醸し出していた。
その主たる原因である異型の使い魔を物陰に隠れてやり過ごし、マミは先攻しているはずのキュゥべえにコンタクトを試みる。
マミ『キュゥべえ、無事?』
QB『マミ! よかった、間にあった!』
まどか『さやかちゃん、大丈夫!?』
さやか『うん、ヘーキヘーキ!』
マミ『グリーフシードの様子はどう?』
QB『まだ生まれるまで時間はありそうだけど、魔力を放出したりして刺激すると危ないかもしれない』
QB『急がなくていいから、なるべく魔力を抑えて静かに来てくれないかな』
マミ『わかったわ』
まどか「よかった…さやかちゃん、無事で……よかったよぉ~……」
マミ「行きましょう鹿目さん。私から手を離さないように」
まどか「は、はい」
ほむら「待ちなさい」
マミ「……本当に、しつこい女は嫌われるわよ」
ほむら「今回の魔女は私が狩るわ。……あなたは手を引いて」
マミ「それは聞けない相談ね。先に行ってるキュゥべえと美樹さんも助けてあげなくちゃいけないし」
ほむら「その二人の安全は保証するわ」
マミ「……信じられると思って?」
マミは小ばかにしたようにロールして纏めた髪を後ろに払って―――即座に魔力を発動させた。
四方から突如伸びたリボンが瞬く間にほむらの体を拘束する。
ほむら「あう…!」
マミ「あなたはそこでじっとしていなさい」
ほむら「馬鹿……こんなことしてる場合じゃ……」
マミ「じっとしてれば帰りには解放してあげるわ。行きましょう、鹿目さん」
まどか「は、はい……」
ほむら「くっ……!」
ほむら「今回の魔女は私が狩るわ。……あなたは手を引いて」
マミ「それは聞けない相談ね。先に行ってるキュゥべえと美樹さんも助けてあげなくちゃいけないし」
ほむら「その二人の安全は保証するわ」
マミ「……信じられると思って?」
マミは小ばかにしたようにロールして纏めた髪を後ろに払って―――即座に魔力を発動させた。
四方から突如伸びたリボンが瞬く間にほむらの体を拘束する。
ほむら「あう…!」
マミ「あなたはそこでじっとしていなさい」
ほむら「馬鹿……こんなことしてる場合じゃ……」
マミ「じっとしてれば帰りには解放してあげるわ。行きましょう、鹿目さん」
まどか「は、はい……」
ほむら「くっ……!」
まどか「あの、マミさん…」
マミ「なに?」
まどか「私、昨日の夜からずっと、考えていたんですけど」
マミ「ん?」
まどか「私、やっぱり……魔法少女に、なりたいです。それで、マミさんと一緒に戦いたい」
マミ「……本気なの? 叶えたい願いが、定まったの?」
まどか「はい。私は、どんくさくて、おっちょこちょいで、何のとりえも無くて……だから、魔法少女のになって皆のために戦うマミさんに、すごく憧れて」
まどか「私もあんな風になれたらって、誰かのために戦える人間になれたらって……」
まどか「……私は、魔法少女になりたい。それが、私の願い」
マミ「……ホント?」
まどか「え?」
マミ「ホントに、私と一緒に居てくれるの?」
マミ「なに?」
まどか「私、昨日の夜からずっと、考えていたんですけど」
マミ「ん?」
まどか「私、やっぱり……魔法少女に、なりたいです。それで、マミさんと一緒に戦いたい」
マミ「……本気なの? 叶えたい願いが、定まったの?」
まどか「はい。私は、どんくさくて、おっちょこちょいで、何のとりえも無くて……だから、魔法少女のになって皆のために戦うマミさんに、すごく憧れて」
まどか「私もあんな風になれたらって、誰かのために戦える人間になれたらって……」
まどか「……私は、魔法少女になりたい。それが、私の願い」
マミ「……ホント?」
まどか「え?」
マミ「ホントに、私と一緒に居てくれるの?」
ほむほむが時間戻しまくったら上条はどうなるの?
一人だけ戻らずに勝手に寿命で死ぬの?
割とどうでもいいんだけど
一人だけ戻らずに勝手に寿命で死ぬの?
割とどうでもいいんだけど
>>308
時間遡行するのはほむほむだから問題ない
時間遡行するのはほむほむだから問題ない
そう言った巴マミの姿は、いつもの凛とした先輩では無くて。
どこかその様子は、その怯えた姿は、はぐれた親を探す迷子のようにも見えた。
だから―――まどかははっきりと頷いた。
マミ「大変だよ? 普通の学校生活なんて送れなくなっちゃうよ? 恋なんかも……出来なくなっちゃうよ?」
まどか「それでも私は―――マミさんと一緒に、頑張っていきたいです」
マミ「鹿目さん…!」
まどか「わ、わ! マミさん?」
ふわりと、しかし力強くマミはまどかの体を抱きしめる。
まどかははにかんだまま、しばらくマミのさせるがままに任せていた。
マミ「……でも、願い事はちゃんと決めたほうがいいわ。折角の機会なんですもの」
まどか「あはは…やっぱりそうですか?」
マミ「それじゃ、こうしましょう? もし今回の魔女退治が終わるまでに願いが決まらなかったら、キュゥべえに大きなケーキを出してもらうの」
まどか「ケ、ケーキ!? 私、ケーキで魔法少女になっちゃうんですか!?」
マミ「うふふ、それがイヤならちゃんと願いを決めなさい」
手を取り、歩みだした二人の前に―――魔女の使い魔の群れが現れる。
どこかその様子は、その怯えた姿は、はぐれた親を探す迷子のようにも見えた。
だから―――まどかははっきりと頷いた。
マミ「大変だよ? 普通の学校生活なんて送れなくなっちゃうよ? 恋なんかも……出来なくなっちゃうよ?」
まどか「それでも私は―――マミさんと一緒に、頑張っていきたいです」
マミ「鹿目さん…!」
まどか「わ、わ! マミさん?」
ふわりと、しかし力強くマミはまどかの体を抱きしめる。
まどかははにかんだまま、しばらくマミのさせるがままに任せていた。
マミ「……でも、願い事はちゃんと決めたほうがいいわ。折角の機会なんですもの」
まどか「あはは…やっぱりそうですか?」
マミ「それじゃ、こうしましょう? もし今回の魔女退治が終わるまでに願いが決まらなかったら、キュゥべえに大きなケーキを出してもらうの」
まどか「ケ、ケーキ!? 私、ケーキで魔法少女になっちゃうんですか!?」
マミ「うふふ、それがイヤならちゃんと願いを決めなさい」
手を取り、歩みだした二人の前に―――魔女の使い魔の群れが現れる。
じゃあ上条が右手でほむらに触るシーンがあったらやばい訳ですね
まどか「マ、マミさん…」
マミ「大丈夫よ。鹿目さんはそこでじっとしてて」
マミの体が輝きを放ち、魔法少女のソレへと変貌する。
そして生まれる無数のマスケット銃。
放ち、投げ、殴りつけ、マミは使い魔の群れを蹴散らしていく。
まどか「マミさん…すごい……!」
マミ(体が軽い……一人じゃないのが、こんなに嬉しいことなんて……)
マミ(もう、何にも怖くない……!)
マミ「大丈夫よ。鹿目さんはそこでじっとしてて」
マミの体が輝きを放ち、魔法少女のソレへと変貌する。
そして生まれる無数のマスケット銃。
放ち、投げ、殴りつけ、マミは使い魔の群れを蹴散らしていく。
まどか「マミさん…すごい……!」
マミ(体が軽い……一人じゃないのが、こんなに嬉しいことなんて……)
マミ(もう、何にも怖くない……!)
>>314
上条さんのラッキースケベはもういいよ!
上条さんのラッキースケベはもういいよ!
QB『マミ!!』
マミ『どうしたのキュゥべえ?』
QB『大変だ! 魔女がもうすぐ生まれちゃうよ!!』
まどか『そ、そんな!!』
マミ「鹿目さん、走れる? ちょっと急ぐわよ!」
まどか「は、はい!」
マミ『どうしたのキュゥべえ?』
QB『大変だ! 魔女がもうすぐ生まれちゃうよ!!』
まどか『そ、そんな!!』
マミ「鹿目さん、走れる? ちょっと急ぐわよ!」
まどか「は、はい!」
>>314
ほむスピナーに隠してある火器がざらっとあふれでそう
ほむスピナーに隠してある火器がざらっとあふれでそう
遡行してもほむらがその時空間から離脱するだけで
今しがたまで居たその世界はほむらが抜けたパラレルになるわな
別に上条さんには影響は出ないし幻想殺しでどうにかなるものでもないからその時間軸はそのまま進む
今しがたまで居たその世界はほむらが抜けたパラレルになるわな
別に上条さんには影響は出ないし幻想殺しでどうにかなるものでもないからその時間軸はそのまま進む
ほむら「くっ…!」
ほむらはマミの拘束を逃れようと身をよじる。
だが、魔力によって強化されたリボンはその程度のことではびくともしてくれない。
ほむら(早く、早くしないと……巴マミが……!)
焦りはしかし、何の解決ももたらさない。
歯噛みするほむらの耳に―――カツンと足音が響いた。
ほむら「え?」
振り返ったその先に居たのは、黒いツンツン頭の少年。
異なる時間軸を延々と繰り返してきたほむらにとってあり得ないイレギュラー。
上条当麻がそこにいた。
ほむら「あなた…どうして…?」
上条「検査が終わって、待合室に戻ったらさやかと鹿目がいなくなってて……最初は帰ったんだと思ったんだけど、外であいつらの鞄を見つけた」
上条「それで、この世界への入り口があって……また魔女が出たのか?」
ほむら「……ええ、そうよ」
ほむらはマミの拘束を逃れようと身をよじる。
だが、魔力によって強化されたリボンはその程度のことではびくともしてくれない。
ほむら(早く、早くしないと……巴マミが……!)
焦りはしかし、何の解決ももたらさない。
歯噛みするほむらの耳に―――カツンと足音が響いた。
ほむら「え?」
振り返ったその先に居たのは、黒いツンツン頭の少年。
異なる時間軸を延々と繰り返してきたほむらにとってあり得ないイレギュラー。
上条当麻がそこにいた。
ほむら「あなた…どうして…?」
上条「検査が終わって、待合室に戻ったらさやかと鹿目がいなくなってて……最初は帰ったんだと思ったんだけど、外であいつらの鞄を見つけた」
上条「それで、この世界への入り口があって……また魔女が出たのか?」
ほむら「……ええ、そうよ」
上条「それも、魔女に?」
ほむら「いいえ。これは……巴マミの仕業よ」
上条「……そうか」
上条はその右手でほむらの体を拘束するリボンを掴む。
キュゥン、と甲高い音が響き、リボンは千切れて消えた。
ほむら「……相変わらず、出鱈目な力ね」
上条「俺にも何でこんな『幻想殺し』なんて力があるのかわかんないんだけどな」
ほむら「幻想殺し(イマジンブレイカー)…?」
上条「まあ、そのおかげでお前を今助けることもできたし、感謝はしてるんだけどよ」
ほむら「……そう」
上条「なあ、ひとつ聞かせてくれないか? マミさんのことなんだけど」
ほむら「いいえ。これは……巴マミの仕業よ」
上条「……そうか」
上条はその右手でほむらの体を拘束するリボンを掴む。
キュゥン、と甲高い音が響き、リボンは千切れて消えた。
ほむら「……相変わらず、出鱈目な力ね」
上条「俺にも何でこんな『幻想殺し』なんて力があるのかわかんないんだけどな」
ほむら「幻想殺し(イマジンブレイカー)…?」
上条「まあ、そのおかげでお前を今助けることもできたし、感謝はしてるんだけどよ」
ほむら「……そう」
上条「なあ、ひとつ聞かせてくれないか? マミさんのことなんだけど」
上条「ぐへへ、動けないとは好都合。強気なアンタが羞恥に震える姿を見てみたいと思っていたんだ。まずはおぱんつを拝見させてもらおう」
ほむら「なにかしら?」
上条「マミさんさ……あれ、鹿目とさやかを魔法少女に誘導してるよな」
ほむら「……」
上条「危険だから、やめておいた方がいいなんて言ってるけど……どちらかといえば、わざと二人が魔法少女に憧れるように振舞ってるような節がある」
ほむら「……ええ、そうよ。その通りだわ」
上条「やっぱり、そうだよな……うん、やっぱりそうだったんだ……」
ほむらの言葉を聞いて、上条は確信した。
巴マミは――――戦っていてはいけない人間だ。
思い出す。彼女が魔法少女になる切欠になった願い。
それはただただ単純に―――『生きたい』と、それだけのことでしかなかった。
生きたいと願ったはずの人間が、その願いを叶えて、生き死にの戦いを繰り返している。
それはなんという矛盾だろうか。
その矛盾を抱えて―――巴マミは磨耗している。
だから仲間を求めた。
一人はいやだと泣き叫んだ。
終わらせてやらなきゃならない。
そのための力は、この右手に宿っているのだから。
上条「マミさんさ……あれ、鹿目とさやかを魔法少女に誘導してるよな」
ほむら「……」
上条「危険だから、やめておいた方がいいなんて言ってるけど……どちらかといえば、わざと二人が魔法少女に憧れるように振舞ってるような節がある」
ほむら「……ええ、そうよ。その通りだわ」
上条「やっぱり、そうだよな……うん、やっぱりそうだったんだ……」
ほむらの言葉を聞いて、上条は確信した。
巴マミは――――戦っていてはいけない人間だ。
思い出す。彼女が魔法少女になる切欠になった願い。
それはただただ単純に―――『生きたい』と、それだけのことでしかなかった。
生きたいと願ったはずの人間が、その願いを叶えて、生き死にの戦いを繰り返している。
それはなんという矛盾だろうか。
その矛盾を抱えて―――巴マミは磨耗している。
だから仲間を求めた。
一人はいやだと泣き叫んだ。
終わらせてやらなきゃならない。
そのための力は、この右手に宿っているのだから。
マミさんのソウルジェムごと命が幻想殺しされちゃうううう
らめえええ
らめえええ
マミとまどかは結界の最深部、魔女の前へとたどり着いていた。
まどか「さやかちゃん!」
さやか「まどか!!」
まどかとさやかはお互いの無事を喜び合う。
そんな二人を飛び越えて、巴マミが魔女の前に躍り出た。
お菓子の世界に相応しく、小さなぬいぐるみのような出で立ちをした魔女。
マミはその魔女が座る高い椅子の足をマスケット銃で殴りつけ―――落ちてきた魔女を続けざまに殴り飛ばした。
マミ「悪いけど……今日ばっかりは速攻で終わらせてもらうわよ!!」
吹き飛んだ魔女に狙いを定め、マスケット銃の引き金を絞る。
一発、二発。
次々に放たれる弾丸が、ファンシーな魔女の体を穿っていく。
地を蹴り、加速。魔女との距離を一気に詰める。
そして今度は真上から銃を振り下ろし、宙を舞っていた魔女の体を地面に叩き付けた。
まどか「さやかちゃん!」
さやか「まどか!!」
まどかとさやかはお互いの無事を喜び合う。
そんな二人を飛び越えて、巴マミが魔女の前に躍り出た。
お菓子の世界に相応しく、小さなぬいぐるみのような出で立ちをした魔女。
マミはその魔女が座る高い椅子の足をマスケット銃で殴りつけ―――落ちてきた魔女を続けざまに殴り飛ばした。
マミ「悪いけど……今日ばっかりは速攻で終わらせてもらうわよ!!」
吹き飛んだ魔女に狙いを定め、マスケット銃の引き金を絞る。
一発、二発。
次々に放たれる弾丸が、ファンシーな魔女の体を穿っていく。
地を蹴り、加速。魔女との距離を一気に詰める。
そして今度は真上から銃を振り下ろし、宙を舞っていた魔女の体を地面に叩き付けた。
地に伏せた魔女の頭に照準をつけ、ほぼ零距離で躊躇無く引き金を絞る。
ビクン、と魔女の体が跳ねた。
マミは手を緩めず、さらに生み出したリボンで魔女の体を宙に固定する。
そしてマミの目の前に現れたのは、これまでの銃とは明らかに異なるフォルムの物体。
銃というよりそれはもはや戦艦の大砲といった有様だった。
その巨大な銃口に、マミの魔力が集束していく。
そこから放たれる極大の光。それこそがマミが奥義としている必殺技。
その名も―――
マミ「ティロ・フィナーレ!!!!」
放たれた一撃は魔女の体に大きな空洞を穿った。
マミは勝利を確信し、その顔に笑みを浮かべる。
まどか「やったー! マミさん、すごーい!!」
喜びの声を上げるまどかに、手を振って応える。
直後。
魔女の口から、もうひとつの顔が姿を現した。
ビクン、と魔女の体が跳ねた。
マミは手を緩めず、さらに生み出したリボンで魔女の体を宙に固定する。
そしてマミの目の前に現れたのは、これまでの銃とは明らかに異なるフォルムの物体。
銃というよりそれはもはや戦艦の大砲といった有様だった。
その巨大な銃口に、マミの魔力が集束していく。
そこから放たれる極大の光。それこそがマミが奥義としている必殺技。
その名も―――
マミ「ティロ・フィナーレ!!!!」
放たれた一撃は魔女の体に大きな空洞を穿った。
マミは勝利を確信し、その顔に笑みを浮かべる。
まどか「やったー! マミさん、すごーい!!」
喜びの声を上げるまどかに、手を振って応える。
直後。
魔女の口から、もうひとつの顔が姿を現した。
その後に起きたことは、巴マミにはどうしようも出来ないことだった。
勝利を確信し、少女は完全に油断していたから。
だから、目の前に迫ってきた怪物が、あんぐりと牙を覗かせた時も、棒立ちのままだったし―――
上条「おおおおおおおおおお!!!!!!」
突然現れた彼に突き飛ばされたときにも何の抵抗も出来ず地面に転がるだけだったし。
その彼の右手が、魔女に食い千切られている間も、やっぱり見ていることしか出来なかった。
勝利を確信し、少女は完全に油断していたから。
だから、目の前に迫ってきた怪物が、あんぐりと牙を覗かせた時も、棒立ちのままだったし―――
上条「おおおおおおおおおお!!!!!!」
突然現れた彼に突き飛ばされたときにも何の抵抗も出来ず地面に転がるだけだったし。
その彼の右手が、魔女に食い千切られている間も、やっぱり見ていることしか出来なかった。
冥土返し居ないのにどうする気だよ・・・
ああ、そのためにさやカスがいるのか
ああ、そのためにさやカスがいるのか
上条「うがあああああああああああああああああ!!!!!!」
絶叫。痛みに耐えかねて、上条の口から叫びが漏れる。
上条の右手を食い千切った魔女は、もぐもぐとしっかり彼の右腕を咀嚼し―――その存在を打ち消された。
後にはただ、右腕を失い倒れ付す上条と、呆然と彼を見つめる巴マミ。
言葉を失ったまどかとさやかの二人が残される。
どくどくと、上条の右肩から血だまりが広がっていく。
さやか「いや…当麻……!」
いやいやと首を振るさやかを飛び越えて、上条の体に歩み寄ったのは暁美ほむらだ。
ほむらは上条の肩口に手をかざし、魔力による出来うるだけの処置を施していく。
ほむら(く…ギリギリまで時間停止を維持していたけど、間に合わなかったのね……なんてこと…!)
歯噛みするほむらと、呆然と座り込む巴マミ。
さやか「いやああああああああああああ当麻ああああああああああああ!!!!!!」
結界が消え去る瞬間、最後に響いたのはさやかの絶叫だった。
絶叫。痛みに耐えかねて、上条の口から叫びが漏れる。
上条の右手を食い千切った魔女は、もぐもぐとしっかり彼の右腕を咀嚼し―――その存在を打ち消された。
後にはただ、右腕を失い倒れ付す上条と、呆然と彼を見つめる巴マミ。
言葉を失ったまどかとさやかの二人が残される。
どくどくと、上条の右肩から血だまりが広がっていく。
さやか「いや…当麻……!」
いやいやと首を振るさやかを飛び越えて、上条の体に歩み寄ったのは暁美ほむらだ。
ほむらは上条の肩口に手をかざし、魔力による出来うるだけの処置を施していく。
ほむら(く…ギリギリまで時間停止を維持していたけど、間に合わなかったのね……なんてこと…!)
歯噛みするほむらと、呆然と座り込む巴マミ。
さやか「いやああああああああああああ当麻ああああああああああああ!!!!!!」
結界が消え去る瞬間、最後に響いたのはさやかの絶叫だった。
>>339
クリームさんを退けれる唯一の条件は世界全てから不幸をなくすことなわけで倒すのは…
クリームさんを退けれる唯一の条件は世界全てから不幸をなくすことなわけで倒すのは…
上条当麻はそのまま病院に入院した。
右腕を失ったショックと、大量失血。
翌日になっても、上条当麻はまだ目を覚まさない。
まどか「……」
さやか「……」
マミ「……」
彼を見舞う三人の面持ちは沈痛だ。
一命を取り留めたとはいえ、まだ彼の状況は決して予断を許さない。
ほむら「巴マミ……少しいいかしら」
病室を新たに訪れたのは、暁美ほむらだった。
右腕を失ったショックと、大量失血。
翌日になっても、上条当麻はまだ目を覚まさない。
まどか「……」
さやか「……」
マミ「……」
彼を見舞う三人の面持ちは沈痛だ。
一命を取り留めたとはいえ、まだ彼の状況は決して予断を許さない。
ほむら「巴マミ……少しいいかしら」
病室を新たに訪れたのは、暁美ほむらだった。
病院の屋上で、二人は対峙する。
マミ「……何の用かしら?」
ほむら「単刀直入に言うわ。あなた、もう魔法少女はやめなさい」
マミ「なにを…!?」
ほむら「あれだけの無様を晒しておいて、まだやれるなんて大言壮語を吐くつもりかしら?」
マミ「く……!」
ほむら「この街に現れる魔女は全て私が狩る。あなたはもう戦わなくていい。魔力を使わなければ、ソウルジェムに穢れが溜まることもない」
マミ「でも…それは……」
ほむら「それは……彼の願いでもあるのよ」
マミ「え?」
ほむら「彼はあなたが決して望んで戦っているわけではないことを知っていた。あなたが決定的に戦いに向かない性質であることにも気付いていた」
ほむら「彼はそんなあなたを救おうとしていた。だから彼は、あの時あそこにいた」
ほむら「右腕を失ってまで願った彼の望み……叶えてやってはくれないかしら」
マミ「う、うぅ……!」
マミ「……何の用かしら?」
ほむら「単刀直入に言うわ。あなた、もう魔法少女はやめなさい」
マミ「なにを…!?」
ほむら「あれだけの無様を晒しておいて、まだやれるなんて大言壮語を吐くつもりかしら?」
マミ「く……!」
ほむら「この街に現れる魔女は全て私が狩る。あなたはもう戦わなくていい。魔力を使わなければ、ソウルジェムに穢れが溜まることもない」
マミ「でも…それは……」
ほむら「それは……彼の願いでもあるのよ」
マミ「え?」
ほむら「彼はあなたが決して望んで戦っているわけではないことを知っていた。あなたが決定的に戦いに向かない性質であることにも気付いていた」
ほむら「彼はそんなあなたを救おうとしていた。だから彼は、あの時あそこにいた」
ほむら「右腕を失ってまで願った彼の望み……叶えてやってはくれないかしら」
マミ「う、うぅ……!」
魔力を使わなければって、魔法少女は体動かすだけでも魔力使うじゃん……
さやか「当麻……」
まどか「さやかちゃん、今日はもう帰ろ?」
さやか「うん…」
QB(……随分落ち込んでいる彼女達には悪いけど、僕にとっては都合のいい展開になったかな)
QB(お菓子の魔女シャルロッテとの戦いで確信したよ。彼の能力は、僕らの目的のためには邪魔すぎる)
QB(念の為に『彼女』に連絡をとってはいたけど……この分じゃ必要なかったかな)
まどか「さやかちゃん、今日はもう帰ろ?」
さやか「うん…」
QB(……随分落ち込んでいる彼女達には悪いけど、僕にとっては都合のいい展開になったかな)
QB(お菓子の魔女シャルロッテとの戦いで確信したよ。彼の能力は、僕らの目的のためには邪魔すぎる)
QB(念の為に『彼女』に連絡をとってはいたけど……この分じゃ必要なかったかな)
昨日書店に行ったとき、ラノベコーナーに名前だけは聞いたことのある作品が並べられていた
少し興味があったので、適当に手に取り開いてみる
『轟!』
『ドガアァァァァァァァァァン!!』
俺は静かに本を戻し、その場を去った
少し興味があったので、適当に手に取り開いてみる
『轟!』
『ドガアァァァァァァァァァン!!』
俺は静かに本を戻し、その場を去った
翌日―――学校にて
さやか『ねぇキュゥべえ。ちょっといいかな?』
QB『なんだい? さやか』
さやか『ちょこっと聞きたいことがあるんだけど二人きりになれないかな? まどかとかにもあんまり聞かれたくないからさ』
QB『いいよ。昼休みにでも屋上に行こう』
昼休み――――
QB「それで、どうしたんだい?」
さやか「魔法少女になるための願い―――の、話なんだけど」
さやか『ねぇキュゥべえ。ちょっといいかな?』
QB『なんだい? さやか』
さやか『ちょこっと聞きたいことがあるんだけど二人きりになれないかな? まどかとかにもあんまり聞かれたくないからさ』
QB『いいよ。昼休みにでも屋上に行こう』
昼休み――――
QB「それで、どうしたんだい?」
さやか「魔法少女になるための願い―――の、話なんだけど」
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