のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,063,098人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報

    元スレ【らき☆すた】新ジャンル?「ヤンデレこなた」Part10【(=ω=.)】

    新ジャンル覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - らき☆すた + - デレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    451 = 441 :

    乙です!前よりだいぶ進んでますね。
    しかしこうなるとやはり絵が欲しいところっすね~

    452 = 441 :

    では、今日も投下を。
    段々カオスな展開になってきた今日この頃…

    453 = 441 :

     5月5日。

     こどもの日。

     これぞ、ゴールデンウィーク(?)といわんばかりに、俺はだらだらと過ごした。

     まさに怠惰の極み。

     タイダ ノ キワミ、アーッ!!!!







    「結局、今日の晩飯もコンビニ弁当か……みゆきが聞いたらなんて言うかな?」

     『いけません、男さん!栄養が偏ります!』とか言われそうだ。

    「……調理器具揃えてみようかな?」

     そしてみゆきに作ってもらう。

     他力本願なのは仕様です。

     コンビニから出て家に向かう。

     日は沈みかけ、東側の空には群青色の夜空が滲むように広がり始めていた。

    454 = 441 :






    「男、みぃ~っけ!」

    「ん?」

     誰かに呼ばれた気がした。

     振り返ってみるが、視界には誰も居ない。

     コンビニのある通りから一本入った路地。

     うちへと続くこの道は、基本的に人通りが少ない。

    「……?気のせいか?」

    「気のせいなんかじゃ、ないよ」

    「うわッ!?」

     気がつくと、背後にかがみが立っていた。

     そう、あのかがみだ。

     いつの間に?何の気配もしなかったのに……

    「お,おどかすなよ、かがみ……どうしたんだ?こんなところで?ってか、お前、大丈夫なのか?」

    「大丈夫って……な に が ?」

    「あ、いや、ええと……」

     不意にこなたとの電話が甦る。

     まさか、本人の前で『お前、自殺する気なのか!?』なんて言えるわけがない。

     まして、俺の口からは……

    455 = 441 :

    「こ、こなたからさ、電話があったんだよ。お前の様子がちょっと変だって……」

    「変……? あれ~、私、変かな?」

    「………」

     こなたから『かがみの様子が変』っていう電話を受けてから、かがみに会うのはこれが初めてだったが……

     確かに雰囲気が俺の知ってるかがみと違う。

     あのツンデレキャラのかがみには合いそうもない猫なで声。

     それに、見開いたような瞳。その色はさっきの東の空のような深い色をしている……

     なんだか……不気味だ。

    「ねえ、答えてよ? 私どっか変かな~?」

    「い、いや、別に……それより、俺になんか用か?」

    「うん、男に用事があって来たの」

    「用事……?」

    「色々考えたんだけどさぁ、やっぱ自分じゃ決められなくて…… それで男に決めてもらおうと思ったんだよね~」

    「決めるって…… 何を?」

    「どっちが消えるか。

     ――私か? みゆきか?」

    「はあ、何言って…… って、おい!?」

     俺は思わず、身震いした。

     かがみがかばんから取り出したのは、大きなハサミ。

    456 = 441 :

     とりあえず…… でかい。

     料理バサミよりもさらに一回りくらいでかい。植木用? ……じゃないな。服の仕立て用?

     いや、そんなことはどうでもいい。というより、そこまで頭が回らなかった。

    「ちょ!? そ、そんな物騒なもん出すなよ!? な?」

    「うふふ、何驚いてるの? 心配しなくてもいいのよ? だって……これは男を傷つけるためのものじゃないから」

     薄ら笑いを浮かべるかがみ。

     なんなんだ? こいつホントにあのかがみなのか!?

     まるで別人だ。

    「大体……なんなんだよ!? その馬鹿でかいハサミは!?」

    「ハサミじゃないわよ? これは『マインドレンデル』。握り部分を半月輪状にした両刃式の和式ナイフを二振り,ネジで可動式に固定した大バサミよ。《自殺志願》って書いてマインドレンデル。うふふ、いい名前でしょ?」

    「……はあ?」

     かがみの言葉が耳に入ってから脳みそに達するまでたっぷり5秒はかかったんじゃなかろうか?

     さらに脳みその処理速度も足りていなかったらしい。

     かがみの発言の元ネタに気づくまで、さらに時間がかかった。

    457 = 441 :

    「……それ、もしかして零崎双識のマネ? つーか、それなら銀縁メガネとスーツも必須だろ? ハサミもそんなのじゃないはずだぜ? だいたいお前なあ、コスプレしたいんだったら俺じゃなくてこなたのところ行けよ」

     こなたが言ってた『様子が変』って、このことか?

     確かに『ハサミ』やら『自殺』やらのキーワードには合致してるけど……?

    「用事ってのも…… ホントはあれだろ? 『私、コスプレに目覚めました~!』っていう報告だろ? わかったわかった。わかったからいい加減n――」

     ――シャキン!!

     鋭い、金属音。

     金属同士が摩擦する乾いた音が響く。

     かがみはそのハサミを鳴らすと、くるくると指に引っ掛けて回し始めた。

     俺は思わず息を呑む。
     
    「えっと……聞こえなかったみたいだからもう一度言うね? 私とみゆき、どちらか一方が消えるべきだと思うんだよね? さ、どっち?」

    「おまえ!? それ本気で言っ――」

     ――ジョキン!!

     再び金属音。

     しかし、今度は少し濁った響きだった。

     それもそのはず、音と同時にかがみのツインテールの片側の長さが半分くらいになっていた。

     はらはらと髪の毛が落ちる。

    458 = 441 :

    「な、何やってんだ!?」

    「本気だよ」

    「……!!!」

    「私…… 惨めだよね? 男に選ばれなくて…… ホント、消えちゃいたい。でも、消えちゃいたくないって思う自分もいるの…… そう、みゆきを消したいっていう自分も」

    「………」

    「男はみゆきを選んだんだから身を引くべきなのよね? それはわかってる。こんな私はさっさといなくなるべきなのよね? それもわかってる。でも、でもね。じゃ、みゆきがいなくなったら? それってつまり、男は私のものになるかもってことよね? うふふふ。ぞくぞくするわ~ 男が私のものなんて、きゃ~///」

    「………」

    「でも、結局どっちが正解か、私では答えを出せなかったの。だから……男が選んで?」

    「………」

    「ねえ、ったら~ 黙るなんて反則よ?」

    「……ふざけんなよ? そんなもん、決まってるだろ!」

     そう、決まりきったことだ。

    「そう…… 決まってるんだ…… そうだよね? あは、はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!男は、やっぱり……みゆk」

    「両方却下だ!」

    459 = 441 :

    「……はあ!?」

    『はあ!?』じゃ、ねーよ! なんでそんな0か1かみたいな二進法的考え方になるんだよ!? 確かに俺はみゆきを選んだけど…… かがみに消えてほしいなんて一度も思ってねえ! むしろ、これからだってかがみと友達としてやっていきたい!」

     かがみを選べなかった俺に…… かがみを傷つけた俺に、言う資格はないかもしれない。

     だが、断る! 俺は言う!

    「だから、もう一度言うぞ! 『両方却下』だ!」

     一瞬の間、かがみの眼は最早焦点が合わず、宙を彷徨っている。

    「男……あんた、わかってない……わかってないよ。それに耐えられないから私は選択しようとしてるのに。それに耐えられないから消えたいのに。それに耐えられないから消したいのにさぁ……」

     相変わらずの不自然な猫なで声。

     だが、わずかにかがみの声が震え始めた。

    「あ~あ、男は答え出してくれないし、もう考えるの嫌になってきちゃった……ちょうどいいや、今ここにみゆきいないし。出せるほうの答えにしとこっと」

     ――シャカッ!!

    『出せるほうの答えにしとこっと』

     そう言うと、かがみはハサミを開いて自分の首に当てる。

     


     そして――、

    460 = 441 :

    今日はここまでです。

    話の中ではまだGW…世間はもうすぐ夏休みだというのに…

    461 = 441 :

    細かいんですが、最後の部分の、

       
      『出せるほうの答えにしとこっと』

      そう言うと、かがみはハサミを開いて自分の「首」に当てる。


    「首」は「喉元」に脳内変換おねがいします。

    462 :

    なんというシザーマン…

    463 = 450 :

    そういえばメールが来たときのメッセージ表示部分は携帯画面風にしたんですが、その辺りどうだったかなぁ・・・とか。

    464 :

    そろそろ・・・か

    465 :

    >>463
    メールが来た部分は凝った演出でしたね。
    ただこの手のゲームあまりやったことないんで、あんまりどうこう言える立場にないですが…

    467 = 465 :

    なんだか、昨日からPCの動作が全般的に遅くて困ってます…ネットでここを開くのにもいつもの数倍かかってしまいます…修理から返ってきたばっかなのに…

    というわけで、最悪途中で切れてしまう可能性がありますが、そのときは勘弁してください。とりあえず投下行きます。

    468 = 465 :

     細く、か弱い、かがみの喉元。

     血染めの大バサミ。

     滴る血。

     制服の襟元が赤く滲む。

     かがみは何の言葉も発しない。

     ただ、口をパクパクさせているだけ。

     そして、俺は――、






    「うぐっ…… 痛ってえ!!!!!」

    「あ…… ああ…… 血…… あ、あれ!? 私の血じゃない!? 私、痛く…… ない……?」

    「まったく…… 両方却下だって言ったのによ! あ゙~ もう、マジで痛え!」

     ハサミを赤く染めているのは……

     ……俺の血だった。

    「い、いやあ…… 違う、違うの…… 私、男のこと傷つけるつもりなんて…… そんな……」

    「だが、お前のおかげで俺の右手の指はめでたく4本に減ったわけだ」

    「ひ、ひぃぃぃぃ!? いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

    「うわ!? ちょっ、タイムタイム! 冗談だよ! ちゃんと五本付いてるよ! 手は血だらけになったけど、ほら、1、2、3、4、5! な?」

    469 = 465 :

     やばいやばい。

     冗談が通じる状況じゃなかったか……

    「はあはあ…… ぐ、ぐすんっ…… え、えっと…… 1、2、3、4、5…… ホントだ……」

    「な?だからちょっと落ち着けって」

    「ぐすっ…… ぐすっ…… ふええ、男…… ホントにごめ… ぐすんっ」

     かがみは泣きじゃくりながら、崩れるように座り込んだ。

     必死に息を整えている。

     血を見て、我に返った。そんな感じだろうか?
     
     ……しかし、幸い手にはちゃんと指が残っているとは言え、二~三本吹っ飛んでもおかしくない状況だった。
     
     なんせ、まさにかがみの喉元に向かって勢いよく閉じられようとしているハサミに手を突っ込んだんだから…

     鋏の要の部分に右手親指以外の四本の指を引っ掛けて、素手で刃が閉じるのを止めた。

     そんな無茶をして、何故まだ指が俺の右手にちゃんとくっついているかと言えば、それは予想できていたからだろう。

     『かがみの、自分の喉に向けたその斬撃は、俺にとって五年前から予想が付いていたように明瞭だった』から、というわけだ。

     予想できたからこそ、ハサミの刃に勢いがつく前に、刃の動きを封じることができた。

     そう、戯言使いの欠陥製品が鴨川の橋の下で、人間失格のナイフの斬撃をかわした時の様に。

     予定調和の茶番劇。

    470 = 465 :




     ……と、この血だらけの右手で言っても説得力ないか。

     ホントの所は、昨日みゆきが自分の喉にフォークを突きたてようとしたのを見ていたからだ。

     そう、みゆきと同じだったから……




    「ははっ、全然違うタイプなのに変なところだけ似てるんだな」

    「ぐすっ…… な、何の話?」

    「お前とみゆきが変なところで似てるって話」

    「み、みゆきと……?」

    「あいつも、昨日自分の喉にフォークをブッ刺そうとしたんだよ。あの時はさすがに焦ったよ。まあ、どこまで本気だったかはわからないけど…… かがみのハサミを止めるのは、昨日のみゆきのフォークを止めるよりは簡単だったかな」

     ま、これもこの血だらけの右手で言っても説得力ないか。

    「み、みゆきが!? なんでッ!? 私ならともかく…… 男に選んでもらったみゆきが、どうして……?」

    「みゆきはみゆきで悩んでたんだよ。選ばれたから悩んでないとか、選ばれなかったから悩んでるとか、結局そんなの関係ないってことじゃないか? 人間どんな状況でも悩み事は抱えるもんだってこった」

    「みゆきも私と同じように…… 悩んで…… た? 私てっきり、みゆきは幸せいっぱいで…… 私のことなんか見下してると思ってた……」

     かがみはがっくりとうなだれた。

    471 = 465 :

    「見下してはないと思うぜ? むしろ嫉妬してると思う…… 俺がかがみのことばっか心配してること怒ってたし。幸せいっぱいかどうかは…… 今後の俺次第…… なのかな?」

     今後の俺次第。
     
     自分で言ってて情けなくなってくるな……

    「かがみ、お前さ、自分が惨めで消えたいとか、でもやっぱ消えたくないからみゆきを消したいとか言ってたけどさ、もう辞めようぜ? 多分、かがみのこと『惨め』って思ってるのはかがみ自身だけだと思うぞ」

    「………ッ!! でもでも……」

    「はいはい。わかったわかった。まだごちゃごちゃ言うなら、俺から言葉を送ろう。かがみの好きな某戯言使い風に」

    「……何よ?」

    『甘えるな』」

    「……!」

    「ま、戯言だけどね」

    「……私、人識くん派だもん」

    「かはは、傑作だな」

    「……ッ!! 大体あんた、そのセリフ言われた女の子がどうなったか、知らないわけじゃないでしょッ!?」

    「タ、タイムタイム! ネタバレはまずいって…… でもとにかく、もう辞めようぜ。」

    「わ、私だって辞めようと思ったりもしたわよ…… でも辞めようと思えば思うほど……」

    「だから『甘えるな』っての! 自分の行動くらい自分で律しろよ!」

    「……そんなのいーちゃんのセリフの中に無いわよ?」

    472 = 465 :

    「……今のは違うよ。うちの父さんの言葉だ。たまにしか帰ってこないし、ぶっちゃけあんまり好きじゃないけど、この言葉は大事なことだと思ってる」

    「………」

    「それに、こんなことして、つかさちゃんや家族のみんなも悲しむぞ! 零崎は家族思いなんだろ? 悲しませるなよ。それにこなたや日下部さんや…… 俺だって悲しいし、みゆきだってきっと……」

    「………」

    「だからもう一回言うぞ。『甘えるな』!」

     かがみはうつむいたまま返事をしない。

     両手をぐっとスカートを握りしめている。

     流れる沈黙。

     俺はただ、俺の言葉がかがみに届くことを祈ることしかできなかった。







    「……わかった」

     おもむろに沈黙が破られる。

    「男の言うとおり、私、甘えてたのかも……」

    473 = 465 :

     ゆっくりと顔を上げるかがみ。

     その顔は、いつもの顔だった。



     つかさにお姉ちゃん然として接し、
     こなたにツッコミを入れ、
     みゆきの天然の軌道修正をし、
     そして俺と軽口を叩き合う、



     俺の知ってるかがみの顔。



    「私…… 私の中のおかしな私くらい自分の力で何とかするわ!」

    「それは『戯言』無しで頼むぜ! かがみん!」

    474 = 465 :

    今回はここまでです。戯言ネタの反響が大きかったので、ちょっと多めに盛り込んでみたつもりです。

    では今日はこの辺でおやすみなさい。

    475 :

    ちょっと戯言買ってくる

    476 :

    はやく文庫全部でねぇかな・・・

    477 :

    戯言知ってる奴多くて嬉しくてつい多めに書いちゃったとか無いよな?w

    478 = 466 :

    うう・・・おれだけ蚊帳の外
    そんなにおもしろいのかね戯言とやらは

    480 :

    >>478 だいじょーぶ 俺も知らん。

    481 :

    >>478
    お前一人にいい格好させるかよ!

    482 :

    そろそろ始まるザマスよ

    483 = 481 :

    いくでガンス

    484 :

    ふんがー

    というわけで今日の投下です。
    実はPCが死んでしまい、知り合いのPC使って勝手にやってます。見つかるとちょっと恥ずいw

    485 = 484 :

    「それでは泉さん、お邪魔いたしました」

    「こなちゃん、ばいばーい!」

    「うん、二人ともありがとね~ 特にみゆきさん! ホント助かったよ。宿題手伝ってくれて!」

    「いえいえ、お安い御用です」

    「それにしてもかがみん、結局来なかったね…… ここ最近様子が変だし心配だよ……」

    「うん…… お姉ちゃん、何か悩んでるみたいなんだけど…… 私達に話してくれないし……」

     ……ここでも、かがみさんの話題ですか。

     男さんといい、お二人といい……

    「まあまあ、お二人とも、そう心配なさらずに。今日だってクラスのお友達とお勉強してらっしゃることですし。それに普段からつかささんや泉さんが気にかけてらっしゃるんですもの」

    「う~ん、そうだね。あんまり私達が心配しすぎるのもかがみんに気を使わせちゃうかな?」

    「わ、わたし、またお姉ちゃんの様子がおかしかったら二人に連絡するから、そのときはまた相談に乗ってね?」

    「もっちろん」

    「ええ、お安い御用です」

    486 = 484 :





     こなたさんの家を出た後、私はつかささんと別れ、私は一人であるところに向かいました。

    あるところ…… もちろん男さんのところです。

     男さんのためにお野菜中心のおかずを作ったので、それを渡しに。

     家でお母さんがご飯を作ってくれているので、男さんと一緒にお夕飯という訳にはいかないのが残念ですが……

    「男さんは、いつもコンビニのお弁当ですものね。本当に栄養の偏りが心配です…… うふふ、男さん喜んでくださるでしょうか?」

     美味しいと言ってくださる男さんの姿を想像するだけで優しい気持ちに包まれるような感覚が私の身体に広がっていきます。

     男さんの家の近くまでバスで向かい、最寄の駅で降りたその時……

    「あら……?」

     道の反対側、逆方向に向かうバス停に見知ったその姿を見つけました。

    「男さんと…… かがみさん!?」

     いつもと髪型が違っていたので認識に時間がかかってしまいましたが、間違いありません。あれは、かがみさん!!

    「な!? どうしてお二人が!? あ、あの、男さ――」

     声をかけようとしたその時、無情にもあちら側のバス停にバスが停まり、お二人の姿が見えなくなってしまいました。

    487 = 484 :

    「ちょ、ちょっと待ってください!!」

     考えるより身体が先に動いていました。

     キキーッ!!!!

     プアァァ!パパーッ!

    「ゴルア! ねーちゃん! いきなり飛び出してくる奴があるか!? 死にてーのか、テメー!!」

     思わず、道路に飛び出した私。

    「す、すみません……」

     車に轢かれそうになってしまいました。

    「ったく、気をつけろや!」

     そうこうしているうちに男さんとかがみさんの乗ったバスは行ってしまいました。

    「あ、ああ……」

     ぐちゃぐちゃにありそうな頭を必死で制御しながら、近くの横断歩道に回り男さん達のいた反対側のバス停へ……

     お二人が乗ったバスは…… 駅に向かうバス。

     次は…… 8分後。






     8分。

     その時間がこんなにも長く感じたことが、これまでの人生の中であったでしょうか……?

    488 = 484 :

     『一日千秋』という言葉がありますが、その時の私には1分が千秋に感じられました。

     その1分1分が、明らかな悪意を持って私の自制心を蝕んでいく。

     心の侵蝕。
     



     ……そのときの私には、はっきりとそう感じられました。

    489 = 484 :

    今日はここまでです。

    >>486での『こなたさん』は『泉さん』の間違いです。すみません、脳内変換をお願いします。

    戯言ネタはちょっと打ち止めということで。

    それにしても、自分の部屋じゃないと落ち着いて投下できませんね…

    491 :

    さあ、今夜もそろそろザマスよ

    492 = 491 :

    っとたしかPCぶっ壊れたんだっけ

    493 :

    どうやらPCがウイルスにやられたらしく、重くて使いものにならなくなってしまいました‥‥‥('A`)
    知り合い曰く再セットアップしないとダメっぽいですorz

    書き溜め分はバックアップとってるのでPCさえあれば投下可能ですが、しばらくは不定期になりそうですorz

    494 = 491 :

    無理しないでがんばってね!

    495 :

    それは気の毒に・・・
    PC不具合怖いね
    気長に待ってるよ~

    496 = 493 :

    ううう‥‥‥暖かいお言葉感謝です(´д⊂)

    しばらくは知り合いか大学のPCでやっていきます。

    497 :

    ウイルス付くようなサイトに行くから…

    498 :

    皆さんのヌクモリティに支えられ、テストは何とか乗り切りました!

    >>あなざー・すたーさん
    乙です!髪を切ったかがみ…ゴクリ(AA略)

    >>310さん
    ゲーム風、ありがとうございます!この夏休みどうにかパソ画力をうPして載せられるような登場キャラを描ければ…と思っています。

    それでは今日からまた投下を再開します。
    また後でー

    499 = 491 :

    わはー

    500 = 498 :

    いきまーす


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / 新ジャンル一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - らき☆すた + - デレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について