元スレレッド「――俺はマサラタウンのレッドだッ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×6
251 = 201 :
ただいま戻りました。
こんな朝まで保守、おつかれさまです。
マチス戦だけでも、いまから投下します。
252 = 200 :
おかえり
253 = 201 :
― マチス戦 ―
コイル14匹による、体当たり劇が始まった。
俊敏にデッキを飛び回り、時に転がり、すべてを避けるレッド。
7回目の体当たりを避けた刹那、レッドはボールを投げた。
ボールはコイルの群れのすき間を、絶妙に切りぬけマチスの足元に転がった。
――ポンッ。
飛び出したスピアーの針が、一瞬でマチスを襲いかかった。
254 = 201 :
スピアーのダブルニードル。
その瞬殺の二連突きを、マチスがあっさり避けた。
マチス「ひゅーッ。アブねェなッ。
だがよ、生憎と俺サマは強えェのよ!!」
レッド「……」
マチス「極上のポケモン使いってのはなァ。
てめェの肉体を鍛えてるんだ、YO!!」
スピアーの腹を殴り飛ばし、マチスが疾駆する。
向かうは、コイルに翻弄される、レッド――。
255 = 201 :
18回目の体当たりを避けたときだ。
マチスがコイルの影から、右ストレートをくりだした。
わき腹を穿たれ、呻くレッド。
マチス「ハッハアーンッ!」
鍛えぬかれた肉体から、さらにローキック。
それを避けた瞬間、背中にコイルの体当たりが当たった。
ポケモンの攻撃は、人間、それも幼い少年には残酷だった。
256 = 201 :
マチスの足元で倒れる寸前。
レッドはくるりとまわり、モンスターボールを上に投げた。
ボールが、マチスの鼻先に、カスった。
マチス「チィッ! 悪あがきしやがって」
きれいに数メートル頭上にあがったボール。
それを見上げて、
マチス「おい、ポケモンが出てこねェじゃ――」
倒れていたレッドはひょいっと猫のように跳ねあがり、
ボールを見上げているマチスの顎に掌底をぶちかました。
257 = 201 :
マチス「くそったれェ! ボールはダミーだったのかッ!」
レッド「……」
マチスは一歩後ずさり、コイルの群れに姿を隠した。
また体当たりから逃げ続けるレッドを睨んだ。
マチス「てめェも極上のポケモン使いのくちかよッ。
それもポケモンバトルの為だけじゃねえ。
俺と同じ、人間にも振るう暴力ときやがる……」
258 = 201 :
マチス「コイル共、10万ボルト×14を喰らわせ――」
と、すぐさまコイルに指示をだした時だった。
――ポンッ。
空中のボールからピカチュウが飛び出した。
レッド「……」
主人の指示に呼応し、ピカチュウが電気袋に力を溜めこんだ。紫電が走る。
ピカチュウ「ぴかぁぁぁぁッ」
マチス「ヤロウ、幼い顔しやがって、人に電撃を――」
暗い船のデッキが、カッと一瞬電撃で照らされた。
マチス「ぎゃぁあああッ!!」
261 = 201 :
レッド「……」
レッドが呼ぶと、巨大な暴竜が、海から首を出した。
ギャラドスのハイドロポンプの水流が、コイルたちを薙ぎ払った。
水浸しになったデッキ。
デッキに転がっている、気絶したコイルたち。
レッドは地面に伏したマチスに近づいた。
レッド「……」
ピカチュウ「ぴかぁ?」
ピカチュウがレッドを見上げた。その時だった。
マチス「べろべろばぁ!」
マチスが軽薄に顔を歪めて跳ね起きた。
263 = 201 :
マチス「俺サマが起き上ってくるって、
分かってたって顔つきだなボーイ?」
レッド「……」
マチス「軽傷な理由なんざ、コレだよ。コレ!
この特殊な電気を通さないスーツだぁ!
電気ポケモン使いにして、ジムリーダー。
この俺サマが、電気対策してねェわけねーだろォがぁ!!」
レッド「……」
マチス「ボーイ。てめェは俺を怒らせた。」
265 = 248 :
>>1 俺のIDを検索してみろ
朝から張り付いてんだぜ……
ということを昨日も書いた。携帯で
266 = 201 :
マチスは、また、たくさんのボールを床に落とした。
ポン、ポン、ポン、ポン、ポン、ポン――。
現れたのは、10匹のマルマインだった。
ころころころころ。床にマルマインが転がっている。
マチス「マルマイン、みがわりだぁ!」
10匹による、10匹のマルマインの分身。
デッキが計20匹ものマルマインで埋め尽くされた。
異常な光景だった。
ごろごろ、ごろごろ、ごろごろ、ごろごろ……。
マルマインの転がる音が、ひどく不吉だった。
レッド「……」
267 :
>20匹のマルマイン
想像して吹いたwww
268 = 201 :
マチス「加減しろよ、オマエらぁ。
そのガキ一人殺す程度でいい。
いいな、船を沈めるんじゃないぜ?」
レッド「……」
レッドは一声攻撃をしかけた。
ピカチュウの電光石火。
スピアーの乱れ突き。
ギャラドスの波のりがマチスを襲う。
デッキに漂う悪寒。
それを発しているのは、もちろん。
マチス「マルマイン、大爆発だぁ!!!!」
――大爆発×10(みがわり)が、レッドたちを襲った。
270 = 201 :
ヒャハッーと、爆発の渦に襲われたレッドを、マチスが笑う。
『みがわり』と『だいばくはつ』の、裏技コンボを、10匹で。
みがわりが爆発するので、マルマインは無傷だ。
そして5匹以上の大爆発は、ビルの撤去などで使われる、大規模な破壊だった。
これで助かる人間がいるわけがねェ。マチスは確信していた。
271 = 248 :
>ビルの撤去などで使われる、大規模な破壊
レッド以前にサント・アンヌ号終了のおしらせ
272 = 267 :
船内での爆発はお控えくださいますようお願い致します
273 = 201 :
マチス「ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイヘイヘイ
ヘイヘイヘイヘイヘイヘイヘイヘイヘイヘイッ――!!
どうした極上? こんなもんだろやっぱよォ。
これが俺の数の暴力だぁ。汚いも臭いもヘチマもねェぜ。
これが、ポケモンの使い方だ、勉強になったろハハハハ!!」
――その時だ。
爆炎の中から黒い影が飛び出し、マチスの喉元を掴んだ。
マチス「――なん…だと…?」
床に倒れるマチス。
彼に圧しかかったレッド。
そのレッドにそっくりな悪魔の口端が、
鋭い三日月のように歪み笑った……
274 = 201 :
デッキに、レッドののんきな拍手が響いた。
みがわり×だいばくはつのコンボへの、惜しみない賞賛だった。
マチスが首を動かし、こちらを凝視している。
マチス「なッ、てめェ何でそんな所にいやがる?
いくら沈没しねェために手加減したからって
、人一人殺すなんざワケない爆発――」
驚いたマチスが顔をあげると、
レッドの顔が崩れた。
そこには、レッドに変身していた、ゲンガーがいた。
レッドはマチスを電撃で伏しった瞬間。
すぐにゲンガーと入れ替わり、隠れていたのだった……。
275 = 201 :
スピアー、ゲンガー、ピカチュウが、マチスを見下ろしていた。
レッド「……」
どすッ。
レッドがマチスの肩を踏みつけた。
マチス「なぜポケモンを売りつけるかだって?
そりゃあ、金になるからに決まってんだろうがハハッ――ぎゃあぁ!」
ピカチュウがマチスの頬をひっかいた。
276 = 201 :
レッド「……」
マチス「ハナダのコイキングだぁ?
そりゃあ覚えてるぜ。
ちょいと、とあるレベルアッパー的な飴と、
組織の特殊兇暴薬を与えまくったら、
すぐにゴキゲンになりやがってよォ――うぎゃぁぁ!」
スピアーの針が、マチスの腹を軽く穿った。
277 = 198 :
ゲンガーとは予想外だ
278 = 201 :
最後に一つだけ、レッドは質問をした。
マチス「もうポケモンを悪用しないかだって?
するねェ、するぜェ、絶対。約束してもいい……。
つかてめェ、いい子ぶってんじゃねェぞゴラァ」
レッド「……」
マチス「てめェは人間にポケモンを向けることができる、悪人なんだよォ!
パンピーの皆様方は、絶対にできない、サイテーなことだぜ。
サイテー同士、悪人同士。仲良くやろうじゃないかハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハッ――!!」
デッキには、男の笑い声が響いた。
一つ、また一つ。客室の電灯がつき、騒がしくなり始めた。
279 = 201 :
レッド「……」
その一声に、ナツメが貸してくれたゲンガーが、マチスを襲った。
――夢食い。
マチスの劣悪な精神を、ゲンガーが呑みこんだ。
――ガブリッ。
― マチス戦/了 ―
280 = 201 :
マチス戦終了です。
妹のお弁当を作らなきゃなので落ちます。
保守、支援してくれた方々に感謝。
281 = 248 :
おつ
282 :
コピペ通りの流れじゃん
この手の>>1って大抵構ってちゃんだろ、それでいて構う奴ってアホなの?
過剰評価するから調子乗ってつまらない続き書くんじゃん
お前らSSならなんでも「続けろ(キリッ」とかほざくよね
283 :
妹にPCとられたり弁当作ったりお前妹萌えかw
284 :
妹に弁当作るなんて優しいのう・・・
285 = 198 :
>>1乙
優しいな
続き期待してるぜ
286 = 201 :
弁当にやられた。もう今から仕事です。
5時くらいまで戻ってこれませんが、保守大変なら落としてください。
287 :
っほ
288 :
>>1が書き込んだSS以外のレスをNGしたいほしゅ
289 :
仕事じゃなくて学校だろ(笑)
5時に戻るとかwwwww
292 :
>>290のIDがzipなのでカスミちゃんの画像zipでください
293 :
295 = 248 :
空気をよまずに保守
296 = 284 :
297 :
ポケスペの焼きまわしか。
300 = 248 :
ほ
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