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元スレ【新ジャンル】「台詞系SS総合スレ」( ^ω^)
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ここは新ジャンル系、ブーン系、台詞系の総合スレです
単発スレを立てる前に、まずはこのスレの利用を検討してみて下さい
また、単発スレを立てたい方は↓の≪単発スレについて≫をお読み下さい
≪過去スレ≫
台詞系SS総合スレ
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1250934033/
≪注意点≫
このスレは常時age推奨です
≪単発スレについて≫
創作発表板はVIPと違い、放っておいてもスレが落ちません
新ジャンルなど台詞系の単発スレを立てるときは、
そのスレを>>1000か容量いっぱいまで投下する心づもりで
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台詞系SS総合スレ
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創作発表板はVIPと違い、放っておいてもスレが落ちません
新ジャンルなど台詞系の単発スレを立てるときは、
そのスレを>>1000か容量いっぱいまで投下する心づもりで
男「はい。では台詞系SSについて紹介します」
女「えーと、こういう風に台詞のみで物語展開させてくのが台詞系SS?」
男「いきなり理解しちゃったら、俺要らないだろ……」
女「地の文で行動説明出来ないとなると、会話以外の行動の表現はどうするの?」
男「それは……実際にやって見せるか。俺の頭ちょっと小突いてくれ」
女「こう?」
ガスッ
男「痛っ! 誰が殴れと……。こ、このように擬音で行動の表現も出来る」
女「なるほどね。絶対会話だけ、って訳でもないんだ」
男「会話のみでも表現できるけどな。例えば、今のやりとりなら擬音はなくても問題ない」
女「んー、なんか難しそうね」
男「やってみればそうでもないぞ。不安なら他の人の作品を見て参考にするといい
男女が主体の『新ジャンル』や、他にも姉弟、兄妹、魔王や騎士、二次創作なんかもある」
女「形式が決まってるだけで、内容はなんでもありって事ね」
男「そういうこと。書いたことがある人もない人も、気にせずにどんどん投下していって下さい」
女「以上、長くなりましたが前説でした」
女「えーと、こういう風に台詞のみで物語展開させてくのが台詞系SS?」
男「いきなり理解しちゃったら、俺要らないだろ……」
女「地の文で行動説明出来ないとなると、会話以外の行動の表現はどうするの?」
男「それは……実際にやって見せるか。俺の頭ちょっと小突いてくれ」
女「こう?」
ガスッ
男「痛っ! 誰が殴れと……。こ、このように擬音で行動の表現も出来る」
女「なるほどね。絶対会話だけ、って訳でもないんだ」
男「会話のみでも表現できるけどな。例えば、今のやりとりなら擬音はなくても問題ない」
女「んー、なんか難しそうね」
男「やってみればそうでもないぞ。不安なら他の人の作品を見て参考にするといい
男女が主体の『新ジャンル』や、他にも姉弟、兄妹、魔王や騎士、二次創作なんかもある」
女「形式が決まってるだけで、内容はなんでもありって事ね」
男「そういうこと。書いたことがある人もない人も、気にせずにどんどん投下していって下さい」
女「以上、長くなりましたが前説でした」
新ジャンル「 」
男「たーらーいまー。おーい、 、居ないのか?」
男「暑いからアイス買ってきたんだけど、はやく食べないと溶けるぞ?」
「食べるー!」
男「頼むからさ、気配消すの止めてくれる?」
新ジャンル「 , 」
男「あーくそっ、あっちーなーもう。勘弁してくれよまったく」
男「クーラーでも付けるか……。そもさんっ!!」
「せっぱ!」
「せっぱぁっ!」
男「三人居りゃいいか。うん、だからね、気配消すの止めてくれる、二人とも」
新ジャンル「」
男「ただいまーの後はガラガラして、ガラガライソジンジン」
男「やれやれ、大黒柱の帰宅におかえりもなしか」
男「おーい、 ちゃんや、そろそろなんか言ってくれんと、俺ぐれちゃいますよー」
男「なんか言ってよ、頼むからさ」
「ただいまんこー!!」ガチャッ!!
男「あぁ、一行あけね。そうね、それが一般的よね」
んー、流石にこれは既出かな?
男「たーらーいまー。おーい、 、居ないのか?」
男「暑いからアイス買ってきたんだけど、はやく食べないと溶けるぞ?」
「食べるー!」
男「頼むからさ、気配消すの止めてくれる?」
新ジャンル「 , 」
男「あーくそっ、あっちーなーもう。勘弁してくれよまったく」
男「クーラーでも付けるか……。そもさんっ!!」
「せっぱ!」
「せっぱぁっ!」
男「三人居りゃいいか。うん、だからね、気配消すの止めてくれる、二人とも」
新ジャンル「」
男「ただいまーの後はガラガラして、ガラガライソジンジン」
男「やれやれ、大黒柱の帰宅におかえりもなしか」
男「おーい、 ちゃんや、そろそろなんか言ってくれんと、俺ぐれちゃいますよー」
男「なんか言ってよ、頼むからさ」
「ただいまんこー!!」ガチャッ!!
男「あぁ、一行あけね。そうね、それが一般的よね」
んー、流石にこれは既出かな?
新ジャンル「しにがみ」
姉「……」
弟「顔色悪いよ。大丈夫?」
姉「……なんか変な神さまに取り憑かれたー」
神「変なとは失礼な――今年の夏は暑すぎるから自力で動きたくないだけですよ!」
姉「出てけーーーーーーーーーー!!!!!!」 ぐゎし
神「あっはっはっ。自分で自分の髪掴んでなにやってんですか貴女?」
弟「……」
弟「そういや今日って立秋だっけ」
神「へぇ」
姉「現実逃避してねーで、なんとかしろー!」
姉「……」
弟「顔色悪いよ。大丈夫?」
姉「……なんか変な神さまに取り憑かれたー」
神「変なとは失礼な――今年の夏は暑すぎるから自力で動きたくないだけですよ!」
姉「出てけーーーーーーーーーー!!!!!!」 ぐゎし
神「あっはっはっ。自分で自分の髪掴んでなにやってんですか貴女?」
弟「……」
弟「そういや今日って立秋だっけ」
神「へぇ」
姉「現実逃避してねーで、なんとかしろー!」
姉に神が憑いたのですよ……ええ
姉に神、です……
ごめん
そぼろ煮が焦げ付いちゃってちょっといらついてたんだ……
姉に神、です……
ごめん
そぼろ煮が焦げ付いちゃってちょっといらついてたんだ……
新ジャンル「ツン-デレ」
-図書館-
男「……セマ-タネ……タノ-ツワ……」
男「……ツン-デレ……っと。あった、これだこれだ」 すっ
ぱらぱら
男「デオキシリボ核酸、デオキシリボ核酸っと……」
男「……」
男「んー。こいつもあんまし詳しくないなあ……」
男「もっと詳しく載ってる事典は府立まで行かなきゃ無いかあ……」
-図書館-
男「……セマ-タネ……タノ-ツワ……」
男「……ツン-デレ……っと。あった、これだこれだ」 すっ
ぱらぱら
男「デオキシリボ核酸、デオキシリボ核酸っと……」
男「……」
男「んー。こいつもあんまし詳しくないなあ……」
男「もっと詳しく載ってる事典は府立まで行かなきゃ無いかあ……」
新ジャンル「ツンデレベル」
女「もう、しょうがないバカね。ほら」 すっ
男「お、悪りぃ! 助かった!」
女「別にあんたにあげたいわけじゃないし」
女「ただ使いではないけど捨てるにはもったいなかったから
ちょうどよかっただけよ」 くるっ
男「おいおい、俺は引き出しの奥の方かよー」
女「……はぁ」
友「相変らず素直に言えない子ねー」
女「う、うるさい! そんなんじゃないっつってるでしょ!」 かあっ
友「はいはい。でもね、いつまでもそんなこと言ってると……」
天の声『 おんな は けいけんち 38 を てにいれた! 』
女「……ッ!」
天の声『 おんな の レベルが あがった! 』
天の声『 すなおさが 3 さがった! 』
天の声『 あたりのきつさが 2 あがった! 』
天の声『 したしさが 2 さがった! 』
友「あーあ……」
女「べ、別に関係ない! ツンデレベルが上がったからって何の関係があるってのよ!」 じわっ
友「ヘイその割には涙目だよキミィ?」
女「もう、しょうがないバカね。ほら」 すっ
男「お、悪りぃ! 助かった!」
女「別にあんたにあげたいわけじゃないし」
女「ただ使いではないけど捨てるにはもったいなかったから
ちょうどよかっただけよ」 くるっ
男「おいおい、俺は引き出しの奥の方かよー」
女「……はぁ」
友「相変らず素直に言えない子ねー」
女「う、うるさい! そんなんじゃないっつってるでしょ!」 かあっ
友「はいはい。でもね、いつまでもそんなこと言ってると……」
天の声『 おんな は けいけんち 38 を てにいれた! 』
女「……ッ!」
天の声『 おんな の レベルが あがった! 』
天の声『 すなおさが 3 さがった! 』
天の声『 あたりのきつさが 2 あがった! 』
天の声『 したしさが 2 さがった! 』
友「あーあ……」
女「べ、別に関係ない! ツンデレベルが上がったからって何の関係があるってのよ!」 じわっ
友「ヘイその割には涙目だよキミィ?」
新ジャンル「ツンデレベル」
ベル『ワトソン君。用事がある、ちょっと来てくれたまえ』
ワトソン「ついに電話が完成したんですか! やりましたね先生!」
ベル『か、勘違いしないでくれたまえ!』
ワトソン「は、はぁ」
ベル『私はこぼした薬品を君に拭かせるために、たまたま完成した電話で君を呼んだんだ。
別に完成を君に知らせたくて呼んだんじゃないんだからな!』
ワトソン「はいはいおめでとうございます。とりあえずそちらに向かいますよ」
ベル『ワトソン君。用事がある、ちょっと来てくれたまえ』
ワトソン「ついに電話が完成したんですか! やりましたね先生!」
ベル『か、勘違いしないでくれたまえ!』
ワトソン「は、はぁ」
ベル『私はこぼした薬品を君に拭かせるために、たまたま完成した電話で君を呼んだんだ。
別に完成を君に知らせたくて呼んだんじゃないんだからな!』
ワトソン「はいはいおめでとうございます。とりあえずそちらに向かいますよ」
辛ジャンル「ヤンデレベル」
男「お客さま! お客さまの中に、レベルドレインが使える方はいらっしゃいませんか!!!???」
男「お客さま! お客さまの中に、レベルドレインが使える方はいらっしゃいませんか!!!???」
ベル「リン、リン、リン」 (あー暇だわ・・・暇すぎて風も吹いてないのにリンリン鳴いちゃうわ……。
だいたい私が外の景色を見るときは、どうして暑い日ばっかりなのかしら……暑いの苦手なのに…)
キィ……、 ガチャ
ベル「チリンリンリリン」 (あ、やっと男が帰ってきたみたい♪
…って、ちょっと誰よその女!!きいてないわよ!)
キャッキャウフフ でさーそれでさー うふふw
ベル「リンリン」(キーッ!!よりにもよって私がいる縁側のところでいちゃついてるわ!
許せない・・・男をたぶらかしやがって!)
そして時間は経ち……男と女はいいムードに
ベル「……リン……」 (あぁ……何よ何よ何よ……。
私が頑張って鳴いてるのに……なんだか二人のムード良くしてるだけみたい)
男(……今の雰囲気なら……今日こそ初キス…)
男「女」 スッ
女「……」 ピクン
男「い、いいよね?」
女「…ん」
スススッ
ベル (ああっ……イヤイヤイヤ……いや……)
ベル「リンリンリンリン!!!!」 (うわあああああああああああん!!!!)
男「うわあっ!な、なんだ!?」
女「!?」
正直すまんかった……
だいたい私が外の景色を見るときは、どうして暑い日ばっかりなのかしら……暑いの苦手なのに…)
キィ……、 ガチャ
ベル「チリンリンリリン」 (あ、やっと男が帰ってきたみたい♪
…って、ちょっと誰よその女!!きいてないわよ!)
キャッキャウフフ でさーそれでさー うふふw
ベル「リンリン」(キーッ!!よりにもよって私がいる縁側のところでいちゃついてるわ!
許せない・・・男をたぶらかしやがって!)
そして時間は経ち……男と女はいいムードに
ベル「……リン……」 (あぁ……何よ何よ何よ……。
私が頑張って鳴いてるのに……なんだか二人のムード良くしてるだけみたい)
男(……今の雰囲気なら……今日こそ初キス…)
男「女」 スッ
女「……」 ピクン
男「い、いいよね?」
女「…ん」
スススッ
ベル (ああっ……イヤイヤイヤ……いや……)
ベル「リンリンリンリン!!!!」 (うわあああああああああああん!!!!)
男「うわあっ!な、なんだ!?」
女「!?」
正直すまんかった……
辛ジャンル「マンホールの蓋の精」
車「ぶろろろろろろろろ――」
精「ぎゃああ! また来たぁ!!」
ドグシャッ!!!
精「はぁ……はぁ……はぁ……死ぬかと思――
トラック「ゴオオオオオオオ――」
精「うわあああああああああああ!!!!」
メキグジャズリャッ!!!!
精「はぁーっ! はぁーっ! はぁーっ!」
男「悲鳴の割にはぴんぴんしてるし……」
精「そりゃあマンホールの蓋は、
ちっちゃななりでも橋並の強度を持ってますからね!」 えっへん
男「……いやならそっからどけよ」
精「マンホールの蓋の精なんだから仕方ないでしょう!」
男「まあ好きにしてk――
車「ごとんごとん――」
精「いいいいやあああああああああああああ!!!!!!!!」
ブチブチグジャゴブギャッ!!!!!
男「車からは普通に蓋にしか見えないってのが、なぁ……」
男「何でもかんでも擬人化すりゃいいってもんじゃないっつうことだな」
男「つか、おまえ、妖精の国から何しに来たの?」
車「ぶろろろろろろろろ――」
精「ぎゃああ! また来たぁ!!」
ドグシャッ!!!
精「はぁ……はぁ……はぁ……死ぬかと思――
トラック「ゴオオオオオオオ――」
精「うわあああああああああああ!!!!」
メキグジャズリャッ!!!!
精「はぁーっ! はぁーっ! はぁーっ!」
男「悲鳴の割にはぴんぴんしてるし……」
精「そりゃあマンホールの蓋は、
ちっちゃななりでも橋並の強度を持ってますからね!」 えっへん
男「……いやならそっからどけよ」
精「マンホールの蓋の精なんだから仕方ないでしょう!」
男「まあ好きにしてk――
車「ごとんごとん――」
精「いいいいやあああああああああああああ!!!!!!!!」
ブチブチグジャゴブギャッ!!!!!
男「車からは普通に蓋にしか見えないってのが、なぁ……」
男「何でもかんでも擬人化すりゃいいってもんじゃないっつうことだな」
男「つか、おまえ、妖精の国から何しに来たの?」
新部活「水道部」
蛇口「じゃああぁぁ――――」
女 じー
男 「……」
女 じー
男 「ねえ」
女 じー
男 「そろそろ、水、もったいなくない?」
女 「それをいうなら剣道部は道場の場所が、茶道部はお茶っぱがもったいないよ」
男 「いやそれはない」
男 「そもそも流れる水を見てなにが楽しいのか」
女 「そのまま飲める水がいつでも出てくる……」
女 「これはどんな近未来SFなんかよりずっとすごい文明なんだよ? わかってる?」
女 「それを見ていて、飽きるだの面白くないだのいう発想が出てくるキミの方が不思議だよ」
男 「さいですか……」
蛇口「じゃああぁぁ――――」
女 じー
先生「こらぁー! おまえら、また水道で遊んで!!」
女 「やべぇ! 顧問が来た!! 逃げろぉ~!!」 だっ
男 「顧問が来たら逃げる部活ってなんだよ!? 蛇口閉めてけ!」 きゅっ
蛇口「じゃああぁぁ――――」
女 じー
男 「……」
女 じー
男 「ねえ」
女 じー
男 「そろそろ、水、もったいなくない?」
女 「それをいうなら剣道部は道場の場所が、茶道部はお茶っぱがもったいないよ」
男 「いやそれはない」
男 「そもそも流れる水を見てなにが楽しいのか」
女 「そのまま飲める水がいつでも出てくる……」
女 「これはどんな近未来SFなんかよりずっとすごい文明なんだよ? わかってる?」
女 「それを見ていて、飽きるだの面白くないだのいう発想が出てくるキミの方が不思議だよ」
男 「さいですか……」
蛇口「じゃああぁぁ――――」
女 じー
先生「こらぁー! おまえら、また水道で遊んで!!」
女 「やべぇ! 顧問が来た!! 逃げろぉ~!!」 だっ
男 「顧問が来たら逃げる部活ってなんだよ!? 蛇口閉めてけ!」 きゅっ
マンホールの精が轢かれた姿を一瞬想像して、あまりのリアルさに後悔したw
銀紙の精よりマシ
その生態を追究してみたことがあるけど
到底絵にできない無残な結果になった
その生態を追究してみたことがあるけど
到底絵にできない無残な結果になった
新ジャンル「アルミホイル」に遊びに行ったときのこと思いだしたw
新ジャンル「葱」
女「ん~」 ずいっ
男「……」
女「んん~!」 ずずいっ
男「……」
男(焼き葱を一本丸々くわえて先っぽをこっちに突きつけられても、どうすれば……)
女「ん~」 ずいっ
男「……」
女「んん~!」 ずずいっ
男「……」
男(焼き葱を一本丸々くわえて先っぽをこっちに突きつけられても、どうすれば……)
女「ピーマンの肉詰めに対抗して、葱の葱詰めつくってみたよっ!」
男「太葱はそういうふうに料理するもんじゃないと思う」
女「つまり、葱の青いとこの中に、刻んだ白いとこを……」
男「解説してもらわなくてもわかってるから」
女「それを葱油でからっと素揚げして、揚げたてを葱ドレッシングにつけて食べる!」
男(あれ……なんだかだんだん美味しそうに聞こえてきたぞ?)
男「焼いた太葱に刻んだ細葱かけて食べるのって、なんか、重複してね?」
女「葱味噌と葱醤油、どっちで食べる?」
男「聞けよ人の話」
女「おはよー」
男「うわっ葱くさ!」
女「?」
男「葱食いまくったらちゃんと歯を磨け!」
女「磨いてるよ?」
男「歯磨き粉つけ……はッ!?」
女「……」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
男「まさか!」
女「そう……」
女「『葱エキス配合歯磨き粉』だッ!!!!!」
男「作るなあああ!!」
男「ねるねるねるねに葱を入れる人って初めて見た……」
女「だっておかしだけじゃ身体に悪いじゃん」 ねりねり
男「葱タン塩から葱だけとってお肉を捨てるのはやめろ」
女「お寿司だって元々はごはんでお魚を発酵させて、ごはんは捨ててたんだよ?」
男「捨てるんならくれよ肉」
女「? わたし、人に残飯を食わせる趣味はないよ?」
女「葱を食えない犬猫は、きっと、この星に見捨てられたサタンの仔」 げしっ
男「やめろ動物をいじめるな!」
女「おまたせー」
男「……食ってたろ? 歯に葱ついてるよ」
女「つ……付けてんのよっ」
男「なにそのお歯葱?」
女「ヒトの非はネギの義によってのみ救われるのよ!」
男「頼むから宗教だけは始めんといてできれば創作葱料理もそろそろやめて」
女「葱とお醤油を越えるベストカップルなんてこの地球上には何一つ存在しないよね」
男「そうか」
女「あとは遺伝子操作でお醤油成分含有葱を開発するだけか」
男「無理をすればできそうな気がしないでもないところが怖い」
女「ウフフフ……葱香水にお醤油の香りを少々ブレンド。これでもうわたしは美味しそう!」
男「あああ……性欲的な意味じゃなく食欲的な意味で食いたいこの女っ」
女「熱帯だと葱もジャングルになるのかなあ……シダみたいに」
男「葱の原産地はシベリアだよ」
女「そっかあ……じゃあシベリアに行けば葱のジャングルがあるんだあ……行ってみたいなあ」
男「シベリア舐めんな」
女「太葱をお箸にすれば、ごはんのあとそのまま食べられて便利だよね」
男「その白くて固い棒、どう見ても生なんですが、それでも最後に食べなきゃいけませんかね?」
女「うん。誘惑に負けてごはん終わってないのに途中で食べたりしちゃだめだよ?」
男「いやそうじゃない」
男「コーヒー、砂糖かミルク、入れる?」
女「あ、刻み葱はいつもタッパで持ち歩いてるからお構いなく」
男「コーヒーに葱っ!?」
男「花瓶のお花がいつの間にか葱になってるんですが」
女「すぐ根っこが葱臭くなってどろどろになるから、水は最低日に二回は替えてね」
男「花はどこにいったの?」
すー ぷすー ぷすすー ぶすー
男「……」
男「…………おいっ!」 がらっ
女「やあ」
男「真夜中に人んちの窓の外でなにを吹いてんの」
女「下仁田に穴開けて葱笛作ってみたんで、ちょっと聞かせてあげようと」
男「明日にして。いやむしろ来世でいい」
女「もしゃもしゃ」
男「なぜ食う!?」
女「葱は食べるものだよ?」
男(うわぁ……葱油だけかと思ったらこいつんちの調味料、
葱醤油に葱酢、葱味噌に葱塩まであらぁ……)
男「……」
男「……ああっ! やっぱり、七味の中に乾燥葱の細かいのが入ってる!!」
女「……」
男(デート中ずっとぼうっとしてたけど、体調でも悪いのかな?)
女「ねえ」
男「ん?」
女「葱ってさ、青いとこも白いとこみたいにぎっしり詰まってたら、どんな味になってたと思う?
ずっと考えてたんだけど……
男「俺はデート中、ずっとそんなことを考えられていたのか?」
女「……あれ? その葱、ちょっとおうどん入れ過ぎじゃないの?」
男「葱山の上にうどんが三本だけ乗っかってるその珍妙な丼はいったいなんなんだ?」
女「ん」 ずいっ
男「葱? くれるの?」
女「当たり付きだよ」
男「……」
男「中に芋虫がいるんですが」
女「大当たり~」
女「ちょっと寝っ転がって」
男「?」 ごろん
女「動かないでねー」
かぱっ
男「なぜそこで葱タッパを開ける!?」
女「キスの薬味にと思って……」
男「キスに薬味ってとこにつっこめばいいのか、それが葱ってとこにつっこめばいいのかどっちだ!?」
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