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元スレ武内P「起きたらひどい事になっていました」

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201 : 以下、名無しにか - 2018/01/09(火) 23:11:08.60 ID:ZhryCFPso (+29,+29,-42)
非武内P書きます、申し訳ない


オレP「早苗さんの尻にしかれたい」
202 : 以下、名無しにか - 2018/01/09(火) 23:13:10.82 ID:ZhryCFPso (+35,+30,-55)
ちひろ「それは、姉さん女房的な意味ですか?」

オレP「いいえ、物理的な意味ですよ?」

ちひろ「……えっと」

オレP「こう、ですね? 顔の上に、バフッと座る感じで」

ちひろ「……警察、呼びますね?」

オレP「何故!?」

ちひろ「何故!?」
203 : 以下、名無しにか - 2018/01/09(火) 23:15:39.87 ID:ZhryCFPso (+30,+30,-86)
オレP「急に警察だなんて、頭おかしいでしょう!?」

ちひろ「アナタに頭おかしいとは言われたくないですよ!」

オレP「あっ、もしかして」

ちひろ「?」

オレP「エッチな意味にとらえちゃいました?」

ちひろ「……それ意外、何があるって言うんですか?」

オレP「いやー、参ったなー! ちひろさん、やーらしー!」

ちひろ「は……腹立つ……!」
204 : 以下、名無しにか - 2018/01/09(火) 23:18:19.07 ID:ZhryCFPso (+35,+30,-112)
オレP「良いですか、血液は酸素を全身に運んでるんです」

ちひろ「急に、何を」

オレP「つまりですね、早苗さんの尻にしかれるでしょう?」

ちひろ「……はあ」

オレP「そこで呼吸をしたら、早苗さんの尻が全身を巡ると言っても――」

オレP「――過言では、無いッ!」カッ

ちひろ「はい、通報しますねー」

オレP「待って待って、落ち着いて!」
205 : 以下、名無しにか - 2018/01/09(火) 23:22:07.84 ID:ZhryCFPso (+35,+30,-121)
オレP「オレだってね、無理矢理座ってもらおうとは思いませんよ」

ちひろ「安心しました。早苗さんは、無事なんですね」

オレP「だから、皆にも相談したんです」

ちひろ「……皆?」

オレP「ええ。人に夢を与えるのがアイドル……でしょう?」

ちひろ「アイドルの子達に相談したんですか!?」

オレP「そう! LiPPSと、炎陣にね!」

ちひろ「なんですかその人選は!?」
206 : 以下、名無しにか - 2018/01/09(火) 23:28:15.25 ID:ZhryCFPso (+35,+30,-125)
オレP「彼女達は、とても素晴らしいアイドルですから」

ちひろ「……アイドルにする話ではないと思います」

オレP「拓海にも同じことを言われ、ブン殴られましたよ」

ちひろ「それは、良い鉄拳制裁ですね」

オレP「でもね――守りに入るのが正しいと言えるのか?」

オレP「――危険を知りつつも向かっていくのが、自分を通すって事じゃないのか?」

オレP「――お前はどう思うよ、特攻隊長さんよぉ!」

オレP「……って煽ったら、協力を取り付けられましたよ、ハハッ!」

ちひろ「もう! なんでそんなに単純なんですか!?」
207 : 以下、名無しにか - 2018/01/09(火) 23:31:52.06 ID:ZhryCFPso (+35,+30,-122)
ちひろ「美嘉ちゃんなんか、軽蔑してきたんじゃないですか?」

オレP「ええ、ゴミを見るような目で見られましたよ」

ちひろ「そうですよね、当然の反応です」

オレP「だから――あっ、出口はそっちだから」

オレP「――一応さ、声だけはかけなきゃと思っただけだから」

オレP「――ゴメンな? なんか呼び出しちゃって」

オレP「……って正直に言ったら、協力してくれるって。別に良いのに」

ちひろ「別に良いのにとか、思ってても言わないでくださいよ!」
208 : 以下、名無しにか - 2018/01/09(火) 23:37:03.84 ID:ZhryCFPso (+35,+30,-107)
ちひろ「夏樹ちゃんとか、反応が読めませんね」

オレP「アイツ、面白そうじゃんって笑ってましたよ」

ちひろ「……あー、なんとなくわかります」

オレP「でもね――悪い、オレは真剣なんだ」

オレP「――遊び気分で、こんな事を話したりはしない」

オレP「――この熱い気持ちに名前をつけるなら、ロックになるのかね」

オレP「……ってそれっぽく言ったら、協力するぜと、真剣に」

ちひろ「それっぽくで、人の気持ちを弄ばないでください!」
209 : 以下、名無しにか - 2018/01/09(火) 23:41:58.21 ID:ZhryCFPso (+35,+30,-142)
ちひろ「奏ちゃんは……」

オレP「ご褒美のキスは要らないって言ってましたよ」

ちひろ「そりゃそうですよね」

オレP「だから――ああ、オレの唇はもう先約があるんだ」

オレP「――喋るためじゃなく、早苗さんの尻のために」

オレP「――ケツにキスするために、咲いている」

オレP「……って本音を語ったら、協力するわと、オーラを放って」

ちひろ「『Tulip』の歌詞っぽく欲望を語らないでくださいよ!」
210 : 以下、名無しにか - 2018/01/09(火) 23:47:32.03 ID:ZhryCFPso (+29,+30,-106)
ちひろ「里奈ちゃんは、ああ見えて常識がありますから……」

オレP「そうですね、アタシバカだけど良くないと思うよー、って」

ちひろ「見た目はチャラっとしてるけど、良い子ですよね」

オレP「だから――オレはバカだから、正直にしか行動出来ない」

オレP「――自分に正直に生きるってのは、とっても難しいよな」

オレP「――だけど、バカ正直に生きるのは、悪い事じゃないさ」

オレP「……って誤魔化したら、協力するぽよー! ぽよぽよー!」

ちひろ「良い子なのを利用しないでくださいよ!」
211 : 以下、名無しにか - 2018/01/09(火) 23:49:37.88 ID:zyQsKaG9o (+24,+29,-9)
まだ絡んだことのないアイドルと武内Pの話を読んでみたい
212 : 以下、名無しにか - 2018/01/09(火) 23:53:04.43 ID:ZhryCFPso (+35,+30,-152)
ちひろ「志希ちゃんも……反応が読めませんね」

オレP「アイツ、お尻の匂いが嗅ぎたいのかにゃ~って」

ちひろ「ああ、あの子だったらそういう反応ですよね」

オレP「だから――わかってるんだろ、そんな単純な話じゃないって」

オレP「――オレは、お前のギフテットとしての力に期待してる」

オレP「――天才のお前なら、こんな事もあろうかと、って言うはずだ」

オレP「――顔面騎乗! カオニスワリタクナール、だよ!」

ちひろ「ストーップ! アナタ、本当に怒られますよ!?」

オレP「まだ出来てないらしいので、開発、待ってます」

ちひろ「やろめっつってんでしょうが!」
213 : 以下、名無しにか - 2018/01/09(火) 23:59:18.43 ID:ZhryCFPso (+35,+30,-117)
ちひろ「涼ちゃんは……普通に説教されたんじゃないですか?」

オレP「はい。ガチで凹みました」

ちひろ「だけど、諦めないんですね」

オレP「当然――お前の言う事も一理ある」

オレP「――だけど、理屈だけじゃ片付かない、感情ってもんがある」

オレP「――お前は、その熱い思いを歌に乗せてるんだろう?」

オレP「――オレは、言葉に乗せてみたんだが……届いたか?」

オレP「……って聞いたら、協力するよ、って渋々承諾してくれました」

ちひろ「なんでそこで物分りが良くなっちゃったの!」
214 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 00:03:30.59 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-150)
ちひろ「フレデリカちゃんは……もう! LiPPSって反応が読めない!」

オレP「その個性のぶつかり合いが、彼女達の良い所ですよ」

ちひろ「急にプロデューサーぶらないでください」

オレP「だから――BGMは、どんなのが良いかな?」

オレP「――あんまり壮大すぎても良くないと思うんだよね」

オレP「――ちょっとポップな……あ、ヒップホップで!」

オレP「――頼んだぞ、新曲、楽しみにしてる」

オレP「……って言ったら、協力するするー、って二つ返事でした」

ちひろ「相談の形がちょっと違ってるじゃないですか!」
215 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 00:08:23.93 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-131)
ちひろ「亜季ちゃんは成人してますから、きっと!」

オレP「ところがどっこい、そうでもない」

ちひろ「……乗せられやすそうですもんね」

オレP「そりゃ――大和! 貴様に、特殊任務を言い渡す!」

オレP「――対象、片桐早苗の尻にしかれるための工作任務だ!」

オレP「――彼女に気付かれる事なく、オレの印象を操作しろ!」

オレP「――尻にしいても良いと思えるようにだ! わかったか!」

オレP「……って命令したら、サーイエッサー! って、チョロチョロでしたよ」

ちひろ「その任務、難易度が高すぎませんか!?」
216 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 00:13:39.49 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-129)
ちひろ「周子ちゃんには、何の相談をしたんですか?」

オレP「おっ、彼女も相談の質が違うのがわかりますか」

ちひろ「はい、悲しいですけど」

オレP「ははは――なあ、渡す菓子折りはどんなのが良いと思う?」

オレP「――ビール詰め合わせも良いんだけどさ、違うのも良いじゃん?」

オレP「――可愛いお菓子とか、似合うと思うんだよね」

オレP「――桃の和菓子とか……って、これじゃ桃尻か!」

オレP「……って聞いたら、協力するよー、って実家に聞いてみてくれるって」

ちひろ「あの、菓子折り持って行く気ですか!?」
217 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 00:17:05.89 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-101)
オレP「……とまぁ、こんな感じで相談した訳です」

ちひろ「……見事に協力を取り付けてますね」

オレP「オレはプロデューサー、一人では何も出来ません」

オレP「アイドルが居るからこそ、力を発揮する事が出来る」

オレP「お互いが支え合い、協力して高め合える」

オレP「それが、理想的な関係だと、思いませんか?」

ちひろ「詐欺師に向いてますよ、プロデューサーさん」

オレP「よく言われます」
218 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 00:19:54.09 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-80)
ちひろ「その調子で、本人に言ったら良いんじゃないですか?」

オレP「なっ、何言ってるんですか!?」

ちひろ「あの、何故慌てる必要が?」

オレP「そんな……ちょ、直接言うだなんて……」

ちひろ「?」

オレP「恥ずかしくて……出来ないよぅ///」イヤイヤン

ちひろ「アナタのこれまでの行動の方が恥ずかしいですよ」
219 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 00:24:05.97 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-132)
オレP「良いんです、オレは果報は寝て待つタイプなんです」

ごろんっ

ちひろ「ソファーに寝転がって、何を?」

オレP「早苗さんがオレの上に座るのを待ってるんです」

ちひろ「聞かなきゃ良かったです」

オレP「あっ、ちひろさんは座らないでくださいね?」

ちひろ「座りませんよ!」

オレP「良かった、オレの上に座るちひろさんは居ないんだ」

ちひろ「そんなつもりは全然無いのに、無性に腹が立ちますね!」
220 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 00:32:36.97 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-169)
  ・  ・  ・

オレP「はっは、結局顔面をボコボコに殴られて終わりでしたよ」

ちひろ「あの、ジャガイモみたいな顔になってますよ?」

オレP「早苗さんお手製の、ポテトボーイです」

ちひろ「……物は言いようですね」

オレP「……ま、この結果には物言いを付けたいですけどね」

ちひろ「まだ、諦めないんですか?」

オレP「女のケツを追いかけるのは、男の性ですからね」

ちひろ「悲しい習性ですね、それって」

オレP「ハハッ……あー……」


オレP「早苗さんの尻にしかれたい」



おわり
221 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 00:36:17.05 ID:oWHtUYR3o (+29,+29,-26)
思いついたら書かないと次が書けないので、非武内Pの時があります申し訳ない

絡んだことのないアイドル、明日以降やってみます
TPとか新曲良かったですし、上にも出てましたから

では、おやすみなさい
222 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 01:11:45.34 ID:S/bBkHmyo (-7,+7,-3)
223 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 21:48:34.87 ID:oWHtUYR3o (+29,+29,-21)
書きます


武内P「トライアドの皆さんと、ですか」
224 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 21:51:25.07 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-53)
「うん、収録について来て欲しい」

加蓮「って、奈緒がどうしてもって」

奈緒「あたし!?」

武内P「そう、なのですか?」

奈緒「違うから! ああいや、違うけどそうじゃなくて……!?」

凛・加蓮「……」ニヤニヤ

奈緒「お前らなー!」
225 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 21:54:27.72 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-98)
「まあ、奈緒をからかうのはこのくらいにして」

加蓮「居てくれると助かるなー、って思って」

奈緒「あたし達、こういう収録って初めてでさ……」

「私はニュージェネでやった事ある仕事だけど、ね」

加蓮「お願い、出来ますか?」

奈緒「お願いしますっ! どうしても、成功させたいんだ!」

武内P「……わかりました。スケジュールを調整してみます」

226 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 21:56:40.49 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-73)
武内P「収録は、歌番組でしたね」

「うん。だから、プロデューサーが鼻をかんでくれないと困る」

加蓮・奈緒「……ん?」

武内P「確かに、その通りです」

「でないと、歌声がネバネバになっちゃうから」

加蓮「あの……凛?」

奈緒「なんか……おかしくないか?」

「? 何が?」

加蓮・奈緒「……!?」
227 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 21:58:59.64 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-70)
加蓮「あのさ……いつも鼻をかんでもらってるの?」

「そんなわけないでしょ」

奈緒「だ、だよな! あたし達の聞き間違いだよな!」

「歌う前だけ。そこまで迷惑かけられないし」

加蓮・奈緒「!?」

武内P「私は、迷惑だと思ったことはありませんが……」

「……そう?」

武内P「はい」

加蓮・奈緒「……」
228 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 22:02:08.24 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-94)
加蓮「鼻をかむって……えっと、何かの例え?」

「例え?」

奈緒「ほ、ほら! 鼻の通りを良くするための、何かとか!」

「? 普通に、こう、チーンってかんでもらってるけど?」

加蓮「……冗談じゃ」

「無いってば。もう、しつこいよ二人共」

奈緒「なんでそんなに当たり前の事みたいに振る舞えるんだよ!?」

「えっ? だって、普通の事でしょ」

加蓮・奈緒「……!?」
229 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 22:04:38.93 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-78)
加蓮「あの……本当にやってるんですか?」

武内P「はい。渋谷さんが歌う前は、いつも」

奈緒「いつもあたしをからかう割に、そんな事してたのかー!」

「当たり前でしょ。アイドルなんだから」

加蓮・奈緒「……は?」

武内P「ファンの前でアイドルが輝けるようにするのが、プロデューサーですから」

加蓮・奈緒「……」

加蓮・奈緒「……はい?」
230 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 22:07:19.72 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-77)
加蓮「もしかして、シンデレラプロジェクトでは……」

奈緒「そんなのが、当たり前に行われてる……?」

武内P「はい、勿論です」

加蓮・奈緒「勿論です!?」

「二人も、何かしてもらったら?」

加蓮「えっと……何かって、何?」

奈緒「あたしも鼻をかんでもらえって!? ヤだよ!」

武内P「そうですね……お二人の場合でしたら……」

加蓮・奈緒「!?」
231 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 22:13:58.35 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-89)
武内P「まず、北条さんの場合ですが――」

加蓮「えっ……ええっ?」

武内P「あまり、体が強くない方だと聞いています」

加蓮「そ、そう……だけど」

武内P「なので、当日までの体調管理は勿論ですが」

加蓮「……」

武内P「当日も、すぐに支えられるように控えていようと思います」

加蓮「それは……うん、ちょっと良いかも」

「でしょ?」

奈緒「……」
232 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 22:17:45.59 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-90)
奈緒「そ、それじゃあ、あたしの場合は?」

武内P「そうですね、神谷さんの場合ですが――」

奈緒「……」

武内P「髪の毛のセットが乱れやすそうなので、その点のケアを」

奈緒「おお……それはちょっと嬉しいな」

武内P「当日は、より一層キリリと力強い眉毛になるようサポートしたいと思います」

奈緒「なんだそのサポート!?」

「ふーん。悪くないかな」

加蓮「やったじゃん、奈緒」

奈緒「やってないからな!?」
233 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 22:20:34.95 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-79)
奈緒「眉毛のサポートって、何!?」

武内P「それは……言葉で説明するのは、難しいですね」

「今、実際にやってあげたら良いんじゃない?」

奈緒「は!?」

加蓮「あー、それは先に見ておいた方がいいかもね」

奈緒「おい! 他人事だと思ってテキトーな事言うなよな!?」

武内P「……わかりました。お二人が、そう仰るのでしたら」

奈緒「あたしの意見を聞いてなくない!?」
234 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 22:24:45.25 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-96)
武内P「それでは神谷さん、目をつぶっていただけますか?」

奈緒「目をつぶるって……な、何する気だよ!?」

武内P「眉を触るので、目を開けていては危険ですから」

奈緒「ま、眉を触るって……」

「奈緒、言う通りにした方が良いよ」

奈緒「で、でも……!?」

加蓮「ほら、早く」

奈緒「……くっそー! 覚えてろよな!?」
235 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 22:27:06.16 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-73)
奈緒「……は、はい。目、つぶったけど」

武内P「では、失礼します」

さわさわっ…

奈緒「う……うぅ……///」

「奈緒、顔が真っ赤だよ」

加蓮「大丈夫、キスされる訳じゃないんだし」

奈緒「余計な事言うなって!///」

武内P「――では、行きます」

奈緒「……へっ?」


武内P「プロデュゥゥゥス!」


シャランラ~

236 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 22:31:32.23 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-70)
加蓮「えっと……今の掛け声、何?」

「大丈夫、いつもの事だから」

加蓮「……」


武内P「……どうですか、神谷さん」

武内P「……いえ、」


神谷13「……どう、って言われても」キリリッ


武内P「神谷13(サーティーン)さん」


「凄いね奈緒……いや、神谷13。これなら、仕事は失敗しなさそう」

加蓮「……」

加蓮「!?」
237 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 22:35:22.90 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-119)
神谷13「そ、そうか? 自分では、よくわからないんだけど……」キリリッ

加蓮「髪型をセットって言うか、角刈りにセットされてるよ!?」

神谷13「? 何言ってるんだよ、前からだろ?」キリリッ

加蓮「!?」

神谷13「お礼は……スイス銀行に振り込めばいいのかな?」

武内P「いえ、お気持ちだけ頂いておきます」

神谷13「そっか……じゃあ、一回だけ後ろに立っても見逃す事にするよ!」

武内P「はい、ありがとうございます」

加蓮「……!?」
238 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 22:39:22.61 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-113)
「……ついでだから、私も鼻をかんでもらおうかな」

武内P「渋谷さん?」

神谷13「おいおい凛~? まさか、独占欲か~?」

「違うから。そんなんじゃないって」

加蓮「待って凛! 鼻をかむのは、普通なんだよね……!?」

「普通じゃない鼻の噛み方って、何それ」ケラケラ

加蓮「そう、だよね……」

武内P「――では、失礼します」

「……んっ」


武内P「プロデュゥゥゥス!」


シャランラ~
239 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 22:43:28.05 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-92)
加蓮「また……あの掛け声……!?」

「……」

加蓮「凛、大丈夫なの……!?」

「……あ」


「あ~~~……!」ガクガクッ!

ズルリッ!…ボトッ!


加蓮「い、いい、いやあああ!? 何それ!? 何それ!?」

武内P「鼻水です」

加蓮「量がおかしい! なんか体が痙攣してるし!?」

武内P「しかし、これで彼女の歌声はより美しくなります」

加蓮「……!?」
240 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 22:47:59.00 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-78)
「……うん、スッキリした」

加蓮「ほっ、本当にちょっと声が綺麗になってる……!?」

「でしょ?」

奈緒「……あれ? あたし、何でここに居るんだっけ?」

加蓮「! 奈緒、正気に戻ったの!?」

武内P「今回は試し、という事で時間は短めにしておきましたから」

加蓮「……!?」

「奈緒、どうだった?」

奈緒「なんだかよくわからないけど……調子が良い気がする!」

加蓮「……!?」
241 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 22:53:00.77 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-77)
奈緒「おい、どうしたんだよ加蓮!? 顔が真っ青だぞ!?」

加蓮「いや、これは……」

武内P「!? いけません! すぐ、ソファーに横に!」

「プロデューサー! 膝枕して!」

加蓮「それはいらない! って……ああ、大声出したら……」

武内P「どうぞ、北条さん!」

加蓮「……はい、失礼します」

奈緒「大丈夫か、加蓮……」

加蓮「……悔しいけど、案外悪くない」
242 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 22:58:45.72 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-75)
「……プロデューサー、お願いがあるんだけど」

武内P「はい、何でしょうか」

奈緒「加蓮にも、さっきあたし達みたいにした風に!」

加蓮「……やめて……! 本当にやめて……!」

武内P「ですが……」

「逃げないでよ! アンタ、プロデューサーでしょ!?」

武内P「!」

奈緒「お願いします!」

武内P「……わかりました。お二人が、そう仰るのでしたら」

加蓮「……いや……! やめ――」


武内P「プロデュゥゥゥス!」


シャランラ~
243 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 23:06:17.43 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,-241)
  ・  ・  ・

専務「先日の収録の付き添い、ご苦労だった」

武内P「いえ、当然のことをしたまでです」

専務「結果的には、成功だったと言えるでしょう」

武内P「何か、ご不満が?」

専務「神谷奈緒くんが、報酬はスイス銀行に振り込むよう言ってきました」

武内P「良い、狙撃です」

専務「北条加蓮くんが、報酬は全てプロテインでと言ってきました」

武内P「良い、筋肉です」

専務「彼女達の個性を伸ばし、欠点を補った、と言う事ですね」

武内P「はい。皆さん、とても良い笑顔でした」

専務「……」


専務「優秀過ぎるのも考えものだな」



おわり
244 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 23:06:43.43 ID:oWHtUYR3o (+16,+26,-1)
休憩
245 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 23:09:33.94 ID:9lBrhYYWo (+25,+30,-31)

人妻というか未亡人が漏れそうな三船さんとかどうすか
246 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 23:12:25.13 ID:oyM1HxuHo (+24,+29,-6)
プロデューサーって凄い、ぼくは色んな意味でそう思った
247 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 23:23:05.26 ID:oWHtUYR3o (+24,+29,-2)
346プロのTさんか、やってみます
248 : 以下、名無しにか - 2018/01/10(水) 23:42:08.09 ID:oWHtUYR3o (+35,+30,+0)

 私には、悩みがあります。
 結婚をしていた事も無いのに、未亡人の様に扱われるのです。
 プロデューサーさんには、「儚げな色気がある」と言われます。
 けれど、初めて出会った大切だと思える人にそう思われるのは、とても、複雑です。


「あっ、あそこに居るの、アイドルの三船美優さんじゃない?」
「ホントだ。まるで、ここまで未亡人の儚げな色気が漂ってくるみたいだ」


 街を歩くと、いつもこう言われてしまいます。
 褒められているのはわかっているし、悪気は無いともわかるんです。
 ……それでも、未亡人扱いされるのは、悲しいです。
 だって、私の大切な人は、今も生きて、私に笑いかけてくれているのに……!


「笑顔です!!」


 唇を噛み締め俯いていた私は、突然かけられた低い男性の声にハッと顔をあげました。
 この方は、確かシンデレラプロジェクトの、プロデューサーの……。
 それに、今の言葉は、一体?


「貴女の大切な方に……そして、ファンの方達に向けるのは、その表情で良いのでしょうか?」


 私は、ハッとなりました。
 確かに、私は未亡人の色気があるとも言われますが、あの人にいつも褒められるのは、笑顔。
 あの人と一緒に居ると自然に出る、笑顔を褒められていたと、思い出しました。
 そんな大切な事を思い出させてくれた男性は、警察の方から職務質問を受けています。
 私はまず、その男性に向けて、思い出させてくれた笑顔を向けました。


「良い、未亡人の様な笑顔です」


 やっぱりプロデューサーって凄い、私は改めてそう思いました。
249 : 以下、名無しにか - 2018/01/11(木) 00:01:46.19 ID:TYMGDyEUo (+35,+30,+0)

「はぁ……」


 いつになったら、スプーン曲げ以外の超能力が身につくんだろう。
 サイキックアイドルとして売り出しているのに、このままじゃ駄目だ。
 今の状態が続けば、エスパーユッコじゃなく、スプーンユッコと呼ばれてしまう。


「ムムム……!」


 離れた所にあるスプーンに向けてサイキックを飛ばしてみる。
 だけど、何度練習してもスプーンが浮き上がる事はない。
 今度こそは、今度こそはと思っているのに。


「これが成功しなかったら……」


 もう、サイキックアイドルは卒業しよう。
 これからは、スプーン曲げアイドルとしてやっていこう。
 そう思い、サイキックを飛ばした瞬間、ドアが物凄い勢いで開き、大柄な男性が!
 あの人は、シンデレラプロジェクトの、プロデューサーさん!


「笑顔です!!」


 プロデューサーさんはそう叫ぶと、スプーンを手に取り、真っ二つに引きちぎりました。


「堀さん。私は、貴女のサイキックアイドルとしての輝きは素晴らしいと、そう考えます」


 私の目の前に、コトリ、コトリと二つに分かれたスプーンが置かれました。
 これは……私の超能力が、この超筋力を呼び寄せたという事ですね!?


「良い、さいきっく笑顔です」


 やっぱりプロデューサーは凄い、サイキックそう思いました。
250 : 以下、名無しにか - 2018/01/11(木) 00:19:25.47 ID:TYMGDyEUo (+29,+29,-1)
寝ていたので、寝ます
おやすみなさい
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