私的良スレ書庫
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元スレ咲「麻雀なんか無くなってしまえばいいんだあああああ!!!」
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透華「そう……この家ももう私たちのものじゃありませんのよ」
一「衣とか、ハギヨシとか、他のメイドさんたちはどうしたの?」
透華「みんな実家に帰りましたわ。あなたも早くお帰りなさい」
一「だめだよ、そんな……僕まで帰っちゃったら…透華が一人っきりになっちゃうじゃないか!」
透華「は、一……!!」
一「透華と僕の2人なら、これからもやっていけるよ!」
透華「うう……ありがとうですわ、一……!!」
一「衣とか、ハギヨシとか、他のメイドさんたちはどうしたの?」
透華「みんな実家に帰りましたわ。あなたも早くお帰りなさい」
一「だめだよ、そんな……僕まで帰っちゃったら…透華が一人っきりになっちゃうじゃないか!」
透華「は、一……!!」
一「透華と僕の2人なら、これからもやっていけるよ!」
透華「うう……ありがとうですわ、一……!!」
一「お屋敷も追い出されちゃったし、まずは今日の宿を確保しないとね」
透華「宿?ああ、ホテルのことですわね。それなら行きつけの……」
一「いやいや透華、僕らお金ないんだから、そんなとこに泊まれないよ」
透華「おかね?おかねってなんですの?」
一「も、もしかして透華、お金を知らない……?買い物するときに使うでしょ?」
透華「何言ってますの?買い物にはカードを使いますのよ、ほらこれ」
と言いながら透華は金色のクレジットカードを取り出した。
一「…破産したんだからもう使えないよ、それ」
透華「宿?ああ、ホテルのことですわね。それなら行きつけの……」
一「いやいや透華、僕らお金ないんだから、そんなとこに泊まれないよ」
透華「おかね?おかねってなんですの?」
一「も、もしかして透華、お金を知らない……?買い物するときに使うでしょ?」
透華「何言ってますの?買い物にはカードを使いますのよ、ほらこれ」
と言いながら透華は金色のクレジットカードを取り出した。
一「…破産したんだからもう使えないよ、それ」
2人はお金がないので段ボールや新聞紙を集め、
河川敷で寝ることにした。
透華「おなかがすきましたわ……」
一「はい透華、コンビニ裏で拾ってきたよ。消費期限切れてるけど」
透華「何も食べないよりはましですわね……いただきます」
一「いただきまーす」
透華と一は冷めきったコンビニ弁当に箸をつけた。
透華「コンビニ弁当なんて初めて食べましたわ……」
一「お味はどう?」
透華「美味しいですわ……食べるって幸せなことでしたのね」
河川敷で寝ることにした。
透華「おなかがすきましたわ……」
一「はい透華、コンビニ裏で拾ってきたよ。消費期限切れてるけど」
透華「何も食べないよりはましですわね……いただきます」
一「いただきまーす」
透華と一は冷めきったコンビニ弁当に箸をつけた。
透華「コンビニ弁当なんて初めて食べましたわ……」
一「お味はどう?」
透華「美味しいですわ……食べるって幸せなことでしたのね」
翌朝。
透華「ふう、よく眠れましたわ」
一「さ、ごはん取りに行こう」
透華「ええ」
2人は近所のコンビニへと出向いた。
しかしそこには既にたくさんのホームレスが集まっていた。
一「……」
2人はホームレスたちの雰囲気に気圧されて、廃棄食品を取りに行くことができずにいた。
しばらくしてホームレスがはけたころには、もう何も残されていなかった。
透華「一……」
一「うう、仕方ない……違うコンビニに行こう」
しかしどこのコンビニに行っても結果は同じだった。
透華「………おなかがすきましたわ」
透華「ふう、よく眠れましたわ」
一「さ、ごはん取りに行こう」
透華「ええ」
2人は近所のコンビニへと出向いた。
しかしそこには既にたくさんのホームレスが集まっていた。
一「……」
2人はホームレスたちの雰囲気に気圧されて、廃棄食品を取りに行くことができずにいた。
しばらくしてホームレスがはけたころには、もう何も残されていなかった。
透華「一……」
一「うう、仕方ない……違うコンビニに行こう」
しかしどこのコンビニに行っても結果は同じだった。
透華「………おなかがすきましたわ」
一「はあ、廃棄を食べるのは無理かあ」
透華「お金を使えれば……ご飯を買えますのに」
一「やっぱりお金か……そうだ!」
透華「なんですの?一」
一「僕の手品で稼げばいいんだよ!」
そういうと一は、服の中に仕込んでいた手品用具を
ばらばらと地面の上にぶちまけた。
透華「お金を使えれば……ご飯を買えますのに」
一「やっぱりお金か……そうだ!」
透華「なんですの?一」
一「僕の手品で稼げばいいんだよ!」
そういうと一は、服の中に仕込んでいた手品用具を
ばらばらと地面の上にぶちまけた。
なんで>>1は普通に面白いSS書けるのに最初あんなマジキチなのを書いたんだ・・・
俺は最初の猟奇が一番良かったと思う
またいつか頼む>>1
またいつか頼む>>1
透華「さーさーどうぞご覧あれ!
期待の新人マジシャン、国広一の路上ワンマンショーですわよ~!」
駅前の大通りは平日昼間だというのに人が多く、
透華の明るい呼び込みも手伝ってどんどん見物人が増えていった。
一「はい、ではこのシルクハットの中にボールを入れま~す。
入ってるのはボールだけですね~?」
一は帽子の中身を客の方に見せる。
確かにボールしか入っていない。
一「ところが3つ数えると~、3、2、1、ほら!万国旗に早変わり~」
そういって帽子の中から万国旗をするすると引っ張り出していく。
その鮮やかな手つきに、見物客から大きな拍手が巻き起こった。
透華(グッジョブですわ、一!)
期待の新人マジシャン、国広一の路上ワンマンショーですわよ~!」
駅前の大通りは平日昼間だというのに人が多く、
透華の明るい呼び込みも手伝ってどんどん見物人が増えていった。
一「はい、ではこのシルクハットの中にボールを入れま~す。
入ってるのはボールだけですね~?」
一は帽子の中身を客の方に見せる。
確かにボールしか入っていない。
一「ところが3つ数えると~、3、2、1、ほら!万国旗に早変わり~」
そういって帽子の中から万国旗をするすると引っ張り出していく。
その鮮やかな手つきに、見物客から大きな拍手が巻き起こった。
透華(グッジョブですわ、一!)
ショーが終わり、一は河川敷の段ボールに座って
客から貰ったお金を数えていた。
一「えーと、1枚、2枚……」
透華はお金が分からなかったので数えられなかった。
透華「いくら集まりましたの?」
一「すごい!7000円も集まったよ!」
透華「7000円ってどのくらいですの?」
一「1個500円のコンビニ弁当が14個は買えるよ!」
透華「まあ、そんなに?しばらく食べるのには困りませんわね!」
客から貰ったお金を数えていた。
一「えーと、1枚、2枚……」
透華はお金が分からなかったので数えられなかった。
透華「いくら集まりましたの?」
一「すごい!7000円も集まったよ!」
透華「7000円ってどのくらいですの?」
一「1個500円のコンビニ弁当が14個は買えるよ!」
透華「まあ、そんなに?しばらく食べるのには困りませんわね!」
悲しい計算の仕方だな・・・いくらお嬢様でも計算くらい習ってるだろ・・・
あと純とともきーに期待
あと純とともきーに期待
次の日も、また次の日も、
一と透華は手品のショーを開き、生活費を稼いでいった。
日に日に見物客は増え、それにつれて収益は増していき、
余ったお金で新しい手品用具を揃え、ショーはどんどん面白くなっていった。
そしてさらに客が増えていくのだった。
一「ふぅー、今日も儲かったね~」
透華「そ、そうですわね」
一「ん?どうしたの?」
透華「いえ、な、なんでもありませんわ」
透華は一に対して引け目を感じていた。
実際に手品をして稼いでいるのは一だけで、透華は呼び込みしかしていない。
しかも一のショーが軌道に乗った今となっては、呼び込みなどしなくても客は勝手に集まってきて、
透華の存在は不要と言っても良いくらいだった。
一「食事にしようか。透華、から揚げ弁当とチキン南蛮弁当、どっちがいい?」
透華「は、一が先に選んでくださいまし…」
と、そこに一人の男がやってきた。
男「ちょっとよろしいですか?」
一と透華は手品のショーを開き、生活費を稼いでいった。
日に日に見物客は増え、それにつれて収益は増していき、
余ったお金で新しい手品用具を揃え、ショーはどんどん面白くなっていった。
そしてさらに客が増えていくのだった。
一「ふぅー、今日も儲かったね~」
透華「そ、そうですわね」
一「ん?どうしたの?」
透華「いえ、な、なんでもありませんわ」
透華は一に対して引け目を感じていた。
実際に手品をして稼いでいるのは一だけで、透華は呼び込みしかしていない。
しかも一のショーが軌道に乗った今となっては、呼び込みなどしなくても客は勝手に集まってきて、
透華の存在は不要と言っても良いくらいだった。
一「食事にしようか。透華、から揚げ弁当とチキン南蛮弁当、どっちがいい?」
透華「は、一が先に選んでくださいまし…」
と、そこに一人の男がやってきた。
男「ちょっとよろしいですか?」
一「はい?」
男「国広一さん、ですよね」
一「はい、そうですけど」
男「私、こういうものですが」
そういって男は名刺を差し出した。
名前の横には、某テレビ局のニュース番組の名前が書いてあった。
一「……?」
男「実はですね、私どもの番組で一さんを取材させていただけないかと思いまして」
一「え、ほ、本当ですか?」
男「はい、ぜひとも」
一「あ、こちらこそよろしくおねがいします!」
男「はい、分かりました。打ち合わせなどありますので、
明日のショーが終わり次第お迎えにあがります」
一「はいっ!」
透華「……」
男「国広一さん、ですよね」
一「はい、そうですけど」
男「私、こういうものですが」
そういって男は名刺を差し出した。
名前の横には、某テレビ局のニュース番組の名前が書いてあった。
一「……?」
男「実はですね、私どもの番組で一さんを取材させていただけないかと思いまして」
一「え、ほ、本当ですか?」
男「はい、ぜひとも」
一「あ、こちらこそよろしくおねがいします!」
男「はい、分かりました。打ち合わせなどありますので、
明日のショーが終わり次第お迎えにあがります」
一「はいっ!」
透華「……」
男は帰っていった。
一「す、すごいよ透華!テレビだって!」
透華「そ、そうですわね」
一「これでもっと有名になれる!お金だってもっと稼げるようになるかも!!」
透華「え、ええ……」
一「どうしたの?透華」
透華「………」
透華は考えた。
自分は一に頼りっきりだった。
実際に手品をしてお金を稼いでいたのは一であり、
なにもしてない自分はただ一の稼ぎを食い潰すだけだった。
自分は一と一緒に居ても邪魔になるだけだ。
一はひとりで生きていくことができるのだ。
自分などいなくても……いや、いないほうがいい。
一「テレビ、一緒に出ようね、透華!」
透華「一…」
一「ん?」
一「す、すごいよ透華!テレビだって!」
透華「そ、そうですわね」
一「これでもっと有名になれる!お金だってもっと稼げるようになるかも!!」
透華「え、ええ……」
一「どうしたの?透華」
透華「………」
透華は考えた。
自分は一に頼りっきりだった。
実際に手品をしてお金を稼いでいたのは一であり、
なにもしてない自分はただ一の稼ぎを食い潰すだけだった。
自分は一と一緒に居ても邪魔になるだけだ。
一はひとりで生きていくことができるのだ。
自分などいなくても……いや、いないほうがいい。
一「テレビ、一緒に出ようね、透華!」
透華「一…」
一「ん?」
透華「テレビには……一だけで出なさい」
一「え?なんで?一緒に出ようよ」
ただ純粋で無邪気な好意からの一の言葉が
今の透華には痛かった。
透華「とにかく、私は良いから」
一「えー、どうしたの?透華、目立ちたがりだったじゃない」
透華「い、いいから」
一「もー、どうしたのさ、一緒にテレビでようよー!」
透華「いいって言ってるでしょ!!」
一「びくっ」
透華は思わず怒鳴ってしまった。
一瞬で我に返り後悔したが、時すでに遅く、
一は怯えたような、信じられないといったような顔で透華を見つめていた。
透華「と、とにかく……そういうことだからっ」
透華はそう言い残し、一と反対の方を向いて、段ボールにくるまって寝転がった。
早く寝てしまおうと思ったが、一のすすり泣く声がいつまでも聞こえていたため、
なかなか眠ることができなかった。
一「え?なんで?一緒に出ようよ」
ただ純粋で無邪気な好意からの一の言葉が
今の透華には痛かった。
透華「とにかく、私は良いから」
一「えー、どうしたの?透華、目立ちたがりだったじゃない」
透華「い、いいから」
一「もー、どうしたのさ、一緒にテレビでようよー!」
透華「いいって言ってるでしょ!!」
一「びくっ」
透華は思わず怒鳴ってしまった。
一瞬で我に返り後悔したが、時すでに遅く、
一は怯えたような、信じられないといったような顔で透華を見つめていた。
透華「と、とにかく……そういうことだからっ」
透華はそう言い残し、一と反対の方を向いて、段ボールにくるまって寝転がった。
早く寝てしまおうと思ったが、一のすすり泣く声がいつまでも聞こえていたため、
なかなか眠ることができなかった。
最初のマジキチSSと書いてるの同一人物なんだよな・・信じられん
>>530
ここからマジキチ展開n
ここからマジキチ展開n
翌日。
透華の呼び込みはなかったが、一が駅前でショーの準備をしていると
自然と客が集まってきた。
一(透華……)
透華がいないと調子が狂う……と考えていたが、
別にそんなことはなくいつものように順調にショーは進んでいった。
一(むしろ透華がいた方が調子狂ったかも)
一は昨夜のことを思い返していた。
一(なんでいきなり怒鳴ったりしたんだろ)
ショーが終わり、道具を片づけ、お金を回収する。
いつもの動作を黙々とやっていると、昨日の男がやってきた。
男「こんにちは、国広一さん」
一「あ、どうも…」
男「じゃあ行きましょう」
一「はい…」
透華の呼び込みはなかったが、一が駅前でショーの準備をしていると
自然と客が集まってきた。
一(透華……)
透華がいないと調子が狂う……と考えていたが、
別にそんなことはなくいつものように順調にショーは進んでいった。
一(むしろ透華がいた方が調子狂ったかも)
一は昨夜のことを思い返していた。
一(なんでいきなり怒鳴ったりしたんだろ)
ショーが終わり、道具を片づけ、お金を回収する。
いつもの動作を黙々とやっていると、昨日の男がやってきた。
男「こんにちは、国広一さん」
一「あ、どうも…」
男「じゃあ行きましょう」
一「はい…」
テレビ局。
男「で、これこれこういう感じで……撮影を……インタビューが……
最後はスタジオで……」
一「はい……はい……」
透華「一は今頃テレビ局ですわね………はぁ」
透華は段ボールを半分だけまとめて、ひもで縛り、それを背負った。
透華「さよなら一……私も自立しなきゃいけない時ですわ。
あなたはこれから存分にテレビという大舞台で輝いてくださいまし」
男「で、これこれこういう感じで……撮影を……インタビューが……
最後はスタジオで……」
一「はい……はい……」
透華「一は今頃テレビ局ですわね………はぁ」
透華は段ボールを半分だけまとめて、ひもで縛り、それを背負った。
透華「さよなら一……私も自立しなきゃいけない時ですわ。
あなたはこれから存分にテレビという大舞台で輝いてくださいまし」
河川敷。
一「ふう、ただいま透華。お弁当買ってきた、よ……?」
一はすぐに異変に気付いた。
段ボールが半分無くなっているのだ。
一「と、透……華……」
一は考えるよりも先に走り出していた。
一「透華!透華ーっ!!!」
河川敷を駆け回り、街中を探し、
ホームレスたちにも訪ねて回ったが、透華の行方は分からなかった。
一「透華、透華……どこにいっちゃったの!?」
一「ふう、ただいま透華。お弁当買ってきた、よ……?」
一はすぐに異変に気付いた。
段ボールが半分無くなっているのだ。
一「と、透……華……」
一は考えるよりも先に走り出していた。
一「透華!透華ーっ!!!」
河川敷を駆け回り、街中を探し、
ホームレスたちにも訪ねて回ったが、透華の行方は分からなかった。
一「透華、透華……どこにいっちゃったの!?」
翌日。
さっそく撮影が行われることになった。
一「………」
男「どうかしましたか?」
一「……あ、いえ……」
男「…何があったかは知りませんけど、撮影の時はいつものようにお願いしますね」
一「はい、分かってます」
ショーが始まり、撮影が開始される。
先ほどまでの落ち込みが嘘のような明るい表情で、
楽しげに手品を披露していく。
男(ほう……感情をコントロールできるとは、プロとしての素質もばっちりだな)
やがてショーは終わった。
スタッフが数人の観客にインタビューをしていた。
一「ふう」
男「おつかれさまです」
さっそく撮影が行われることになった。
一「………」
男「どうかしましたか?」
一「……あ、いえ……」
男「…何があったかは知りませんけど、撮影の時はいつものようにお願いしますね」
一「はい、分かってます」
ショーが始まり、撮影が開始される。
先ほどまでの落ち込みが嘘のような明るい表情で、
楽しげに手品を披露していく。
男(ほう……感情をコントロールできるとは、プロとしての素質もばっちりだな)
やがてショーは終わった。
スタッフが数人の観客にインタビューをしていた。
一「ふう」
男「おつかれさまです」
次は一へのインタビューが始まった。
手品を始めたきっかけは? これまでで一番楽しかったのは?
……などなど、当たり障りのない一問一答が繰り返された。
男「じゃあ、3週間後に放送されますので。そのときはスタジオに来ていただいて、
生放送で手品を披露していただくということで」
一「はい」
撮影が終わり、一は元の河川敷へと戻った。
旅館やホテルに泊まれるくらいのお金は貯まっていたが、
一はここで透華を待つことを選んだ。
しかし、いつまでたっても透華は戻ってこなかった。
一「透華……」
そして3週間が過ぎた。
手品を始めたきっかけは? これまでで一番楽しかったのは?
……などなど、当たり障りのない一問一答が繰り返された。
男「じゃあ、3週間後に放送されますので。そのときはスタジオに来ていただいて、
生放送で手品を披露していただくということで」
一「はい」
撮影が終わり、一は元の河川敷へと戻った。
旅館やホテルに泊まれるくらいのお金は貯まっていたが、
一はここで透華を待つことを選んだ。
しかし、いつまでたっても透華は戻ってこなかった。
一「透華……」
そして3週間が過ぎた。
>>542
無理、てかこの漫画の世界観だとフリー規制されてそうだなw
無理、てかこの漫画の世界観だとフリー規制されてそうだなw
テレビ局。
男「では、VTRを流し終わった後に出てもらいますので。
リハーサル通りにお願いします」
一「はい」
男「これで有名になれば他のテレビ局からも引っ張りだこですよ」
一「……」
テレビに出て、有名になる。
それはずっと夢に描いてきたことで、
叶うのはとても嬉しい。
だが。
一(透…華……)
純「今日だっけ、一がテレビに出るの」
智紀「テレビ欄に書いてある。『天才アマチュア美少女マジシャン、その素顔に迫る』って」
衣「一も出世したなー」
男「では、VTRを流し終わった後に出てもらいますので。
リハーサル通りにお願いします」
一「はい」
男「これで有名になれば他のテレビ局からも引っ張りだこですよ」
一「……」
テレビに出て、有名になる。
それはずっと夢に描いてきたことで、
叶うのはとても嬉しい。
だが。
一(透…華……)
純「今日だっけ、一がテレビに出るの」
智紀「テレビ欄に書いてある。『天才アマチュア美少女マジシャン、その素顔に迫る』って」
衣「一も出世したなー」
スタジオでVTRが流された。
一の手品の様子、観客と、そして一へのインタビュー、
最後に締めくくりのナレーションがついて映像は終わった。
司会「では登場していただきましょー、国広一さんです!」
一はゲストや観客からの拍手に迎えられ、スタジオへと入っていった。
BGMが流れ、それにあわせて一は得意の手品を始める。
帽子から万国旗を出し、トランプの柄を変え、ハンカチを消し去るたびに、
拍手喝采が一を包みこむ。
純「ほう、上手くなったな一のやつ」
智紀「もとから上手」
衣「麻雀は私の方が強いよ」
そして一の手品が終わった。
司会「いやーすごかったですねー」
一「あはは、ありがとうございます」
一の手品の様子、観客と、そして一へのインタビュー、
最後に締めくくりのナレーションがついて映像は終わった。
司会「では登場していただきましょー、国広一さんです!」
一はゲストや観客からの拍手に迎えられ、スタジオへと入っていった。
BGMが流れ、それにあわせて一は得意の手品を始める。
帽子から万国旗を出し、トランプの柄を変え、ハンカチを消し去るたびに、
拍手喝采が一を包みこむ。
純「ほう、上手くなったな一のやつ」
智紀「もとから上手」
衣「麻雀は私の方が強いよ」
そして一の手品が終わった。
司会「いやーすごかったですねー」
一「あはは、ありがとうございます」
司会「テレビに出るのは初めてらしいけど、大丈夫だった?」
一「はい、いつもと同じ感覚でやれました」
司会「そうかーすごいねー。では最後に、視聴者の皆さんにひとことお願いします!」
カメラが一のアップを捉える。
一「…………」
司会「ん?は、一さん?」
一「……………透華」
司会「ん?」
一「透華!透華、見てるでしょ?」
純「ん?」
智紀「一体何を」
衣「とーか?誰だっけそれ」
一「はい、いつもと同じ感覚でやれました」
司会「そうかーすごいねー。では最後に、視聴者の皆さんにひとことお願いします!」
カメラが一のアップを捉える。
一「…………」
司会「ん?は、一さん?」
一「……………透華」
司会「ん?」
一「透華!透華、見てるでしょ?」
純「ん?」
智紀「一体何を」
衣「とーか?誰だっけそれ」
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