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元スレ唯「ういー、おかわりー」セイバー「私にもお願いします」

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1 :

――平沢宅――

「……」

「おーいしーい」パクパク

セイバー「ユイ、ご飯粒がついていますよ」モキュモキュ

「?」

セイバー「どうしました? ウイ」

「え? あ、はい」

「変な憂-」

「変なのはこの状況でしょ……」

セイバー「このハンバーグは、非常に美味だ。素晴らしいです」

「この金髪の人、誰?」

2 :

少し気になる

3 = 1 :

セイバー「え?」

「ん?」

「いやだから、この背筋ピンって張ってる女の人は誰なのって聞いてるの」

「いやだなー憂ったら。……あれ?」

「だれ!?」

セイバー「……あ」

セイバー「失礼しました。自己紹介がまだでしたね。私の名前はセイバー。
契約に基づいて参上いたしました」

「意味がわからないです」

セイバー「おや、聖杯戦争のために召喚されたのではないのですか?」

「せーはい?」

セイバー「この世全ての願望を叶えると言われている、聖なる杯のことです。
もしかして、知らないのですか?」

「おとぎ話ですよね。それって」

セイバー「困ったな……」

(うわぁ。変な人だったぁ)

4 = 1 :

セイバー「まず整理しましょう」

「はい」

セイバー「ユイ、ウイ。それで、あなたたちの名前はあってますね?」

「うん」

セイバー「それで、私を呼びだしたのは誰ですか?」

「私じゃないよー」

「召喚とか、そういうのは信じてないんで」

セイバー「あれ?」

セイバー「聖杯戦争を知らない。私を召喚した覚えもない。それじゃあ――」

「ねえ、憂」ひそひそ

「ん?」

「変な人だよ。この人」ひそひそ

「お姉ちゃんが気付くってことは相当だよね。警察呼ぼうか」

5 = 1 :

セイバー「ちょっと待ってください」

「なんですか? もう110押しちゃったんですけど」

セイバー「危ないですよ」

「あなたがね」

セイバー「いえ、警官だとか私の障害になる人間がです」

「?」

「あ、警察ですか? はい、私の家に変な――」ビュオン!

電話「こっぱーん!」

「!?」

セイバー「風王鉄槌(ストライク・エア)」

「あわわわわわ」

セイバー「……ものすごい魔力の消費を感じた」

「えー……」

6 = 1 :

――そうして――

セイバー「それでは話しあいましょう」

「不本意この上ないんですけどね」

セイバー「今のこの事態に納得なんてものは不純物です」

「正座、つらい」

セイバー「それではまず、私がどうしてここにいて、むしゃむしゃと食事を
していたかについて話し合いたいと思います」

「お姉ちゃん、知ってる?」

「うーん。なんか、お昼寝してて起きたら、もういたんだよ。えーっと」

セイバー「セイバーとお呼びください」

「セイバーちゃんが隣で寝てて、一緒にご飯食べようって」

「一つ解消されたね。とりあえず、お姉ちゃんの隣で寝てたセイバーさん
は悪ってことまでわかったよ」

セイバー「それはないです。私だって、いきなりユイの顔がすぐ側にあったの
には驚いたんですから」

7 = 1 :

「そういえば、なんで私の名前知ってるの?」

セイバー「わかりません。ただ、頭の中に浮かんだんです」

(不審者? まさか、レズストーカー? 女のくせに女の子が好きとか、キ
モっ)

「へえー」モゾモゾ

(お姉ちゃん、正座辛いのかな。かーわいいー!)

セイバー「それはそうと私は悪ではありません。むしろ正義です」

「正義って、人の家の電話吹き飛ばしておいて……」

「すごい手品だよね」

セイバー「ああ、あれは私の能力というか、武器というか、そういうものです」

「武器?」

セイバー「はい。……しかし、今の話の中で宝具の話は不要でしょう」

「宝具?」

セイバー「必要がないので、宝具の説明はしません。とにかく、今は私が
ここにいる理由と原因を突き止めなければなりません」

8 :

スレタイで吹いた

9 = 1 :

「うーん……。お姉ちゃん、覚えないよね」

「ないよー」

セイバー「ふう……。それじゃあ仕方ないですね。食事の続きといきましょう」

「ちょ! ちょっと待ってください!」

セイバー「なんですか? せっかくの食事が冷めてしまうじゃありませんか」

「なに普通にご飯食べようとしてるんですか!?」

セイバー「そこに料理があるからです」

「……」

セイバー「私が前回現世に来た時は、食事をする必要がなかったのです
が、今は魔力が死活問題なのです。故に、食事をとっておく必要があり――」

「魔力ってなんですか!」

セイバー「私の命です。それでは、再びいただきます」

「……」

セイバー「ユイも食事を再開するべきです。明日も学校なのでしょう?」モキュモキュ

10 = 1 :

――食事終わって――

セイバー「……」

テレビ「ちゃうねん。これはな、もっと深いもんやねん。わかるか? 上地」

テレビ「はい。僕も松坂の球を受けてた時、そう思ってました」

流し「ざー」

「……」かちゃかちゃ

テレビ「ホントに、素敵やん?」

「ごろごろー」

セイバー「ユイの髪は、綺麗ですね」

「ありがとー。でも、セイバーちゃんの髪のほうが綺麗だよー」

セイバー「私には、髪を気遣う時間なんてありませんでした」

「それでその髪って、反則だよー」

(お姉ちゃん、セイバーさんになじんでる……?)

11 :

応援してるぞ

12 = 1 :

セイバー「ウイ、お茶をいただきたいのですが」トコトコ

「ちょっと待っててください。もう少しで洗い物終わりますから」

セイバー「わかりました」

「……」

セイバー「ユイ、ここにアイスクリームが!」

「アイス! あーいーすー!!」

「しまった!」

セイバー「ちょうど二人分あります。分けて食べましょう。そういうことです
ので、お茶はいりません」

「わーい」

(あれは……お姉ちゃんと食べる筈だった数量限定アイス! 徹夜で
並んで買ったのに……!)ギリッ

セイバー「美味しいですね」

「ねー」

13 = 2 :

紫煙

14 = 1 :

「セイバーちゃんって、変わった名前だよね」

セイバー「これは、クラスですから」

「?」

セイバー「……あだ名みたいなものですよ」

「へえー。ホントの名前はなんていうの?」

セイバー「答えられないのです」

「ふぇ?」

セイバー「私がここにいるということは、この街で聖杯戦争が行われる
ということに相違ない。そうすると、あなたたち二人のいずれかが私の
マスターだ。……だからこそ、教えられないのです」

「なんだか難しいけど、セイバーちゃんにも事情ってもんがあるんだね!」

セイバー「はい。申し訳ありません」

「いいよいいよ。セイバーっていうあだ名も可愛いもん!」

(やっぱり、お姉ちゃんの感性ってたまにわからないよ)

16 :

続けて!!
でも憂さんが英霊な気がしてきた。

17 = 1 :

お風呂「ピピピピ! お風呂が、わきました!」

セイバー「!?」

「お風呂沸いたみたいだから、お姉ちゃん、入ってきて」

「はーい。セイバーちゃんも一緒に入ろう!」

セイバー「……その必要がどこに」

「セイバーちゃん歓迎ってことで!」

「え!?」

セイバー「しかしユイ――」

「うちのお風呂はおっきいんだから! いこいこー!」

「おねえちゃーん!」

セイバー「なんて強引な……。でも、女性のマスターは初めてですからね。
こういうのも、悪くない」

「決まりー!」

セイバー(アイリスフィールとは、一緒に入浴なんてしなかったから)

19 = 1 :

――お風呂――

「セイバーちゃん! 肌きれー!」

セイバー「唯の身体も、少女のもので美しい」

「セイバーちゃんが言うと、それが厭味に聞こえるよー」

セイバー「そうでしょうか。私の体は、少女のものでは……」

「えい!」ざばっ!

セイバー「うわ!」

「私が頭洗ったげるね!」

セイバー「……お願いします」

「お願いされます!」ゴシゴシ

セイバー(気持ちいい。こんなに気が休まる日を体験したのは、いつ振り
だろうか)

「おかゆいところありませんかー」

セイバー「いいえ。ユイは、すごく上手です」

20 :

これは期待せざるおえない

21 = 1 :

「ホントに、綺麗な金髪だよね。ムギちゃんみたい」

セイバー「ムギ? それは敵ですか?」

「いやいや私、学校の軽音部に入ってて、そのお友達」

セイバー「軽音部、というとユイは楽器を弾くのですか?」

「そうだよー。ギターボーカルやってるんだよ。結構上手なんだから!」

セイバー「フフ。そうですか」

「信じてない?」

セイバー「信じてますよ。この手は、ギターの練習を頑張ってる手だ。毎日
鍛錬しているのですね」

「な、なんだか恥ずかしいなぁ」

セイバー「恥じることはありません。胸を張って、誇りに思うべきです」

「えへへー。ありがとね」

「おっけ。……それじゃあ、湯船浸かろうか」

セイバー「はい」

22 = 1 :

「あったかー」

セイバー「そうですね」

「……ていっ」ほよっ

セイバー「な、なにをするのです! 無礼者!」

「あべし!」

ドア「ニコ」

「お姉ちゃん!」

「大丈夫だよー」

「そう? よかったー」

ドア「ニコ」

セイバー「……ウイが待機してるのですか」

「なんでだろうね」

セイバー「それはそうと、なぜいきなり胸を触るのですか!」

「柔らかそうだったから」

セイバー「……貴女は、柔らかいものだったらなんでも触るのですか?」

23 = 8 :

特定した瞬間ry

24 = 1 :

「そこまでじゃないよー」

セイバー「まったく……」

「でも、セイバーちゃんの胸、ちっさいねー」

セイバー「小さくて結構、私は武人です。無駄に大きな胸など不要です」

「あずにゃんほどじゃないけど、りっちゃんくらいかな?」

セイバー「その人たちも、軽音部の部員なのですか?」

「うん! みんな可愛いんだから!」

セイバー「そうですか。一度会ってみたいものです」

「澪ちゃんを見ても、やきもちやかないでねー」

セイバー「なるほど。そのミオという子は、敵なのですね?」

「なんで!? 澪ちゃんはスタイルがすごくいいから、セイバーちゃん
が――」

セイバー「……」

「な、なんかごめんなさい」

セイバー「はい。わかればいいのです」

25 = 1 :

セイバー「……」

「?」

セイバー「そろそろあがりましょう。ウイも入りたいでしょうし」

「うん。わかった」ざばぁ

セイバー「……」

「ふう、良いお湯だったー」

セイバー「やはり……」

「え?」

セイバー「すいませんがユイ。どうやら、私はもう一度お湯に浸からなければ
ならないようです」

「……」

セイバー「姿を現しなさい。英霊が出刃亀とは情けない」

ランサー「バレちまったか。気配遮断は不得手だな」

セイバー「……やりますか?」

ランサー「無論だ」

26 = 1 :

「?」

セイバー「ここでは被害が出る。場所を変えましょう」

ランサー「そのお嬢ちゃんが、おまえのマスターじゃないのかい? 『セイ
バー』よ」

セイバー「なぜ、私のクラスを知っている?」

ランサー「!」

ランサー「ほう」

ランサー「それはどうでもいい。兎角、俺たちの間に言葉は無用だ」

セイバー「私の提案は?」

ランサー「飲んだ。しばし待ってやるから、服を着替えて死に場所を選べ」

セイバー「感謝しますが、待つ必要はない――!」

ランサー「そういえばそうだったな。場所は?」

セイバー「付いてきなさい!」

ランサー「おうよ!」

「……あれ?」

27 = 1 :

――公園――

ランサー「これはまた、半端な場所を選んだもんだ」

セイバー「青い甲冑に赤い槍。聞くまでもなく、ランサーのクラスか」

ランサー「ご明察の通りだ。セイバーよ」

セイバー「やはり、聖杯戦争か」

ランサー「腑抜け。俺たちがここにいるということは、そうに決まってるだろう」

セイバー「……その通りだ。いくぞ!」

ランサー「きやがれ!」

「……」

28 = 1 :

――平沢宅――

「……あれ、なんだったんだろ?」

「セイバーさんは?」

「どっか飛んで行っちゃった。青い服着た男の人と」

「?」

「私にもよくわからないの。でも、なんだか不安なんだ」

「お姉ちゃん?」

「セイバーちゃん、私と話すときは違う。すごく、怖かったの」

「……大丈夫だよ。状況はわからないけど、きっとセイバーさんは帰って
くるよ」

「……うん」

「もう寝ちゃお。朝起きたら、セイバーさん帰ってきてるからね」

「そうする。おやすみ、憂」

「うん。おやすみなさい」

29 :

死怨

30 = 1 :

――公園――

セイバー「やはり槍のサーヴァント。間合いを取りにくい」

ランサー「あいも変わらず武器を隠しやがって――。戦いにくいったらねえ」

セイバー「!?」

ランサー「気付いたか? 当然だ。お前はセイバーなんだからな」

セイバー「この局面で宝具!?」

ランサー「生憎、このままだとやられちまうんでね。さっさと使わせてもらう」

セイバー「……ならば」

セイバー(駄目だ。今、私の宝具は使えない――)

セイバー(魔力が、あまりにも足りなさすぎる)

ランサー「受けろ――!」

ランサー「刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルグ)!!」

セイバー「!?」

ランサー「……とったな」にやり

31 = 20 :

セイバー「槍がっ・・・太くなった!?」

32 = 1 :

「いやいや」

セイバー「ぐっ……」

ランサー「避けた!? 否、掠めただけか!」

セイバー「私には幸運が、味方してくれたようだ。因果律の逆転とは、さす
がはアイルランドの光の皇子だ」

ランサー「チィ!」

セイバー「これで、お前の正体は分かったぞ。クーフーリン」

「……」

セイバー「しかし、私に返しの刃は――」

ランサー「やめだ」

セイバー「!?」

ランサー「自慢の、っていうか切り札で止めさせなかったんだ。俺の負けと
言ってもいい。だが、実際は俺のほうが優位にいる。セイバーよ。この勝負
は預けたぜ」

セイバー「な、情けをかけるというのか?」

ランサー「そうは言ってない。見たところ、おまえは事情を知らないみたい
だからな。今は倒さないというよりも、倒せない」ヒュン

33 = 1 :

セイバー「……」

セイバー「戻ろう。ユイとウイが心配している」

セイバー「事情……」

セイバー「私の知らないところで、聖杯戦争はどうなっている?」

セイバー「……わからない」

セイバー「とにかく、今は怪我の治療を……」

セイバー「霊体にもなれない」

セイバー「私は、出来そこないのサーヴァントだ」

セイバー「ユイ、ウイ……」

セイバー「大丈夫。帰るくらいはできる」

セイバー「そうだ。大丈……夫」

34 = 1 :

――次の日――

「ん……」

「セイバーちゃん?」

セイバー「は、はい?」

「うわ!」

セイバー「大声を、出さないでください」

「顔色、悪いよ? どうしたの?」

セイバー「問題ありません。少し、傷を負っただけですから」

「……見せて」

セイバー「?」

「セイバーちゃんの怪我、見せて」

セイバー「ですが――」

「いいから」ガバッ

セイバー「!?」

35 :

セイバーは知らないけど面白くなりそうかな

36 = 1 :

「ひどい傷……。病院に――」

セイバー「昨日も見たでしょう? 私は普通の人間じゃない。病院に連れて
いったところで無駄です」

「それじゃあ、どうすれば……」

セイバー「眠って、魔力を全て回復に回します。そうすれば、ある程度は回復
するでしょう」

「……」

「セイバーちゃん」

セイバー「?」

「なんで、我慢するの?」グスっ

セイバー「ユイ?」

「こんなに酷いのに、痛くないみたいな顔しないでよ。私、耐えられないよ」

セイバー「……痛みなんて、とうに慣れました」

「慣れたって痛いものは痛いよ! セイバーちゃん……」

セイバー「……」

37 :

>>35
え?

38 :

この組み合わせは斬新

39 :

英霊としてかつて一世を風靡したROCK STARを召喚してだな……

40 :

いままでなかったの?

41 = 1 :

セイバー「痛いですよ」

「うん……」

セイバー「今まで、そんなことを言ってきたマスターはいませんでした」

セイバー「私を道具のように扱い、私自身もそれでよかった」

セイバー「――ああ。でも」

セイバー「こんなにも、温かいのですね。人間というものは」

セイバー「貴女は、世界で一番優しい人だ。私のような存在に、気を使う」

「そんなことないよ」

セイバー「いいえ。だからこそ、私は話しておかなければなりません」

セイバー「私という存在を」

セイバー「聖杯戦争というものを」

42 = 1 :

少し席をはずす

43 = 37 :

そろそろ士郎が遊びにくるのか・・・。

聖杯戦争に関わる→唯たち殺害される

これをどう回避するか・・・

44 = 40 :

俺の凛をだせば神SS

45 :

ランサー「俺にはゲイ・ボルグには第三の能力があるんだよ!教えてやるぜ・・・」






「13kmや」

46 :

アーチャーが英雄エミヤでなく英雄ヒラサワなのかどうかソレが問題だ

47 = 1 :

ただいま

48 = 1 :



「……そう、なんだ」

セイバー「これが、聖杯戦争です」

「7人の魔術師とサーヴァントの殺し合い……」

セイバー「その中の一人が私であり、昨日の男です」

「私が、マスターなの?」

セイバー「わかりません。少なくとも、ランサーにはマスターがいるのでしょ
う」

「どうして?」

セイバー「必殺の一撃。宝具を用いてきました。あれを放つということは、
魔力に余裕がある何よりの証拠」

「セイバーちゃんは?」

セイバー「魔力がありません。だから、宝具を使うこともできない」

「それって……」

セイバー「はい。私には切り札がありません。そのうえ、傷を負っても治り
ません」

49 = 1 :

「……」

セイバー「聖杯戦争始まって以来でしょうね。マスター不在のセイバーのクラ
スは」

「……セイバーちゃん」

セイバー「?」

「契約って、今からでもできる?」

セイバー「ユイ……?」

「セイバーちゃんが、こんなにつらそうなんだもん。私が力になりたい」

セイバー「そ、そんなつもりは――!」

「無理しないで。セイバーちゃんにも、叶えたい願いがあるんでしょう?」

セイバー「……はい。なんとしても、私は聖杯を手に入れなくてはならない」

「だったら!」

セイバー「それとこれとは話が違う! 私は、あなたたちに傷ついてほしく
ない」

「……だったら、なおさらだよ」

50 = 1 :

「セイバーちゃんが、私たちを守ってよ」

セイバー「あなたたちを、私が?」

「私を守るために、私はセイバーちゃんを守る!」

セイバー「ユ、ユイ」

「いいでしょ?」

「いいって言うまで、ここを動かないから」

セイバー「……困った人だ」

「……」

セイバー「痛みを、伴います」

「分かってる」

セイバー「命を、落すやもしれない」

「知ってる」

セイバー「それでも、なお?」

「セイバーちゃんが苦しむよりはいい」

セイバー「――承知しました。マスター」


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