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元スレほむら「幻想殺し…?」
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>>651
いつから不可逆な変化だと錯覚していた?
いつから不可逆な変化だと錯覚していた?
>>652
つまり俺のあんこちゃんやまどかの頑張りをレイプして奇跡を起こすと?
つまり俺のあんこちゃんやまどかの頑張りをレイプして奇跡を起こすと?
そうして―――上条は杏子に連れられて、魔女の結界から逃げ延びた。
ただ絶望のままに、上条当麻は街を歩く。杏子はさやかの体を抱え、自らのねぐらへと戻っていった。
ほむら「真実を知ったのね」
いつの間にか、上条の隣に暁美ほむらが立っていた。
ほむら「あなたならもしかして、と思ったのだけど……やはり、美樹さやかの魔女化を止めることは出来なかったのね」
上条「お前は、知ってたのか…? 魔女が、魔法少女の成れの果てだってこと」
ほむら「……ええ」
上条「そうか……」
ほむら「あなたは、これからどうするの?」
上条「わからない……頭ん中がぐちゃぐちゃで、今は何も考えられない」
ただ絶望のままに、上条当麻は街を歩く。杏子はさやかの体を抱え、自らのねぐらへと戻っていった。
ほむら「真実を知ったのね」
いつの間にか、上条の隣に暁美ほむらが立っていた。
ほむら「あなたならもしかして、と思ったのだけど……やはり、美樹さやかの魔女化を止めることは出来なかったのね」
上条「お前は、知ってたのか…? 魔女が、魔法少女の成れの果てだってこと」
ほむら「……ええ」
上条「そうか……」
ほむら「あなたは、これからどうするの?」
上条「わからない……頭ん中がぐちゃぐちゃで、今は何も考えられない」
>>651
まずはそのふざけた幻想をぶち殺すんだろ、きっと
まずはそのふざけた幻想をぶち殺すんだろ、きっと
>>658
ほむほむはまどか以外は割りとどうでも良い人だから
ほむほむはまどか以外は割りとどうでも良い人だから
ほむら「美樹さやかのことだけど、まどかと巴マミには真実を伏せていてほしいの」
ほむら「まどかが知れば彼女はきっと行動を起こす。そこをキュゥべえに突かれるかも知れない」
ほむら「巴マミは…あなたの知るとおり、あまり心が強くない。真実を知って、どんな行動に出るかわからないわ」
上条「なあ……キュゥべえの目的ってなんなんだ? アイツは執拗に魔法少女を生み出して、一体何を考えている?」
ほむら「……そうね。あなたには、本当のことを話してもいいかもしれない。途方もない話になるけど、信じてくれるかしら?」
上条「……信じる努力はするよ」
ほむら「まどかが知れば彼女はきっと行動を起こす。そこをキュゥべえに突かれるかも知れない」
ほむら「巴マミは…あなたの知るとおり、あまり心が強くない。真実を知って、どんな行動に出るかわからないわ」
上条「なあ……キュゥべえの目的ってなんなんだ? アイツは執拗に魔法少女を生み出して、一体何を考えている?」
ほむら「……そうね。あなたには、本当のことを話してもいいかもしれない。途方もない話になるけど、信じてくれるかしら?」
上条「……信じる努力はするよ」
機長に因縁つけた人とは思えないほど冷静な上条さんだ
これなら、もしかしたらもしかするかもな
これなら、もしかしたらもしかするかもな
QB「僕の目的は宇宙を延命させるためのエネルギーの回収さ」
そう得意気に語るキュゥべえの目の前には、佐倉杏子と鹿目まどか。
杏子はさやかを救う一縷の望みをかけて、彼女の親友であるまどかに接触を持った。
まどかは魔法少女が魔女化するという真実を知って―――現れたキュゥべえに問いただした。
「あなたの目的は何なの?」と。
QB「この宇宙は緩やかに消失に向かっている。この世界に存在するあらゆる事象は誕生と消失のエネルギーバランスがまるでとれちゃいないんだ」
QB「宇宙のエネルギーは徐々にその総量を減らしている。そこを補う手段として、僕達はこの星に住む君ら人類の感情エネルギーに目をつけたんだ」
まどか「そんな…そんなことのために、さやかちゃんを騙して、利用したの…?」
QB「むしろこの宇宙が存続するための礎となれたんだ。それは君たち人類にとっては名誉に値することじゃないのかい?」
まどか「ふざけないで…!!」
QB「やれやれ、全くわけがわからないよ」
そう得意気に語るキュゥべえの目の前には、佐倉杏子と鹿目まどか。
杏子はさやかを救う一縷の望みをかけて、彼女の親友であるまどかに接触を持った。
まどかは魔法少女が魔女化するという真実を知って―――現れたキュゥべえに問いただした。
「あなたの目的は何なの?」と。
QB「この宇宙は緩やかに消失に向かっている。この世界に存在するあらゆる事象は誕生と消失のエネルギーバランスがまるでとれちゃいないんだ」
QB「宇宙のエネルギーは徐々にその総量を減らしている。そこを補う手段として、僕達はこの星に住む君ら人類の感情エネルギーに目をつけたんだ」
まどか「そんな…そんなことのために、さやかちゃんを騙して、利用したの…?」
QB「むしろこの宇宙が存続するための礎となれたんだ。それは君たち人類にとっては名誉に値することじゃないのかい?」
まどか「ふざけないで…!!」
QB「やれやれ、全くわけがわからないよ」
QB「それにしても、まったくやれやれだ。君も余計なことをしてくれたね、佐倉杏子」
杏子「なにィ…?」
QB「あそこで君が上条当麻を助けるなんて、全く予想外だったよ。一体どういう心境の変化だい?」
杏子「うるせえ、バカ。もしあれが、あの魔女が本当にさやかだとしたら……あいつに、上条を殺させるわけにはいかないだろ」
QB「ふう、君たち人間は本当に僕達の想定外の行動ばっかりとってくれるね。まったく合理的じゃない」
まどか「どうして…そうしてキュゥべえはそんなに上条くんを目の敵にしてるの?」
QB「彼の右手は魔女のような超常的なものを問答無用で打ち消してしまう。何の対価も払わず、ただ一方的に殺しつくしてしまう」
QB「宇宙のエネルギー総量を増やしたい僕達にとってこれは看過できない問題だ。なんせ、彼の右手はエネルギーのマイナスしか生まないのだから」
杏子「一度魔女化した魔法少女を元に戻すことは不可能なのか?」
QB「どうだろう? 前例は無いね。でも、確実にひとつ、彼女を元に戻す方法はある」
まどか「え…?」
QB「まどか。君が願えばいいのさ。僕と契約してね」
杏子「なにィ…?」
QB「あそこで君が上条当麻を助けるなんて、全く予想外だったよ。一体どういう心境の変化だい?」
杏子「うるせえ、バカ。もしあれが、あの魔女が本当にさやかだとしたら……あいつに、上条を殺させるわけにはいかないだろ」
QB「ふう、君たち人間は本当に僕達の想定外の行動ばっかりとってくれるね。まったく合理的じゃない」
まどか「どうして…そうしてキュゥべえはそんなに上条くんを目の敵にしてるの?」
QB「彼の右手は魔女のような超常的なものを問答無用で打ち消してしまう。何の対価も払わず、ただ一方的に殺しつくしてしまう」
QB「宇宙のエネルギー総量を増やしたい僕達にとってこれは看過できない問題だ。なんせ、彼の右手はエネルギーのマイナスしか生まないのだから」
杏子「一度魔女化した魔法少女を元に戻すことは不可能なのか?」
QB「どうだろう? 前例は無いね。でも、確実にひとつ、彼女を元に戻す方法はある」
まどか「え…?」
QB「まどか。君が願えばいいのさ。僕と契約してね」
ほむら「……キュゥべえの目的は、こんなところよ」
上条「魔法少女が魔女化するときに生まれるエネルギーの回収。そして、鹿目は特に途方も無いエネルギーを生み出す可能性を秘めている」
ほむら「そう、だからキュゥべえ……インキュベーターはまどかの魔法少女化にあれだけ拘っている」
ほむら「そしてそれだけは阻止する……それが私の目的」
上条「お前がそうまでして鹿目に拘るのにも、何かワケがあるのか?」
ほむら「まあ、そういうことよ。さて、次は私からも聞かせてちょうだい」
ほむら「あなたは……何者なの?」
上条「魔法少女が魔女化するときに生まれるエネルギーの回収。そして、鹿目は特に途方も無いエネルギーを生み出す可能性を秘めている」
ほむら「そう、だからキュゥべえ……インキュベーターはまどかの魔法少女化にあれだけ拘っている」
ほむら「そしてそれだけは阻止する……それが私の目的」
上条「お前がそうまでして鹿目に拘るのにも、何かワケがあるのか?」
ほむら「まあ、そういうことよ。さて、次は私からも聞かせてちょうだい」
ほむら「あなたは……何者なの?」
>>660
伝えるとマミが壊れるからな
伝えるとマミが壊れるからな
翌日―――
杏子「いいか? 私がとにかく時間を稼ぐ。お前はさやかに向かって呼びかけ続けるんだ」
まどか「う、うん」
杏子「クソ…上条のヤツ、一体どこに行ったんだ。この作戦をやるには、アイツがいた方が効果的だっていうのに」
杏子とまどかは空間の歪みの前に立つ。
杏子が手をかざし―――魔女の結界への扉が開かれた。
杏子「……行くよ」
まどか「……うん」
杏子「いいか? 私がとにかく時間を稼ぐ。お前はさやかに向かって呼びかけ続けるんだ」
まどか「う、うん」
杏子「クソ…上条のヤツ、一体どこに行ったんだ。この作戦をやるには、アイツがいた方が効果的だっていうのに」
杏子とまどかは空間の歪みの前に立つ。
杏子が手をかざし―――魔女の結界への扉が開かれた。
杏子「……行くよ」
まどか「……うん」
魔女の結界――その内部は、まるでコンサートホールを模したような空間だった。
そのステージの中央に、魔女と化したさやかはいた。
まどか「さやかちゃん!! お願い! 元に戻って!!」
杏子「さやかぁーーー!!!! 聞こえるかおい! 聞こえてたら返事しろぉーー!!!!」
騎士のような姿の魔女が、その手に持つ剣を振るう。
その動きに呼応するように、いくつもの車輪が二人を目掛けて襲い来る。
杏子「まどか! その結界から出るなよ!!」
まどか「う、うん!!」
杏子「叫べ!!」
まどか「さやかちゃーーん!!!!」
杏子「クッソ……やっぱり駄目なのかよ…!」
まどか「杏子ちゃん、危ない!!」
杏子「え、うわ!!」
そのステージの中央に、魔女と化したさやかはいた。
まどか「さやかちゃん!! お願い! 元に戻って!!」
杏子「さやかぁーーー!!!! 聞こえるかおい! 聞こえてたら返事しろぉーー!!!!」
騎士のような姿の魔女が、その手に持つ剣を振るう。
その動きに呼応するように、いくつもの車輪が二人を目掛けて襲い来る。
杏子「まどか! その結界から出るなよ!!」
まどか「う、うん!!」
杏子「叫べ!!」
まどか「さやかちゃーーん!!!!」
杏子「クッソ……やっぱり駄目なのかよ…!」
まどか「杏子ちゃん、危ない!!」
杏子「え、うわ!!」
>>670
壊れさせないように努力せず諦めた結果が、まどかが人間やめるエンドだったんだろうねえ。
壊れさせないように努力せず諦めた結果が、まどかが人間やめるエンドだったんだろうねえ。
車輪のひとつが杏子の背中に直撃した。
杏子「が…ふ…」
思わず地面に膝を突いた杏子に、次々と車輪が迫る。
杏子「ク……っそぉぉおおおおお!!!!!!」
切り払い、振り払い―――地面に叩きつけられる。
杏子の口から血の塊が吐き出される。
まどか「あ…あ…!」
杏子「……呼べ…まどか……アイツを…元に戻してやって…くれ…」ゴフッ
まどか「う…うぅ…!!」
まどか「キュゥべえ!! 居るんでしょ!? 見てるんでしょ!? キュゥべえ!!」
杏子「が…ふ…」
思わず地面に膝を突いた杏子に、次々と車輪が迫る。
杏子「ク……っそぉぉおおおおお!!!!!!」
切り払い、振り払い―――地面に叩きつけられる。
杏子の口から血の塊が吐き出される。
まどか「あ…あ…!」
杏子「……呼べ…まどか……アイツを…元に戻してやって…くれ…」ゴフッ
まどか「う…うぅ…!!」
まどか「キュゥべえ!! 居るんでしょ!? 見てるんでしょ!? キュゥべえ!!」
杏子「バ…お前……!」
QB「どうしたんだい? まどか」
まどか「キュゥべえ! 私魔法少女になる!! 魔法少女になるから!!」
QB「……願いを僕に伝えて。それで契約は完了だ」
まどか「さやかちゃんを元に戻し――――」
ピタリと、世界が止まった。
何もかもが静止した世界の中で、たった二人の影だけが動きだす。
暁美ほむらと、上条当麻。
QB「どうしたんだい? まどか」
まどか「キュゥべえ! 私魔法少女になる!! 魔法少女になるから!!」
QB「……願いを僕に伝えて。それで契約は完了だ」
まどか「さやかちゃんを元に戻し――――」
ピタリと、世界が止まった。
何もかもが静止した世界の中で、たった二人の影だけが動きだす。
暁美ほむらと、上条当麻。
思えば、まどか原作でこのシーンでまどかが契約をしようとしなかったのは不思議だな。
ゾンビ化するとわかっていても、さやかを元に戻そうとまでしていたのに。
ゾンビ化するとわかっていても、さやかを元に戻そうとまでしていたのに。
ほむら「間に合った―――!!」
上条「……悪いな、鹿目。それだけは駄目だ。そんなこと、絶対にさやかは望んじゃいない」
静止した世界の中で、二人はそれぞれにやるべきことを行う。
ほむらはキュゥべえの排除を。
そして上条は―――魔女と化したさやかの元へ。
上条「ごめんな、さやか。俺のせいだ。何もかも俺のせいで、お前をこんな目に合わせちまった」
上条「この償いは、絶対にするからさ……また俺のこと、当麻って呼んでくれるか?」
ほむら「上条当麻! 早くしないと時間が―――!!」
止まっていた時間が、動き出す。
QB「キュビッ!!!?」ズガラララ!
まどか「キャアアア!!」
杏子「お前……上条!? いつの間にそこに……待て、オイ、お前、何をする気だ!!」
上条「……悪いな、鹿目。それだけは駄目だ。そんなこと、絶対にさやかは望んじゃいない」
静止した世界の中で、二人はそれぞれにやるべきことを行う。
ほむらはキュゥべえの排除を。
そして上条は―――魔女と化したさやかの元へ。
上条「ごめんな、さやか。俺のせいだ。何もかも俺のせいで、お前をこんな目に合わせちまった」
上条「この償いは、絶対にするからさ……また俺のこと、当麻って呼んでくれるか?」
ほむら「上条当麻! 早くしないと時間が―――!!」
止まっていた時間が、動き出す。
QB「キュビッ!!!?」ズガラララ!
まどか「キャアアア!!」
杏子「お前……上条!? いつの間にそこに……待て、オイ、お前、何をする気だ!!」
上条「悪いな、佐倉。さやかがこうなったのは、全部俺の責任だ」
上条「だから……決着は、絶対に俺の手でつけなくちゃいけないんだ」
杏子「待て! オイ、ちくしょう! 諦めんのか!? お前―――さやかを諦めんのかよ!!!!」
上条「諦めたりはしないさ……さやか、俺は絶対にお前を諦めたりはしない!!!!」
上条の右手が拳を作り、そして――――
杏子「やめろぉぉぉおおおおおおおお!!!!!!」
そのまま、魔女の懐へと――――叩き込まれた。
上条「だから……決着は、絶対に俺の手でつけなくちゃいけないんだ」
杏子「待て! オイ、ちくしょう! 諦めんのか!? お前―――さやかを諦めんのかよ!!!!」
上条「諦めたりはしないさ……さやか、俺は絶対にお前を諦めたりはしない!!!!」
上条の右手が拳を作り、そして――――
杏子「やめろぉぉぉおおおおおおおお!!!!!!」
そのまま、魔女の懐へと――――叩き込まれた。
キュゥーン――――と甲高い音が響き、結界の中が光で満たされる。
その時、上条の目の前に広がっていたのは、かつて見た夢の光景。
誰も気付かない地面の下、世界の裏で少女達が泣いている。
その泣いている少女たちの中に、上条は、確かに美樹さやかの姿を見つけた。
上条(ごめん―――もう少しだけ、待っててくれ)
そしてさらに眩い光が上条の視界を塗りつぶし―――魔女の結界は完全に消失した。
その時、上条の目の前に広がっていたのは、かつて見た夢の光景。
誰も気付かない地面の下、世界の裏で少女達が泣いている。
その泣いている少女たちの中に、上条は、確かに美樹さやかの姿を見つけた。
上条(ごめん―――もう少しだけ、待っててくれ)
そしてさらに眩い光が上条の視界を塗りつぶし―――魔女の結界は完全に消失した。
上条、ほむら、杏子、まどかの四人は元の世界へと復帰する。
まどか「そんな……こんなのって、ないよ……」
ぼろぼろとまどかの目から涙がこぼれ出す。
杏子「お前ぇぇぇええええええええ!!!!」
杏子が鬼の形相で上条に掴みかかった。
杏子「どうして殺した!!? どうして殺したんだ!!!!」
杏子「さやかはお前のために……お前のためだけに……!!」
杏子「お前だけは、さやかを殺しちゃだめだろぉがよおおおおおおおおお!!!!」
杏子が拳を振りかぶる。上条はその拳を避けようとはしない。
だが、杏子の拳は振り下ろされることはなかった。
世界が、暁美ほむらの手によって止められていた。
まどか「そんな……こんなのって、ないよ……」
ぼろぼろとまどかの目から涙がこぼれ出す。
杏子「お前ぇぇぇええええええええ!!!!」
杏子が鬼の形相で上条に掴みかかった。
杏子「どうして殺した!!? どうして殺したんだ!!!!」
杏子「さやかはお前のために……お前のためだけに……!!」
杏子「お前だけは、さやかを殺しちゃだめだろぉがよおおおおおおおおお!!!!」
杏子が拳を振りかぶる。上条はその拳を避けようとはしない。
だが、杏子の拳は振り下ろされることはなかった。
世界が、暁美ほむらの手によって止められていた。
>杏子「お前だけは、さやかを殺しちゃだめだろぉがよおおおおおおおおお!!!!」
上条「その幻想をぶち殺した(笑)」
上条「その幻想をぶち殺した(笑)」
ほむら「……ありがとう、美樹さやかのこと、決着をつけてくれて。ここは私が何とか納めるわ。あなたは今のうちに……」
上条「いや、いいんだ。時間停止を解いてくれ、暁美」
ほむら「……そう。それと、今のうちにひとつだけ伝えておくことがあるわ。いえ…これは私からのお願いよ」
上条「……なんだ?」
ほむら「あなたは魔法少女が魔女となる事実を知り、一度は絶望しながら、なお拳を振るうことをやめなかった」
ほむら「そんなあなたになら、心からお願いできる……お願い、私と一緒にワルプルギスの夜と戦って」
上条「……」
ほむら「あの時話したわよね。まどかの魔法少女化を食い止めるための最後の難関、最強の魔女……」
ほむら「あなたとなら超えられる。あの夜を、まどかの力を借りずに乗り切ることができる」
上条とほむら以外、何もかもが静止した世界。
まったく無音となった世界で、二人の声だけが響く。
上条「大丈夫だよ、暁美」
上条は、そう言って、ほむらに向かって笑いかけた。
上条「いや、いいんだ。時間停止を解いてくれ、暁美」
ほむら「……そう。それと、今のうちにひとつだけ伝えておくことがあるわ。いえ…これは私からのお願いよ」
上条「……なんだ?」
ほむら「あなたは魔法少女が魔女となる事実を知り、一度は絶望しながら、なお拳を振るうことをやめなかった」
ほむら「そんなあなたになら、心からお願いできる……お願い、私と一緒にワルプルギスの夜と戦って」
上条「……」
ほむら「あの時話したわよね。まどかの魔法少女化を食い止めるための最後の難関、最強の魔女……」
ほむら「あなたとなら超えられる。あの夜を、まどかの力を借りずに乗り切ることができる」
上条とほむら以外、何もかもが静止した世界。
まったく無音となった世界で、二人の声だけが響く。
上条「大丈夫だよ、暁美」
上条は、そう言って、ほむらに向かって笑いかけた。
上条「大丈夫なんだ。ワルプルギスの夜は来ないよ」
上条「その前に、ケリをつけることが出来る」
上条「あの時、お前が全部教えてくれたから――――全部、思い出させてくれたから」
ほむら『あなたは本来この世界にいる存在ではないわ』
ほむら『美樹さやかの幼馴染の名前は「上条恭介」…姿形も正確も今のあなたとはまるで別』
ほむら『バイオリンがうまかったのも彼。交通事故にあって入院していたのも彼』
ほむら『どうしてあなたが途中から彼と入れ替わっているのか、その原因には皆目見当がつかないけれど……』
ほむら『あらためて問うわ』
ほむら『上条当麻―――――あなたは、何者なの?』
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