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元スレインデックス「好きだよ、あくせられーた」一方通行「…はァ?」
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oh・・・・・・
一気に読んだ
この上条さんは一体何者なんだ?
一気に読んだ
この上条さんは一体何者なんだ?
一方通行達は、土御門の案内で、『グループ』が隠れ家として使用しているいくつかの廃墟のうちのひとつに身を隠していた。
一方通行「………」イライラ
一方通行が苛々しているのには理由がある。
インデックス、ミサカ、打ち止め、上条当麻、御坂美琴、神裂火織、ステイル=マグヌスという最初の面々に、新たに加わった番外個体。
だけでなく、『グループ』はおろか何故か何となくついてきた『アイテム』のメンバーまで集まったこの部屋は騒々しいことこの上なかった。
美琴「おぉう……」
番外個体「はろー。初めまして、お姉様」
美琴「妹…? どう見ても年上なのに、妹なの…?」
番外個体「そうだよー。これからよろしくしてね、おねーちゃん」
美琴「ていうか……ずるくない!? そんなにあちこちばいんばいん成長してて、ずるくないアンタ!?」
番外個体「まあまあ落ち着いて。将来はお姉様もミサカみたいに魅力的なボディになるってことじゃんか」
美琴「おぉう……」
一方通行「………」イライラ
一方通行が苛々しているのには理由がある。
インデックス、ミサカ、打ち止め、上条当麻、御坂美琴、神裂火織、ステイル=マグヌスという最初の面々に、新たに加わった番外個体。
だけでなく、『グループ』はおろか何故か何となくついてきた『アイテム』のメンバーまで集まったこの部屋は騒々しいことこの上なかった。
美琴「おぉう……」
番外個体「はろー。初めまして、お姉様」
美琴「妹…? どう見ても年上なのに、妹なの…?」
番外個体「そうだよー。これからよろしくしてね、おねーちゃん」
美琴「ていうか……ずるくない!? そんなにあちこちばいんばいん成長してて、ずるくないアンタ!?」
番外個体「まあまあ落ち着いて。将来はお姉様もミサカみたいに魅力的なボディになるってことじゃんか」
美琴「おぉう……」
>>252
なんかバトルロワイアルの相馬光子思い出した
なんかバトルロワイアルの相馬光子思い出した
ステイル「……いい加減泣き止んだらどうだい、神裂」
神裂「まさか着替えを取りに戻る事が出来ないなんて……私はいつまでこの格好でいれば……」シクシクシク…
ステイル「迂闊にそんな格好に着替えた自分を恨むんだね。やれやれ、そんな姿を天草式の連中が見たらどう思うやら……」
神裂「……何人かは腹を抱えて笑い転げるでしょうね」ズーン…
ステイル「とりあえず僕のマントを羽織るといい。何も無いよりはマシだろう」
神裂「ありがとうございます、ステイル……」
ステイル(……痴女にしか見えないな、とは言わないでおこう)
神裂「まさか着替えを取りに戻る事が出来ないなんて……私はいつまでこの格好でいれば……」シクシクシク…
ステイル「迂闊にそんな格好に着替えた自分を恨むんだね。やれやれ、そんな姿を天草式の連中が見たらどう思うやら……」
神裂「……何人かは腹を抱えて笑い転げるでしょうね」ズーン…
ステイル「とりあえず僕のマントを羽織るといい。何も無いよりはマシだろう」
神裂「ありがとうございます、ステイル……」
ステイル(……痴女にしか見えないな、とは言わないでおこう)
上条「土御門! 俺に戦い方を教えてくれ! 右手だけに頼った今までのやり方じゃ駄目だってわかったんだ!!」
土御門「いいだろう。じゃあ俺がインデックスの意識を刈り取った技を教えようか。あれは手っ取り早く敵の戦力を削ぐにはかなり有効だ」
上条「わかった! 頼む!」
土御門「フレンダ、ちょっとこっち来い」
フレンダ「なーに? ってか、気安く名前呼んでほしくないんだけど」
土御門「そいッ!!」
フレンダ「オゥフ」ドサァ…
土御門「こうだ! わかったかカミやん!!」
上条「わかった! でも俺は一体誰で練習すればいいんだ!?」
土御門「任せろ! 来い、絹旗!!」
絹旗「はぁ? 『窒素装甲』の私にそんな単純な物理攻撃が効くわけないじゃないですか」
絹旗「ま、やれるもんならどうぞって感じですけどね。逆にあなたの手が超イカレると思いますけど」
上条「そいッ!!」
絹旗「オゥフ」ドサァ…
土御門「いいだろう。じゃあ俺がインデックスの意識を刈り取った技を教えようか。あれは手っ取り早く敵の戦力を削ぐにはかなり有効だ」
上条「わかった! 頼む!」
土御門「フレンダ、ちょっとこっち来い」
フレンダ「なーに? ってか、気安く名前呼んでほしくないんだけど」
土御門「そいッ!!」
フレンダ「オゥフ」ドサァ…
土御門「こうだ! わかったかカミやん!!」
上条「わかった! でも俺は一体誰で練習すればいいんだ!?」
土御門「任せろ! 来い、絹旗!!」
絹旗「はぁ? 『窒素装甲』の私にそんな単純な物理攻撃が効くわけないじゃないですか」
絹旗「ま、やれるもんならどうぞって感じですけどね。逆にあなたの手が超イカレると思いますけど」
上条「そいッ!!」
絹旗「オゥフ」ドサァ…
海原「………」コソコソ…
滝壺「何をこそこそしているの?」
海原「いや、その、御坂さんと直接顔を合わせるのは非常に気まずい事情がありまして……」
滝壺「……どのみさか?」
海原「あ~っと、一番元気な御坂さんです」
番外個体「あっれ~? お姉様は一体誰に見せるためにおっぱいを大きくしたいのかにゃ~?」
美琴「だだだだ、誰とかは別にないわよ!! なな、何言ってんのよ!! ば、ばかねアンタ! ほんとばかだわ!!」
打ち止め「きゃっほーーう!! ってミサカはミサカは自身の体調を確かめるためにあえてはしゃぎまわってみたりーーー!!」
ミサカ「来たる危機に備え、左手の具合を確かめるためにミサカはおもむろに鉄球をぶっ放します。どーん」ドカーーン!
滝壺「……………どのみさか?」
海原「……え~っと……」
滝壺「何をこそこそしているの?」
海原「いや、その、御坂さんと直接顔を合わせるのは非常に気まずい事情がありまして……」
滝壺「……どのみさか?」
海原「あ~っと、一番元気な御坂さんです」
番外個体「あっれ~? お姉様は一体誰に見せるためにおっぱいを大きくしたいのかにゃ~?」
美琴「だだだだ、誰とかは別にないわよ!! なな、何言ってんのよ!! ば、ばかねアンタ! ほんとばかだわ!!」
打ち止め「きゃっほーーう!! ってミサカはミサカは自身の体調を確かめるためにあえてはしゃぎまわってみたりーーー!!」
ミサカ「来たる危機に備え、左手の具合を確かめるためにミサカはおもむろに鉄球をぶっ放します。どーん」ドカーーン!
滝壺「……………どのみさか?」
海原「……え~っと……」
一方通行(ウゼェ……)イライライライラ
インデックス「あくせられーた、怒ってる?」
一方通行「あァ!?」
インデックス「あう。やっぱり、怒ってる……ごめんなさい。あっさり捕まって足手まといになったりして……」
一方通行「……はァ?」
インデックス「ごめんなさい……こんなんじゃ、あくせられーたの隣りにいる資格なんて私にはないかも……」
一方通行「だァれがオマエに戦力なンてモンを期待すっかよ。オマエが足手まといになることなンざ織り込み済みなンだっつの」
一方通行「っつかよォ、俺にとっちゃ俺以外の全ての人間が足手まといなンだよ。オマエだけが特別なンて愉快な勘違いしてンじゃねェ」
インデックス「あう……そうやってばっさり戦力外通告されるのもちょっとキツイものがあるかも」
一方通行「まァ、オマエが今俺のために出来る事がひとつだけある」
インデックス「…ッ!! それはなに!? 私、何でもするんだよ!!」
一方通行「眠ィから黙ってろ」
インデックス「優しい言葉を期待した私が馬鹿だったんだよ!!」
一方通行「……これから寝ようって人間に、クソくだらねェ寝言聞かせてンじゃねェよ。馬鹿が」
インデックス「あくせられーた、怒ってる?」
一方通行「あァ!?」
インデックス「あう。やっぱり、怒ってる……ごめんなさい。あっさり捕まって足手まといになったりして……」
一方通行「……はァ?」
インデックス「ごめんなさい……こんなんじゃ、あくせられーたの隣りにいる資格なんて私にはないかも……」
一方通行「だァれがオマエに戦力なンてモンを期待すっかよ。オマエが足手まといになることなンざ織り込み済みなンだっつの」
一方通行「っつかよォ、俺にとっちゃ俺以外の全ての人間が足手まといなンだよ。オマエだけが特別なンて愉快な勘違いしてンじゃねェ」
インデックス「あう……そうやってばっさり戦力外通告されるのもちょっとキツイものがあるかも」
一方通行「まァ、オマエが今俺のために出来る事がひとつだけある」
インデックス「…ッ!! それはなに!? 私、何でもするんだよ!!」
一方通行「眠ィから黙ってろ」
インデックス「優しい言葉を期待した私が馬鹿だったんだよ!!」
一方通行「……これから寝ようって人間に、クソくだらねェ寝言聞かせてンじゃねェよ。馬鹿が」
打ち止め「う~ん」コロン
突然、打ち止めが胡坐をかいた一方通行の足の上に頭を乗せてきた。
一方通行「……何勝手に人の膝に頭乗っけてンだクソガキ」
打ち止め「やっぱりあの時ミサカに入力されたウイルスコードのせいでまだ調子がよくないんだよ~、ってミサカはミサカは自分の状況を報告してみる」
打ち止め「あなたの膝で眠れればすぐに回復できると思うんだけど、ってミサカはミサカは対処療法を提案してみたり!」
一方通行「元気じゃねェか。どけ」
ミサカ「おっとそうはいかんざき。その理屈であればミサカにもあなたの膝を枕にする権利が発生します、とミサカは上位個体の隣りにポジショニングしつつ主張します」ゴロン
一方通行「どけ」
インデックス「え~と、え~と、わ、私も殴られた頭が痛むんだよ!」イソイソ…ポフン
一方通行「どけ」
どきませんでした。
反射しました。
突然、打ち止めが胡坐をかいた一方通行の足の上に頭を乗せてきた。
一方通行「……何勝手に人の膝に頭乗っけてンだクソガキ」
打ち止め「やっぱりあの時ミサカに入力されたウイルスコードのせいでまだ調子がよくないんだよ~、ってミサカはミサカは自分の状況を報告してみる」
打ち止め「あなたの膝で眠れればすぐに回復できると思うんだけど、ってミサカはミサカは対処療法を提案してみたり!」
一方通行「元気じゃねェか。どけ」
ミサカ「おっとそうはいかんざき。その理屈であればミサカにもあなたの膝を枕にする権利が発生します、とミサカは上位個体の隣りにポジショニングしつつ主張します」ゴロン
一方通行「どけ」
インデックス「え~と、え~と、わ、私も殴られた頭が痛むんだよ!」イソイソ…ポフン
一方通行「どけ」
どきませんでした。
反射しました。
一方通行はここで寝るのは無理だと判断した。
その気になれば音を遮断する事も出来るのだが、それでもこの連中と同じ空間にいてはとても落ち着けるとは思えない。
土御門「どこへ行く」
立ち上がった一方通行に土御門が声をかけてきた。
一方通行「場所変えて眠るンだよ。ここじゃどォしたって寝れる気がしねェからな」
土御門「そうだな。そうしろ。“明日に備えて”……な」
番外個体の『セレクター』は無くなった。
窓のないビルに侵入するためのテレポーターも確保した。
ならば、一方通行が立ち止まる理由は無い。
一方通行は一晩の休養の後、窓のないビルに突入し、自分にちょっかいをかけてきたクソの親玉を叩き潰す。
土御門「ここにいる連中は俺とカミやんで命に代えても守ってみせる。だからお前は安心して休め」
一方通行「ふン……」
一方通行はドアのノブを握り、部屋を後にしようとした所で――――
ふと、思い出したようにずっと床に突っ伏して死んでいた結標淡希の手を取った。
結標「……なに? 放っておいてほしいんだけど……」グデ~
一方通行「何言ってやがる。オマエは俺と一緒に寝るンだよ」
結標「はぁ!?」
インデックス・打ち止め・ミサカ「!?」
その気になれば音を遮断する事も出来るのだが、それでもこの連中と同じ空間にいてはとても落ち着けるとは思えない。
土御門「どこへ行く」
立ち上がった一方通行に土御門が声をかけてきた。
一方通行「場所変えて眠るンだよ。ここじゃどォしたって寝れる気がしねェからな」
土御門「そうだな。そうしろ。“明日に備えて”……な」
番外個体の『セレクター』は無くなった。
窓のないビルに侵入するためのテレポーターも確保した。
ならば、一方通行が立ち止まる理由は無い。
一方通行は一晩の休養の後、窓のないビルに突入し、自分にちょっかいをかけてきたクソの親玉を叩き潰す。
土御門「ここにいる連中は俺とカミやんで命に代えても守ってみせる。だからお前は安心して休め」
一方通行「ふン……」
一方通行はドアのノブを握り、部屋を後にしようとした所で――――
ふと、思い出したようにずっと床に突っ伏して死んでいた結標淡希の手を取った。
結標「……なに? 放っておいてほしいんだけど……」グデ~
一方通行「何言ってやがる。オマエは俺と一緒に寝るンだよ」
結標「はぁ!?」
インデックス・打ち止め・ミサカ「!?」
一方通行「……なンだそのツラァ。俺達がこれからやること考えりゃァ当然だろォが」
結標「はあ? ヤ、ヤるって、いや、ちょ…えぇ!?」
一方通行「他の奴等はどうでもいいが、オマエだけは別だ。俺と一緒に行く以上、オマエにも最高の状態まで昇りつめてもらう」
結標「わ、わたしだけとくべつ!? い、いっしょにイク!? 最高の状態まで!?」
一方通行「何うろたえてやがる。オマエもとっくに覚悟は出来てンだろォが」
結標「そ、そりゃ、いつかはって思ってたけど、そんな、急に、いきなり」
一方通行「いい加減にしろ。嫌がンなら強制的に連れてくぞ」
結標「は、はぅ…!」
もちろん一方通行は明日の『窓のないビル』突入作戦のためにテレポーターである結標を完調にしておきたいだけだ。
一緒に寝ようというのも、別に同衾しようと言っているわけではない。
でもなんかうまく伝わんなかった。
ミサカ、ロケットアーム発射。一方通行の体を縛り上げる。
打ち止め突貫。たまらず転げる一方通行。
がちがちと歯を鳴らし、インデックスが宙を舞う。
まあ、概ねこんな感じで夜は更けていった。
結標「はあ? ヤ、ヤるって、いや、ちょ…えぇ!?」
一方通行「他の奴等はどうでもいいが、オマエだけは別だ。俺と一緒に行く以上、オマエにも最高の状態まで昇りつめてもらう」
結標「わ、わたしだけとくべつ!? い、いっしょにイク!? 最高の状態まで!?」
一方通行「何うろたえてやがる。オマエもとっくに覚悟は出来てンだろォが」
結標「そ、そりゃ、いつかはって思ってたけど、そんな、急に、いきなり」
一方通行「いい加減にしろ。嫌がンなら強制的に連れてくぞ」
結標「は、はぅ…!」
もちろん一方通行は明日の『窓のないビル』突入作戦のためにテレポーターである結標を完調にしておきたいだけだ。
一緒に寝ようというのも、別に同衾しようと言っているわけではない。
でもなんかうまく伝わんなかった。
ミサカ、ロケットアーム発射。一方通行の体を縛り上げる。
打ち止め突貫。たまらず転げる一方通行。
がちがちと歯を鳴らし、インデックスが宙を舞う。
まあ、概ねこんな感じで夜は更けていった。
ゆるいwww
まぁ決戦前の小休止にピリピリしすぎるのもきついか。
まぁ決戦前の小休止にピリピリしすぎるのもきついか。
まさかの一日三人攻略ですかァ!?
一方通行さんは落とし神なンですかァ!?
一方通行さんは落とし神なンですかァ!?
この一方さんは御旗建立(フラグメイカー)との多重能力者
勿論レベルは5
勿論レベルは5
翌朝―――といっても、未だ日も昇っていない午前四時。
別室で睡眠を取っていた一方通行と結標淡希が戻ってきた。
土御門「行くのか?」
壁に背を預けて座っていた土御門が一方通行に声をかける。
隣りには上条当麻もいる。どうやらこの二人は一睡もしていないようだった。
一方通行「あァ……何か数が減ってねェか?」
土御門「俺達がこれからやろうとしていることを教えてやったら『アイテム』の連中は離脱したよ。そこまで付き合う義理はないとさ」
結標「ま、そうでしょうね」
上条「気をつけろよ。一方通行」
一方通行「誰に向かって言ってンだ三下」
上条「一緒に行けなくてすまない」
一方通行「気にすンな。別にいらねェ」
そして一方通行は部屋を後にする。
穏やかに眠る打ち止め達を起こさないように、ゆっくりとドアノブを回して。
別室で睡眠を取っていた一方通行と結標淡希が戻ってきた。
土御門「行くのか?」
壁に背を預けて座っていた土御門が一方通行に声をかける。
隣りには上条当麻もいる。どうやらこの二人は一睡もしていないようだった。
一方通行「あァ……何か数が減ってねェか?」
土御門「俺達がこれからやろうとしていることを教えてやったら『アイテム』の連中は離脱したよ。そこまで付き合う義理はないとさ」
結標「ま、そうでしょうね」
上条「気をつけろよ。一方通行」
一方通行「誰に向かって言ってンだ三下」
上条「一緒に行けなくてすまない」
一方通行「気にすンな。別にいらねェ」
そして一方通行は部屋を後にする。
穏やかに眠る打ち止め達を起こさないように、ゆっくりとドアノブを回して。
「あくせられーた」
廃墟を出たところでかけられた声に振り向く。
インデックスだ。
一方通行「部屋に居ねェと思ったら……一体何してンだこンなトコで。迂闊に外出てンじゃねェよ」
インデックス「ごめんなさい。星にあなたの無事を祈っていたんだよ」
一方通行「そォかい。余計な気遣いありがとよ」
インデックス「あくせられーた」
一方通行「なンだよ」
インデックス「私、待ってるから。あくせられーたのこと……待ってるからね」
一方通行「……はァ~あ。ったくどいつもコイツも……一体誰に向かってクチ聞いてると思ってやがンだか」
一方通行は煩わしそうにぼりぼりと頭を掻いて、言った。
一方通行「余計な心配してンじゃねェよ。オマエはいつも通りばかすか飯食いながら俺の凱旋を待ってろ」
そして一方通行は窓のないビルへと突入する。
全てを終わらせるために。
廃墟を出たところでかけられた声に振り向く。
インデックスだ。
一方通行「部屋に居ねェと思ったら……一体何してンだこンなトコで。迂闊に外出てンじゃねェよ」
インデックス「ごめんなさい。星にあなたの無事を祈っていたんだよ」
一方通行「そォかい。余計な気遣いありがとよ」
インデックス「あくせられーた」
一方通行「なンだよ」
インデックス「私、待ってるから。あくせられーたのこと……待ってるからね」
一方通行「……はァ~あ。ったくどいつもコイツも……一体誰に向かってクチ聞いてると思ってやがンだか」
一方通行は煩わしそうにぼりぼりと頭を掻いて、言った。
一方通行「余計な心配してンじゃねェよ。オマエはいつも通りばかすか飯食いながら俺の凱旋を待ってろ」
そして一方通行は窓のないビルへと突入する。
全てを終わらせるために。
興醒め甚だしい事この上ないが、先に戦果を報告させていただこう。
『全てを終わらそう』という彼の願いはある意味叶う。
一方通行は敗北し、
今日この日、世界は終わった。
ぎゃはー キリもいいので休憩がてら風呂入ってくる
っていうか いつ終わるか全く見通したたねえよまいっちゃうね ぎゃは☆
っていうか いつ終わるか全く見通したたねえよまいっちゃうね ぎゃは☆
この日このときを持ってこのSSは終了しましたのである意味世界が終わりました
おしまい
おしまい
>>285
わっしわっしィとニヘラは世界を救うってか
わっしわっしィとニヘラは世界を救うってか
ビーフジャーキーをかじりつつ再開
果たして今日は晩飯を食う暇があるかにゃー?
果たして今日は晩飯を食う暇があるかにゃー?
結標淡希はかつて『案内人』としてアレイスターのもとへ客人を運んでいた過去を持つ。
だから、『窓のないビル』の内部構造を彼女はある程度知っていた。
しかし、たとえそんな理由があったとしても余りにも呆気なく。
例えば、予想される侵入経路に兵隊が配置されているといったこともなく。
あっさりと。
一方通行は学園都市統括理事長、『人間』、アレイスター=クロウリーの下へと辿り着いていた。
アレイスター「やあ、初めまして、だな。一方通行。もっとも私は君以上に君の事をよく知っているが」
一方通行「よォ、やっと会えたなクソの親玉。あァ、クセェクセェ。はっはァー、流石だなオイ。臭すぎて息出来ねェよ」
アレイスター「おやおや、この部屋は常に人間が過ごすのに最適な環境に保たれているはずなのだがね」
一方通行「無駄無駄、その程度じゃテメエの悪臭は誤魔化せねェよ」
奇妙なカプセルの中に逆さまに浮かぶアレイスター=クロウリー。
一方通行と相対した時点で王手(チェックメイト)をかけられたことと同義であるにも関わらず、アレイスターには一片の焦りも見えない。
一方通行「覚悟はいいか?」
アレイスター「何の覚悟だ?」
一方通行「下水道に流される覚悟だよ。決まってンだろ、クソ野郎」
だから、『窓のないビル』の内部構造を彼女はある程度知っていた。
しかし、たとえそんな理由があったとしても余りにも呆気なく。
例えば、予想される侵入経路に兵隊が配置されているといったこともなく。
あっさりと。
一方通行は学園都市統括理事長、『人間』、アレイスター=クロウリーの下へと辿り着いていた。
アレイスター「やあ、初めまして、だな。一方通行。もっとも私は君以上に君の事をよく知っているが」
一方通行「よォ、やっと会えたなクソの親玉。あァ、クセェクセェ。はっはァー、流石だなオイ。臭すぎて息出来ねェよ」
アレイスター「おやおや、この部屋は常に人間が過ごすのに最適な環境に保たれているはずなのだがね」
一方通行「無駄無駄、その程度じゃテメエの悪臭は誤魔化せねェよ」
奇妙なカプセルの中に逆さまに浮かぶアレイスター=クロウリー。
一方通行と相対した時点で王手(チェックメイト)をかけられたことと同義であるにも関わらず、アレイスターには一片の焦りも見えない。
一方通行「覚悟はいいか?」
アレイスター「何の覚悟だ?」
一方通行「下水道に流される覚悟だよ。決まってンだろ、クソ野郎」
アレイスター「ご苦労だったな、結標淡希」
一方通行「……なにィ?」
一方通行は後ろに控えていた結標の方を振り返る。
一方通行の赤い瞳に睨まれた結標は慌ててぶるぶると首を振った。
結標「ちょ…! 違う、何も知らないわよ私は!」
一方通行「はァン…姑息だねェクソ坊ちゃん。こっちの仲間割れ狙いかァ?」
アレイスター「いやいや、そんな意図は欠片もない。これは単純に彼女の功を労っているんだ」
アレイスター「まあ、彼女の、というか正確には『グループ』の功績なのだがね」
アレイスターはカプセルの中に逆さまに浮かんだまま言葉を続ける。
飄々と。何の焦りもなく。何の感情もなく。
アレイスター「正直、ここまで展開してくれるとは思わなかった。ほんの少しでも時を稼いでくれれば重畳と思っていたのだが―――」
アレイスター「学園都市第一位の君を相手に、第二位と第四位を瞬殺した君を相手に、まるまる一日の時を稼ぎ、彼の現出を間に合わせた」
アレイスター「重ねて君をこの場所まで連れてくるという働きぶりだ。これで問題はあらかたクリアされたと言っていい」
一方通行「何をぐだぐだと訳のわかンねェこと言ってやがる」
アレイスター「君の負けだと言っているんだよ、一方通行」
一方通行「……なにィ?」
一方通行は後ろに控えていた結標の方を振り返る。
一方通行の赤い瞳に睨まれた結標は慌ててぶるぶると首を振った。
結標「ちょ…! 違う、何も知らないわよ私は!」
一方通行「はァン…姑息だねェクソ坊ちゃん。こっちの仲間割れ狙いかァ?」
アレイスター「いやいや、そんな意図は欠片もない。これは単純に彼女の功を労っているんだ」
アレイスター「まあ、彼女の、というか正確には『グループ』の功績なのだがね」
アレイスターはカプセルの中に逆さまに浮かんだまま言葉を続ける。
飄々と。何の焦りもなく。何の感情もなく。
アレイスター「正直、ここまで展開してくれるとは思わなかった。ほんの少しでも時を稼いでくれれば重畳と思っていたのだが―――」
アレイスター「学園都市第一位の君を相手に、第二位と第四位を瞬殺した君を相手に、まるまる一日の時を稼ぎ、彼の現出を間に合わせた」
アレイスター「重ねて君をこの場所まで連れてくるという働きぶりだ。これで問題はあらかたクリアされたと言っていい」
一方通行「何をぐだぐだと訳のわかンねェこと言ってやがる」
アレイスター「君の負けだと言っているんだよ、一方通行」
ぞわりと全身が総毛だった。
異様な気配を感じ、振り返る。
最初、アレイスターがもう一人そこに現れたのかと思った。
だが違う。そんなものではない。
金色に輝く長い髪、ゆったりとした白い布の装束、マネキンを思わせる平坦な顔つき。
相対するだけで尻餅をついてしまいそうな―――この圧倒的な存在感。
「ふむ…今回の私はこんな形か。……存外、悪くない」
『ソレ』はそう口にした。
口にしたのが人間の言葉だというのが、甚だ意外だった。
アレイスター「こうしてあなたと相対するのは実に久しぶりだな、『エイワス』」
『エイワス』――それがこの人間の――人間の?――この存在の、名前らしい。
エイワス「時間の概念は私には意味を為さないよ、アレイスター。かつての君との語らいは、私にとってはつい昨日の出来事に過ぎない」
一方通行はエイワスを観察する。
一体コイツは何者なのか。人間じゃないのは確実だ。
ならば何だ? ―――神?
馬鹿馬鹿しい。だとしてもそれがどうした。
このエイワスという存在は何から何までが理解不能だが、たったひとつだけわかっていることがある。
こいつを呼んだのは、間違いなくアレイスター=クロウリーだ。
ならばエイワス―――貴様は敵だ。
異様な気配を感じ、振り返る。
最初、アレイスターがもう一人そこに現れたのかと思った。
だが違う。そんなものではない。
金色に輝く長い髪、ゆったりとした白い布の装束、マネキンを思わせる平坦な顔つき。
相対するだけで尻餅をついてしまいそうな―――この圧倒的な存在感。
「ふむ…今回の私はこんな形か。……存外、悪くない」
『ソレ』はそう口にした。
口にしたのが人間の言葉だというのが、甚だ意外だった。
アレイスター「こうしてあなたと相対するのは実に久しぶりだな、『エイワス』」
『エイワス』――それがこの人間の――人間の?――この存在の、名前らしい。
エイワス「時間の概念は私には意味を為さないよ、アレイスター。かつての君との語らいは、私にとってはつい昨日の出来事に過ぎない」
一方通行はエイワスを観察する。
一体コイツは何者なのか。人間じゃないのは確実だ。
ならば何だ? ―――神?
馬鹿馬鹿しい。だとしてもそれがどうした。
このエイワスという存在は何から何までが理解不能だが、たったひとつだけわかっていることがある。
こいつを呼んだのは、間違いなくアレイスター=クロウリーだ。
ならばエイワス―――貴様は敵だ。
一方通行「おァァァァアアアああああああああああああ!!!!!!」
一方通行はその背中から黒い翼を出現させる。
噴き出す破壊の力を一切の容赦なくエイワスに向かって叩きつけた。
部屋中を覆っていたコード類がいくつも断線し、備えられていた電子機器が破壊され、煙を噴いた。
一方通行「なにッ!?」
一方通行は驚愕する。
一方通行の黒翼をその身に受けて、エイワスは全くの無傷だった。
防いだ様子は無かった。確かに一方通行の黒翼はエイワスの体を薙ぎ払ったはずだ。
なのに、エイワスはその身に着けている服すら破れていない。
一方通行はその背中から黒い翼を出現させる。
噴き出す破壊の力を一切の容赦なくエイワスに向かって叩きつけた。
部屋中を覆っていたコード類がいくつも断線し、備えられていた電子機器が破壊され、煙を噴いた。
一方通行「なにッ!?」
一方通行は驚愕する。
一方通行の黒翼をその身に受けて、エイワスは全くの無傷だった。
防いだ様子は無かった。確かに一方通行の黒翼はエイワスの体を薙ぎ払ったはずだ。
なのに、エイワスはその身に着けている服すら破れていない。
エイワスまで出るとは・・・
>>1の教養が試されるな
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