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    元スレ【新ジャンル】「台詞系SS総合スレ」( ^ω^)

    新ジャンル覧 / PC版 /
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    751 = 739 :

    ガチャリ

    博士「ただいま」

    助手「あれ、ハカセ、忘れ物ですか」

    博士「ん、いや、夜の散歩に行って来たんだよ」

    助手「いやいやいや、さっき出て行ったばかりじゃないですか」

    博士「さっき??」

    助手「自動怪談マシーンで遊んで、それで、ついさっき」

    博士「ワシ、1時間ほど前に出て行ったんじゃが」

    助手「え??」

    博士「助手君、君、誰と喋ってたんだね??」

    助手「え??」

    助手「そういえば今日はあまり会話がかみ合ってなかったような……」

    助手「……え??」


    【博士と助手 9】おわり

    752 :

    >>715
    上の人とは逆の感想になってしまいますが
    自分は、後半のシリアス部分が良かったと思いました

    前半部は、正直「またよくある勇者魔王ものか・・・」と半ばうんざりした感じで読んでいたのですが、
    テンポが良かったのでスルッと読めました。
    そのまま終わってしまえばなんの印象も残らなかったように思うけれど、後半部(エピローグ?)の
    シリアス的味付けが良いギャップを演出していたし、居酒屋の打ち上げも良い雰囲気で気持よく読めました。

    また投下して下さい。がんばってね!



    >博士と助手
    投下乙です!
    これ好きです、このゆる~い感じがww

    753 = 739 :

    ちなみに>>750をよーく読むと……ブルブル

    754 :

    755 :

    >753
    何度か読み返してやっと気づいた

    756 :

    >>755
    わかんない

    757 :








    758 :

    【博士と助手 10】


    助手「ハカセ!! 水道が止められました!!」

    博士「なんじゃと」

    助手「水道料金払ってませんでしたっけ」

    博士「ううむ、どうじゃったかな」

    助手「曖昧なんですか!?」

    博士「通達が来ていたような……来ていなかったような……」

    助手「なんにせよ止まってます!!」

    助手「非常事態です!!」

    759 = 758 :

    博士「まずい、朝の歯磨きができない」

    助手「いや、そこはそんなに……」

    博士「顔も洗えない!!」

    助手「いつもそんなに気を使ってましたっけ」

    博士「むむむ、お風呂も入れない……」

    助手「ハカセは二日にいっぺんじゃないですか」

    博士「そうだっけ」

    助手「そうですよ」

    760 = 758 :

    博士「ご飯……炊けない……」

    助手「そうですよ、ご飯がピンチです!!」

    博士「朝は白米とみそ汁以外認めないぞ!!」

    助手「パン派な私は平気ですが」

    博士「白米!! 白米!!」

    助手「でもご飯でパンを作る炊飯器も発明されていますよね」

    博士「あれはあり!!」

    助手「ありなんだ」

    761 = 758 :

    博士「今日の朝ご飯は??」

    助手「水が使えないのでトーストとスクランブルエッグです」

    博士「わーお、貧乏な研究所にしては素敵な朝食」

    助手「ハカセがもっともっと発明してくれたら生活も楽になるんですけどねえ」

    博士「……」

    助手「なんですか??」

    博士「いや、助手君、お母さんみたいだな、と思ってさ」

    助手「誰がお母さんですか」

    博士「お母さん、ケチャップとって」

    助手「誰がお母さんですか」

    762 = 758 :

    ……

    助手「ハカセ、今度はガスが止められました」

    博士「なんと!!」

    助手「昨日はお風呂をなんとか我慢してやり過ごしましたが、ガスまで止まると……」

    博士「ご飯が炊けない!!」

    助手「ええ、それは昨日からです」

    博士「みそ汁が沸かせない!!」

    助手「ええ、それも昨日からです」

    763 = 758 :

    博士「むむう、これはピンチじゃ」

    助手「発明でなんとかなりませんか??」

    博士「あれは出したくなかったが……」

    助手「え、なにかあるんですか!?」

    博士「ワシの……人生一回きりの最終奥義じゃ!!」

    助手「そんな最終回っぽく言われても!!」

    博士「ジャカジャン!!」

    助手「いつもより迫力がある!!」

    博士「パンでご飯が作れる炊飯器!!」

    助手「内容はいつも通りだった!!」

    764 = 758 :

    博士「つまりこれにパンを入れて炊くとご飯になるという……」

    助手「逆バージョンですね」

    博士「これはワシが初めて作ったんじゃ」

    助手「まあ……そうでしょうね」

    博士「というわけで助手君、ご飯を炊いてくれ」

    助手「え、ええ、食パンしかありませんが」

    765 = 758 :

    ピーッ ピーッ

    博士「どれどれ」パカ

    助手「……確かにご飯ですね」

    博士「うむ」

    助手「ちょっと茶色いのが気になりますが」

    博士「この際仕方ない」

    助手「ちょっとパサパサしてます??」

    博士「水が出ないから仕方ない」

    助手「みそ汁はどうしますか」

    博士「ジャカジャン!! 集水湯沸かし器!!」

    助手「ほう」

    766 = 758 :

    博士「これを使うと、空気中の水分を集めて、湯が沸かせるという寸法じゃ」

    助手「へえーすごいじゃないですか」

    博士「じゃあこれで早速みそ汁を……」

    助手「ん??」

    博士「ん??」

    助手「これ使えば、普通にお米が炊けましたよね」

    博士「……ソウダネ」

    助手「まさかわかってなかったのでは」

    博士「……」

    助手「図星ですね」

    767 = 758 :

    博士「ま、まあいいじゃないか」

    博士「とりあえずスイッチオン」

    ピッ

    助手「どれくらいかかるんですか」

    博士「ううん、実験してないから、よくわからないんだよねえ」

    助手「まあ、気長に待ちましょう」

    博士「それにしても、助手君、喉が乾かないかね」

    助手「水が止まってますからねえ」

    博士「肌もなんだかカサカサしてきたねえ」

    助手「唇もカサカサに……」

    博士「……」シオシオ

    助手「……」シオシオ

    助手「は、早く止めてください!!」シオシオ


    【博士と助手 10】おわり

    768 = 758 :

    とりあえず区切りのよい10本でいったん終了ということで
    読んでくださった人、ありがとうございました

    771 :

    .

    772 :

    「ねえ、男くん。台詞系ってなに?」

    「こんなふうに、台詞だけでストーリーが進む形式のことさ」

    「こういうのはここに投下すればいいわけね」

    「そうだね、単発立てるより読んでもらえたり感想もらえる率が上がると思う」

    「それはなぜ?」

    「住人の中には、単発にうんざりしてる人もいるからじゃないかな」



    台詞系はこちらへ!

    773 :

    パイレーツ・キング!!

    書いてくからよろしくな!! どんっ!

    774 = 773 :

    第1話 「韋駄天族」
    とある島の船工場

    デップ「親父!おれ海賊になるっ!」どんっ!

    ウィルス親父「ダメだ。お前はオレの後をつぐ船大工になれ!」

    デップ「嫌だ!!おれは広い海に出るんだ」

    デップ、親父を殴る

    しかし、全く利いていない! どんっ!

    ウィルス親父「未熟もんが!子には親は超えられんのだ!」

    ウィルスが木材でデップをぶん殴った!

    デップ「い、いてぇ!」

    ウィルス「がはは。この程度の攻撃も避けられなくちゃ海に出るのは無理だな」どんっ!

    デップ「く、そお――ッ!」

    その後、デップはビヨンセ(船大工見習いの少女)の家で頭のケガを治療してもらった

    ビヨンセ「デップ!どうして海賊になるなんていいだしたのよ!」

    デップ「世界が見たくなったんだ。こいつを見てな」

    ビヨンセにデップが新聞記事を渡す

    ビヨンセ「…………!パイレーツキング・シルバーロジャーがデミー山で滑落死!?」どどんっ!

    デップ「シルバーロジャーが死んでパイレーツキングの座が空いた!また大海賊時代がやってくる!

     男に生まれた以上、天下をとるのも悪くないだろ?」どーん!

    ビヨンセ「デップあんたスケールが大きすぎっ!」どんっ!

    船大工A「た、大変だーっ!2人とも」

    船大工Aがダッシュでやってきた

    デップ「どうしたんだ?そんなにあわてて」

    船大工A「工場が海賊に襲われたあ!」

    デップ&ビヨンセ「何ぃ!?」どどんっ!

    775 = 773 :

    ~ウィルスの船工場~

    木材と倒れた船大工が船工場に散らばっていた

    船大工B「……」

    船大工C「た、助けて……」

    バキューン!船大工Cの頭が銃でぶっ飛んだ

    ウィルス「で、デビッド!」

    サイ「弱い……弱すぎる」

    サイ海賊団船長 眩惑のサイ 懸賞金4万円 どんっ!

    ウィルス「よくも仲間を……」

    サイ「残るは貴様だけだ。ウィルス」

    ウィルス「木材振り回し!」

    サイ「遅すぎる……
     スタイルA」どんっ!

    サイが全ての攻撃をあっさり交わす

    ウィルス「速い!?」

    サイ「スタイルB」

    バキューン

    ウィルス「くばぁ!」吐血

    サイ「……さすがにこの程度では死ぬまい」

    ウィルス「くそっ、ただの海賊にオレが……」

    サイ「ただの海賊。ではない。残念ながらな」

    ウィルス「どういうことだ?」

    サイ「貴様の持つ王のかけらを貰いにきた」

    ウィルス「……!」

    会話を遮るように飛び出むデップとビヨンセ

    デップ「親父!」

    776 = 773 :

    ビヨンセ「な、何よこれ?なんか死にまくってる」

    ウィルス「いかん、早く逃げ……」

    サイ「邪魔だ」バキューン

    ビヨンセ「ぐへえ!」どんっ!

    ビヨンセの頭が弾け飛ぶ

    デップ「ビヨンセ――ッ!」

    サイ「次はお前だ」

    ウィルス「待てぇ!かけらについて話そう!」どどんっ!

    サイ「ほう?」

    ウィルス「その代わり息子の命は頼む」

    サイ「いいだろう」
    サイが銃を下ろす
    デップは立ち尽くした

    ウィルス「どうしてここに王のかけらがあると?」

    サイ「教える義務はない。しかし、せっかくだから教えてやろう」

    サイが懐からニンテンドーDSのような装置を取り出す

    サイ「私が以前船員をしていたデビル海賊団によって作られたものだ。その名もデビルレーダー!」どんっ!

    ウィルス「デビル……」

    デップ「レーダー?」

    サイ「デビルレーダーは電波で王のかけらを探知し、GPSによって船をそこまで導くのだ」

    デップ「王のかけらって一体?」

    777 = 773 :

    サイ「お喋りはそこまでだ」

    サイが銃を構える

    サイ「王のかけらを出せ」

    ウィルス「わ、わかった……」

    ウィルスが木材をへし折ると、中から青く輝くガラスの破片的なものが!


    サイ「すぱらしい」

    ウィルス「さぁ、これで」

    サイ「約束だったな。よし、全員死ね」

    デップ「えっ」

    ババババババパババババババババ!!!

    銃の雨が降り注ぎ、2人は蜂の巣に

    サイ「ぶぁーか。誰がお前らクズとの約束を守るかよ」どんっ!

    ???「終わったか。サイ」

    778 = 773 :

    船大工A?「始末に時間をかけたな」

    びりっ

    船大工Aがマスクをはがすと亀田興毅そっくりの男が!

    サイ海賊団航海士 ジャン どんっ!

    船大工B?「死んだふりすんのも大変よねぇ」

    ばりっ

    サイ海賊団船医 ミーナ どんっ!

    サイ「ああ、潜入調査ご苦労だったな」

    ミーナ「これでデビル海賊団に先手をとったね!」

    サイ「どうかな?ハンリュウ島にあったかけらの反応が海に移動しはじめた」

    ジャン「なにぃ?」

    ミーナ「あいつらもう」

    サイ「うかうかしていられん。すぐに二つ目のかけらを探しにかかるぞ」

    崩壊した船工場を背景にサイ海賊団3人が海を見る

    サイ「新たなパイレーツキングになるのは、韋駄天族の末裔であるこの私、サイだッ!!」どどどんっ!

    煽り:サイの冒険が始まる……!

    779 :

    2ちゃん自体への書き込みもはじめてですお邪魔します。
    セリフのみのSSですが投下させていだだきます。

    780 = 779 :

    【気が付いたら君の目の前にいた話をする。】

    「ねえ、俺がもうすぐ死ぬって言ったらどうする?」

    「とりあえず落ち着け」

    「落ち着いてるよ。実はね、俺には未来が見えるんです」

    「今度は何のアニメにはまってるんだ。未来人が出てるあれか」

    「あれではないよ」

    「マジか」

    「大マジなんだ」

    「死ぬのか」

    「どうやら死ぬらしい」

    781 = 779 :

    「そうか」

    「そうみたいだ」

    「どうしようか」

    「どうしようね」

    「何かやりたいこととか」

    「特にないね」

    「無いのか」

    「無いのさ」

    「困ったな」

    「困ったねえ」


    「そもそも何で死ぬの」

    「どっか病気みたいでね」

    「雑だな」

    「しかも治らないやつみたいでさ」

    「更に雑だな、漫画みたいな話だ」

    「漫画みたいな設定で少し嬉しいよ」

    「馬鹿か」

    「馬鹿なのかもね」

    「いつ死ぬんだ?」

    「それがわからないんだ」

    「でも死ぬんだろ」

    「うん、もうすぐ」

    「それだけわかってりゃ十分か」

    「うん、俺はもうすぐ死ぬんだ」

    782 = 779 :

    「なのに何でここにいるんだ?」

    「どういう意味かな」

    「いや、だって普通死ぬってなったら色々あるだろ」

    「遺書とか?」

    「自殺かよ」

    「違うね」

    「ほら身辺整理とか、家族と過ごすとか、恋人と過ごすとか」

    「うんうん」

    「あとは、・・・えーと、何だ?」

    「何だろうね」


    「・・・そう考えると、死ぬってわかっててもやりたいことって特別出てこないな」

    「そうだね」

    「ちょっと絶望した」

    「どうして?」

    「もし俺がお前みたいにもうすぐ死ぬってなっても、」

    「うん」

    「特にやりたいことがないってわかったから」

    「それは毎日充実してるってことじゃないのかな」

    「どういうことだよ」

    「君が悔いのない人生を送っているってこと」

    「ふうん、そんなもんか?」

    「そんなものです」

    783 = 779 :

    「折角だし旅行とかはどうだ」

    「旅行かあ」

    「行ってみたい場所とかないのか」

    「君もついてきてくれるの?」

    「場所によってはだな」

    「じゃあ京都」

    「じゃあって何だ、じゃあって」

    「修学旅行一緒にまわれなかったからさ」

    「つーかあの頃まだ喋ってもいないだろ」

    「そうだったね」

    「旅行とか出来るのか?」

    「どういう意味で?」

    「体調的な意味で」

    「大丈夫なんじゃないかな、多分」

    「雑だな」

    「自分の体だからねえ」

    「自分じゃなかったらどうするんだ」

    「きっくんなら、すごく心配する」

    「きっくんって誰だ」

    「君、って呼ぶの飽きてきたから、きっくん」

    「あだ名呼びとか仲良しみたいだろ」

    「仲良しでしょ?」

    「ノーコメントで」

    「えー」

    784 = 779 :

    「もっと驚いてくれるかと思ったのに」

    「実感ないからな」

    「俺にもないんだよね」

    「お前にないのに俺に実感あったら嫌だろ」

    「そうだよね」

    「つまりそういうことだ」

    「そういうことだね」

    「きっくんきっくん」

    「呼ばれ慣れなさすぎてむず痒い」

    「じゃあ呼び続けてあげましょう」

    「本名にかすりもしない」

    「俺だけしか呼ばない君の名前ってことだね」

    「なんか気持ち悪いぞそれ」

    「失礼だなあ」

    785 = 779 :

    「もうすぐ死ぬって言ってたけどさ」

    「うん」

    「もし今から俺がコンビニに行くとする」

    「うん」

    「スピード違反で突っ込んできたトラックにひかれるとする」

    「あらら、居眠り運転?」

    「飲酒運転かもしれない」

    「不運だね」

    「その場合病気で死ぬお前より、俺の方が先に死ぬ」

    「つまり?」

    「もうすぐ、って曖昧だな」

    「そうかもね」

    787 = 779 :

    「ふふふ、」

    「気持ち悪い」

    「酷いなあ、俺は嬉しいのに」

    「何がだ?」

    「きっくんとこうして喋れて」

    「・・・リアクションに困る」

    「もっと早くきっくんとこうしていたらなあ」

    「?」

    「ふふふ、」



    「あー腹減った」

    「何か食べたら?」

    「コンビニ行ってくっかな、お前も行く?」

    「俺はいいや、お腹すいてないし」

    「そっか、じゃーいってくる」

    「飲酒運転のトラックにひかれないようにね」

    「居眠り運転のトラックにはひかれてもいいのか」

    「それなら仕方ないよ」

    「まあ、仕方ないな」

    788 = 779 :

    「ただいま」

    「おかえりなさい、きっくん」

    「超寒かった」

    「あ、ピザまん」

    「あったかいからな」

    「もうすっかり冬だね」

    「雪はまだ降らないけどな」

    「どうせならあったかい季節に死にたかったなあ」

    「まあ、ピザまんでも食え」

    「うん」

    789 = 779 :

    「あ、」

    「どうした」

    「そろそろ帰らなきゃいけないみたい」

    「唐突だな」

    「そんなものらしいよ」

    「そんなものなのか」

    「ねえきっくん」

    「何だ」

    「実は言わなきゃいけないことがあってね」

    「唐突だな」

    「実はね」

    「告白以外で頼む」

    「えー」

    「えーじゃない」

    「仕方ないなあ。実はね、身辺整理も、家族と過ごすのも、終えて来てるの」

    「?」

    「恋人はいないからどうしようもないんだけど」

    「つまり?」

    「実はもう俺は死んでるってことです」

    「そっか」

    「そうなのです」

    791 :

    続き気になる

    792 :

    すいません仕事やら規制?やらでした。
    連続投稿しすぎるとダメみたいですね・・・!
    続きはらせていただきます。



    「もっと驚いてくれるかと思ったのに」

    「すげえ驚いてる」

    「嘘だあ」

    「一周して真顔」

    「どうもー幽霊でーす」

    「笑えない」



    「何でここにいるんだ?」

    「それが俺にもわからないんだよね」

    「死んでまで出てくるような理由とか」

    「やっぱり告白してないからかな」

    「愛されてたのか」

    「愛していました」

    793 = 792 :

    「お前馬鹿だな」

    「馬鹿なのかもね」

    「今更告白してどうするよ」

    「ううん、考えてなかった」

    「馬鹿だな」

    「でも、死んでまで告白しに来るなんて、きっくんもう忘れられないでしょう?」

    「とんだファンタジーだ」


    「本当にそろそろ行かなきゃいけないみたい」

    「そっか」

    「最後にちゅーとか」

    「しない」

    「酷い」

    「大体お前幽霊だし、触れないだろ」

    「幽霊じゃなかったらちゅーしてくれたのか、残念」

    「都合の良い頭だな」

    794 = 792 :

    「じゃあね」

    「じゃあな」

    「最後にきっくんに会えて嬉しかった」

    「漫画みたいな台詞だな」

    「大好きだからね」

    「最後の最後まで相変わらずだな」

    「本当はすっごい寂しいけどね」

    「泣かないのか」

    「きっくんが見えなくなったら泣く」

    「へえ」

    「あ、そうだ。まだ答え聞いてなかった」

    「何の」

    「最初の」

    「あれか」

    「そう、あれ」

    「聞けば?」

    「うん」

    795 = 792 :

    「ねえ、俺がもうすぐ死ぬって言ったらどうする?」

    「今すぐお前と京都に旅行に行く」

    「それはずるいよ」

    「だろ?」

    「愛してました」

    「愛されてたみたいでした」

    「じゃあね」

    「じゃあな」




    END

    796 = 792 :

    以上です。
    長々とお付き合いいただきありがとうございました。
    初めて書き込みしたため見にくかったり遅かったりあると思います。
    お邪魔しました。
    男女、など書かなかったのは性別を決めていなかったからです。
    では、いつかまたお邪魔させていただくかもしれません。
    失礼します!

    797 :

    おつです
    淡々としてるところが逆にいいですね

    798 :

    これは良い

    799 :

    淡々と進むのが逆に素敵

    800 :

    >>796
    すごい良かったー!
    こういう淡々としてるの好きだなー
    ヘンに奇をてらった感じもないし、ちょっと詩的な感じもする


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