元スレ唯「ういー、おかわりー」セイバー「私にもお願いします」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
101 = 87 :
姫子「ホントに、律たちっていつも元気だよね」
律「元気なのが軽音部の持ち味だー!」
唯「イエイ!」
和「軽音部じゃないんですけれども……」
姫子「和も同じようなものだってー」
澪「姫子もずいぶんなことを言うな~」
紬「でも、和ちゃんが軽音部だったら、もっと楽しくなりそうよね」
和「そうかしら?」
唯「和ちゃーん!」がば
和「せめて脈絡をつけてから抱きつきなさい!」
姫子「あはは……」
アーチャー『……』
102 = 87 :
――放課後、部活終わって――
唯「澪ちゃん」
澪「ん?」
唯「昨日ね、セイバーちゃんから面白いこと聞いたの」
澪「なんだそれ。怖い話以外だったら聞くぞ」
唯「あのね、マスターはサーヴァントの能力を視ることが出来るんだって」
澪「へえ。それはどういうふうにだ?」
唯「澪ちゃんもやってみればいいよ!」
澪「そうだな。アーチャー、どうして教えてくれなかったのかは不問にして
やる。ちょっと見せろ」
アーチャー「はいはい」
澪「えーっと」
103 = 87 :
アーチャー
真名 ?
女性 158センチ 50キロ
中立・中庸
筋力 D
耐久 C
敏捷 B
魔力 A
幸運 A
宝具 ?
対魔力 D
単独行動 C
千里眼 C
心眼(真) B
投擲 A
宝具
?
104 :
英霊ヒラサワ
105 = 87 :
澪「――のようだけど、セイバーはどうなんだ?」
唯「セイバーちゃんはすごいんだよー」
アーチャー「でもまあ、マスターが貴女じゃあねえ」
唯「……フン」
澪「拗ねるなよ。それで、セイバーの能力はどうだったんだ?」
唯「えへへー。聞いて驚かないでねー」
アーチャー「引っ張るな。面倒くさい」
澪「アーチャー!」
アーチャー「はいはい」
唯「それじゃあ、これがセイバーの能力だよ!」
106 = 87 :
セイバー
真名 ?
女性 154センチ 42キロ
秩序・善
筋力 B
耐久 B
敏捷 C
魔力 A
幸運 A
宝具 A
対魔力 A
騎乗 B
直感 A
魔力解放 A
カリスマ B
宝具
風王結界(インビジブル・エア)
107 = 87 :
澪「……」
アーチャー「こっち見ないでくれる?」
澪「いや、アーチャーさん?」
アーチャー「仕方ないだろ。セイバーのクラスなんだから」
唯「セイバーちゃんも、結構調子いいんだって!」
澪「……」
アーチャー「サーヴァントの力はマスターの魔力にも左右されるの。だか
ら、私だけの所為じゃあない」
唯「アーチャーに認めてもらったー」にやにや
アーチャー「はいはい」
澪「……セイバーと手を組んでよかったな。アーチャー」
アーチャー「戦えば絶対に負けないから」
唯「えへへー」
アーチャー「にやにやするな」
108 = 87 :
澪「それじゃあ、10時にセイバーを連れてうちに来てくれ」
唯「りょーかーい」
アーチャー「……」
澪「どうしたんだ? アーチャー」
アーチャー「これが、あのヒラサワユイの家?」
澪「そうだぞ。私の家より大きいだろ」
アーチャー「いや、それはどうでもいいよ」
澪「さて、私たちも帰るぞ」
アーチャー「はいはい」
澪「はいは一回」
アーチャー「はーい」
澪「伸ばさないの」
アーチャー「めんどー」
109 = 87 :
――夜――
唯「セイバーちゃん、可愛い!」
セイバー「やめてください。大切な徘徊だというのに」
唯「でもでも、よく似合ってるよ! 私が中学生のときに着てた服!」
セイバー「え?」
唯「セイバーちゃん可愛いー」ぎゅうううう
セイバー「や、やめてください……」
セイバー(あ、温かい……)
セイバー「とにかく、行きますよ!」
唯「うん!」
憂「……」
唯「憂、いってくるね」
憂「気をつけてね? お姉ちゃん、セイバーさん」
セイバー「ええ。ウイは安心して眠っていてください。必ず、ユイは守ります」
110 = 87 :
唯「こんばんわー」
澪「時間ぴったりだな。セイバーのおかげか」
セイバー「そんなことはありません。ユイの自発的な行動です」
唯「私だって、やる気満々なんだから!」
澪「……他のマスターを、殺すことになるんだぞ?」
唯「なんで?」
澪「なんでって。そういうルールだからだよ」
唯「そうなの? セイバー」
セイバー「それが一番わかりやすいだけです。正確には、サーヴァントを
打倒することが目的です」
アーチャー「聖杯にはサーヴァントしか触れられない。なら、そのサーヴァ
ントが一人になればいいってことよ」
唯「だから、私はマスターを殺さないで聖杯を手に入れるよ!」
澪「――そうか。だったら、それが一番いい方法だな!」
セイバー「それでは、行きましょう」
111 :
支援
展開的に長くなりそうだな
頑張ってくれ
112 = 87 :
…
唯「――なんか、ワクワクしない?」
澪「どうして? 物音もしないのに」
唯「それがだよ! なんか、自分と世界が離れちゃってる感じがワクワク
するんだよ!」
アーチャー「世界と自分が離れるねえ……」
澪「私は怖いだけだけどな」
唯「ぶー。セイバーちゃんは分かってくれるよね」
セイバー「別に、特には」
澪「それにしても、セイバー可愛いな。その服は唯のか?」
唯「そうだよー。可愛いでしょ」
アーチャー「まるでリカちゃん人形みたいだ」
セイバー「そこになおりなさい」
アーチャー「……!?」
セイバー「!?」
113 = 87 :
アーチャー「セイバー、感じた?」
セイバー「ええ。向こうですね」
澪「向こうは、港だな」
唯「いってみよう!」
セイバー「……少し急いだ方がいいですね。アーチャー」
アーチャー「はいはい。ミオ、しっかりつかまってて」
澪「へ?」
アーチャー「セイバー、遅れないでね!」
澪「うわあああああああああああああああああああああ!!!!!」
セイバー「ユイ、私たちも行きます!」
唯「おっけー!」
セイバー「――!」
114 = 87 :
――港・廃工場――
澪「このあたりも、随分さびれちゃったな」
唯「昔は結構栄えてたみたいだけどね」
澪「……」
アーチャー「ミオ?」
澪「アーチャー、どうしてあんなに速く……」
アーチャー「いや、なんとなく」
澪「……」
セイバー「あの建物の中から、なにかとてつもない魔力を感じます」
唯「じゃあ、あそこに――」
アーチャー「サーヴァントがいる。それも、かなりヤバい奴だと思う」
澪「――」
115 = 87 :
ドア「ニ……」
セイバー「……暗い、ですね」
アーチャー「油断はしないでよね。セイバー」
セイバー「当然です。どんなときも油断は――!」
アーチャー「ミオ! 絶対にこっちに来ないで!」
澪「!?」
セイバー「ユイもです! この状況は、あなたたちにはあまりにも酷すぎる」
唯「……澪ちゃん。下がるよ」
澪「唯?」
唯「セイバーちゃんたちが気を利かせてくれてるんだもん。だったら、私たち
はそれに甘えてあげなきゃ」
澪「……ああ。アーチャー! セイバーも頼むぞー!」
アーチャー「はいはい。でも、ねえ」
セイバー「この死体の数。かなりの命を吸っていると見える」
118 = 87 :
アーチャー「ってことは?」
セイバー「私たちが出会っていないサーヴァントは、アサシン、キャスター、
ライダー、そして――」
アーチャー「バーサーカー」
セイバー「あの、黒い塊のようなモノが……」
男「う、うう……」
セイバー「息がある! アーチャー!」
?「■■■―――!!!」
男「おごっ」ブチャ
セイバー「!?」
アーチャー「案の定ね。これが狂戦士のクラスのサーヴァント」
セイバー「バーサーカー、ですか」
119 = 87 :
サルさんくらって、眠いのでそろそろ眠る。
おやすみなさい。保守してくれたりでスレが盛り上がれば嬉しい。
120 :
がんばれ
125 :
「しんこん!」がもう一度読みたいんだけどどんな方法があるかな?
126 :
>>125
笑み社のブログ行け
128 = 125 :
>>126
ありがと
129 :
保
134 :
しゅ
136 = 88 :
ガッ
139 = 87 :
おはよう
保守ありがとう。
140 = 87 :
バーサーカー「■■――!!」
アーチャー「これはまた、トンデモないサーヴァントに出会っちゃったね」
セイバー「ええ。今まで出会ったどのバーサーカーよりも強い魔力を持ってい
ます。単騎では、勝ち目は薄かった」
アーチャー「ああ、それじゃあ今なら勝てるかも?」
セイバー「低いことに変わりはありません。アーチャー、弓で援護してくれる
と助かるのですが」
アーチャー「家に忘れてきた」
セイバー「……」
アーチャー「そもそも私、弓とか使えないんだよ。アーチャーだから一応
持ってるけど、弓で放つよりも投げたほうが得意」
セイバー「……それで、投擲するものは持ってますか?」
アーチャー「そのへんに転がってるし、念のためミオの家から包丁持って
きた」
セイバー「かなり心許ないですね」
アーチャー「そう? 結構十分な武装だと思うけど」
セイバー「あなたがそう思うのであれば、信じるしかありません。
――いきます」
142 = 87 :
…
唯「ねえ、澪ちゃん」
澪「ん?」
唯「私たち、これでいいのかな」
澪「何の話?」
唯「セイバーちゃんとアーチャーのお手伝い、しなくてもいいのかなって」
澪「したくても出来ないよ。サーヴァントの戦いは、人間の及びのつかない
ところなんだ。マスターが死んだら、サーヴァントも負けっていルールで
ある以上、私たちは離れていたほうがいい」
唯「そうなのかな……」
澪「そうだよ。アーチャーたちも、そう思ったから私たちを置いて行ったんだ」
唯「うん……」
澪「だから、私たちは待っていよう。安心してさ」
倉庫「ドゴォ!!」
唯「始まったね」
澪「ああ」
143 = 87 :
…
セイバー「ただの斬撃では、ダメージも与えられない」
アーチャー「所謂、物理攻撃を無効化する宝具?」
セイバー「いいえ、バーサーカーのクラスに宝具は原則ありません。心が
狂っているのですから、操ることができない」
アーチャー「そうすると、あのサーヴァントのスキルかなにか?」
セイバー「そういうことになるでしょう。私の対魔力と同じで、一定以下の
ランクの攻撃を遮断する」
アーチャー「……それって、相性最悪じゃない?」
セイバー「こちらも宝具を使えば――」
アーチャー「いいの? 私だって、セイバーの敵になるかもしれないんだよ」
セイバー「……本当に、そうなのですか?」
アーチャー「可能性としては、0ではない。私がミオをなんらかの方法で
殺してしまえば、令呪の呪縛から解放される」
セイバー「貴女は――!」
アーチャー「義理人情に厚いのは、セイバーのクラスだけで十分。私は
裏切ってでも、叶えたいコトがあるの」
144 = 87 :
セイバー「……余計な話だ。今はこの狂戦士を倒します」
アーチャー「どうぞ」
バーサーカー「■■■■――――――!!」
アーチャー「――あ」
セイバー「なんですか?」
アーチャー「……これ、相当まずいよ」
セイバー「?」
アーチャー「バーサーカーの側にいる子供? あれって――」
セイバー「え?」
アーチャー「さっきまで暗かったけど、月の光で見える。アーチャーのクラス
は目が良いから」
セイバー「……」
律「しまった。見つかっちまった」
アーチャー「ミオとヒラサワユイをおいてきて正解だったみたいね」
セイバー「彼女は?」
律「桜高軽音部部長、田井中律。そしてこれは私のサーヴァントの『ヘラクレス』さ」
145 = 87 :
アーチャー「――!」
セイバー「ヘラクレス!?」
律「そう。ゼウスの子供、ヘラクレス。知ってるでしょ?」
アーチャー「思った通り、押しも押されぬ最強の英霊じゃない。セイバー、
逃げることも視野に入れて戦うわよ」
セイバー「そうしましょう。さすがに、ヘラクレスが相手では、狂化したとは
いえ厳しい」
バーサーカー「――」
律「……セイバーとアーチャーのクラスか。なるほど、そこまで苦戦しない
相手だな。待てよ、バーサーカー」
セイバー「……貴女のような少女が、バーサーカーを手懐けられるとは
思いません。狂化したサーヴァントを律するには、毎度令呪が必要な
筈だ」
律「それを教える必要はない思うけど?」
アーチャー「尤(もっと)もね。――セイバー、マスターを殺すことはできない。
バーサーカーを倒すか、ここは逃げて戦略を立て直すかしないと」
146 = 87 :
律「そうだぞー。私を殺すのなら、バーサーカーを倒したほうが早い」
セイバー「当然です。マスターは私に命じました。人を殺すな、と」
セイバー「その命に、答える。そこに令呪なんていらない――!」ヒュン
律「バーサーカー、捻り潰せ!」
バーサーカー「――■■■!!」
アーチャー「セイバー! ちょっと待って!」
セイバー「!?」
アーチャー「ここは逃げるわよ! 戦略的撤退!!」
セイバー「どうしてですか!?」
アーチャー「簡単な話でしょ! このまま真っ向からぶつかり合ったところで、
負けるのはこっち。そうすれば、誰がマスターを守るの?」
セイバー「――」
アーチャー「相手はヘラクレス。セイバーの宝具が何かは知らないけれど、
簡単に勝たせてくれる相手じゃあない。ここは、逃げる」
律「それを許すとでも?」
アーチャー「許す必要はない。全力で逃げる――!」
147 :
148 = 87 :
律「!?」
アーチャー「一瞬でいい! それだけで、逃げる隙になる!」
セイバー「アーチャー!」
律「バーサーカー、逃がすな!」
バーサーカー「■■■■■――――!!」
アーチャー「もう遅い。『すでに』ってやつよ」
バーサーカー「――――――!!!!」
セイバー「バーサーカーの四肢に鉄パイプが突き刺さっている……。まさ
か――」
アーチャー「投擲での遠距離攻撃こそ、私が弓兵(アーチャー)たる由縁。
……隙が出来た。一生懸命逃げるわよ」
セイバー「……感謝します。アーチャー」
アーチャー「いえいえ、今、貴女に消えられると困るのよ。色々とね」
律「くっ! 回復しろ! バーサーカー!」
バーサーカー「――――」
律「な……。バーサーカーの回復が一瞬遅れた? まさか、宝具なのか?」
149 = 87 :
セイバー「ユイ!」
唯「セイバーちゃん!」
セイバー「今すぐおぶさって! 逃げます!」
澪「アーチャー、なにがあったんだ!」
アーチャー「説明は後でするから! ヒラサワユイの家に!」
セイバー「承知!」
唯「ふわああああああああああああああああああああ!!!」
澪「うわああああああああああああああああああああああああああ!!!」
律「――あれは……?」
バーサーカー「――――」
律「唯と、澪じゃないか」
律「おいおい、まさか私たちが殺しあうなんて……」
律「困ったなぁ――」
律「――でもまあ、いっか」
150 = 147 :
みんなの評価 : ★★
類似してるかもしれないスレッド
- 妹「ふつつか者ですが、今日からよろしくお願いします」 (1001) - [52%] - 2009/5/18 7:31 ★★★×7
- C.C.「ナナリー、いい物をやろう」ナナリー「ありがとうございます」 (226) - [50%] - 2013/1/22 11:00 ★
- 唯「おはよう…、ギー太」ボーボボ「おはよう、唯ちゃん」 (360) - [50%] - 2012/8/31 15:45 ★
- 結衣「おーい、あかり隊員、このピンク木に縛り付けようぜ」 (260) - [50%] - 2011/9/23 6:15 ☆
- 唯「テストでいい点をとったら澪ちゃんがそっけなくなった」 (372) - [50%] - 2010/10/29 23:01 ★★
- 唯「だいじょうぶ、あずにゃんのこと好きじゃないよ」 (146) - [50%] - 2010/8/25 10:46 ★
- 俺「壁にボールぶつけるのやめて」モンペ「遊ぶなというのか」 (166) - [48%] - 2012/8/13 8:00 ☆
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について