私的良スレ書庫
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元スレ新ジャンル『淡々とかたり合う二人』
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女「好きな季節はなんですか」
男「春です」
女「理由はなんでしょう」
男「桜がきれいだからですよ。
君は春の境界線がどこだかわかりますか?
あれはヘールホップ彗星の向こう側から引かれるY線によってなされるのです」
女「意味がわかりません」
男「僕らの淡々らしさを演出させてみました。出ていましたか?」
女「人の黒歴史を、こともなげに掘り返さないでください」
男「春です」
女「理由はなんでしょう」
男「桜がきれいだからですよ。
君は春の境界線がどこだかわかりますか?
あれはヘールホップ彗星の向こう側から引かれるY線によってなされるのです」
女「意味がわかりません」
男「僕らの淡々らしさを演出させてみました。出ていましたか?」
女「人の黒歴史を、こともなげに掘り返さないでください」
女「例えば、何の前触れもなく私が死んでしまったとして」
男「やめてください」
女「例え話ですよ」
男「イフの話は嫌いではなかったのですか」
女「はい嫌いです」
男「なら、やめましょう」
女「……そう、ですね」
男「やめてください」
女「例え話ですよ」
男「イフの話は嫌いではなかったのですか」
女「はい嫌いです」
男「なら、やめましょう」
女「……そう、ですね」
女「何故夕日は大きく見えるのでしょうか」
男「形而上の質問ですか?」
女「普通の質問です」
男「であれば、聞いたことはあります。昼間の太陽よりも遠くに見えるように感じるため」
「なのに大きさは変わらず見えるため、結果大きく見えるのだと」
女「意外とわかりやすいですね。だと言うのに、夕日よりも昼間の太陽の方が暖かい」
男「それは角度の問題です」
女「なるほど、太陽にきちんと向かい合っているから暖かく、向かい合わないから寒くなる」
男「そのとおりです」
女「きちんと向かい合わないから、寒く、遠く、大きく見える」
「きちんと向き合えば、暖かく、近く、小さく見える」
男「何かお考えですか」
女「何かに似ているような気もするのですが、それが何なのかは良くは分かりません」
男「形而上の質問ですか?」
女「普通の質問です」
男「であれば、聞いたことはあります。昼間の太陽よりも遠くに見えるように感じるため」
「なのに大きさは変わらず見えるため、結果大きく見えるのだと」
女「意外とわかりやすいですね。だと言うのに、夕日よりも昼間の太陽の方が暖かい」
男「それは角度の問題です」
女「なるほど、太陽にきちんと向かい合っているから暖かく、向かい合わないから寒くなる」
男「そのとおりです」
女「きちんと向かい合わないから、寒く、遠く、大きく見える」
「きちんと向き合えば、暖かく、近く、小さく見える」
男「何かお考えですか」
女「何かに似ているような気もするのですが、それが何なのかは良くは分かりません」
男「外へ出ましょう」
女「……今日は休日で、しかも雨ですけど」
男「雨の日にこそ外に出てはいかがですか」
女「服がぬれます。傘を持つのが面倒臭いです」
男「晴れの日だったらいかがですか」
女「お日様の匂いはダニさんの死骸の匂いです」
男「……曇りでは?」
女「今日は雨です。イフの話は嫌いです」
男「……プリンを買いに行きましょうか」
女「さっそく着替えてきます」
男「薄情者ですね」
女「それは私の台詞ですよ」
女「……今日は休日で、しかも雨ですけど」
男「雨の日にこそ外に出てはいかがですか」
女「服がぬれます。傘を持つのが面倒臭いです」
男「晴れの日だったらいかがですか」
女「お日様の匂いはダニさんの死骸の匂いです」
男「……曇りでは?」
女「今日は雨です。イフの話は嫌いです」
男「……プリンを買いに行きましょうか」
女「さっそく着替えてきます」
男「薄情者ですね」
女「それは私の台詞ですよ」
男「こんばんわ」
女「ええ、こんばんわ」
男「こんな田舎のバス停で会うとは奇遇ですね」
女「そうでしょうか?」
男「ええ、それなりには」
女「それなり、ですか?」
男「それなりに、です」
女「ええ、こんばんわ」
男「こんな田舎のバス停で会うとは奇遇ですね」
女「そうでしょうか?」
男「ええ、それなりには」
女「それなり、ですか?」
男「それなりに、です」
男「今、無性に京都へ行きたいです」
女「古都ですか、うん、いいですね。清水寺や三年坂などがありますよ」
男「よく聞く地名ですね。
……しかしお恥ずかしながら、僕はこの町から出たことがないのです」
女「そうですか。では、案内はまかせてください」
男「楽しみにしています」
女「まかされました」
幸せそうに彼女が笑う。
僕は思う。
男「(――――かなう事など、ありはしないのだろうけれど)」
女「古都ですか、うん、いいですね。清水寺や三年坂などがありますよ」
男「よく聞く地名ですね。
……しかしお恥ずかしながら、僕はこの町から出たことがないのです」
女「そうですか。では、案内はまかせてください」
男「楽しみにしています」
女「まかされました」
幸せそうに彼女が笑う。
僕は思う。
男「(――――かなう事など、ありはしないのだろうけれど)」
男「貴方はどのようにここへ?」
女「どのように、とはどういうことですか?」
男「…わかりませんか?」
女「ええ、まったく」
男「そうですか、なら忘れてください」
女「気になります」
男「お忘れください」
女「…なら今は忘れましょう」
男「ありがとうございます」
女「いえいえ」
女「どのように、とはどういうことですか?」
男「…わかりませんか?」
女「ええ、まったく」
男「そうですか、なら忘れてください」
女「気になります」
男「お忘れください」
女「…なら今は忘れましょう」
男「ありがとうございます」
女「いえいえ」
女「ここは星が綺麗ですね」
男「ええ、街灯もなにもありませんから特に」
女「心が洗われるようです」
男「本当に洗われてるかもしれませんよ?」
女「またご冗談を」
男「いえいえ、私は本気です」
女「なら…それもいいかもしれませんね」
男「そうですか」
女「ええ」
男「ええ、街灯もなにもありませんから特に」
女「心が洗われるようです」
男「本当に洗われてるかもしれませんよ?」
女「またご冗談を」
男「いえいえ、私は本気です」
女「なら…それもいいかもしれませんね」
男「そうですか」
女「ええ」
女「お酒を飲みませんか」
男「年齢の設定によります」
女「はじめから設定しなければどうと言うことはありません」
男「そうですか。でしたら一つ頂きましょうか」
数十分後
女「男さん、あなたはずるいです」
男「いったい何のことでしょうか」
女「お酒を飲んだら、普通は性格が変わるものです」
男「あなたも十分に飲んでいるはずですが、普段と全く変わっていません」
女「では、私もずるいのでしょうか」
男「はい、大変ずるいと思います」
女「一体何を期待したのですか」
男「はじめにお酒を勧めたのはあなたです。あなたこそ何を期待しましたか」
女「あなたこそ何を期待しましたか」
男「言わないつもりですね」
女「……片付けましょうか」
男「それとももう少し飲みましょうか?」
男「年齢の設定によります」
女「はじめから設定しなければどうと言うことはありません」
男「そうですか。でしたら一つ頂きましょうか」
数十分後
女「男さん、あなたはずるいです」
男「いったい何のことでしょうか」
女「お酒を飲んだら、普通は性格が変わるものです」
男「あなたも十分に飲んでいるはずですが、普段と全く変わっていません」
女「では、私もずるいのでしょうか」
男「はい、大変ずるいと思います」
女「一体何を期待したのですか」
男「はじめにお酒を勧めたのはあなたです。あなたこそ何を期待しましたか」
女「あなたこそ何を期待しましたか」
男「言わないつもりですね」
女「……片付けましょうか」
男「それとももう少し飲みましょうか?」
女「世界の果ての色の話を、覚えていますか」
男「いつか君が話してくれた、夢の話も覚えていますよ」
女「ならなぜそんな風に、諦めたように笑うのですか」
男「君には勝てないとわかっているからです」
女「あなたはうそつきですね」
男「僕はうそつきでしょうか。そんなこと、生まれて初めて言われました」
女「言葉が全て虚偽に聞こえます」
男「僕たちの語りは、騙りだったのでしょうか」
女「うまくありません」
男「そうですね。しかし僕の鼓動は一秒一刻弱くなっている。それだけは確かです」
男「いつか君が話してくれた、夢の話も覚えていますよ」
女「ならなぜそんな風に、諦めたように笑うのですか」
男「君には勝てないとわかっているからです」
女「あなたはうそつきですね」
男「僕はうそつきでしょうか。そんなこと、生まれて初めて言われました」
女「言葉が全て虚偽に聞こえます」
男「僕たちの語りは、騙りだったのでしょうか」
女「うまくありません」
男「そうですね。しかし僕の鼓動は一秒一刻弱くなっている。それだけは確かです」
女「バス来ませんね」
男「もしかしたらもう来ないかもしれませんよ」
女「それは困ります」
男「そうですか?」
女「ええ、行かなくてはならない所がありますから」
男「そうですか、いいですねそれも」
女「はい?」
男「いえいえ、お気になさらず」
女「貴方は思わせが過ぎますよ」
男「それほどでもありませんよ」
男「もしかしたらもう来ないかもしれませんよ」
女「それは困ります」
男「そうですか?」
女「ええ、行かなくてはならない所がありますから」
男「そうですか、いいですねそれも」
女「はい?」
男「いえいえ、お気になさらず」
女「貴方は思わせが過ぎますよ」
男「それほどでもありませんよ」
女「あの山はなんという名前なんでしょう」
男「わかりません、名前があるのかも」
女「変わった形の山ですよね」
男「そうですか?」
女「ええ、あんなに尖った山は見たことがありません」
男「私はここ以外には知りませんから」
女「そうなんですか」
男「ええ」
男「わかりません、名前があるのかも」
女「変わった形の山ですよね」
男「そうですか?」
女「ええ、あんなに尖った山は見たことがありません」
男「私はここ以外には知りませんから」
女「そうなんですか」
男「ええ」
しかし、自分が立てたスレと似たようなスレが自分のより二倍以上延びてるの見るとなんか死にたくなるな……
女「百万回の愛してるなんかよりもずっとずっと大切にするものとはなんでしょう。」
男「例によっていきなりですね。」
女「昨日ラジオで聞きました。とても深い意味を感じます。」
男「そうですね。僕が思うに、日常だと思います。」
女「なるほど。私とは違う結論ですね。」
男「では、あなたの結論は?」
女「思うに、アナタかと。」
男「ふむ。とても恥かしいですねそれは。」
女「言ってるこっちも恥かしかったです。それより日常のことを詳しく教えてください。」
男「掘り返しますか。そうですか。」
男「例によっていきなりですね。」
女「昨日ラジオで聞きました。とても深い意味を感じます。」
男「そうですね。僕が思うに、日常だと思います。」
女「なるほど。私とは違う結論ですね。」
男「では、あなたの結論は?」
女「思うに、アナタかと。」
男「ふむ。とても恥かしいですねそれは。」
女「言ってるこっちも恥かしかったです。それより日常のことを詳しく教えてください。」
男「掘り返しますか。そうですか。」
男「この商店街は甘い物を売る店が多いですね」
女「はい……プリン、ワッフル、クレープ、鯛焼き……多いですね」
男「それは好きな順番ですか」
女「いいえ、私はプリン一筋です」
男「そうですか」
女「こんな話を初めておいて、まさか買わないわけではありませんね?」
男「そこは覚悟の上で話しかけました」
女「大変良い心がけです。行きましょうか」
自分は全部ONEの里村と折原で再生されるから困る……古いか
女「はい……プリン、ワッフル、クレープ、鯛焼き……多いですね」
男「それは好きな順番ですか」
女「いいえ、私はプリン一筋です」
男「そうですか」
女「こんな話を初めておいて、まさか買わないわけではありませんね?」
男「そこは覚悟の上で話しかけました」
女「大変良い心がけです。行きましょうか」
自分は全部ONEの里村と折原で再生されるから困る……古いか
女「例えば……世界が明日で終わるとして」
男「それは恐いですね」
女「世界が終わるその前の日にも、私とあなたはこうして淡々と話し続けるでしょうか」
男「そうですね。どうでしょうか」
男「例えば、飛行機事故」
女「はい」
男「墜落することが避けられなくなると、乗客は意外と平静になるそうですね」
女「パニックになるのは、助かる希望がほんの少しでもあるからだ、と」
男「世界が明日で終わる、私たちは助からない。というのであれば」
「変わらず淡々と話しているのかも知れませんね」
女「私たちは何かに絶望しているから、こうして話しているのでしょうか」
男「逆に、安心しすぎているのかも知れませんけどね」
男「ifの話は嫌いだったんじゃないのですか」
女「多分……酔っているんです」
男「それは恐いですね」
女「世界が終わるその前の日にも、私とあなたはこうして淡々と話し続けるでしょうか」
男「そうですね。どうでしょうか」
男「例えば、飛行機事故」
女「はい」
男「墜落することが避けられなくなると、乗客は意外と平静になるそうですね」
女「パニックになるのは、助かる希望がほんの少しでもあるからだ、と」
男「世界が明日で終わる、私たちは助からない。というのであれば」
「変わらず淡々と話しているのかも知れませんね」
女「私たちは何かに絶望しているから、こうして話しているのでしょうか」
男「逆に、安心しすぎているのかも知れませんけどね」
男「ifの話は嫌いだったんじゃないのですか」
女「多分……酔っているんです」
>>239
1997年でしたっけ、もう10年以上かも^^;
1997年でしたっけ、もう10年以上かも^^;
女「あっ、バスが来ましたよ」
男「反対側ですけどね」
女「…どうしてこんな時間なのに子供ばかりが」
男「どうしてでしょうね」
女「行ってしまいました」
男「ええ、幸せそうでしたね」
女「でも今は深夜ですよ?」
男「そんなものです」
女「…そうでしょうか」
男「はい」
男「反対側ですけどね」
女「…どうしてこんな時間なのに子供ばかりが」
男「どうしてでしょうね」
女「行ってしまいました」
男「ええ、幸せそうでしたね」
女「でも今は深夜ですよ?」
男「そんなものです」
女「…そうでしょうか」
男「はい」
女「ネタがなければ過去ログを見ればいいじゃない」
男「マリーアントワネット王妃の名言ですね、良く分かります」
男「アメリカン回転寿司が現れた」
女「まじめに」
男「マリーアントワネット王妃の名言ですね、良く分かります」
男「アメリカン回転寿司が現れた」
女「まじめに」
女「本当に、本当に例えばの話です」
男「はい」
女「そんなことは全く微塵も思っていないことを初めに良く念頭に置いてください」
男「はい」
女「た、例えば私が、何か扇情的な格好であなたの前に現れたら、どうしますか?」
男「やめさせます」
女「…………そうですか」
男「むしろ普段通りに淡々と喋っている方がよっぽど魅力的です」
女「……あなたは特殊な好みの持ち主ですか?」
男「あなたがよっぽど奇妙な人間なら、あるいは」
男「はい」
女「そんなことは全く微塵も思っていないことを初めに良く念頭に置いてください」
男「はい」
女「た、例えば私が、何か扇情的な格好であなたの前に現れたら、どうしますか?」
男「やめさせます」
女「…………そうですか」
男「むしろ普段通りに淡々と喋っている方がよっぽど魅力的です」
女「……あなたは特殊な好みの持ち主ですか?」
男「あなたがよっぽど奇妙な人間なら、あるいは」
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