私的良スレ書庫
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元スレ絹旗「恋をしちゃいました♪」
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昨日支援してから読もうと思ったら寝てたでござる
うん、すげぇ面白いわ。支援
うん、すげぇ面白いわ。支援
「――――ぶっさいくな顔してんな、第4位。いい気味だわ、まったく」
暗部組織の潰しあいの抗争以来の、再会だった。
「『私に居場所なんてないのー、かなしい、かなしい、えーんえーん』ってかぁ?」
ニヒルな笑みを浮かべながら、人を馬鹿にした言葉を並べて。
「悲劇のヒロイン気取りたくても、その見てくれじゃあお姫さんにはなれやしねぇ」
容赦なく、私の心を抉ってきた。
暗部組織の潰しあいの抗争以来の、再会だった。
「『私に居場所なんてないのー、かなしい、かなしい、えーんえーん』ってかぁ?」
ニヒルな笑みを浮かべながら、人を馬鹿にした言葉を並べて。
「悲劇のヒロイン気取りたくても、その見てくれじゃあお姫さんにはなれやしねぇ」
容赦なく、私の心を抉ってきた。
「オマエ、本当に可哀想だな」
踏みにじって。
「惚れこんだ男にはただの『お仲間』認定をされただけ」
叩きつけて。
「お天道さんの世界にも、とっくのとうに居場所がないと来た」
踏みにじって。
「惚れこんだ男にはただの『お仲間』認定をされただけ」
叩きつけて。
「お天道さんの世界にも、とっくのとうに居場所がないと来た」
切り刻んで。
「一人なんだよ、オマエは。可哀想に。あーぁマジで哀れだ」
現実を突きつけて。
「―――――あまりにも、みてらんねぇからさ」
そして、一拍の間をおいて。
「俺が、オマエをもらってやろうか?」
あの、細くて意外に力のある両腕に、抱きしめられた。
思い返してみれば、それがアイツのはじまり。
「一人なんだよ、オマエは。可哀想に。あーぁマジで哀れだ」
現実を突きつけて。
「―――――あまりにも、みてらんねぇからさ」
そして、一拍の間をおいて。
「俺が、オマエをもらってやろうか?」
あの、細くて意外に力のある両腕に、抱きしめられた。
思い返してみれば、それがアイツのはじまり。
「最悪だ」と思ったそんなはじまりも。
「沈利」と名を呼んでくれた低い声も。
「好きだ」と耳元で囁かれた吐息の熱も。
「にがさねえよ」とぎゅっと抱きしめられた腕の固さも。
全部全部、覚えている。
嫌というほど、身体に染みついて離れない。
―――――逃がさないと、言った癖に。
それなのに、それなのに、………それなのに。
・
・
・
「沈利」と名を呼んでくれた低い声も。
「好きだ」と耳元で囁かれた吐息の熱も。
「にがさねえよ」とぎゅっと抱きしめられた腕の固さも。
全部全部、覚えている。
嫌というほど、身体に染みついて離れない。
―――――逃がさないと、言った癖に。
それなのに、それなのに、………それなのに。
・
・
・
フレンダ「……浮気? あの垣根が、浮気をしったていうの?」
麦野「間違いメールが来て本人に問いただしてみたら、面白いくらいあっさり白状したわねー」
滝壺「浮気も許せないけど、絶対にゆるしちゃいけないことだけど……」
フレンダ「………」
滝壺「かきねがむぎのに言ったことが、むぎのをそんな風にあつかってたってことの方が、許せない……ッ!」
麦野「――――結局のところ」
「私はタダの都合のいい女で、………アイツにとって『特別』じゃなかった」
「それだけのことなのよ」
「……それだけの、このなの」
麦野「間違いメールが来て本人に問いただしてみたら、面白いくらいあっさり白状したわねー」
滝壺「浮気も許せないけど、絶対にゆるしちゃいけないことだけど……」
フレンダ「………」
滝壺「かきねがむぎのに言ったことが、むぎのをそんな風にあつかってたってことの方が、許せない……ッ!」
麦野「――――結局のところ」
「私はタダの都合のいい女で、………アイツにとって『特別』じゃなかった」
「それだけのことなのよ」
「……それだけの、このなの」
麦野「この麦野沈利をそんな扱いするなんて、許せるわけないってね」(ハハッ
「むかついから、こっちから別れてやったのよ」
「―――――」
「プライドは、ちょっと気づついた……かな?」
「―――うん、でも、私にとってもそれだけ」
「それだけ」
フレンダ「…………、ほんとに『それだけ』?」
滝壺「フレンダ?」
フレンダ「ほんとに、『それだけ』なの? ほんとに『それだけ』にするつもりなの!?」
麦野「―――――そうよ」
フレンダ「それじゃ……」
「どうして」
「……ど、して。そんなに悲しそうに笑う訳?」
「むかついから、こっちから別れてやったのよ」
「―――――」
「プライドは、ちょっと気づついた……かな?」
「―――うん、でも、私にとってもそれだけ」
「それだけ」
フレンダ「…………、ほんとに『それだけ』?」
滝壺「フレンダ?」
フレンダ「ほんとに、『それだけ』なの? ほんとに『それだけ』にするつもりなの!?」
麦野「―――――そうよ」
フレンダ「それじゃ……」
「どうして」
「……ど、して。そんなに悲しそうに笑う訳?」
麦野「『それだけ』にするしかないの。それが、一番いいの」
滝壺「麦野は、そう思うの?」
麦野「………そうするしかない、から」
「私は都合のイイ女で、『特別』じゃなくて、代えがきく存在なら」
「そうするしか、ないのよ」
滝壺「違う」
麦野「……ちがう?」
滝壺「違うよ、麦野にとっては『それだけ』じゃないでしょう?」
「だから、そんなのは『一番』の選択じゃないよ!」
「ねぇ、むぎの」
「むぎのにとってかきねは『それだけ』?」
麦野「……私に、とって……」
滝壺「麦野は、そう思うの?」
麦野「………そうするしかない、から」
「私は都合のイイ女で、『特別』じゃなくて、代えがきく存在なら」
「そうするしか、ないのよ」
滝壺「違う」
麦野「……ちがう?」
滝壺「違うよ、麦野にとっては『それだけ』じゃないでしょう?」
「だから、そんなのは『一番』の選択じゃないよ!」
「ねぇ、むぎの」
「むぎのにとってかきねは『それだけ』?」
麦野「……私に、とって……」
滝壺「かきねは都合のイイ男だった?」
「特別な人じゃなかった!?」
「代えがきく、存在だった!!?」
麦野「!」
滝壺「……違うよね?」
「かきねはむぎのにとって、たった一人の人で、特別な人で、掛け替えのない存在、だったよね?」
「特別な人じゃなかった!?」
「代えがきく、存在だった!!?」
麦野「!」
滝壺「……違うよね?」
「かきねはむぎのにとって、たった一人の人で、特別な人で、掛け替えのない存在、だったよね?」
フレンダ「滝壺、『だった』―――じゃなくて、現在進行形で、そうなんだよ」
「垣根はいまも、多分これかも」
「麦野の心を占拠し続ける男な訳よ」
滝壺「ごめん、そうだった」
麦野「……ぁ、いや、……わ、私は」
「―――私は、」
「………………わたし、は」
「垣根はいまも、多分これかも」
「麦野の心を占拠し続ける男な訳よ」
滝壺「ごめん、そうだった」
麦野「……ぁ、いや、……わ、私は」
「―――私は、」
「………………わたし、は」
・
・
・
それなのに、それなのに、………それなのに。
どうして、帝督のほうから、去っていくの?
どうして、抱きしめてくれたその両腕を、離してしまったの?
私のこと、嫌いになった?
私のこと、もういらなくなった?
ねぇ、帝督。
―――――私はもう、隣に置くことすら価値がない女なの?
・
・
・
・
・
それなのに、それなのに、………それなのに。
どうして、帝督のほうから、去っていくの?
どうして、抱きしめてくれたその両腕を、離してしまったの?
私のこと、嫌いになった?
私のこと、もういらなくなった?
ねぇ、帝督。
―――――私はもう、隣に置くことすら価値がない女なの?
・
・
・
晩飯。8時には再会
次いで安価
垣根の浮気相手?(絹旗)から連絡が来るようです。
どっちの携帯に連絡がはいりますか?>>+3
1、フレンダ
2、滝壺
次いで安価
垣根の浮気相手?(絹旗)から連絡が来るようです。
どっちの携帯に連絡がはいりますか?>>+3
1、フレンダ
2、滝壺
prrrrrrrrr,prrrrrrrrrr
フレンダ「? なんか、携帯なってるけど、誰の?」
滝壺「あ、ごめん。わたしの携帯だ。……あ、絹旗からみたい」
フレンダ「……絹旗? なにか急用なのかも」
滝壺「ちょっと、外に出て、電話してくるね」(ガタッ
フレンダ「りょーかい。麦野のことは私にまわせてって訳よ」
滝壺「うん。よろしくね」
麦野「……私は」
「……………私に、とっては……」
フレンダ「? なんか、携帯なってるけど、誰の?」
滝壺「あ、ごめん。わたしの携帯だ。……あ、絹旗からみたい」
フレンダ「……絹旗? なにか急用なのかも」
滝壺「ちょっと、外に出て、電話してくるね」(ガタッ
フレンダ「りょーかい。麦野のことは私にまわせてって訳よ」
滝壺「うん。よろしくね」
麦野「……私は」
「……………私に、とっては……」
―麦野宅・外―
滝壺「はい、もしもし」
『あ、滝壺さん、いま麦野の家ですか?』
滝壺「うん。でも、一応念には念を入れて、むぎのの家の外にいるよ」
『本当ですか!? それは、超丁度よかったです』
滝壺「それで何か用あったの?」
『あー……はい。実は、ちょっといま、浜面と一緒に垣根のとこに来てるんですけど……』
滝壺「……やっぱり、きぬはたは、きぬはたで行動してたんだね」
『あははははー……』
滝壺「はい、もしもし」
『あ、滝壺さん、いま麦野の家ですか?』
滝壺「うん。でも、一応念には念を入れて、むぎのの家の外にいるよ」
『本当ですか!? それは、超丁度よかったです』
滝壺「それで何か用あったの?」
『あー……はい。実は、ちょっといま、浜面と一緒に垣根のとこに来てるんですけど……』
滝壺「……やっぱり、きぬはたは、きぬはたで行動してたんだね」
『あははははー……』
滝壺「むぎのから聞いたけど、かきね、浮気してたんだってね」
『あー。それなんですけど、嘘だったらしいんですよ』
滝壺「………え?」
『なんか、垣根が一人で超勝手に誤解して、超勝手に暴走したみたいで』
滝壺「……くわしく教えて?」
『勿論です。それとですね、実はちょっとした作戦を決行しようかなー、なんて』
滝壺「作戦?」
『超私が貧乏くじな作戦ですけどねー……ははっ』
・
・
・
『あー。それなんですけど、嘘だったらしいんですよ』
滝壺「………え?」
『なんか、垣根が一人で超勝手に誤解して、超勝手に暴走したみたいで』
滝壺「……くわしく教えて?」
『勿論です。それとですね、実はちょっとした作戦を決行しようかなー、なんて』
滝壺「作戦?」
『超私が貧乏くじな作戦ですけどねー……ははっ』
・
・
・
・
・
・
滝壺「…………なんていうか」
『はい?』
滝壺「……二人とも、不器用だなって思って」
『ですよね。もっと簡潔に『好きだ!』『私も!』で終らせりゃーいいんですよ』
滝壺「それが出来ないからこそ、むぎのや、かきねなのかもしれないけどね」
『ですね。そういうところが超ほっとけないというか……』
滝壺「きぬはたも簡潔にはまづらと『超好き!』『俺も!』ってすればいいのに」
『ちょおおおおお!! な、なにを言いだすんですか…っ/// い、いまは私のことは超関係ないですから!!』
滝壺「そーいうことにしておく」
『おっほん/// では、いま話した通りに超よろしくお願いします』
滝壺「ん。フレンダには私から伝えておく」
『はい。それでは』
ブツ。ツーツーツー・・・
・
・
滝壺「…………なんていうか」
『はい?』
滝壺「……二人とも、不器用だなって思って」
『ですよね。もっと簡潔に『好きだ!』『私も!』で終らせりゃーいいんですよ』
滝壺「それが出来ないからこそ、むぎのや、かきねなのかもしれないけどね」
『ですね。そういうところが超ほっとけないというか……』
滝壺「きぬはたも簡潔にはまづらと『超好き!』『俺も!』ってすればいいのに」
『ちょおおおおお!! な、なにを言いだすんですか…っ/// い、いまは私のことは超関係ないですから!!』
滝壺「そーいうことにしておく」
『おっほん/// では、いま話した通りに超よろしくお願いします』
滝壺「ん。フレンダには私から伝えておく」
『はい。それでは』
ブツ。ツーツーツー・・・
>>327
俺「俺も!」
俺「俺も!」
滝壺「………そっか、かきねも、素直になれなかっただけ、なのか」
「…………」
「簡単で、難しいこと」
「難しいけど、意外と簡単なこと」
「…………うん。わたしにとっては、難しかった、かなぁ」
「―――――まぁ、いまとなっては昔のことだけど」
「……むぎのとかきねには、」
「………私みたいに、なってほしくないなぁ……」
「…………」
「簡単で、難しいこと」
「難しいけど、意外と簡単なこと」
「…………うん。わたしにとっては、難しかった、かなぁ」
「―――――まぁ、いまとなっては昔のことだけど」
「……むぎのとかきねには、」
「………私みたいに、なってほしくないなぁ……」
>>327-328
お幸せにな
お幸せにな
―麦野家・中―
麦野「…………」
フレンダ「…………」
麦野「…………」
フレンダ「ねぇ、麦野」
麦野「……ん?」
フレンダ「いろいろグチグチいったけどさ」
「結局、私が麦野に言えることって、一つだけな訳よ」
麦野「…………」
フレンダ「…………」
麦野「…………」
フレンダ「ねぇ、麦野」
麦野「……ん?」
フレンダ「いろいろグチグチいったけどさ」
「結局、私が麦野に言えることって、一つだけな訳よ」
麦野「……なに? 言える事って」
フレンダ「それはね」
麦野「うん」
フレンダ「素直になろうってこと」
「垣根にたいしても」
「麦野自身の気持ちに対しても」
「―――――素直に、なろうよ」
麦野「フレンダ…」
フレンダ「素直になるって、麦野にとってはもしかしたら難しいかもしれない」
「怖いかもしれない、痛いかもしれない」
「でも」
「案外、恐れることじゃないかもれないじゃん?」
フレンダ「それはね」
麦野「うん」
フレンダ「素直になろうってこと」
「垣根にたいしても」
「麦野自身の気持ちに対しても」
「―――――素直に、なろうよ」
麦野「フレンダ…」
フレンダ「素直になるって、麦野にとってはもしかしたら難しいかもしれない」
「怖いかもしれない、痛いかもしれない」
「でも」
「案外、恐れることじゃないかもれないじゃん?」
麦野「―――――素直に、なる?」
フレンダ「そう」
麦野「……それは、……」
「―――そんなの」
「わたし、には」
フレンダ「出来るはずない、って思うの?」
麦野「…………」(コクリ
フレンダ「そう」
麦野「……それは、……」
「―――そんなの」
「わたし、には」
フレンダ「出来るはずない、って思うの?」
麦野「…………」(コクリ
フレンダ「結局、色んなことをごちゃごちゃを考えるから、こんがらがる訳よ」
「シンプルにいこーよ、シンプルに」
麦野「……シンプルに、って言ったって」
フレンダ「うん、じゃあ」
「いまから、私と麦野の二人で、こんがらがっちゃった麦野の赤い糸を、ゆっくり、ひとつひとつ解いてこう。ね?」
麦野「……えー」
フレンダ「私が、いっこいっこ、聞いていくから。麦野はただ、イエスかノーかだけで答えて」
麦野「…………そんなことして、何が変るって言うの?」
フレンダ「――――絶対、何かが変る訳よ」
「シンプルにいこーよ、シンプルに」
麦野「……シンプルに、って言ったって」
フレンダ「うん、じゃあ」
「いまから、私と麦野の二人で、こんがらがっちゃった麦野の赤い糸を、ゆっくり、ひとつひとつ解いてこう。ね?」
麦野「……えー」
フレンダ「私が、いっこいっこ、聞いていくから。麦野はただ、イエスかノーかだけで答えて」
麦野「…………そんなことして、何が変るって言うの?」
フレンダ「――――絶対、何かが変る訳よ」
フレンダ「それじゃ、はじめるよ?」
麦野「……どーぞ」
フレンダ「うっわ、超面倒くさそうな口調……。まあいいや」
「それじゃー、聞くよ」
「……麦野。麦野は、垣根と一緒にいて楽しかった?」
麦野「…………それは」
フレンダ「あまり考え込まない。イエスかノーが。どちらかを選ぶだけでいいんだから」
麦野「――――イエス」
フレンダ「そ、その調子」
麦野「……どーぞ」
フレンダ「うっわ、超面倒くさそうな口調……。まあいいや」
「それじゃー、聞くよ」
「……麦野。麦野は、垣根と一緒にいて楽しかった?」
麦野「…………それは」
フレンダ「あまり考え込まない。イエスかノーが。どちらかを選ぶだけでいいんだから」
麦野「――――イエス」
フレンダ「そ、その調子」
フレンダ「垣根といる時間は大切だった?」
麦野「……イエス」
フレンダ「イイ奴だなと思ってた?」
麦野「…イエス」
フレンダ「垣根と一緒いて、幸せだった」
麦野「イエス」
麦野「……イエス」
フレンダ「イイ奴だなと思ってた?」
麦野「…イエス」
フレンダ「垣根と一緒いて、幸せだった」
麦野「イエス」
フレンダ「……裏切られて、ショックだった?」
麦野「イエス」
フレンダ「酷い扱いをされて、ムカついた?」
麦野「イエス!」
フレンダ「垣根にたいして、怒ってる」
麦野「イエス!!」
フレンダ「―――――垣根と別れて、清々した?」
麦野「…………ッ」
フレンダ「清々、した?」
麦野「…………」
「…………」
「…ノ―」
麦野「イエス」
フレンダ「酷い扱いをされて、ムカついた?」
麦野「イエス!」
フレンダ「垣根にたいして、怒ってる」
麦野「イエス!!」
フレンダ「―――――垣根と別れて、清々した?」
麦野「…………ッ」
フレンダ「清々、した?」
麦野「…………」
「…………」
「…ノ―」
フレンダ「…………、麦野は、いま寂しい?」
麦野「……イエス」
フレンダ「胸に、ぽっかり、穴があいているような感じがする?」
麦野「……ィエス」
フレンダ「垣根に、大切されてた?」
麦野「………いえす」
フレンダ「麦野は、これからも、垣根に大切にされたい?」
麦野「…………」
「……うん」(グス
麦野「……イエス」
フレンダ「胸に、ぽっかり、穴があいているような感じがする?」
麦野「……ィエス」
フレンダ「垣根に、大切されてた?」
麦野「………いえす」
フレンダ「麦野は、これからも、垣根に大切にされたい?」
麦野「…………」
「……うん」(グス
麦野「………ひっぅ」(グスグス
フレンダ「いちおう、もういっこだけ」
「これが、最後の質問」
「素直に答えてね?」
麦野「……な、によぉ……」(ヒック
フレンダ「いちおう、もういっこだけ」
「これが、最後の質問」
「素直に答えてね?」
麦野「……な、によぉ……」(ヒック
おいおい?
おいおいおいおい?
フレはまだ計画知らないんだろ?
アイテムはどんだけ相手を想いやれる集団になったんだよ。最高じゃねえかよ
おいおいおいおい?
フレはまだ計画知らないんだろ?
アイテムはどんだけ相手を想いやれる集団になったんだよ。最高じゃねえかよ
フレンダ「麦野は―――――、麦野沈利は」
「垣根帝督のこと」
「好き?」
「――――――大好き?」
麦野「……………うん」(グス
「ひっぅ」
「す、きぃぃいい、……ふぇ」
「………大好きだよぉ、ちくしょー……」(フェェェエエ
フレンダ「ん。よくできました」(ナデナデ
・
・
・
ガチャ。
滝壺「電話おわったよーって、え? あれ?」
フレンダ「ほら、ちゃんとティッシュで鼻かんで」
麦野「……ああもう、最悪。超最悪な気分んんん」(チーン
滝壺「―――これは、いったい何事?」
フレンダ「あ、おかえり滝壺。今ね、麦野が攻落したとこー」
麦野「ああ、もうマジでムカつく。なんであんな野郎のことなんか……」(ブツブツ
滝壺「攻落?」
フレンダ「この頑固もの、ようやく自分の気持ちに正直になった訳よ」
「ただ、涙は出てくるは、改めて自分の気持ちに気がつくはその他諸々」
「恥かしいやら照れくさいやらって感じで、変にキレてる状態」
滝壺「……あ、なるほど」
・
・
ガチャ。
滝壺「電話おわったよーって、え? あれ?」
フレンダ「ほら、ちゃんとティッシュで鼻かんで」
麦野「……ああもう、最悪。超最悪な気分んんん」(チーン
滝壺「―――これは、いったい何事?」
フレンダ「あ、おかえり滝壺。今ね、麦野が攻落したとこー」
麦野「ああ、もうマジでムカつく。なんであんな野郎のことなんか……」(ブツブツ
滝壺「攻落?」
フレンダ「この頑固もの、ようやく自分の気持ちに正直になった訳よ」
「ただ、涙は出てくるは、改めて自分の気持ちに気がつくはその他諸々」
「恥かしいやら照れくさいやらって感じで、変にキレてる状態」
滝壺「……あ、なるほど」
滝壺「…………ふむ」
「(なにか特に仕向けなくても、麦野の中の土台はできあがったって感じ、か)」
麦野「……あ、鼻かみ過ぎてティッシュ無くなった……ああもう、マジかよ」
フレンダ「あらら。買い置きはないの?」
麦野「ない」(ズズ
滝壺「じゃ、そこのコンビニまで買いにいってくるよ、私」
麦野「あー……悪い、お願いできる?」(スビビ
滝壺「うん」
「―――じゃあ、フレンダも一緒にいこう?」
フレンダ「え? 私も?」
滝壺「……麦野オチついたみたいだけど、やっぱ、一人になりたい気分なんじゃないかな?ぁ」(ボソ
フレンダ「あー……なるほど」(ボソッ
滝壺「ね? 行こう?」
フレンダ「分かったわよー。麦野、ちょっくら私も散歩がてら滝壺についていくわ」
麦野「んー」(ズズ
「(なにか特に仕向けなくても、麦野の中の土台はできあがったって感じ、か)」
麦野「……あ、鼻かみ過ぎてティッシュ無くなった……ああもう、マジかよ」
フレンダ「あらら。買い置きはないの?」
麦野「ない」(ズズ
滝壺「じゃ、そこのコンビニまで買いにいってくるよ、私」
麦野「あー……悪い、お願いできる?」(スビビ
滝壺「うん」
「―――じゃあ、フレンダも一緒にいこう?」
フレンダ「え? 私も?」
滝壺「……麦野オチついたみたいだけど、やっぱ、一人になりたい気分なんじゃないかな?ぁ」(ボソ
フレンダ「あー……なるほど」(ボソッ
滝壺「ね? 行こう?」
フレンダ「分かったわよー。麦野、ちょっくら私も散歩がてら滝壺についていくわ」
麦野「んー」(ズズ
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