男「つまり、新ジャンルで萌えとか言ってる奴らは寒いってことだ」
女「貴様ぁっ、新ジャンルを愚弄するつもりか！」
男「だってよぉ、いくらハイクオリティだ何だって言っても、
　　所詮は全部オタクの妄想に過ぎないじゃないか」
女「それがいいのよ、現実には存在しない属性に萌えることの何が悪いのよ！」
男「あんなのただの文章の羅列だよ、早く目を覚ませ！」
女「うるさいうるさいうるさーいっ！」
男「……」

そうですね

男「いい加減新ジャンルから卒業しろよ…」
女「あのね、私は新ジャンルのためなら命を張ってもいいと思ってるのよ？」
男「命を張る……どうやって？」
女「新ジャンル達が風邪をひきそうな寒い夜、人肌で温めてあげたりとか！」
男「不可能だから。つーか男の新ジャンルオタでも、そこまで言い切る奴はいないと思うぞ？」
女「誰もやらないからこそ、私がやる価値があるのよ！」
男「ｷｶﾞ、ｸﾙｯﾄﾙ」

男「VIP・SSってよ、そこまでハマるほど面白いか？」
女「てかさ、私に新ジャンル教えたのは、あんたじゃん」
男「まあそうなんだけど」
女「そもそも、あんたこそ新ジャンルが好きだったんじゃないの？」
男「お前がそんなになる前は、俺も普通に好きだったよ」

女「じゃあさ、」

男「なんだ？」

女「私が、もう一度君が新ジャンルを好きになれるようにしてあげる」

男「はい？」

女「要するに、私が実際に色んなジャンルを君相手に演じてあげるっていうわけよ」

男「で？　っていう」

女「で、私は君の目の前にちゃんと存在してる女の子なんだから、君の妄想じゃない。
　　つまり、どこかで君のツボをつかみ、君を萌えさせることが出来る！　……はず」

男「よっしゃ原点に帰ろう。SSってなんぞ」
女「そこまで戻っちゃうのか」
男「俺はナウなヤングじゃないから略字は苦手なんだよ！」
女「あんた……いくつよ」
男「さあ！　教えーてくれい！」
女「誠意が感じられない」
男「あれか、教えを請うなら三回訪ねに来いと」
女「いや、ウザイからいいわ」

>>6
それいいな
よし、あとはお前に任せた

雀「チュンチュン……そんなわけで翌朝だよ！」

男「YABEEEEEEEE！　昨日女とスカイプしすぎて寝坊した！！！」　どたどたどた

雀「当然の如く曲がり角の反対側からは女が走ってきてるよｗｗｗｗチュンチュンｗｗｗ」

女「やばすｗｗｗｗｗｗ　昨日スカイプしすぎて寝坊したｗｗｗｗ……うわっ」

　どしーん


男「いててて、なんだよこの90年代的ノリの遅刻場面は……」

女「あー！　あんたは！」

男「いや、あんたは、って言われても俺だよ。お前のスカイプの相手で寝坊した俺だよ」

女（チラ……ッ　チラ……ッ）

男（な、なんだよその露骨なパンチラは……。俺に突っ込めってか）

>>7もがんがれ

男「お、お前パンツみえてんぞ……っ！」

女「きゃー！　べ、」

男「べ？」

女「べ、別にアンタなんかに見せるためにぶつかったんじゃないんだからね！」

男「へ？」

女「もう！　学校遅れるよ！　じゃね！　死ね！」


友「……女は細分化していく新ジャンルスレを見すぎたあまり、もっとも基本的な属性『ツンデレ』
　　それに対しゲシュタルト崩壊を起こし……このような奇行に及んだのかもしれない」

男「……だれだよお前」

友「『友』じゃないかあ、男君。ほら、俺だよ俺。新ジャンルスレの裏の主役『友』だよ」

男「…………」

友「うん、役者は揃ったね」

男「………だから誰だよお前」

新ジャンルもＳＳ……

女「ユダヤ人が嫌いなだけなんだからねっ、ナチスのためなんかじゃないんだからねっ！」

　あれ、違う

男「新ジャンルがSSならさ、SSは新ジャンルじゃね？」
女「はあ？」
男「はっ！　そうか、そういうことだったのか」
女「なにがさ」
男「新＝S、ジャンル＝Sだったんだよ！」
女「なっ、なんだっ……いやその理屈はおかしい」
男「本来ならば新シャンルになるべきだったはずが、弘法も筆の誤り的に改変されていったという」
女「はいはい。変な電波を受信しないようにね」

哲学的には人間もまたこの世界の拙い歯車が見た夢にすぎない

友「新ジャンルスレにおける『友』の立ち位置は重要だよ、やっぱり。
　　俺の個性が、新ジャンル娘の個性を引き立てているに違いない。
　　だから俺もこのスレではどんどん個性だしてくよぉおおおおおッ！？？？」

男「メタ視点トークやめようぜ……」

友「とりあえずパラレル世界がライバル。
　　これぞシンジャンルスレなんだよ。一つのスレの中に沢山のSSが混在する。
　　食うか食われるか、ネタが尽きるか尽きないか、これが新ジャンルスレなんだよ、
　　ね、保坂先輩！」

男「……先輩ってまだコテやってんのかなあ……」


女「こら、二人とも、いつまで変な話してんのよ！　はやく行かないと学校おくれちゃうよ！」

男「まだ居たのかよ」

>>12
なんか好きだ

男「何故ニュージャンルではなく新ジャンルなのか！」
女「『新ジャンル』で一つの単語だからでしょ」
男「新ジャンル＝SSという等式が成り立つならば日本語＋英語であり、そして
女「そこまでー」
男「人が普段使わない脳をフル稼働させているというのに扱いがひどいぞ」
女「使わなきゃいーじゃん」
男「なにぃ？　『Don't think,feel』と申すのか！」
女「そこまで言わないけど、黙ってくれれば何も言うことはないよ」

キーンコーンカーンコーン

先生「と、いうわけで『新ジャンル：低身長』事件はこのように新ジャンル界に大きな波紋を……
　　　　おっと、時間か、ここテストに出るから。はい一時間目終り！　終了！」


男「おっと……、鉛筆おとしちまった」

ころころころ

女「ん」

男「悪い、拾ってくれないか。そっちの方ころがってった」

女「はい」

男「やけに素直じゃないか」

女「べ、べつにあんたなんかのために拾ってあげたわけじゃないんだからね！」


男「……っておいおいじゃあ一体全体誰が為だっての」

女「あ、えー……んと……ぉ……、え、鉛筆さん？」

男「……えんぴつさん？」

女「そ、そう鉛筆さん！」

鉛筆さん『きゃあああああっ』

消しゴムさん『ああっ鉛筆さん！！！』


鉛『らめえええっ　このまま落ちちゃうと中で芯が折れちゃうううううっ』

消『鉛筆さーん！　略すとなんだか金属みたいな名前だよぉーっ！！！！』





女「……てな感じで、新ジャンル『文房具』ということでここは一つ……」

男「お前思ったより重症だな」

男「そもそもだなあ、お前は一体どうしたいんだ」

女「えーっと……ツン……デレ？」

男「俺に聞くなっての」

女「いや、私もわからんくなってきた」

男「だろう。そもそもツンデレって言葉自体なんだかあやふやなんだよ最近は。
　　ツンツンしつつデレてるのか、普段はツンだけど二人だとデレなのか、ツンから徐々にデレてくのか……
　　どれが本当のツンデレなんだよ一体」

女「んじゃあツンデレやめるわ」

男「何するのよ次は」

女「くーでれ！」


男「お前そんなクールなキャラできるのかよ」

女「KOOLになれ……KOOLになれ私……」

男「…………」

男「ははあ、謎はすべて解けた」
女「うっそばっかり」
男「SSは何の略か、とお前に問うたことがあったよな」
女「有耶無耶になっちゃったけどね」
男「SSとは『SilentStoryteller』すなわち書き手の心得だったんだよ！」
女「！？」
男「ぐうの音も出まい」
女「でもさ、書き手にもいろんな人がいてもいいと思うよ？」
男「……それはそれでいいんじゃない？」
女「あ、逃げた」

雀「チュンチュン！　二時間目だよ！」


先生「ありおりはべりのいまそかり」


鉛『ご主人様ー』

男「なんだなんだ」

鉛『隣の席の女ちゃんがガン見してますよう』

男「……もう一回鉛筆落としてくれって事か」

友「授業中に自らのキャラを立たせるには良い手立てだと思う」

男「お前一体どこから話しかけてんの？」

鉛『しかしご主人様。私は先ほどの落下で中で芯が折れちまいました。
　　そんなわけで今回は消しゴムさんを……』

消『え！？　私はやだよ！　ほら、だってわたしゴムだし！　どこ飛んでくかわかんないし！』

男「もう煩いよお前ら」　ぽいっ

鉛筆削り『って俺かよ！！』

消『削りの兄貴ーーーっ！』

鉛『ご主人様！　肥後の守を使ってくれとあれほど私が……』

男「だー！　もう煩いなあ！」

男「……」
女「……」
男「……」
女「……」
男「はい、カットォ！」

男「これが本当のSilentStorytellerだ」
女「ただ無意味に三点リーダ並べただけに過ぎないんじゃ」
男「そいつぁ言わねえ約束だぜおっかさん」
女「情けない息子を持ってわたしゃ悲しくて涙が止まらないよっ」
男「いいぞ、その調子だもっとやれ」
女「はぁ～、なんだか本当に悲しくなってきた……」

削『ぐはっ』　ころころ

男「あ、悪い。削り器落としちまった。拾ってくれないか？」

女「…………興味ないね」　（とか言いつつひろう）

男「？」

女「君の落とした鉛筆削り自体には興味ないけど、
　　私がこれを拾って君に渡したすってことのほうに興味があったから渡しただけ」

男「え、いや、……なんていうか……」

女「好意的なレスポンスを期待してる」

男「それ……たぶんクーデレと違う…………」


先生「そこ！　うるさいぞ！」

委員長「いまさらｗｗｗｗｗｗ」

男「妄想を文章に起こせばいいんだよな！」
女「原則はそうなんだろうけど」
男「俺は特定の誰かとイチャイチャハハッしたい！」
女「そこはかとなくドス黒い妄想が見える」
男「男は狼だからな、誰もがビーストモードを備えてるもんさ」
女「悲しいけどこれ、現実なのよね」
男「だから！　とても描写できないほどの桃色展開を授けてくれ！」
女「ねえ。口先だけじゃ何も変えられないんじゃないかな」
男「新ジャンルは妄想を具現化する場だ！　こうやって叫んでいればいつか必ず！」
女（駄目だこいつ、早くなんとかしないと……）

そうして昼休みになったとおもった。

友「つまりはね、女が新ジャンルに対してゲシュタルト崩壊を起こしてるのは、
　　なんていうか、アレだ。新都社的なアレだ。『この○○には読者が居ない』って奴だ」

男「局地的すぎる例えだなあ……」

友「実際、新ジャンルスレの読者にROMいないはずなんだよ」

女「事実、私も書き込みしたりするしね」

男「俺も昔はそうだったなあ……」

友「お前ら目的わすれてね？」


女「そうだ！　私は男君に新ジャンルの素晴らしさを再発見してもらう作戦を遂行中なのであった！」

男「……なんだかなあ」

男「人間の想像力は宇宙に等しい」
女「私人間だけど過言だと思う」
男「宇宙には解明できない謎がたくさんある」
女「みたいだね」
男「故に俺が宇宙だ」
女「なんという三段論法・F・セイエイ」
男「思うが侭やっちまったもん勝ちなわけだ世の中」
女「そうかもしれないけど……ねえ？」
男「なあにカマトトぶってやがる。ぶっ壊しちまえよ、常識ってやつをさあ」
女「じゃあ常識的に考えて一発ぶん殴ることにする」

そして放課後☆

友「じゃね。また明日」

女「ばいばーい」

男「結局だれだったんだあいつは……」

女「え？　誰って……新ジャンルスレにはおなじみの『友』じゃん」

男「………もういいよ」

女「でさ、どうだった？」

男「何が」

女「私」

男「あー、結局何試したんだっけ」

女「えーっと、……ツンデレ、クーデレ、渡辺さん、ヤンデレ、ツンゲロ……」

男「ぶっちゃけどれも印象に残ってねえなあ……」

女「ひでえ」

男「じゃあな、俺は道こっちだから」

女「うん……」

男「どした？」

女「…………いつかは、ぜったい男君に気に入られるようになるんだから」

男「……え？」

女「ううん、なんでもない。じゃあねっ！　ばいばい！」




女「……………、男君のばか」

わーい名前欄ミスった

誰も見てないっぽいからいいよね……

このまま落ちますように……

>>32
残念見てるんだなこれが

待てよ。
一応見てるが一体おまいらはどこを目指してるの？

一応残像置いておく

(´･ω･`) nanntekottay

とぼけまいぞ

男「てめえも書き手の端くれならスレタイを常に念頭に置いておけ」
女「いや、私書き手じゃねーし」
男「書き手に操られる存在ならスレタイを常に
女「まーた無茶苦茶言ってるよこの人は」
男「気がつけば既出という名の迷宮……そんな人生はや　だ　よ！」
女「わかったわかった。今日はもう寝てしまえ、な？」

そして次の日……

女「おはよ」

男「おはｙ……ってあれ。普通じゃん」

女「普通って……何よ」

男「いや、新ジャンル、やめたの？」

女「だって……まあいいや、早く行かないと学校遅れちゃうよ」

男「あ、……うん」

きーんこーんかーんこーん


男「……」


鋭『……男君がガン見してるんすけど……。ってか俺の略ひどくね？』

女「シャーペンさん、いいのよ、ほっとけば」

練『なにか作戦でも？』

女「練り消しさん……、ぶっちゃけ何も考えてないんだけどさ」

鋭『おいおい』

女「今日はじっと男君を観察して、そいで彼の好みを見極めたい」

練『でもさっきからこっちばっか見てる……』

男「……何あいつ一人でぼそぼそ喋ってるんだろう……」

委員長「あ、男君、ちょっといい？」

男「あ、巨乳で眼鏡の委員長」

委員長「説明的台詞乙。今度の文化祭の事だけど云々……」


練『嫌に親しげに話してますにゃー』

女「男君どこ見てる？　乳？　ストッキング？」

練『も、……もしやご主人様……』

女「あ、いや、なんていうか、そっち路線もアリかなーと……」

鋭『安易にエロに走るのは新ジャンル的にどうかと思う……』

男「書き手が妄想を文章に込める以上休んでなどいられない」
女「今更気がつくことか」
男「一行空ける人も空けない人も、記号使いまくりの人も使わない人も妄想者に過ぎない！」
女「いいこと言ったような誇らしげな顔はやめてもらえる？」
男「そう、1レスで完結させる人も複数レスにまたがって続ける人も同じなのだよ」
女「ふーん」
男「そこの君も妄想をぶつけてみないか！！！」
女「なんだかなあ、安っぽい勧誘に見える」
男「それでいいんだよ。どうせ俺は言われたとおりに動く人形だから……」
女「ふてくされんな」

女「まあそう簡単に事を運ばせないさ…………多分」

練『？』


（放課後）

女「ねえねえ、男君。私の家寄ってかない？」

男「？　なんでまた」

女「宿題教えて欲しいの」


練『……うっわー』

女「ただいまー」

男「おじゃましまー……、家族は？」

女「共働きだから遅くまで帰ってこないよ」

男「（わーい！　嫌な予感がするよ！）」

女「ちょっとまたれい」

男「なんぞなんぞ」

（数分後☆）

女「ババーン！」

男「…………」

女「メイド服です」

男「…………」

練『……男君しらけちゃってるよ……』

女「大丈夫、彼は百戦錬磨の新ジャンラー、単なるメイドだけでは萌えないことは承知の上よ」

男「……………何がしたいんだよお前は」

女「お、おうちの中だけお兄ちゃんって呼んでいい？」

男「ちょｗｗｗ」

練『出たー！　ひっさつ「混ぜるな危険」だー！！！
　　要するになんかジャンルを混ぜすぎて駄目になっちゃうアレだー！！！』


女「（妹でメイド……これはいける！）」

男「（え？　メイド姿なんだからてっきり『ご主人様』って呼ばれるのかと思ってたよ……）」

男「そろそろSSについて本気出して考えてみるべきだと思うんだが」
女「もういいよ」
男「萌え乃至それに準ずるものが含まれてないと駄目らしいな」
女「そこが難しいポイントなんだよね」
男「ちょっと演じてみよう」

女「はぁっはぁっ、遅刻……しちゃうっ！」

どがしゃーん

男「いててて」
女「あ、あの……ごめんなさい」
男「カットォ！」

女「急になによ」
男「やっぱ駄目だわ」
女「人にやらせておいて駄目出しはひどいんじゃない？」
男「普段のお前が被って見えてとても気持ち悪い」
女「そうかそうか」
男「意識してやると火傷することもあるから注意が必要、と」
女「せめて見えないところでメモを取れ！」

練『しかし「混ぜるな危険」状態でも内容次第では落涙必至の物語となるやもしれない……』


女「ね、お兄ちゃん」

男「あ……え、……うん」


練『駄目だったァー！
　　やっぱり赤の他人にいきなり兄呼ばわりされるのは男君にとって辛かったっぽい！』


男「と、とりあえず宿題を、ね」

女「あ、え、……あ、ああ……そう！　宿題ねしゅくだい！　教えてよ、お、お兄ちゃん！」


練『ちょっと素に戻ってしまってる！　しかも兄呼ばわりするのたじろいじゃってる！　ｇｄｇｄだ！』

男「つまりだな……、ここのXに4を代入することによって……」

女「ふんふん、男君凄い。……じゃなかった。お兄ちゃん凄い」

男「…………無理しすぎだろう」

女「萌えない？」

男「なんかやりすぎで逆にしらけるわ」

女「……私としてはいけると思ったんだけどなあ…………」

男「普通のほうがいい」

女「それは普段の私の方が萌えるって事？」

男「……へ？」

女「あ、……いや、……って、ちょ……、な、なに赤くなってんのよ！」

男「な、なんていうか……、不意打ち？」