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男「お前甘い煙草好きだよな?」
幼「?」
男「ガラムって煙草、たまたま売ってるの見たんで買ってきた。試すか?」
幼「ためす」
男「おっけ。今のより結構キツいから気をつけろよ」
◇
幼「…………」
男「…………」
幼「…………」
男「……いや、わり、まさか吐くまで吸うとは思わなかった。
つうか、そんなに重かったか」
幼「……んぅぇ」
幼「?」
男「ガラムって煙草、たまたま売ってるの見たんで買ってきた。試すか?」
幼「ためす」
男「おっけ。今のより結構キツいから気をつけろよ」
◇
幼「…………」
男「…………」
幼「…………」
男「……いや、わり、まさか吐くまで吸うとは思わなかった。
つうか、そんなに重かったか」
幼「……んぅぇ」
※下品ネタ注意
男「…………」
幼「…………」
幼「ねえ」
男「ん?」
幼「ザーメ○ってなに?」
男「!? ゲッホ! ゴホッ!……はぁ!? なんだそりゃ!?」
幼「パソコンで「甘いたばこ」でしらべたらでてきた。ピースはザーメ○のにおいだって」
男「……ないわー。あらゆる意味でないわー」
幼「しらべてみたけど、お花とかやきそばとか? よくわからなかった」
男「…………」
幼「あまいの?」
男「それはない。つかあんまり口に出すな。つか忘れろ」
幼「なにそれ」
男「いいから」
男「…………」
幼「…………」
幼「ねえ」
男「ん?」
幼「ザーメ○ってなに?」
男「!? ゲッホ! ゴホッ!……はぁ!? なんだそりゃ!?」
幼「パソコンで「甘いたばこ」でしらべたらでてきた。ピースはザーメ○のにおいだって」
男「……ないわー。あらゆる意味でないわー」
幼「しらべてみたけど、お花とかやきそばとか? よくわからなかった」
男「…………」
幼「あまいの?」
男「それはない。つかあんまり口に出すな。つか忘れろ」
幼「なにそれ」
男「いいから」
男「ここホント人通りないよな」
幼「しずかでいいよ。わたしはすき」
男「逆に危なくなっても誰も助けてくれないからな。怪しい人には気を付けろよ」
幼「だいじょうぶ。たばこおしつけてにげる」
男「全然大丈夫じゃねぇ……。つか、そうやって余裕こいてると、必ず痛い目見るぞ」
幼「じゃあさ」
男「ん?」
幼「まい日きてよ」
男「俺はボディガードかよ」
幼「ん」
男「否定してくんないっすか」
幼「…………」
男「……わかったよ。出来るだけ来てやるよ」
幼「うん」
幼「しずかでいいよ。わたしはすき」
男「逆に危なくなっても誰も助けてくれないからな。怪しい人には気を付けろよ」
幼「だいじょうぶ。たばこおしつけてにげる」
男「全然大丈夫じゃねぇ……。つか、そうやって余裕こいてると、必ず痛い目見るぞ」
幼「じゃあさ」
男「ん?」
幼「まい日きてよ」
男「俺はボディガードかよ」
幼「ん」
男「否定してくんないっすか」
幼「…………」
男「……わかったよ。出来るだけ来てやるよ」
幼「うん」
男「未成年がタバコ吸ってるのを止めなかったら、監督者は1万円以下の罰金なんだと」
幼「かんとくしゃってなに?」
男「親の代わりとか……あー、周りの大人ってことでいいんじゃねぇの」
幼「ふーん」
男「見つかったらどうすっか、罰金」
幼「がんばってかせげ」
男「うーわ、何様よ」
幼「おこさま」
男「わー、つまんねー。くっそつまんねー」
幼「…………」
男「いって! 蹴んなよ」
幼「ふん」
幼「かんとくしゃってなに?」
男「親の代わりとか……あー、周りの大人ってことでいいんじゃねぇの」
幼「ふーん」
男「見つかったらどうすっか、罰金」
幼「がんばってかせげ」
男「うーわ、何様よ」
幼「おこさま」
男「わー、つまんねー。くっそつまんねー」
幼「…………」
男「いって! 蹴んなよ」
幼「ふん」
男「この強烈な臭いは、ガラムか」
幼「なんじゃ、知っておったか。分けようと思うたのに」
男「線香と正露丸を混ぜた臭いですぐに分かる」
幼「丁子の香りが苦手かえ?」
男「それに、その煙草ものすごく重たいだろ?」
幼「吸えば分かるが、感覚はセブンスターと同じ程度じゃよ。吸うてみるかえ?」
男「ごめんだね。そんなタール値がバカみたいな煙草」
幼「クククッ数字を読むことしか知らぬ大莫迦がここにおるわ」
男「なんだよ。タール値じゃ最大だろ?」
幼「そうなるのう。さりとて、死を恐れて煙草など吸えぬからのう」
男「不老にしか見えないお前が死ぬとは到底思えないけどな」
幼「クククッ死神は恋すると死ぬそうじゃよ?」
男「ああ、よかったな。お前、死なないじゃん」
幼「……そうじゃの、死なないのう」
幼「なんじゃ、知っておったか。分けようと思うたのに」
男「線香と正露丸を混ぜた臭いですぐに分かる」
幼「丁子の香りが苦手かえ?」
男「それに、その煙草ものすごく重たいだろ?」
幼「吸えば分かるが、感覚はセブンスターと同じ程度じゃよ。吸うてみるかえ?」
男「ごめんだね。そんなタール値がバカみたいな煙草」
幼「クククッ数字を読むことしか知らぬ大莫迦がここにおるわ」
男「なんだよ。タール値じゃ最大だろ?」
幼「そうなるのう。さりとて、死を恐れて煙草など吸えぬからのう」
男「不老にしか見えないお前が死ぬとは到底思えないけどな」
幼「クククッ死神は恋すると死ぬそうじゃよ?」
男「ああ、よかったな。お前、死なないじゃん」
幼「……そうじゃの、死なないのう」
男「つか、未成年者本人は煙草没収のみらしい」
幼「ふーん」
男「いいよなぁ。未成年。モラトリアム」
幼「べつに。じかんのはやさはだれでも同じだし。
じぶんのぶんはつかいきっちゃっただけじゃん」
男「痛いとこ突くなガキのくせに」
幼「ガキっていうな」
男「いいじゃん、ガキ。羨ましいわ」
幼「子どものころはおとなになりたがるくせに。ないものねだり」
男「…………」
幼「…………」
男「……なぁ、お前ホントに子どもなんだよな?」
幼「ん」
幼「ふーん」
男「いいよなぁ。未成年。モラトリアム」
幼「べつに。じかんのはやさはだれでも同じだし。
じぶんのぶんはつかいきっちゃっただけじゃん」
男「痛いとこ突くなガキのくせに」
幼「ガキっていうな」
男「いいじゃん、ガキ。羨ましいわ」
幼「子どものころはおとなになりたがるくせに。ないものねだり」
男「…………」
幼「…………」
男「……なぁ、お前ホントに子どもなんだよな?」
幼「ん」
>>56
ガラムはインドの煙草
数値上の重さは日本で普通に購入出来る中では最大
ものすごい香りが強い上、その香りが人を選ぶから、ファミレスで吸うと追い出される
丁子という香料を使っている
ピース、JTのシンボル的な煙草
少し着香と煙草本来の甘さが絶妙なバランスを誇る
だが、凄く重たいので、体力が必要
安いバーレー葉を使わず、高価なヴァージニアのみを使っているので、たぶんコスト的にJTは赤字
ヴァージニアの特徴として、薫り高く、糖類の甘さを感じる
欠点は過燃焼に弱く、過燃焼させると金属的な臭いを発生させる
ガラムはインドの煙草
数値上の重さは日本で普通に購入出来る中では最大
ものすごい香りが強い上、その香りが人を選ぶから、ファミレスで吸うと追い出される
丁子という香料を使っている
ピース、JTのシンボル的な煙草
少し着香と煙草本来の甘さが絶妙なバランスを誇る
だが、凄く重たいので、体力が必要
安いバーレー葉を使わず、高価なヴァージニアのみを使っているので、たぶんコスト的にJTは赤字
ヴァージニアの特徴として、薫り高く、糖類の甘さを感じる
欠点は過燃焼に弱く、過燃焼させると金属的な臭いを発生させる
なんとなく高級そうなのは理解した
して、その費用はどこから捻出してるのですかロリィさん
して、その費用はどこから捻出してるのですかロリィさん
それがピースは値段変わらないんだ
だから、ピースは流行るとJTつぶれるってもっぱらの噂
だから、ピースは流行るとJTつぶれるってもっぱらの噂
幼「へんなの」
男「何が」
幼「たばこ、やめろっていわないのが」
男「そうだっけか。言ったこともある気がすんぞ?」
幼「かも。でも、おこらない」
男「俺も二十歳前から吸ってるし。人のこと言えねぇもん。
まぁ、吸う吸わないは自己責任って奴じゃね?」
幼「ふーん」
男「何、叱って欲しいのか?」
幼「やだ」
男「だろ?」
幼「しかるより、ほめてほしい」
男「どこをだ」
男「何が」
幼「たばこ、やめろっていわないのが」
男「そうだっけか。言ったこともある気がすんぞ?」
幼「かも。でも、おこらない」
男「俺も二十歳前から吸ってるし。人のこと言えねぇもん。
まぁ、吸う吸わないは自己責任って奴じゃね?」
幼「ふーん」
男「何、叱って欲しいのか?」
幼「やだ」
男「だろ?」
幼「しかるより、ほめてほしい」
男「どこをだ」
男「自己責任てさ」
幼「ん」
男「ジコセキニンっていうと、ニコチンの一種みたいじゃね?」
幼「ん、ありそう」
男「おお、分かるか?」
幼「タール1mg、ニコチン0.1mg――」
幼&男「「ジコセキニン1mg」」
男「そうそう、そんな感じで!」
幼「……つまんないそれ」
男「上げて落とすとはやるじゃないかコノヤロウ」
幼「ん」
男「ジコセキニンっていうと、ニコチンの一種みたいじゃね?」
幼「ん、ありそう」
男「おお、分かるか?」
幼「タール1mg、ニコチン0.1mg――」
幼&男「「ジコセキニン1mg」」
男「そうそう、そんな感じで!」
幼「……つまんないそれ」
男「上げて落とすとはやるじゃないかコノヤロウ」
男「そういやこの前、飲み会でそんな話してる奴いたわ」
幼「?」
男「女は子供生むから、煙草吸うなって話」
幼「ふーん」
男「女の方も「少ししか害ないらしいからいいじゃん」とか言ってて。
少しくらい害あってもいいや、って思ってる女が母親になるのかよ、
とか考えたら、微妙にへこんだわ」
幼「かほご」
男「えー、そうかあ?」
幼「……ねぇ」
男「ん?」
幼「わたしもきにしたほうがいい?」
男「生む方より、生まれてくる方に歳近い奴にそんなこと言われてもなぁ……。
少なくともお前の親がしたかも知れない努力は水の泡だよ」
幼「?」
男「女は子供生むから、煙草吸うなって話」
幼「ふーん」
男「女の方も「少ししか害ないらしいからいいじゃん」とか言ってて。
少しくらい害あってもいいや、って思ってる女が母親になるのかよ、
とか考えたら、微妙にへこんだわ」
幼「かほご」
男「えー、そうかあ?」
幼「……ねぇ」
男「ん?」
幼「わたしもきにしたほうがいい?」
男「生む方より、生まれてくる方に歳近い奴にそんなこと言われてもなぁ……。
少なくともお前の親がしたかも知れない努力は水の泡だよ」
男「お前さ、なんだかんだでいつも来るよな」
幼「じぶんだってそうじゃん」
男「友達とかいねぇの?」
幼「いるよ」
男「そんならいいけど」
幼「ここに」
男「俺かよ」
幼「ひまそうなおとなの、友だちになってあげた」
男「はぁ……光栄です」
幼「だから1本ちょうだい」
男「ん」
幼「ん」
幼「じぶんだってそうじゃん」
男「友達とかいねぇの?」
幼「いるよ」
男「そんならいいけど」
幼「ここに」
男「俺かよ」
幼「ひまそうなおとなの、友だちになってあげた」
男「はぁ……光栄です」
幼「だから1本ちょうだい」
男「ん」
幼「ん」
男「小遣いって全部煙草に消えてんのか?」
幼「ん」
男「お菓子とか買わないのか? “スウィーツ”みたいの」
幼「べつに。たばこのほうがいい」
男「そっか。せっかく今日はケーキ買ってきたんだけ――」
幼「たべる」
男「…………」
幼「たべる」
男「……モンブランとショートケーキどっちがいい?」
幼「りょうほうはんぶんこ」
男「いちごは?」
幼「ちょうだい」
幼「ん」
男「お菓子とか買わないのか? “スウィーツ”みたいの」
幼「べつに。たばこのほうがいい」
男「そっか。せっかく今日はケーキ買ってきたんだけ――」
幼「たべる」
男「…………」
幼「たべる」
男「……モンブランとショートケーキどっちがいい?」
幼「りょうほうはんぶんこ」
男「いちごは?」
幼「ちょうだい」
幼「…………」
男「…………」
幼「…………」
男「……あの」
幼「…………」
男「すいません、なんでそんな物凄く機嫌悪いんですか」
幼「……いっしゅうかん」
男「ん?」
幼「いっしゅうかん、すってない」
男「禁断症状か……」
幼「あと」
男「ん?」
幼「いっしゅうかんも、こなかった」
男「本当にすみませんでした」
男「…………」
幼「…………」
男「……あの」
幼「…………」
男「すいません、なんでそんな物凄く機嫌悪いんですか」
幼「……いっしゅうかん」
男「ん?」
幼「いっしゅうかん、すってない」
男「禁断症状か……」
幼「あと」
男「ん?」
幼「いっしゅうかんも、こなかった」
男「本当にすみませんでした」
男「“禁煙なんて簡単だ。私はもう何百回もやってきた”」
幼「……なに?」
男「あー、お前にゃ難しかったか」
幼「トムソーヤーかいた人のことばだよね。このまえなんかでみた」
男「本当に可愛げのない子どもだよお前は」
幼「……なに?」
男「あー、お前にゃ難しかったか」
幼「トムソーヤーかいた人のことばだよね。このまえなんかでみた」
男「本当に可愛げのない子どもだよお前は」
男「なぁ、ガキって――いってぇな、蹴るなよ」
幼「ガキっていうな」
男「それだけどな。小さい内から煙草吸ってっと、背伸びなくなるっていうぞ?」
幼「…………」
男「大きくなりたけりゃ、やめた方がいんじゃねえの?」
幼「……ねぇ」
男「ん?」
幼「きょにゅうすき?」
男「は? まぁ、ガキよりはな――ッて、だから蹴るなって」
幼「ロリコンは?」
男「なにが」
幼「ロリコンになってよ」
男「……はぁ?」
幼「みんなロリコンになればかいけつじゃん」
男「え、ごめん全然話見えない」
幼「ガキっていうな」
男「それだけどな。小さい内から煙草吸ってっと、背伸びなくなるっていうぞ?」
幼「…………」
男「大きくなりたけりゃ、やめた方がいんじゃねえの?」
幼「……ねぇ」
男「ん?」
幼「きょにゅうすき?」
男「は? まぁ、ガキよりはな――ッて、だから蹴るなって」
幼「ロリコンは?」
男「なにが」
幼「ロリコンになってよ」
男「……はぁ?」
幼「みんなロリコンになればかいけつじゃん」
男「え、ごめん全然話見えない」
男(今日は結構遅くなったな)
男(……さすがにいねぇか)
男(…………)
男(なんだこれ、地面、吸い殻多すぎだろ)
男(これあいつの吸い殻だよな。ポイ捨てすんなよなぁ)
男(つか、いつもはしてねえよな、ポイ捨て)
男(…………)
男(……妙に本数多いな)
男(……さすがにいねぇか)
男(…………)
男(なんだこれ、地面、吸い殻多すぎだろ)
男(これあいつの吸い殻だよな。ポイ捨てすんなよなぁ)
男(つか、いつもはしてねえよな、ポイ捨て)
男(…………)
男(……妙に本数多いな)
男「よう」
幼「ん」
男「昨日さ、お前ここで待ってた?」
幼「……しらない。わすれた」
男「そっか。……つか、あんまポイ捨てとかすんなよ」
幼「ん」
男「そういや携帯灰皿は?」
幼「なくした」
男「じゃあこれ、買ってきたからやるよ。プレゼント」
幼「え」
男「大事にしろよな」
幼「……ん」
男「…………」
幼「……ありがと」
男「ん? なんか言ったか?」
幼「べつに」
男「そっか。――もうなくすなよ?」
幼「ん、だいじょうぶ。ぜったい」
幼「ん」
男「昨日さ、お前ここで待ってた?」
幼「……しらない。わすれた」
男「そっか。……つか、あんまポイ捨てとかすんなよ」
幼「ん」
男「そういや携帯灰皿は?」
幼「なくした」
男「じゃあこれ、買ってきたからやるよ。プレゼント」
幼「え」
男「大事にしろよな」
幼「……ん」
男「…………」
幼「……ありがと」
男「ん? なんか言ったか?」
幼「べつに」
男「そっか。――もうなくすなよ?」
幼「ん、だいじょうぶ。ぜったい」
男「あ、やべ、雨か」
幼「ん」
男「お前傘は?」
幼「ない」
男「俺もだ。しょうがねえ、どっか店入るか」
幼「ん」
◇
店「ごゆっくりどうぞぉ」
男「あー、結構濡れちまったなぁ」
幼「はしってつかれた」
男「煙草濡れてねぇかな……」
幼「ん」
男「おい待て。お前は駄目。店ん中でナチュラルに煙草取り出すんじゃねぇ」
幼「ずるい」
俺「モラトリアムを消費しきった大人の特権です。残念」
幼「…………」
男「あー、ケーキおごってやるから我慢しろ」
幼「ん」
幼「ん」
男「お前傘は?」
幼「ない」
男「俺もだ。しょうがねえ、どっか店入るか」
幼「ん」
◇
店「ごゆっくりどうぞぉ」
男「あー、結構濡れちまったなぁ」
幼「はしってつかれた」
男「煙草濡れてねぇかな……」
幼「ん」
男「おい待て。お前は駄目。店ん中でナチュラルに煙草取り出すんじゃねぇ」
幼「ずるい」
俺「モラトリアムを消費しきった大人の特権です。残念」
幼「…………」
男「あー、ケーキおごってやるから我慢しろ」
幼「ん」
男「うまいブラックコーヒーに、煙草ってすげーあうわ」
幼「え、にがいじゃん」
男「そりゃ子どもには分かんないよ」
幼「……貸して」
男「何、飲むの?」
幼「ん」
男「無理だと思うけどな」
幼「…………」
男「…………」
幼「……ぅえ。にがい。まずい」
男「ほれみろ」
幼「たばこだけのほうがおいしい」
男「……普通は煙草の味も分かんねぇはずなんだけどなぁ」
幼「え、にがいじゃん」
男「そりゃ子どもには分かんないよ」
幼「……貸して」
男「何、飲むの?」
幼「ん」
男「無理だと思うけどな」
幼「…………」
男「…………」
幼「……ぅえ。にがい。まずい」
男「ほれみろ」
幼「たばこだけのほうがおいしい」
男「……普通は煙草の味も分かんねぇはずなんだけどなぁ」
幼「…………」
男「…………」
幼「…………」
男「いつものことだが、煙草、なくなったな」
幼「…………」
男「恵んで下さいといえば、1本恵んでやらんこともない」
幼「……めぐめ」
男「ブッブー、はいダメー」
幼「むかつく。きもい」
男「おいおい、そんなこといっていいのかい?」
幼「……んぅ……。
めぐんでよぅ」
男「ちょっとときめいた。3本あげよう」
幼「へんたいだ」
男「やっぱやめるわ」
幼「うそ。かっこいい」
男「現金な子だなぁお前ってほんと」
男「…………」
幼「…………」
男「いつものことだが、煙草、なくなったな」
幼「…………」
男「恵んで下さいといえば、1本恵んでやらんこともない」
幼「……めぐめ」
男「ブッブー、はいダメー」
幼「むかつく。きもい」
男「おいおい、そんなこといっていいのかい?」
幼「……んぅ……。
めぐんでよぅ」
男「ちょっとときめいた。3本あげよう」
幼「へんたいだ」
男「やっぱやめるわ」
幼「うそ。かっこいい」
男「現金な子だなぁお前ってほんと」
男「保健室の肺の写真見たことあるか?」
幼「ある。きもちわるいあれ」
男「あれだけどさ、変に思ったことねぇ?
煙草以外の原因でも空気は汚れてるのに、どうして片方の肺はあんなに綺麗なのか」
幼「わかんない。なんで?」
男「汚い方は爺さんの肺で、綺麗な方は子どものなんだって」
幼「ふーん。子どものはいはきれいなんだ」
男「子どもの頃ならまだ汚れが溜まってないからな」
幼「へぇ……そっか」
男「いや、期待してるところ悪いけど、お前の肺は確実に真っ黒だから」
幼「ある。きもちわるいあれ」
男「あれだけどさ、変に思ったことねぇ?
煙草以外の原因でも空気は汚れてるのに、どうして片方の肺はあんなに綺麗なのか」
幼「わかんない。なんで?」
男「汚い方は爺さんの肺で、綺麗な方は子どものなんだって」
幼「ふーん。子どものはいはきれいなんだ」
男「子どもの頃ならまだ汚れが溜まってないからな」
幼「へぇ……そっか」
男「いや、期待してるところ悪いけど、お前の肺は確実に真っ黒だから」
幼「…………」
男「…………」
幼「……最後の1本、終わっちゃった」
男「俺の分けてやろうか?」
幼「ん」
男「――あ、わり、そういや俺のもこれで最後だったわ」
幼「じゃあそれでいい」
男「吸いかけだぞ」
幼「いいよ」
男(この歳だとまだ間接キスとか気にしないか)
男「――ほれ」
幼「ん」
男「…………」
幼「…………」
男「…………」
幼「……ん……」
男「あのさ」
幼「! ゲホッ! エホッ!」
男「あー、何慌ててんだよ」
幼「……うるさい、ばか」
男「…………」
幼「……最後の1本、終わっちゃった」
男「俺の分けてやろうか?」
幼「ん」
男「――あ、わり、そういや俺のもこれで最後だったわ」
幼「じゃあそれでいい」
男「吸いかけだぞ」
幼「いいよ」
男(この歳だとまだ間接キスとか気にしないか)
男「――ほれ」
幼「ん」
男「…………」
幼「…………」
男「…………」
幼「……ん……」
男「あのさ」
幼「! ゲホッ! エホッ!」
男「あー、何慌ててんだよ」
幼「……うるさい、ばか」
男「…………」
幼「…………」
男「最後の一本、終わったな」
幼「ん」
男「あー、煙草買いに行くか」
幼「デートか」
男「デートだ」
幼「うわ、きも」
男「うわ、ひで」
幼「……手、つないであげようか?」
男「あぁ、迷子になっちゃ困るしな――なんだよ、蹴るなって」
幼「ばか」
幼「…………」
男「最後の一本、終わったな」
幼「ん」
男「あー、煙草買いに行くか」
幼「デートか」
男「デートだ」
幼「うわ、きも」
男「うわ、ひで」
幼「……手、つないであげようか?」
男「あぁ、迷子になっちゃ困るしな――なんだよ、蹴るなって」
幼「ばか」
男「なぁ、お前さ。最近オレから煙草もらうのアテにしてね?」
幼「そんなことない」
男「そうかぁ?」
幼「ん」
男「じゃ、今日はあげるのナシな」
幼「いいよ」
男「…………」
幼「…………」
◇
幼「…………」
男「…………」
幼「やっぱちょうだい」
男「またお前はそう、人の煙草がラス1の時に……」
幼「ん」
男「……あー、はいはいわかったよ。ほら。吸いかけだけど文句言うなよ」
幼「――うん」
幼「そんなことない」
男「そうかぁ?」
幼「ん」
男「じゃ、今日はあげるのナシな」
幼「いいよ」
男「…………」
幼「…………」
◇
幼「…………」
男「…………」
幼「やっぱちょうだい」
男「またお前はそう、人の煙草がラス1の時に……」
幼「ん」
男「……あー、はいはいわかったよ。ほら。吸いかけだけど文句言うなよ」
幼「――うん」
>>79
頭の中テンション高すぎワロタw
頭の中テンション高すぎワロタw
男「第1回着火ツール選び大会ー」
幼「ん」
男「つうわけで、2、3個用意してみた」
幼「すくな」
男「気にすんな。まずは普通のガスライターだろ、それとジッポー、マッチ」
幼「ガスコンロは」
男「ない」
◇
男「……意見割れたなぁ」
幼「だってジッポー、なんかにおいへん……」
男「俺はマッチのが微妙だわ……」
幼「……でも」
男「ん?」
幼「ここで吸うと、いつもよりおいしい」
男「空気綺麗だしな。火も大事だけど、やっぱそういうのも大事だろ」
幼「それだけじゃないけど」
男「何よ?」
幼「おしえない」
幼「ん」
男「つうわけで、2、3個用意してみた」
幼「すくな」
男「気にすんな。まずは普通のガスライターだろ、それとジッポー、マッチ」
幼「ガスコンロは」
男「ない」
◇
男「……意見割れたなぁ」
幼「だってジッポー、なんかにおいへん……」
男「俺はマッチのが微妙だわ……」
幼「……でも」
男「ん?」
幼「ここで吸うと、いつもよりおいしい」
男「空気綺麗だしな。火も大事だけど、やっぱそういうのも大事だろ」
幼「それだけじゃないけど」
男「何よ?」
幼「おしえない」
幼「あれやってみたい」
男「どれやってみたい」
幼「もらい火」
男「……火事?」
幼「ちがう。たばことたばこで火をつけるの」
男「あー、あれね。じゃあやってみるか」
幼「ん」
男「…………」
幼「…………」
男「……どうよ?」
幼「……いいかも」
男「へぇ、マジで」
幼「これから、これでつけようか」
男「ええ、流石にいつもはめんどい」
幼「…………」
男「分かったよ、たまにならやってやるから、そんな顔すんな」
幼「ん」
男「どれやってみたい」
幼「もらい火」
男「……火事?」
幼「ちがう。たばことたばこで火をつけるの」
男「あー、あれね。じゃあやってみるか」
幼「ん」
男「…………」
幼「…………」
男「……どうよ?」
幼「……いいかも」
男「へぇ、マジで」
幼「これから、これでつけようか」
男「ええ、流石にいつもはめんどい」
幼「…………」
男「分かったよ、たまにならやってやるから、そんな顔すんな」
幼「ん」
幼「…………」
男「え、何その梅干し一気食いしたみたいな表情」
幼「……んぇぇ、くしゃい」
男「あー、フィルターまで燃やしたか……」
幼「はながつんつんする」
男「ラス1だからって、いつまでもくわえてっからだよ。
吸い途中からだから物足りないのは分かるけど」
幼「……だって」
男「だって何よ」
幼「…………」
男「…………」
幼「やっぱいい」
男「ええええなにそれ」
幼「……よだれすごいでてきた」
男「うわぁ汚ねぇ」
男「え、何その梅干し一気食いしたみたいな表情」
幼「……んぇぇ、くしゃい」
男「あー、フィルターまで燃やしたか……」
幼「はながつんつんする」
男「ラス1だからって、いつまでもくわえてっからだよ。
吸い途中からだから物足りないのは分かるけど」
幼「……だって」
男「だって何よ」
幼「…………」
男「…………」
幼「やっぱいい」
男「ええええなにそれ」
幼「……よだれすごいでてきた」
男「うわぁ汚ねぇ」
男「今日の煙草は特別な一品を用意しました、お嬢様」
幼「きもい」
男「うっせ」
幼「それで、なに?」
男「これです」
幼「おかしじゃん」
男「イチゴシガレットだってさ。イチゴ味って珍しくね?」
幼「たばこじゃないじゃん」
男「不満があるなら、別に食べなくてもいいぞ」
幼「たべる」
男「タバコチョコもあるぞ」
幼「たべる」
幼「きもい」
男「うっせ」
幼「それで、なに?」
男「これです」
幼「おかしじゃん」
男「イチゴシガレットだってさ。イチゴ味って珍しくね?」
幼「たばこじゃないじゃん」
男「不満があるなら、別に食べなくてもいいぞ」
幼「たべる」
男「タバコチョコもあるぞ」
幼「たべる」
幼「――あ」
男「ちょ、バッカ! 何してんだよ! ほら立てって!」
幼「あっ」
男「あんまぼーっとしてるなよ。今みたいに灰落ちたら危ねぇだろ……あぁ、びびった。
大丈夫か、どっか火傷してねぇか?」
幼「…………」
男「あー、胸んとこ、ど真ん中が焦げちまったなぁ。どうすんだこれ」
幼「おっぱい」
男「は?」
幼「おっぱいさわった」
男「……お前なぁ。灰をはたいただけだろ」
幼「おっぱいさわった」
男「いや、あのな?」
幼「おっぱいさわった」
男「……分かったよ、すいませんでした。もう絶対しません」
幼「……べつに。いいけど」
男「なんなんすか。つか、もう服の上に落とすなよ?」
幼「ん」
男「まぁ、火傷とかはないみたいで良かったわ」
幼「ごめんね」
男「はいはい」
男「ちょ、バッカ! 何してんだよ! ほら立てって!」
幼「あっ」
男「あんまぼーっとしてるなよ。今みたいに灰落ちたら危ねぇだろ……あぁ、びびった。
大丈夫か、どっか火傷してねぇか?」
幼「…………」
男「あー、胸んとこ、ど真ん中が焦げちまったなぁ。どうすんだこれ」
幼「おっぱい」
男「は?」
幼「おっぱいさわった」
男「……お前なぁ。灰をはたいただけだろ」
幼「おっぱいさわった」
男「いや、あのな?」
幼「おっぱいさわった」
男「……分かったよ、すいませんでした。もう絶対しません」
幼「……べつに。いいけど」
男「なんなんすか。つか、もう服の上に落とすなよ?」
幼「ん」
男「まぁ、火傷とかはないみたいで良かったわ」
幼「ごめんね」
男「はいはい」
男「海外行ってた友達が土産くれたぞ」
幼「……友だちいたんだ」
男「お前には言われたくないわー、それ」
幼「で、なに?」
男「見ろ、葉巻だ」
幼「たかそう」
男「お土産は値段で計るもんじゃありません。
でも、確かに高そうだわ。自分じゃ絶対買わねぇ」
幼「びんぼうだもんね」
男「その貧乏人から煙草をいつもたかってるお前もどうかと思う」
幼「……友だちいたんだ」
男「お前には言われたくないわー、それ」
幼「で、なに?」
男「見ろ、葉巻だ」
幼「たかそう」
男「お土産は値段で計るもんじゃありません。
でも、確かに高そうだわ。自分じゃ絶対買わねぇ」
幼「びんぼうだもんね」
男「その貧乏人から煙草をいつもたかってるお前もどうかと思う」
男「どうよ、お高い葉巻の味は」
幼「ゲホッ!
……のどいたい。くらくらする」
男「普段1mgのクセに、いきなり葉巻の煙を肺に入れる奴があるか」
幼「……そんなのしらないもん」
男「吐いても困るし、そんくらいにしとけ」
幼「ん、かえす」
男「おま……よだれべとべとなんですけど」
幼「……ごめん」
男「拭けばなんとかなるかな」
幼「…………」
男「…………」
幼「どう?」
男「……よだれくさい」
幼「さいてー」
幼「ゲホッ!
……のどいたい。くらくらする」
男「普段1mgのクセに、いきなり葉巻の煙を肺に入れる奴があるか」
幼「……そんなのしらないもん」
男「吐いても困るし、そんくらいにしとけ」
幼「ん、かえす」
男「おま……よだれべとべとなんですけど」
幼「……ごめん」
男「拭けばなんとかなるかな」
幼「…………」
男「…………」
幼「どう?」
男「……よだれくさい」
幼「さいてー」
幼「けむりでわっかつくれる?」
男「あー、昔やったわ。最近はやってないからどうかな」
幼「やってみて」
男「おっけ。見てろ」
幼「ん」
男「…………」
幼「おー」
男「やっぱ忘れないもんだな。普通に出来たわ。どうよ」
幼「へんなかおだった」
男「もう二度とやってやんね」
男「あー、昔やったわ。最近はやってないからどうかな」
幼「やってみて」
男「おっけ。見てろ」
幼「ん」
男「…………」
幼「おー」
男「やっぱ忘れないもんだな。普通に出来たわ。どうよ」
幼「へんなかおだった」
男「もう二度とやってやんね」
男「最近、近所にでけぇ雑貨屋ができたじゃんか、知ってるか?」
幼「ん」
男「そこが色々面白いライターとか、灰皿とか売ってんだよ」
幼「へぇ」
男「これもそこで買ったライター。かっこよくね?」
幼「わたしもいきたい」
男「え、ライターはシカトですか?
つうか、なんか買いたいのあんの?」
幼「べつにないけど」
男「まぁ、見るだけでも楽しいしな。今度行ってみるか」
幼「ん」
男「あ、俺はおごらないからな。アテにするなよ」
幼「やだ」
男「ええええー」
◇
男「――で、結局ライター買わされたわけだが」
幼「ん」
男「ホントにそれでよかったのか?
もっと可愛いの一杯あったじゃんか」
幼「これでいい」
男「つか、俺のとモロかぶってるんですけど」
幼「いいじゃんべつに」
男「いいならいいけどさ。まぁ、大事にしろよ」
幼「うん。ありがと」
幼「ん」
男「そこが色々面白いライターとか、灰皿とか売ってんだよ」
幼「へぇ」
男「これもそこで買ったライター。かっこよくね?」
幼「わたしもいきたい」
男「え、ライターはシカトですか?
つうか、なんか買いたいのあんの?」
幼「べつにないけど」
男「まぁ、見るだけでも楽しいしな。今度行ってみるか」
幼「ん」
男「あ、俺はおごらないからな。アテにするなよ」
幼「やだ」
男「ええええー」
◇
男「――で、結局ライター買わされたわけだが」
幼「ん」
男「ホントにそれでよかったのか?
もっと可愛いの一杯あったじゃんか」
幼「これでいい」
男「つか、俺のとモロかぶってるんですけど」
幼「いいじゃんべつに」
男「いいならいいけどさ。まぁ、大事にしろよ」
幼「うん。ありがと」
幼「…………」
男「よぉ――って、どした」
幼「…………」
男「泣いてんのか?」
幼「…………」
男「学校でやなことでもあったか」
幼「…………」
男「…………」
幼「…………」
男「まぁ、一服でもして落ち着けよ、ほら。話くらいは聞いてやっから」
幼「……ん」
男「よぉ――って、どした」
幼「…………」
男「泣いてんのか?」
幼「…………」
男「学校でやなことでもあったか」
幼「…………」
男「…………」
幼「…………」
男「まぁ、一服でもして落ち着けよ、ほら。話くらいは聞いてやっから」
幼「……ん」
幼「ラーメンのあとのたばこはおいしいってきいた」
男「あぁ、それはある」
幼「試してみたい」
男「店で吸うとか、お前絶対無理だけどな。
ていうか今食ったら、ウチ帰って晩飯入らなくなるだろ」
幼「ん」
男「つうかさ」
幼「?」
男「想像してみたけど、お前にラーメンって、煙草よりももっと似合わねぇな」
幼「うるさい」
男「一応これでも褒めてんだぞ」
幼「?」
男「可愛いガキに、どんぶりは合わねぇっつってんの」
幼「……うるさい。へんたい。ガキっていうな」
男「あぁ、それはある」
幼「試してみたい」
男「店で吸うとか、お前絶対無理だけどな。
ていうか今食ったら、ウチ帰って晩飯入らなくなるだろ」
幼「ん」
男「つうかさ」
幼「?」
男「想像してみたけど、お前にラーメンって、煙草よりももっと似合わねぇな」
幼「うるさい」
男「一応これでも褒めてんだぞ」
幼「?」
男「可愛いガキに、どんぶりは合わねぇっつってんの」
幼「……うるさい。へんたい。ガキっていうな」
幼「あのさ」
男「何」
幼「たばこも、すってないほうがかわいい?」
男「あー、どうだろなぁ。人によるんじゃないか」
幼「わたしは?」
男「別にどっちでも、お前の好きにすりゃいんじゃね?
ガキの内からそんなん気にしてもしょうがねぇし」
幼「…………」
男「つか、禁煙すんのか? グッズでも探してくるか?」
幼「しらない。ばか。しね。1本よこせ」
男「え、なんで今俺罵られた?」
男「何」
幼「たばこも、すってないほうがかわいい?」
男「あー、どうだろなぁ。人によるんじゃないか」
幼「わたしは?」
男「別にどっちでも、お前の好きにすりゃいんじゃね?
ガキの内からそんなん気にしてもしょうがねぇし」
幼「…………」
男「つか、禁煙すんのか? グッズでも探してくるか?」
幼「しらない。ばか。しね。1本よこせ」
男「え、なんで今俺罵られた?」
幼「…………」
男「…………」
幼「…………」
男「……なぁ」
幼「ん?」
男「地面で火消す時、蟻虐殺すんのやめね?」
幼「ん」
男「…………」
幼「…………」
男「……なぁ」
幼「ん?」
男「地面で火消す時、蟻虐殺すんのやめね?」
幼「ん」
幼「いいな」
男「何が」
幼「たばこがおうちでもすえるの」
男「そらお前は無理だろなぁ。
つか、俺も部屋ん中じゃ吸わねえぞ。ベランダ出る」
幼「ふーん。こんどいっていい?」
男「ご近所に見つかったらマジ通報されかねないから無理」
幼「けち。しね」
男「何が」
幼「たばこがおうちでもすえるの」
男「そらお前は無理だろなぁ。
つか、俺も部屋ん中じゃ吸わねえぞ。ベランダ出る」
幼「ふーん。こんどいっていい?」
男「ご近所に見つかったらマジ通報されかねないから無理」
幼「けち。しね」
男「なんかお前、最近本数減ってね?」
幼「べつに」
男「俺の方の吸ってるからかな。お前のより重いし。
いや、でも最近、あんまもらわなくなったよな」
幼「なんでもない。げんえんちゅうなだけ」
男「塩みたいだなそれ」
幼「うるさい」
幼「べつに」
男「俺の方の吸ってるからかな。お前のより重いし。
いや、でも最近、あんまもらわなくなったよな」
幼「なんでもない。げんえんちゅうなだけ」
男「塩みたいだなそれ」
幼「うるさい」
幼「ん」
男「へ? 何?」
幼「あげる」
男「え、何これ、プレゼント? なんで?」
幼「いつももらってばかりだから」
男「別に気にすることねぇのに。
つうか、子どもから物貰うのってなんか申し訳ないッたい! 蹴るな!」
幼「うるさい。いいからはやくあけろ」
男「はいはい……おお、灰皿じゃん」
幼「おうちでつかえばいい」
男「お前の小遣いじゃ、高かっただろコレ」
幼「プレゼントにねだんはかんけいないの」
男「……なぁ、もしかして、最近タバコの減らしてたのって――」
幼「うるさい。かんけいない」
男「やばい、ちょっと感動した。
マジでありがとう。大事にするわ」
幼「――ん」
男「へ? 何?」
幼「あげる」
男「え、何これ、プレゼント? なんで?」
幼「いつももらってばかりだから」
男「別に気にすることねぇのに。
つうか、子どもから物貰うのってなんか申し訳ないッたい! 蹴るな!」
幼「うるさい。いいからはやくあけろ」
男「はいはい……おお、灰皿じゃん」
幼「おうちでつかえばいい」
男「お前の小遣いじゃ、高かっただろコレ」
幼「プレゼントにねだんはかんけいないの」
男「……なぁ、もしかして、最近タバコの減らしてたのって――」
幼「うるさい。かんけいない」
男「やばい、ちょっと感動した。
マジでありがとう。大事にするわ」
幼「――ん」
幼「……ねむい」
男「分かるわ。今日は天気もちょうどいいしなぁ」
幼「……ねる」
男「膝枕してやろうか?」
幼「んぅ。はやく」
男「え、マジでやんのかよ。まぁいいや、ほれ」
幼「…………」
男「…………」
幼「……ん」
男「おい待て、寝煙草は許さん」
男「分かるわ。今日は天気もちょうどいいしなぁ」
幼「……ねる」
男「膝枕してやろうか?」
幼「んぅ。はやく」
男「え、マジでやんのかよ。まぁいいや、ほれ」
幼「…………」
男「…………」
幼「……ん」
男「おい待て、寝煙草は許さん」
男「落ち葉多いなぁ。もうそんな季節か」
幼「パリパリしてる」
男「なんか煙草の粉みたいな」
幼「もやしたらすえる?」
男「どうだろな。試してみるか」
幼「ん」
男「…………」
幼「…………」
男「ぶぇっほ! 無理! 普通に煙!」
幼「ぷ、ばかだ」
男「んだとぉ、お前も「吸える?」とか言ってたじゃねーか!」
幼「しらない。おぼえてない」
男「この……食らえ、大量落ち葉攻撃!」
幼「あは、やめてよ」
男「おりゃああああ!」
幼「あはははは」
幼「パリパリしてる」
男「なんか煙草の粉みたいな」
幼「もやしたらすえる?」
男「どうだろな。試してみるか」
幼「ん」
男「…………」
幼「…………」
男「ぶぇっほ! 無理! 普通に煙!」
幼「ぷ、ばかだ」
男「んだとぉ、お前も「吸える?」とか言ってたじゃねーか!」
幼「しらない。おぼえてない」
男「この……食らえ、大量落ち葉攻撃!」
幼「あは、やめてよ」
男「おりゃああああ!」
幼「あはははは」
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