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    元スレ【らき☆すた】新ジャンル?「ヤンデレこなた」Part10【(=ω=.)】

    新ジャンル覧 / PC版 /
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    751 = 738 :

    今日はここまでです

    753 :

    二作品のみゆきさんの扱いの違いがおもしろいなww

    754 :

    あなざー・すたーさん乙です。
    良かった。

    755 :

    まだやってたのか……
    凄いエネルギーだな

    756 :

    どっちにしろみゆきさん大活躍だな

    757 :

    みゆきさんへの迸る愛・・・

    758 :

    病み猫はこなたラブとか言ってなかったっけ?

    759 :

    >>758
    こなたを妹にほしいですね。
     
    それでは今日の投下行きます。

    760 = 759 :

    遡ること五時間前。
    その日の放課後。

    つかさ『今日はこなちゃん来てないや…昨日ちょっと言い過ぎたかな…まぁいいや、今日は男君と一緒に帰ろっ!』

    つかさ「男君、一緒にかえ…」

    男、急いで教室を出ていく。

    つかさ「かえ…かえ…かえ………」

    みゆき「どうしました、つかささん?」

    つかさ「…なんでもないよー一緒に帰ろう、ゆきちゃん。」

    みゆき「はい。」

    みゆき「……。」

    帰り道。

    つかさ「……」

    みゆき「…つかささん、どうかなさったんですか?」

    つかさ「!!!な…なんでもないよー!」

    みゆき「そうですか…?」

    つかさ「…」

    つかさ「…あのさ…ゆきちゃん。」

    みゆき「はい。」

    つかさ「…ゆきちゃんは…好きな人っている?」

    みゆき「そうですね…お友達として好きな人は居ますが、男性として意識してる方は居ないかもしれないですね。」

    つかさ「…そっかぁ。」

    みゆき「つかささんはいらっしゃるんですか?」

    761 = 759 :

    つかさ「わわわわわわ私もいないかなぁ!!!」

    みゆき「……」

    つかさ「…///」

    みゆき「…男さんですか?」

    つかさ「っっ!!!」

    みゆき「でも男さんは…」

    つかさ「分かってるよ!!!」

    つかさ「……ごめん…ゆきちゃん…。」

    みゆき「…いえ、平気です。…その…一回話し合ってみてはどうですか?」

    つかさ「…男君と?」

    みゆき「いえ、こなたさんと。」

    つかさ「……でも、私何言っていいか分かんないよ…」

    みゆき「思ってることを正直に言えばいいんですよ。」

    つかさ「うん…でも…」

    みゆき「では今日はうちで作戦会議といきませんか?」

    つかさ「……いいの?」

    みゆき「ええ。」

    つかさ「…ありがとう、ゆきちゃん…。」

    みゆき「気になさらないでください。」

    762 = 759 :

    つかさ「おじゃましまーす!」

    みゆき「どうぞ、あ、私麦茶を用意してきますね。」

    つかさ「あ、お構いなく!」

    みゆきの部屋。

    みゆき「麦茶です、どうぞ。」

    つかさ「あ、ありがとうー!」

    ごくごく

    つかさ「でね、男君の事なんだけどね、」

    みゆき「はい。」

    つかさ「…」

    みゆき「…つかささん?」

    つかさ「すーすー」

    みゆき「…。」

    みゆき「…ゆっくり…話し合ってくださいね?」

    763 = 759 :





    「……うっ…。」

    「……みゆきさん!!」

    気がつくと俺は見慣れない部屋にいた。
    両手足は縛られ、身動きはとれない。

    部屋の向かいにはモニターがあり、みゆきさんがモニターの方を向いている。

    みゆき「…男さん。」

    みゆきさんはモニターを見ながら喋り出した。

    みゆき「この部屋はお祖父様が使っていた部屋です。」

    みゆき「見てください。このモニター…私の部屋に監視カメラが付いていたんですね。お祖父様は随分と過保護な方でした。」

    モニターにはみゆきさんの部屋に横たわるこなたとつかさが映し出されていた。

    「こなたっ!…つかさまで!」

    みゆき「大丈夫です。お二人とも寝てるだけですから。それにつかささんはこなたさんとお話ししに来たんですよ?」

    「みゆきさん…君は…」

    みゆきさんは俺の言葉は聞こえてないかのように続ける。

    みゆき「…でもお祖父様はとても優しい人だったんですよ。」

    764 = 759 :

    「…」

    みゆき「男さんは…覚えてらっしゃいますか?」

    「…なにを?」

    みゆきさんは相変わらずモニターを見ながらしゃべる。

    みゆき「男さんとこなたさんは昔から仲がよろしかったですね…。」

    「…え?」

    みゆき「…私も隣のクラスに居たのを知っていますか?」

    「そう…だったんだ。」

    みゆき「ま…それは別にいいことですね。」

    みゆき「で…男さんは知ってしまったんですよね?」

    「…俺は…」

    みゆき「こなたさんのお父様を医療ミスで死なせてしまったのは、私のお父様です。」

    「…でも…その事とみゆきさんは関係ないじゃないか…!」

    みゆき「…私のお父様は…心労から神経を病んでしまい…自ら命を絶ってしまいました。…それは知っていますか?」

    「…!!」

    みゆき「全てお祖父様が教えてくれたんです。…こなたさんが引っ越した後のことです。」

    「……でもみゆきさん…みゆきさんがこなたを怨むのは間違ってる!…友達だろ!!」

    765 = 759 :

    みゆき「…何を言ってるんですか?」

    「え?」

    みゆき「あなたの…両親を…殺した人の孫が目の前に居るんですよ?…憎くないんですか?」

    766 = 759 :

    今日はここまでです。
    切りが悪くなってすみません。

    767 :

    乙。続きが気になるぜ…

    768 :

    遅くなってすみません。
    続きを投下します

    769 = 768 :

    「…やっぱり…そうだったのか…」

    みゆき「…」

    「人を[ピーーー]なんて…許される事じゃない…でもみゆきさんは関係無い…。…みゆきさんは友達だ。それ以外の何者でもないよ!」

    みゆき「………迷惑なんですよ。あなたのそういう考え方が。」

    みゆき「あなたは私と同じ。…自分を偽っています。本当は勉強だって私より出来るでしょう?」

    みゆき「それと同じです。…あなただって私が憎いでしょう?…ただあなたの好きな泉さんの身に危険が迫っているからここに来た。…違いますか?」

    「そんな事はない!こなたは確かに大切な幼なじみだ。でも、かがみもつかさも、みゆきさんだって、同じくらい大切な友達だ!!」

    みゆき「…」

    「…みゆきさんは違うのか?みゆきさんにとって、みんなは友達じゃなかったのか?!」

    みゆき「……やれやれ、ですね。」

    「え?」

    770 = 768 :

    みゆき「…あなたの優しさが、みなさんを傷付けたんですよ?」

    みゆき「私はそうなるように少し手を貸しただけ。」

    みゆき「みなさんの気持ちが分からないんですか?」

    みゆき「人には優先順位というものがあるんです。あなたはそれを理解していない。」

    みゆきさんの言葉は一見煩雑な散文詩の様に発せられた。
    でも俺にはその言葉の意味がよく分かっていた。

    みゆき「あなたは…私の気持ちだって…理解していない。」

    …でも最後の言葉はうまく理解できなかった。


    みゆき「私の気持ちが理解できますか?」

    みゆき「私もあなたと同じでした。幼い頃一人で友達らしい友達はいませんでした。」

    みゆき「だから私と同じ、孤独だったあなたに興味を持ちました。」

    みゆき「でもあなたには泉さんがいた。内気な私はあなたや泉さんに声をかけることができなかった。」

    みゆき「泉さんがなぜか転校して、私にやっとあなたに話しかける勇気が宿ったとき、お祖父様に全てを聞きました。」

    みゆき「あなたや泉さんは『テキ』だったんだと。」

    771 = 768 :

    「でも…俺達は…」

    みゆき「男さん。見てください。」

    みゆきさんはモニターを見つめたまま言った。

    モニターに映し出されたこなたは目を覚ましたようだ。
    ゆっくりと起き上がった。

    みゆき「…お二人はこれから『話し合う』んですよ。…男さんを巡って。」

    モニターの向こうの部屋には机の上に置かれたナイフが光っていた。

    こなたは、おそらく状況が理解できていないんだろう。
    ぼーっとした眼差しで辺りをキョロキョロ見ている。

    みゆき「後はつかささんが目を覚ますのを待つばかりです。」

    みゆき「…お二人が眠っている間に、微量ですがアルコール様物質を静注しておきました。…男さんならどういうことか分かりますよね?」

    …たぶん二人は目を覚ましたとき軽い酩酊状態だ。つまり『酔って』いる。
    そんな二人が冷静に話し合えるとは思えない。
    …………そして机の上にはナイフ。

    「みゆきさん!みゆきさんのしようとしてる事は…間違ってる!!」

    772 = 768 :

    みゆき「間違ってるか、正しいかは関係ないんです。…私がこうすることを選んだんです。」

    みゆき「第一『正しいこと』って何ですか?私のお父様が医療ミスを招いてしまった…それは防げた間違いだったんですか?泉さんやあなたのご両親が私達に復讐をする事は正しいことなんですか?私がお父様を『殺した』人達を憎むのは間違ったことなんですか?」

    みゆき「…男さんは黙って見ていればいいんです…。」

    「みゆきさんは…そんな事できる人じゃない。」

    みゆき「…いい加減にしてください。」

    「…俺には分かるよ。みゆきさんは努めて復讐者になろうとしてるだけだ。」

    みゆき「…そんなこと有りません!」

    「まだ遅くないよ。こなたもつかさも、きっと分かってくれる。かがみだって…」

    みゆき「そんな事は無いと言ってるんです!」

    みゆきさんは激昂すると振り返り、男を睨んだ。

    みゆき「そんなに言うんでしたら、男さんが最初ですね。」

    みゆきの手にはフェンシングで使うような突剣が握られていた。

    (オートセーブしました。重要分岐F)
    >>+3

    ①―――「人を殺せる人は涙なんて流さないよ。」

    ②―――「みゆきさんに俺を[ピーーー]勇気なんて無いよ。」

    773 :

    こなたとつかさの血みどろの(ry

    ksk

    775 :

    1

    776 :

    どなたか。あなざー・すたーさんの作品は完結作品にしていいんじゃないのかね?
    自分でやれ? ごめんなさい、携帯です

    777 :

    遅くなりました。
    それでは行きます。

    778 = 777 :

    「…人を殺せる人が、涙なんて流さないよ。」

    みゆき「!!!」

    みゆき「…ちがいます…これは…違います…!」

    「一人で…全部背負おうとしないでいいよ。俺も…たぶんこなたも…みゆきさんを許す。」

    みゆき「…やめてください。」

    「みゆきさんは本当は優しい人だよ。俺やこなたを…眠らせただけで殺してない。みゆきさんはお祖父さんみたいになるべきじゃない。」

    みゆき「……そうです…私は臆病者です。あなたを…泉さんを[ピーーー]チャンスなどいくらでもあった。…でも出来なかった…人を[ピーーー]のが怖かったんです。」

    「俺は違うと思うな。」

    みゆき「え?」

    「『人を』じゃない。『友達を』だ。掛け替えのない友達を断ち切ることができなかったんだよ。…俺だってそうだよ。みんなは…もちろんみゆきさんも含めて、どんな事があったとしてもやっぱり友達だし、憎む事なんてできないよ。」

    みゆきさんは持っていた武器を床に落とした。

    779 = 777 :

    みゆき「…あなた達は…うっ…うっ…おおばかです…」

    しばらくして落ち着くとみゆきさんは言った。

    みゆき「…泉さんが今朝私になんて言ったか分かりますか?」

    「え?」

    みゆき「『私はいいからかがみんを助けて』って言ったんですよ?」

    「…こなた。」

    みゆき「…私が…殺せるわけ無いじゃないですか…かがみさんを…みんなを…。」

    みゆきさんはめがねを外して目を拭った。
    そして男を縛っていた縄を解いた。

    みゆき「…かがみさんは地下に、泉さん達は二階の私の部屋にいます…。」

    「…みゆきさん」

    みゆき「…終わったら…警察を呼んでくださいね…自分で呼ぶのは…怖いです。」

    「何言ってるんだ。俺はみゆきさんに道を聞きに来ただけだし、みんなも遊びに来ただけだろ。」

    みゆき「…でも!」

    「分かってくれるよ…みんな…。」

    みゆき「…うっ…うっ…ごめんなさい…」

    780 = 777 :

    その瞬間、勢いよくドアが開いた。

    黒井先生「そこまでや!!!」

    「…」

    みゆき「…」

    黒井先生「………あれ?」

    「先生…タイミング悪すぎです。」

    黒井先生「な…なんやー…えと…ぶ…無事解決やな!」

    「…」

    みゆき「…」

    黒井先生「…」

    「…地下にかがみがいます。先生はそっち行ってもらえますか?」

    黒井先生「お…おう。男はどーするんや?」

    男はモニターを指さしながら言った。

    「二人を説得します。」

    黒井先生「がんばりや。」

    「はい。」

    男はみゆきさんと黒井先生を残し、みゆきさんに渡された部屋の鍵を持って二階へと上がっていった。
    以前来たみゆきさんの部屋の前まで来ると、一度深呼吸をし、鍵を回してドアを開けた。

    781 = 777 :

    部屋の中のこなたはナイフを握って、机に手を突きながらやっと立ち上がっていた。

    「こなた!」

    こなた「あ…おとこだぁ…」

    「とりあえずそのナイフを捨ててこっちこい。」

    こなた「アハハハなんでー?」

    こなたは呂律が回っていない。
    たぶんコイツ酒は弱いな…

    「もう…終わったんだ…全部…終わったんだ。…だからもう、みんなで一緒に帰ろう?」

    こなた「…あーそっかぁ…忘れてたよ。男はもうテキなんだった。」

    「テキじゃない!!俺はずっとおまえのミカタだ!!!」

    こなた「…じゃあさぁ…つかさはどうするべきだと思う?」

    「…え?…一緒に帰るんだろ?」

    こなた「…なんだ…やっぱりテキじゃん。」

    「…何言ってるんだ?」

    こなた「つかさはねぇ…今寝言で男の名前つぶやいたんだー。」

    782 = 777 :

    「こなた…」

    こなた「ころさなきゃ…テキはころさなきゃ…テキはころさなきゃ…テキはころさなきゃ…テキはころさなきゃ!!」

    「落ち着けこなた!」

    こなた「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」

    ドテッ

    こなたは自分の髪の毛を踏んで転んだ。

    そのスキを見計らって男はこなたを押さえ込んだ。

    ナイフを取り上げ遠くに投げる。

    こなた「はなせぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

    「放さない!絶対放さない!!」

    こなた「はなせぇ…うぇっ…おとこのニセモノは…うぇっ…はなせぇ…」

    「俺は俺だ!ずっと昔からお前の事知ってる俺だ!…これからも…ずっと一緒だ!」

    783 = 777 :

    こなた「うぇっ…うぇっ…」

    酔っているせいもあるだろうが、こなたは抵抗を止めたのか、力を感じなくなった。

    こなた「うぇっ…だっておとこは…つかさと…て…つないでた…」

    「じゃあこれでいいか?」

    男はこなたの手をしっかりと握った。

    こなた「…ぁ……でも…でも…」

    「そういや、まだ答えてなかったな。誰を選ぶか…。」

    男はこなたの頬に、自分の唇で触れた。

    「これが答えでも…いいか?」

    こなた「………ぉふぅ…」

    「お…おい。」

    こなた「ぐーぐー」

    「………全く。」

    眠ってしまったこなたの髪をなでながら、男は少し安堵した。

    『やっと…終わったのか…』

    でもその安堵は、背後の気配で一緒にしてかき消された。

    784 = 777 :

    つかさ「おーとーこーくんっ?」

    「つ…つかさ…」

    つかさの左手にはさっき投げたナイフが握られていた。
    しかしそれ以上に目がうつろだ。
    かなり酔っている。

    つかさ「えへへーおとこくんは、こなちゃんから離れてー」

    「な…何する気だ…。」

    つかさ「[ピーーー]」

    「なっ…やめろ…!」

    つかさ「やだっ![ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー]!!!!」

    「つかさも落ち着け!!」

    つかさ「あははははははっ!!!」

    「来るなっっ!!!」

    (オートセーブしました。重要分岐G)
    >>+3

    ①―――俺は両手を広げてこなたを守った。
    ②―――俺はつかさを止めるためつかさに歩み寄った。

    786 :

    【重要分岐多発注意】
    安価なら②

    787 :

    1

    788 :

    ち、出遅れたか。

    とりあえず乙。

    789 :

    くそ、出遅れた

    790 :

    >>789
    ドラクエやりたいな

    791 :

    分岐の多発、申し訳ありません。
    皆さんは華麗にバッドをスルーしますね。
    やはり選ばれなかったバッドも書きますか?

    それでは最後の分岐です。

    792 = 791 :

    俺は眠るこなたの前に立ち手を広げてつかさに言った。

    「つかさ、落ち着け。俺はこなたが傷つくのも、つかさが傷つくのも見たくないよ。」

    つかさ「なんでおとこくんは、こなちゃんの味方ばっかりするの?!なんで?なんで?なんで?なんで?なんで!!!!」

    つかさはふらつきながら、一歩一歩こちらに近付いてくる。

    つかさ「こなちゃんがいなくなればいいんだよね?」

    つかさ「こなちゃんがいなくなればいいんだよね?」

    「つかさ…こなたを刺すなら俺を刺してからにしろ…!」

    つかさ「…そういうこと言う男君も嫌い…」

    つかさの歩みが速くなった。
    次の瞬間…。


    かがみ「い い か げ ん に し な さ い ! ! ! !」

    つかさはビクッとなってナイフを床に落とした。

    つかさ「お…ねえちゃ……」

    「かがみ!」

    793 = 791 :

    かがみ「よっ男。…久しぶり。」

    「かがみ…よかった…無事で。」

    かがみ「心配した?」

    「当たり前だろ!」

    かがみ「ふふっ」

    つかさ「おねえちゃん…」

    かがみ「つかさっ!!」

    つかさ「ひゃっ><」

    かがみ「…全くあんたは…」

    つかさ「だって…だってぇ…」

    「かがみ、つかさは今酔っぱらってるんだ。」

    かがみ「えっ?!なんで?!」

    「話せば長くなるんだけどさ…」

    つかさ「えっ…えっ…うぇっ…」

    かがみが、つかさを抱き頭を撫でると暫くしてつかさは眠ってしまった。

    かがみ「つかさは私がなだめとくから。」

    「うん…かがみは平気なのか?」

    かがみ「全然平気。むしろ運動してないから少し太ったかも。」

    「そっか…。」

    かがみ「先生はみゆきのとこよ。」

    「うん。」

    794 = 791 :

    かがみ「あ、ちょっと。」

    「ん?」

    かがみ「…こなたは…アンタが連れてきなさいよ。」

    「あ…うん。」

    かがみ「こなたを選んだんでしょ?…ちゃんと大事にするのよ。」

    「お…おぅ。」

    かがみ「じゃあさ…帰ろ?男は先行っててよ。」

    「あ…待ってくれ。みゆきさんは…悪くないんだ!後でちゃんと説明…」

    かがみ「分かってるわよ。誘拐したのは黒服の男達よ。みゆきは私を隠してたの。」

    「そう…だったんだ………あ!」

    かがみ「な、何?」

    「こなたはここに来たとき、みゆきさんに『私はいいからかがみんを助けて』って言ったらしいよ。」

    かがみ「ふん………バカ。」

    795 = 791 :

    一階のリビングに、みゆきさんと先生が居た。

    みゆきさんが泣いているのを先生が慰めていた。

    みゆき「私は…取り返しのつかない事をしました…」

    黒井先生「何言っとんのや。さっきの男の言葉、聞いたやろ?」

    みゆき「でも…私は…そんな男さんの事を何度も殺そうとしました…。」

    黒井先生「結局殺せなかったんやろ?…それが自分のホントの気持ちや。」

    みゆき「でも…でも…」

    男は眠っているこなたをソファに横にすると、言った。


    「みゆきさん…。」

    みゆき「!」

    「みゆきさんはかがみの事守ってたんだってね。」

    みゆき「……。」

    「『友達』だから…だよね?」

    みゆきは小さくうなずいた。

    「俺は?」

    みゆき「…えっ?」

    796 = 791 :

    「俺はみゆきさんになんて思われてる?」

    みゆき「………できる事なら…『友達』になりたかったです……。」

    「何言ってんだ?もう友達だよ。…小学校で会って…随分経っちゃったけど、稜桜に来てやっと友達になれたんじゃないか。」

    みゆき「でも私は…」

    「俺、稜桜に来て良かったよ。こなたに再会できたし、つかさやかがみに会えたし、やっとみゆきさんにも会えた。…みんなさ…ずっと友達だろ?」

    みゆき「………うん…そう…ですね」

    みゆきさんは男に抱きついて、声を[ピーーー]ような嗚咽と共に泣いた。
    黒井先生は二人の頭を抱きかかえた。

    黒井先生「なんか…教師やってて良かったわ…。」

    暫く時間が過ぎて、リビングに眠るつかさを背負ったかがみが現れた。

    かがみ「よく分からないけど終わったのね。」

    797 = 791 :

    黒井先生「じゃあみんな帰るかー先生が車乗せてってやるわー」

    みゆき「ま、待ってください。今日はもう遅いので泊まっていってください!」

    黒井先生「そういう訳にもいかんやろー。第一親もおらんのに。……ん?なんで居ないんや?」


    みゆき「「あ」」


    「お葬式なんじゃ…」

    みゆき「忘れてました…」

    一同「?」



    ガチャ

    ゆかり「ただいまー」

    みゆき「おかおかおかお母さん!」

    ゆかり「みゆきどうしたのー?あら、皆さん。先生まで。いつもみゆきがお世話になってますー。」

    みゆき「お母さん!ごめんなさい!お葬式終わってしまいましたか?!」

    ゆかり「もう12時よー。さすがに終わったわ。皆さんも今日は遅いので泊まっていってくださいねー。」

    黒井先生「………まあみゆき母もああ言ってる事やしお邪魔して行こうかー?」

    798 = 791 :

    色々あった…。
    有りすぎた。
    この1ヶ月余りが一年以上に感じる。

    詳しい話は、後日、当事者である、みゆきさん、こなた、俺で話すことになった。
    今日はもう寝よう、ということで。

    つかさは酔ったまま眠ってしまったのでかがみが一緒に寝ている。

    こなたは一度起きたがまだ酒が抜け切れていないらしい。すぐに布団に入った。

    みゆきさんは自分の部屋に、黒井先生はでかいベッドにはしゃぎながら、それぞれの部屋へ行った。

    俺は…

    (オートセーブしました。最終分岐表)

    >>+6

    ①―――今日はさすがに疲れた。もう寝よう。
    ②―――まだフラフラしてたこなたが心配だ。こなたの部屋へ行く。
    ③―――つかさの誤解を解かなきゃ。それにかがみとゆっくり話したい。
    ④―――みゆきさんはきっと不安なはずだ。もう少し話そう。
    ⑤―――夕方のおぱいの感触が忘れられません。黒井先生の部屋へ。

    799 :

    乙です
    しかし何という外道な分岐

    800 :


    いきなりの五択ワロタ


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