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元スレ億泰「学園都市つってもよォ~」
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億泰「あぁ? なんだぁ~?」
黒子「ズバリ聞かせてもらいますわ。 虹村さん、貴方の『能力』は? 『レベル』はいくつなんですの?」
佐天「えっ!? なに!? アンタこんなスキルアウトみたいな格好してて能力者なの?」
億泰「…能力~? あぁ…もしかして『コレ』のことかぁ~?」
そう言ってゴソゴソと学ランの内ポケットから小さく折り畳まれた紙をとりだす億泰。
億泰「オレこーゆー訳わかんねぇ単語並んでっとよぉ~頭痛くなんだよなぁ~」
そう言ってその紙を無造作に黒子に投げ渡す億泰。
受け取った紙の端に印字されている文字を見て黒子と佐天の目が見開いた。
黒子「これは…」
佐天「ちょ、ちょっと! これシステムスキャンの結果表じゃない!?」
黒子「ズバリ聞かせてもらいますわ。 虹村さん、貴方の『能力』は? 『レベル』はいくつなんですの?」
佐天「えっ!? なに!? アンタこんなスキルアウトみたいな格好してて能力者なの?」
億泰「…能力~? あぁ…もしかして『コレ』のことかぁ~?」
そう言ってゴソゴソと学ランの内ポケットから小さく折り畳まれた紙をとりだす億泰。
億泰「オレこーゆー訳わかんねぇ単語並んでっとよぉ~頭痛くなんだよなぁ~」
そう言ってその紙を無造作に黒子に投げ渡す億泰。
受け取った紙の端に印字されている文字を見て黒子と佐天の目が見開いた。
黒子「これは…」
佐天「ちょ、ちょっと! これシステムスキャンの結果表じゃない!?」
億泰「なんかよぉ~… こっち来た初日にいろんなことやらされてよぉ~ イーエスピーカード?とやらはもう見るのも嫌になったぜぇ~」
そう言って興味なさ気に椅子に腰掛けて頬杖をつく億泰。
黒子「…私達が見てもいいんですの? これはいわば人体の通知表のようなものなのですわよ?」
億泰「いいぜぇ~ 別にオレァあんま興味ねぇーしなぁ~」
黒子「…そうですか。 それでは遠慮無く拝見させてもらいますわ」
黒子の手の中でパタンパタンと広げられていく小さな紙。
佐天「な、なんか緊張してきちゃった」
黒子「別に気負うこともないですの。 中からサソリや拳銃が出てくるわけでもないでしょうに…」
そして、黒子と佐天は目の前の男の結果表を目の当たりにした。
黒子・佐天「こっ…これはっ!!!」
そう言って興味なさ気に椅子に腰掛けて頬杖をつく億泰。
黒子「…私達が見てもいいんですの? これはいわば人体の通知表のようなものなのですわよ?」
億泰「いいぜぇ~ 別にオレァあんま興味ねぇーしなぁ~」
黒子「…そうですか。 それでは遠慮無く拝見させてもらいますわ」
黒子の手の中でパタンパタンと広げられていく小さな紙。
佐天「な、なんか緊張してきちゃった」
黒子「別に気負うこともないですの。 中からサソリや拳銃が出てくるわけでもないでしょうに…」
そして、黒子と佐天は目の前の男の結果表を目の当たりにした。
黒子・佐天「こっ…これはっ!!!」
億泰「学園都市…っスかァ?」
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1285922880/
http://sea-mew.jp/nox/modules/webarc/2ch/ss/1285922880-0.html
このssの直系の前スレ
この作者に尊敬している
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1285922880/
http://sea-mew.jp/nox/modules/webarc/2ch/ss/1285922880-0.html
このssの直系の前スレ
この作者に尊敬している
億泰って甘党なんだっけ?トニオさんの店で不良はプリンなんか食わねぇ みたいなこと言ってなかったっけ?
>>55
辛いの死ぬほどニガテとか言ってるしどうなんだろうな
辛いの死ぬほどニガテとか言ってるしどうなんだろうな
黒子「…これは…どっからどう見てもレベルゼロ…ですわね」
佐天「うん… ていうか…あたしこんな酷い点初めて見たよ…」
億泰「あぁ~? 何だ何だぁ~? なぁに哀しそうな目ェしてオレのこと見てんだぁ~?」
佐天「えっと……まぁ…ドンマイッ!」
ポンポンと億泰の肩を叩く佐天。
しかし黒子は深く考え込んだしていた。
黒子(レベルゼロ? なら…あの時の現象はいったい?)
爆弾魔、介旅を再起不能寸前まで痛めつけた目の前の男。
対峙したときに感じた恐ろしさを覚えるほどの『凄み』
静かになった部屋に紅茶の香ばしい匂いが漂いはじめた。
佐天「うん… ていうか…あたしこんな酷い点初めて見たよ…」
億泰「あぁ~? 何だ何だぁ~? なぁに哀しそうな目ェしてオレのこと見てんだぁ~?」
佐天「えっと……まぁ…ドンマイッ!」
ポンポンと億泰の肩を叩く佐天。
しかし黒子は深く考え込んだしていた。
黒子(レベルゼロ? なら…あの時の現象はいったい?)
爆弾魔、介旅を再起不能寸前まで痛めつけた目の前の男。
対峙したときに感じた恐ろしさを覚えるほどの『凄み』
静かになった部屋に紅茶の香ばしい匂いが漂いはじめた。
初春「お茶が入りましたよぉー」
億泰「おっ! 待ってたぜぇ~! サンキューなぁ~ 初春ゥ~」
初春「え? ええっ?」
突然億泰に呼ばれ動転する初春飾利。
カチャカチャと盆の上のコーヒーカップが音をたてた。
億泰「…なんだぁ~? もしかして名前間違えてたかよぉ~?」
初春「いえ…あの…そういう訳じゃ…ない…ですけど…」
オドオドと初春が億泰の表情を伺うもの億泰は至極平然としていた。
億泰「…ふーん。 まっいッかァ~」
初春の変わり様にも興味をしめそうとせず、ミルクティーをすする億泰。
億泰「あっ! 苦っ! おい初春っ! 砂糖壺くれっ!」
初春「え? あ、はい! びっくりして忘れてましたー 今持ってきますねー」
パタパタと砂糖壺をとりにいく初春飾利。
その足元が若干いつもとリズムが違うことに気付いたのは佐天だけだった。
佐天(…なんだろ…なーんか気に入らないなぁー)
ブスっと頬を膨らませた佐天、深く何かを考えたままの黒子、砂糖壺を億泰に手渡す初春、砂糖をこんもりとミルクティーにいれて至福の億泰。
それぞれの思惑は明かされること無く一日が過ぎていった。
億泰「おっ! 待ってたぜぇ~! サンキューなぁ~ 初春ゥ~」
初春「え? ええっ?」
突然億泰に呼ばれ動転する初春飾利。
カチャカチャと盆の上のコーヒーカップが音をたてた。
億泰「…なんだぁ~? もしかして名前間違えてたかよぉ~?」
初春「いえ…あの…そういう訳じゃ…ない…ですけど…」
オドオドと初春が億泰の表情を伺うもの億泰は至極平然としていた。
億泰「…ふーん。 まっいッかァ~」
初春の変わり様にも興味をしめそうとせず、ミルクティーをすする億泰。
億泰「あっ! 苦っ! おい初春っ! 砂糖壺くれっ!」
初春「え? あ、はい! びっくりして忘れてましたー 今持ってきますねー」
パタパタと砂糖壺をとりにいく初春飾利。
その足元が若干いつもとリズムが違うことに気付いたのは佐天だけだった。
佐天(…なんだろ…なーんか気に入らないなぁー)
ブスっと頬を膨らませた佐天、深く何かを考えたままの黒子、砂糖壺を億泰に手渡す初春、砂糖をこんもりとミルクティーにいれて至福の億泰。
それぞれの思惑は明かされること無く一日が過ぎていった。
能力を消してるんじゃなくて能力のかかった物体を消してる
M0の主人公がそんな言い訳してたな
M0の主人公がそんな言い訳してたな
>>63
億泰じゃなくてM0の主人公ですがな
億泰じゃなくてM0の主人公ですがな
■翌日 学園都市・繁華街沿い
授業が終わり、繁華街を連れ添ってあるく佐天と初春。
佐天「んーっ! 終わったー! さーて、今日も元気に買い食いしよっかー!」
初春「いいですねー 昨日の夜食はたい焼きでしたし…洋風系のお菓子とか…いいですねー」
伸びをしながら佐天が提案し、それにホワホワと初春が同意する。
佐天「うーん…それじゃあ、あそこの角にあるケーキ屋さんは? 確か今日ってレディースデイだったはずよね?」
初春「えーとちょっと待ってくださいねー」
その言葉と共に携帯電話を取り出し確認をとる初春。
初春「あ! ほんとですー さすが佐天さんですねー!」
佐天「フフフ…私はお得なものにはハナが効くのだよ初春クン」
初春「またまた佐天さんったら~」
他愛のない掛け合いをしながら目的のケーキ屋に向かってあるく佐天と初春。
段々と人が多くなっていく大通り。
なんだろ?何かのイベントでもやってんのかねー?と首をひねりながら人の波をかき分けかき分け、目的のケーキ屋にたどり着いた佐天と初春。
そして目の前に広がる光景を見て…絶句した。
授業が終わり、繁華街を連れ添ってあるく佐天と初春。
佐天「んーっ! 終わったー! さーて、今日も元気に買い食いしよっかー!」
初春「いいですねー 昨日の夜食はたい焼きでしたし…洋風系のお菓子とか…いいですねー」
伸びをしながら佐天が提案し、それにホワホワと初春が同意する。
佐天「うーん…それじゃあ、あそこの角にあるケーキ屋さんは? 確か今日ってレディースデイだったはずよね?」
初春「えーとちょっと待ってくださいねー」
その言葉と共に携帯電話を取り出し確認をとる初春。
初春「あ! ほんとですー さすが佐天さんですねー!」
佐天「フフフ…私はお得なものにはハナが効くのだよ初春クン」
初春「またまた佐天さんったら~」
他愛のない掛け合いをしながら目的のケーキ屋に向かってあるく佐天と初春。
段々と人が多くなっていく大通り。
なんだろ?何かのイベントでもやってんのかねー?と首をひねりながら人の波をかき分けかき分け、目的のケーキ屋にたどり着いた佐天と初春。
そして目の前に広がる光景を見て…絶句した。
>>1
またお前かよ…
またお前かよ…
ケーキ屋というメルヘンでファンタジーな女の子の聖域。
そこにまるで場にそぐわない輩が座り込んでいたのだ。
ムムムと唸りながらダミーのケーキモデルと看板を見比べながら顎をさするのはスキルアウト顔負けの風貌をした大男。
一般の学生がその横を通るのは度胸試しか命知らずとしか思えない格好のそれに…
佐天と初春は見覚えがありすぎた。
佐天「ゲッ!」
思わず声を出してしまう佐天。
耳聡くその声を聞きつけ、振り向くヤンキー。
億泰「おっ! ちょーどいいとこに!」
そこには…ブンブンとこちらに向かって腕をふる億泰がいた。
そこにまるで場にそぐわない輩が座り込んでいたのだ。
ムムムと唸りながらダミーのケーキモデルと看板を見比べながら顎をさするのはスキルアウト顔負けの風貌をした大男。
一般の学生がその横を通るのは度胸試しか命知らずとしか思えない格好のそれに…
佐天と初春は見覚えがありすぎた。
佐天「ゲッ!」
思わず声を出してしまう佐天。
耳聡くその声を聞きつけ、振り向くヤンキー。
億泰「おっ! ちょーどいいとこに!」
そこには…ブンブンとこちらに向かって腕をふる億泰がいた。
>>69
堅くなってんぜ
堅くなってんぜ
保守あざーっす!!!!!!
オラ>>69さんに敬礼しろや!!!!!
オラ>>69さんに敬礼しろや!!!!!
そそくさと自分たちを大きく迂回していく一般の学生達の好奇の目に耐え切れず首をすくめる佐天。
初春「あっ 虹村さんじゃないですか」
興味津々の周囲の視線を気にせず普通に億泰に近づいていく初春。
億泰「よぉ~ 今帰りかぁ~?」
初春「あ、私たちはこれからちょっとお茶しようかなーと。 虹村さんはこれからジャッジメントに向かわれるんですかぁ?」
億泰「あ~…そうするっきゃねーなぁーと思ってたンだけどよぉ~…」
億泰「けど、おまえら…に会えたんなら話は別だわなぁ~」
初春「は…はぁ?」
億泰の言いたいことが判らず生返事を返す初春。
そんな佐天と初春に向かい億泰はこう告げた。
億泰「なぁ…今暇ならよぉ~…ちーっと付き合ってくんねえかぁ~?」
佐天「は…はぁーーっ!?」
初春「あっ 虹村さんじゃないですか」
興味津々の周囲の視線を気にせず普通に億泰に近づいていく初春。
億泰「よぉ~ 今帰りかぁ~?」
初春「あ、私たちはこれからちょっとお茶しようかなーと。 虹村さんはこれからジャッジメントに向かわれるんですかぁ?」
億泰「あ~…そうするっきゃねーなぁーと思ってたンだけどよぉ~…」
億泰「けど、おまえら…に会えたんなら話は別だわなぁ~」
初春「は…はぁ?」
億泰の言いたいことが判らず生返事を返す初春。
そんな佐天と初春に向かい億泰はこう告げた。
億泰「なぁ…今暇ならよぉ~…ちーっと付き合ってくんねえかぁ~?」
佐天「は…はぁーーっ!?」
■学園都市・ケーキショップ「クリームブリュレ」
店員「お待たせしましたー。 ジャンボチョコレートプリンパフェとクリームあんみつ、メロンソーダでーす」
億泰「うっひょお! キタキタァ~!」
ウッヒョルンルン♪といった仕草でスプーンを握り締める億泰。
佐天「何かと思えば…」
初春「まさか…レディース限定のスイーツを食べたいなんて言われるとは思いもよりませんでしたねー」
呆れ顔でため息をつく佐天と困ったように笑う初春。
億泰「ンマァーイッ! さすがにトニオさんとこにゃあ敵わねえがっ! それでもこいつァ…極上のウマさだぁ~っ!」
佐天「いやもう…ほんと詐欺よね…」
バクバクとチョコプリンパフェを食べている億泰をジト目で見ながら笑う佐天。
店員「お待たせしましたー。 ジャンボチョコレートプリンパフェとクリームあんみつ、メロンソーダでーす」
億泰「うっひょお! キタキタァ~!」
ウッヒョルンルン♪といった仕草でスプーンを握り締める億泰。
佐天「何かと思えば…」
初春「まさか…レディース限定のスイーツを食べたいなんて言われるとは思いもよりませんでしたねー」
呆れ顔でため息をつく佐天と困ったように笑う初春。
億泰「ンマァーイッ! さすがにトニオさんとこにゃあ敵わねえがっ! それでもこいつァ…極上のウマさだぁ~っ!」
佐天「いやもう…ほんと詐欺よね…」
バクバクとチョコプリンパフェを食べている億泰をジト目で見ながら笑う佐天。
億泰「あ~ん?」
スプーンを加えたまま呆けた返事を返す億泰。
佐天「だってさ…こーんな不良がプリンパフェなんて可愛らしいもん食べてるだなんて…誰も想像しないじゃない?」
億泰をからかおうとする佐天だったが…
億泰「…オレもよぉ…昔はそう思ってたよ…プリンなんざ女子供の喰うもんだってなぁ~…」
佐天「え?」
不意に遠い目をして語りだす億泰。
いきなり口調が真剣になり、軽口を挟めなくなる佐天。
億泰「なぁ…オメーだって知ってるはずだぜぇ~? プリンはよ…あまくてよぉ…ウメェよなぁ?」
佐天「え?…う、うん。 そう…だけど?」
億泰「だったらよぉ~ …別にオレが好きでも何の問題もねぇーだろがよぉー?」
その言葉と共にまたチョコプリンパフェにとりかかる億泰。
真剣にプリンの美味しさを力説され脱力する佐天。
スプーンを加えたまま呆けた返事を返す億泰。
佐天「だってさ…こーんな不良がプリンパフェなんて可愛らしいもん食べてるだなんて…誰も想像しないじゃない?」
億泰をからかおうとする佐天だったが…
億泰「…オレもよぉ…昔はそう思ってたよ…プリンなんざ女子供の喰うもんだってなぁ~…」
佐天「え?」
不意に遠い目をして語りだす億泰。
いきなり口調が真剣になり、軽口を挟めなくなる佐天。
億泰「なぁ…オメーだって知ってるはずだぜぇ~? プリンはよ…あまくてよぉ…ウメェよなぁ?」
佐天「え?…う、うん。 そう…だけど?」
億泰「だったらよぉ~ …別にオレが好きでも何の問題もねぇーだろがよぉー?」
その言葉と共にまたチョコプリンパフェにとりかかる億泰。
真剣にプリンの美味しさを力説され脱力する佐天。
佐天「はぁ…もう好きにしなさいよ」
ため息を吐きながらクリームあんみつをつつく佐天。
そんな佐天を見て隣に座る小さな少女が頭の花飾りを揺らしながらクスクスとおかしそうに笑っていた。
佐天「な、なによう初春ー?」
初春「…だって…おかしくって…」クスクス
佐天「な、なにがおかしいのよ?」
億泰「ん~?」
初春「だって…佐天さんもここのチョコプリンパフェ大好きですよね~?」
佐天「なっ!?」
億泰「ほぉ~ …中々見る目あんなぁオメェ~」
感心したように頷く億泰、ガタリと立ち上がる佐天。
佐天「ちょっ! 初春っ!?」
ため息を吐きながらクリームあんみつをつつく佐天。
そんな佐天を見て隣に座る小さな少女が頭の花飾りを揺らしながらクスクスとおかしそうに笑っていた。
佐天「な、なによう初春ー?」
初春「…だって…おかしくって…」クスクス
佐天「な、なにがおかしいのよ?」
億泰「ん~?」
初春「だって…佐天さんもここのチョコプリンパフェ大好きですよね~?」
佐天「なっ!?」
億泰「ほぉ~ …中々見る目あんなぁオメェ~」
感心したように頷く億泰、ガタリと立ち上がる佐天。
佐天「ちょっ! 初春っ!?」
初春「いつも言ってたじゃないですかー『やっぱりこの店はチョコプリンパフェかクリームあんみつの二択だねっ!』って」
佐天「そ、そりゃ言ってたかもしれないけど… 今言わなくてもいいじゃないのー!」
初春「仕返しですよ佐天さん。 私なんかこの店だけで30回近くスカートめくられてますし!」
エヘンと恥ずかしい経歴を胸をはって堂々と告げる初春。
どちらかといえばそんなことを告白したほうが恥ずかしい筈なのだが、初春にとってそれは些細な問題だった。
骨を切らせて皮を突付く。
初春飾利の恐ろしい自爆技に為す術も無く佐天は巻き込まれていく。
佐天「あーもー…」
冷静に考えれば別段恥ずかしがる必要もないのだが、何故かそれが恥ずかしくて悶える佐天。
そんな佐天に興味津々な声がかかる。
億泰「…クリームあんみつってよぉ~…それだよなぁ~?」
佐天「え? う、うん…」
億泰「おいマジかよぉ~ 俺も最初そっちにすっか悩んだんだよなぁ~ …ちょっとクリームあんみつ気になっからよぉ~ちょっぴりかじらせてくれよぉ~」
佐天「えっ? ええっ?」
佐天「そ、そりゃ言ってたかもしれないけど… 今言わなくてもいいじゃないのー!」
初春「仕返しですよ佐天さん。 私なんかこの店だけで30回近くスカートめくられてますし!」
エヘンと恥ずかしい経歴を胸をはって堂々と告げる初春。
どちらかといえばそんなことを告白したほうが恥ずかしい筈なのだが、初春にとってそれは些細な問題だった。
骨を切らせて皮を突付く。
初春飾利の恐ろしい自爆技に為す術も無く佐天は巻き込まれていく。
佐天「あーもー…」
冷静に考えれば別段恥ずかしがる必要もないのだが、何故かそれが恥ずかしくて悶える佐天。
そんな佐天に興味津々な声がかかる。
億泰「…クリームあんみつってよぉ~…それだよなぁ~?」
佐天「え? う、うん…」
億泰「おいマジかよぉ~ 俺も最初そっちにすっか悩んだんだよなぁ~ …ちょっとクリームあんみつ気になっからよぉ~ちょっぴりかじらせてくれよぉ~」
佐天「えっ? ええっ?」
億泰「んじゃ貰うぜぇ~っ」
ヒョイパク
止める間もなく億泰の手が動き、佐天の食べかけのクリームあんみつから一口奪う億泰。
佐天「あっ! あーっ! あーっ!」
間接キス。
そんな単語が佐天の頭を駆け巡り、思わず大きな声をあげる佐天。
億泰「…こっこれはああ~~! この味はぁ~~!!!」
驚きのあまりカランとスプーンを手から落としてしまう億泰。
だがっ!
ヒョイパク!
億泰は慌てることなく『クリームあんみつにもともと刺さっていた』スプーンを使いさらにもう一口味わったっ!
佐天「ちょっ! それあたしのスプーンッ!」
億泰「モチモチの白玉とっ! 極上の黒糖がっ! お互いを引き立てあってるぅ! こ、これぞクリームあんみつのベストなバランスじゃあねえかっ!」
佐天「なっ! なにしてんの! なにあたしの食べてんのぉ!?」
ヒョイパク
止める間もなく億泰の手が動き、佐天の食べかけのクリームあんみつから一口奪う億泰。
佐天「あっ! あーっ! あーっ!」
間接キス。
そんな単語が佐天の頭を駆け巡り、思わず大きな声をあげる佐天。
億泰「…こっこれはああ~~! この味はぁ~~!!!」
驚きのあまりカランとスプーンを手から落としてしまう億泰。
だがっ!
ヒョイパク!
億泰は慌てることなく『クリームあんみつにもともと刺さっていた』スプーンを使いさらにもう一口味わったっ!
佐天「ちょっ! それあたしのスプーンッ!」
億泰「モチモチの白玉とっ! 極上の黒糖がっ! お互いを引き立てあってるぅ! こ、これぞクリームあんみつのベストなバランスじゃあねえかっ!」
佐天「なっ! なにしてんの! なにあたしの食べてんのぉ!?」
立ち上がったままプンプンと億泰に抗議する佐天。
億泰「…んだぁ~? いーじゃねーかよ一口くらい…ったく…ケチくせぇーヤロォーだなぁ~」
佐天「野郎じゃないし! そもそも一口じゃないし! 二口食べた! しかもそれあたしのスプーンッ!」
ヒートアップして文句を並べだす佐天。
佐天「だっ大体! 勝手に人のクリームあんみつ持って行ってそんな言い草ってモガァ!?」
ピタリと。
佐天の抗議が途中で止まった。
億泰「うるせェなぁ~ ったくよぉ… 一口だけだかんなぁ~?」
舌の上で弾けるのは幾度となく食べたことのあるチョコプリンパフェとクリームあんみつが混ざり合った摩訶不思議な味。
それがなんなのか気づいた瞬間、佐天涙子の時は止まった。
億泰「…んだぁ~? いーじゃねーかよ一口くらい…ったく…ケチくせぇーヤロォーだなぁ~」
佐天「野郎じゃないし! そもそも一口じゃないし! 二口食べた! しかもそれあたしのスプーンッ!」
ヒートアップして文句を並べだす佐天。
佐天「だっ大体! 勝手に人のクリームあんみつ持って行ってそんな言い草ってモガァ!?」
ピタリと。
佐天の抗議が途中で止まった。
億泰「うるせェなぁ~ ったくよぉ… 一口だけだかんなぁ~?」
舌の上で弾けるのは幾度となく食べたことのあるチョコプリンパフェとクリームあんみつが混ざり合った摩訶不思議な味。
それがなんなのか気づいた瞬間、佐天涙子の時は止まった。
【一秒経過】
佐天の口に突っ込まれたスプーン。
このスプーンは誰のものか?
【二秒経過】
元々は自分が使っていたものだった。
【三秒経過】
だがしかし…これはすでに目の前の男が使ったスプーンでもある。
さらに。 今このスプーンを持っているのは自分ではない。
【四秒経過】
冷静に。 素数を数えて落ち着いた心で佐天涙子は結論を出した。
【五秒経過】
今…自分は億泰が使ったスプーンで億泰の食べていたチョコプリンパフェを『食べさせてもらっている』ということに…
初春「…そして……時は動き出す」ボソリ
佐天の口に突っ込まれたスプーン。
このスプーンは誰のものか?
【二秒経過】
元々は自分が使っていたものだった。
【三秒経過】
だがしかし…これはすでに目の前の男が使ったスプーンでもある。
さらに。 今このスプーンを持っているのは自分ではない。
【四秒経過】
冷静に。 素数を数えて落ち着いた心で佐天涙子は結論を出した。
【五秒経過】
今…自分は億泰が使ったスプーンで億泰の食べていたチョコプリンパフェを『食べさせてもらっている』ということに…
初春「…そして……時は動き出す」ボソリ
佐天「――ッ!?―――ッ!?」
我にかえり、ガタガタと暴れだす佐天。
しかし、いまだ顔面は硬直したまま。
スプーンを口から離すことも忘れ、あたふたとするだけであった。
億泰「おっ!? なんだぁ~!?」
噛み締められたスプーンにつられてガクガクと腕を揺さぶられる億泰。
事情を知らないものから見ればそれはまるで「はいアーン♥」された似合わないカップルがふざけてるだけのシーンに見えただろう。
初春「あわわっ! あわわわ!」
初春は初春でメロンソーダをボコボコと噴火させながら状況を全力で見守っていた。
勝手に人のオーダーしたデザートを二口食べておきながら一口だけ食べさせるという無茶苦茶な億泰。
顔を真っ赤にしたまま億泰のスプーンを口に突っ込まれている佐天。
テーブルにマグマのようにメロンソーダを噴き出しながら一瞬足りとも見逃すまいと目を丸くする初春。
ケーキショップ「クリームブリュレ」の店員は注意することも忘れ、その奇妙な儀式が収まるまで見守っていた。
我にかえり、ガタガタと暴れだす佐天。
しかし、いまだ顔面は硬直したまま。
スプーンを口から離すことも忘れ、あたふたとするだけであった。
億泰「おっ!? なんだぁ~!?」
噛み締められたスプーンにつられてガクガクと腕を揺さぶられる億泰。
事情を知らないものから見ればそれはまるで「はいアーン♥」された似合わないカップルがふざけてるだけのシーンに見えただろう。
初春「あわわっ! あわわわ!」
初春は初春でメロンソーダをボコボコと噴火させながら状況を全力で見守っていた。
勝手に人のオーダーしたデザートを二口食べておきながら一口だけ食べさせるという無茶苦茶な億泰。
顔を真っ赤にしたまま億泰のスプーンを口に突っ込まれている佐天。
テーブルにマグマのようにメロンソーダを噴き出しながら一瞬足りとも見逃すまいと目を丸くする初春。
ケーキショップ「クリームブリュレ」の店員は注意することも忘れ、その奇妙な儀式が収まるまで見守っていた。
>>91
そしてレベルアッパーへ
そしてレベルアッパーへ
飯、その他いろいろやってきますー。
日付変わる前にはもどってこれると思うけど、携帯から自力保守するんでまったり余所のスレ行っててくらしあ
日付変わる前にはもどってこれると思うけど、携帯から自力保守するんでまったり余所のスレ行っててくらしあ
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