妹「今日からお世話になります。義妹ちゃん、よろしくね」

義妹「迷惑この上ない話だ。私はお前のことなど知らん。勝手にしろ」

妹「えっ？」

兄「うわぁ……」

妹「あ……えっと……お、お兄ちゃんともまた一緒に暮らs」
義妹「軽々しくお兄ちゃんなどと呼ぶな。今は『私だけ』の愛しい兄さんなのだから」

妹「えっ？　……ええっ！？」

兄「あばばばばば」

あたしはちょこ
お兄ちゃんの妹なの

まさか立つとは

エロ無しカオス展開無しの日常系SSでよければ投下する

がんばれもしもし君

つまんなそうだけどやってみ

いいだろう

んっふ

妹「義妹ちゃんは、お兄ちゃ、……じゃなくて」

義妹「うむ」

妹「その……、お……お兄……様？　のことが好きなの？」

兄「いや普通にお兄ちゃんでいいから」

義妹「ああ、大好きだとも」

妹「そうなんd」
義妹「そして兄さんも、毎晩私を可愛がってくれる。言わば相思相愛の間柄」

妹「――！？」ガーン

兄「待て妹よ！　多分お前は盛大な勘違いをしている！」

義妹「今夜も可愛がってください、兄さん///」ポッ

妹「ど・こ・が！　勘違いだってえ？」プルプル

兄「だからその……、前にな、義妹に頼まれたんだよ」

妹「なにを？」

兄「寝る前に頭をナデナデして欲しいと」

義妹「本当は優しくハグして欲しいのですが」

妹「はぁ？」

兄「ぐっすり眠れるんだそうだ。お前が想像してるような、やましい事は一切しとらん」

義妹「兄さんは少々照れ屋さんなのが玉に瑕です」

妹（何コイツウザイ）

あれ…？
妹要らなくね？

マジに義妹みたいな喋り方する娘がいたら俺は全力で逃げるだろうな

兄「えと……」

妹「……」

義妹「……」

シーン

兄（なにやら不穏な空気が……話題変えるか）

兄「……なあ妹、向こうのアパートは完全に引き払ったんだよな？」

妹「え、うん……家具とか全部要る物と要らない物に分けて、要る物を梱包して此処に送って、部屋のお掃除して、電気とか水道止めて、大家さんに挨拶もした。後は住民票の移動と転校の手続き、それと……」

兄「上出来だよ。ゴメンな、俺一日しか手伝えなくて」

妹「ううん平気。お父さんがずっと居てくれたし。でもお葬式の後から何だかんだで、十日もかかっちゃった」

義妹「いや、その年でそれだけ出来れば大したものだ」

改行エラー出た 分割面倒



兄「お前同い年だろ」

義妹「ええ。ですから、敵ながら感心しました」

兄「敵なのか」

義妹「敵です」

妹「敵なんだ……」

支援ぬ

兄「しかし、本当に突然だったよな。母さん……」

妹「うん、そうね……。お父さんとお兄ちゃんがすぐ駆け付けてくれなかったら、あたし一人で途方に暮れてたかも」

義妹「お悔やみ申し上げる」

兄「いや、妹もよく頑張ったよ。加害者のドライバーや警察との応対も、しっかりしてたって」

妹「そ、そうかな」

兄「ああ、俺が保証する。偉いぞ妹」

妹「えへへ……お母さんも、きっと誉めてくれるよね……」ポロリ

義妹「重ね重ねお悔やみ申し上げる」

アンリエッタ

支援

>>18
兄ですねわかります

兄「ほら、涙拭けよ」

つ ティッシュ

妹「うん。ありがと」フキフキ

義妹「水分も補給しろ」

つ 旦~

妹「う、うん。いただきます……」ゴクゴク

兄「塩分も取れ」

つ 沢庵

妹「あ、あのさぁ……」パリポリ

義妹「糖分と脂肪b」
妹「結構です」

兄「マーロウの高級プリンなんだが」
妹「いただきます」

兄「――さてと。顔合わせも終わったことだし、部屋の荷物整理するか。義妹、手伝ってくれ」

義妹「はい、愛しい兄さん」

妹「……いつもそんな風に呼ばせてるの？」

兄「んなわけねーだろ。つい今し方からだ」

義妹「今日からずっとそう呼ばせていただきます///」グッ←握りこぶし

妹（何コイツキモイ）

兄「別に良いけど」

妹（――っていいの！？）

義妹「嬉しいです愛しい兄さん///」

兄「そのかわり今日からナデナデ中止な」

義妹「なっ……、何をグズグズしているのです兄さん。さっさと荷物を運びましょう兄さん」スタスタ

兄「んじゃ行くか、妹」

妹「ハーイ（ププププ）」

お前日常系っつったが
こんな陰険な日常はやだぞ

　～～二階

兄「狭くて悪いが、とりあえずこの部屋を使ってくれ」

義妹「私と兄さんで、隅々までキレイに掃除しておいた。感謝しろ」

妹「あれ？　ここは確か納戸だったはず……」

兄「昔お前が使っていた部屋は、義妹が使用中なんだ」

義妹「広さも日当たりも申し分なく、快適な部屋だ。ありがたく使わせて貰っている」

妹「そう……」

兄「一階の客間の方がいいか？　和室で仏壇とか置いてあるけど、此処よりは広いし」

妹「うーん、どうしよう」

兄「客間がいいならすぐ荷物を移すけど」

義妹「そうしろ。兄さんの隣(部屋)で寝るのは私だけでいい」

妹「（ムカッ）……ここでいい」

義妹は何者だよ
家族関係わかんね

兄「すまんな。狭いのは我慢してくれ」

妹「……まあ仕方ないよね。あたしは出戻りな訳だし」

兄「そんなふうに言うなって。お前はれっきとした家族だ。俺の妹だ」

妹「お兄ちゃん……、ごめんなさい」

義妹「私もれっきとした家族だ。兄さんの嫁だから、お前の姉だ」

妹「あらやだ壁にホコリが」ツツー

妹は出戻り…
つまり非処女か

ちょっとペース早いかな
さるさんくらったらP2使うからいいけど



妹「でも残念。この部屋ってば、ベランダが無いのよねー」

兄「そうだな」

妹「ちっちゃい頃さぁ、よくベランダでお月様見ながらアイス食べてたよね～」

兄「あ～、そういや夏場は毎晩食ってたような……ナツカシス」

妹「また二人並んでアイス食べたいな」

兄「いいねえ。夏になったら食おうぜ」

義妹「むむ……」

妹「そっちの二部屋、ベランダで繋がってるでしょ」

兄「うん。それがどうした？」

妹「義妹ちゃんが着替えてるとことか、覗き放題じゃない？」ニヤリ

兄「――覗っ！？」

義妹「！！」

兄「なななななに言ってんだばかっ！！」

妹「思いっきり動揺してるし」

兄「俺はやってない！　断じてやってないぞおおおぅ！！」

義妹「……」

妹「ふ～ん？　どうだかね～」じとー

兄（――流石我が妹、いいカンしてやがるぜ……。だがまだ義妹にゃバレちゃいねえ、落ち着け俺）ドキドキ

義妹「……兄さんが、私の着替えを時々覗いているのは気づいていました///」ポッ

妹「へ？」

兄「死にたい」

す・く・み・ずっ！

支援しよう

義妹「ですがその行為は、私を妹ではなく『一人の女』として見てくれている証しなのだと思う事にしました」

妹（思うなよ普通思わねえよ）

義妹「その結果得られた喜びは、素肌を晒す恥ずかしさよりも遥かに勝ったのです！」グイッ←胸を張った

妹「そ、そーなんだ」

義妹「ですから兄さん、いつでも遠慮せずに覗いてくださいね」ニッコリ

妹（なんでだろうこの女すごく殴りたいでもお兄ちゃんいるしどうしよううわあどうしょう）ピキピキ

兄「死にたい」

ガタゴト

妹「んしょ……ふぅ。机は此処、んで本棚を隣に……」

兄「うーん、やっぱり四畳ってクソ狭いな」

義妹「おそらく、机とタンスと本棚とソファとベッドを全部入れたら歩くスペースがありません」

兄「だな。妹、どうする？」

妹「仕方ないから、ベッドは諦めるよ。布団敷いて寝る」

義妹「それしかあるまい。海馬の如く、床に這いつくばって雑魚寝をするがいい」

妹「（フフン）布団はそのうち買うとしてぇ……今夜寝るとこ無いから、お兄ちゃんと一緒のベッドで寝るね！」

兄・義妹「！？」

義妹「ダッダダダダダメダ駄目ダメダメメ絶対駄目ダメメメメメ」ブルブル

兄「いくらなんでもマズいだろそれは」

妹「いいじゃない兄妹なんだし。昔は添い寝とか普通にしてたでしょ？」

兄「そりゃ子供の時は……しかし今はお前中三だしなぁ」

義妹「私のベッドを使え。かわりに私が兄さんと寝る」

妹「今夜だけでいいの。だからさ……」ウルウルモジモジ←上目使いで

兄（うおっ！？　ヤバイ可愛いすぐる）

妹「ね？　お願い///」

兄「あ、ああ……じゃあ今夜だけだぞ」

義妹「そ、そんな……」ガーン

妹（――勝ったぁ！！　……あれ？　ってことは、あたし本当にお兄ちゃんと……うわぁ///）カァー

支援

期待してるぜｗｗ

支援
そしておやすみ

明日の夕方に起きるからそれまで書き続けててね

義妹「私の部屋を見たいだと？」

妹「うん、ちょっとだけ。お願い」

義妹「む……」

兄「少しくらいならいいじゃん？　三年振りの我が家を懐かしんでるだけだよ、妹は」

義妹「……兄さんがそう仰るのなら仕方ありませんね」
義妹「さあ入れ」

ガチャ

妹「オジャマシマース」キョロキョロ
妹（――うわぁなにこれ！？　レースのフリルだらけで……お姫様の部屋かっての。子供っぽいってゆーか、少女趣味？　ゴスロリ？　オタクなのかコイツ……）

兄「うーん、妹が使ってた頃の面影は欠片も無いな」

妹「そうね。これっぽっちも――ああああっ！？」ビシッ←指を差した

兄「うわぉ！　なんだよ突然」ビクッ

妹「あの白いフォトフレーム！　あれってあたしがお兄ちゃんに貰ったやつじゃない！？」

兄「ん？　あ、そうそう。妹が忘れてったから義妹にあげたんだっけ。飾ってた写真はアルバムに入れといたよ」

義妹「それは初耳です、兄さん」ピクリ

妹「引っ越しの時に無くしたとばかり思ってた。悲しくてワンワン泣いちゃったっけ」

義妹「……」

妹「そっか、家に置き忘れてたのかぁ。無くしたんじゃなくて、本当に良かった……」ウルウル

義妹「……ふん」ゴソゴソ←中の写真を抜いている

妹「！？」

義妹「ほら、受け取れ」スッ

妹「でも、今は義妹ちゃんが使ってるんでしょう？　悪いよ……」

義妹「悪いのは、お前の大切な物を、思慮分別も無く私に譲渡した兄さんだ」

兄「ですよねスミマセン」

妹「……あり、がと」ギュッ

妹（かなり変な子だけど、優しいとこもあるんだ……）

妹「んじゃお兄ちゃん、入ってた写真返してくれる？」

兄「ああ。アルバム持ってくるからちょっと待ってろ」

トタタタタ ガチャ ガサゴソ

妹「あれ？　アルバム、お兄ちゃんの部屋に置いてあるんだ」

義妹「リビングにもある。但し中身は私の幼い頃の記念写真やスナップ、そしてここ一年分の家族写真だけだ」

妹「……まあ当然っちゃ当然よね……」

義妹「おかげで私は未だ、兄さんの子供の頃の写真を見たことが無い」

妹「えっ？」

義妹「『兄さんの昔のアルバムを見せて欲しい』と幾ら頼んでも、兄さんは頑なにそれを拒む」

妹「で、でも……多分その理由は――」

義妹「分かっている。私ではない家族との思い出がたくさん詰まったアルバムを見て、私がどんな気持ちになるか……」
義妹「兄さんは優しい人だ。少々過ぎるくらいにな。私が傷つくのを恐れて、アルバム閲覧を禁じたのだろう」

妹（うん。お兄ちゃんなら絶対そう考えると思う）コクリ

義妹「――だが！　それは余計な配慮であると言わざるを得ない！」

妹「ブッ！？」

義妹「私は見たい！　どうしても見たいんだ！！
　 　まだ園児だった兄さんの天使の笑顔を！
　 　緊張しまくりな入学式の記念写真は鉄板！
　 　運動会で必死に走っている短パン小学生の兄さん！
　 　夏休みで真っ黒に日焼けしてる兄さんを昼寝中に隠し撮り！！
　 　モッコリ丸わかりなスク水海パン中学生の兄さんっ！！
　 　くうぅったまりません！！　抑えきれないこの気持ち！！
　 　どうだ！　お前にも分かるだろう！？」




妹（唖然……）ポカーン

支援

期待してんぞ

義妹「お前のおかげでようやく兄さんのショt……ゲフンゲフン、昔の写真が拝めそうだ。感謝する」

妹「ヨ、ヨカッタネ……」

兄「良かねぇよ。ほら、確かこれだったよな、写真」

妹「――そうこれこれ！　お兄ちゃんとの貴重なツーショット写真なの！」

義妹「に、兄さん……アルバムは？」

兄「再び厳重に封印した」

義妹「な」

妹「あんだけ大声で叫んでりゃあねぇ」プッ

義妹「うぐぐぐ……後生です兄さん、いつか必ず見せてください」ギリギリ

兄「色んな意味で怖いぞ義妹」

　～～再びリビング

妹「あたしの歓迎会？」

義妹「ああそうだ」
義妹「今夜は外食するんですよね兄さん？」

兄「うんそう。親父と義母さんも、今日は早めに仕事を切り上げて帰るって言ってたし」

妹「ち、ちょっと照れるな……でも嬉しい。ありがとう」

兄「どうせ親父が勝手に決めちまうだろうけど、食べたい物のリクエストあれば聞くよ」

妹「うーんとね～、美味しいスイーツ(笑)が食べたいな」

兄「ほう。……すき家のストロベリーソフトは好きかい？」

妹「ううん知らない」フルフル

義妹「すき家は先々週行きましたので、今日はCoCo壱辺りで如何でしょうか兄さん？」

妹「うっ（貧しっ！）」

兄「歓迎会と言うくらいだから、せめてガストにしないか義妹よ」

義妹「そうでしたねすみません。しかしファミレスなど半年振り。私、些か興奮してまいりました」

兄「まだ決まった訳じゃない。ぬか喜びはするな」

義妹「はい兄さん」

妹「……ま、まあね、あたしにはファミレスでも勿体無いくらいだなああははははは」ズーン|||

貧乏なのかｗ

兄「冗談だ」ニヤニヤ

義妹「信じるなよ」クスクス

妹「ひ、酷い……」ガックリ

兄「悪い。ついノッちまった」ニヤリ

義妹「妖しい笑顔に垣間見る嗜虐性が素敵です兄さん」ウットリ

妹（前言撤回！　やっぱりコイツ変な奴だ嫌いっ！）
妹（お兄ちゃんもお兄ちゃんよ全く……バカ……）