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    元スレレッド「――俺はマサラタウンのレッドだッ」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×6
    タグ : - 魔界戦記 + - とらどら + - ゴークリ + - ゴールド + - ナツメ + - ハセヲ + - ポケモン + - リリカルなのは + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 :

    面白いし>>1の姿勢も勝手だけど

    今後レッドが誰かとデレる展開マジ勘弁

    102 :

    とりあえず煽りに反応すんなとだけ言っとく

    103 :

    結局長時間保守させんのかよと

    105 :

    ナツメが幸せになるなら保守はまかせろー!

    106 = 1 :

    ただいま戻りました。
    こんな長い時間まで、みなさん保守してくれてありがとうございます。
    いまから15分後くらいに、またノリでカスミ編を書き始めますが、よかったらお付き合いください

    107 = 105 :

    きたきた

    108 = 19 :

    待ってましたー

    109 :

    厨二心をくすぐられるSSだなwww

    面白いが>>1はもっと淡々と進めてくれると嬉しいよね

    110 = 105 :

    >>109
    進め方とか話が面白ければどうでもいいです
    本人の自由

    111 :

    支援、SSは基本変なの湧くからな、気にする事は無いだろ
    まぁ本当に糞なSSもあるわけなんだが、>>1は違うので安心してね!

    112 = 1 :

       ■■ ハナダの霞草 ■■

     
     それはハナダシティの食堂で耳にした噂話だ。

    「離れの滝で、水ポケモンが暴れてるってよ」
    「すっごく兇暴なポケモンらしい」
    「まるでドラゴンみたいだって」
    「ハナダのジムリーダーが、戦っているとか……」

     ジムリーダーが不在な理由判明。
     ランチをがつがつ口の中へ放りこんで、レッドは立ちあがった。

    113 = 1 :

     ――滝。

     圧倒的な速度で、ポケモンが滝のぼりをした。
     そして暴竜は空へ舞い、大きな牙を少女に向け落下する。

    ギャラドス「ギャシャァァァァァァァァッ――!!」
    カスミ「また来たわねッ。頼むわよ。スターミー頼むわよ。
        サイコキネシスッ!!」

    114 = 1 :

     スターミーのサイコキネシス。
     少女を呑み砕こうとしたギャラドスの頭が弾かれた。

     滝壺に落ちた巨体で、震動。そして水しぶきが舞い上がる。
     少女カスミは、眼前の水しぶきに映る、巨大な影を見据えていた。

    カスミ「油断しちゃダメよ。皆、一声に攻撃よ。GOッ!」

     スターミー、トサキント、タッツー、コダックが、それぞれ叫び攻撃を放つ。

     水しぶきを蹴散らし、ギャラドスに無数の攻撃が当たる。
     ギャラドスの悲鳴が、ハナダの滝に轟く……。

    115 = 1 :

     カスミ「ごめんね、コイちゃん……」

     ばざんと倒れたギャラドスを、憂いだ眼で見る少女。
     
     が、しかし、強靭な暴竜は、まだギラついた殺意に燃えていた。

    ギャラドス「ギャラァァァァァッ」

     滝壺の中で巨体をうねらせ、カスミに喰らいつこうと水の中を疾駆した。

    116 :

    >>97
    ま、負けたら裸でポケ  と検索してみろ

    117 = 1 :

     眼前で大きな口を開けたギャラドス。
     その暗澹たる坑内を呆然と見つめ、カスミは死を覚悟する。

    カスミ(助けられなくてゴメンね、コイちゃん。みんな、私もう……)


     ――ピカァァァァァ!!

     ギャラドスの巨体に、雷が落ちた。
     今度こそギャラドスは悲鳴をあげ、倒れていく。
     水しぶきに埋もれながら、カスミは驚いていた。

    カスミ(これは10万ボルト?)

    118 = 1 :

     カスミが振り返ると、小さな崖の上に少年がいた。

    レッド「……」
     少年の傍らには、電気ポケモン、ピカチュウがいた。

     疲労した体を引きずって、こちらに向かう少年のまえに近寄った。
    カスミ「あんたが助けてくれたの?」
    レッド「……」

    120 = 1 :

    レッド「……」
    カスミ「……なんで謝るのよ?」

    レッド「――。」
    カスミ「え? あたしがこのギャラドスを大切にしてるものじゃないか、ですって?」

    カスミ「なんで、この子があたしの子だなんて、だれにも言ってないのに」

    レッド「……」
    カスミ「なんとなくって、なんとなくってねェ、アンタッ!」

    カスミ「――みんな、町のみんなが、この子を悪者扱いしてたのに、
        仲良かった友達や家族だって、気づかなかったのに……」

    121 = 1 :

     押し殺すように、訴えかけるように、強くレッドに当たったあと。
     静かに少女は大粒な涙を流した。
    (嬉しい。なんで、どうして、こんなに――)
     戸惑うレッドの胸に顔をうずめ、カスミが震える口を開く。


    カスミ「ありがとう。本当に、本当に……」

    122 = 1 :

     ――ハナダシティ、ポケモンセンター。

     カスミと名乗った少女に
    「お礼するんだから、絶対に逃がさないわよッ!」
     と半ば無理やりつき纏われたレッド。

     回復したギャラドスが入ったモンスターボールを受け取ったカスミ。

    カスミ「コイちゃん、コイちゃん!」
     
     と、頬をボールに擦り寄せている。

     平和であるべきポケモンセンターは、カスミを取り残して騒然としていた。

    123 = 1 :

     ポケモンセンターを出た時だった。

    カスミ「ポケセンの皆、なァんか変な空気だったよね。ビビってるっていうか。
        あのいつも笑顔ふりまく、クローン疑惑のある、ジョーイさんだって、なんかヘンだったわ」
    レッド「……」

    カスミ「え? コイちゃんを怖がってたですって? 
        しかたないけど、酷いわ!
        こんな大きくなっちゃたけど、可愛いじゃない!」

    レッド「……」
    カスミ「可愛いわよ!」

    124 = 1 :

     レッドはカスミに、今回のギャラドス事件の経緯を聞いた。


     またロケット団だ。
     水浴びをさせていたコイキングを、ロケット団員が連れ去ったらしい。
     ここ半年、こういったポケモン誘拐事件が多発していた。

     そして、そのポケモンは、金持ちに売られ。
     あるいは特殊なレベルアッパー的な何やかんやで強制的に強化され悪用される。


    レッド「……」

    125 = 19 :

    レッドの言葉を書かないのは
    原作通りってこと?

    126 = 1 :

    >>125
    レッドは基本的に喋らないです。
    久々に初代をやって楽しくって、そのノリと妄想で書いてるので。
    あと、金、銀以降は知らない子なんで、初代知らない人の配慮はないかも。

    127 = 1 :

    カスミ「ねェ、どうしたの? すっごくコワイ顔してるわよ?」
    レッド「……」

    カスミ「なんでもないって顔、してないじゃん! 嘘つき!」

    レッド「……」

    レッド「あたしは、アンタの助けになりたいの!///
        アンタ、えェっと、まだアンタの自己紹介がまだだったわね」

    128 = 1 :

    カスミ「もう一度、落着いて、仕切り直しね。
        あたしはカスミ。
        ハナダのおてんば人魚にして、ハナダのジムリーダーよ。
        あたしの方が年上みたいだし、少しはアンタの助けに……」

    レッド「――」

    カスミ「そうレッドっていうんだ。
        で、ねえレッド。なんでアンタ、ボールをかまえてるわけ?」

    レッド「……?」

    カスミ「ジム戦したいからって、
        こんな場所で自己紹介終わった直後にするなァァ!」


     怒鳴られて、首をかしげるレッド。

    カスミ(やだ、ヘンなヤツだけど、可愛いかも///)

    129 = 19 :

    >>126
    おk

    130 :

    レッド「あたしは、アンタの助けになりたいの!///
        アンタ、えェっと、まだアンタの自己紹介がまだだったわね」


    131 = 1 :

    >>130
    うわァァァァ
    恥ずかしい///
    間違えました。

    こーいう間違え、誤字脱字たくさん出るけど、みんな勝手に脳内変換してね!

    132 = 130 :

    レッド「あたしは、アンタの助けになりたいの!///
        アンタ、えェっと、まだアンタの自己紹介がまだだったわね」


    レッドは基本的に喋らないです。
    久々に初代をやって楽しくって、そのノリと妄想で書いてるので。
    あと、金、銀以降は知らない子なんで、初代知らない人の配慮はないかも。
    しゃべってるw

    133 = 70 :

    >>1
    俺のID検索してみてくれ。
    朝から張りついてるんだぜ…?

    134 = 1 :

    >>133
    感謝です。
    なのに書き溜めしてないくて御免。

    いま妹がPC使わしてくださいっていうから、ちょっと外れる。
    いい機会だから、その間にちょいと書き溜めしてきます。

    136 :

    妹うp

    137 :

    「グリーン姉さん」でググったらグリーンの姉の画像出てきてワロタ

    138 :

    初代やってないで新作やってる奴なんて今の小学生中学生ぐらいだろ

    140 :

    グリーン姉さんは有名だろ……

    142 = 70 :

    まけぬ

    143 = 1 :

    ただいま妹がお風呂に入ったので、再開します。

    144 = 19 :

    よし来た!!

    145 = 1 :

     ――ハナダシティ、ジム。

     翌日の早朝。
     レッドはハナダのジムの扉を押し開いた。
     暗闇が広がっていた。ぽちゃん、と水の跳ねる音が聞こえた。

    レッド「……」
    カスミ「ようこそ、レッド。あたしのジムへ」

    146 :

    ゴールデンボールブリッジだが

    147 = 1 :

     電灯が点いた。
     レッドのまわりには巨大な水槽の壁。
     まるで水槽の中を泳ぐポケモンたちに観察される虫けらのような気分だった……

    カスミ「助けてもらってアレだけど、あたしはジムリーダー。
        背負っている期待を裏切らないわ。全力でアンタの挑戦を受けつけるわ!」

    レッド「……」

     ――カスミの合図で、レッドのジム戦が始まった。

    148 = 1 :

     広いプール。
     それが戦いの場だった。
     いくつもある岩の足場。
     そこから滑り落ちたら、一巻の終わりだった。

     プールの底では、カスミの独壇場だ。

    カスミ「スターミー、10万ボルトッ!」
    レッド「――ッ!」

    149 = 1 :

     水ポケモンなのに、電気技を使うスターミー。
     カスミは水を使うだけではなく、それを利用できるジムリーダーだった。
     私怨も義務もない、純粋な戦いに、レッドは燃えていた。

    レッド「……」
    カスミ「あんたさァッ! ――わくわくしてるでしょッ?」

     スターミーVSスピアー戦。
     空と水の戦い。レベルの高い両者の戦いの中。

    レッド「……」
    カスミ「でしょうねッ! あたしもワクワクしてるわ!!」

    150 = 1 :

     ――2時間に渡るジム戦が終ろうとしてる時だった。

     激闘の、激闘。
     すぐに勝負をつけるための、
     レッドのトレーナーへの攻撃もなしの。
     本当のポケモンバトル。

     お互い残されたのは、一匹ずつ。
     ピカチュウ。
     そしてカスミの、――。


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