ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

女「インターホン…！？誰か玄関にいるの！？」

―――誰ッ！？誰なのよッ！？

女「いや、嫌だ！私は何もしてない！何もしてないのにッ！」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

女「いやあああああああああああああああああああああああッッ！！！！！」

―――――
―――
―

ｺｳｪｰ

ほのぼの純愛もよろしくね

－翌朝　自宅－

女「…ん？」

女「ここは…あッ！？」

―――そうだ！昨日確か電話がかかってきた後、インターホンが鳴って…。

女「怖くて布団を被ってそして…」

―――そのまま、気を失ってしまったのかしら？

女「………」

―――傍に電話の子機が転がっている。夢じゃ、ないんだ。

－玄関先－

ｶﾞﾁｬｯ…ｷｨ…

女「…？」

―――家中の鍵に異常はなし。つまり侵入されていることはない。
　　　　　あとはここで待ち伏せとかがなければ…。

女「誰もいない、よね？」

女「よ、良かった…」

―――とりあえず、去ってくれたみたい。

女「新聞だけとって、家の中に入ろ…」

ｶﾞﾀｯ　ﾊﾞｻﾊﾞｻﾊﾞｻﾊﾞｻｯ

女「えっ―――きゃあああああああああッ！？」

―――ポストからは、新聞と一緒に大量の髪の毛。

女「あ……ああっ…」

―――なんで、なんでこんなことに…！

女「…ッ！？」

―――向こうの電柱の影に誰かいるッ！？

？『………』　ｸﾙｯ　ﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀｯ


女「あ…！」

―――逃げられたっ！

女「だ、誰なのよ…」

―――誰かは分からないけれど、あの走り方は…女性の走り方…？

しぇ

－学校－

男「ういーす」

男友「うす、おはよう」

男「何だか朝からだりいな」

男友「まったくだ」

ｶﾞﾗｯ

女「………」

男「…ッ」

男友「女…」

男友「…おはよう」

女「………」

男「…ｼﾞﾛﾘ」

女「………ッ」

男友「だ、大丈夫か？何か顔色悪い気がするけど」

女「………」　ﾀﾞｯ

男友「お、おい！」

男「ほっとけ。いつもの変人ぶり発揮だろ」

男友「………」

ｶﾞﾗｯ

男妹「すみませーん、お兄ちゃんは～、あ！お兄ちゃん、お弁当！」

女「ッ！？」

―――お弁当…。

男「おお、すまんな。いっつもお前に作ってもらって、しかもそのせいで遅れてるんだもんな」

男妹「いいのいいの。お兄ちゃんのためだから♪」

―――オニイチャンノタメダカラ。

女「……ッ」　ﾁﾗｯ

男妹「……！」

男妹「……ｸｽｯ、絶対に私のお弁当を食べてね、お兄ちゃん♪ふふ、ふふふふふ…」

女「…ッ！？」

―――妹さん、もしかして私に聞こえるように言ってる？

これはあげなきゃ気がすまない

イイカンジダヨ～

―――ｿﾝﾅ汚ｲｵ弁当渡ｻﾅｲﾃﾞﾖ。

女「…昨夜の電話のあの口ぶり」

―――渡ｻﾅｲﾃﾞﾖ。

女「…誰に？」

―――男クンに、だよね。

女「でも私が渡そうとしていたのを知っている女性って…」

―――妹さん、しかいないんじゃ。

女「……ッ」

男妹「……ﾆﾔﾘ」

―――間違いない。昨夜の電話は妹さんだ。

男「じゃあな、妹。また放課後」

男妹「一緒に帰るの忘れないでよ。じゃあね、お兄ちゃんっ」

女「あ、ちょっと―――」

―――行っちゃった。でも…仮に呼び止めて何て話せばいいのよ…。

女「…でも、とりあえず」

―――犯人は分かった。

女「……ッ」





男友「………？」

－昼休み　屋上－

生徒会長「あら、女さん。こんなところで１人でお昼ご飯？」

女「あ、生徒会長センパイ…」

生徒会長「探したわよ？昨日…あんな状態だったし…」

女「あ…」

―――心配してくれてたんだ、生徒会長センパイ。

生徒会長「悩み事？話せば楽になるとは思うけど…」

女「………」

生徒会長「ま、無理はしなくてもいいから」

女「分からないんです、どうしたらいいのか」

生徒会長「分からない？」

女「だって…たぶんあの子も私と同じ気持ちだから」

―――男クンが好きなんだよね、妹さんも。

生徒会長「…ふんふん」

女「だから…責めることはできない…でも」

生徒会長「………」

女「でも…」

―――好きなはずの男クンに髪の毛で嫌がらせをするなんて…。

女「…あれ？」

生徒会長「ん？どうしたの？」

女「…ちょっと待ってくださいね」

―――昨夜の電話は妹さんで間違いない。でも…。

女「それがイコール髪の毛の犯人なのかな？」

―――髪の毛が入れられたのは学校の中。妹さんは男クンのカバンに近づく隙はなかったはず。

女「まさか…」

―――犯人は…髪の毛の犯人はまた別に…。

生徒会長「…女さん！？」

女「あ、はいっ！」

生徒会長「どうしたのよ、急にﾌﾞﾂﾌﾞﾂ言い始めて…」

女「あ、えっと…ごめんなさい」

この流れが>>23か？

内容がいい割に伸びてこないな

期待支援

女「すみません、教室に戻りますね」

生徒会長「そ、そう…大丈夫？」

女「は、はい…たぶん」

生徒会長「なら、いいんだけど」

女「…ではこれで失礼します」

生徒会長「じゃあね」

生徒会長「………」






生徒会長「………ちっ」

支援

－教室－

ｶﾞﾗｯ

女「はあ…」

男友「あ、女…」

女「男友…」

男友「さっき生徒会長さんと話してたよね？仲いいんだ？」

女「別に…そういうわけじゃ」

男友「何の話をしてたの？」

女「何でもいいでしょッ！？」

男友「あ、ご、ごめん…つい」

女「あ、私こそ…ちょっと…カッとなっちゃって…」

支援

男友「いやいやこっちが悪いんだ。昨日もウチの教室に生徒会長さん来てたから…何だろうなって」

女「…昨日も来てた？」

男友「ああ、休み時間に。何の用事か分からなかったけど、なんかウロウロして、すぐに帰ったみたいで」

女「生徒会長センパイがウチの教室に…？」

―――何の用事で？

女「…まさか、いやいくらなんでもそれは」

―――飛躍しすぎよね。根拠ないし。

男友「…大丈夫」

女「ん、大丈夫」

男友「そっか………」

－放課後－

女「………」

―――犯人は誰だろうか。

女「可能性として１番高いのはこのクラスの誰か」

―――チャンスは多い…でも、何だろう、このひっかかりは。

『昨日もウチに生徒会長さん来てたから…何だろうなって』

女「………」

―――生徒会長は何のためにこのクラスに来たのだろう。

女「それだけが何かこう釈然と―――」

男「…なあ女」

女「ふえッ！？」

―――お、男クンから話しかけられた！？

男「…１つ聞いていいか？」

女「え…あ…うん」

男「正直に答えてくれ。髪の毛を入れたのはお前か？」

女「…違うよ。私じゃない」

男「マジだな？お前じゃないんだな？」

女「たとえ誰が何と言おうと…」

―――それは私じゃない。

男「そっか。お前じゃないのか」

女「…ほえ？」

女「信用してくれるの？」

男「…お前は変なヤツだが、ウソはつかない。それは長年の付き合いで分かる」

女「あ…」

男「さっきのお前の目は…たぶんウソをつくやつの目じゃない。だから信用した」

女「ほ、本当に…！」

―――お、男クン…！

男「すまなかった。ちょっとだけ…疑ってしまった。本当にすまん」

女「う、ううん…気にしないで」

ｶﾞﾗｯ

男妹「お兄ちゃーーーん、帰ろーーーー！」

女「ッ！？」

男妹「あ…」

男「なあ、妹。アイツは髪の毛を入れた犯人じゃない」

男妹「えっ…？」

男「別にいる。少なくとも女じゃない」

男妹「う、うそ…」

男「本当だ。だからお前ももう余計なことは言うな」

男妹「だ、だって…」

男「言・う・な」

男妹「…ッ」

女「………」

男妹「…ｷﾞﾛﾘ」

男「帰るぞ」

男妹「あ、ちょっと待ってよ」

女「…バイバイ、妹さん」

男妹「…ちっ」　ﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀｯ

女「…相変わらずケンカ腰だなあ」

―――でも私も負けないから。

女「さ、私も帰ろ―――」

？「帰るの？」

しえん

すごい早さで投下してるがそろそろ猿くらうんじゃないか

四円

女「男友？」

男友「じゃあ俺も帰ろうかな」

女「あ、いいよ」

男友「…なんだ？えらく機嫌がよさそうじゃないか」

女「うん！男クンにね、私の潔白を信じてもらえたのっ」

男友「…信じてもらえた？」

女「なんかね、私もよく分からないけど、少なくとも私が犯人じゃないって！」

男友「…へえ」

女「よかった！本当によかった…私、男クンに疑われてて本当にどうしたらいいか分からなくて」

男友「………」

女「あはは…こんなに嬉しいの久しぶりだよ」

男友「……ッ」

女「だって…男クンは私の―――」





男友「へえ…それは俺の計画と違うなあ？」

女「………ほえ？」

ｶﾞｯ　ﾄﾞﾝｶﾞﾗｶﾞｯｼｬｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｯ

やべぇわくわくしてきた

何このいい展開

急展開

上下左右ヤンデレだらけか…

女「きゃあああああああああッ！？」

男友「何でだよ？ワケわかんね。男がお前を信じた？それじゃあ俺の考えと違うじゃねーか」

女「ちょっ…なに？ど、どういうこと？」

男友「お前が犯人じゃなくちゃあダメなんだよッ！！なあ！？そうだろうがッ！？」

ﾄﾞｶｯ　ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ　ｶﾞｺｰｰｰﾝ

女「あ、あうあ…」

男友「じゃないと、お前は苦しまないだろう？」

女「ッ！？」

―――私を、苦しめる…？

ヤンホモｷﾀｰ