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    元スレ【新ジャンル】「台詞系SS総合スレ」( ^ω^)

    新ジャンル覧 / PC版 /
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    351 :

    なんだうそか

    352 = 348 :

    >>350
    解説ありがとうございます。

    全然関係ない深読みしてた自分が恥ずかしい・・・

    353 :

    >>352
    kwsk

    354 :

    >>353
    普通に去年まで住んでたのが編集で去年のは途中までしかなくてこっそり編集が今年のを置いてったとかそういうのを妄想してた・・・

    355 :

    >>354
    だいたい一緒で焦った。

    356 :

    >>354-355
    終盤だけど>>336

    357 :

    若干ミスリードのつもりでその辺書いていましたが、
    今後の参考にさせてもらいます
    色んな読み方があるっていう方が面白いですもんね

    358 :

    久々にいいもん読んだわ

    359 :

    乙でした! 
    すごく面白かった。引き込まれた

    途中からメタ展開をほのめかせるのも、いいスパイスだったし

    何より、作家とテープの彼女のキャラがとてもいい。セリフが秀逸!

    エンディングを描ききらないってのもニクいですw

    GJでした! よかったら、また書いてくださいな♪

    360 :

    ありがとうございます
    褒められるってのは嬉しいもんですね
    落ちるのを気にせずのんびり投下できたってのは新鮮でした
    またここでなにか書きたいと思います

    361 :

    次投下していい?

    362 :

    どうぞ

    363 = 362 :

    むしろ書いてください

    364 = 361 :

    では失礼して。遅筆だがすまん。


    新ジャンル「似非ビッチ」

     ○早朝の通学路にて 

    「今日から新学期。心機一転、頑張るか!」
     ドンッ
    「痛っ!」
    「あっ、すみません」
    「っ……。『あっ、すみません』じゃねえよ。ぶつかっておいてふざけんなよコラ」
    「え……ちょっと。元々そっちが当たってきたんじゃないか」
    「あ? なぁお前、もしかして今あたしになんか言った?」
    「いえ、何でもないです……。(何このビッチ怖い……)」

    365 = 361 :

     ○退屈という名のありふれた日常が支配するはずの教室で

    「はぁ、朝から変な女に絡まれちゃったな。思わず逃げ出しちゃったけど大丈夫かな」
    「よう、なんか朝っぱらからお疲れだな」
    「友か、おはよう。それがさぁ、今日学校来る途中で女にぶつかっちゃって、なんか因縁つけられたんだよね」
    「へぇ、それは災難だったな。女といえば今日このクラスに転校生が来るらしいぞ」
    「ふーん、良く知っているな」
    「ばか、今クラスの連中はその話でもちきりだぞ。知らんのはお前だけじゃねーの」
    「そうか、まあ正直あんまし興味ないからね」
    「けっ、つまんねーやつだな。人生損してんぞ」
    「余計なお世話。それよりそろそろ先生が来る時間だぞ、席に戻った方がいいんじゃないか?」
    「あ、ああ、そうだったな。そうするか」
     ガラッ
    「(チャイムが鳴るのと同時に扉が開いたな。まるで計ったかのようだ)」
    先生「皆さんおはようございます。転校生を紹介しますね。今日から皆さんのクラスメートとなる女さんです。仲良くしてあげてください」
    「……よろしく。ただの人間には興味ねぇ。以上」
    「げ……。(さっきの女、だと……?)」
    先生「女さんの席は男くんの隣です」
    「げ……。(よりにもよって隣とかないわ……)」
    「ん、お前……また会ったな。せいぜい仲良くしようじゃねぇか?」
    「はい……(なんという邪悪な笑顔……)」

    366 = 361 :

     ○お昼休みのチャイムが鳴る

    「はぁ……(あの女、授業中たびたびこっち見てきやがって、何のつもりだよ……。まあ昼休みは購買で何か買って、どっかに隠れてやり過ごすか……)」
    「おい、お前」
    「ぅ、僕に何かご用でしょうか……。(俺なんでこんな下手に出てるんだろ……)」
    「は? 用があるから声かけたに決まってんだろ。実は今日さぁ、あたし昼食持ってきてないんだわ」
    「はい? あの、すみません……。女さんが何を言いたいのか分かりかねます……」
    「あぁ?! かねますとか分かりにくい言葉使ってんじゃねーよ、男!」
    「ひぃっ……(怖っ! つか会った初日から呼び捨てかよ!)」
    「まあいい。とにかくあたしの分の昼食買ってこい」
    「(ははん……分かったぞ。このビッチ、これから俺をパシリとして良いように使おうって訳だ。冗談じゃない。ここは強気な態度でもって、俺の厳然たる意思を示さなくてはならない

    な……)」
    「どうした? 早く買ってこいよ」
    「えっ……あ、そういうのは、その、困ります……」
    「あ?」
    「行ってきまーす」

    367 = 361 :


     ○購買部へパシリ→教室に帰還

    「はぁ、疲れた……。(あんまり使わないから知らなかったけど、購買って学食より混んでるのな……)」
    「おせぇし。ちゃんと買ってきた?」
    「ああ……いえ、ハイ……」
    「悪かったな。無理やり頼んだみたいで」
    「いえ……。(無理やり頼んだ”みたいで”? いや、何も言うまい……)それで、お代の方なんですけど……」
    「お代?」
    「いえ、あの、500円で良いですので。(ホントは800円したんだけど)」
    「ああ……。悪い、今あたし日本円持ってないんだよね。また今度でいい、よなぁ?」
    「え、あ、はい……全然大丈夫、です……(値引きしてやったのに踏み倒す気満々、と……)」

    368 = 361 :

    今日はここまでで失礼します。

    370 = 361 :



     ○放課後ふわふわタイム

    「おい、男」
    「はい、女さん。なんでしょう?(たった一日でこの上下関係が板についてしまうとは……我ながら情けない)」
    「お前んちってあたしの家と方向同じみたいなんだよ。だから一緒に帰るぞ」
    「あ、はい。(放課後、女の子と二人きりで下校。一見して誰もがうらやむシチュエーション……だが)」
    「おい、さっさとあたしの鞄持てよ。もたもたすんな」
    「……はい。(ち、畜生……)」

    371 = 361 :


     ○下校中、唐突に

    「おい、男」
    「はい。(さっきまで無言だったのに、突然なんだろ?)」
    「もうここでいい。付いてくんな」
    「え、どうしてですか?(まあ、そろそろお暇しようと思ってたとこだけど)」
    「いいから鞄返せ! 付いてくんなよ!!」

    「ちっ、なんだよ一体……。(あ……生徒手帳落としていったみたいだ。……しかたない、追いかけて渡してやるか)」

    372 = 361 :


     ○手帳を返そうと

    「女さーん!」
    「男?! ざけんな、付いてくるなって言っただろが!」
     ダッ
    「えっ! なんで走るんですか?!」
    「走ってなんかいねーよ! これはいわゆる競歩ってやつだ!!」
    「あ、それどうでもいいんで! とにかく逃げるの止めてください!(傍から見たらストーカーしてるようにしかねーんだよ!)」

    373 = 361 :

     ○女、転ぶ 
     
    「あぅっ!!」
    「あ、女さん! 大丈夫ですか?!」
     パンッ
    「(……手を払いのけられた……。)」
    「勝手にさわんじゃねーよ!! 穢れんだろうが!!! 
    「(むっ……。)ああ、そうかよ……勝手にしろ。せっかく助け起こそうとしてやってんのになんだよその態度。女だと思って下手に出てやればつけあがりやがって、もう知らねぇ」
    「え……」
    「ほらよ、お前の生徒手帳だ。さっき落したんだよ」
    「あ……」
    「そうか、汚らわしい俺が触ったもんなんていらねぇよな。まあそれについては処分するなり好きにしろ。だがな……俺たちはもう教室で会ってもお互い空気だから。じゃあな、女さん」

    「ま、待てよ……」

    374 = 369 :

    似非要素きた

    375 = 361 :


     ○女なんか知らないから無視して帰る

    「待てってば! あたしがなんかしたんなら謝ってあげてもいいから!」
    「……。(どこまでも上から目線。救えないビッチだな。どうせ謝る理由も、便利なパシリがいなくなるのが嫌なだけだろ)」
    「おい男! こっち見ろよ!!」
    「……ベタベタ触んじゃねーよ」
     ドンッ
    「きゃっ」
    「あ……ごめ……(いや、何を助け起こそうとしてんだ俺……。自業自得だろ)」
    「待ってよ、男……」
    「……。(帰ろう……)」
    「待って……違うんだよ……」
    「…………。」

    377 :

    なん…だと…

    378 :

    遅筆ですみません。



     ○野次馬から退避、事情を聴く

    「ふぅ、ここまで来れば大丈夫か」
    「…………」
    「……色々聞きたいが、まずこれに答えてくれないか?」
    「Ok……」
    「あのさ……勘違いかもしれないけど、女ってもしかして日本人じゃないの?」
    「No. Half of my blood is a ********……」
    「や、英語はやめて日本語で。学校で英語を習ってるからって皆が皆、英会話が出来ると思うなよ?」
    「…………」
    「どうして黙ってる?」
    「男……。あたしが日本語で話してもブチギレない?」
    「(ブチギレ……?)ああ、怒らないよ。だから日本語で話してくれ」
    「分かった、今日だけだぞ」
    「なんでだよ……(何故か急に女が元気になったような……?)」

    379 = 378 :


     ○女は語る

    「……実は、あたしには半分しか日本人の血が流れてないんだよ」
    「つまり、ハーフってことだな?(だとしたら妙な日本語も納得がいくが……。)」
    「…………」
    「あ、すまん。喋りたくない事情があるなら無理に言わなくても……」
    「いや、ちょっと某クイズミリオネアの某ミノさんみたいに答えを渋ってただけだが」
    「じゃあファイナルアンサーって聞けよ。つか某の意味ねぇ!」
    「OH、ナイスボケ!」
    「ツッコミだっつーの!(疲れる……)」

    380 = 378 :



     ○女は語る2

    「そう……なんと、あたしはハーフだったんだわ」
    「そうだったのか」
    「反応薄い。それじゃあ芸人として失格と言わざるを得ない。やり直せ」
    「うるせぇよ。じゃあお前、そのてっきり染めてると思ってたブロンドの髪も地毛なのか?」
    「地毛? ああ、本物の髪の毛ってことな。あたぼーよ」
    「あたぼーって。お前、誰に日本語習ったんだよ」
    「日本語は人から教わるものじゃねぇ……自分で覚えるものなんだよ」
    「ドヤ顔で語ってる所悪いが、お前に日本語の何が分かるんだと俺は言いたい」

    381 :


     ○男、感想を言う

    「しっかし、日本語のイントネーションは日本人と遜色はないんだよなあ」
    「ばっきゃろ、褒めても何もでねーっつの」
    「何もいらねぇ。つか勘違いすんな、お前の日本語はかなり致命的な問題があるんだからな」
    「地名的? ああ、方言ってやつだろ。知ってる知ってる」
    「(駄目だこいつ、早く何とかしないと……)」

    382 = 381 :

     ○男、話をまとめる

    「えーと、それじゃあ何か? 全て誤解だったってことか?」
    「ゴカイ? おいおい、ここは地上だから一階だろ」
    「鼻で笑ってるのはこの際許すが、間違ってるのはお前の方だからな?」
    「何、だと?」
    「まあ、それはいい。本当はよくないけど。とにかく、俺は今までのやり取りでお前の日本語を大体理解した」
    「発言を許可する。申してみよ」
    「…………。まず言葉遣いが男らしすぎ。続いて用法間違えすぎ。おまけに発音が良いのが逆にたちが悪い」
    「つまりあたしは……」
    「そうだ、お前は……」

    「賞賛されている?」

    「もうやだこの子」

    383 :

    この女は萌えた

    385 :

    >>383,384
    読んでくれてありがとう
    書きため分が思いのほか早く尽きて新たに書いてるので遅れます。
    申し訳ないですがしばらくお待ちくださいませ。

    386 :

    待ってる

    387 :


     ○初めての友人?

    「まったく……。昨日転校して来たばかりで酷なようだが、俺はお前に友人が出来るか心配だよ」
    「馬鹿、余裕だっつーの。もう初日で友達が一人出来たしな」
    「おお、やるな! うちのクラスのやつか?」
    「……まあ、そうだな。で、その友達ってのが目の前のおm、」
    「それじゃあ俺は晴れてお役御免だな! 明日からはそいつに面倒見てもらえよな」
    「…………。あー……男、今のは嘘だ」
    「なんだよ? 見栄張ったのか?」
    「うるせぇ黙れ。いいから俺とお前は今から友達、そうだろう? なぁ?」

    「まず恐喝はやめろ。話はそれからだ」

    388 = 387 :


     ○また今日も学校へ

    「はぁ……身体がだるい……。(昨日はなんだかんだでアイツに付き合ってて疲れたな……)」
    「よう、男。おはよう」
    「友か、おはよう。珍しいな、こんな時間に教室に来てるなんて」
    「おう、今日は早めに目が覚めたからな。それよりお前、元気ないぞ」
    「そう見えるか? 確かに疲れてはいるが、元気がないという訳じゃないんだが」
    「転校生……女の件か?」
    「……どうしてそれを知ってるんだよ」
    「まあ、な。ここだけの話……あの女には気をつけろよ、男」
    「ん? そいつはどういう意味だ?」
    「女って転校して来る前は色んな親父と寝てたらしいぜ」
    「は? なんだって?」
    「だから、縁交だって。やだよなぁ、うちの学校でも何人かやってそうなやついるけど、実際に身近にいるとなると嫌悪感が半端ないよな」
    「おい、ただの噂だろ。そんなの本気にするなよ。(とはいえ、アイツのことを良く知らないうちに聞いたらそう思うのも無理ないか……)」
    「だってよ、クラスの女子が言うには本人から聞いたって話だぜ?」
    「(女のやつ、また誤解を招くような発言を……。)友、それは何かの間違いだから鵜呑みにするなよ」
    「やけに女を庇うんだな……。お前、まさか……」
    「何を言おうとしてるのか分からないが、それを俺は全力で否定する」
    「本当かねぇ。……あーっと、しまった! 数学の課題やってなかったんだった、急いでやらないと!」
    「え、今日は課題なんて……」

    389 = 387 :


     ○知らぬが仏というが

    「おい、男。てめぇ、今何を話してたんだ」
    「うおっ、びっくりした! べ、別に聞いて面白い話でもないよ。(流石にこれは言えねーよな……)」
    「ふーん……このあたしに隠し事とはいい度胸だなぁ、おい」
    「いやいや、隠し事なんてしてないって。それよりおはよう」
    「おう。ところで昨日の約束は覚えてるか? 忘れてたらねじり殺す」
    「ちゃんと覚えてるからそれはやめてね」

    390 = 386 :

    続きを期待

    391 :

    書き溜め中かな?

    392 :

    てすと

    393 = 392 :



     ○昨日の話

    「約束って、友達作りと日本語指南の話だろ?」
    「そうだ、よく覚えていたな。特別に褒めてやんよ」
    「そいつはありがとよ。だが具体的に何をすればいいんだ?」
    「そうだな、今は特にねぇよ。指示はまあ、逐一出してやるからせいぜい首を洗って待ってろよ」
    「えーっと……それは『必要ならお願いするので待っててね(はぁと)』って言ってると考えて良いんだよな?」
    「いや、お前はただ犬のように飼い主であるこのあたしの命令をバカみたいに待っていろってことだけど」
    「無自覚なんだろうが、お前は人を怒らせる天才だな」

    394 = 392 :


     ○午前の授業終了、お昼休みへ

    「あ、男。今日もあたし、昼飯持ってきてねぇんだけどちょっとひとっ走り買って来い」
    「なんでだよ。友達とか言っておいてパシリに使うのかよ?」
    「ちげーし。転校してきたばかりで購買部ってのがどこにあるのか分かんねぇんだよ」
    「なら最初から言え。それ、お前の最大かつ最悪の悪癖だぞ」
    「あ? うるせぇよ。いいから早く買って来いや」
    「ほら、それが駄目なんだよ。人に物を頼む時はお願いします、だろ? まったく……」
    「オネガイ、シマス」
    「なんで丁寧語はカタコトなんだよ……」

    395 = 392 :

     ○そして購買部へ……

    「つか、これからずっとそうやって人に買いに行かせてたら、パシリさせてるのと何も変わらないっつの」
    「なんと、男は友達じゃなくてパシリだったのか……」
    「パシリじゃねぇよ……って、こんなアホなやり取りしてたら昼休み終わっちまうぞ」
    「ようやくパシリする気になったようだな」
    「そんな気はさらさらねーよ。購買部の場所を教えてやるから一緒に買いに行くぞ」
    「仕方ねぇな、一緒に行って教えられてやるよ!」
    「だからそこはお願いしますだろ……」
    「オネガイ、シマス」
    「……前途多難だな」

    397 :

     ○へぇー……っていう

    「ここが購買部だ、場所は覚えたか?」
    「バカにすんな。物の見事に覚えたっつの」
    「そいつはよかった。じゃあ買うぞ」
    「ああ。だがすごいヒトゴミだ……。まさに人がごみのようだな」
    「お前は購買部の前にいるのだ……ってこのネタが分かるかどうかはさておき、正しくは人混みだからな?」
    「人混み?」
    「そ、人が混んでるから人混み。人がゴミみたいにいっぱいいるって訳じゃないからな……ってなんで俺の頭をペシペシ叩く?」
    「《4ヘぇ》。テレビでやってた」

    398 = 397 :


     ○昼食

    「あー、腹減った。もうほとんど時間もない事だし急いで食べよう」
    「金払ってないけどいいのか?」
    「そういやそうだった。今日はお金持ってきたのか」
    「いや、日本のお金は相も変わらず1ゴールドも持ってねぇ」
    「日本の通貨は円だ。一応確認するが、払う気はあるんだよな?」
    「馬鹿にすんな。払う気はありかねない」
    「その言い方だと踏み倒す可能性の方が高く聞こえるんだけど」

    399 = 397 :



     ○放課後

    「ふぅ、やっと一日も終わりか。帰ったら何しようかなぁ」
    「おい、男。ついにお前が役に立つ時が来たぞ」
    「あれ? お前、帰ったんじゃなかったんだな。で、何だよ?」
    「日本のことわざに《塁(ベース)は友を呼ぶ》というものがあるらしいな」
    「得意顔で突然何言ってんだか」
    「つーわけで……磯野、野球やろうぜ」
    「俺は磯野じゃねぇ。(だが友達を作る方法としては間違ってはいないか……。)いいぞ、人数の方は集めたのか?」
    「あたぼーよ、クラスの何人かには声をかけた。皆来るって言ってたぞ」
    「お前にしては手際が良いな。ちなみになんて声をかけたんだ?」

    「放課後になったら体育館裏へ来い、だが何か?」

    400 = 397 :



     ○そして誰もいなかった

    「誰も来ないな……」
    「落ち着け、おそらく日直の仕事やってて遅れてんだよ」
    「そうか……。日直って基本二人でやるものだけど時には十人ぐらいでやる事もあるかもしれないよな……」
    「……なわけねーだろ」
    「だよな……。帰るか」
    「おう……」


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