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    元スレ唯「ういー、おかわりー」セイバー「私にもお願いします」

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    みんなの評価 : ★★
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    201 = 87 :

    さるさん食らってた。

    今から書く。

    202 = 167 :

    がんばれ

    203 = 87 :



    セイバー「ハァ……ハァ……」

    「セイバーちゃん!」

    セイバー「申し訳ありません。まさか、瞬間移動だなんて……」

    「そんなのいいよ。大丈夫?」

    セイバー「風王結界を解いただけで、ここまで疲労するとは思いませんで
    した。魔力が不足していたわけではないのに――」

    「肩掴まって、結界も解けたみたいだよ」

    セイバー「そのようです。どうやら、キャスターたちは確認のために、私に
    宝具を使わせたようです」

    「……アルトリア」

    セイバー「アーサー王と呼ばれた、この私の真名を確認したかったのでしょ
    う」

    「セイバーって名前よりもずっとずっと可愛いよ」

    セイバー「その名前は捨てました。私はセイバー。貴女の剣です」

    「……」

    204 = 87 :

    ――次の日・夜――

    セイバー「申し訳ありません」

    「なにが?」

    セイバー「私の魔力が回復しないために、見回りが出来なくなって」

    「あはは。そんなのいいよ。アル……セイバーちゃんのためだもん」

    セイバー「ですが……」

    「いいったらいいの。セイバーちゃんは私を守るために、魔力を使って
    くれた。だったら、半人前以下の私はセイバーちゃんに付き合うの」

    「おねえちゃーん。ごはんできたよー」

    「ご飯だって、セイバーちゃん。今は食べよ」

    セイバー「――はい。貴女は、私が今まで出会ったどんな人間よりも温かい」

    「なんか照れちゃうな~」

    セイバー「本心からですよ。ここまでサーヴァントを気遣うマスターはいない」

    「うーん。セイバーちゃん可愛いから、他の人も優しくするよ」

    セイバー「……前のマスターは、そうではなかったものですから。嬉しいのです」

    205 = 87 :

    セイバー「――やはりウイの料理は素晴らしいです」

    「えへへ、ありがとうございます」

    セイバー「笑った顔が、本当にユイに似ていますね」

    「そりゃあ姉妹だからねー」

    セイバー「しかし、性格はまるで違いますね」

    「ぶー」

    「お姉ちゃんはゴロゴロの天才だよっ」

    「わーい。ありがとーういー」

    セイバー(褒めているのだろうか)

    セイバー「それにしても美味しいです。この煮物は特に」

    「あ。それはお隣のおばあちゃんからいただいたものなんですよ。お口に
    合ったようでしたら、よかったです」

    セイバー「そうなのですか。まさに日本の味ですね。醤油万歳」

    「あははー。セイバーちゃんってご飯のときは面白いね!」

    セイバー「ムム」

    206 = 87 :

    「セイバーちゃーん」

    セイバー「なんでしょうか」

    「セイバーちゃんの笑顔。私も好きだよ」

    セイバー「なにを唐突に! 脈絡というものがありません!」

    「私も好きー」

    セイバー「ウイまで!」

    「――だからさ、セイバーちゃんが笑っていられるように、私も頑張る」

    セイバー「ユイ……」

    「お姉ちゃん、セイバーさん。おかわりは?」

    「いただきます!」

    セイバー「ええ、いただきます。大盛りを所望します」

    「りょーかーい」トテトテ

    セイバー「……私も、ユイとウイの笑顔を守りたい」

    セイバー「いいえ、出来れば。誰の泣き顔も見たくない」

    セイバー(今度こそは、絶対に――)

    207 = 87 :

    ――秋山宅――

    アーチャー「ひまー」

    「漫画でも読んでれば?」

    アーチャー「ミオんちの漫画は読みつくしたー。たまには少年漫画も
    買いなさいよー」

    「いやだよ。私は甘い恋の物語が好きなんだ」

    アーチャー「キー」

    「勉強の邪魔はしないでくれよ」

    アーチャー「……外でも見るわ。千里眼で遠くまで見てる」

    「便利だな」

    アーチャー「便利よー。ミオも欲しい? 訓練すればある程度までは――あ、
    あそこの新婚さんキスしてる」

    「目が良いのは便利だけど、そういう出刃亀はよくないだろ」

    アーチャー「暇なんだもの」

    「はいはい」

    208 = 87 :

    アーチャー「そういえば、ミオって好きな人いるの?」

    「!?」

    アーチャー「花も恥じらう女子高生なんだから、好きな人くらいいるでしょ?」

    「うう……」

    アーチャー「もしかして、もう彼氏いた?」

    「いるわけないだろ!」

    アーチャー「おお! びっくりした」

    「……」

    アーチャー「なんか、ごめんね。気分害しちゃったみたいで」

    「……よ」

    アーチャー「え?」

    「好きな人、いるよ……」

    アーチャー「そっか。誰?」

    「……律」

    アーチャー「あー。あの元気のいい子かー。うん、問題ないよ。大丈夫」

    209 = 87 :

    「?」

    アーチャー「お似合いだよ。ミオとリツは」

    「あり、がと……」グスっ

    アーチャー「泣かないの。大丈夫だから。ね?」

    「うん……」

    アーチャー(しっかし、まずいなぁ。バーサーカーのマスターがミオの好き
    な人か……ホントに困った)

    「……」

    アーチャー「……あれ? 寝てる?」

    「すー」

    アーチャー「このままじゃあ風邪ひくよ。よいしょっと」

    「……」

    アーチャー「ホントに可愛いんだから。私のマスターは」

    アーチャー「おやすみ。澪」ちゅっ

    210 = 87 :

    ――次の日・3-2――

    「みおー!」

    「り、律! おはよ!」

    「おはよう。それでさ、今日は部活なしだから梓にメールしといてくれな
    い?」

    「ああ。それくらいならいいけど。どうしたんだ?」

    「ちょっと家の用事があってさ」

    「わかった。それじゃあ梓に伝えておくよ」

    「……どうしたの?」

    「ムギか。今日は部活なし! おっけー?」

    「ちょうどよかった! 今日は私もお出かけしなきゃいけなかったの!」

    「そうだったのか! ならちょうどよかったな」

    「唯にも言っておかなきゃな」

    「私はここにいるけどね」

    211 = 87 :

    「いつからいたんだよ」

    「最初っからいたよ! だってここ、私の席だよ!?」

    「いけね」

    「ついついね」

    「いじめだー。ムギちゃーん!」

    「よしよし」なでなで

    「まあいいや。今日は部活なし! いいな!」

    「うぅ~。セイバーちゃんに言いつけてやるー」

    「うう。それは勘弁。セイバーって、委員長タイプじゃん」

    「そうね。実に話しやすいわ」

    「可愛いしねー」

    アーチャー『サーヴァントを自慢する奴、初めて見た』

    212 = 87 :

    ――放課後――

    「りっちゃん、澪ちゃん! じゃあねー」

    「おー!」

    (私の幸せな時間が始まったー)

    アーチャー(ミオが浮ついている……)

    「りーつー」

    「なんだよ。気色悪い」

    「!?」

    「いや、悪い意味で言ったんじゃないからね。いつもの澪じゃないなって」

    「いつもの私……」

    「こらー律ー! みたいな感じだよ」

    アーチャー『やっぱり、そう見られてるみたいね』

    「そんなに暴力振るってるかな。私って」

    「わりとね。でもまあ、澪はそれでいいんだよ」

    「私の隣で、ずっと笑っててくれよ」

    213 = 87 :

    「今のって、愛の告白だったりする?」

    「ちげーし」

    「へー」

    「ちげーし!」

    「りっちゃーん」

    「やめーい!」

    アーチャー(リツは、ミオがマスターだって気がついてるのかな。どうなんだ
    ろう)

    「みおー!」

    「は、はい!」

    「大好きだぞー!!」

    「ひゃ、ひゃい!!」

    「……」

    214 :

    少し読んだけど、ヒラサワと唯の戦いってやる予定??

    215 = 87 :

    ――夜・?――

    バーサーカー「■■■――!!」

    キャスター「バーサーカー! アサシンはどこに――」

    「あの侍だったら、もう消えちまったよ」

    キャスター「!?」

    「バーサーカー。やっちまっていいぞ」

    バーサーカー「■■■■■―――――――!!!!」

    キャスター「そ、そんな……。斎藤――!」

    斎藤「……ここまででしょう。キャスター」

    キャスター「そんな――私は、戻らなきゃ――」

    ぐしゃ

    バーサーカー「■■■――――――!!!!」

    「おっと忘れてた。キャスターはまだ殺すなよー。防音の結界は維持して
    おかないと」

    「――さあて、来いよ唯。セイバーとバーサーカーを戦わせようぜ」

    216 = 87 :



    セイバー「ユイ、アサシンが消えました」

    「わかるの?」

    セイバー「この街には、魔力が殆ど感じられない。その中で、魔力が大きい
    ものは自ずと限られます」

    「あ、それで大きな魔力がなくなったんだ」

    セイバー「はい。相手は恐らくバーサーカーでしょう」

    「……ちょっと待って」

    セイバー「はい」

    「アサシンって、あの侍さんだよね。佐々木小次郎っていう」

    セイバー「そうですね。小次郎とは、一度戦ってみたかった」

    「ってことは、ムギちゃんが危ない!!」

    セイバー「い、今スグにミオとアーチャーを! ツムギの家に向かいます!」

    「うん!」

    217 = 87 :

    ――琴吹邸前――

    「唯!」

    「澪ちゃん!」

    セイバー「ツムギは無事ですか!?」

    アーチャー「ツムギなら無事よ。ただ、従者のほうは……」

    「……入れるか? アーチャー」

    アーチャー「もちろん可能。防音の結界は張ってあるけど、別に問題は
    ないわ」

    セイバー「キャスターの魔力はかなり弱まってますね」

    アーチャー「バーサーカーに半死半生にされてるわね。あの狂戦士に、
    よくもまあそこまで器用なことさせられるわ」

    セイバー「ええ」

    アーチャー「!?」

    「アーチャー?」

    アーチャー「ミオも入ってきて。この結界、魔力も遮断されてる」

    セイバー「マスターとサーヴァントが離れると、魔力の供給が止まるというこ
    とですか。ユイ、行きましょう」

    218 = 87 :

    「カツーンカツーン」

    「まったく人気がないな」

    アーチャー「……どうやら、この建物に人間は一人しかいないみたいね」

    「一人?」

    アーチャー「バーサーカーのマスターに決まってるじゃない」

    「うう……」

    セイバー「私のマスターをいじめないでくれますか?」

    アーチャー「はいはい。言っとくけど、足手まといにはならないでよね」

    「わかってるよ」

    セイバー「――アーチャー」

    アーチャー「いるわね。近いわ」

    「バーサーカー……」

    セイバー「あのパーティ会場から、大きな魔力が一つ。微弱な魔力が一つ
    あります。おそらく、あそこに」

    219 :

    まだ続いてンのかよ

    220 = 87 :

    「――来たか」

    アーチャー「罠かどうかは知らないけど、かかってやったよ」

    セイバー「ここからは、そうはいきませんが」

    「罠ってわけじゃあないんだけどね」

    バーサーカー「――■■■!!」

    「……え?」

    「うそ……」

    「唯、それとやっぱり、澪だったのか」

    「――り、つ?」

    「律だよ。まごうことなく、田井中律。バーサーカーのマスターだ」

    「あ、ああ……」

    セイバー「ユイ、気をしっかり保ってください」

    アーチャー「ミオも、この部屋から一歩でも出たら、魔力供給がなくなる」

    「――」

    221 = 87 :

    「いくぞバーサーカー。もしかすると、今日で終わるかもしれない。だから、
    聖杯戦争は今日で終わらせる」

    セイバー「……」

    「りっちゃんが……」

    「唯ぃ。悪いけど、私は手加減できないんだ。必要とあれば、残念だけど
    唯でも殺す。そして、今が必要な時だ」

    「りっちゃん……」

    「律! やめてくれ! 殺し合いなんだぞこれは!」

    「だったら澪が殺されてくれ! 私は、もう一歩も引けないんだ!」

    「殺れ! バーサーカー!!」

    バーサーカー「―――――――――――――――!!!!!!!」

    アーチャー「ぐっ!!」

    「アーチャー!!」

    セイバー(どういうことなんだ。バーサーカーのパワーが上がっている!?)

    「食え! 食え! 喰え! 喰らっちまえ!!」

    アーチャー「そういう、ことね」

    222 = 87 :

    「どういうことなんだ? バーサーカーの力が上がってるなんて」

    セイバー「命を、生命力を吸収しています。おそらくキャスターやアサシンの
    魔力も」

    「そんなことって――」

    セイバー「今まで以上の力を手にしたことで、マスターに負担が重くなった
    のでしょう。そして、リツは正規のマスターではない」

    「バーサーカー!!!」

    アーチャー「あちゃー。ミオんちから持ってきた万年筆じゃあきついなー」

    セイバー「当たり前です! なにを考えているのですか!」

    アーチャー「仕方ないじゃない。ワタシには、あなたみたいな立派な宝具
    はないんだから」

    セイバー「……一体、貴女は何者なんですか」

    アーチャー「私にもよくわかんない。ただ、ちょっと変えてもらいたい未来が
    あるのよ」

    セイバー「そのために、聖杯を?」

    アーチャー「実現可能かはわからないけどね」

    「……」

    223 :

    しえんだよ!!

    224 = 87 :

    バーサーカー「――――■■■!!!」

    アーチャー「はい、セイバーに質問。私は今、なにを考えているでしょ
    う!」ギィン

    セイバー「わかりません!」カン!

    アーチャー「あなたたちは逃げなさいってこと!」

    セイバー「アーチャー!?」

    アーチャー「このバーサーカーには絶対に勝てない。だから、私が――」

    セイバー「犠牲になる、というのですか?」

    アーチャー「ふぅ……」スタっ

    「アーチャー?」

    アーチャー「ミオ、令呪は残しておきなさいね」

    「アー……チャー?」

    アーチャー「心配しないの。あなたの恋人は、絶対に殺さないから」

    「でも、魔力が――」

    アーチャー「単独行動のスキルで、一日くらいは平気なのよ。だから、行きな
    さい」

    225 :

    光の速さで万年筆投擲したらどうなるのっと

    226 = 87 :

    セイバー「ユイ、ミオ。逃げますよ」

    「セイバーでも、勝てないの?」

    セイバー「はい。勝てません」

    「アーチャー?」

    アーチャー「ああ。そうだそうだ。セイバーに聞いとかなきゃいけないことが」

    セイバー「なんですか?」

    アーチャー「さっき足止めするって言ったけどさ。別段、アレを倒してしまって
    も、構わないんでしょ?」

    セイバー「――」

    「倒しちゃってよ」

    セイバー「ミオ?」

    「りっちゃんが苦しんでる。その元凶を、倒して帰ってきなさい!」

    アーチャー「――うん。令呪が効いてる効いてる。期待にお応えします。
    マスター」

    セイバー「さあ、二人とも私に掴まって」

    アーチャー「せいやっ」ヒュッ! ガラガラガラー

    227 :

    おもろい

    228 = 87 :

    セイバー「天井に穴が空きましたね。いきますよ――!」

    アーチャー「ヒラサワユイ!」

    「!?」

    アーチャー「なにがなんでも、大切だと思った人間を守り抜きなさい!」

    「……」

    アーチャー「それが――甘ったれの貴女がこれから心に刻むことよ!」

    「――わかった!」

    「……いいの? 一人でさ」

    アーチャー「良いに決まってるじゃない」

    「瞬殺して、すぐにセイバーを殺しに行くから」

    アーチャー「そうはいかないって。ミオがいなくなって、ようやく本気で、
    残虐ファイトできるんだからさ」キュイイイン

    「!?」

    アーチャー「――この宝具に見覚えある? そう、『ギー太』だよ」

    230 :

    なん…だと…?

    231 :

    ギー太って文字列が違和感ありすぎて笑っちまったw

    232 = 87 :

    「うそだろ。おい」

    アーチャー「うそではないよ。りっちゃん」

    「ゆ、唯。平沢唯なのか?」

    アーチャー「そうだよ。ワタシは唯」

    「……英霊になったのか」

    アーチャー「色々あってね。どうしてもやり直したいことがあるのよ」

    「訊いてやりたいところだけど、そういうわけにもいかないんだ。親友を
    殺すのは気が引けるが、いけ、バーサーカー」

    アーチャー「それじゃあ、私だって初めから全開でいくよ」

    アーチャー「この私、英雄になりきれなかった『真鍋唯』が!」

    バーサーカー「――――――!!!」

    アーチャー「来なよ狂戦士。あなたのハートじゃあ、私は絶対に揺るがない!」

    233 = 87 :

    バーサーカー「――――――!!!?」

    アーチャー「あれ? ヘラクレスの時代には音楽ってなかったっけ?」

    「それが音楽――?」

    アーチャー「あれれ、違ったかな。一応生前はこれでご飯食べたんだけど」

    「不快音? ……いや、違うな。わからないぞ。これは一体――」

    アーチャー「さあ? 私にもよくわからないよ。いつからか、私の音楽は
    音楽ではなくなったんだから!!」

    バーサーカー「―――――――――!!!!!!」

    「なに足止めてんだ!! バーサーカー!」

    アーチャー「動けないよ。私の音楽はそれくらいファンキーなの」

    「なに、したんだ?」

    アーチャー「別にー。ぺらぺらと自分の能力語るほど、私は馬鹿じゃない
    もの」

    「大人になったってことかよ」

    アーチャー「悲しいけどね」

    234 = 111 :

    原作読んでるからなんとなく予想はしていたが、
    これはいい展開だ

    支援

    235 = 87 :

    「バーサーカー!!!!」

    バーサーカー「■■■!!!!」

    アーチャー「しまった!」

    アーチャー「いたたた……。でもまあ、ギー太は無事だから平気だね」

    バーサーカー「――――――――!!!」

    アーチャー「やっぱりやりにくいなぁ。防御できない音っていう概念が
    いけないね。うん」

    アーチャー「幻聴圧音(トレーニング・ワン)」

    アーチャー「―――――――!!!!」

    バーサーカー「!!!!!??????」

    「?」

    アーチャー「解説すると、私の声を一点集中でバーサーカーに飛ばしたの。
    もう、バーサーカーはりっちゃんの命令を耳で聞くことはないよ」

    「――」

    アーチャー「耳を、というよりも三半器官を狂わせたから、バランス感覚も
    失った。これで、戦闘面で私が有利になったわ」

    236 = 87 :

    「バーサーカー!」

    アーチャー「だから、聞こえないの。三半規管が壊れたサーヴァントを
    倒すのなんて――」

    バーサーカー「―――――――■■■!!!!」

    アーチャー「ほうら簡単。グミャグミャの視界では、私が投げた石くれも
    避けられないね」

    アーチャー「……勝っちゃった」

    バーサーカー「――」

    「よし」

    バーサーカー「―――――――!!!!!!」

    アーチャー「うわ!!」

    「バーサーカーは死なないんだ! むしろ、もうお前の声の攻撃は
    通用しないぞ!!」

    アーチャー「それは困った。トレーニング・ワンは結構な切り札だったのに」

    アーチャー「――でも、まあいいや。何度でも蘇るなら、その度に殺しちゃう
    んだから」

    237 = 87 :

    少し席をはずす

    238 = 173 :

    赤い人の名シーンがいつのまにかはじまってた

    239 = 147 :

    あげとく

    242 = 241 :

    チェック外し忘れ上げ保守

    244 :

    ここまできたら最後まで読みたい保守

    245 = 87 :

    ただいま

    246 :

    >>245
    おかえり

    247 = 87 :

    バーサーカー「―――――!!」

    アーチャー「りっちゃんも焦ってきたね。でもまあ、私だって結構強いんだ
    からね」シュタッ

    「飛んだ!?」

    アーチャー「――いい? 私は何度だってバーサーカーを倒すよ」

    バーサーカー「■■■■■―――――!!」ブオン

    アーチャー「は?」ゴシュ

    アーチャー「痛ったあ……」

    アーチャー「でも、まあ攻撃は成功かな」

    アーチャー「触れるためにある指先(チューニング・ツー)」

    バーサーカー「■■■――――――!?!??」

    「バーサーカーの目が――!」

    アーチャー「世界で一番器用で、力のある指先で突っついたんだもの。そ
    りゃあ、目くらい潰せるよ」

    アーチャー「嫌な感触だよねー」

    アーチャー(そうは言ったけど、バーサーカーはまだ倒れないんだ。これは、
    耐久戦になったら勝てないね)

    248 = 87 :

    アーチャー(私はバーサーカーを、少なくとも二回は殺している)

    アーチャー「それでも、ねえ」

    「急げ! 急いで殺すんだ! バーサーカー!!」

    (なんなんだコイツ! 唯のくせに、どうして宝具級の技をこんなに
    持ってるんだよ!)

    アーチャー「……よし、この石にしよう」

    バーサーカー「■■―――!!」

    アーチャー「投げ飛ばす三角(オクターブ・スリー)」ヒュッ

    「!?」

    アーチャー「今までの投擲とは段違いでしょ? これこそ、私が弓兵に
    カテゴライズする由来となった宝具よ。ただ単に投げるだけだけど、
    渾身の魔力を込めてある。防御一切無視、ダメージ固定の技」

    バーサーカー「!!!!!!!!!!!」

    アーチャー「吼えないでよ。うるさいから」

    バーサーカー「■■!!!!」ブン!

    アーチャー「うわ!」

    250 :

    追い付き支援


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