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元スレほむら「幻想殺し…?」
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>>550
日本語でおk
日本語でおk
>>550
さっさと寝ろ
さっさと寝ろ
さやか「はあ……はあ……」
いつの間にか辺りは暗くなり、さやかは公園の池の前で立ち尽くしていた。
さやか「何やってんだろ、私……」
自分が昼夜を問わず魔女と戦い続けたのは何のためだ?
痛みに耐えて、死の恐怖を堪えて剣を振り続けたのは何のためだ?
それは守りたい人がいたからだ。
戦いから遠ざけたい人がいたからだ。
でも、その人は、戦って欲しくなかったその人は。
既にもう戦っていた。自分ではない誰かと寄り添って。
さやか「……あはは、意味ねー」
さやか「なんなんだろ、私。意味ないじゃん。いらないじゃん、私」
ぽろぽろと、こぼれる涙を抑えることが出来ない。
さやか「うう、ふ、うぐ…!!」
手の中には、青く輝くソウルジェム。さやかの祈った願いの具現。
手にしたときには宝石のように思えたそれも、今はもう色を失ったガラクタにしか見えない。
そしてさやかはその手にあったソウルジェムを池の中に思い切り放り投げ―――――
そのまま、意識を手放した。
いつの間にか辺りは暗くなり、さやかは公園の池の前で立ち尽くしていた。
さやか「何やってんだろ、私……」
自分が昼夜を問わず魔女と戦い続けたのは何のためだ?
痛みに耐えて、死の恐怖を堪えて剣を振り続けたのは何のためだ?
それは守りたい人がいたからだ。
戦いから遠ざけたい人がいたからだ。
でも、その人は、戦って欲しくなかったその人は。
既にもう戦っていた。自分ではない誰かと寄り添って。
さやか「……あはは、意味ねー」
さやか「なんなんだろ、私。意味ないじゃん。いらないじゃん、私」
ぽろぽろと、こぼれる涙を抑えることが出来ない。
さやか「うう、ふ、うぐ…!!」
手の中には、青く輝くソウルジェム。さやかの祈った願いの具現。
手にしたときには宝石のように思えたそれも、今はもう色を失ったガラクタにしか見えない。
そしてさやかはその手にあったソウルジェムを池の中に思い切り放り投げ―――――
そのまま、意識を手放した。
目を開ければ、水に濡れたキュゥべえが自分の顔を覗きこんでいた。
QB「全く、何て真似をするんださやか。まさか自分自身を放り投げるなんて、どうかしてるよ」
さやか「……え?」
QB「僕が池の底からソウルジェムを拾い上げてこなければ、君死んじゃってたじゃないか。今度からは気をつけておくれよ」
さやか「待って…キュゥべえ……何を、何を言っているの…?」
QB「何って、当然だろ?」
QB「君達魔法少女の本体はこのソウルジェムなんだ。自分自身を大切に扱わなきゃいけないなんて、当然のことだと思うけど?」
QB「全く、何て真似をするんださやか。まさか自分自身を放り投げるなんて、どうかしてるよ」
さやか「……え?」
QB「僕が池の底からソウルジェムを拾い上げてこなければ、君死んじゃってたじゃないか。今度からは気をつけておくれよ」
さやか「待って…キュゥべえ……何を、何を言っているの…?」
QB「何って、当然だろ?」
QB「君達魔法少女の本体はこのソウルジェムなんだ。自分自身を大切に扱わなきゃいけないなんて、当然のことだと思うけど?」
やめてぇぇぇ!
さやかちゃんを追い詰めないでぇぇぇ!!
魔女っちゃううぅぅぅ!!
さやかちゃんを追い詰めないでぇぇぇ!!
魔女っちゃううぅぅぅ!!
>>549
風斬みたいな扱いになるかもしれなくね?
風斬みたいな扱いになるかもしれなくね?
夜の公園で、さやかは呆けたまま座り込んでいた。
頭の中ではさっきのキュゥべえの説明がぐるぐると回っている。
QB『生身の人間の体で魔女と対等にやりあえるわけないだろう? だから、魔法少女はまず命の本体をこのソウルジェムに移し変えるんだ』
QB『そうして、いわば操り人形となった肉体で魔女とやりあう。人形みたいなものだから、修繕も簡単にきく』
QB『どうだい? 実に合理的なやり方だと思わないか?」
さやか「それって…それってつまり……」
私はもう人間じゃないってこと?
私はもう化物になっちゃったってこと?
もう――――人間には戻れないってこと?
さやか「あは、あはは…」
何だそうだったのか。
なのに、ちょっとしたことで一喜一憂しちゃって、馬鹿みたい。
初めから終わっていたんじゃないか、私は。
さやか「うあああああああああああああああああああああ!!!!!!」
まどか「あれは……さやかちゃん!?」
頭の中ではさっきのキュゥべえの説明がぐるぐると回っている。
QB『生身の人間の体で魔女と対等にやりあえるわけないだろう? だから、魔法少女はまず命の本体をこのソウルジェムに移し変えるんだ』
QB『そうして、いわば操り人形となった肉体で魔女とやりあう。人形みたいなものだから、修繕も簡単にきく』
QB『どうだい? 実に合理的なやり方だと思わないか?」
さやか「それって…それってつまり……」
私はもう人間じゃないってこと?
私はもう化物になっちゃったってこと?
もう――――人間には戻れないってこと?
さやか「あは、あはは…」
何だそうだったのか。
なのに、ちょっとしたことで一喜一憂しちゃって、馬鹿みたい。
初めから終わっていたんじゃないか、私は。
さやか「うあああああああああああああああああああああ!!!!!!」
まどか「あれは……さやかちゃん!?」
>>565
じゃあ人権は適用されないんだよな…ゴクリ
じゃあ人権は適用されないんだよな…ゴクリ
さやか「まどか! まどかぁ!!」
まどか「どうしたのさやかちゃん! 落ち着いて! 大丈夫!?」
さやか「化物になっちゃった!! 私、化物になっちゃったよぉ!!!!」
まどか「さ、さやかちゃん……?」
さやか「うああああああああん!!!!」
こうして―――美樹さやかと鹿目まどかは魔法少女の秘密を知った。
この時のまどかにさやかを慰めきることは出来ず、それを期待するのは余りにも酷な話で。
翌日、さやかはいつものように魔女狩りに出かけて――――そのまま帰ってはこなかった。
まどか「どうしたのさやかちゃん! 落ち着いて! 大丈夫!?」
さやか「化物になっちゃった!! 私、化物になっちゃったよぉ!!!!」
まどか「さ、さやかちゃん……?」
さやか「うああああああああん!!!!」
こうして―――美樹さやかと鹿目まどかは魔法少女の秘密を知った。
この時のまどかにさやかを慰めきることは出来ず、それを期待するのは余りにも酷な話で。
翌日、さやかはいつものように魔女狩りに出かけて――――そのまま帰ってはこなかった。
さやかが姿を消して―――まどか、マミ、上条の三人は学校の屋上に集まっていた。
上条とマミはこの日も魔女探索に乗り出すつもりだったが、まどかに呼び出しを受けたのだ。
さやかのことで話がある、と。
そして今―――まどかの説明を受けた上条とマミは言葉を失っていた。
マミ「俄かには受け入れ難いわ……私の体も、もうただの人形になってしまっているだなんて」
ほむら「本当よ」
突然屋上に現れたほむらがまどかの言葉を補強する。
ほむら「疑うなら、今ここにソウルジェムを置いて学校の外に出てみればいいわ。すぐにあなたの体は力を失い、死に至る」
マミ「いえ…信じるわ。でも…」
マミは頭を振って何とか言葉を飲み込もうと努力している。
無理も無い。いきなりお前の本体は宝石だと言われてすんなり飲み込めるほうがどうかしている。
それを心の準備無く、一人で知らされたさやかの衝撃は計り知れ無い。
まどか「それで、皆にさやかちゃんを探してもらいたいの。出来ればほむらちゃんも……駄目、かな?」
ほむら「……いいえ、協力するわ。事は一刻を争う状況かもしれない」
まどか「ありがとう。特に、上条くん……絶対にさやかちゃんを見つけてあげて」
上条「……わかった」
上条とマミはこの日も魔女探索に乗り出すつもりだったが、まどかに呼び出しを受けたのだ。
さやかのことで話がある、と。
そして今―――まどかの説明を受けた上条とマミは言葉を失っていた。
マミ「俄かには受け入れ難いわ……私の体も、もうただの人形になってしまっているだなんて」
ほむら「本当よ」
突然屋上に現れたほむらがまどかの言葉を補強する。
ほむら「疑うなら、今ここにソウルジェムを置いて学校の外に出てみればいいわ。すぐにあなたの体は力を失い、死に至る」
マミ「いえ…信じるわ。でも…」
マミは頭を振って何とか言葉を飲み込もうと努力している。
無理も無い。いきなりお前の本体は宝石だと言われてすんなり飲み込めるほうがどうかしている。
それを心の準備無く、一人で知らされたさやかの衝撃は計り知れ無い。
まどか「それで、皆にさやかちゃんを探してもらいたいの。出来ればほむらちゃんも……駄目、かな?」
ほむら「……いいえ、協力するわ。事は一刻を争う状況かもしれない」
まどか「ありがとう。特に、上条くん……絶対にさやかちゃんを見つけてあげて」
上条「……わかった」
幻想殺しでソウルジェム触るとどうなるんだろ?
魔法少女が死ぬの?
契約が強制破棄されて元の体に戻るなんて都合の良い展開にはならない?
魔法少女が死ぬの?
契約が強制破棄されて元の体に戻るなんて都合の良い展開にはならない?
ほむら「上条当麻」
上条「何だ?」
ほむら「これを」
上条「これは……地図? この赤い印は?」
ほむら「そこに美樹さやかがいる可能性は高い。あなたはまずそこに行きなさい」
上条「えぇ!?」
ほむら「その場所、佐倉杏子がよく隠れ家で使う場所なのよ。あの二人、今は身を寄せ合っている可能性が高いわ」
上条「な、なんでそんなことわかるんだよ?」
ほむら「さあ…? 私にもよく分からないけど……何だか気が合うみたいなのよ、あの二人」
上条「何だ?」
ほむら「これを」
上条「これは……地図? この赤い印は?」
ほむら「そこに美樹さやかがいる可能性は高い。あなたはまずそこに行きなさい」
上条「えぇ!?」
ほむら「その場所、佐倉杏子がよく隠れ家で使う場所なのよ。あの二人、今は身を寄せ合っている可能性が高いわ」
上条「な、なんでそんなことわかるんだよ?」
ほむら「さあ…? 私にもよく分からないけど……何だか気が合うみたいなのよ、あの二人」
杏子「ほら、りんご」ポイ
さやか「………」
杏子「心配すんなよ。今度はちゃんと金払って買ってきたんだ。食え。肉体がただの操り人形でも、腹は減るだろ」
さやか「……ありがと」
杏子「しっかし、ソウルジェムが本体ねぇ……クソ、キュゥべえのヤロウ。契約の時にはそんなこと一言も言ってなかったじゃねえか」
さやか「あんたは……何ともないの? 自分が化物になっちゃったって聞いて……」
杏子「んあ? そらショックだけどよー。お前ほどじゃねえな。魔法が使える時点で、もう大分化物って自覚あったし」
さやか「そっか……強いね、あんた」
杏子「アンタが気にしすぎなだけだと思うけど?」
さやか「………」
杏子「心配すんなよ。今度はちゃんと金払って買ってきたんだ。食え。肉体がただの操り人形でも、腹は減るだろ」
さやか「……ありがと」
杏子「しっかし、ソウルジェムが本体ねぇ……クソ、キュゥべえのヤロウ。契約の時にはそんなこと一言も言ってなかったじゃねえか」
さやか「あんたは……何ともないの? 自分が化物になっちゃったって聞いて……」
杏子「んあ? そらショックだけどよー。お前ほどじゃねえな。魔法が使える時点で、もう大分化物って自覚あったし」
さやか「そっか……強いね、あんた」
杏子「アンタが気にしすぎなだけだと思うけど?」
ほむほむさん
上条さんだけにでもグリーフシードと魔女化についてもさっさと説明しとかなきゃならんのでは
上条さんだけにでもグリーフシードと魔女化についてもさっさと説明しとかなきゃならんのでは
さやか「そうかな?」
杏子「そうだよ」
さやか「でも……色々考えちゃうんだ。私、こんな体になっちゃって、それでも皆の傍にいていいのかな、とか」
杏子「まあ魔法少女は大抵魔法少女同士でつるむしかないけどな。あぐ」
さやか「もうこれから先、私の体は成長することも無いのかな。子供を産んだりすることも出来ないのかな、とか」
杏子「こ、子供…!? ず、随分アダルトなこと言うんだなアンタ」
さやか「何考えてんのよ、えっち」
杏子「えっちなのはお前だあ!!」
杏子「そうだよ」
さやか「でも……色々考えちゃうんだ。私、こんな体になっちゃって、それでも皆の傍にいていいのかな、とか」
杏子「まあ魔法少女は大抵魔法少女同士でつるむしかないけどな。あぐ」
さやか「もうこれから先、私の体は成長することも無いのかな。子供を産んだりすることも出来ないのかな、とか」
杏子「こ、子供…!? ず、随分アダルトなこと言うんだなアンタ」
さやか「何考えてんのよ、えっち」
杏子「えっちなのはお前だあ!!」
さやか「……ありがと、アンタのおかげで大分楽になったわ。私、一度帰るね。お父さんとお母さんも心配してると思うし」
杏子「んあー…オイ、さやか」
さやか「ん?」
杏子「あのー…ア、アタシはさ、しばらくはこの建物に居るからさ」
杏子「……なんかあったら、来ていいから」
さやか「……ありがとう。ごめんね。私、アンタのこと大分誤解してた」
杏子「…ふん!」
さやか「でも、また当麻を襲ってくるようだったら、その時は容赦なく潰すからね」
杏子「だったらお前がアイツの首根っこ掴んでふん縛っておきなよ。魔女退治なんて無謀なことしないようにさ」
さやか「あはは。いーね、ソレ。そうか、そんな手もあったかぁ」
杏子「んあー…オイ、さやか」
さやか「ん?」
杏子「あのー…ア、アタシはさ、しばらくはこの建物に居るからさ」
杏子「……なんかあったら、来ていいから」
さやか「……ありがとう。ごめんね。私、アンタのこと大分誤解してた」
杏子「…ふん!」
さやか「でも、また当麻を襲ってくるようだったら、その時は容赦なく潰すからね」
杏子「だったらお前がアイツの首根っこ掴んでふん縛っておきなよ。魔女退治なんて無謀なことしないようにさ」
さやか「あはは。いーね、ソレ。そうか、そんな手もあったかぁ」
>>582
奇跡も魔法も、あるんだよ
奇跡も魔法も、あるんだよ
さやかは杏子が根城にしていた教会跡を後にする。
太陽の眩しさが憂鬱だった空も、幾分晴れやかな気持ちで見上げることが出来た。
さやか「うん…何とか、吹っ切れた、かな?」
そうして、さやかが家に向かって歩き出してから程なくして―――
上条「さやか!!!!」
今一番聞きたかった―――或いは聞きたくなかった―――少年の声が耳に届いた。
太陽の眩しさが憂鬱だった空も、幾分晴れやかな気持ちで見上げることが出来た。
さやか「うん…何とか、吹っ切れた、かな?」
そうして、さやかが家に向かって歩き出してから程なくして―――
上条「さやか!!!!」
今一番聞きたかった―――或いは聞きたくなかった―――少年の声が耳に届いた。
上条「げっへっへ、こんな人気のない場所をフラフラしやがってよぉ、誘ってやがんのか?」
一気に体が冷たくなった。
吹っ切れたなんて嘘だった。
恐怖が、さやかの思考と行動を縛る。
さやか「来ないで!!!!」
上条「ッ!?」
駆け出そうとしていた上条は、思わぬ拒絶の言葉に足を止める。
さやかの顔に浮かんでいるのはまるで泣いているような―――そんな笑顔。
さやか「まどかから聞いたんでしょ? 私、化物になっちゃったの。もう、当麻とは一緒に居られない」
上条「………お前は、お前だろ」
さやか「切っても突いても死なない体。あはは! ゾンビだよそれ! 完ッ全な化物じゃん! ひょっとしたら私聖水で死んじゃうんじゃないの!?」
上条「うるせえよ!!!!!!」
さやか「…!」ビクッ!
上条「お前はお前だろうが!! さやかは、さやかだろうが!! 俺にとっては、何にも変わっちゃいねえよ!!!!」
吹っ切れたなんて嘘だった。
恐怖が、さやかの思考と行動を縛る。
さやか「来ないで!!!!」
上条「ッ!?」
駆け出そうとしていた上条は、思わぬ拒絶の言葉に足を止める。
さやかの顔に浮かんでいるのはまるで泣いているような―――そんな笑顔。
さやか「まどかから聞いたんでしょ? 私、化物になっちゃったの。もう、当麻とは一緒に居られない」
上条「………お前は、お前だろ」
さやか「切っても突いても死なない体。あはは! ゾンビだよそれ! 完ッ全な化物じゃん! ひょっとしたら私聖水で死んじゃうんじゃないの!?」
上条「うるせえよ!!!!!!」
さやか「…!」ビクッ!
上条「お前はお前だろうが!! さやかは、さやかだろうが!! 俺にとっては、何にも変わっちゃいねえよ!!!!」
インデックス「私と契約して魔法少女になってほしいかも!」
一方通行「俺と契約して魔法少女になりやがれェ!」
一方通行「俺と契約して魔法少女になりやがれェ!」
ゾンビだって良い、位はいってやれよ、上条さんwww
否定は良くないぜ
否定は良くないぜ
さやか「綺麗事言わないでよ!! なら、アンタはこんな体になった女の子を好きになることが出来るの!?」
さやか「子供も産めないかも知れない!! 年もとれないかもしれない!!」
さやか「こんな化物の体を、アンタは抱きしめることが出来るの!!!?」
上条「出来るッ!!!!」
さやか「な…!!」
上条「こんなこと言いたかねえけどなあ!! 気付いてないみたいだから言うけどよお!! お前可愛いんだよ!!」
さやか「な…な…!!」
上条「それに優しい!! 毎回俺の病院に付き合ってくれるとこなんて有難すぎて涙が出るよ!!」
上条「お前を好きになることが出来るかだと!? 出来るに決まってんだろうが!!」
上条「俺だけじゃない! そこら辺の男を捕まえて事情を説明して聞いてみろよ!! むしろこっちこそお願いしますってなもんだ!!」
上条「それくらい自覚してろ!! 馬ぁぁぁ鹿!!!!!」
さやか「子供も産めないかも知れない!! 年もとれないかもしれない!!」
さやか「こんな化物の体を、アンタは抱きしめることが出来るの!!!?」
上条「出来るッ!!!!」
さやか「な…!!」
上条「こんなこと言いたかねえけどなあ!! 気付いてないみたいだから言うけどよお!! お前可愛いんだよ!!」
さやか「な…な…!!」
上条「それに優しい!! 毎回俺の病院に付き合ってくれるとこなんて有難すぎて涙が出るよ!!」
上条「お前を好きになることが出来るかだと!? 出来るに決まってんだろうが!!」
上条「俺だけじゃない! そこら辺の男を捕まえて事情を説明して聞いてみろよ!! むしろこっちこそお願いしますってなもんだ!!」
上条「それくらい自覚してろ!! 馬ぁぁぁ鹿!!!!!」
さやか「……馬鹿なんて、アンタにだけは言われたくない」
上条「うぐ」
さやか「ホントに、いいの?」
上条「何がだよ」
さやか「私、こんな体になっても、アンタのそばにいていいの?」
上条「いい。恥ずかしいんだから何度も言わすな」
さやか「ホントだ。かっこつけてるけど、耳真っ赤」
上条「うるせい」
さやか「……当麻、傍に行ってもいい?」
上条「おう、どんとこい」
恐怖で地面に縫い付けられていた足を、さやかはようやく踏み出した。
変貌した自分を受け入れてくれた幼馴染の下へと駆け出す。
さやかの目には、もう上条当麻しか映っていない。
そして、上条当麻の目には。
さやかの背後、道の向こうで微笑むキュゥべえの姿が映っていた。
上条「うぐ」
さやか「ホントに、いいの?」
上条「何がだよ」
さやか「私、こんな体になっても、アンタのそばにいていいの?」
上条「いい。恥ずかしいんだから何度も言わすな」
さやか「ホントだ。かっこつけてるけど、耳真っ赤」
上条「うるせい」
さやか「……当麻、傍に行ってもいい?」
上条「おう、どんとこい」
恐怖で地面に縫い付けられていた足を、さやかはようやく踏み出した。
変貌した自分を受け入れてくれた幼馴染の下へと駆け出す。
さやかの目には、もう上条当麻しか映っていない。
そして、上条当麻の目には。
さやかの背後、道の向こうで微笑むキュゥべえの姿が映っていた。
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