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    元スレ【新ジャンル】「台詞系SS総合スレ」( ^ω^)

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    701 = 666 :

    勇者「とにかく、もっと詳細なバトルを繰り広げたらいいんだな?」

    魔王「ああ!!」

    勇者「確かに引き受けといて、急に面倒になったから匙を投げたのは俺が悪かった!!」

    魔王「ゆ、勇者…」ウルウル

    勇者「よーし! みんな最後のバトルシーンだ!! 気合入れるぞ!!」

    戦士「よっしゃ!!」

    僧侶「しょうがないですわね!!」

    賢者「さっさと済ませますわよ!!」

    勇者たちは、気合を入れた!

    702 = 666 :



    ……

    ………

    魔王「オウラアアアアアアアアアア!!!!」ドゴッ

    魔王の痛恨の一撃!

    勇者たちは、2のダメージを受けた!

    勇者「……」

    戦士「……」

    僧侶「……」

    賢者「……」

    魔王「あ、あれ?」

    勇者「もっと、強いの来いよ!!」

    魔王「お、おう」

    703 = 666 :

    魔王「オラアアアアアアアアアアアアアア!!!!」ドゴッ

    魔王の痛恨の一撃!

    勇者たちは、4のダメージを受けた!

    魔王「あれ、あれ?」

    魔王「ドラアアアアアアアアアアアアアア!!!!」ドゴッ

    魔王の痛恨の一撃!

    勇者たちは、1のダメージを受けた!

    704 = 666 :

    魔王「はぁはぁ……」

    勇者「……」

    戦士「……」

    僧侶「……」

    賢者「……」

    魔王「……」ソワソワ

    勇者「え、えーっと」ポリポリ

    戦士「かすり傷程度だったな」

    僧侶「弱過ぎです」

    賢者「この雑魚っ!!」

    魔王「……」

    705 = 666 :

    僧侶「散々ここまで色々と注文しておいて、こんな攻撃!?」

    賢者「肩透かしも良いところですわっ!!」

    僧侶「SSの中には、始めから魔王が倒されているモノもあるっていうのに」

    賢者「自分の出番を増やしたいがために、勇者様に命令するとは、贅沢すぎますわ!」

    戦士「まぁまぁ」

    魔王「うぅ……」シクシク

    勇者「泣くなよ、魔王」

    魔王「ゆ、勇者…」

    勇者「俺に言い考えがあるんだ」

    魔王「そ、そうなのか…?」

    勇者「おーい、幹部ちゃーん」

    幹部「は、はい! なんでしょうか!?」

    勇者「……」ゴニョゴニョ

    幹部「は、はい! ありますが、お持ち致しましょうか?」

    勇者「よろー」

    魔王「?」

    706 = 666 :

    幹部「お、お持ちしました」

    勇者「サンキュー」

    魔王「それは?」

    勇者「これは血のりの入った袋だ」

    魔王「!!」

    勇者「始めから、いくつか全員に持たすから、

    もし足りなくなったら待機している幹部ちゃんに貰って来て。いいかな幹部ちゃん?」

    幹部「あっ、はい」


    戦士「そうか、そうしたら重傷を負ったように見える」

    僧侶「確かにこれなら、死闘を繰り広げたように見えますね」

    勇者「ああ。そういうこと」

    賢者「でも、服が汚れてしまいますわ…」

    勇者「そんなの、俺がまた買ってやるから」

    賢者「まぁ! さすが、勇者様ですわ!」

    僧侶「ああ!! 賢者ばっかりずるい!!」

    勇者「分かった、分かった。僧侶にも買ってやるから」

    僧侶「やったー!!」

    幹部「私もよろしいですか?」

    勇者「いいぜ?」

    戦士「じゃあ、俺も!」

    勇者「男は勘弁」

    戦士「まさかの差別かよっ!?」

    魔王「そこー。俺の存在無視しなーい」

    707 = 666 :



    ……

    ………

    勇者「おりゃあああああああああ!!」ザシュ

    魔王「ぐはっ! おのれぇ…」ドゴッ

    勇者「ちっ、戦士!」

    戦士「おう!!」

    タッタッタッ

    勇者「幹部!」

    幹部「は、はい!」

    ヌリヌリ ヌリヌリ

    戦士「幹部!」タッタッタッ

    幹部「はい!」

    戦士「血のり一袋くれ」

    幹部「あっ、はい」

    708 = 666 :

    魔王「全く、効かぬわぁ」

    勇者「はぁはぁ……。とりゃああああああああああ!!」

    魔王「喰らうがいい!!」

    勇者「しまった!」


    戦士「ゆうしゃーーーー!!!」バッ

    ザシュ

    勇者「せんしいいいいいい!!!」

    戦士「くっ…。(さっき貰った血のりの袋を破って、と)」

    勇者「こんなに血が出てっ!」

    僧侶「今、回復魔法を!!」

    フキフキ フキフキ

    戦士「よし! ありがとう、僧侶!!」

    賢者「詠唱終わりました!! 私の魔法喰らいなさい!!」

    ドゴオオオオオオオオオオン!!

    魔王「ぐおおおおお!!」

    魔王「(つか、俺も一応血のり貰ったけど、

    勇者たちの攻撃で、普通に流血してるんだが……)」



    ……

    ………

    勇者「これで最後だ!!!!」ザクッ

    魔王「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」パタリ

    勇者「はぁはぁ……」

    戦士「やった、のか…?」

    僧侶「勇者様…」

    賢者「やりましたのね…」

    「うおおおおおおおお!!!!」

    709 = 666 :

    勇者たちは、魔王と死闘を繰り広げた。

    そして、なんと勇者たちは魔王を倒すことに成功し、

    世界に平和が戻った!!

    こうして、勇者たちの旅は幕を閉じたのであるっ!!

    710 = 666 :

    エピローグ

    勇者「ふぅ、やっと終わった」

    魔王「とりあえず、俺マジでケガしたから手当して…」

    勇者「僧侶」

    僧侶「仕方ありませんねぇ」

    魔王「ありがとう」

    戦士「これでやっと帰れるなっ!!」


    勇者「それじゃあ、8時に例の場所に集合な!」

    賢者「それでは、私一旦家に帰ってお風呂に入ってきますわ」

    僧侶「私もー」

    勇者「それじゃあ、魔王と幹部もまた後でな!」

    魔王「おう」

    幹部「わ、私も行っていいのでしょうか?」

    勇者「もちろん! 幹部ちゃんも出演者兼スタッフで頑張ってくれたじゃん」

    幹部「ありがとうございます!」



    ……

    ………

    勇者「おっみんな集まったな!」

    僧侶・賢者・幹部「遅れて申し訳ありません!」

    戦士「何謝ってんだよ」

    魔王「ああ」

    勇者「よし、それじゃあ入ろっか」

    ガラガラ

    店員「いらっしゃいませー!! こちらのお席へどうぞ」

    勇者「はーい」

    711 = 666 :

    僧侶「私、勇者様の隣!」

    賢者「あっずるいですわ!!」

    戦士「俺の隣も空いてるぜ?」

    僧侶・賢者「……」

    戦士「えっ無言!?」

    幹部「私は、魔王様の隣で…」

    魔王「ああ、いいよ」

    712 = 666 :

    店員「ご注文、お決まりになりましたか?」

    勇者「とりあえず、生3つと…」

    僧侶「私、カルアミルク」

    賢者「私はカシスウーロンで」

    幹部「私、あまり飲めないので…」ボソッ

    魔王「幹部は、飲めないからコーラで」

    店員「はい、かしこまりましたっ!!」タッタッタッ


    店員「おまたせ致しましたっ!! 生の方は…」

    勇者「俺と戦士と魔王」

    店員「はい。カルアミルクは」

    僧侶「はい! 私です!」

    賢者「カシスウーロンは私です」

    店員「はい。ではコーラはこちらの方ですね」

    幹部「は、はい」


    勇者「全員行きわたったな?」

    「はーい」

    勇者「それじゃあ、映画撮影お疲れー!! かんぱーい!!」

    「かんぱーーい!!」

    ゴクゴク ゴクゴク

    戦士「ぷはぁ!! うめぇ!!」

    僧侶「きつい映画の撮影後だから、余計に美味しいですね!」

    賢者「本当に! 魔王が色々と注文したから!」

    魔王「す、すまん」

    勇者「まぁまぁ、それが無かったらこんなに上手い酒が飲めなかったんだから」

    賢者「まぁ、確かに一理ありますわね。言い過ぎましたわ」

    魔王「色々と助かったよ、勇者」ボソッ

    勇者「気にするな」

    713 = 666 :

    戦士「それにしても、魔王と本気の死闘を繰り広げてもう5年か」

    魔王「あの後すぐ、魔物と人間との間に平和条約が結ばれて、

    俺なんか雑務に追われてたっていうのに、お前らときたらステータスMAXにしてやがるんだぜ!?」

    幹部「確かに、びっくりしました…」

    勇者「仕方ないだろ? 各国から報奨金貰って死ぬまで遊んで暮らせるけど、

    長年染み付いた貧乏な暮らしで全くお金使わないし、時間は余るわで修行するしかなかったんだよ」

    僧侶「平和条約のおかげで、今では人間と魔物のハーフの方なんてざらですものね。

    人間なんて、未だに肌の色でいがみ会っているというのに」

    魔王「それは、魔物もいっしょだ。他種族同士よりも同種族同士の方が戦争や喧嘩は起きる」

    賢者「似たモノ同士の方が、まるで自分を見ているかようで嫌悪感を抱くのでしょうか?」

    「……」


    幹部「平和条約が結ばれたおかげで人間によって魔物が殺されなくなりました」

    魔王「確かに。お前たちよりも昔の勇者なんか、ただ俺の仲間を殺すことが目的だったからなぁ」

    賢者「まぁ、それは私たち人間も同じですわ。あっすみません。注文宜しいですか?」

    店員「はーい!!」

    勇者「全く違うモノよりも、似たモノ同士の戦争のケンカの方が、

    意外と複雑なのかもしれないな」


    勇者「今回の映画って、俺たちのことを後世に伝えるためだったよな?」

    魔王「ああ、魔王と人間が資金を出し合って作ったドキュメンタリー風映画だ」

    戦士「こんなので平和が続けばいいんだがな」

    僧侶「こんなのって言うな」

    戦士「ごめん」

    勇者「……続くさ。こんな過ち二度と繰り返しちゃいけないんだよ」

    魔王「少なくとも、俺が生きている約1000年は戦争なんてさせない」

    勇者「……ああ」

    714 = 666 :

    店員「お待たせ致しましたー!!」

    戦士「おっ! 来た来た!! ホッケにたこわさ!!」

    勇者「生は俺と戦士と魔王、梅酒ロックと芋焼酎はー?」

    僧侶「梅酒は私!」

    賢者「芋は私ですわ」

    魔王「じゃあ、このウーロン茶は幹部で」

    幹部「あ、ありがとうございます」


    勇者「全員行ったかー!?」

    「はーい!!」

    勇者「じゃあ今度は…」

    勇者「世界の平和に…」

    勇者「かんぱーーい!!」



    「かんぱーーーい!!」



    715 = 666 :

    以上です。

    最近SSを書き始めたんだが、
    色々と粗があるのは仕方無いと割り切っているにしても、
    「どこをどう修正したら良いか」を考えるほど分からなくなる。

    それと、初めに簡単な設定を考えてはいるが、
    書いているうちにどんどん変な方向に行ったりする。
    最終的に読み返してみると、「設定のよりおもしろいんじゃね?」と思い投下したら、駄目出しされてしまう。

    最初の設定を活かすコツとか、その他色々な感想等頂けるとありがたい。

    716 :

    投下乙。映画だったのかYO!

    717 :

    たいして筆力もない自分が言うのもあれですが、せっかくなので感想を

    序盤は凄くテンポが良かったのに、エピローグが長いのでは、と思いました
    映画であることを伏せ、軽く打ち上げに向かう流れで締める、とか
    魔王「今度はおれが勇者役だからね!!」で締めるとか
    世界のためにお互いお約束のルーティンワークを繰り返している間柄であるとか
    勇者側と魔王側で取引があり、魔王がしばらく大人しくしている代わりに食料を持ってきてあげるとか

    うーん、あんまり画期的なのはないけど、そんな感じでしょうか

    >勇者「ここ」

    >戦士「入れたな」

    >僧侶「確かに入れたわね」

    >賢者「疑いの余地がありませんわ」

    四人の会話のテンポがすごくよくて、ここ大好きです

    718 :

    感想&意見ありがとう。ここに投下して正解だったようだ。

    最後のエピローグは、前半軽いノリだったから後半一気にシリアスっぽくしてみた。
    けど奇をてらいすぎて、裏目に出てしまったのか。

    もう少し、全体のテンポっていうもの考えて、思考錯誤してみます。

    719 :

    「...もしもし、丸山さん?
    「ああ、早苗君か、どうしたの?」
    「..昨日..大変だったみたいですね。」
    「ああ、朝一でパトカーぶっ飛ばして、朝の11時にS市に戻ったよ。」
    「あの...ね、丸山さん、実は相談したい事があるんですけど...」
    「ん、何?」
    「私..多分幽霊見た...」
    「何だって?」
    「幽霊、見たの。..それに、泥だらけの足跡と...櫛を見つけたの。
    「櫛?」
    「それでね、ほら、丸山さん前に“見える”って
    言ってたから..」

    「わかった、じゃあ今晩会えるかい?」
    「はい、じゃあ今晩7時
    、S市の駅前に、アイアンメイデンって喫茶店があります。そこで。」
    「何?アイロンデメキン?」
    「アイアンメイデンです。」
    「ああ、それと、九十村出身の警官がいたんだよ。交番勤務の結城って奴だ。」
    「結城....?」
    「じゃあ、7時に、灰色弁天で。」
    「..わざと間違えてるでしょ...じゃあ」

    720 :

    【博士と助手 8】


    助手「テレビもマンネリですねえ」

    博士「そうじゃなあ」

    助手「使い捨てられていく『タレント』を見ていると、なんだか悲しくなってきます」

    博士「この人もすぐ消えていくんだろうなあ、とか??」

    助手「ええ」

    助手「本当にすごいテクニックを持っている人とかは、消えていかないんでしょうけど」

    博士「テレビに出てなくても営業とか公演とかで稼いでいるかもよ」

    助手「まあ、そうですけど」

    721 = 720 :

    助手「マジックが一時期流行ったじゃないですか」

    博士「ああ、あったねえ」

    助手「ああいうマジシャンの人は、マジックショーをやって稼いでいるんでしょうか」

    博士「そうじゃないかな」

    助手「でも、タネをばらされたり、バラすところまでが芸の人は大変でしょうねえ」

    博士「ああ、でも、タネは知りたいよね」

    助手「『すごい!!』って思う前に、『え、どうやったの??』って気になりますからね」

    博士「理系人間だねえ」

    助手「理系人間ですねえ」

    722 = 720 :

    助手「ハカセ、なんかマジックできませんか」

    博士「マジックかあ」

    助手「ええ」

    博士「こう……10円玉を2枚こすり合わせると……」

    チャリチャリ

    助手「すごい!! 3枚に見える!!」

    博士「お金が増えまーす、いえー」

    助手「って、完全に子ども騙しじゃないですか」

    723 = 720 :

    博士「こう、コップに水を入れます」

    タプタプ

    助手「ええ」

    博士「ティッシュペーパーを上にかぶせ」

    ファサッ

    助手「はいはい」

    博士「ひっくり返すと!!」

    助手「おお!!」

    博士「こぼれませーん、いえー」

    助手「……」

    助手「理科実験的な……まあハカセらしいですけれど……」

    724 = 720 :

    博士「机の上に100円があります」

    助手「え、ええ、まだ続けるんですか」

    博士「この帽子をかぶせると……」

    フワッ

    助手「な、なにが起こるんですか」

    博士「んーと、多分、金額が倍に!!」

    フワッ

    助手「にひゃ……」

    博士「猫になったー!!」

    725 = 720 :

    助手「え、え、え、なんですかこの猫」

    「にゃー」

    博士「ワシにもわからん!!」

    助手「はい!?」

    博士「ジャカジャン!! 名付けて!! ハットトリック!!」

    助手「あの、話が見えてこないんですけど」

    博士「なにが起こるかわからない不思議な帽子!! それがハットトリック!!」

    助手「ああ、発明品だったんですね」

    博士「反応が冷たい!!」

    726 = 720 :

    助手「ネーミング的には『トリックハット』のほうが正しいのでは」

    博士「む、痛いところを突くね」

    博士「でもほら、響きがいいでしょ」

    助手「ええ、まあ」

    助手「反転半纏といい、最近ネーミングに凝りだす傾向が」

    博士「だって、ネーミングセンスが微妙とかいうからさあ」

    助手「私のせいですか」

    博士「そうだよ」

    助手「あんまり進歩してませんけど」

    博士「くっ」

    727 = 720 :

    助手「で、この猫どうするんです」

    博士「飼っても……」

    助手「ダメです」

    助手「可愛いけど」

    博士「くっ」

    博士「涙を飲んで、ハットトリックをかぶせます……」

    フワッ

    助手「つ、次はなにが起こるんでしょう」

    博士「ぱっぱらー!!」

    フワッ

    助手「ね……」

    博士「虎だあ!!」

    助手「きゃあああああああああ」

    728 = 720 :

    「……」のしのし

    助手「い、行っちゃいましたね」

    博士「ここには食糧がないって本能的に察知したんじゃないかな」

    助手「私たちに見向きもしませんでしたね」

    博士「美味しくなさそうだったからかな」

    助手「ハカセはともかく私は……」

    博士「……ドンマイ」

    助手「く、悔しくないですし!! 別に!!」

    729 = 720 :

    博士「カビの生えたパンにかぶせると……」

    助手「ま、まさか食べられるようになるのでは!?」

    フワッ

    博士「……」

    助手「ネジですね……」

    博士「……」ガリッ

    助手「無茶です!!」

    博士「歯が痛い」

    助手「当たり前です!!」

    730 = 720 :

    博士「手袋にかぶせると……」

    助手「ううん、予想がつきません」

    フワッ

    博士「中身入りになったあ!!」

    助手「ぎゃあ!! ぎゃあああああ!!」

    助手「早く!! 早くもう一度かぶせてください!!」

    フワッ

    博士「両手になったよ!!」

    助手「ぎゃああああああああああああああ」

    731 = 720 :

    博士「次はなににかぶせてみようかなあ」

    助手「い、いらない物にかぶせると一石二鳥では!?」

    博士「助手君ナイスアイデア!!」

    助手「ではさっそく……」

    フワッ

    博士「ぎゃー!! ぎゃー!!」

    助手「ハカセうるさい」

    博士「ワシどうなるの!? ワシの頭どうなるの!?」

    助手「ハカセうるさい」

    732 = 720 :

    フワッ

    博士「……」

    助手「……」

    博士「え、どう?? ワシの頭どう??」

    博士「フサフサになってたりする??」

    助手「あんまり変化はありませんね」

    博士「そ、そう……」

    助手「よかったですね」

    博士「く、くそう、脅かしやがってえ!!」

    フワッ

    助手「ちょ!! どこに当ててるんですか!!」

    博士「うるさい!! ワシと同じ恐怖を味わえ!!」

    フワッ

    733 = 720 :

    助手「きゃー!! きゃー!! ってあれ??」

    博士「大きさはさして変わっていないね」

    助手「ていうか事あるごとに胸をネタにするのほんとやめてもらえませんか」

    博士「まあまあ、お約束だって」

    助手「……!?」サワサワ

    博士「ん」

    助手「な、ない……!?」

    博士「もとから」

    ドゲシッ

    助手「違います!! 先っぽが!! 先っぽがありません!!」

    博士「なんと!? とりあえず見せて!!見せ」

    ドゲシッ

    734 = 720 :

    助手「ちょっと!! どうしてくれるんですか!!」

    博士「う、ううむ」

    助手「元に戻してください!!」

    博士「ううむ」

    ガチャガチャガチャ

    ドスン

    助手「!?」

    博士「とりあえずこのニップレスを貼って誤魔化しておきなさい」ポイ

    博士「ワシはこのタイムマシンで未来に行き、乳首を生やす技術を学んでくる」

    キュイーン

    助手「行っちゃった」

    735 = 720 :

    キュイーン

    博士「ただいま」シャキーン

    助手「ハカセ、一体どうしちゃったんですか」

    助手「タイムマシンを一瞬で作り上げちゃったり」

    博士「うむ、なんだか頭がすっとするような」

    助手「さっきのハットトリックのせいですかね」

    助手「てっきり私はアホになるオチかと思いましたが」

    博士「逆に賢くなったようだね」

    助手「笑えませんね」

    736 = 720 :

    助手「で、その、ち、乳首を生やす技術は……」

    博士「うむ、まずこの人工乳液を身体になじませるところから……」ワキワキ

    助手「手つき!! 手つきがアウト!! エロい!!」

    博士「ん、なにがかな」ワキワキ

    助手「自分でやりますから!!」

    博士「そう」シュン

    助手「あれ、やっぱいつも通りのハカセですね」

    737 = 720 :

    助手「ねえハカセ」ヌリヌリ

    博士「ん??」

    助手「こっち向かないでくださいね」ヌリヌリ

    博士「うん」

    助手「さっきのタイムマシン、あれ発表したら、ハカセもハクがつくのでは??」ヌリヌリ

    博士「う、うん、そうだね……」

    助手「なんですか、歯切れの悪い」

    博士「あれねえ、2回しか乗れない作りにしちゃったんだよねえ」

    助手「え!!」

    博士「とりあえず行って帰って、と思って急いだからねえ」

    助手「……」

    738 = 720 :

    助手「ハカセ、私のために……」

    博士「あ、そうそう言い忘れてたけどねえ、その人工乳液ねえ、いい香りがしない??」

    助手「え、ええ」

    助手「いい香りって言うか食欲を刺激する匂いって言うか」

    博士「未来の最先端技術でねえ、豚肉を調理した時の煙からできてるんだってさ」

    助手「豚肉の煙で乳首が!?」

    博士「面白いよねえ、未来の技術は」

    助手「ハカセも似たような発明をしてると思いますが……」

    博士「いやあ、しかしほんとにいい匂いだねえ、焼き肉がしたくなる」

    「ぐるるるるるる」

    助手「……ん??」

    博士「……ん??」


    【博士と助手 8】おわり

    739 :

    【博士と助手 9】


    博士「助手君、なんか元気がないねえ」

    助手「昨日のカレーがちょっと古かったみたいで……」

    博士「お腹壊したのかね」

    助手「ちょっと痛いんですよう」

    博士「ふうむ、心配じゃのう」

    博士「ところで助手君、幽霊とか信じるかね」

    助手「幽霊ですか?? 見たことがないのでいないと思いますが」

    博士「そっか……」

    助手「なんですか、ハカセ、まさか信じてるとか」

    博士「よく見るんだよ……」

    助手「見えるんですか!?」

    740 = 739 :

    助手「科学に携わっている者として、それはどうかと!?」

    博士「いやあ、でもねえ、見ちゃったからなあ」

    助手「み、見たって、それどうせ見間違いですよう」

    博士「昨日もねえ、夜散歩してたら……」

    助手「夜は徘徊しないでください!!」

    博士「最近のマイブームなんじゃよ、散歩」

    助手「はあ」

    博士「でね、電信柱の所から、こっちを窺っている人がいるんだよ……」

    助手「怖い怖い!! ほんとっぽいからやめてください!!」

    741 = 739 :

    博士「なんかね、怖いからさっさと通り過ぎようと思ったら……」

    助手「……」

    博士「その人がすっと音もなく近づいてきてこう言うんだよ……」

    助手「ひい!!」

    博士「『身分証明書、出してもらえるかな』ってね……」

    助手「……」

    助手「警官じゃん!!」

    博士「しかもなにが怖いってね、身分を証明できるものが何一つないってことなんだよ」

    助手「不審者じゃん!!」

    742 = 739 :

    博士「いやあ、最近の幽霊は言うことが怖いね」

    助手「オチが酷い!!」

    博士「冗談はおいといて」

    助手「どうせならもう少し面白い話をしてくださいよ」

    博士「元気のない助手君を励まそうと思ってだね」

    助手「怪談もどきは逆効果ですよう」

    博士「そうかね」

    助手「で、なんでしたっけ、幽霊の話でしたね」

    博士「あ、それはおいといて」

    助手「それもおいとくんですか!!」

    743 = 739 :

    博士「こんなものを作ってみたんだけどね」ドスン

    助手「なんですか、これ」

    博士「ジャカジャン!! 自動怪談マシーン~!!」

    助手「児童階段??」

    博士「NO チャイルド NO」

    助手「ワンモアプリーズ」

    博士「自動・怪談・マシーン~!!」

    助手「自動階段??」

    博士「NO エスカレーター NO」

    744 = 739 :

    助手「つまり??」

    博士「これを起動させれば、怖い出来事が起こるという不思議な……」

    助手「ハカセ最近発明がアバウトすぎやしませんか」

    博士「そうかね」

    助手「ハカセにも効果がよくわかってないものが多いですよね」

    博士「スランプだからねえ」

    助手「自分で言っちゃった!!」

    745 = 739 :

    博士「ほーれ、スイッチオン」カチリ

    ウィンウィンウィン

    助手「震えてますよ」

    ドロドロドロドロ

    博士「効果音つきじゃ」

    助手「ほんとにドロドロ言うんですか」

    ……

    パチン!!

    博士「お、ラップ音というやつじゃな」

    助手「普通に電球が切れただけかと」

    746 = 739 :

    助手「ハカセ、予備の電球がありません」

    博士「おっと、買い置きがなかったかな」

    助手「物置を探したんですけれど見当たらなくて……」

    博士「そうか、じゃあちゃちゃっと作ってみるか」

    助手「お願いします」

    ガチャガチャ

    博士「うん、これを付けておいてね」

    助手「ハカセ、街の電気屋さんとかやった方が儲かるのではないでしょうか」

    747 = 739 :

    ジャーゴボゴボ

    博士「ん、なんの音かな」

    助手「トイレでしょう」

    博士「……」

    助手「……」

    博士「誰が流しt」

    助手「やめてください!! 怖い怖い!!」

    博士「この研究所にはワシら以外に誰も」

    助手「うわああああああああああああああ」ゾクゾク

    748 = 739 :

    博士「む、窓の外に人影が!!」

    助手「ひゃあ!!」

    博士「壁のシミが人の顔に!!」

    助手「いやいやああああああ!!」

    博士「ワシの顔、綺麗??」

    助手「んなわけないじゃないですかあああああああああ」

    博士「コックリさんコックリさん……」

    助手「それ一人でやる遊びじゃないですから!!」

    博士「ベートーベンの肖像がこっちを向いたぞ!!」

    助手「怖い!! こんな貧乏な研究所に肖像画が飾ってあることが怖い!!」

    749 = 739 :

    博士「と、このように色々と起こります」ゼエゼエ

    助手「い、今のは結構怖かったです」ゼエゼエ

    博士「そうじゃろう」

    助手「ふう」

    博士「あ、足元にゴキブリが!!」

    助手「ぎゃあ!!」

    博士「そっち行ったぞ!!」

    助手「新聞!! 新聞!!」

    ベシッベシッ

    博士「……」ゼエゼエ

    助手「……」ゼエゼエ

    博士「こ、怖いじゃろ??」

    助手「え、これも自動怪談マシーンのせい!?」

    750 = 739 :

    博士「どうじゃったかな、自動怪談マシーンは」

    助手「っ!! もう終わりですか」

    博士「ページの都合というものがあるからのう、そろそろワシの散歩の時間じゃ」

    助手「留守番してないとダメですか、私??」

    博士「元気になったじゃろ??」

    助手「んなわけないでしょう、まだちょっと怖いんですけど」

    博士「がっはっは、まあいいじゃないか、それじゃあ行ってくるぞう」

    助手「ああ、行っちゃった……」

    ガチャリ


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