元スレ【新ジャンル】「台詞系SS総合スレ」( ^ω^)
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 : ▲
401 :
乙です!
これ笑えるなあw 会話のリズムもいいし
続きも楽しみにしてるよ!
402 :
>>401
ありがとう。需要ないかもしれないと思ってやってるけどレスもらえるとやっぱ嬉しいね。
書くの遅いけど頑張る。
403 :
面白いよー
404 :
男は俺妹の京介なイメージだが
女のほうは想像できんな
絵師様の降臨を所望する
405 :
>>403
ありがとう、その一言だけでも頑張れる
>>404
そこまで言ってくれてありがとう
男はまさにそう。お節介やきなところとか
女はまあ新ジャンルだからイメージわかなくても当然と言えば当然かと
ちなみに女のキャラ設定は以下の通り。
背は女子高生の平均的な身長よりも高く、髪はウェーブのかかったブロンド。日本人と白人のハーフなので地毛なのだが染めていると誤解されている。
容姿端麗だが、世間知らずなお嬢様なのが玉に傷。
海外で生活していたため日本語は得意ではなく、盛大に誤って使っている。
箱入り娘であり、俗世間の全てを娯楽媒体や家庭教師による歪んだ知識から吸収したので世間一般の常識を誤解している所がある。
コミュ力も怪しい所があり、勘違いされる事が数々ある。
406 = 405 :
○下校
女「あ、そうだ。男、早くあたしの鞄持てや」
男「なんでだよ。自分で持てよ」
女「じゃあ自分で持つからお前の鞄持たせろや」
男「……はい? いやいいって、女に鞄持ちさせてたら傍から見て印象悪いだろ?」
女「鞄持ちは印象悪いのか?」
男「当たり前だろ。お前、鞄持ちを何だと思ってたの」
女「ああ? 友情を確かめるための儀式に決まってんだろ。言わせんな恥ずかしい」
男「俺はまずお前が恥を知るべきだと思うよ」
407 = 405 :
○下校2
男「そういえばお前、昨日なんで逃げたんだよ?」
女「に、逃げてなんかいねーし」
男「いや、明らか逃げてただろ」
女「は? いつ? 何時何分? 地球が何回周った時?」
男「お前は小学生か。いいから何か理由があるなら話してみろよ」
女「…………話すと長くなるぞ?」
男「(ん? 女の表情に影が……。何か事情があるのか……?)ああ……俺から聞きたいって言ったんだ。別に構わないよ」
女「昨日は……………。……お前に家を見られるのが恥ずかしくてな」
男「……それで?」
女「だから、お前に家を見られるのがな?」
男「あれ? 話すと長くなるって聞いたんだけど」
408 = 405 :
○下校3
女「おい、男。今日あたしんちに来いよ」
男「ん、恥ずかしいとか言ってたのにいいのか?」
女「おう、話したらふっきれた」
男「だけど、男の俺なんかがお邪魔してなんか言われない?」
女「ああ、ノープロノープロ。ただ、手土産は持って来いや」
男「分かったよ。だが土産は催促するものじゃないぞ」
409 = 405 :
○手土産を携え、女宅へ
男「で、でかい……」
女「ん? 何がだ?」
男「何がだってお前……。このバカでかい豪邸が本当にお前の家なのか?」
女「バカだと? テメエ、今私の家を侮辱したな」
男「してないからね? ……というかマジなの? お前、すごいお嬢様じゃねーか」
女「…………うるせぇ。早く入れ」
男「あ、ああ……(あれ、なんか怒ってる?)」
411 :
○メイド
男「いやしかし、日本にも本物のメイドさんっているんだな。今までメイド喫茶にしかメイドってやつはいないと思ってたよ」
女「メイド喫茶ってなんだよ?」
男「んー、そうだな。喫茶店の店員がメイドの恰好をしてお客さんをもてなす所だよ」
女「は? 使用人が店で働くとか意味分からん。まさか主人から満足に給金がもらえずに副業でもしてるのか?」
男「違う違う。だから、メイドの恰好しているだけで本物のメイドじゃないんだって。いわゆる偽物のメイドさん」
女「偽物だと? 許すまじ職業詐称……」
男「お客さんは自ら騙されに行ってるんだからいいんだよ」
412 = 411 :
○天然
女「今帰った」
?「あら、今日は早いのね?」
男「……お邪魔してます」
?「えっとぉ、どちら様かしら?」
女「クラスのやつだ」
男「どうも……同じクラスの男と言います」
女「あら? あらあら! 転校早々お友達が出来たのね? 良かったわねぇ、女」
男「女、この人は?(女のお姉さんだろうか。女と違って随分と物腰が柔らかいな……)」
女「母だ」
男「……お母さん?!(若っ!!)」
母「そうなの。男くんよろしくねぇ」
男「あ、はい、よろしくです……。(女の天然ボケは母譲りか……)」
413 = 411 :
○母と娘
女「部屋に行く。邪魔しに来んなよ、ババア」
男「ババアって、こんな若いお母さん掴まえて……(振り向かず行っちまった……)」
母「男くん、いいのよぉ」
男「でも、いくらなんでも……」
母「『部屋で男くんとお遊びます。あまり意地悪なさらないでくださいね、お母様』」
男「はい?」
母「あの子はー、そう言ってるつもりなの。日本語下手な娘でごめんなさいねぇ」
男「ああ、なるほど……。(娘ときちんと意思疎通は取れている訳だな……)」
母「娘をお願いねぇ。私に似てお淑やかないい子だから」
男「はい……(お淑やか? いやそもそも私に似てって……)」
414 :
続き楽しみにしてる
でも焦らず納得いくものを投下していいんだぜ!
415 :
○女の部屋へ
女「遅いっつの」
男「悪い悪い、土産を渡してたんだよ。って、お前の部屋って和室かよ」
女「そうだ、いいだろ?」
男「ああ、若干こじんまりしてるが悪くない」
女「……茶でも飲むか?」
男「そうだな、頼む」
女「ちょっと待ってろ」
男「……?(奥に入っていくが台所でもあるのか?)」
…………。
女「準備できた。こっち来い」
男「……。突然和服に着替えて何やってんだ……?(ブロンドの髪と和服のミスマッチが物凄いな……)」
女「は? 飲みたいって言ったのテメエだろ」
男「(自室の隣に茶道部屋があるみたいだ。)……もしかしてお前が淹れるのか?」
女「そうだ、そこに直れ」
男「はいはい、座れ……ね。つかちゃんと淹れられんの?」
女「少し黙って見ていろ」
男「ふーん……。(結構まともに茶道やってるじゃないか。和服姿もこうして見ると意外と……)」
女「できたぞ、ほら」
男「おお、さんきゅ」
女「……結構なお手前で?」
男「それ俺のセリフ。というかまだ一口も飲んでねえ」
416 = 415 :
○封筒の謎
男「ふぁ、眠……。また今日も一日学校に拘束されるのか。休みてぇ……」
女「おす、男」
男「なんだ、女か……。おはよう、お前はいつも元気だな」
女「自慢じゃねーが、元気だけが取り柄だ」
男「確かに自慢にはならんよな」
女「んなことはどうでもいい。…ほらよ」
男「ん、なんだこの封筒?」
女「ちっ、黙って受け取れや……」
男「おーい……。(どっかいっちまった……) えーっと、中身は手紙か」
男へ
このまえのひるめしだい
かえしてやるよ
男「短っ! っていうか字が汚ぇ!(喋れるくせに書く方は駄目なんだな……)」
友「よ、男」
男「ん、友か。おはよう」
友「なぁ、今、女からその封筒受け取ったろ。中に何が入ってるんだ?」
男「ああ、これか。別に面白いものじゃないから気にすんな」
友「なんだ、そうなのか。じゃあいいよ――と見せかけて!」
男「あ、コラ! 封筒返せ!」
友「まあまあ、そう怒るな。どれどれ……」
男「ったく……(仕方ないやつだ……)」
友「……男、見損なったぞ」
男「え?」
友「封筒に入ってたこの5枚の諭吉さんは一体何だ?」
男「諭吉って……一万円?!(しかも五枚! 昼飯代500円だぞ、入れ過ぎ!)」
友「何を驚いた振りしてやがる、白々しい。この人間の屑が」
男「待て、友よ。お前は何か勘違いしている」
友「はっ、勘違いだと? 女に売春させてその上前を撥ねる、それ以外にこの状況をどう解釈しろと?」
男「いや、だからその、昼飯代がね?」
友「言い訳なんか聞きたくない。お前とはもう絶交だ、じゃあな」
男「ちょっ…………なんでこんなことになってんの?」
417 :
友wwwww
419 :
地の文ありのSSってどこで投下したらいいんだろうか
420 :
そりゃ内容によりけりですがな
421 = 419 :
ですよねえ
20~30レスくらいで終わる予定だしスレ立てるのはもったいないし、と思って
ここもまだ完結してないのかな
422 = 420 :
もし二次創作なら、二次創作総合スレが便利
ただし、過疎ってて誰も見てない可能性も
423 = 419 :
二次創作ってつまりハルヒとか唯とかまどかとか既存のキャラのやつ??
だったら違うなあ
姉スレでもないしバトルものでもないし
他に行き場所のない~とかに行ってみます
425 :
行き場所もあまりなかったので、やっぱりここお借りします
・地の文あり
・新ジャンルではなく普通のSS
・エロなし過剰な萌えなし
よろしくお願いします
426 = 180 :
男「恋のABC」
427 = 180 :
ABC欠乏症という病気をご存じだろうか。
最近世界を騒がせている厄介な病気だ。
その病気にかかった者は「ABC」が発音できなくなる。
まあ言うなれば失語症の一種だ。
人間が勝手に決めたアルファベットの通りに病状が進むなんて、ふざけた話だ。
おおかたどこかのマッドサイエンティストが作り出したウイルスかなにかが原因だろう。
女「…」モグモグ
僕の彼女もABC欠乏症にかかってしまった。
女「…おいしい」モグモグ
ちなみに今は食事中だ。
428 = 180 :
この病気はカップルを中心に広がっているらしい。
僕たちにも災難が降りかかったが、もし付き合っていなければ逃れられたのだろうか。
何にせよ、理不尽な病気であることは間違いない。
この病気にかかると、始めはABCが発音できなくなる。
日本語で言うと、Aはつまり「あかさたなはまやらわ」だ。
いきなりハードルが高すぎやしないか??
「愛してる」も「会いたい」も「からあげ」も「刀」も言えないんだ。
女『あんっ…あ…あん…んっ』
みたいな喘ぎ声は、もう永久に聞けないわけだ。
まあそんなに激しく喘いでくれたことなんて、一度もないが。
女「…ニヨニヨしてる」ギロ
ほら、「ニヤニヤ」が言えない。
待て、僕はニヤニヤなんかしてない。
女「…エロス」
誰がエロスだ。
429 = 180 :
わざわざ言うことでもないが僕は彼女に手を出していない。
Bまでだ。
Bって…言い方が古いな。でもまあ、そういう感じだ。
入れてしまうと、彼女を汚してしまうようで、なにかを失ってしまいそうで。
だから僕は彼女に手を出さない。
だけど、好きだ。大切だ。愛している。
女「…エロス」
顔赤くしちゃって。そんなにニヤニヤしてたかな??
エロスなことはしていない。
草食系紳士だ。自分で言ってりゃ世話ないな。
430 = 180 :
Bは「ばびぶべぼ」だ。
「馬鹿」とか「ボケ」とかも言えない。
「バスガス爆発」なんて言おうとしたらえらいことになる。
ちなみに「ラブ」は言えないが「ラヴ」なら言えるんじゃないかと思ったんだが…
女「…」パクパク
「ら」も駄目だったんだな。忘れていた。
女「好き」
これだけは言ってくれる。可愛い奴め。
431 = 180 :
Cは「ち」だ。
「地球」や「畜生」や「チュウ」も言えない。
女『おチ○ポください…』
も言ってくれない。
まあ言ってくれたことなんて一度もないが。
女「もう、エロス」ギロ
おっと、また睨まれた。
エロい妄想もほどほどにしないとすぐ見抜かれてしまう。困ったもんだ。
432 = 180 :
女「…」カチャリ
食べ終わったみたいだ。
彼女は僕よりも食べるのが遅い。
だけど、食べている最中の彼女を見ているのが好きだから、僕はいつも待っている。
女「…」ペコリ
「ごちそうさま」が言えないもんだから、彼女はいつも手を合わせてお辞儀をする。
「いただきます」も言えないから、食べる前も同じようにする。
女「行こう」
会計はいつも僕がする。
彼女に払わせるわけにはいかない。男として。
でも、いつも払おうとしてくれるのが、たまらなく嬉しい。
いや、違うな。「僕が払うから」って制して会計をするのが、たまらなく嬉しいんだ。
433 = 180 :
初めてこの病気を知ったとき、僕は信じられなかった。
誰だってそうだろう。
でも実際に言葉が消えていくのを知ったとき、文字通り「言葉を失った」ね。
今、うまいこと言った??
どうしても伝えたいことが言葉で伝えられないときは、文字を書く。
僕たちはそうしてきた。
でもよく顔を見ていれば、言いたいことは結構わかるもんだ。
女「…」
ほら、ガラスケースの向こうの服がほしいって、顔に書いてある。
女「…」
でも、お金に余裕がないのもわかってる。
だから彼女は無理に欲しがらない。
そんな彼女を喜ばしたくなるってのが、男の性だ。
…いや、高い、やっぱり無理だ。
女「…行こ」
ゴメン。
434 = 180 :
彼女の症状はどんどんと進む。
周りの都合などお構いなしだ。
Dは「だぢづでど」だ。
正直「ぢ」と「じ」の違いはよくわからない。
「地震」は言えるのに「鼻血」や「耳血」が言えない。
ちなみに「痔」って「ぢ」だと思ってたんだけど「じ」なんだね。
言ってみてって催促したら嫌々ながら言ってくれたよ。
女「…痔」モジモジ
なに言わせてんだって怒られたけどね。
でも言えなくなる前にたくさんの声を、言葉を聞きたい。
それは普通のことだと思う。
435 = 180 :
Eは「えけせてねへめえれえ」だ。
言いにくい…
母音が二つ言えなくなっちまった。
「エロス」も、もう言ってくれない。
あ段とえ段が言えないってことはあとは「い・う・お」の3つの段だけだ。
女「…好き」
まだ言ってくれてる。嬉しい。
僕も、愛してるよ。
だけど、君の言葉はもうすぐ消えてなくなる。
それが悲しい。
女「君は、いつも、ここに、いる」
ああ、いるよ。
女「…いいの??」
なにが??
436 = 180 :
女「横にいてくれる??」
いるよ。
僕はこれでもかってくらい頷いた。
女「いいの??」
いいよ。それでいいよ。
一生君のそばにいる。
彼女はこの病気にかかってから、一人称が言えなくなった。
「私」と言えなくなったから。
少し違和感はあるけれど、仕方ない。
女「ふふふ」ニコニコ
彼女に内緒で進めている計画があるんだけど。
早く実現させたいもんだ。
おっと、こんなこと考えてると顔に出る。
僕はそっぽを向いた。
437 = 180 :
女「押忍!!」
あいさつは「よう」か「押忍」かだ。
色気もクソもないな。
女「…」
はっは。
機嫌を悪くしないでくれよ。
女「コーヒー飲む」
ん、行こうか。
ほんとは彼女は紅茶が好きなのに。
でも僕に合わせているうちにコーヒーが好きになってしまったらしい。
僕もコーヒー派になって日は浅いんだけどね。
438 = 180 :
僕は喫茶店で、借りたマンションの見取り図を見せた。
女「!!」
一緒に住みたい。そう言うと、彼女は戸惑って、でも嬉しそうに笑った。
女「どう…」
「同棲」って言いたいんだけど、言えないみたい。
でも伝わった。
女「…」ゴソゴソ
財布を出そうとする。
家賃を出すってことかな。
僕はそれを制した。家賃くらい僕が出すさ。
自分で出せる範囲の家を借りたんだから。
そのかわり、料理とか、してくれないかな。
女「料理…する!!」
家事とか洗濯とかも…
女「する!!」
439 = 180 :
なんだかすごく嬉しそうだ。
言葉を失いつつある彼女は、一人で生きていくには大変だろう。
嬉しそうな彼女を見ていると、僕も嬉しくなった。
僕がずっとそばにいようと、誓った。
そうこうしているうちにFを失った。
もう「ふふふ」って笑ってくれない。
Fを失っただけで、彼女はほとんど笑わなくなった。
440 = 180 :
そしてGを失った。
「がぎぐげご」だ。
「ゲルググ」も「グレゴリー」も「午後の紅茶」も言えない。
だけどこの頃にはもう、彼女はあまり話さなくなった。
女「…」
ボーっとしている彼女を見ていると切なくなる。
今、なにを考えているんだろう。
女「…」
彼女がこっちを見たが、その表情からはあまり読み取れなかった。
441 = 180 :
沈んでいる彼女をピクニックに連れて行った。
風の気持ちいい日だった。
医者が言うには、この病気を止める手立てはないが、部屋で閉じこもっているとよくないそうだ。
だから少しでも気分が晴れるように外に連れていくことが多くなった。
女「…いい気持ち」
少しご機嫌になったみたいだ。
あれ、「ち」は言えないはずじゃ…
女「…」ニコ
「TI」ってことかな??
相変わらずこの病気の基準はよくわからない。
442 = 180 :
女「いい気分♪」
これもなんだか発音があやしい。
「キヴン」みたいな発音だ。
「ヘヴン」とか、言わないかな。「ヘ」はもう言えないのか。
女「…」ニコ
今のは「ありがとう」かな??
だいぶ表情から彼女の考えていることがわかるようになってきた。
443 = 180 :
部屋で発音の練習をした。
女「煮物、作る」
いいね、煮物は大好きだ。
女「ヒモ」
僕が??君が??
養っているとは言い難いが、僕はヒモじゃない。やめてくれ。
女「…」
今のは「ゴメン」かな。
まあ怒ってるわけじゃないけど。許す。
444 = 180 :
女「ポリス」
頼むから警官の前でそんな言い方するなよ。
怒られるから。
女「プロポリス」
ん??警官はみんなプロだろ。
アマポリスなんているんだろうか。
女「…」ニヤニヤ
ニヤニヤしている。彼女のこういうところが時々よくわからない。
445 = 180 :
女「ロリ」
…
なんだって??
女「ロリ!!」
誰だ、そんな言葉を教えたのは。
僕か。
女「スク水!!」
ああもう、やめてくれ。
好きだけどさあ。
女「クスコ!!」
もう黙りなさい。
僕は疲れた。
446 = 180 :
女「男好き」
ああもう、ろくな言葉がないじゃないか。
それに僕は男好きじゃない!!
女「ホモ」
ええい!!うるさい!!
女「…許す」
君はそういう趣味があったのですか、そうですか。BL好きですか。
悪いけど男には興味持てないし、許してもらうこともないからね。
女「…」ニヤニヤ
楽しんでる。くそ。
447 = 180 :
女「…」スッ
ん??どこに行くんだ。
台所??
女「…水」コトッ
うん、水だね。
で、これをどうしろと。
女「!!」バシャッ
うおお!!こぼすな!!
ズボンが濡れちゃったじゃないか。
女「雑巾!!」
雑巾、雑巾、どこやったっけ。
ていうかそれ言いたかっただけじゃないか。
女「雑巾♪雑巾♪」
なんでご機嫌なんだ。
女「布♪布♪」クイクイ
服を引っ張るな!!
それ雑巾じゃないから。
448 = 180 :
なんてバカなことをやっていたのも束の間。
HとIを立て続けに失った。
彼女はもうほとんど喋らなくなった。
「好き」も言ってくれなくなった。
女「…」シュン
そのかわり僕は毎日彼女に好きだということを伝え続けた。
少しだけ彼女の顔は晴れるが、すぐに寂しそうな顔になる。
僕にできることはないのかな…
449 = 180 :
JやLはいつ失ったかよくわからない。
特に変化はなかった。
僕がブタの絵のプリントTシャツを着ていると嬉しそうに
女「トントン♪」
なんて言っていた。
でも、それも言わなくなった。
NとOも失ったのだろう。
定期的に医者に通ったが、もう治る見込みがないどころか症状が加速する一方だそうだ。
450 = 180 :
ついにUまで失った。
母音のすべてとNが発音できない以上、彼女はもう喋ることができない。
女「…」ボー
僕が顔を覗き込んでも上の空だ。
声を失う実感が湧きあがっているのか。
もう諦めきってしまっているのか。
女「…」スッ
ベッドを指さす。
寝たいの??
女「…」コクン
生活感がなくなっていく。
僕は明日の朝食の準備だけ済ませ、ベッドに戻った。
みんなの評価 : ▲
類似してるかもしれないスレッド
- 【新ジャンル】「台詞系SS総合スレ」( ^ω^) (866) - [100%] - 2010/7/17 8:00 △
- 新ジャンル「ダブるどころかトリプった女(20)」 (148) - [37%] - 2008/2/15 13:20 ○
- 新ジャンル「純粋すぎる姉」 避難所? (207) - [35%] - 2009/4/14 9:00 ○
- 新ジャンル「ご主人様を虐めるドSなメイド」 (210) - [35%] - 2008/9/8 10:45 ☆
- 新ジャンル「男「野球をしよう!」」 (56) - [33%] - 2009/1/8 23:30
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について