私的良スレ書庫
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元スレ絹旗「恋をしちゃいました♪」
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麦野「…………悔しいなぁ」
「好きだって、認めた瞬間」
「――――心が、軽くなるんだもん」
「……最悪」
「あれね」
「――――――惚れた弱みって、やつなのかもしれないわね」(ズズッ
「……鼻水とまんね」
「好きだって、認めた瞬間」
「――――心が、軽くなるんだもん」
「……最悪」
「あれね」
「――――――惚れた弱みって、やつなのかもしれないわね」(ズズッ
「……鼻水とまんね」
麦野「………………」
「………………」
「………………」(ズズッ
「………………」
「………………うん。」
「………………、もう一回くらい、勇気出してみるのも、悪くないかもね」
pipipipipi
麦野「ッ!?」
「……って、メールか」
「絹旗、から?」
「………………」
「………………」(ズズッ
「………………」
「………………うん。」
「………………、もう一回くらい、勇気出してみるのも、悪くないかもね」
pipipipipi
麦野「ッ!?」
「……って、メールか」
「絹旗、から?」
『TO 麦野沈利
SUB Re.遊ぼうよー
――――――――――――――――――
今、彼とでーと中なんだぁ☆
じゃーんカッコいいでしょー!?
(写メ)
だから、いま御坂達とは遊べないやぁ。
ごめんね。みんなで楽しんできてー』
「…………は?」
やけに間抜けな声が、部屋の中で小さく響いた。
携帯を持つ手がカタカタと震える。
見開かれた麦野の眼は、ただただ、一点を見つめていた。
「なんだ、コレ」
携帯画面に映るのは見知った、二人の人物。
やけに間抜けな声が、部屋の中で小さく響いた。
携帯を持つ手がカタカタと震える。
見開かれた麦野の眼は、ただただ、一点を見つめていた。
「なんだ、コレ」
携帯画面に映るのは見知った、二人の人物。
麦野の好きな人と、麦野の大切な友人。
その二人が。
仲睦まじそうに、頬を寄せ合って、頬笑みあっている。
かつて、麦野だけに向けられてた、その笑顔で。
――――垣根帝督は、自分とは別の女と幸せそうに、笑っている
「なんだよ、これっ……!」
その声と同時に。
けったいな画像を映し出す機械を持つ手に力が加わる。
メキッ、と。
嫌な音を鳴らして、携帯電話が粉々に砕かれた。
その二人が。
仲睦まじそうに、頬を寄せ合って、頬笑みあっている。
かつて、麦野だけに向けられてた、その笑顔で。
――――垣根帝督は、自分とは別の女と幸せそうに、笑っている
「なんだよ、これっ……!」
その声と同時に。
けったいな画像を映し出す機械を持つ手に力が加わる。
メキッ、と。
嫌な音を鳴らして、携帯電話が粉々に砕かれた。
訳が、わからなかい。
どうにも、理解ができない。
昨日、絹旗は浜面が好きだと言っていたじゃないか。
頬を染めて、無邪気に、可愛い笑顔で、そう言っていたじゃないか。
その姿に偽りの影なんて、見えなかったのに。
それなのに、どうして、絹旗は垣根と一緒に写っているのだろう。
メールには『彼』と書いてある。
『彼』? それは、どういう意味?
ただの他称のしての、彼?
それとも『恋人』としての、彼?
どうにも、理解ができない。
昨日、絹旗は浜面が好きだと言っていたじゃないか。
頬を染めて、無邪気に、可愛い笑顔で、そう言っていたじゃないか。
その姿に偽りの影なんて、見えなかったのに。
それなのに、どうして、絹旗は垣根と一緒に写っているのだろう。
メールには『彼』と書いてある。
『彼』? それは、どういう意味?
ただの他称のしての、彼?
それとも『恋人』としての、彼?
わからない。
わからない、わからない、わからないわんからないわからない―――――!!!!
ただ、ただ。
わかることと言えば、
垣根が。
あんなにも大好な垣根が。
自分ではなく、他の人にその笑みを向けている、その真実が。
…………その真実が、とてつもなく。
悲しい。
わからない、わからない、わからないわんからないわからない―――――!!!!
ただ、ただ。
わかることと言えば、
垣根が。
あんなにも大好な垣根が。
自分ではなく、他の人にその笑みを向けている、その真実が。
…………その真実が、とてつもなく。
悲しい。
ガチャ。
フレンダ「ただいまー。むっぎの! ティッシュ買って来た訳よ―――って」
「あれ?」
滝壺「どうしたの?」
フレンダ「あ、いや。…………あれ」
滝壺「…………けいたい、粉々……」
麦野「…………」
フレンダ「む、麦野……?」
麦野「…………」
滝壺・フレンダ ((うっそ、もう作戦はじまってんの……?))
フレンダ「ただいまー。むっぎの! ティッシュ買って来た訳よ―――って」
「あれ?」
滝壺「どうしたの?」
フレンダ「あ、いや。…………あれ」
滝壺「…………けいたい、粉々……」
麦野「…………」
フレンダ「む、麦野……?」
麦野「…………」
滝壺・フレンダ ((うっそ、もう作戦はじまってんの……?))
フレンダ「(さて、吉と出るか凶と出るか)」
滝壺「(荒治療に変りはないからなぁ)」
フレンダ「(―――でも、ま、どっちにしろ)」
滝壺「(私たちが、吉にすればいいだけの話しだよね)」
滝壺「(荒治療に変りはないからなぁ)」
フレンダ「(―――でも、ま、どっちにしろ)」
滝壺「(私たちが、吉にすればいいだけの話しだよね)」
フレンダ「麦野。どしたん? なーんか暗いよー」
麦野「…………」
フレンダ「てか、鼻水とまってんじゃん。結局、コンビニ行った意味はなくなった訳よー」
麦野「…………」
フレンダ「………麦野、具合でも悪いの?」
麦野「…………、どして?」
フレンダ「なんとなく、顔色が優れないように見えるから」
麦野「…………」
フレンダ「てか、鼻水とまってんじゃん。結局、コンビニ行った意味はなくなった訳よー」
麦野「…………」
フレンダ「………麦野、具合でも悪いの?」
麦野「…………、どして?」
フレンダ「なんとなく、顔色が優れないように見えるから」
滝壺「(どうかんがえたって、この作戦は妙に人選がごちゃごちゃなの)」
「(もし、もし本気でやるとして)」
「(麦野をなだめる役は、私とフレンダじゃあ駄目)」
「(だって、私は口下手だし、フレンダは大事な時にポカしちゃうもの)」
「(結果的に――――)」
フレンダ「絹旗からメールでも来たの?」
滝壺「(―――――こうなる)」
「(もし、もし本気でやるとして)」
「(麦野をなだめる役は、私とフレンダじゃあ駄目)」
「(だって、私は口下手だし、フレンダは大事な時にポカしちゃうもの)」
「(結果的に――――)」
フレンダ「絹旗からメールでも来たの?」
滝壺「(―――――こうなる)」
麦野「………………あぁ?」
フレンダ「えっ?」
滝壺「フレンダ、ダウト」
フレンダ「……………」
麦野「…………」
フレンダ「…………」(ダラダラ
麦野「…………フレンダちゃ~ん?」
フレンダ「いやいやいやいや、これにはふかぁ~~~~~い事情と言うものがだね!?!?」(ダラダラダラダラ
フレンダ「えっ?」
滝壺「フレンダ、ダウト」
フレンダ「……………」
麦野「…………」
フレンダ「…………」(ダラダラ
麦野「…………フレンダちゃ~ん?」
フレンダ「いやいやいやいや、これにはふかぁ~~~~~い事情と言うものがだね!?!?」(ダラダラダラダラ
麦野「フ・レ・ン・ダァ?」
フレンダ「にぎゃああああああ!!!?? フレ/ンダだけは勘弁してほしい訳よぉおおお!!」
滝壺「麦野、とりあえず、おちつこう?」
麦野「………滝壺、アンタも」
滝壺「うん、知ってるよ? 滝壺から、メールが来たんだよね」
フレンダ「にぎゃああああああ!!!?? フレ/ンダだけは勘弁してほしい訳よぉおおお!!」
滝壺「麦野、とりあえず、おちつこう?」
麦野「………滝壺、アンタも」
滝壺「うん、知ってるよ? 滝壺から、メールが来たんだよね」
滝壺じゃねえ。絹旗だよ。
○「絹旗から、メールが来たんだよね」
○「絹旗から、メールが来たんだよね」
麦野「テメェら……」
滝壺「そうだね。向こうは……、ていうか私たちは何かを企んでる」
フレンダ「え、ちょ!? た、滝壺……っ?」
滝壺「簡単にいえば、『麦野』を試そうとしてる」
麦野「…………、私を試す?」
滝壺「そう。それは私も間違ってないと思う。麦野も、一度は試されるべきだよ?」
フレンダ「滝壺、アンタ何をいいたいの…?」
滝壺「ねぇ、フレンダ。それじゃあ不公平だと思わない?」
「麦野だけが、試されるなんて」
「不公平、だよ」
「私は、『垣根帝督』だって、試されるべくだと思うんだ」
滝壺「そうだね。向こうは……、ていうか私たちは何かを企んでる」
フレンダ「え、ちょ!? た、滝壺……っ?」
滝壺「簡単にいえば、『麦野』を試そうとしてる」
麦野「…………、私を試す?」
滝壺「そう。それは私も間違ってないと思う。麦野も、一度は試されるべきだよ?」
フレンダ「滝壺、アンタ何をいいたいの…?」
滝壺「ねぇ、フレンダ。それじゃあ不公平だと思わない?」
「麦野だけが、試されるなんて」
「不公平、だよ」
「私は、『垣根帝督』だって、試されるべくだと思うんだ」
麦野「………悪いけど、いま、私頭がパンクしそうなのよ」
滝壺「どうして?」
麦野「そりゃ……っ!」
フレンダ「……た、滝壺っ」
滝壺「ねぇ、どうして?」
麦野「………………」
「……絹旗は、浜面が好きなのになんで垣根と一緒にいるのか、とか」
「そもそも、絹旗が浮気相手だったのか、とか」
「―――なんで、垣根が」
「……垣根が」
「他の誰かと、笑ってるんだろうか、…………とか」
滝壺「どうして?」
麦野「そりゃ……っ!」
フレンダ「……た、滝壺っ」
滝壺「ねぇ、どうして?」
麦野「………………」
「……絹旗は、浜面が好きなのになんで垣根と一緒にいるのか、とか」
「そもそも、絹旗が浮気相手だったのか、とか」
「―――なんで、垣根が」
「……垣根が」
「他の誰かと、笑ってるんだろうか、…………とか」
フレンダ「………麦野っ」
麦野「………………」
「……なんか、色んなもの通り越して、ただ、悲しいのよ」
「悲しいの」
フレンダ「悲しい、だけ……?」
麦野「垣根をぶっとばそうとか」
「絹旗をズタズタにしようとか」
「全然、そんな気すら、…………浮かんでこない」
「―――――浮かんでこなく、なっちゃった」
麦野「………………」
「……なんか、色んなもの通り越して、ただ、悲しいのよ」
「悲しいの」
フレンダ「悲しい、だけ……?」
麦野「垣根をぶっとばそうとか」
「絹旗をズタズタにしようとか」
「全然、そんな気すら、…………浮かんでこない」
「―――――浮かんでこなく、なっちゃった」
麦野「…………いつの間にか、弱くなったのよ、私」
「――――」
「激情に任せて、垣根とか絹旗に八つ当たりしたって」
「…………後悔、するだけだし」
「ていうか、そもそも傷つける勇気すら、いまは無い」
「……フレンダのことだって、今じゃ、しなきゃよかったって思ってるし」
「…………最悪ね、私は、弱くなった」
「背負ったものを、手放すことすら、出来なくなった」
「――――」
「激情に任せて、垣根とか絹旗に八つ当たりしたって」
「…………後悔、するだけだし」
「ていうか、そもそも傷つける勇気すら、いまは無い」
「……フレンダのことだって、今じゃ、しなきゃよかったって思ってるし」
「…………最悪ね、私は、弱くなった」
「背負ったものを、手放すことすら、出来なくなった」
滝壺「…………垣根ってさ馬鹿だよね」
フレンダ「絹旗がひとのこと悪くいうなんて珍しい訳よ。……でも、本当にそのとおりね」
滝壺「私たちの麦野を手放すなんて、本当に馬鹿」
フレンダ「ねー。こんだけ上玉の女、そうそういないってのに」
滝壺「……うん、麦野はずっとずっと、羨ましくなるくらいに素敵な女性になったね」
フレンダ「そうそう。麦野、いっそ垣根なんてやめて、私の嫁になる? 超大事にするよ??」
麦野「…………それは、イヤ」
フレンダ「ですよねー。結局、悔しいけど麦野は垣根の嫁な訳よー」
フレンダ「絹旗がひとのこと悪くいうなんて珍しい訳よ。……でも、本当にそのとおりね」
滝壺「私たちの麦野を手放すなんて、本当に馬鹿」
フレンダ「ねー。こんだけ上玉の女、そうそういないってのに」
滝壺「……うん、麦野はずっとずっと、羨ましくなるくらいに素敵な女性になったね」
フレンダ「そうそう。麦野、いっそ垣根なんてやめて、私の嫁になる? 超大事にするよ??」
麦野「…………それは、イヤ」
フレンダ「ですよねー。結局、悔しいけど麦野は垣根の嫁な訳よー」
滝壺「……あんまり、くわしい事は言わないけど、絹旗は浮気相手じゃないよ」
フレンダ「まった、中途半端な暴露きたー」
滝壺「私が麦野にいうのは、私たちが手を加えた部分だけ」
「垣根がしたこと、垣根が思ったことは、……ちゃんと、垣根が伝えてもらうべきだから」
フレンダ「そうさね。泣かせて土下座の状態で詫びさせながら全て吐かせるのが一番じゃね?」
滝壺「フレンダ、ちょっと怖い」
フレンダ「大丈夫、半分冗談な訳よ」
麦野「………つまり」
フレンダ「―――絹旗のメールは嘘ってこと。麦野の嫉妬心を煽って仲直りさせよかなー、なんて作戦を実行中なの」
フレンダ「まった、中途半端な暴露きたー」
滝壺「私が麦野にいうのは、私たちが手を加えた部分だけ」
「垣根がしたこと、垣根が思ったことは、……ちゃんと、垣根が伝えてもらうべきだから」
フレンダ「そうさね。泣かせて土下座の状態で詫びさせながら全て吐かせるのが一番じゃね?」
滝壺「フレンダ、ちょっと怖い」
フレンダ「大丈夫、半分冗談な訳よ」
麦野「………つまり」
フレンダ「―――絹旗のメールは嘘ってこと。麦野の嫉妬心を煽って仲直りさせよかなー、なんて作戦を実行中なの」
滝壺「…………麦野は、苦しんで、苦しんで、答えを見つけたんだよ」
フレンダ「そうね。麦野は十分試された訳よ」
麦野「……試されたって、私は何も」
フレンダ「………自分のプライドも、意地も捨てて、垣根が好きだって認めたでしょ?」
滝壺「嫌な写真を見せられて、一番に感じたことは、『悲しい』ってことだったんだよね?」
フレンダ・滝壺「「それで、十分だ(な訳)よ」」
麦野「…………二人とも」
滝壺「今度はこっちが試す番だよ」
「麦野が本音をだしたんだから、垣根の本音だって、聞きださせてやろうよ」
フレンダ「そーね。私は乗った。あの馬鹿の心をひっかきましてやろーじゃねぇのさ」
麦野「…………それをして、どうなるの?」
フレンダ・絹旗「「最終的には、ハッピーエンドになる」」
フレンダ「そうね。麦野は十分試された訳よ」
麦野「……試されたって、私は何も」
フレンダ「………自分のプライドも、意地も捨てて、垣根が好きだって認めたでしょ?」
滝壺「嫌な写真を見せられて、一番に感じたことは、『悲しい』ってことだったんだよね?」
フレンダ・滝壺「「それで、十分だ(な訳)よ」」
麦野「…………二人とも」
滝壺「今度はこっちが試す番だよ」
「麦野が本音をだしたんだから、垣根の本音だって、聞きださせてやろうよ」
フレンダ「そーね。私は乗った。あの馬鹿の心をひっかきましてやろーじゃねぇのさ」
麦野「…………それをして、どうなるの?」
フレンダ・絹旗「「最終的には、ハッピーエンドになる」」
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