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元スレ結衣「転校はじめました」
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~結衣宅~
結衣「…で、大事な話って何?一人ぐらしのこと?」
母「…結衣に転校してもらいたいの」
結衣「!…なんで?私、嫌だよ」
母「あなた…ごらく部なんて部活に入ってるそうね」
結衣「っ…だから何?」
母「そんな部活が黙認される学校…お固いお父さんが許すと思う?」
結衣「…」
結衣「…で、大事な話って何?一人ぐらしのこと?」
母「…結衣に転校してもらいたいの」
結衣「!…なんで?私、嫌だよ」
母「あなた…ごらく部なんて部活に入ってるそうね」
結衣「っ…だから何?」
母「そんな部活が黙認される学校…お固いお父さんが許すと思う?」
結衣「…」
二時間ほど話し合った結果…
「部長を説得して部活を潰すか転校するか、どっちか決めろ!」と言われた。
私には…京子の…一年前の笑顔が忘れられないし…
あかりとちなつちゃんの居場所を奪うワケにもいかない。
だから、私は転校する。
明日からあと3日…大事に過ごさなきゃな。
「部長を説得して部活を潰すか転校するか、どっちか決めろ!」と言われた。
私には…京子の…一年前の笑顔が忘れられないし…
あかりとちなつちゃんの居場所を奪うワケにもいかない。
だから、私は転校する。
明日からあと3日…大事に過ごさなきゃな。
~翌日~
結衣「…」ドキドキ
結衣(迎えで京子の家のインターホンを押す)
結衣(これも後、3回か…)
結衣(…いつも通り、いつも通り…)
ピンポーン
京子「おーっす!いつもご苦労だね結衣君!」
結衣「はぁ…いつも通り元気なヤツめ」
結衣「…」ドキドキ
結衣(迎えで京子の家のインターホンを押す)
結衣(これも後、3回か…)
結衣(…いつも通り、いつも通り…)
ピンポーン
京子「おーっす!いつもご苦労だね結衣君!」
結衣「はぁ…いつも通り元気なヤツめ」
京子「そーいう結衣君はどうなんだい?」
結衣「お前の態度にゲンナリしてる所」
京子「そーですかい。んじゃまーあかりの家にレッツゴー!」スタスタ
結衣「…」スタスタ
結衣「京子はさ…いつも私が迎えにくること、どう思ってるの?」
京子「ん?何イキナリ」
結衣「京子にも感謝の気持ちとかあったりするのかなーって思ってさ」
京子「んー…日常過ぎて良く分からないなぁ」
結衣「…そっか…そうだよな」
結衣「お前の態度にゲンナリしてる所」
京子「そーですかい。んじゃまーあかりの家にレッツゴー!」スタスタ
結衣「…」スタスタ
結衣「京子はさ…いつも私が迎えにくること、どう思ってるの?」
京子「ん?何イキナリ」
結衣「京子にも感謝の気持ちとかあったりするのかなーって思ってさ」
京子「んー…日常過ぎて良く分からないなぁ」
結衣「…そっか…そうだよな」
結衣(分かってたけど…まぁ、京子からしてみたら、そんなモンだよな)
結衣(…私が居なくなるって知ったら…皆、悲しんでくれるのかな)
結衣(…だといいな…と思ってしまうのが何か嫌だな)
京子「…結衣?やっぱり元気ないんじゃない?」
結衣「えっ…いや、そんな事ないぞ?」
京子「そう?…ならいいけど」スタスタ
結衣(無表情のつもりだったのに…京子は変な所で目ざといな)スタスタ
結衣(…私が居なくなるって知ったら…皆、悲しんでくれるのかな)
結衣(…だといいな…と思ってしまうのが何か嫌だな)
京子「…結衣?やっぱり元気ないんじゃない?」
結衣「えっ…いや、そんな事ないぞ?」
京子「そう?…ならいいけど」スタスタ
結衣(無表情のつもりだったのに…京子は変な所で目ざといな)スタスタ
~あかり宅~
京子「押すよー」
結衣「あっ!ちょっと待ってくれ!」
京子「?」キョトン
結衣「そ、その…私に押させてくれないか」
京子「別にいいけどー?変な結衣」
ピンポーン
あかり「はーい」
京子「押すよー」
結衣「あっ!ちょっと待ってくれ!」
京子「?」キョトン
結衣「そ、その…私に押させてくれないか」
京子「別にいいけどー?変な結衣」
ピンポーン
あかり「はーい」
結衣「おはよう」
あかり「おはよー」
京子「おっはよーん」
結衣「…おはよう」
あかり「?…おはよう」
京子「流れで二度目のおっはよーん」
結衣「…おはよう…っ」ウルッ
あかり「?…お、おはよう?」
京子「いやいや、何ボケてんの結衣」
結衣「い、いや…親しい友達と挨拶するのって…良いものだよな」
あかり&京子「?」キョトン
あかり「おはよー」
京子「おっはよーん」
結衣「…おはよう」
あかり「?…おはよう」
京子「流れで二度目のおっはよーん」
結衣「…おはよう…っ」ウルッ
あかり「?…お、おはよう?」
京子「いやいや、何ボケてんの結衣」
結衣「い、いや…親しい友達と挨拶するのって…良いものだよな」
あかり&京子「?」キョトン
~数分後~
ちなつ「おはようございますー」
結衣「お…ちなつちゃんだ」
京子「なんと!ちなつちゃんとな!?」ガバッ
ちなつ「きゃっ…ちょ、やめて下さい毎朝~」
結衣「…」ジー
あかり「?…結衣ちゃん、止めないでいいの?」
結衣(この二人のこのやり取りも…もう、見れなくなるからな)
ちなつ「ちょっと結衣センパイ!?止めて下さいよー!」モガモガ
ちなつ「おはようございますー」
結衣「お…ちなつちゃんだ」
京子「なんと!ちなつちゃんとな!?」ガバッ
ちなつ「きゃっ…ちょ、やめて下さい毎朝~」
結衣「…」ジー
あかり「?…結衣ちゃん、止めないでいいの?」
結衣(この二人のこのやり取りも…もう、見れなくなるからな)
ちなつ「ちょっと結衣センパイ!?止めて下さいよー!」モガモガ
結衣「あ…そうか。わたしの役目だもんな」
結衣「こら、やめろよ京子ー」トントン
京子「…と、止める気ないでしょ」
ちなつ「ちょっと結衣センパイ!お願いしますってー!」
結衣「あ、ああ…よーし!」ニヤニヤ
京子「な、何でうれしそうなの?」
結衣「え、笑ってた?」
ちなつ「笑ってましたよ?」
結衣「…そっか。なんか楽しくてさ」
京子&あかり&ちなつ「??」
結衣「こら、やめろよ京子ー」トントン
京子「…と、止める気ないでしょ」
ちなつ「ちょっと結衣センパイ!お願いしますってー!」
結衣「あ、ああ…よーし!」ニヤニヤ
京子「な、何でうれしそうなの?」
結衣「え、笑ってた?」
ちなつ「笑ってましたよ?」
結衣「…そっか。なんか楽しくてさ」
京子&あかり&ちなつ「??」
この日常の当たり前のやりとりも
うっとうしいと思っていたやり取りも
限りがあると思うと…楽しくて仕方がない。
もっと…この場所にいたい。
毎朝四人で通いたい。ケンカしたい。無駄話したい。たまにあかりをイジって遊びたい。
結局今日は…何も話せないまま、変にニヤけた顔をイジられて終わった。
うっとうしいと思っていたやり取りも
限りがあると思うと…楽しくて仕方がない。
もっと…この場所にいたい。
毎朝四人で通いたい。ケンカしたい。無駄話したい。たまにあかりをイジって遊びたい。
結局今日は…何も話せないまま、変にニヤけた顔をイジられて終わった。
~翌日~
バタンバタンバタン
結衣「…台風がうるさくて寝れなかった…」ムクリ
プルルルルルルル
結衣「うーん…こんな朝早くからなんだよ…」ガチャ
先生「あ、船見さん?連絡網です。今日は台風警報なのでお休みね?」
結衣「えっ…」
先生「それじゃ…」プツッ
結衣「…ウソだろ…私、運は良い方だと思ってたんだけどな…ははは…」
バタンバタンバタン
結衣「…台風がうるさくて寝れなかった…」ムクリ
プルルルルルルル
結衣「うーん…こんな朝早くからなんだよ…」ガチャ
先生「あ、船見さん?連絡網です。今日は台風警報なのでお休みね?」
結衣「えっ…」
先生「それじゃ…」プツッ
結衣「…ウソだろ…私、運は良い方だと思ってたんだけどな…ははは…」
結衣「…ゲームしよう…」
結衣(こんな日に限って…台風なんて…こういう時はRPGだな)ピコピコ
結衣「あ、このセーブデータ…あかりと京子のヤツだ」
結衣「主人公の名前は…YUI、か。どうせ京子あたりが付けたんだろうな…」ピコピコ
結衣「…テレビの上のM字開脚ちなつちゃんが気になって集中できない」
結衣「本でも読むかな…」
結衣(こんな日に限って…台風なんて…こういう時はRPGだな)ピコピコ
結衣「あ、このセーブデータ…あかりと京子のヤツだ」
結衣「主人公の名前は…YUI、か。どうせ京子あたりが付けたんだろうな…」ピコピコ
結衣「…テレビの上のM字開脚ちなつちゃんが気になって集中できない」
結衣「本でも読むかな…」
結衣「…あ!続きがない…京子のヤツ…勝手に取っていったな…!」
結衣「くそ…」
結衣「…鬱だ。良いことないなぁ…」パタリ
結衣「…あと二日で転校…」
結衣「…いや、イヤだよ…」ウルッ
結衣「…うっ…ううっ…いや、だよぉ…何で私なんだよぉ…」グスッ
結衣「ただ…あいつらと居たいだけなのに…っ」ポロポロ
ピンポーン
結衣「くそ…」
結衣「…鬱だ。良いことないなぁ…」パタリ
結衣「…あと二日で転校…」
結衣「…いや、イヤだよ…」ウルッ
結衣「…うっ…ううっ…いや、だよぉ…何で私なんだよぉ…」グスッ
結衣「ただ…あいつらと居たいだけなのに…っ」ポロポロ
ピンポーン
結衣「っ…だ、誰だ?台風の中ここに来るバカは…」ピッ
京子「はぁ…はぁ…京子だよん」
結衣「…ビショ濡れじゃん!早く入れ!」
京子「おっす…そうさせてもらうわー」ガチャ
結衣「何でこんな天候の中、私の家に来てんだよ…」
京子「いや~…ラムレーズン食べたくてさ…なんてね」ニシシ
結衣「…ったく、待ってろ」
京子「はぁ…はぁ…京子だよん」
結衣「…ビショ濡れじゃん!早く入れ!」
京子「おっす…そうさせてもらうわー」ガチャ
結衣「何でこんな天候の中、私の家に来てんだよ…」
京子「いや~…ラムレーズン食べたくてさ…なんてね」ニシシ
結衣「…ったく、待ってろ」
結衣「…で、何で来たの?はい、ラムレーズン」コトッ
京子「いやいや、ラムレーズン食べたかったからだってー!…うめぇ!」パクパク
結衣「…いやいや、ウソだろ?こんな台風の中で…」
京子「本当本当!食べたかっただけだから気にすんなってー!」パクパク
結衣「ちょ…はぁ…」
結衣(私って、そんな程度なのかな…京子にとって)
京子「いやいや、ラムレーズン食べたかったからだってー!…うめぇ!」パクパク
結衣「…いやいや、ウソだろ?こんな台風の中で…」
京子「本当本当!食べたかっただけだから気にすんなってー!」パクパク
結衣「ちょ…はぁ…」
結衣(私って、そんな程度なのかな…京子にとって)
結衣(…悲しいな…あかり達も…私の事…)
京子「…ウソだよ。話があって来たの」
結衣「!…な、何でイキナリ真顔なんだよ!?」
京子「…結衣…さっきまで、泣いてたよね?」
結衣「…いや?」
京子「あー私ドアの前でずっと聞いてたからその言い訳効かないなぁー」ニヤニヤ
結衣「…はぁ…厄介なヤツに聞かれちゃったな…」
京子「…ウソだよ。話があって来たの」
結衣「!…な、何でイキナリ真顔なんだよ!?」
京子「…結衣…さっきまで、泣いてたよね?」
結衣「…いや?」
京子「あー私ドアの前でずっと聞いてたからその言い訳効かないなぁー」ニヤニヤ
結衣「…はぁ…厄介なヤツに聞かれちゃったな…」
京子「…でさ、何で泣いてたの」モグモグ
結衣「…」
京子「昨日もおかしかったよね?あんな結衣見た事ないし」
結衣「!」
京子「…私さ、昨日の結衣見てたし…台風も一人だと何かと怖いだろー?だかr」
結衣「京子…っ!!」ギュウウウウウ
京子「っ!?」
結衣「…」
京子「昨日もおかしかったよね?あんな結衣見た事ないし」
結衣「!」
京子「…私さ、昨日の結衣見てたし…台風も一人だと何かと怖いだろー?だかr」
結衣「京子…っ!!」ギュウウウウウ
京子「っ!?」
結衣「京子ぉ…京子ぉ…っ」グスッ
京子「ちょっ、苦し…!?」
結衣「京子ぉ…!!!」ポロポロ
京子「…えーと…よ、よしよし」
結衣「うっ…京子ぉ…ううう…」ギュウウウウウ
京子「…落ち着くまで、このままで良いからね」
結衣「うん…ありがとう…」
京子「ちょっ、苦し…!?」
結衣「京子ぉ…!!!」ポロポロ
京子「…えーと…よ、よしよし」
結衣「うっ…京子ぉ…ううう…」ギュウウウウウ
京子「…落ち着くまで、このままで良いからね」
結衣「うん…ありがとう…」
~数分後~
京子「…落ち着いた?」
結衣「ああ…ありがとう」グスッ
京子(ずっと抱きしめ合ってても良かったけどねー)
京子(今は…)
京子「…で、今度こそ聞かせて欲しいんだけど」
結衣「ああ…京子とは一年前前からごらく部で過ごしてきたもんな…」
結衣「先に話しとくべきだよな…」
結衣「…実はさ、私…」
京子「…落ち着いた?」
結衣「ああ…ありがとう」グスッ
京子(ずっと抱きしめ合ってても良かったけどねー)
京子(今は…)
京子「…で、今度こそ聞かせて欲しいんだけど」
結衣「ああ…京子とは一年前前からごらく部で過ごしてきたもんな…」
結衣「先に話しとくべきだよな…」
結衣「…実はさ、私…」
~~~
京子「ちょ…転校!?しかも後二日!?何でもっと早く!?」
結衣「だってお前さ…結衣が転校するぐらいなら部活潰すとか言いそうだから…」
京子「当たり前だよ!あかりとちなつちゃんも分かってくれる!」
結衣「…ダメだぞ、京子。それだけは私が許さない」
京子「何で!?結衣が転校しちゃ嫌だ!」
結衣「ごらく部は京子達3人にまかせたから…頼む、潰さないでくれ」
京子「…ぐ…ぐぬぬ…」
京子「ちょ…転校!?しかも後二日!?何でもっと早く!?」
結衣「だってお前さ…結衣が転校するぐらいなら部活潰すとか言いそうだから…」
京子「当たり前だよ!あかりとちなつちゃんも分かってくれる!」
結衣「…ダメだぞ、京子。それだけは私が許さない」
京子「何で!?結衣が転校しちゃ嫌だ!」
結衣「ごらく部は京子達3人にまかせたから…頼む、潰さないでくれ」
京子「…ぐ…ぐぬぬ…」
結衣「私は…笑ってるごらく部が好きだ。だから二人には…最後まで話さない」
京子「…わ、分かったけど…結衣が転校なんて嫌だって…」
結衣「…京子。今まで通りすごしてくれればいいんだ…。私はこの二日を、思う存分楽しみたいだけだから」
京子「う…結衣…嫌だ…」グスッ
結衣「…今度は、私の番だな」ギュッ
京子「結衣ぃ…!何とかならないのぉ…!?」グスッ
結衣「ごらく部なんて認めない…だってさ」
京子「じゃあ…私のせいじゃん…私がごらく部なんて作ったからじゃん…!」ポロポロ
京子「…わ、分かったけど…結衣が転校なんて嫌だって…」
結衣「…京子。今まで通りすごしてくれればいいんだ…。私はこの二日を、思う存分楽しみたいだけだから」
京子「う…結衣…嫌だ…」グスッ
結衣「…今度は、私の番だな」ギュッ
京子「結衣ぃ…!何とかならないのぉ…!?」グスッ
結衣「ごらく部なんて認めない…だってさ」
京子「じゃあ…私のせいじゃん…私がごらく部なんて作ったからじゃん…!」ポロポロ
結衣「京子は悪くないよ。京子がいたごらく部が…好きだった」
結衣「ゼイタク言うなら…笑顔の京子が好きだな。私は」
京子「結衣ぃ…!嫌だ…!」
結衣「…」ギュウウウウウ
京子「…本当なのかよ…」
結衣「…うん。気が済むまでこうしていよう…これも多分、最後だ」
京子「…」ポロポロ
結衣「ゼイタク言うなら…笑顔の京子が好きだな。私は」
京子「結衣ぃ…!嫌だ…!」
結衣「…」ギュウウウウウ
京子「…本当なのかよ…」
結衣「…うん。気が済むまでこうしていよう…これも多分、最後だ」
京子「…」ポロポロ
~~~
京子「…」
結衣「…落ち着いたか?」
京子「…がおー!ラムレーズン食べさせろー!あと、泊まるから!」
結衣「…はいはい。ちょっと待ってろ」
結衣(これでいいんだ…これで…後二日、大事に過ごせばいいんだ)
結衣(今日は京子と過ごせて…良かった)
京子「…」
結衣「…落ち着いたか?」
京子「…がおー!ラムレーズン食べさせろー!あと、泊まるから!」
結衣「…はいはい。ちょっと待ってろ」
結衣(これでいいんだ…これで…後二日、大事に過ごせばいいんだ)
結衣(今日は京子と過ごせて…良かった)
京子の寝息を聞きながら眠りにつく。
多分明日は、ドタバタと朝が始まって…
最後は…しんみりと終わる。
最後…最後だからこそ、いつも通りを思う存分味わいたい。
これから…あの空間に戻れなくてもいいように、思い出をいっぱい作りたい
台風…頼んだよ…
結衣「…おやすみ京子」
多分明日は、ドタバタと朝が始まって…
最後は…しんみりと終わる。
最後…最後だからこそ、いつも通りを思う存分味わいたい。
これから…あの空間に戻れなくてもいいように、思い出をいっぱい作りたい
台風…頼んだよ…
結衣「…おやすみ京子」
~翌日~
結衣「うーん…」
トントントントン
結衣「?…何だこの音」
京子「お、起きたー?」
結衣「うわ、何で包丁持ってんの!?」
京子「…結衣がどっか行っちゃうくらいなら…!!」
結衣「え…!?」
京子「…なーんてね。ウソウソ。ちょっと料理をたしなんでいるのです」
結衣「りょ…料理ってお前…」
結衣「うーん…」
トントントントン
結衣「?…何だこの音」
京子「お、起きたー?」
結衣「うわ、何で包丁持ってんの!?」
京子「…結衣がどっか行っちゃうくらいなら…!!」
結衣「え…!?」
京子「…なーんてね。ウソウソ。ちょっと料理をたしなんでいるのです」
結衣「りょ…料理ってお前…」
京子「うん。苦手だよ?」
結衣「じゃあ何で料理してるんだ!?」
京子「まぁまぁ。座っててよ!」
結衣「…ったく…勝手なヤツ」
結衣(…いつも通りで良いのに…変な所で気使い激しいんだから…京子は)
京子「おまたせー。味噌汁です!」
結衣「…おお。見た目はいいね…」
京子「でしょー?」
結衣「…」ズズッ
京子「…」ドキドキ
結衣「じゃあ何で料理してるんだ!?」
京子「まぁまぁ。座っててよ!」
結衣「…ったく…勝手なヤツ」
結衣(…いつも通りで良いのに…変な所で気使い激しいんだから…京子は)
京子「おまたせー。味噌汁です!」
結衣「…おお。見た目はいいね…」
京子「でしょー?」
結衣「…」ズズッ
京子「…」ドキドキ
結衣(…ちょっと塩っぽいけど…うまい!)
結衣「…」モグモグ
京子「…あのー…お味は…?」
結衣「…あ、ああ。おいしい。私おいしいもの食ってる時は無言になりやすいんだ」
京子「ホント!?っしゃー!」
結衣「…ふふ…すごいな。さすが才能の塊」
京子「ふふん!」
結衣「…ごちそうさま」
京子「さて…今度は私の分を作ってもらいましょうか」
結衣「え」
結衣「…」モグモグ
京子「…あのー…お味は…?」
結衣「…あ、ああ。おいしい。私おいしいもの食ってる時は無言になりやすいんだ」
京子「ホント!?っしゃー!」
結衣「…ふふ…すごいな。さすが才能の塊」
京子「ふふん!」
結衣「…ごちそうさま」
京子「さて…今度は私の分を作ってもらいましょうか」
結衣「え」
京子「え」
結衣「いやいや、今から作ってたら遅刻しちゃうから!」
京子「え~!お腹ペコペコ! 一人分しか作ってなかったし!」
結衣「…あーはいはい!待ってろ!」
京子「あ、あと制服かして」
結衣「はいはい!」
結衣(…予想通りドタバタしてるな…でも、これで良いんだ)
結衣「いやいや、今から作ってたら遅刻しちゃうから!」
京子「え~!お腹ペコペコ! 一人分しか作ってなかったし!」
結衣「…あーはいはい!待ってろ!」
京子「あ、あと制服かして」
結衣「はいはい!」
結衣(…予想通りドタバタしてるな…でも、これで良いんだ)
それから、あかりとちなつちゃんと登校。
京子の口を塞ぎながらの登校はなんだか滑稽だった。
あかりは相変わらずニコニコしてたし、ちなつちゃんは…何か複雑な目をしてた。
多分、私と京子がずっとくっついてたからだろうけど…
ちなつちゃんに好意を寄せられていた事も知ってた…その事も、ちゃんと向き合って話さないとな。
…放課後に…
京子の口を塞ぎながらの登校はなんだか滑稽だった。
あかりは相変わらずニコニコしてたし、ちなつちゃんは…何か複雑な目をしてた。
多分、私と京子がずっとくっついてたからだろうけど…
ちなつちゃんに好意を寄せられていた事も知ってた…その事も、ちゃんと向き合って話さないとな。
…放課後に…
~放課後~
結衣「京子…ほら、部活行くぞー」
京子「…クラスでパーティーとかしなくて良かったの」
結衣「…いいんだよ。後から先生に連絡してもらって…終わりだから」
京子「そっか…じゃあ行こー」
結衣「うん…」ドキドキ
結衣(あかりとちなつちゃん…どう思うだろうな…)
結衣「京子…ほら、部活行くぞー」
京子「…クラスでパーティーとかしなくて良かったの」
結衣「…いいんだよ。後から先生に連絡してもらって…終わりだから」
京子「そっか…じゃあ行こー」
結衣「うん…」ドキドキ
結衣(あかりとちなつちゃん…どう思うだろうな…)
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