元スレ【新ジャンル】「台詞系SS総合スレ」( ^ω^)
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 : ▲
301 = 180 :
女『ときに』
男「ん」
女『小説は進んでる??』
男「ぼちぼち」
女『早く読みたいなあ』
男「出版されたらあげるよ」
男「と、言いたいんだけどなあ」
女『最近読んだ本で面白かったのはね…』
302 = 180 :
…
男「小説、進めなきゃ、な」
女『じゃあ、おやすみ』
男「おう、おやすみ」
ガチャリ
男「…どうしたら、いいんだろう」
女『早く読みたいなあ』
男「…読んでくれるかな」
303 = 180 :
【20××.11.11 22:00】
女『やあ』
男「おす」
女『今日地震あったんだ』
男「あれ、そうだっけ」
女『あんまり大きな地震じゃなかったけど、仕事中でびっくりしちゃった』
男「そりゃあ、災難だったな」
男「まあ、無事そうでよかったよ」
女『電気とか揺れてたし』
男「机の下に隠れたか??」
女『小学校のときの避難訓練思い出したの』
男「机の脚は対角線で持つといいんだぜ」
女『いやあ、なんにしても怖かった』
304 = 180 :
男「仕事は??」
女『仕事の方は特に問題はなかったんだけど、ちょっと書類が散乱しちゃったのがねえ』
男「ああ」
女『うち、もともと整理された職場じゃないし…』
男「ははは」
女『家に帰ってきたらマグカップ一つ割れてたしい』
男「あらら」
女『まあ、この程度で済んでるんだからよかったのかなあ』
男「そうそう」
305 :
【20××.12.1 21:00】
女『もうすでに世間はクリスマス一色ですよう』
男「おお、もうそんな時期ですか」
女『寂しいよう』
男「おれはもっと寂しいよ」
女『駅前でおっきなツリーの準備が始まってたよ』
男「まだ結構先なのになあ」
女『クスマスの日は家で一人パーティするからね!!』
男「どうせおれは10分しか参加できないんだよなあ」
女『チキン食べるから!!』
女『シャンパンも買っちゃうんだから!!』
男「酒はほどほどにしとけよ」
306 = 180 :
【20××.12.10 22:00】
女『クリスマスにみんなでパーティすることになったよー』
男「おお、よかったじゃん」
女『先輩もマキさんも二人で過ごせばいいのにねえ』
男「大人になったな」
女『まあ他の部署の人もいるみたいだけど』
男「男前がいるといいな」
女『私のコミュニケーション能力でイケメンひっかけちゃうぞ!!』
男「はは、頑張れ」
女『嘘』
男「…」
女『無理無理、そんなの』
男「だよねー」
307 = 180 :
【20××.12.17 20:00】
女『やあ』
男「やあ」
女『クリスマスにね、みんなでプレゼント交換することになったんだけど』
男「へえ、面白そうだね」
女『なにがいいかな』
男「おれのアドバイスは聞こえないだろ」
女『男の人も女の人も喜ぶものって限られてるよねえ』
男「ああ」
男「結局無難なものになっちゃうよな」
女『こけしとかどうだろ』
男「それはやめとけ」
308 = 180 :
女『ちょっとエッチなパーティグッズもありってネットで見たんだけど』
男「それもやめとけ」
女『ちょっと買うのが恥ずかしいなあ』
男「やめとけええ!!」
女『あのねえ、見た目は可愛めのやつがあってね…』
男「ダメ!!ダメ!!絶対!!」
309 = 180 :
【20××.12.19 14:00】
女『結局マグカップにしたよ』
男「ふぅ、安心したよ」
女『やっぱり無難なのが一番だよね』
男「そうそう」
男「エログッズ買わなくてほんとよかった」
女『そういえばプレゼント買いに行った店にね、面白いものが売ってたの』
男「ほう」
女『何だと思う??』
男「…」
男「エログッズでなければ何でもいいです」
310 = 180 :
女『答えは!!ジャジャーン!!』
男「古っ」
女『頭痛持ちのあなたに!!ズキンシップ!!』
男「名前が嘘くさいwww」
女『首周りにペタっと巻くだけで、頭痛が和らぐんだって』
男「へえ、いいじゃん」
男「でもやっぱ名前が酷いな」
女『今夜からこれ巻いて寝ることにする♪』
男「それで頭痛がひくといいな」
女『ていうか、早速巻いてみる』
男「…ガッカリグッズじゃありませんように」
311 = 180 :
女『冷たい!!なにコレ!!』
男「湿布なのか??」
女『うひゃああああああ』
女『痛い!!首筋が痛い!!』
男「おおお、悶絶してるな」
女『ひゃあああああああ』
男「ガッカリグッズだったか…」
女『あれ??ちょ、気持ちいい…??』
男「あれ??」
312 = 180 :
女『やったー快調だよ!!』
男「あれ…意外」
女『最近あんまり頭痛は出てなかったけど、万一ってことがあるからね』
女『予防もかかさないのさ!!』
男「おう、それがいい」
女『あなたも頭痛に悩まされたら、ズキンシップ!!』
男「いやーおれは遠慮しておくよ」
女『ズキンズキン!!』
男「それ痛いときの効果音だろ」
313 = 180 :
【20××.12.25 20:00】
女『先輩からマフラーもらったああああ』
男「おお、おめでと」
男「ふっ切ったんじゃなかったのか」
女『暖かいよう』
男「ていうか今までマフラーなしで生活してたのか」
男「バイクじゃ寒いだろうに」
女『あとねえ、別の部署の男の人から、アピールされたよう』
男「お」
314 = 180 :
女『メアド渡されてーよかったらメールくださいっみたいな』
男「へ、へえ」
男「モテるんだなあ」
女『まあ、まだメール送ってないんだけど』
男「…」
女『どうすればいいかなあ』
男「ん、どうすればって」
男「好きなようにしてみれば??」
女『思い切って送ってみようかなあ』
女『でもなあ、どうしようかなあ』
男「悩むんだったら、やめとけば」
男「…」
315 = 180 :
女『まあ、明日考えよ』
男「…」
女『おやすみ!!』
男「ん、おやすみ」
ガチャリ
男「なんだおれ、妬いてんのか??」
男「みっともねえ」
男「男だったらさ、応援してやれよ」
男「…くそ」
316 = 180 :
【20××.12.29 19:00】
女『今日は仕事納め!!』
男「お、おつかれ」
女『今年もあと少しだね!!』
男「そうだな」
男「あんまり実感ないけどなあ」
女『年賀状はもう出した??』
男「いや、出さない派」
女『私は可愛いイラスト描いてもう出したよ♪』
男「へえ、絵描くのか」
男「今までそんな話出なかったのに」
317 :
318 = 180 :
女『あ、そういえばね、前メアドくれたって言ってた人いるじゃん』
男「お、おう」
女『やっぱりメールしなかったの』
男「…」ホッ
男「いやいや、なんでホッとするんだよ、おれ」
女『あの人ねえ、他にもいっぱいメアド渡してたんだって』
男「そっか」ホッ
男「悪い男にひっからなくって、よかった」
男「っていう安心だ、うん、おれおかしくないぞ」
319 :
【20××.12.31 23:55】
女『こんばんわー』
女『今年も残すところあと僅かですね!!』
男「おう、今日だけなんか時間が違うな」
女『今日だけはね、年越しをあなたとしたいなって思って』
女『いつもちょうどの時間に録音してたんだけど、今日だけ特別!!』
男「いやあ、今日は朝からヒマでヒマでね」
女『年越すぞー』
男「おおー」
320 = 180 :
…
女『あと5秒!!』
女『せーのお』
男「ハッピーニューイヤー!!」
女『新年明けましておめでとうございます!!』
男「ハモらなかった…」
女『いやあ、今年もどうぞよろしくお願いします!!』
男「はあい、こちらこそ」
女『でも一緒に新年を迎えてるってのに、年号が違う、干支が違うって変な気分』
男「んー」
321 = 180 :
…
女『ズバリ!!今年の目標は!!』
男「おお」
女『ああ、時間がない』
女『今年の目標は、CMの後で!!』
ガチャリ
男「…」
男「引っ張るねえ」
男「1月1日のテープは、と」
カチャカチャ
男「昼じゃねえか!!」
322 = 180 :
【20××.1.1 12:00】
女『おはよう!!』
男「寝てたのか」
女『朝寝は最高ですね!!』
女『しかもコタツで!!』
男「ちくしょう、羨ましい」
女『今からおせちを食べるよ』
男「おお、作ったのか」
女『作ったのはちょっとだけ』
女『ほとんどお惣菜です』
男「なんだ、そっか」
323 = 180 :
女『でも年末に買いこんでおいて正解だったわ』
女『しばらく外出しないだろうし』
男「まあ閉まってるしな、店も」
女『太っちゃうう』
男「運動しなさい」
男「って、おれも偉そうに言えないけども」
女『でもね、正月くらいはね、いいよね』
女『さあさあ、熱燗もいっちゃうよ~』
男「おおおい、大丈夫かよ」
女『うひょ~』
男「早いよ、酔うのが」
324 = 180 :
女『という訳で、今年の目標は、太らず!!楽しく!!おいしく!!』
男「地味に語呂が悪いぞ」
女『お酒ももう少し飲めるようになりたいし』
男「うんうん」
女『頭痛も最近やわらいできてるみたいで調子いいし』
男「…うんうん」
女『料理もうまくなりたいし!!』
男「そこ重要だね」
女『いい一年にするぞ!!』
男「頑張れよ」
325 = 180 :
【20××.1.10 14:00】
女『今日、町の方で成人式やってたよ』
男「ああ、ニュースでも、どこもかしこも成人式だな」
女『ああ、懐かしいなあ』
男「ほんの数年前だろ」
女『あなたは成人式、行った??』
男「ああ、退屈だった記憶しかないけどな」
女『私ね、成人式行けなかったんだあ』
男「どうして」
326 = 180 :
女『インフルエンザにかかっちゃってね』
男「ああ~」
女『昔から体は弱い方だったからなあ』
女『着物も予約してたのに、あ~あって感じ』
男「そりゃあ残念だったなあ」
男「やっぱ女の子にとっては大イベントなんだろうか」
女『大きくなって、初めて泣いちゃった』
男「ん…」
男「残念だったな」
女『結婚式では絶対キレイな着物着るんだから!!』
男「おお、着物派か」
女『ドレスも可!!』
男「どっちでもいいのか」
327 = 180 :
【20××.2.11 13:00】
女『先輩にバレンタインチョコをあげるべきか否か!!』
男「ううーん」
女『あなたなら、どっち!?』
男「懐かしいな」
女『どっち!?』
男「義理であげとけば??」
女『…』
女『義理じゃないの…複雑なの…』
男「なんで俺の言ったことがわかるんだよ」
女『あなたにあげたいなあ』
男「もらえるもんならもらいたいよ…」
328 = 180 :
女『手作りって、重いかなあ』
男「別に、いいんじゃね」
男「手作りで義理チョコ作る人だっているだろ」
女『…』
男「あ、手作りはやめとけ、わりとマジで」
女『頑張ってみようかな!!』
男「やめとけって」
女『よし、材料買ってくる!!』
男「あああ、もうオチが見えちゃう…」
329 = 180 :
【20××.2.12 16:00】
女『手作りチョコってどうやって作るの!!』
男「…」
女『なんでレンジの中がチョコまみれになるの!!』
男「…」
女『湯せんってなに!!』
男「…」
女『もうやだ!!』
男「ど、ドンマイ」
女『買ってきたチョコ配るもん!!』
330 = 180 :
―20××.2.14―
編集「先生、なかなか反応いいですよ」
男「あ、本当ですか??」
編集「ええ、次の週が楽しみだってファンレターが、去年の倍届きました」
男「へえーえ」
男「なんか実感わかないですね」
編集「あはは、これから実感することになりますって」
男「だといいんですけど」
編集「あ、先生、これ」
男「え??」
編集「バレンタインですので、ね」
編集「チョコレートです」
男「あ、ありがとうございます」
331 = 180 :
編集「ふ、深い意味はないので…」
男「そうですか…」
男「…」
編集「…」
編集「あ、すみません、迷惑だったら」
男「いや、頂きます」
男「嬉しいです、ほんとに」
編集「え、えへへ」
男「甘いもの、好きですし」
編集「よかったです♪」
332 = 180 :
【20××.2.14 20:00】
女『おいっす』
男「おいっす」
女『チョコ配ったら、みんな喜んでくれたよー』
男「おれも一個もらったぜー」
女『お返し楽しみ♪』
男「…」
男「お返しか…考えてなかった」
女『ま、こういうものは気持ちよ、気持ち』
男「そうだよな」
333 = 180 :
女『あなたはいくつもらった??』
男「一個だよ」
女『ファンの人からもらったりしないの??』
男「んーそういうのは届いてんのかなあ」
男「男か女かわからないようなペンネーム使ってるしね」
女『お返しはしっかりしなきゃダメだよ!!』
男「へいへい」
女『真心!!』
男「はいはい、真心ね」
女『ままごとじゃないよ!!』
男「はいはい」
334 = 180 :
…
男「はあーあ」
編集「どうしたんですか、先生」
男「ああ、ちょっと煮詰まっちゃってね」
編集「はあ…」
編集「でも、まだストックはあるんですから、そんなに焦らなくても」
男「ねえ、これ面白い??」
編集「え」
男「これ、面白いかな」
編集「ええ、私は面白いと思いますよ」
男「僕も、この世界観はとても気に入ってるんだ」
編集「ええ、いいことですね」
335 = 180 :
男「じゃあさ、読者は何を求めてるのかな」
男「この小説に」
編集「え…」
男「ハッピーエンド??どんでん返し??鬱な展開??」
男「それとも思いっきりSF方面に進んじゃう??」
編集「あ、ええと、鬱な展開は先生のカラーではないかと」
男「僕のカラーの話じゃなくてさ、この小説はどう終わるべきか、って話」
編集「ええと、私のような意見が参考になるとは思えませんが…」
男「いいんです、言ってください」
336 = 180 :
編集「これ、読者は主人公の男性に感情移入して読むわけですよね」
男「多分ね」
編集「となると、相手の女性がとても気になるわけですよね」
男「うん、そうだね」
男「僕も、そうだ」
編集「え??」
男「ああいや、気にしないで」
編集「ですから、相手の女性はもともと知っている人間のうちにいるってのはどうでしょう」
男「つまり、どんでん返し系だね??」
編集「ええまあ、私の個人的な好みの問題なんですが」
男「でも、そうなると声で気づかなかったってことだよね」
編集「うう、やっぱり苦しいですかね」
337 = 180 :
男「僕の頭から離れないバッドエンドがあるんだけど、一応聞いてくれる??」
編集「え、ええ」
男「男は毎日テープを聞いているうちに、自分の生活と彼女の話に違和感を感じ始める」
編集「…」
男「彼女が話す内容と現実に少しずつずれが生じるというか」
編集「…」
男「そこで確かめてみると、彼女はずっと病院にいたことがわかる」
男「テープはずっと病室で録音され続けていたんだ」
編集「…」
男「っていうものなんだけど、どうだろう」
編集「…」
338 = 180 :
編集「先生らしくありません」
男「いや、僕らしさはこの際どうでもいい」
男「この終わり方は、受け入れられるだろうか」
編集「そうですね、面白いと思います」
男「そうか…」
編集「でも、先生は書きたくないんでしょう??」
男「ん」
編集「書きたくないものは、書かなくていいんじゃないでしょうか」
男「ありがとう」
編集「でも先生が選んだストーリーなら、私はいいと思いますよ、なんでも」
339 = 180 :
男「もう一つあるんだけど」
編集「それも、バッドエンドですか??」
男「ええまあ、そうですね」
編集「どんな??」
男「途中まではちゃんと家での録音で、タイムカプセルは正常に作動しているわけですが」
編集「正常に作動…面白い表現ですね」
男「いつからか、彼女の未来日記になってしまうんです」
編集「つまり…書いてある日付が嘘、ということですか」
男「うん」
編集「それで、彼女は」
男「最後のテープを録音した後、死んでしまうんです」
編集「…」
340 = 180 :
男「だめですよね、やっぱり」
編集「だめってことはありませんよ」
編集「先生はご自分の好きなように書いてください」
男「んん…」
編集「無理やりハッピーエンドにしたい理由でもあるんですか??」
男「いや、別に…」
編集「確かに先生はほのぼのとしたハッピーエンドがカラーかもしれませんが…」
男「うん、その路線で行くつもりだったよ」
編集「いろいろなカラーを早く試してみてもいいんじゃないでしょうか」
編集「まだまだ新米ですからね」
男「ははww」
編集「嫌味じゃないですよ」
男「わかってるって」
341 = 180 :
…
男「あれから、試行錯誤して、なんとか形になりそうだ」
女『でねー』
男「君に、おれの言葉が届いたら、本当にいいんだけどなあ」
女『あはは』
男「小説のことも、君に対する気持ちも、話してしまえればいいのに」
女『そしたらマキさんがねー』
男「なんで…」
女『www』
男「聞いてくれないんだろうね、君は…」
女『そういえば最近ゴウちゃんが元気ないの…』
男「おれの話も、聞いてくれよ…」
342 = 180 :
男「これが…最後のテープか…」
【20××.3.19 18:00】
女『こんばんは』
男「おう」
女『今日でこのテープも、ちょうど一年だね』
男「ああ、そうか」
女『あなたは、全部、聞いてくれた??』
男「ああ、全部聞いたよ」
女『えへへ、楽しかったよ』
男「…おれもだよ」
女『私謝らないといけないことがあるの』
男「え」
女『ごめんね』
男「どういうこと??」
343 = 180 :
女『私、ひとつだけ、あなたに嘘をついたの』
男「嘘??」
女『私、どうかしてたんだわ』
女『あなたがこのテープを聞いてくれなかったら、タイムカプセルは永久に地面の中』
女『それは、嫌だったの』
女『だから、あなたが私の声を聞いてくれますようにって、嘘をついたの』
女『単なる私のわがままなんだけど…ね』
女『結局嘘でしたって、言ってなかったのよね』
男「どういうことだ??」
女『でもきっとあなたは、もうわかってるんじゃないかしら』
女『許してくれる??』
男「許すもなにも、嘘って何なんだ」
344 = 180 :
男「嘘…」
男「まさか…やっぱり君は日付を…」
男「いや、それとも、毎日の出来事は全部ただの妄想だったのか??」
男「やめてくれ…君は…元気で…このテープに言葉を吹き込んでいてくれなきゃ…」
女『本当にごめんなさい』
男「嫌だ、そんなの」
男「君はどこにいるんだ」
男「病院なんかにいないでくれ」
男「いや、元気で、生きていてくれよ!!」
男「じゃなきゃ僕は…」
345 = 180 :
女『あともう一つ、謝らなきゃ』
男「え」
女『今日、あなたの世界では「土曜日」よね??』
男「あ、ああ、確かに今日は土曜日だ」
女『ということは、あなたの世界にいる私も、土曜日なわけ』
男「君の、1年後の、君か」
女『私のわがままに付き合ってくれる??』
男「わがままって、何の」
女『ずっと私の言葉を受け止めてくれていたあなたに、正面からぶつかってみたくなったの』
女『このテープが終わったら、あなたに会いに行くわ』
346 = 180 :
男「…」
男「は??」
女『ごめんね』
女『もし嫌だったら、居留守でも使ってね』
女『チャイムを鳴らして、あなたが出なかったら、諦めるから』
男「お、おいおい、マジか」
女『この家にいるあなたがテープを聞いていなかったら、すぐに帰るから』
女『じゃあ、1年間、楽しかった』
女『ありがとう』
男「お、おい」
女『じゃあね』
ガチャリ
男「…」
男「じゃあ、君の言った嘘っていうのは…」
そういえばもうすぐ4月だな、と、なぜかふとカレンダーに目がいった。
男「4月…嘘…4月…嘘…」
チャイムが鳴った、気がした。
★おしまい★
347 :
四月…まさか!
乙でした!楽しかったのです!
348 :
乙!
しかしオチの意味が解らない
350 :
楽しんでいただけてよかったです
よかったらこちらも見てみてね
http://hamham278.blog76.fc2.com/
>>348
女『私、ひとつだけ、あなたに嘘をついたの』
↓
嘘をつくと言えば何月何日??
↓
その日のテープで言ったことは嘘だった
↓
なんだうそか
みんなの評価 : ▲
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