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元スレインデックス「好きだよ、あくせられーた」一方通行「…はァ?」
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>>793の人気に嫉妬
>>793は解禁前の本スレに嬉々としてネタバレ投下しちゃう人種
よし、エツァリには死んでもらおう
そうすれば全てが混沌に戻るw
そうすれば全てが混沌に戻るw
上条「雄雄雄雄雄オオォォォォォォォ!!!!!!!」
馬鹿げた巨大さの隕石に、上条の右手が接触する。
例え現実に質量を持っていようと、例え途方もない力がそこに注ぎ込まれていたとしても、関係ない。
それが、異能の力であるのなら―――神様だって、殺してみせる。
キュゥン―――――!! といつも通りの甲高い音が空に響き渡り。
『星降る夜(メテオストライク)』はその姿を消した。
当然、『神上』たるインデックスはそんな結末を許さない。
馬鹿げた巨大さの隕石に、上条の右手が接触する。
例え現実に質量を持っていようと、例え途方もない力がそこに注ぎ込まれていたとしても、関係ない。
それが、異能の力であるのなら―――神様だって、殺してみせる。
キュゥン―――――!! といつも通りの甲高い音が空に響き渡り。
『星降る夜(メテオストライク)』はその姿を消した。
当然、『神上』たるインデックスはそんな結末を許さない。
くそっ……食べ物さえあれば……
インデックスさんを満足させられる量の食べ物さえあれば一時的に人類抹殺から意識を反らしてくれそうなのに……
インデックスさんを満足させられる量の食べ物さえあれば一時的に人類抹殺から意識を反らしてくれそうなのに……
インデックスの手からかつての『竜王の殺息(ドラゴンブレス)』を髣髴とさせるような光線が放たれた。
上条「くッ!!」
戦闘機から飛び出し、上条はその右手を突き出す。
今の上条になら、『竜王の殺息』程度ならもしかすると消せたかもしれない。
目の前のソレはさらに異質な何かだった。
食いきれない。
月のような巨岩すら食い尽くした『竜王の顎』がその力を飲み込みきれない。
数センチ軌道を曲げるだけで精一杯だ。
ゾン、と光線は上条の頭の一部を削り、御坂妹の乗る戦闘機を吹き飛ばした。
上条「あ…く…」
どろりと頭から血が流れだす。
力を失った上条の体が自由落下を開始する。
御坂妹「く…!」
戦闘機から飛び降りた御坂妹は上条当麻に向かって手を伸ばす。
だが駄目だ。全然届かない。
御坂妹(お願い…一瞬でいい、ミサカにもう少しだけ力を…!!)
ミサカネットワークによって演算幅を拡幅し、ほんの一瞬だけ御坂妹は自身の力を上回る出力の電圧を発生させる。
もちろん、本来のミサカネットワークにそんな利用方法はない。
だから、これは、少女の想いが起こしたほんの少しの奇跡。
バウン、と番外個体がかつてそうしたように、御坂妹の足元で空気が破裂する。
そうして得た推進力で御坂妹は上条に追いつき、その体を抱え、背負ったパラシュートを展開させた。
上条「くッ!!」
戦闘機から飛び出し、上条はその右手を突き出す。
今の上条になら、『竜王の殺息』程度ならもしかすると消せたかもしれない。
目の前のソレはさらに異質な何かだった。
食いきれない。
月のような巨岩すら食い尽くした『竜王の顎』がその力を飲み込みきれない。
数センチ軌道を曲げるだけで精一杯だ。
ゾン、と光線は上条の頭の一部を削り、御坂妹の乗る戦闘機を吹き飛ばした。
上条「あ…く…」
どろりと頭から血が流れだす。
力を失った上条の体が自由落下を開始する。
御坂妹「く…!」
戦闘機から飛び降りた御坂妹は上条当麻に向かって手を伸ばす。
だが駄目だ。全然届かない。
御坂妹(お願い…一瞬でいい、ミサカにもう少しだけ力を…!!)
ミサカネットワークによって演算幅を拡幅し、ほんの一瞬だけ御坂妹は自身の力を上回る出力の電圧を発生させる。
もちろん、本来のミサカネットワークにそんな利用方法はない。
だから、これは、少女の想いが起こしたほんの少しの奇跡。
バウン、と番外個体がかつてそうしたように、御坂妹の足元で空気が破裂する。
そうして得た推進力で御坂妹は上条に追いつき、その体を抱え、背負ったパラシュートを展開させた。
モニターを眺めるアレイスターの後ろに現れる三人の影。
アレイスター「姿が見えないと思っていたら……大した暗躍振りじゃないか。暗部の鑑だな、『グループ』」
振り返りもしないまま、アレイスターは言う。
そこには、土御門元春・海原光貴・結標淡希の三人が―――『グループ』の三人が立っていた。
土御門「すぐに術式を解除しろ、アレイスター」
アレイスター「もう私にもどうすることも出来んよ。走り出した『最後の審判』は結末を迎えるまで誰にも止めることはできない」
土御門「貴様…! 一体何が目的だ! 貴様は一体何のためにこんな馬鹿げたことをしでかした!!」
アレイスター「私は知りたいだけなのだ。土御門」
モニターから目を離さぬまま、上条当麻の時と同じ答えをアレイスターは口にする。
アレイスター「私は、人間がこの世界で繁栄するに相応しい種であるのか確かめたいだけだ」
アレイスター「姿が見えないと思っていたら……大した暗躍振りじゃないか。暗部の鑑だな、『グループ』」
振り返りもしないまま、アレイスターは言う。
そこには、土御門元春・海原光貴・結標淡希の三人が―――『グループ』の三人が立っていた。
土御門「すぐに術式を解除しろ、アレイスター」
アレイスター「もう私にもどうすることも出来んよ。走り出した『最後の審判』は結末を迎えるまで誰にも止めることはできない」
土御門「貴様…! 一体何が目的だ! 貴様は一体何のためにこんな馬鹿げたことをしでかした!!」
アレイスター「私は知りたいだけなのだ。土御門」
モニターから目を離さぬまま、上条当麻の時と同じ答えをアレイスターは口にする。
アレイスター「私は、人間がこの世界で繁栄するに相応しい種であるのか確かめたいだけだ」
結局、それだけがアレイスターの望みだった。
神話に残る、天使からの一方的な蹂躙などでは人の本質は計れない。
天秤は、なるべく水平に保たれていなければならない。
だから、アレイスターは自身も『人間』の一人として、学園都市を造り、人の能力を高め、天使への対抗手段を講じた。
人が達しうる繁栄の限界を、今、この時代で達成させた。
その上で、人の存在の是非を問う。
何故アレイスターがそんなことを試みようと思ったのかはわからない。
魔術師の集団に追われ、ボロボロになった時。
或いは、その命を一人の医者によって救われた時。
或いは――――その昔、リリスと呼ばれた娘を亡くした時。
もしかしたら、その辺りに彼の行動の原因を推し量ることは出来るかもしれない。
だが、結局その答えを知るのは――――アレイスター本人だけだ。
神話に残る、天使からの一方的な蹂躙などでは人の本質は計れない。
天秤は、なるべく水平に保たれていなければならない。
だから、アレイスターは自身も『人間』の一人として、学園都市を造り、人の能力を高め、天使への対抗手段を講じた。
人が達しうる繁栄の限界を、今、この時代で達成させた。
その上で、人の存在の是非を問う。
何故アレイスターがそんなことを試みようと思ったのかはわからない。
魔術師の集団に追われ、ボロボロになった時。
或いは、その命を一人の医者によって救われた時。
或いは――――その昔、リリスと呼ばれた娘を亡くした時。
もしかしたら、その辺りに彼の行動の原因を推し量ることは出来るかもしれない。
だが、結局その答えを知るのは――――アレイスター本人だけだ。
彼の狂わせたのは何かな?みたいな感じか
原作もそうなりそうで怖い
原作もそうなりそうで怖い
土御門「……理解できんな。貴様の言うことは何ひとつとして理解できん」
土御門はぼりぼりと頭を掻く。
土御門「だがひとつだけわかった。人の寿命なんて100年程度で十分だ。1700年も生きてると、貴様のようにくだらんことを考え出しちまう」
そして、その手に一振りの刃を取り出した。
余りにも無骨な、余りにも遊びの無い、人の命を奪うためだけに存在するナイフ。
アレイスター「無駄なことはやめろ。お前程度では私に干渉することは出来ん」
土御門「どうかな?」
アレイスター「……なに?」
そこで、アレイスターはようやく顔だけを土御門のほうに向けた。
土御門は不敵に笑い、一歩、アレイスターとの距離を詰める。
土御門「貴様は確かに桁外れの魔術師だ。『神の領域』に片足を突っ込んでいるとすら言える」
土御門「だが、だからこそ、貴様は『虚数学区』とやらの干渉から逃れられず、その身を『ただの人間』へと落としてしまっているんじゃないのか?」
土御門「それこそ、俺如きの探査魔術に引っ掛かっちまうくらいにな!!」
土御門は駆けだし、そして。
アレイスターの背中に、その刃を突きたてた。
土御門はぼりぼりと頭を掻く。
土御門「だがひとつだけわかった。人の寿命なんて100年程度で十分だ。1700年も生きてると、貴様のようにくだらんことを考え出しちまう」
そして、その手に一振りの刃を取り出した。
余りにも無骨な、余りにも遊びの無い、人の命を奪うためだけに存在するナイフ。
アレイスター「無駄なことはやめろ。お前程度では私に干渉することは出来ん」
土御門「どうかな?」
アレイスター「……なに?」
そこで、アレイスターはようやく顔だけを土御門のほうに向けた。
土御門は不敵に笑い、一歩、アレイスターとの距離を詰める。
土御門「貴様は確かに桁外れの魔術師だ。『神の領域』に片足を突っ込んでいるとすら言える」
土御門「だが、だからこそ、貴様は『虚数学区』とやらの干渉から逃れられず、その身を『ただの人間』へと落としてしまっているんじゃないのか?」
土御門「それこそ、俺如きの探査魔術に引っ掛かっちまうくらいにな!!」
土御門は駆けだし、そして。
アレイスターの背中に、その刃を突きたてた。
>>793ェ・・・
アレイスターは、ふっ、とその顔に笑みを浮かべた。
アレイスター「……なるべくなら、自分の目で結末を確かめたかったが……まいい。結果はいずれにしろ、わかる」
つぷ、と赤い血に濡れた土御門のナイフが背中から引き抜かれる。
どさり、とアレイスターの体が床に崩れ落ちた。
今の彼は、背中を刺されれば死ぬ―――――正真正銘の『人間』だった。
アレイスター「そうだな……ならば私も、あくまで人間として、最後まで人類の勝利のために行動させてもらおうか」
土御門「けっ、どの口がほざきやがる」
アレイスター「土御門、お前に知恵を授けよう。人類が勝利するための、とってときの方策を伝えよう」
土御門「なに…?」
アレイスター「実行するかどうかはお前達が決めるんだ」
アレイスター「……なるべくなら、自分の目で結末を確かめたかったが……まいい。結果はいずれにしろ、わかる」
つぷ、と赤い血に濡れた土御門のナイフが背中から引き抜かれる。
どさり、とアレイスターの体が床に崩れ落ちた。
今の彼は、背中を刺されれば死ぬ―――――正真正銘の『人間』だった。
アレイスター「そうだな……ならば私も、あくまで人間として、最後まで人類の勝利のために行動させてもらおうか」
土御門「けっ、どの口がほざきやがる」
アレイスター「土御門、お前に知恵を授けよう。人類が勝利するための、とってときの方策を伝えよう」
土御門「なに…?」
アレイスター「実行するかどうかはお前達が決めるんだ」
>>822
7巻で出てた希ガス
7巻で出てた希ガス
>>827
希ガスって懐かしいな
希ガスって懐かしいな
『神上』と化したインデックスはいよいよ次の目標を『窓のないビル』に定めたようだった。
窓のないビルの前で、御坂美琴とインデックスが対峙する。
勝てるわけがないとわかっていても、御坂美琴は歯を食いしばり、震える体を押さえつけて、インデックスの前に立ち塞がる。
「お願いしますの…! お姉さま、どうか黒子と一緒に『窓のないビル』に退いてくださいまし…!」
そんな美琴の背後で、彼女をずっとずっと慕い続けてきたツインテールの少女が泣きながら声を張り上げた。
黒子「勝てるわけがないんですの! お姉さま! そんな意地を張って何になりますの!?」
美琴「……戦ってた。やっぱりアイツは私の知らないところで戦ってたんだ」
美琴はぎゅっ、と拳を握り締める。
脳裏には、目の前の存在に撃ち落されたツンツン頭の少年のことばかりが思い浮かんでいる。
美琴「だったら…私だけが、逃げ出すなんて出来るわけないでしょうが!!」
黒子「お姉さま…!」
美琴「言っとくけど、勝手にテレポートで連れて行ったりしたら一生アンタを許さないからね。黒子」
窓のないビルの前で、御坂美琴とインデックスが対峙する。
勝てるわけがないとわかっていても、御坂美琴は歯を食いしばり、震える体を押さえつけて、インデックスの前に立ち塞がる。
「お願いしますの…! お姉さま、どうか黒子と一緒に『窓のないビル』に退いてくださいまし…!」
そんな美琴の背後で、彼女をずっとずっと慕い続けてきたツインテールの少女が泣きながら声を張り上げた。
黒子「勝てるわけがないんですの! お姉さま! そんな意地を張って何になりますの!?」
美琴「……戦ってた。やっぱりアイツは私の知らないところで戦ってたんだ」
美琴はぎゅっ、と拳を握り締める。
脳裏には、目の前の存在に撃ち落されたツンツン頭の少年のことばかりが思い浮かんでいる。
美琴「だったら…私だけが、逃げ出すなんて出来るわけないでしょうが!!」
黒子「お姉さま…!」
美琴「言っとくけど、勝手にテレポートで連れて行ったりしたら一生アンタを許さないからね。黒子」
「「「一方通行(アクセラレータ)!!」」」
打ち止め、ミサカ、番外個体の声が重なった。
一方通行は起き上がり、胡乱な瞳で辺りを見回す。
一方通行「なンだこりゃあ……どォいう状況だ」
窓のないビルの中に一般人が溢れかえっているこの状況に、一方通行は疑問の声を上げた。
打ち止め、ミサカ、番外個体により、状況の説明がかいつまんでなされる。
一方通行「……ッたく……人がちょっと寝てる隙に訳わかンねェことになってやがンなァ」
打ち止め「というか、あなたはちょっとお寝坊が過ぎるよ! ってミサカはミサカは頬を膨らませてみたり!!」
ミサカ「人がどれだけ心配してたと思ってるんですか、とミサカはあなたを睨みつけます」
番外個体「ほらほら、可愛い『妹達』が泣いてるよ? こんな時、男ならどうすればいいかくらいわかるよねぇ?」
一方通行「抱きしめろってか? 馬鹿が、夢見てンじゃねェよ。ラリッてンのか?」
番外個体「フニャチン野郎」
一方通行「殺すぞ」
番外個体「ぎゃはっ。うんうん、全くいつもの通りなようで、ミサカは安心したよ」
打ち止め、ミサカ、番外個体の声が重なった。
一方通行は起き上がり、胡乱な瞳で辺りを見回す。
一方通行「なンだこりゃあ……どォいう状況だ」
窓のないビルの中に一般人が溢れかえっているこの状況に、一方通行は疑問の声を上げた。
打ち止め、ミサカ、番外個体により、状況の説明がかいつまんでなされる。
一方通行「……ッたく……人がちょっと寝てる隙に訳わかンねェことになってやがンなァ」
打ち止め「というか、あなたはちょっとお寝坊が過ぎるよ! ってミサカはミサカは頬を膨らませてみたり!!」
ミサカ「人がどれだけ心配してたと思ってるんですか、とミサカはあなたを睨みつけます」
番外個体「ほらほら、可愛い『妹達』が泣いてるよ? こんな時、男ならどうすればいいかくらいわかるよねぇ?」
一方通行「抱きしめろってか? 馬鹿が、夢見てンじゃねェよ。ラリッてンのか?」
番外個体「フニャチン野郎」
一方通行「殺すぞ」
番外個体「ぎゃはっ。うんうん、全くいつもの通りなようで、ミサカは安心したよ」
「一方通行」
誰かが一方通行の名を呼んだ。
三人の少女達ではない。
そこに現れたのは土御門元春・海原光貴・結標淡希―――『グループ』の三人だった。
土御門「状況は理解しているか?」
一方通行「まァ、それなりにな。ちょうどよかったぜ。オイ、俺を外に連れて行け」
土御門「いいや、駄目だ。お前じゃインデックスには勝てない」
一方通行「勝つも負けるもあるか。テンション上げてはしゃいでるガキを躾に行くだけだ」
土御門「認めろよ。今のお前じゃインデックスを救うことは出来ないんだ、一方通行」
土御門はそこで、一瞬言葉を躊躇した。
ふぅ、と何かを決意したように息を吐いて、続ける。
土御門「だから……」
誰かが一方通行の名を呼んだ。
三人の少女達ではない。
そこに現れたのは土御門元春・海原光貴・結標淡希―――『グループ』の三人だった。
土御門「状況は理解しているか?」
一方通行「まァ、それなりにな。ちょうどよかったぜ。オイ、俺を外に連れて行け」
土御門「いいや、駄目だ。お前じゃインデックスには勝てない」
一方通行「勝つも負けるもあるか。テンション上げてはしゃいでるガキを躾に行くだけだ」
土御門「認めろよ。今のお前じゃインデックスを救うことは出来ないんだ、一方通行」
土御門はそこで、一瞬言葉を躊躇した。
ふぅ、と何かを決意したように息を吐いて、続ける。
土御門「だから……」
「俺達について来い。お前がかつて手にし、そして忘れちまった『無敵の力』を取り戻すぞ」
ある日、とある少年が一人の少女と出会った。
少女は、その身にとても複雑な事情を抱えていた。
その事情に同情したわけではないし、ましてや共感したわけでもない。
だけれども、様々な思惑と偶然が重なって、少年は少女の抱える事情に顔を突っ込んでいった。
結果、少年は――有り体に言って、少女を救った。
代わりに、その過程で得た『無敵の力』と、過去の記憶を失って。
それが――――この物語の起こり。
少女は、その身にとても複雑な事情を抱えていた。
その事情に同情したわけではないし、ましてや共感したわけでもない。
だけれども、様々な思惑と偶然が重なって、少年は少女の抱える事情に顔を突っ込んでいった。
結果、少年は――有り体に言って、少女を救った。
代わりに、その過程で得た『無敵の力』と、過去の記憶を失って。
それが――――この物語の起こり。
>>841
BGM ユリコ
BGM ユリコ
打ち止め「どういう…こと…?」
土御門「一方通行。お前は『あの時』、インデックスを救った直後、脳を焼かれ、記憶を失った。合っているか?」
一方通行「……あァ」
一方通行は打ち止め達から目を逸らして頷いた。
土御門「その失ったものの中にな、あったらしいんだよ。『この世の全てを操る能力』なんていう反則的な、この状況から逆転できる切り札が」
一方通行「……そンな夢みてェなモンがあったとして、どォやってソレを取りに行くンだよ。時間旅行でもする気か?」
自分で言った言葉で気がついた。
時間。時間を巻き戻す。
海原光貴がインデックスから抜き出した、『時を司る』魔道書―――!
海原「そう。自分の魔術、『時戻し』であなたの脳をかつての状態まで巻き戻す。そうすることであなたの『無敵の力』は復活する」
それが出来るのなら、是が非でも。
それで、この絶望を吹き飛ばすことが出来るなら。
だが、疑問が残る。
打ち止め「記憶は…記憶はどうなるの!?」
そうだ、一方通行の脳がダメージを受ける前まで時間を遡ると言うのなら。
ミサカや打ち止めと出会う前まで戻ると言うのなら。
今まで共に築いた思い出は、どうなってしまうのだ。
土御門「一方通行。お前は『あの時』、インデックスを救った直後、脳を焼かれ、記憶を失った。合っているか?」
一方通行「……あァ」
一方通行は打ち止め達から目を逸らして頷いた。
土御門「その失ったものの中にな、あったらしいんだよ。『この世の全てを操る能力』なんていう反則的な、この状況から逆転できる切り札が」
一方通行「……そンな夢みてェなモンがあったとして、どォやってソレを取りに行くンだよ。時間旅行でもする気か?」
自分で言った言葉で気がついた。
時間。時間を巻き戻す。
海原光貴がインデックスから抜き出した、『時を司る』魔道書―――!
海原「そう。自分の魔術、『時戻し』であなたの脳をかつての状態まで巻き戻す。そうすることであなたの『無敵の力』は復活する」
それが出来るのなら、是が非でも。
それで、この絶望を吹き飛ばすことが出来るなら。
だが、疑問が残る。
打ち止め「記憶は…記憶はどうなるの!?」
そうだ、一方通行の脳がダメージを受ける前まで時間を遡ると言うのなら。
ミサカや打ち止めと出会う前まで戻ると言うのなら。
今まで共に築いた思い出は、どうなってしまうのだ。
クレイジーダイアモンドみたいに【破損部分の時間だけ治す】で行けそうだよな
ミサワの脳みその爆弾【だけ】を取り除いたように
ミサワの脳みその爆弾【だけ】を取り除いたように
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