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元スレ億泰「学園都市つってもよォ~」
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おもすれー
つかこれ続編なのか。前スレ見てないんだが億泰があの爆弾魔ボッコボコにしたわけ?
つかこれ続編なのか。前スレ見てないんだが億泰があの爆弾魔ボッコボコにしたわけ?
>>103
サンクス 次の投下までに読むわ
サンクス 次の投下までに読むわ
ごめん
ちょっと延長
2時前に戻ります
自力保守もやるんでスルーしたって
ちょっと延長
2時前に戻ります
自力保守もやるんでスルーしたって
>>60
紅茶に砂糖をこんもりとか乙かよ
紅茶に砂糖をこんもりとか乙かよ
保守、したい。
だが、「自力保守」をすると「宣言」している以上、スレの「寿命」を縮める「無駄保守」はしたくない……っ!
どうすればいいんだぁぁァァァ!?、あ……。
--保守する、は使うな。保守した、なら使ってもいい。
今意味が分かったよ兄貴……。
保守したッッ!!
だが、「自力保守」をすると「宣言」している以上、スレの「寿命」を縮める「無駄保守」はしたくない……っ!
どうすればいいんだぁぁァァァ!?、あ……。
--保守する、は使うな。保守した、なら使ってもいい。
今意味が分かったよ兄貴……。
保守したッッ!!
■柵川中学学生寮・初春飾利の部屋
夕日が水平線の向こうに沈んだころ、カチャリと音を立てて学生寮の一室に転がり込むひとつの影。
そのままゴロゴロと床を転がりながらムニャムニャと何かを呟いたのは黒髪の少女。
佐天「うー…酷い目にあった…」
初春「佐天さんー 床に寝そべると髪が汚れちゃいますよー」
床に大の字になった佐天を踏まないように気をつけながら、電化製品のスイッチをつけていく初春飾利。
初春「でも…面白かったですよ…あんなに慌ててる佐天さん、初めて見ちゃいましたー」
佐天「うーいーはーるぅー! このウラギリものぉー!」
初春「わっ! やめてくださいってばぁ!」
ムクリと起き上がり初春に飛びつく佐天。
キャイキャイと少女たちはしばしフザケてじゃれあう。
そして気がつけば…どちらともなく床に寝転がり静かに天井を見つめていた。
夕日が水平線の向こうに沈んだころ、カチャリと音を立てて学生寮の一室に転がり込むひとつの影。
そのままゴロゴロと床を転がりながらムニャムニャと何かを呟いたのは黒髪の少女。
佐天「うー…酷い目にあった…」
初春「佐天さんー 床に寝そべると髪が汚れちゃいますよー」
床に大の字になった佐天を踏まないように気をつけながら、電化製品のスイッチをつけていく初春飾利。
初春「でも…面白かったですよ…あんなに慌ててる佐天さん、初めて見ちゃいましたー」
佐天「うーいーはーるぅー! このウラギリものぉー!」
初春「わっ! やめてくださいってばぁ!」
ムクリと起き上がり初春に飛びつく佐天。
キャイキャイと少女たちはしばしフザケてじゃれあう。
そして気がつけば…どちらともなく床に寝転がり静かに天井を見つめていた。
佐天「…ねぇ 初春?」
初春「なんですか佐天さん?」
ポツリと漏れた呟きは天井に吸い込まれていく。
佐天「初春はさー …高能力者になりたいと思う?」
初春「へ?」
佐天「あたしはね…なりたい。 …ううん。 知りたいんだ。 自分にどんな力が秘められているのかって…」
初春「…佐天さん?」
佐天「だってさ。 今のあたしって無能力者じゃない? それってさ…学園都市にいる意味がないと思うんだ」
初春「……佐天さん」
初春「なんですか佐天さん?」
ポツリと漏れた呟きは天井に吸い込まれていく。
佐天「初春はさー …高能力者になりたいと思う?」
初春「へ?」
佐天「あたしはね…なりたい。 …ううん。 知りたいんだ。 自分にどんな力が秘められているのかって…」
初春「…佐天さん?」
佐天「だってさ。 今のあたしって無能力者じゃない? それってさ…学園都市にいる意味がないと思うんだ」
初春「……佐天さん」
佐天「あーあ… 欲しいなぁ。 力。 自分に自信をもてるような力が…」
初春「っ! 佐天さんっ!」
そう呟いた佐天に初春が覆いかぶさる。
佐天「…初春? どしたの?」
キョトンとした佐天の問に答えず…その薄い胸板に顔をうずめたまま初春飾利が呟いた。
初春「そんな…そんな悲しいこといわないでください」
佐天「え?」
初春「力があったってなくたって…佐天さんは私のいちばん大事な親友なんです」
佐天「…初春」
初春「っ! 佐天さんっ!」
そう呟いた佐天に初春が覆いかぶさる。
佐天「…初春? どしたの?」
キョトンとした佐天の問に答えず…その薄い胸板に顔をうずめたまま初春飾利が呟いた。
初春「そんな…そんな悲しいこといわないでください」
佐天「え?」
初春「力があったってなくたって…佐天さんは私のいちばん大事な親友なんです」
佐天「…初春」
初春「私だって能力のレベルは大した事無いですけど…でも学園都市に来た意味はあると… そう思ってます」
それ以上何もいわず佐天の返事を待つようにジッとしたままの初春。
その頭の花飾りをしばし見つめ、それからニヤリと笑う佐天。
佐天「うーいーはーるぅー!」
初春「ひゃっ、ひゃあ!」
ガバァッっと抱きつかれ悲鳴をあげる初春。
佐天「あーもぉー! 可愛い事言ってくれちゃってぇ!」
そのまま初春を抱きしめゴロゴロと床を転がる佐天。
初春「キャーッ! 佐天さん佐天さん! お花が! お花が散っちゃう!」
佐天「なにぉ? この佐天さんの前で咲き乱れるだなんて挑発的なー!」
そう言いながら先程の湿った空気を吹き飛ばすようにはしゃぐ佐天涙子。
だがしかし。
彼女のその胸の奥には彼女本人が意識することもできない小さなしこりのような感情が残っていた。
それ以上何もいわず佐天の返事を待つようにジッとしたままの初春。
その頭の花飾りをしばし見つめ、それからニヤリと笑う佐天。
佐天「うーいーはーるぅー!」
初春「ひゃっ、ひゃあ!」
ガバァッっと抱きつかれ悲鳴をあげる初春。
佐天「あーもぉー! 可愛い事言ってくれちゃってぇ!」
そのまま初春を抱きしめゴロゴロと床を転がる佐天。
初春「キャーッ! 佐天さん佐天さん! お花が! お花が散っちゃう!」
佐天「なにぉ? この佐天さんの前で咲き乱れるだなんて挑発的なー!」
そう言いながら先程の湿った空気を吹き飛ばすようにはしゃぐ佐天涙子。
だがしかし。
彼女のその胸の奥には彼女本人が意識することもできない小さなしこりのような感情が残っていた。
■学園都市・柵川中学校前
ギラギラと照りつける眩しい太陽を恨めし気に睨み上げながらため息をつく佐天。
佐天「…はぁ~」
初春「だ、大丈夫ですか?」
佐天「ダイジョブじゃないよまったく…」
昨夜は、初春の部屋の床でふざけながらいつの間にか眠りこんでしまった佐天と初春。
硬い床の上で眠ってしまったせいか、身体中が軋み悲鳴をあげていた。
佐天「あぁ~ 背中痛いぃ~ 暑いぃ~」
そうブツブツと文句を言いながらストレッチのような体操をして前を歩く佐天の鞄から何かがポトリと落ちた。
初春「あれ? 佐天さん? 何か落ちましたよ?」
佐天「え? あっ!」
ヒョイと初春が拾い、マジマジとそれを見つめる。
ギラギラと照りつける眩しい太陽を恨めし気に睨み上げながらため息をつく佐天。
佐天「…はぁ~」
初春「だ、大丈夫ですか?」
佐天「ダイジョブじゃないよまったく…」
昨夜は、初春の部屋の床でふざけながらいつの間にか眠りこんでしまった佐天と初春。
硬い床の上で眠ってしまったせいか、身体中が軋み悲鳴をあげていた。
佐天「あぁ~ 背中痛いぃ~ 暑いぃ~」
そうブツブツと文句を言いながらストレッチのような体操をして前を歩く佐天の鞄から何かがポトリと落ちた。
初春「あれ? 佐天さん? 何か落ちましたよ?」
佐天「え? あっ!」
ヒョイと初春が拾い、マジマジとそれを見つめる。
初春「これ…お守りですか? 随分と年季の入ったお守りですね~」
佐天「あ、うん…これあたしのお母さんがくれたお守りなんだよね…」
初春「いいお母さんじゃないですかー」
佐天「えー? 口うるさいし非科学的なことばっか言うんだよー?」
初春「だって。 佐天さん、お守り大事にしてるじゃないですか」
佐天「……そ、そっかな? と、でも紐切れちゃったのかー」
そういってなんとなくお守りを掲げる佐天。
ふらりとたよりなく風に吹かれるそれを見る佐天の眼は何処か遠くを見ているようだった。
初春「佐天さん? それ…どうするんですか?」
佐天「んー? どうしよっかなー あたし家庭科の成績あんま良くなかったしー」
佐天「あ、うん…これあたしのお母さんがくれたお守りなんだよね…」
初春「いいお母さんじゃないですかー」
佐天「えー? 口うるさいし非科学的なことばっか言うんだよー?」
初春「だって。 佐天さん、お守り大事にしてるじゃないですか」
佐天「……そ、そっかな? と、でも紐切れちゃったのかー」
そういってなんとなくお守りを掲げる佐天。
ふらりとたよりなく風に吹かれるそれを見る佐天の眼は何処か遠くを見ているようだった。
初春「佐天さん? それ…どうするんですか?」
佐天「んー? どうしよっかなー あたし家庭科の成績あんま良くなかったしー」
クリームの場合は消すだけじゃなくて粉みじんになるらしいけど
ザ・ハンドはどうなんだろうな。本人もどこに消えるか分からないとか言ってたっけ
でも難しいことを考えない性格が出てるって意味でピッタリの能力だよな
ザ・ハンドはどうなんだろうな。本人もどこに消えるか分からないとか言ってたっけ
でも難しいことを考えない性格が出てるって意味でピッタリの能力だよな
初春「…あの、もしよかったら私がそのお守り…直しておきましょうか?」
佐天「え? いいの?」
初春「任せてくださいー! こう見えて私家庭科は5でしたから! と、そういえば知ってますか? お守りって一針一針想いを込めて創るものなんですよー」
佐天「へー じゃあ初春もたーっぷり想いをこめてよねー なんちゃって」
そういってふざける佐天だったが予想外の答えが返ってきた。
初春「あったりまえじゃないですか!」
トンッと音を立てて胸を叩く初春。
佐天「え? いやいや、冗談だよ?」
アハハと茶化す佐天。
しかし初春は真剣だった。
初春「佐天さんは私の一番の親友なんですよ! もう込めまくっちゃいますから!」
佐天「プッ もぉー! 大袈裟だよ初春ー」
胸をはったままの初春。
そんな初春の姿を見て笑う佐天につられ初春も笑い出す。
しかし、少女たちは気づいていなかった。
照りつける太陽がゆっくりと黒いアスファルトを溶かし、ドロドロとしたコールタールのような悪意が足元を覆おうとしていることに。
佐天「え? いいの?」
初春「任せてくださいー! こう見えて私家庭科は5でしたから! と、そういえば知ってますか? お守りって一針一針想いを込めて創るものなんですよー」
佐天「へー じゃあ初春もたーっぷり想いをこめてよねー なんちゃって」
そういってふざける佐天だったが予想外の答えが返ってきた。
初春「あったりまえじゃないですか!」
トンッと音を立てて胸を叩く初春。
佐天「え? いやいや、冗談だよ?」
アハハと茶化す佐天。
しかし初春は真剣だった。
初春「佐天さんは私の一番の親友なんですよ! もう込めまくっちゃいますから!」
佐天「プッ もぉー! 大袈裟だよ初春ー」
胸をはったままの初春。
そんな初春の姿を見て笑う佐天につられ初春も笑い出す。
しかし、少女たちは気づいていなかった。
照りつける太陽がゆっくりと黒いアスファルトを溶かし、ドロドロとしたコールタールのような悪意が足元を覆おうとしていることに。
■風紀委員第一七七支部
億泰「ちーっす」
自動ドアを開け部屋に入ってきた億泰の視界に飛び込んできたのは一心不乱にキーボードに向かう初春と書類にペンを走らせている黒子の二人だった。
初春「あ、虹村さん。 こんにちはー」
黒子「ああもう! 風が吹きこんで書類が飛んでいくじゃないですの! さっさと入ってくださいの!」
凄まじい速度でタイピングを続けたまま挨拶をする初春、鼻と口でペンを挟みながら唸りだす黒子。
億泰「…なんだかよぉ~ …ズイブンと忙しそうじゃあねぇーかよぉ~?」
事情が飲み込めずに、すぐそばにあった椅子に座りながらそう問いかける億泰。
億泰「ちーっす」
自動ドアを開け部屋に入ってきた億泰の視界に飛び込んできたのは一心不乱にキーボードに向かう初春と書類にペンを走らせている黒子の二人だった。
初春「あ、虹村さん。 こんにちはー」
黒子「ああもう! 風が吹きこんで書類が飛んでいくじゃないですの! さっさと入ってくださいの!」
凄まじい速度でタイピングを続けたまま挨拶をする初春、鼻と口でペンを挟みながら唸りだす黒子。
億泰「…なんだかよぉ~ …ズイブンと忙しそうじゃあねぇーかよぉ~?」
事情が飲み込めずに、すぐそばにあった椅子に座りながらそう問いかける億泰。
気怠げに話す億泰の口調にイライラしたのか少しばかり刺のある言葉をぶつける黒子だったが億泰はさして気にする様子もなく。
億泰「ふぅ~ん。 まぁいいけどよぉ~… っと。 なんだぁ~コレ?」
そう言って机の上に置かれていた小さな袋をつまみ上げる。
初春「あっ それ佐天さんのお守りなんです。 空いてる時間で繕おうと思ったんですけど…忙しくて中々とりかかれないんですよー」
そう言ってテヘヘと笑う初春。
億泰「あ~…お守りかぁ~ そういやあったなぁ~ ンなのものもよぉ~」
ボーっとそれを眺めはするもののそれ以上特に興味を示さず、そのままお守りを机の上に戻す億泰。
その時、支部に備え付けられていた電話が鳴り響いた。
黒子「はい 第一七七支部、白井黒子ですの…え? 爆弾魔が!? 判りました、直ちに急行しますですの!」
その言葉と共に勢い良くと立ち上がる白井黒子。
黒子「初春! 『例』の件で出ますわ! あとは適当におまかせですの!」
初春「はっはい! わかりました!」
億泰「ふぅ~ん。 まぁいいけどよぉ~… っと。 なんだぁ~コレ?」
そう言って机の上に置かれていた小さな袋をつまみ上げる。
初春「あっ それ佐天さんのお守りなんです。 空いてる時間で繕おうと思ったんですけど…忙しくて中々とりかかれないんですよー」
そう言ってテヘヘと笑う初春。
億泰「あ~…お守りかぁ~ そういやあったなぁ~ ンなのものもよぉ~」
ボーっとそれを眺めはするもののそれ以上特に興味を示さず、そのままお守りを机の上に戻す億泰。
その時、支部に備え付けられていた電話が鳴り響いた。
黒子「はい 第一七七支部、白井黒子ですの…え? 爆弾魔が!? 判りました、直ちに急行しますですの!」
その言葉と共に勢い良くと立ち上がる白井黒子。
黒子「初春! 『例』の件で出ますわ! あとは適当におまかせですの!」
初春「はっはい! わかりました!」
■学園都市・第7学区常盤台中学側
御坂「熱っー…」
ジワジワと照り返される太陽光に辟易したかのように呟く御坂。
人通りの少ない道を歩いていると、突如頭上から声が降ってきた。
黒子「やーっと見つけましたわ! お姉様」
シュンっと音を立てながら宙より白井黒子が降ってきた。
御坂「黒子? 私さ今日はもう帰ってシャワー浴びて寝たいんだけど…」
黒子「それが…問題が発生しましたの…例の爆弾魔が意識不明で倒れたとの報告が」
御坂「へ?」
呆気にとられた御坂の腕を掴んだとほぼ同時に演算を行う白井黒子。
目指す先は爆弾魔の介旅初矢が収容されている水穂機構病院。
空間跳躍により、次の瞬間には二人の少女は忽然とその姿を消していた。
御坂「熱っー…」
ジワジワと照り返される太陽光に辟易したかのように呟く御坂。
人通りの少ない道を歩いていると、突如頭上から声が降ってきた。
黒子「やーっと見つけましたわ! お姉様」
シュンっと音を立てながら宙より白井黒子が降ってきた。
御坂「黒子? 私さ今日はもう帰ってシャワー浴びて寝たいんだけど…」
黒子「それが…問題が発生しましたの…例の爆弾魔が意識不明で倒れたとの報告が」
御坂「へ?」
呆気にとられた御坂の腕を掴んだとほぼ同時に演算を行う白井黒子。
目指す先は爆弾魔の介旅初矢が収容されている水穂機構病院。
空間跳躍により、次の瞬間には二人の少女は忽然とその姿を消していた。
とりあえず>>73が連投規制を知らないことだけはわかった
■柵川中学校学生寮・佐天涙子の自室
佐天「レ・ベ・ル・ア・ッ・パ・ーと。 …ま、見つかるわけないよねー」
なんとなく学校で聞いた噂。
ただそれを確かめたかっただけだった。
当然ウェブページなどで検索したところで『それ』があるはずもなく。
佐天「あーあ。 やっぱ噂は噂かー」
ため息をつきながら背伸びをしたその瞬間モニターの画面がパッと切り替わった。
佐天「…ん? 何だコリャ? …隠しページ?」
背伸びをした拍子にマウスのサブキーを押したのだろう。
しかし、佐天涙子はそこに表示されている味気ない只の文字列をマジマジと見つめていた。
┌─────────┐
│TILTLE:LeveL UppeR│
│ARTIST:UNKNOWN │
│ DownloaD NoW? │
└─────────┘
佐天「…こ、これって」
震える指でマウスをクリックしながら携帯電話を取り出す佐天涙子。
連絡先は言うまでもなく一番の親友に向けてだった。>>26
佐天「レ・ベ・ル・ア・ッ・パ・ーと。 …ま、見つかるわけないよねー」
なんとなく学校で聞いた噂。
ただそれを確かめたかっただけだった。
当然ウェブページなどで検索したところで『それ』があるはずもなく。
佐天「あーあ。 やっぱ噂は噂かー」
ため息をつきながら背伸びをしたその瞬間モニターの画面がパッと切り替わった。
佐天「…ん? 何だコリャ? …隠しページ?」
背伸びをした拍子にマウスのサブキーを押したのだろう。
しかし、佐天涙子はそこに表示されている味気ない只の文字列をマジマジと見つめていた。
┌─────────┐
│TILTLE:LeveL UppeR│
│ARTIST:UNKNOWN │
│ DownloaD NoW? │
└─────────┘
佐天「…こ、これって」
震える指でマウスをクリックしながら携帯電話を取り出す佐天涙子。
連絡先は言うまでもなく一番の親友に向けてだった。>>26
■学園都市・水穂機構病院
むわりとした熱気に包まれたリノリウムの白い廊下をカツカツと音を立ててあるく小柄な女性。
目の下に濃いクマを貼り付かせたその女性は額に浮かび上がる汗を無造作に袖口で拭きながら名乗る。
木山「お待たせしました…水穂機構病院院長から招聘を受けました木山春生です。」
黒子「ご丁寧にありがとうございますの わたくしはジャッジメント第一七七支部の白井黒子、そしてこちらが」
御坂「えーっと…付き添いの御坂美琴です…」
木山「そうか……ところで突然済まないのだが」
黒子「はい?」
木山「私は暑いのが苦手でな…場所を変えて話したいのだが…」
むわりとした熱気に包まれたリノリウムの白い廊下をカツカツと音を立ててあるく小柄な女性。
目の下に濃いクマを貼り付かせたその女性は額に浮かび上がる汗を無造作に袖口で拭きながら名乗る。
木山「お待たせしました…水穂機構病院院長から招聘を受けました木山春生です。」
黒子「ご丁寧にありがとうございますの わたくしはジャッジメント第一七七支部の白井黒子、そしてこちらが」
御坂「えーっと…付き添いの御坂美琴です…」
木山「そうか……ところで突然済まないのだが」
黒子「はい?」
木山「私は暑いのが苦手でな…場所を変えて話したいのだが…」
>>26?
>>142
仗助のことじゃね
仗助のことじゃね
■学園都市・ファミリーレストランJONES
木山「…なるほど。 君達の話は判った。 つまりレベルアッパーが見つかったら私に調査してもらいたい…と」
黒子「えぇ…現段階では公表を見送り調査に専念するべしというのがわたくしたちの共通見解ですの」
木山「ふむ…確かに今の状況ではそれが最も妥当な判断だろうな。 判った。 その話引き受けよう。」
黒子「はい…お願いしますの」
木山「なに、構わんよ。 …ところで。 さっきから気になっていたんだが…」
黒子「はい?」
木山「窓の外に張り付いているあの子たちは知り合いかね?」
御坂「あっ… 初春さんに佐天さんじゃない」
木山「…なるほど。 君達の話は判った。 つまりレベルアッパーが見つかったら私に調査してもらいたい…と」
黒子「えぇ…現段階では公表を見送り調査に専念するべしというのがわたくしたちの共通見解ですの」
木山「ふむ…確かに今の状況ではそれが最も妥当な判断だろうな。 判った。 その話引き受けよう。」
黒子「はい…お願いしますの」
木山「なに、構わんよ。 …ところで。 さっきから気になっていたんだが…」
黒子「はい?」
木山「窓の外に張り付いているあの子たちは知り合いかね?」
御坂「あっ… 初春さんに佐天さんじゃない」
ごめん
猿ったときは別のスレに書き込めって聞いて余所のスレに書き込んだんだけど安価消し忘れたままコピペしちまっただけ
無視してくらしあ
猿ったときは別のスレに書き込めって聞いて余所のスレに書き込んだんだけど安価消し忘れたままコピペしちまっただけ
無視してくらしあ
初春「へー 脳の学者さんなんですかー」
黒子「えぇ…最近話題になってるレベルアッパーの件でご相談を…」
初春「えっと…それでどうなったんですか?」
佐天「ん? レベルアッパー? それなら私」
ポケットに手を突っ込み音楽プレーヤーを取り出そうとした佐天だったが…
黒子「レベルアッパーの所有者は例外なく捜索し保護するべきという結論になりましたわ。 なぜなら…」
訥々と続く黒子の言葉を聞いてピクリと固まってしまう佐天。
佐天「…」
初春「はぁー… ? どうしました佐天さん?」
佐天「…えっ? や、別に?」
慌てて誤魔化そうとするも、青くなった顔色は隠せるわけもなく。
御坂「佐天さん大丈夫? なんか顔色悪いんじゃない?」
佐天「アハッアハハッ! ちょーっと熱中症かなー? うん、なんか調子悪いみたいだし…あたし帰るねっ!」
心配されるも無理やり笑い飛ばして席を立とうとする佐天だったが、その背中に声がかかった。
黒子「えぇ…最近話題になってるレベルアッパーの件でご相談を…」
初春「えっと…それでどうなったんですか?」
佐天「ん? レベルアッパー? それなら私」
ポケットに手を突っ込み音楽プレーヤーを取り出そうとした佐天だったが…
黒子「レベルアッパーの所有者は例外なく捜索し保護するべきという結論になりましたわ。 なぜなら…」
訥々と続く黒子の言葉を聞いてピクリと固まってしまう佐天。
佐天「…」
初春「はぁー… ? どうしました佐天さん?」
佐天「…えっ? や、別に?」
慌てて誤魔化そうとするも、青くなった顔色は隠せるわけもなく。
御坂「佐天さん大丈夫? なんか顔色悪いんじゃない?」
佐天「アハッアハハッ! ちょーっと熱中症かなー? うん、なんか調子悪いみたいだし…あたし帰るねっ!」
心配されるも無理やり笑い飛ばして席を立とうとする佐天だったが、その背中に声がかかった。
初春「あっ! 待ってください佐天さん!」
佐天「…な、なに?」
初春「直りましたよ! これ!」
そう言って初春が差し出された手には見違えるほど綺麗になったお守りが乗っていた。
佐天「あ…ありがとう…初春」
初春「いえいえー お安い御用ですよー!」
佐天「そっそれじゃゴメンッ! あたしもう行くねっ!」
パタパタと足音を立てて店から出て行く佐天。
木山「…熱中症ならば走ったりなんかしてはダメだろうに」
黒子「…」
そう呟く木山の言葉を聞きながら黒子は遠ざかっていく佐天の背中から目を離そうとはしなかった。
佐天「…な、なに?」
初春「直りましたよ! これ!」
そう言って初春が差し出された手には見違えるほど綺麗になったお守りが乗っていた。
佐天「あ…ありがとう…初春」
初春「いえいえー お安い御用ですよー!」
佐天「そっそれじゃゴメンッ! あたしもう行くねっ!」
パタパタと足音を立てて店から出て行く佐天。
木山「…熱中症ならば走ったりなんかしてはダメだろうに」
黒子「…」
そう呟く木山の言葉を聞きながら黒子は遠ざかっていく佐天の背中から目を離そうとはしなかった。
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