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元スレ咲「麻雀なんか無くなってしまえばいいんだあああああ!!!」
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>>251
素で忘れてた奴も多いはず
素で忘れてた奴も多いはず
咲「うーん、おいしーっ!」
和「部長、お料理上手なんですねー」
京太郎「ほんとだ、こりゃうまいや」
久「うふふふふふー、もっと褒めて褒めて」
優希「……」
咲「おいしー」もぐもぐ
和「お店で売れるレベルですよー」ぱくぱく
優希「……」
京太郎「生クリームの甘さと、いちごの甘酸っぱさがマッチしていて、とってもおいしいです!」
優希「う……うがあああああああああああああああっ!!!!」
咲「うわぁ!」
和「部長、お料理上手なんですねー」
京太郎「ほんとだ、こりゃうまいや」
久「うふふふふふー、もっと褒めて褒めて」
優希「……」
咲「おいしー」もぐもぐ
和「お店で売れるレベルですよー」ぱくぱく
優希「……」
京太郎「生クリームの甘さと、いちごの甘酸っぱさがマッチしていて、とってもおいしいです!」
優希「う……うがあああああああああああああああっ!!!!」
咲「うわぁ!」
優希「うがああああああああああ!!!!」
優希はテーブルをひっくり返した。
久「な、なにするの、優希!」
咲「そうだよ、せっかく食べてたのに」
優希「うるさいうるさいうるさい!!私が食べられないケーキなんて……」
優希は泣いているようだったが、咲たちには涙と汗の区別がつかなかった。
優希「ケーキなんか無くなってしまえばいいんだあああああ!!!」
そう叫ぶと、優希はドッスンドッスンドッスンドッスンという地響きとともに走り去ってしまった。
和「優希……」
優希はテーブルをひっくり返した。
久「な、なにするの、優希!」
咲「そうだよ、せっかく食べてたのに」
優希「うるさいうるさいうるさい!!私が食べられないケーキなんて……」
優希は泣いているようだったが、咲たちには涙と汗の区別がつかなかった。
優希「ケーキなんか無くなってしまえばいいんだあああああ!!!」
そう叫ぶと、優希はドッスンドッスンドッスンドッスンという地響きとともに走り去ってしまった。
和「優希……」
和「私たち、優希に酷いことをしたかもしれません」
京太郎「ああ、食欲の怪物と化した優希の前でケーキを食うなんて……」
咲「食べるのを我慢する練習のつもりだったんだけどな」
久「とにかく優希を追いかけるわよ」
咲「はいっ」
優希はそれほど遠くまでは行っていないと思われたが、
学校中を探し回っても見つからなかった。
それどころか夜になっても家に帰っていない、と学校に連絡が入り、
警察や教師も動員しての本格的な捜索が開始された。
咲「どこいったんだろ……優希ちゃん」
和「わかりません……でも、すぐに見つかりますよ」
咲「うん……」
ところがどっこい、優希は何日経っても見つからなかったのである。
京太郎「ああ、食欲の怪物と化した優希の前でケーキを食うなんて……」
咲「食べるのを我慢する練習のつもりだったんだけどな」
久「とにかく優希を追いかけるわよ」
咲「はいっ」
優希はそれほど遠くまでは行っていないと思われたが、
学校中を探し回っても見つからなかった。
それどころか夜になっても家に帰っていない、と学校に連絡が入り、
警察や教師も動員しての本格的な捜索が開始された。
咲「どこいったんだろ……優希ちゃん」
和「わかりません……でも、すぐに見つかりますよ」
咲「うん……」
ところがどっこい、優希は何日経っても見つからなかったのである。
優希の逃亡から1週間が経過していた。
咲「はあ……優希ちゃんまだ見つからないのかなぁ」
和「……」
京太郎「……」
こうなると最悪の事態が頭をよぎってしまう。
しかしそれを口に出すものはいなかった。
同級生「ねー知ってるー?近所の養豚場でブタが食べられてたんだってー」
同級生「えーなにそれー」
同級生「なんか正体は分かんないんだけど、ゴリラみたいな巨大な怪物が養豚場から出るのを見たって」
同級生「そういえばうちの親戚の畑も巨大な怪物に食い荒らされたって」
咲「巨大な怪物が……ブタや畑を食い荒らした……?」
和「それってもしかして……」
咲「優希ちゃん!!」
和「優希!!」
京太郎「ちょっと待て、そんな怪物と優希を何の迷いもなく結びつけるってお前らひでーよ」
咲「はあ……優希ちゃんまだ見つからないのかなぁ」
和「……」
京太郎「……」
こうなると最悪の事態が頭をよぎってしまう。
しかしそれを口に出すものはいなかった。
同級生「ねー知ってるー?近所の養豚場でブタが食べられてたんだってー」
同級生「えーなにそれー」
同級生「なんか正体は分かんないんだけど、ゴリラみたいな巨大な怪物が養豚場から出るのを見たって」
同級生「そういえばうちの親戚の畑も巨大な怪物に食い荒らされたって」
咲「巨大な怪物が……ブタや畑を食い荒らした……?」
和「それってもしかして……」
咲「優希ちゃん!!」
和「優希!!」
京太郎「ちょっと待て、そんな怪物と優希を何の迷いもなく結びつけるってお前らひでーよ」
咲と和はこのことを教師や警察に伝え、
次の優希の襲撃地点を予測した。
警察「今までの被害範囲から考えると……」
警察「この畑は違うな……」
厳密な予測と計算の結果、学校近くの畜産農家という結果となった。
ここはヤギやウシなども飼っており、今までの被害の状況からみても
ここを優希が襲撃する可能性が高かった。
警察「よし、あとは我々が張り込みをする」
警察「きみたちは帰っていなさい」
咲「いえ、優希ちゃんは私たちの友達です!」
和「私たちも協力させてください!」
警察「君たち……ふっ、仕方ないな」
咲「ありがとうございます!!」
京太郎「……」
警察「よし、決戦は今日の深夜だ!」
次の優希の襲撃地点を予測した。
警察「今までの被害範囲から考えると……」
警察「この畑は違うな……」
厳密な予測と計算の結果、学校近くの畜産農家という結果となった。
ここはヤギやウシなども飼っており、今までの被害の状況からみても
ここを優希が襲撃する可能性が高かった。
警察「よし、あとは我々が張り込みをする」
警察「きみたちは帰っていなさい」
咲「いえ、優希ちゃんは私たちの友達です!」
和「私たちも協力させてください!」
警察「君たち……ふっ、仕方ないな」
咲「ありがとうございます!!」
京太郎「……」
警察「よし、決戦は今日の深夜だ!」
深夜。
清澄高校のまわりは山や田んぼが広がるド田舎であり、外灯もろくになかった。
だから夜は非常に暗い。
咲と和は、警察と一緒に牛小屋とヤギ小屋の間で待ち伏せていた。
咲「来るかな、優希ちゃん」
和「信じて待つしかありません……」
ひたすら静かだった。
月の明かりが綺麗すぎて逆に不気味だった。
咲「……」
とそのとき、植え込みの中から巨大な人間のようなものが飛び出してきた!!
警察「きた!!」
警察「捕獲部隊いけえ!」
警察「はっ!」
咲「優希ちゃああああああんっ!!」
和「優希いいいいいいい!!」
優希「さ……さきちゃん……のどちゃん……?」
清澄高校のまわりは山や田んぼが広がるド田舎であり、外灯もろくになかった。
だから夜は非常に暗い。
咲と和は、警察と一緒に牛小屋とヤギ小屋の間で待ち伏せていた。
咲「来るかな、優希ちゃん」
和「信じて待つしかありません……」
ひたすら静かだった。
月の明かりが綺麗すぎて逆に不気味だった。
咲「……」
とそのとき、植え込みの中から巨大な人間のようなものが飛び出してきた!!
警察「きた!!」
警察「捕獲部隊いけえ!」
警察「はっ!」
咲「優希ちゃああああああんっ!!」
和「優希いいいいいいい!!」
優希「さ……さきちゃん……のどちゃん……?」
和「優希……!」
優希「の、のどちゃああん!!うわああああん」
二回りほど大きくなった優希が和と咲のもとに駆け寄った。
優希が一歩踏み出すたびに小さな地震が起こり、ウシやヤギが鳴きはじめた。
咲「優希ちゃん……」
優希「ううう、会いたかったじぇ……」
咲と和を抱きしめる優希。その姿はさながら映画キングコングの一場面のようだった。
和「優希、失踪してから何処にいたんですか……?なぜ家に帰っていなかったんですか?」
優希「家へ帰ろうと思ったらいつもの通学路が工事中で……
で、回り道して帰るためには橋を渡らないといけないんだけど、
その橋は私が乗ったら潰れそうで乗れなかったんだじぇ。
そのあとは食欲の赴くまま、山にはいったり田畑を荒らしたり牛や豚を食べたりしてたじぇ……」
和「そうだったんですか……まあとにかく無事で良かったです……」
警察「よ、良かった……のか!?」
優希「の、のどちゃああん!!うわああああん」
二回りほど大きくなった優希が和と咲のもとに駆け寄った。
優希が一歩踏み出すたびに小さな地震が起こり、ウシやヤギが鳴きはじめた。
咲「優希ちゃん……」
優希「ううう、会いたかったじぇ……」
咲と和を抱きしめる優希。その姿はさながら映画キングコングの一場面のようだった。
和「優希、失踪してから何処にいたんですか……?なぜ家に帰っていなかったんですか?」
優希「家へ帰ろうと思ったらいつもの通学路が工事中で……
で、回り道して帰るためには橋を渡らないといけないんだけど、
その橋は私が乗ったら潰れそうで乗れなかったんだじぇ。
そのあとは食欲の赴くまま、山にはいったり田畑を荒らしたり牛や豚を食べたりしてたじぇ……」
和「そうだったんですか……まあとにかく無事で良かったです……」
警察「よ、良かった……のか!?」
牛や豚は生で食ったんだろうか。
豚はまずい気がするが、まぁ食欲旺盛なら仕方ない。
豚はまずい気がするが、まぁ食欲旺盛なら仕方ない。
そうして、附加えて言うことに、袁イ參が嶺南からの帰途には決してこの途を通らないで欲しい、
その時には自分が酔っていて故人を認めずに襲いかかるかも知れないから。
又、今別れてから、前方百歩の所にある、あの丘に上ったら、此方を振りかえって見て貰いたい。
自分は今の姿をもう一度お目に掛けよう。勇に誇ろうとしてではない。
我が醜悪な姿を示して、以て、再び此処を過ぎて自分に会おうとの気持を君に起させない為であると。
袁イ參は叢に向って、懇ろに別れの言葉を述べ、馬に上った。
叢の中からは、又、堪え得ざるが如き悲泣の声が洩れた。
袁イ參も幾度か叢を振返りながら、涙の中に出発した。
一行が丘の上についた時、彼等は、言われた通りに振返って、先程の林間の草地を眺めた。
忽ち、一匹の虎が草の茂みから道の上に躍り出たのを彼等は見た。
虎は、既に白く光を失った月を仰いで、二声三声咆哮したかと思うと、又、元の叢に躍り入って、再びその姿を見なかった。
その時には自分が酔っていて故人を認めずに襲いかかるかも知れないから。
又、今別れてから、前方百歩の所にある、あの丘に上ったら、此方を振りかえって見て貰いたい。
自分は今の姿をもう一度お目に掛けよう。勇に誇ろうとしてではない。
我が醜悪な姿を示して、以て、再び此処を過ぎて自分に会おうとの気持を君に起させない為であると。
袁イ參は叢に向って、懇ろに別れの言葉を述べ、馬に上った。
叢の中からは、又、堪え得ざるが如き悲泣の声が洩れた。
袁イ參も幾度か叢を振返りながら、涙の中に出発した。
一行が丘の上についた時、彼等は、言われた通りに振返って、先程の林間の草地を眺めた。
忽ち、一匹の虎が草の茂みから道の上に躍り出たのを彼等は見た。
虎は、既に白く光を失った月を仰いで、二声三声咆哮したかと思うと、又、元の叢に躍り入って、再びその姿を見なかった。
その後、優希は部活に復帰した。
道路工事も終わり、優希は家へ帰れるようにもなった。
和は自分の行いを反省した。
和「やっぱりダイエットを強制するのは良くないですね……
自分のしたいようにするのが一番なんですよ」
咲「そうだね、その通りだよ、原村さん」
こうして優希の暴飲暴食を止める者はいなくなり、
優希は日に日にぶくぶく太っていった。
優希「いえーい、ついに300キロ突破したじぇー!!」
和「わー、すごいです優希。ほら、今日はロールケーキを持ってきましたよ」
咲「フライドチキンもあるよー」
優希「わーい!!」
京太郎「い、いいのかよこれでぇぇぇぇぇぇ!!!」
裂 -Saki- 第3話「Glossy:XXL」
完
道路工事も終わり、優希は家へ帰れるようにもなった。
和は自分の行いを反省した。
和「やっぱりダイエットを強制するのは良くないですね……
自分のしたいようにするのが一番なんですよ」
咲「そうだね、その通りだよ、原村さん」
こうして優希の暴飲暴食を止める者はいなくなり、
優希は日に日にぶくぶく太っていった。
優希「いえーい、ついに300キロ突破したじぇー!!」
和「わー、すごいです優希。ほら、今日はロールケーキを持ってきましたよ」
咲「フライドチキンもあるよー」
優希「わーい!!」
京太郎「い、いいのかよこれでぇぇぇぇぇぇ!!!」
裂 -Saki- 第3話「Glossy:XXL」
完
>>282
高二乙
高二乙
京太郎はこの300㌔の物体を毎日自転車で引っ張って通学してるのか
>>284
確かに高二んときの教科書に載ってた気が
確かに高二んときの教科書に載ってた気が
>>287
山月記だな
山月記だな
鶴賀学園。
加治木「うっす」
妹尾「こんにちは、先輩」
津山「こんちはっす」
蒲原「よっ」
桃子「こんにちはー、先輩!」
加治木「モモはまだ来てないのか?」
桃子「ここにいるっすよ、先輩」
加治木「来てないみたいだな」
桃子「あれ?」
加治木「うっす」
妹尾「こんにちは、先輩」
津山「こんちはっす」
蒲原「よっ」
桃子「こんにちはー、先輩!」
加治木「モモはまだ来てないのか?」
桃子「ここにいるっすよ、先輩」
加治木「来てないみたいだな」
桃子「あれ?」
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