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元スレ未央「安価で他のアイドルに告白する!」
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凛「ど、どうしたの? 未央」
未央「あ、ごめん……なんか思わず触っちゃった。……綺麗だったから」
凛「そ……それは、どうも……」
少し照れたような表情でしぶりんがそっぽを向く。だけど悪い気はしなかったのか、彼女はその後も私に髪を触らせてくれた。
髪の甘い香りが私にまで届く距離で、殆ど身長の変わらないしぶりんの頭を軽く撫でてみる。……なんだかこの空間にいると、一層しぶりんの繊細な魅力が引き立つような――そんな気がして、一度撫で始めるとどうにも癖のようになってしまった。
凛「……も、もう。いつまで撫でてるの?」
未央「や、しぶりんが綺麗だから……もうちょっと」
凛「な、なんか変な感じ……。それに、そんなこと言うなら――」
未央「……っ!」
さわ、と。ふいに彼女の細い指が私の首筋を撫でた。
柔らかいタッチで振れる指先が少しずつ首元を上っていき、私の髪の根元に届くと、彼女はそれを愛おしむような手つきでゆっくりと触り始める。
凛「未央の髪だって……綺麗だよ」
する、すると髪の間に指を絡め、そのままゆっくりと手櫛のように梳る動作を繰り返される。時々私の首筋に当たる彼女の指の腹の柔らかさが、妙にぞくぞくとした感触を私に覚えさせる。
未央「し、しぶりん!? なにす………ひゃっ」
予想していなかった彼女の行動と、そのゆっくりとした焦らすような手つきに……私は思わず素っ頓狂な声を上げ、思わずしぶりんの髪から手を放してしまった。
未央「あ、ごめん……なんか思わず触っちゃった。……綺麗だったから」
凛「そ……それは、どうも……」
少し照れたような表情でしぶりんがそっぽを向く。だけど悪い気はしなかったのか、彼女はその後も私に髪を触らせてくれた。
髪の甘い香りが私にまで届く距離で、殆ど身長の変わらないしぶりんの頭を軽く撫でてみる。……なんだかこの空間にいると、一層しぶりんの繊細な魅力が引き立つような――そんな気がして、一度撫で始めるとどうにも癖のようになってしまった。
凛「……も、もう。いつまで撫でてるの?」
未央「や、しぶりんが綺麗だから……もうちょっと」
凛「な、なんか変な感じ……。それに、そんなこと言うなら――」
未央「……っ!」
さわ、と。ふいに彼女の細い指が私の首筋を撫でた。
柔らかいタッチで振れる指先が少しずつ首元を上っていき、私の髪の根元に届くと、彼女はそれを愛おしむような手つきでゆっくりと触り始める。
凛「未央の髪だって……綺麗だよ」
する、すると髪の間に指を絡め、そのままゆっくりと手櫛のように梳る動作を繰り返される。時々私の首筋に当たる彼女の指の腹の柔らかさが、妙にぞくぞくとした感触を私に覚えさせる。
未央「し、しぶりん!? なにす………ひゃっ」
予想していなかった彼女の行動と、そのゆっくりとした焦らすような手つきに……私は思わず素っ頓狂な声を上げ、思わずしぶりんの髪から手を放してしまった。
見れば彼女はどこか少しいたずらっぽい笑みを浮かべている。さっき私が髪を触ったことの仕返し……のつもりなんだろうか。
未央「わ、私はほら……しぶりんみたいに綺麗で長い髪じゃないから……触っても面白くないと思うよ……?」
自分で言うのも何だが、結構な癖っ毛の髪質な私は、ひそかにしぶりんみたいな流れるような長い髪に憧れていたりもする。
凛「そうかな? 私は……何だか未央って感じがして好きだよ。未央の髪って感じがする」
未央「よ、よくわかんないよ………んっ」
そう言っている間に、彼女の指は私の髪の中のどんどん深くに潜り込んでくる。
その感触がなんだかこそばゆくて、だけど目の前でその私の反応を楽しむような目をしている彼女に見られていると――自然と頭の奥がぼおっとしてきて、彼女の指に頭を委ねてみたい、と少しずつ感じるようになってしまう。
――ああ、なんでこういうことが自然にできるんだろう、しぶりんは。
なんだかいつの間にか私の方が余裕がなくなっているような――。
凛「……未央、耳真っ赤」
未央「いっ!? あ……」
気づけばしぶりんの指は私の耳たぶを軽くつまんでいた。彼女の指先がやけに冷たく感じる……という事は、それだけ私の耳は熱くなっていたのだろうか。
その気恥ずかしさをごまかすように強引に体を彼女から離すと、私は手をぶんぶんと振って彼女を遠ざけた。
未央「も、もういいでしょ! おしまい! なんで……いつのまにか何か変な雰囲気になってたし……!」
凛「未央が髪を触ってくるからじゃないの?」
ふふっ、といたずらっぽくしぶりんは笑う。その少し余裕のある仕草に、なんだか結局私一人が内心大騒ぎしていたような……妙な恥ずかしさを覚えた。
未央「わ、私はほら……しぶりんみたいに綺麗で長い髪じゃないから……触っても面白くないと思うよ……?」
自分で言うのも何だが、結構な癖っ毛の髪質な私は、ひそかにしぶりんみたいな流れるような長い髪に憧れていたりもする。
凛「そうかな? 私は……何だか未央って感じがして好きだよ。未央の髪って感じがする」
未央「よ、よくわかんないよ………んっ」
そう言っている間に、彼女の指は私の髪の中のどんどん深くに潜り込んでくる。
その感触がなんだかこそばゆくて、だけど目の前でその私の反応を楽しむような目をしている彼女に見られていると――自然と頭の奥がぼおっとしてきて、彼女の指に頭を委ねてみたい、と少しずつ感じるようになってしまう。
――ああ、なんでこういうことが自然にできるんだろう、しぶりんは。
なんだかいつの間にか私の方が余裕がなくなっているような――。
凛「……未央、耳真っ赤」
未央「いっ!? あ……」
気づけばしぶりんの指は私の耳たぶを軽くつまんでいた。彼女の指先がやけに冷たく感じる……という事は、それだけ私の耳は熱くなっていたのだろうか。
その気恥ずかしさをごまかすように強引に体を彼女から離すと、私は手をぶんぶんと振って彼女を遠ざけた。
未央「も、もういいでしょ! おしまい! なんで……いつのまにか何か変な雰囲気になってたし……!」
凛「未央が髪を触ってくるからじゃないの?」
ふふっ、といたずらっぽくしぶりんは笑う。その少し余裕のある仕草に、なんだか結局私一人が内心大騒ぎしていたような……妙な恥ずかしさを覚えた。
気づけば、私の心臓はいつのまにか鼓動が四割増しで力強くなっていた。
うぅ、なんだかしぶりんと正式に付き合い始めてから、私の方がわたわたしてる事が多い気がするよ……。最初はむしろ逆だったんだけど、どうしてこうなっちゃったんだろう。
長い髪を揺らしてこちらを見つめてくるしぶりんの瞳を見ていると、そうしているだけでも胸の芯が揺り動かされる気すらしてくる。
未央「掘れた弱み……ってやつなのかな……」
凛「? 何か言った?」
未央「な、何でもない!」
まだ顔が赤くなってないか気になるけれど、これ以上ここにいるともっとどきどきしてしまいそうだし……。
気づけばそろそろ時間もいい頃で、少しずつ空が暗くなり始めてきている。
未央「そ、それよりさ、もう結構夕飯の時間に近いし……そろそろ部屋に帰ろうか?」
凛「あ、そう言えばそうだね。お腹も減ってきてるし……そうしようか」
私のお腹もいい感じに空腹を訴えてきている。そう気づくと何だか急に食欲が湧いてきたような気がしてくるから不思議だ。
私たちは、少し足早に部屋へと戻った。
うぅ、なんだかしぶりんと正式に付き合い始めてから、私の方がわたわたしてる事が多い気がするよ……。最初はむしろ逆だったんだけど、どうしてこうなっちゃったんだろう。
長い髪を揺らしてこちらを見つめてくるしぶりんの瞳を見ていると、そうしているだけでも胸の芯が揺り動かされる気すらしてくる。
未央「掘れた弱み……ってやつなのかな……」
凛「? 何か言った?」
未央「な、何でもない!」
まだ顔が赤くなってないか気になるけれど、これ以上ここにいるともっとどきどきしてしまいそうだし……。
気づけばそろそろ時間もいい頃で、少しずつ空が暗くなり始めてきている。
未央「そ、それよりさ、もう結構夕飯の時間に近いし……そろそろ部屋に帰ろうか?」
凛「あ、そう言えばそうだね。お腹も減ってきてるし……そうしようか」
私のお腹もいい感じに空腹を訴えてきている。そう気づくと何だか急に食欲が湧いてきたような気がしてくるから不思議だ。
私たちは、少し足早に部屋へと戻った。
未央「うっわぁーー! すっごいご馳走! おっいしそーう!」
部屋に戻ると、丁度仲居さんたちが私たちの夕食の用意をしてくれていた所だった。
テーブルの上には、食欲をそそらせる匂いを発した料理の数々が顔を揃えて並んでいる。お刺身、天ぷら、煮物に串物……と、どれもこれも美味しそうな顔ぶれに、私のお腹は待ち切れずに小さく「ぐぅ」と音を立ててしまう。
凛「もう……未央は本当にご飯大好きだね」
未央「何を言うのさ! アイドルは体が資本! たくさん食べて健康的な体作りをするのもお仕事のうちなのさ!」
まぁ、ダイエットには気をつけなきゃだけど、と心の中で自分に言い聞かせたところで、早速席に座る。しぶりんも貴重品を置くと、私の正面に腰を下ろした。
「ではごゆっくり」と仲居さんが部屋の扉を閉めると、しんとした静寂が部屋に戻った。
未央「では早速……いただきまーす!」
そう言うが早いか、私は手近にあった煮物を一口箸でつまむと、ひょいと口の中に放り込んだ。
……んん。やっぱり旅館のご飯はいつもとは一味違うぞ。口の中で上品に広がる旨みと甘さに思わず頬がほころんでしまう。
未央「ん、これ美味しいよしぶりん!」
凛「そう? じゃあ私も…………わ、本当だ、おいしい……」
私と同じ料理をもくもくと小さく口を動かして味わうしぶりんは、何だか食べる姿まで料理に似合っていて上品だ。何でもおおざっぱになってしまう私とは、きっと本来比べるべくもない人なのかもしれない。
ふと、いたずら心でまたしぶりんに「あーん」して食べさせてあげようか……とも思ったけれど――少し前の出来事が脳裏に浮かんだのでやめておいた。
そんな事してまたしぶりんにやりかえされでもしたら、また私の方がテンパっちゃうに決まっているだろうから。
部屋に戻ると、丁度仲居さんたちが私たちの夕食の用意をしてくれていた所だった。
テーブルの上には、食欲をそそらせる匂いを発した料理の数々が顔を揃えて並んでいる。お刺身、天ぷら、煮物に串物……と、どれもこれも美味しそうな顔ぶれに、私のお腹は待ち切れずに小さく「ぐぅ」と音を立ててしまう。
凛「もう……未央は本当にご飯大好きだね」
未央「何を言うのさ! アイドルは体が資本! たくさん食べて健康的な体作りをするのもお仕事のうちなのさ!」
まぁ、ダイエットには気をつけなきゃだけど、と心の中で自分に言い聞かせたところで、早速席に座る。しぶりんも貴重品を置くと、私の正面に腰を下ろした。
「ではごゆっくり」と仲居さんが部屋の扉を閉めると、しんとした静寂が部屋に戻った。
未央「では早速……いただきまーす!」
そう言うが早いか、私は手近にあった煮物を一口箸でつまむと、ひょいと口の中に放り込んだ。
……んん。やっぱり旅館のご飯はいつもとは一味違うぞ。口の中で上品に広がる旨みと甘さに思わず頬がほころんでしまう。
未央「ん、これ美味しいよしぶりん!」
凛「そう? じゃあ私も…………わ、本当だ、おいしい……」
私と同じ料理をもくもくと小さく口を動かして味わうしぶりんは、何だか食べる姿まで料理に似合っていて上品だ。何でもおおざっぱになってしまう私とは、きっと本来比べるべくもない人なのかもしれない。
ふと、いたずら心でまたしぶりんに「あーん」して食べさせてあげようか……とも思ったけれど――少し前の出来事が脳裏に浮かんだのでやめておいた。
そんな事してまたしぶりんにやりかえされでもしたら、また私の方がテンパっちゃうに決まっているだろうから。
未央「はぁ~……美味しかった。満足だよー」
気づけばテーブルの上の料理はあらかた平らげてしまい、私の食欲はもう十分すぎるほどに満たされていた。あまりおいしいもので、ついつい箸が進んで食べ過ぎなかったかどうかが心配だけど。
食事を楽しんでいる間も、しぶりんとはいろいろな話をして会話が弾んでいた。仕事の事や、NGの事、最近あった出来事など、話題はたくさんあったけれど……お互い、今日の出来事に関しては一言も話すことはなかった。
というのも……私なんか今思い出したって赤面してしまいそうなくらいなんだから、わざわざお互い恥ずかしくなるだろう話題を自分から振ることはないと思ったからだ。
食べ終わってから十分ほど経つと、数人の仲居さんが食べ終わったお皿を片付けに来てくれた。
仲居「もうお布団、敷いてしまってよろしいですか?」
その言葉に、私は若干心臓がどきっと鳴るのを感じた。
布団を敷く……ってことは、そうだ、今日私としぶりんがこの部屋で一緒に寝るってことなんだと、その事を再認識させられた気分だ。
未央「………」
……ふいに、あの夜の事が蘇る。思い出すと顔が赤くなりそうなので早々に頭から振り払うと、「あ、はい。お願いしまーす」と、何事もなさそうな声色でそう仲居さんにお願いしてしまった。
そんな風に私が内心緊張している間にも、仲居さんは慣れた手つきで手早く布団を敷いてしまった。二つぴったりくっついた布団が、部屋の真ん中に鎮座しているのは……何だか、妙に迫力がる。
……さて、時間はまだ午後七時。これからどうしようかな?
↓2
気づけばテーブルの上の料理はあらかた平らげてしまい、私の食欲はもう十分すぎるほどに満たされていた。あまりおいしいもので、ついつい箸が進んで食べ過ぎなかったかどうかが心配だけど。
食事を楽しんでいる間も、しぶりんとはいろいろな話をして会話が弾んでいた。仕事の事や、NGの事、最近あった出来事など、話題はたくさんあったけれど……お互い、今日の出来事に関しては一言も話すことはなかった。
というのも……私なんか今思い出したって赤面してしまいそうなくらいなんだから、わざわざお互い恥ずかしくなるだろう話題を自分から振ることはないと思ったからだ。
食べ終わってから十分ほど経つと、数人の仲居さんが食べ終わったお皿を片付けに来てくれた。
仲居「もうお布団、敷いてしまってよろしいですか?」
その言葉に、私は若干心臓がどきっと鳴るのを感じた。
布団を敷く……ってことは、そうだ、今日私としぶりんがこの部屋で一緒に寝るってことなんだと、その事を再認識させられた気分だ。
未央「………」
……ふいに、あの夜の事が蘇る。思い出すと顔が赤くなりそうなので早々に頭から振り払うと、「あ、はい。お願いしまーす」と、何事もなさそうな声色でそう仲居さんにお願いしてしまった。
そんな風に私が内心緊張している間にも、仲居さんは慣れた手つきで手早く布団を敷いてしまった。二つぴったりくっついた布団が、部屋の真ん中に鎮座しているのは……何だか、妙に迫力がる。
……さて、時間はまだ午後七時。これからどうしようかな?
↓2
時間午後八時に修正します。
未央「……あ、そうだ。さっき仲居さんが言ってたけど……今日これから近くで花火が上がるんだってね」
凛「そうみたいだね。この部屋からでも見れるらしいけど。……ちょっと見てみよっか?」
ふと、さっき仲居さんが教えてくれたことを思い出した。山の下の方で何かイベントでもあったのかな?
未央「そう言えば花火なんて見るのは久しぶりだし……たまにはいいかもね。なんか楽しみになってきたよ」
建物の外側に面する大きな窓を開けると、夜の涼しい風がふわっと部屋の中に入ってきて、頬を掠めていった。森の木々の葉が風で擦れあう音がさざ波のように響いてきて、いつもとは違う非日常感を私に感じさせてくれる。
未央「あと少しで始まるみたいだね。しぶりんもこっちにおいでよ」
窓は人が腰かけられるくらいの大きさとスペースがあったので、私はその窓のへりに座った。しぶりんを軽く手招きすると、彼女もこちらに寄ってきて、私のすぐ隣に腰かける。
凛「何だか……未央と一緒に花火が見られるって、それだけでも嬉しいな」
隣のしぶりんが、ふと声を漏らす。振り向くと、彼女は嬉しそうな、少し恥ずかしそうなといった表情で、ちょっぴり顔を俯けてみせた。垂れた前髪の隙間から覗く彼女の頬は、心なしか朱が差しているようだ。
すると彼女は、私との間の距離を、少しずつ、少しずつ詰めてきた。最初は三十センチほどあった体の距離を徐々に縮め、十五センチ、五センチと近づいてくる。
凛「……」
未央「し、しぶりん?」
私がそのことに少しうろたえていると、しぶりんの肩はとうとう私の肩とこつんと触れ合う距離まで来ていた。
――ふと気が付けば、彼女の息遣いが聞こえそうな近さまで、しぶりんのその細くすらっとした体は私のすぐそばにあった。浴衣越しに彼女の体温が二の腕にじんわりと伝わり、それが私の緊張を一気に誘発してしまう。
凛「なんだか……ちょっとこうしたくなっちゃった」
するっと彼女の手が私の体に回り込み、ぎゅう、と弱いんだか強いんだかよくわからないくらいの絶妙な力加減で私を抱きしめてくる。
気が付けばしぶりんの体は私に軽くもたれかかるようにぴったりとくっつき、彼女の髪先が私の少しはだけた浴衣を掻い潜って鎖骨のあたりを軽くくすぐってきていた。
未央「……あ、そうだ。さっき仲居さんが言ってたけど……今日これから近くで花火が上がるんだってね」
凛「そうみたいだね。この部屋からでも見れるらしいけど。……ちょっと見てみよっか?」
ふと、さっき仲居さんが教えてくれたことを思い出した。山の下の方で何かイベントでもあったのかな?
未央「そう言えば花火なんて見るのは久しぶりだし……たまにはいいかもね。なんか楽しみになってきたよ」
建物の外側に面する大きな窓を開けると、夜の涼しい風がふわっと部屋の中に入ってきて、頬を掠めていった。森の木々の葉が風で擦れあう音がさざ波のように響いてきて、いつもとは違う非日常感を私に感じさせてくれる。
未央「あと少しで始まるみたいだね。しぶりんもこっちにおいでよ」
窓は人が腰かけられるくらいの大きさとスペースがあったので、私はその窓のへりに座った。しぶりんを軽く手招きすると、彼女もこちらに寄ってきて、私のすぐ隣に腰かける。
凛「何だか……未央と一緒に花火が見られるって、それだけでも嬉しいな」
隣のしぶりんが、ふと声を漏らす。振り向くと、彼女は嬉しそうな、少し恥ずかしそうなといった表情で、ちょっぴり顔を俯けてみせた。垂れた前髪の隙間から覗く彼女の頬は、心なしか朱が差しているようだ。
すると彼女は、私との間の距離を、少しずつ、少しずつ詰めてきた。最初は三十センチほどあった体の距離を徐々に縮め、十五センチ、五センチと近づいてくる。
凛「……」
未央「し、しぶりん?」
私がそのことに少しうろたえていると、しぶりんの肩はとうとう私の肩とこつんと触れ合う距離まで来ていた。
――ふと気が付けば、彼女の息遣いが聞こえそうな近さまで、しぶりんのその細くすらっとした体は私のすぐそばにあった。浴衣越しに彼女の体温が二の腕にじんわりと伝わり、それが私の緊張を一気に誘発してしまう。
凛「なんだか……ちょっとこうしたくなっちゃった」
するっと彼女の手が私の体に回り込み、ぎゅう、と弱いんだか強いんだかよくわからないくらいの絶妙な力加減で私を抱きしめてくる。
気が付けばしぶりんの体は私に軽くもたれかかるようにぴったりとくっつき、彼女の髪先が私の少しはだけた浴衣を掻い潜って鎖骨のあたりを軽くくすぐってきていた。
――あぁ、私ってなんでこう、しぶりんの体が近くにあるだけでこんなにどきどきしちゃうんだろう。
彼女が回した手は私の体を正面から抱きしめており、彼女の柔肌の感触が浴衣越しでもちゃんと伝わってきて、否応にも私の心拍数を上昇させてしまう。
凛「二人でこんなところにお泊りしてるって考えたら、なんだかドキドキしちゃってさ……。いい? 花火見てる間、こうしていても……」
ほんの少ししか離れていないような距離で、私の耳に彼女の声が至近距離から入ってくる。ふわりと漂ってくる彼女の髪のいい匂いが、私の心臓を更に追い詰めた。
――だけど、こんな風にしぶりんから積極的にされたら……私だってしぶりんを抱きしめたくなっちゃうじゃないか。
未央「う、うん……いいよ。私も……こうしたかったし」
そう言って、私も片方の手をしぶりんの腰に回し、ぎゅっと抱き寄せる。彼女は一瞬びくっとしたように体を跳ねさせたけど、すぐに嬉しそうな顔になり、そっと私の肩に頭をもたれ掛かってきた。
未央「(うぅ……なんか、これっていわゆる「いい雰囲気」ってやつなのかな……)」
まだ鼓動がドキドキするけれど、少し勇気を出して彼女を抱き寄せてみると、その体温や感触が私に深い幸福感をもたらしてくれて……。素直にしぶりんと二人きりのこの時間を楽しもうと思えてくる。
凛「あ……花火……」
耳元でしぶりんがそう囁くと、ひゅるるるる……と花火が打ちあがる音が聞こえてきた。
首を窓の方に向けると、一瞬空が明るく光り――やがて大きな破裂音と共に、大きな花火が夜空へと描き出される。
凛「綺麗だね……」
未央「……うん。綺麗……」
数センチも離れないような距離でお互いを抱きあって、空に昇る花火を見つめ続ける。
本当はすぐそばにあるしぶりんの方が綺麗だ、なんて思ったけれど。口に出したら笑われるのはわかっていたので、口をつぐんでおいた。
彼女が回した手は私の体を正面から抱きしめており、彼女の柔肌の感触が浴衣越しでもちゃんと伝わってきて、否応にも私の心拍数を上昇させてしまう。
凛「二人でこんなところにお泊りしてるって考えたら、なんだかドキドキしちゃってさ……。いい? 花火見てる間、こうしていても……」
ほんの少ししか離れていないような距離で、私の耳に彼女の声が至近距離から入ってくる。ふわりと漂ってくる彼女の髪のいい匂いが、私の心臓を更に追い詰めた。
――だけど、こんな風にしぶりんから積極的にされたら……私だってしぶりんを抱きしめたくなっちゃうじゃないか。
未央「う、うん……いいよ。私も……こうしたかったし」
そう言って、私も片方の手をしぶりんの腰に回し、ぎゅっと抱き寄せる。彼女は一瞬びくっとしたように体を跳ねさせたけど、すぐに嬉しそうな顔になり、そっと私の肩に頭をもたれ掛かってきた。
未央「(うぅ……なんか、これっていわゆる「いい雰囲気」ってやつなのかな……)」
まだ鼓動がドキドキするけれど、少し勇気を出して彼女を抱き寄せてみると、その体温や感触が私に深い幸福感をもたらしてくれて……。素直にしぶりんと二人きりのこの時間を楽しもうと思えてくる。
凛「あ……花火……」
耳元でしぶりんがそう囁くと、ひゅるるるる……と花火が打ちあがる音が聞こえてきた。
首を窓の方に向けると、一瞬空が明るく光り――やがて大きな破裂音と共に、大きな花火が夜空へと描き出される。
凛「綺麗だね……」
未央「……うん。綺麗……」
数センチも離れないような距離でお互いを抱きあって、空に昇る花火を見つめ続ける。
本当はすぐそばにあるしぶりんの方が綺麗だ、なんて思ったけれど。口に出したら笑われるのはわかっていたので、口をつぐんでおいた。
ひゅるるるる――どーん。ひゅるるるる――どーん。
花火は次々に夜空へと打ちあがり、大輪の花を咲かせてゆく。爆発の光がこちらにまで届くので、しぶりんの横顔が一瞬だけ明るく照らされる。
長い睫毛。揺れる前髪。透き通るような肌。聞こえる呼吸。伝わる体温。
私の腕の中でしぶりんは、それこそ私が力いっぱい抱きしめたら折れそうなほど細く、だけど反してそんな事は全くないと思わせるほど芯が力強くもあった。
未央「(好き……だなぁ、やっぱり)」
彼女とこうして近くにいて、一緒に何かをしていると、否応なしにそう考えてしまう。胸の奥から熱いものがせりあがってきては、私の心臓をいたずらにかき乱していく。
そんな感触が幸せでもあったし、むずがゆくもあった。
凛「長いね。花火……」
未央「……うん」
三十分? 一時間? どれだけこの時間が流れたのかは分からないけれど、だけど――。
未央「(……ずっと、こうしていたいな……)」
零距離となった私と彼女の彼我の差が、私の脳を熱くさせる。
しまむーとも、シンデレラプロジェクトのみんなとも、確かにずっと一緒にいたいけど――今しぶりんに感じるこの感情は、それとは多分違うものだと、自分の中で分かってはいた。
凛「……何だか、ずっとこうしていたいね。未央」
未央「……っ」
未央「……しぶりんも、そう思う?」
花火は次々に夜空へと打ちあがり、大輪の花を咲かせてゆく。爆発の光がこちらにまで届くので、しぶりんの横顔が一瞬だけ明るく照らされる。
長い睫毛。揺れる前髪。透き通るような肌。聞こえる呼吸。伝わる体温。
私の腕の中でしぶりんは、それこそ私が力いっぱい抱きしめたら折れそうなほど細く、だけど反してそんな事は全くないと思わせるほど芯が力強くもあった。
未央「(好き……だなぁ、やっぱり)」
彼女とこうして近くにいて、一緒に何かをしていると、否応なしにそう考えてしまう。胸の奥から熱いものがせりあがってきては、私の心臓をいたずらにかき乱していく。
そんな感触が幸せでもあったし、むずがゆくもあった。
凛「長いね。花火……」
未央「……うん」
三十分? 一時間? どれだけこの時間が流れたのかは分からないけれど、だけど――。
未央「(……ずっと、こうしていたいな……)」
零距離となった私と彼女の彼我の差が、私の脳を熱くさせる。
しまむーとも、シンデレラプロジェクトのみんなとも、確かにずっと一緒にいたいけど――今しぶりんに感じるこの感情は、それとは多分違うものだと、自分の中で分かってはいた。
凛「……何だか、ずっとこうしていたいね。未央」
未央「……っ」
未央「……しぶりんも、そう思う?」
凛「うん。……私たち本当は仕事で来てるはずなのに、何だか結構楽しんじゃってるよね」
未央「まぁ……今回はこの間のデートの続き、みたいなところあったしさ」
凛「そうだったね。……でも明日は朝から色々忙しいらしいから、今日は早めに寝ないといけないのが辛いところだけど」
未央「はは。まぁそれは仕方ないかな。やっぱり仕事で来てるわけだし」
なんてとりとめもない会話を、ほんの少ししか離れていない唇同士で行う。
未央「私……今幸せだよ。しぶりん」
凛「何? 急に。私も同じだけどね」
少し照れくさそうにしぶりんが笑うと、花火の爆発のフラッシュが丁度同時に起こり、彼女の顔がまた一瞬明るく照らし出される。
――あぁ、彼女の大きな瞳が、また私を狂わせる。
未央「…………しぶりん」
凛「? どうしたの………っ!」
気づけば私は、すぐ近くにあったしぶりんの唇に、私のそれを重ねていた。
未央「まぁ……今回はこの間のデートの続き、みたいなところあったしさ」
凛「そうだったね。……でも明日は朝から色々忙しいらしいから、今日は早めに寝ないといけないのが辛いところだけど」
未央「はは。まぁそれは仕方ないかな。やっぱり仕事で来てるわけだし」
なんてとりとめもない会話を、ほんの少ししか離れていない唇同士で行う。
未央「私……今幸せだよ。しぶりん」
凛「何? 急に。私も同じだけどね」
少し照れくさそうにしぶりんが笑うと、花火の爆発のフラッシュが丁度同時に起こり、彼女の顔がまた一瞬明るく照らし出される。
――あぁ、彼女の大きな瞳が、また私を狂わせる。
未央「…………しぶりん」
凛「? どうしたの………っ!」
気づけば私は、すぐ近くにあったしぶりんの唇に、私のそれを重ねていた。
凛「っ!? ん……っ!」
びくっとしたように一瞬肩が震え、私を抱きしめていた手がぎゅうっと私の浴衣を強く握りしめる。
その反応を見て初めて私は、いつの間にか自分が彼女にキスしていたことが理解できた。
未央「(あ……私、いつのまにかキス、しちゃってた……)」
すぐ隣に座るしぶりんの事を愛おしく思いすぎて、私の脳もそろそろオーバーヒートを起こしてきたのだろうか。
彼女の唇の柔らかさと暖かさが直に伝わってくる。そう言えば、いつ以来だっけ。私の方からしぶりんにキスするのって――。
未央「(……思い出した。初めての嘘デートの時に、最初に私からして以来だ)」
唇と唇が繋がったまま、妙に思考は冷静になって、私はふとそんな事を思い返していた。
――しかしキスしてほんの十秒にも満たないうちから、私の脳内からそんな思考をしている余裕はそろそろなくなってくる。
凛「未央……っ、はぁっ……ぁ……」
しぶりんの吐息が漏れる音が直に聞こえる。その生々しい感触が、私の衝動を更に突き動かす。
未央「……っ、ぷはっ……。……ごめん、しぶりん……。なんか、ついキスしてた……」
凛「ん……いや、全然大丈夫……。急だったからちょっとびっくりしただけ……」
一旦唇を離すと、頬が真っ赤に蒸気したしぶりんがそこにいた。……何だか最近では珍しく、彼女が余裕無しで恥ずかしがっているところを見た気がする。
未央「なんか、ずっとこうやってたら、しぶりん綺麗だなって……それで……」
言い訳がましく口を動かす間にも、私の心の熱は収まらなかった。
彼女の着ている浴衣が少しだけはだけ、白く細い首元がちらりと見えるところが、更に私を惑わせる。
未央「……もう一回、するね……?」
凛「え? あ………っ」
ああ、今日の私は何だかもうダメだ。どうやら完全にしぶりんにお熱のようだ。
そのまま再び顔を近づけると、無抵抗のまま唇を差し出すしぶりんに、私はまたそっと口づけた。
びくっとしたように一瞬肩が震え、私を抱きしめていた手がぎゅうっと私の浴衣を強く握りしめる。
その反応を見て初めて私は、いつの間にか自分が彼女にキスしていたことが理解できた。
未央「(あ……私、いつのまにかキス、しちゃってた……)」
すぐ隣に座るしぶりんの事を愛おしく思いすぎて、私の脳もそろそろオーバーヒートを起こしてきたのだろうか。
彼女の唇の柔らかさと暖かさが直に伝わってくる。そう言えば、いつ以来だっけ。私の方からしぶりんにキスするのって――。
未央「(……思い出した。初めての嘘デートの時に、最初に私からして以来だ)」
唇と唇が繋がったまま、妙に思考は冷静になって、私はふとそんな事を思い返していた。
――しかしキスしてほんの十秒にも満たないうちから、私の脳内からそんな思考をしている余裕はそろそろなくなってくる。
凛「未央……っ、はぁっ……ぁ……」
しぶりんの吐息が漏れる音が直に聞こえる。その生々しい感触が、私の衝動を更に突き動かす。
未央「……っ、ぷはっ……。……ごめん、しぶりん……。なんか、ついキスしてた……」
凛「ん……いや、全然大丈夫……。急だったからちょっとびっくりしただけ……」
一旦唇を離すと、頬が真っ赤に蒸気したしぶりんがそこにいた。……何だか最近では珍しく、彼女が余裕無しで恥ずかしがっているところを見た気がする。
未央「なんか、ずっとこうやってたら、しぶりん綺麗だなって……それで……」
言い訳がましく口を動かす間にも、私の心の熱は収まらなかった。
彼女の着ている浴衣が少しだけはだけ、白く細い首元がちらりと見えるところが、更に私を惑わせる。
未央「……もう一回、するね……?」
凛「え? あ………っ」
ああ、今日の私は何だかもうダメだ。どうやら完全にしぶりんにお熱のようだ。
そのまま再び顔を近づけると、無抵抗のまま唇を差し出すしぶりんに、私はまたそっと口づけた。
凛「ん………あ、ぁ……」
浴衣を掴む彼女の手が一層こわばるのが分かる。彼女のふるふると震える小さな唇の暖かさを、私はゆっくりと確かめるように味わっていく。
漏れ出した吐息が私の頬を掠め、鼻孔を刺激する甘い髪の匂いが、私の理性をぐちゃぐちゃに壊していく。
未央「ちゅ……はぁ、……しぶりん、かわいい……」
心臓は早鐘のように鳴り続け、熱で段々と視界がぼやけていくのがわかる。
私の頭の中にあったのは、今目の前にいるしぶりんを、とにかく私だけのものにしていたいという気持ちだけだった。
すっと彼女の柔らかな髪を掻き分け、後頭部をそっと空いている手で包み込む。
――あぁ、もう、我慢できない。
凛「…………っ!?」
気づけば私は、いつか彼女にやられたみたいに、しぶりんの熱い口内に自分の舌をねじ込んでいた。
凛「んぁ………ぅ、んっ……!」
一瞬びくっと彼女の体が震えたのが分かったけれど、私の手でしっかりと抑えられたしぶりんの頭は、もうそこから微動だにできなくなっていた。
怯えるように奥で縮こまっていた彼女の舌先に触れると、熱くぬめるそれを捉えようと夢中で私も舌を動かしてゆく。
浴衣を掴む彼女の手が一層こわばるのが分かる。彼女のふるふると震える小さな唇の暖かさを、私はゆっくりと確かめるように味わっていく。
漏れ出した吐息が私の頬を掠め、鼻孔を刺激する甘い髪の匂いが、私の理性をぐちゃぐちゃに壊していく。
未央「ちゅ……はぁ、……しぶりん、かわいい……」
心臓は早鐘のように鳴り続け、熱で段々と視界がぼやけていくのがわかる。
私の頭の中にあったのは、今目の前にいるしぶりんを、とにかく私だけのものにしていたいという気持ちだけだった。
すっと彼女の柔らかな髪を掻き分け、後頭部をそっと空いている手で包み込む。
――あぁ、もう、我慢できない。
凛「…………っ!?」
気づけば私は、いつか彼女にやられたみたいに、しぶりんの熱い口内に自分の舌をねじ込んでいた。
凛「んぁ………ぅ、んっ……!」
一瞬びくっと彼女の体が震えたのが分かったけれど、私の手でしっかりと抑えられたしぶりんの頭は、もうそこから微動だにできなくなっていた。
怯えるように奥で縮こまっていた彼女の舌先に触れると、熱くぬめるそれを捉えようと夢中で私も舌を動かしてゆく。
頭を少し斜めに傾け、より舌を彼女の口内の奥まで届けようとする。
見よう見まねで初めてやってみたディープキスは、傍から見れば様にはなっていなかったかもしれないけど――私にはそんな事どうでもいいくらい、ただ目の前のしぶりんが愛しくて仕方がなかった。
未央「ん……ちゅ、れろ………ぁ、……しぶ、りん……」
凛「んうぅ……ぅ」
興奮で頭がおかしくなりそうだ。しぶりんの舌に自分の舌を絡め、巻き付けるようにして、溢れ出た唾液を飲み込んでいく。
初めて自分から味わうしぶりんの舌は、暖かくて、ぬめるように動いて、まるでそこだけ別の生き物のようだった。
彼女の目尻が潤んでいるのが分かる。ぎゅうと彼女の体を抱きしめ、引き寄せると、胸越しに伝わるしぶりんの心臓の鼓動が痛いくらいに私にも伝わってきそうだ。
気持ちいい。
幸せ。
そんな気持ちが脳裏に浮かんでは、湧き上がる衝動に次々とかき消されてゆく。
未央「好き……しぶりん、……大好き……」
脳が沸騰しそうな熱量と共に、自分が自分でなくなりそうな感覚に襲われる。
あぁ、この瞬間が永遠に続けばいいのに。
ずっと――しぶりんを独り占め出来たらいいのに、なんて。
今時少女漫画でも滅多に見ないような言葉を、とろけそうな思考でうわごとの様に思っていた私は、大馬鹿者だろうか。
夜に拭く涼しい風と、光り輝く花火のフラッシュが、繋がる私たちを見つめていた。
見よう見まねで初めてやってみたディープキスは、傍から見れば様にはなっていなかったかもしれないけど――私にはそんな事どうでもいいくらい、ただ目の前のしぶりんが愛しくて仕方がなかった。
未央「ん……ちゅ、れろ………ぁ、……しぶ、りん……」
凛「んうぅ……ぅ」
興奮で頭がおかしくなりそうだ。しぶりんの舌に自分の舌を絡め、巻き付けるようにして、溢れ出た唾液を飲み込んでいく。
初めて自分から味わうしぶりんの舌は、暖かくて、ぬめるように動いて、まるでそこだけ別の生き物のようだった。
彼女の目尻が潤んでいるのが分かる。ぎゅうと彼女の体を抱きしめ、引き寄せると、胸越しに伝わるしぶりんの心臓の鼓動が痛いくらいに私にも伝わってきそうだ。
気持ちいい。
幸せ。
そんな気持ちが脳裏に浮かんでは、湧き上がる衝動に次々とかき消されてゆく。
未央「好き……しぶりん、……大好き……」
脳が沸騰しそうな熱量と共に、自分が自分でなくなりそうな感覚に襲われる。
あぁ、この瞬間が永遠に続けばいいのに。
ずっと――しぶりんを独り占め出来たらいいのに、なんて。
今時少女漫画でも滅多に見ないような言葉を、とろけそうな思考でうわごとの様に思っていた私は、大馬鹿者だろうか。
夜に拭く涼しい風と、光り輝く花火のフラッシュが、繋がる私たちを見つめていた。
――自分でもどれくらい経ったか分からないくらい、夢中でしぶりんの口内を味わっていたのだろう。
気が付くと段々腕の中のしぶりんから力が抜け、私の腕に寄り掛かるようにしてゆっくりと倒れこんでくるのが分かった。
未央「ん………ちゅ」
ふと、彼女の唇から顔を離す。見るとしぶりんは目元がとろけたような表情になっており、耳の端まで燃えるように真っ赤になっていたのがわかった。
未央「……し、しぶ、りん……?」
ぼぉっとする頭で彼女に呼びかける。
すると彼女は唇の端をわなわなと痙攣させたまま、口の端から零れた唾液をぬぐおうともせず、私の体にふらふらと倒れこんできた。
凛「………」
未央「…………?」
貪るようなディープキスが止まったことでか、私の思考に少しだけ冷静さが戻ってきた。
未央「(あれ? もしかして私………何か、やりすぎちゃった……?)」
私の胸の中に顔をうずめるしぶりんの表情は見えず、何を思っているのかは分からない。
しかし、上から見える彼女の浴衣から覗く白いうなじがやけに扇情的に映り、ついまた口づけをしたくなり喉がごくりと鳴ってしまう。
未央「(な……何考えてるんだろ、私。やっぱり今日は何だかヘンだよ……)」
思わずキスしそうになった衝動を何とか抑え込むと、胸の中で震えるしぶりんに声をかける。
未央「えっ……と、ごめんしぶりん、急にあんなことしたら、やっぱり嫌だったかな……」
凛「…………」
無言でふるふると、私の胸に頭を押し付けるように首を横に動かすしぶりん。
よ、よかった、とりあえず嫌がられはしなかったみたいだけど……どうしたんだろう?
凛「……シャワー、浴びてくる」
気が付くと段々腕の中のしぶりんから力が抜け、私の腕に寄り掛かるようにしてゆっくりと倒れこんでくるのが分かった。
未央「ん………ちゅ」
ふと、彼女の唇から顔を離す。見るとしぶりんは目元がとろけたような表情になっており、耳の端まで燃えるように真っ赤になっていたのがわかった。
未央「……し、しぶ、りん……?」
ぼぉっとする頭で彼女に呼びかける。
すると彼女は唇の端をわなわなと痙攣させたまま、口の端から零れた唾液をぬぐおうともせず、私の体にふらふらと倒れこんできた。
凛「………」
未央「…………?」
貪るようなディープキスが止まったことでか、私の思考に少しだけ冷静さが戻ってきた。
未央「(あれ? もしかして私………何か、やりすぎちゃった……?)」
私の胸の中に顔をうずめるしぶりんの表情は見えず、何を思っているのかは分からない。
しかし、上から見える彼女の浴衣から覗く白いうなじがやけに扇情的に映り、ついまた口づけをしたくなり喉がごくりと鳴ってしまう。
未央「(な……何考えてるんだろ、私。やっぱり今日は何だかヘンだよ……)」
思わずキスしそうになった衝動を何とか抑え込むと、胸の中で震えるしぶりんに声をかける。
未央「えっ……と、ごめんしぶりん、急にあんなことしたら、やっぱり嫌だったかな……」
凛「…………」
無言でふるふると、私の胸に頭を押し付けるように首を横に動かすしぶりん。
よ、よかった、とりあえず嫌がられはしなかったみたいだけど……どうしたんだろう?
凛「……シャワー、浴びてくる」
未央「へ? シャワー?」
私が素っ頓狂な声で聞き返すのが早いか、胸の中にいたしぶりんはゆっくりと立ち上がると、ふらふらとした足取りで離れ、部屋に備え付けの浴室へと歩いて行った。
結局一度も私に表情を見せることはなかったので、彼女がどんな顔をしていたのかは分からない。ただ一つ分かることは、後ろから見える彼女の耳が相変わらず熟れたトマトのような色になっていたという事だけだ。
未央「ちょ……だ、大丈夫? 急にシャワーって……。ついていこうか?」
凛「……いい。……っていうか……」
ふと足取りを止めたしぶりんが、俯きながらつぶやく。
凛「今一緒にお風呂入ったりなんかしたら………私、多分、おかしくなっちゃうと思うから……」
聞き取れるか聞き取れないか分からないくらいの声量でそう発すると、しぶりんはおぼつかない千鳥足でゆっくりと脱衣所に消えていった。
未央「…………」
ぽかん、と口を開けたまま、窓のへりに一人残された私。
気が付けばもう花火はいつの間にか終わっていたようで、夜空はまた星と月の光がかすかに雲の隙間から見えるだけになっていた。
私が素っ頓狂な声で聞き返すのが早いか、胸の中にいたしぶりんはゆっくりと立ち上がると、ふらふらとした足取りで離れ、部屋に備え付けの浴室へと歩いて行った。
結局一度も私に表情を見せることはなかったので、彼女がどんな顔をしていたのかは分からない。ただ一つ分かることは、後ろから見える彼女の耳が相変わらず熟れたトマトのような色になっていたという事だけだ。
未央「ちょ……だ、大丈夫? 急にシャワーって……。ついていこうか?」
凛「……いい。……っていうか……」
ふと足取りを止めたしぶりんが、俯きながらつぶやく。
凛「今一緒にお風呂入ったりなんかしたら………私、多分、おかしくなっちゃうと思うから……」
聞き取れるか聞き取れないか分からないくらいの声量でそう発すると、しぶりんはおぼつかない千鳥足でゆっくりと脱衣所に消えていった。
未央「…………」
ぽかん、と口を開けたまま、窓のへりに一人残された私。
気が付けばもう花火はいつの間にか終わっていたようで、夜空はまた星と月の光がかすかに雲の隙間から見えるだけになっていた。
シャアアアア……と、シャワーヘッドから水が流れる音が室内にこだまする。
私はといえば、結局あれからしぶりんが言った一言の意味も分からずぼおっとしていて――気が付けばお風呂上りのしぶりんが髪を拭きながら「次……未央入ってきなよ」なんて言うものだから、流されるままお風呂場に駆け込んでしまった次第である。
シャワーから流れる温水に胸を打たれながら、まだ舌の上にのこる柔らかい感触と唾液の味が、生々しく鮮明に蘇ってくる。
未央「(なんか……様子が変だったな、しぶりん……。どうしたんだろ)」
ぼおっとしていても仕方がないので、私もいそいそと髪や体を洗い始める。
そう言えばこの間は、しぶりんに洗って貰ったんだっけ……なんて事を考えながら、湧き上がる恥ずかしさを抑えるように泡にまみれたハンドタオルを動かした。
未央「ふぅ……シャワー上がったよ、しぶりん。気持ちよかった……」
冷やしておいたペットボトルの水をごくごくと流し込みながら、まだ少し濡れている髪をタオルで拭いて客室に戻る。
部屋の真ん中にぴったりと、二つ寄り添うようにして敷かれてある布団の一つに、しぶりんが妙に緊張したような面持ちで座って待っていた。
凛「あ……おかえり」
やっとまともに見ることができたしぶりんの頬は、お風呂上りだからだろうか、まだ少し上気しているように見えた。
……ほんの数十分前まであんなことをしていた、という事をうっかり忘れてしまいそうだが、しかしあれが夢でないという事は、まだ私の舌に残る感触が教えてくれている。
気づけば……壁にかかった時計はもう結構遅い時間を示している。いつのまにか終わっているように感じた花火も、実は結構長い間やっていたのだろう。
私はといえば、結局あれからしぶりんが言った一言の意味も分からずぼおっとしていて――気が付けばお風呂上りのしぶりんが髪を拭きながら「次……未央入ってきなよ」なんて言うものだから、流されるままお風呂場に駆け込んでしまった次第である。
シャワーから流れる温水に胸を打たれながら、まだ舌の上にのこる柔らかい感触と唾液の味が、生々しく鮮明に蘇ってくる。
未央「(なんか……様子が変だったな、しぶりん……。どうしたんだろ)」
ぼおっとしていても仕方がないので、私もいそいそと髪や体を洗い始める。
そう言えばこの間は、しぶりんに洗って貰ったんだっけ……なんて事を考えながら、湧き上がる恥ずかしさを抑えるように泡にまみれたハンドタオルを動かした。
未央「ふぅ……シャワー上がったよ、しぶりん。気持ちよかった……」
冷やしておいたペットボトルの水をごくごくと流し込みながら、まだ少し濡れている髪をタオルで拭いて客室に戻る。
部屋の真ん中にぴったりと、二つ寄り添うようにして敷かれてある布団の一つに、しぶりんが妙に緊張したような面持ちで座って待っていた。
凛「あ……おかえり」
やっとまともに見ることができたしぶりんの頬は、お風呂上りだからだろうか、まだ少し上気しているように見えた。
……ほんの数十分前まであんなことをしていた、という事をうっかり忘れてしまいそうだが、しかしあれが夢でないという事は、まだ私の舌に残る感触が教えてくれている。
気づけば……壁にかかった時計はもう結構遅い時間を示している。いつのまにか終わっているように感じた花火も、実は結構長い間やっていたのだろう。
未央「えっと……隣、座るね?」
凛「……うん」
ぽすん、と布団の上に腰を下ろす。そこはしぶりんの体のすぐ近く、私が抱き寄せればすぐにでもまたさっきのような体勢になってしまいそうな距離だ。
――かく言う私もまだ頭の熱が抜けきっていないのか、まだしぶりんの事を感じ足りない、とでも言うのだろうか。体が自然に、彼女の傍に吸い寄せられていったようだった。
「…………」
「…………」
しばし、無言が空間に流れる。
な、なんだか妙に気まずいような気がする。というか、何となく何かここで関係のない話題を振る気になれなかった。
夜の風が鳴らす木の葉のざざぁ……という音が唯一、部屋の中に洩れこんでくる。
未央「あ……ど、どうしよっか、これから……」
凛「……ん」
顔を赤くしたまま、しぶりんが軽く俯く。
未央「(……眠いのかな? そう言えば明日も朝から仕事で早いし、もう時間も時間だし……)」
未央「……そろそろ、お布団入ろっか? しぶりん」
凛「え……」
急に、しぶりんがどきっと体を震わせた。
凛「…………うん」
消え入りそうな声でそうつぶやく。
それを受けて私は、「ん、分かった」と返すと、入り口付近の壁についていた部屋の電気のスイッチをぱちんと切った。
凛「……うん」
ぽすん、と布団の上に腰を下ろす。そこはしぶりんの体のすぐ近く、私が抱き寄せればすぐにでもまたさっきのような体勢になってしまいそうな距離だ。
――かく言う私もまだ頭の熱が抜けきっていないのか、まだしぶりんの事を感じ足りない、とでも言うのだろうか。体が自然に、彼女の傍に吸い寄せられていったようだった。
「…………」
「…………」
しばし、無言が空間に流れる。
な、なんだか妙に気まずいような気がする。というか、何となく何かここで関係のない話題を振る気になれなかった。
夜の風が鳴らす木の葉のざざぁ……という音が唯一、部屋の中に洩れこんでくる。
未央「あ……ど、どうしよっか、これから……」
凛「……ん」
顔を赤くしたまま、しぶりんが軽く俯く。
未央「(……眠いのかな? そう言えば明日も朝から仕事で早いし、もう時間も時間だし……)」
未央「……そろそろ、お布団入ろっか? しぶりん」
凛「え……」
急に、しぶりんがどきっと体を震わせた。
凛「…………うん」
消え入りそうな声でそうつぶやく。
それを受けて私は、「ん、分かった」と返すと、入り口付近の壁についていた部屋の電気のスイッチをぱちんと切った。
一瞬で、あたりが暗闇に包まれる。唯一窓から洩れこんでくる月の明かりが、私たちの部屋を朧に照らしていた。
……しぶりんの静かな息遣いだけは、真っ暗な部屋の中でも私の耳に確かに届いてくる。
未央「えっと、それじゃあ明日も仕事だし……寝よっか」
凛「………ん」
忍び足で移動して、自分の布団までたどり着く。
ごそごそと布団に入ると、ひんやりとした毛布が体を包み込んできた。
隣のしぶりんは……どうしたんだろう、まだ布団に入らないのかな?
凛「…………」
すると。
――ぎゅう
未央「へ?」
ふと、背中に暖かい感触を感じる。……いや、柔らかい感触も、同時に。
はっとして振り返ると――そこには、しぶりんが後ろから私の布団に潜り込み、手を回して私の体を抱きしめていた。
凛「……未央」
未央「は、はい」
凛「…………あんなにしておいてさ、このまま寝るのは私……無理だよ」
え? え?
ちんぷんかんな思考で彼女の言葉を理解しようとするも、次の瞬間、私の首筋に触れた暖かく濡れた感触――しぶりんの唇が当たり、まばらな思考はいっぺんに吹っ飛んでしまった。
……しぶりんの静かな息遣いだけは、真っ暗な部屋の中でも私の耳に確かに届いてくる。
未央「えっと、それじゃあ明日も仕事だし……寝よっか」
凛「………ん」
忍び足で移動して、自分の布団までたどり着く。
ごそごそと布団に入ると、ひんやりとした毛布が体を包み込んできた。
隣のしぶりんは……どうしたんだろう、まだ布団に入らないのかな?
凛「…………」
すると。
――ぎゅう
未央「へ?」
ふと、背中に暖かい感触を感じる。……いや、柔らかい感触も、同時に。
はっとして振り返ると――そこには、しぶりんが後ろから私の布団に潜り込み、手を回して私の体を抱きしめていた。
凛「……未央」
未央「は、はい」
凛「…………あんなにしておいてさ、このまま寝るのは私……無理だよ」
え? え?
ちんぷんかんな思考で彼女の言葉を理解しようとするも、次の瞬間、私の首筋に触れた暖かく濡れた感触――しぶりんの唇が当たり、まばらな思考はいっぺんに吹っ飛んでしまった。
未央「ひゃ……!」
突然の首筋へのキスに、思わず素っ頓狂な声をあげてしまう。反射的に首を前に戻して、口を手で押さえた。
未央「し、しぶりん……」
凛「ごめん……でも、あんな風にされたら、私だって……」
言い終わるが早いか、する……と、しぶりんの手が私の浴衣をかき分けて胸元に入ってくる。肌を直接指先で撫でられるようなぞわぞわとした甘い刺激に、また不意に声が漏れそうになる。
あんな風に……って、ひょっとしてさっき私が、自分からしぶりんにディープキスしたから……?
考えが目まぐるしく回る間にも、しぶりんの手はどんどん進んでくる。
未央「あ……」
ふに、と。私の胸に彼女の手が当たると、優しい手つきで滑るように胸が包み込まれた。感触を確かめられるように軽く揉まれてしまい、ますます私の脳は熱がこもっていく。
凛「いいよね? 未央。ちゃんと責任……取ってほしいな」
耳元で小さな声でそう囁かれ、脳髄まで届きそうなその甘い声に私の体は痺れてしまう。気が付けばしぶりんの体は私のブラの中に滑り込み、直接肌に触れるまでになっていた。
這うような指の動きで胸の突起をぎゅ……と摘ままれると、電気が走ったような刺激に思わず「っ……」と声が小さく漏れてしまう。
凛「ね、未央……こっち、向いて?」
……ずるいよ、しぶりん。そんな風に優しい声で囁かれたら、言うこと聞くしかないっていうのに。
未央「……ん」
すっと言われたまま顔をしぶりんの方に向けると、暗闇の中で、彼女が私の唇にそっと唇を重ねてきた。
突然の首筋へのキスに、思わず素っ頓狂な声をあげてしまう。反射的に首を前に戻して、口を手で押さえた。
未央「し、しぶりん……」
凛「ごめん……でも、あんな風にされたら、私だって……」
言い終わるが早いか、する……と、しぶりんの手が私の浴衣をかき分けて胸元に入ってくる。肌を直接指先で撫でられるようなぞわぞわとした甘い刺激に、また不意に声が漏れそうになる。
あんな風に……って、ひょっとしてさっき私が、自分からしぶりんにディープキスしたから……?
考えが目まぐるしく回る間にも、しぶりんの手はどんどん進んでくる。
未央「あ……」
ふに、と。私の胸に彼女の手が当たると、優しい手つきで滑るように胸が包み込まれた。感触を確かめられるように軽く揉まれてしまい、ますます私の脳は熱がこもっていく。
凛「いいよね? 未央。ちゃんと責任……取ってほしいな」
耳元で小さな声でそう囁かれ、脳髄まで届きそうなその甘い声に私の体は痺れてしまう。気が付けばしぶりんの体は私のブラの中に滑り込み、直接肌に触れるまでになっていた。
這うような指の動きで胸の突起をぎゅ……と摘ままれると、電気が走ったような刺激に思わず「っ……」と声が小さく漏れてしまう。
凛「ね、未央……こっち、向いて?」
……ずるいよ、しぶりん。そんな風に優しい声で囁かれたら、言うこと聞くしかないっていうのに。
未央「……ん」
すっと言われたまま顔をしぶりんの方に向けると、暗闇の中で、彼女が私の唇にそっと唇を重ねてきた。
凛「さっきのお返し、するから……」
その言葉の直後、しぶりんの舌が強引に私の口内に滑り込んでくる。さっき私から味わったはずなのに、しぶりんからされるディープキスはやはりそれとは違っている。
脳髄の奥まで届いてきそうな舌のぬめる感触と、熱くのたうつ生き物のような動きが私の口の中を蹂躙し、身も心もすべてしぶりんのものになってしまったかのような、そんな感覚さえ感じる。
未央「ん……ちゅ、ちゅうぅ……はっ、あ……れろ……ん」
凛「ちゅ……ん、ほら、もっと舌、出して……?」
未央「……あ……」
まるで自分がしぶりんの操り人形にでもなってしまったような感覚で、言われるがままに舌を伸ばして突き出す。
しぶりんは私のその舌を絡めとるように、艶めかしい動きで舌を巻きつけてきた。
ちろちろ……と細かい動きで焦らされるように舌先を弄ばれたと思ったら、今度は大胆に舌の奥までなぞられるような激しいディープキスに変わってくる。
波のように大きな動きの中で、私はといえば上から流れてくるしぶりんの唾液を自然に飲み干し、こく、こくと彼女のエキスが喉を通るたびに自分が彼女色に染められるような幸福感を味わっていた。
未央「あ……ん、んぅぅ……っ」
そうしている間にも私の胸はしぶりんに揉みしだかれていて、いつの間にかしぶりんは私の体に重なるように上に乗っていた事に気付く。
凛「……可愛いよ、未央。……大好き」
未央「い、今そんなこと言うのやめてよ……ぞくってしちゃうから……」
凛「さっきは未央が言ってたんじゃない。悪いけど……もう私、我慢できそうにないから」
きゅう、と、絶妙な力加減で私の胸の突起が摘ままれる。その度に私の意識は、無理やりしぶりんへと吸い込まれてしまうのだ。
その言葉の直後、しぶりんの舌が強引に私の口内に滑り込んでくる。さっき私から味わったはずなのに、しぶりんからされるディープキスはやはりそれとは違っている。
脳髄の奥まで届いてきそうな舌のぬめる感触と、熱くのたうつ生き物のような動きが私の口の中を蹂躙し、身も心もすべてしぶりんのものになってしまったかのような、そんな感覚さえ感じる。
未央「ん……ちゅ、ちゅうぅ……はっ、あ……れろ……ん」
凛「ちゅ……ん、ほら、もっと舌、出して……?」
未央「……あ……」
まるで自分がしぶりんの操り人形にでもなってしまったような感覚で、言われるがままに舌を伸ばして突き出す。
しぶりんは私のその舌を絡めとるように、艶めかしい動きで舌を巻きつけてきた。
ちろちろ……と細かい動きで焦らされるように舌先を弄ばれたと思ったら、今度は大胆に舌の奥までなぞられるような激しいディープキスに変わってくる。
波のように大きな動きの中で、私はといえば上から流れてくるしぶりんの唾液を自然に飲み干し、こく、こくと彼女のエキスが喉を通るたびに自分が彼女色に染められるような幸福感を味わっていた。
未央「あ……ん、んぅぅ……っ」
そうしている間にも私の胸はしぶりんに揉みしだかれていて、いつの間にかしぶりんは私の体に重なるように上に乗っていた事に気付く。
凛「……可愛いよ、未央。……大好き」
未央「い、今そんなこと言うのやめてよ……ぞくってしちゃうから……」
凛「さっきは未央が言ってたんじゃない。悪いけど……もう私、我慢できそうにないから」
きゅう、と、絶妙な力加減で私の胸の突起が摘ままれる。その度に私の意識は、無理やりしぶりんへと吸い込まれてしまうのだ。
凛「……あれ、いつもこんな下着付けてたっけ?」
ゆっくりと私の浴衣の胸元を両手で広げたしぶりんは、露になった私のブラをまじまじと見つめてそう言った。
た、確かに今日つけてる下着は、いつもみたいなやつじゃないけど……!
未央「い、いやその、ほら、来るときに、ひょっとしたら……って思ってた、から……」
かあぁ、と顔が赤くなっていくのが自分でもわかる。ううぅ、何だこれ、なんだか凄く恥ずかしい……。
凛「……ふーん、そう」
暗闇の中でも、しぶりんの顔がいたずらっぽい笑みになっていくのが分かる。
凛「…………未央って、えっちなんだね」
未央「……っち、違うよ! これはほら……デートの時に服に気合を入れるみたいなものだから……!」
凛「ふふ、何それ……。でも、嬉しい」
するとしぶりんは、私の胸の谷間にちょんと唇をつけ、軽いキスをしてきた。
凛「……いいよね? 脱がせても」
未央「…………うん」
そんな風に言われたら、とても断れない。ひょっとしてしぶりんは、分かったうえで聞いてるんじゃないだろうか。
ゆっくりと私の浴衣の胸元を両手で広げたしぶりんは、露になった私のブラをまじまじと見つめてそう言った。
た、確かに今日つけてる下着は、いつもみたいなやつじゃないけど……!
未央「い、いやその、ほら、来るときに、ひょっとしたら……って思ってた、から……」
かあぁ、と顔が赤くなっていくのが自分でもわかる。ううぅ、何だこれ、なんだか凄く恥ずかしい……。
凛「……ふーん、そう」
暗闇の中でも、しぶりんの顔がいたずらっぽい笑みになっていくのが分かる。
凛「…………未央って、えっちなんだね」
未央「……っち、違うよ! これはほら……デートの時に服に気合を入れるみたいなものだから……!」
凛「ふふ、何それ……。でも、嬉しい」
するとしぶりんは、私の胸の谷間にちょんと唇をつけ、軽いキスをしてきた。
凛「……いいよね? 脱がせても」
未央「…………うん」
そんな風に言われたら、とても断れない。ひょっとしてしぶりんは、分かったうえで聞いてるんじゃないだろうか。
攻めたと思ったらあっという間に逆転される未央ちゃん
今日はパンツ履かなくても大丈夫そうだな
今日はパンツ履かなくても大丈夫そうだな
ちゅ……
未央「ん………」
彼女の唇が、私の乳首に直に触れる。暖かい舌が這う感触と濡れた唾液の滑らかさが、私に背中が痺れるような快感を与えてきた。
しぶりんに剥かれた浴衣から覗く私の肌と、はだけた彼女の胸元から露出した地肌がたまに触れ合って、その体温と柔らかさが心地いい。彼女の長い髪が垂れて、私のへそのあたりをくすぐっていく。
凛「ん……ちゅ、れろ……」
私の胸の突起を吸うしぶりんは、時々どこか子供の様に少し幼くも感じる。だけどそんな気持ちに現を抜かしていると、突然不意に与えられる舐め上げるような刺激にすぐ現実に引き戻され、私が今彼女の手の中にあるのだということを再認識させてくる。
あぁ、それ、たちが悪いよしぶりん。そんなことされたら私がダメになっちゃうって、恐らく彼女はもう知っているのだろう。
小悪魔のような魅惑で私を惑わすしぶりんの魅力は、私の脳髄をとろとろに溶かしていって、彼女のこと以外何も考えられなくしてしまうのだ。
凛「ねぇ……いい? キスマーク、つけても」
未央「……へ?」
ふと、気が付くとしぶりんは私の首元にまで唇を持ってきていて、いまにも私の首筋に、跡をつけるべく迫ってきていた。
未央「だ……だめだよ、それは……。明日はほら、仕事で温泉入るんだから、その時にキスマークなんかあったら……」
凛「……あ……そっか。それもそうだね……」
しゅんと落ち込んだようなそぶりを見せるしぶりん。そう言えばしぶりんは、私にキスマークつけるのが好きみたいだった。
私が告白したあの日も、翌日私の首元には彼女に付けられた跡が数日消えないまま残ってしまっていた。
とはいえ、流石に明日仕事があるのにそんなことはできないだろう。
諦めたと思ったしぶりんだったけれど……彼女はなにかに気付いたようで、また妖しくいたずらっぽい笑みを浮かべた。
未央「そうだ……。……絶対カメラに映らないようなところなら、キスマーク……つけてもいいよね?」
未央「ん………」
彼女の唇が、私の乳首に直に触れる。暖かい舌が這う感触と濡れた唾液の滑らかさが、私に背中が痺れるような快感を与えてきた。
しぶりんに剥かれた浴衣から覗く私の肌と、はだけた彼女の胸元から露出した地肌がたまに触れ合って、その体温と柔らかさが心地いい。彼女の長い髪が垂れて、私のへそのあたりをくすぐっていく。
凛「ん……ちゅ、れろ……」
私の胸の突起を吸うしぶりんは、時々どこか子供の様に少し幼くも感じる。だけどそんな気持ちに現を抜かしていると、突然不意に与えられる舐め上げるような刺激にすぐ現実に引き戻され、私が今彼女の手の中にあるのだということを再認識させてくる。
あぁ、それ、たちが悪いよしぶりん。そんなことされたら私がダメになっちゃうって、恐らく彼女はもう知っているのだろう。
小悪魔のような魅惑で私を惑わすしぶりんの魅力は、私の脳髄をとろとろに溶かしていって、彼女のこと以外何も考えられなくしてしまうのだ。
凛「ねぇ……いい? キスマーク、つけても」
未央「……へ?」
ふと、気が付くとしぶりんは私の首元にまで唇を持ってきていて、いまにも私の首筋に、跡をつけるべく迫ってきていた。
未央「だ……だめだよ、それは……。明日はほら、仕事で温泉入るんだから、その時にキスマークなんかあったら……」
凛「……あ……そっか。それもそうだね……」
しゅんと落ち込んだようなそぶりを見せるしぶりん。そう言えばしぶりんは、私にキスマークつけるのが好きみたいだった。
私が告白したあの日も、翌日私の首元には彼女に付けられた跡が数日消えないまま残ってしまっていた。
とはいえ、流石に明日仕事があるのにそんなことはできないだろう。
諦めたと思ったしぶりんだったけれど……彼女はなにかに気付いたようで、また妖しくいたずらっぽい笑みを浮かべた。
未央「そうだ……。……絶対カメラに映らないようなところなら、キスマーク……つけてもいいよね?」
未央「え……?」
私が、彼女が言った意味が分からずに惚けていると、しぶりんは上体を起こし、私の股の間に座った。
凛「温泉のレポートってさ、バスタオル巻いて入るんだよね、多分」
未央「う、うん。確かそう言ってたけど…………って、ひゃあ!?」
それを聞き終わるが早いか、しぶりんは私の浴衣を下からめくり、私の下着を露にした。思わず足をぴったりと閉じてしまう。
凛「じゃあ……ここならカメラに映らないから大丈夫だよね。ここに私が跡付けたって事は……私しか知らないんだから」
そう言うとしぶりんは閉じた私の足をゆっくりと優しく開き、そのまま下着に手をかけ……するすると膝のあたりまでそれを下ろしてしまった。
未央「し、しぶりん……!」
私の、一番大切なところが。暗闇の中とはいえしぶりんにこんなに近くで見られてしまっているという事実に、思わず顔が急に熱くなり、羞恥心がこみあげてくる。
だけど、それだけでは終わらなかった。しぶりんは私の下着を完全に脱がせてしまうと、そのまま片脚を持ち上げ……
未央「……え? え?」
――私の、秘所から数センチも離れていないような股の付け根の内側に、すっと唇をあてがった。
未央「し、しぶりん、そこは……!」
凛「ほら、じっとしてて」
ちゅううううぅ………
未央「……~~っ!」
しぶりんはそのまま、私の股間に強く吸い付いてきた。今までに味わったことのない感触に、思わず声にならない声が漏れる。
私が、彼女が言った意味が分からずに惚けていると、しぶりんは上体を起こし、私の股の間に座った。
凛「温泉のレポートってさ、バスタオル巻いて入るんだよね、多分」
未央「う、うん。確かそう言ってたけど…………って、ひゃあ!?」
それを聞き終わるが早いか、しぶりんは私の浴衣を下からめくり、私の下着を露にした。思わず足をぴったりと閉じてしまう。
凛「じゃあ……ここならカメラに映らないから大丈夫だよね。ここに私が跡付けたって事は……私しか知らないんだから」
そう言うとしぶりんは閉じた私の足をゆっくりと優しく開き、そのまま下着に手をかけ……するすると膝のあたりまでそれを下ろしてしまった。
未央「し、しぶりん……!」
私の、一番大切なところが。暗闇の中とはいえしぶりんにこんなに近くで見られてしまっているという事実に、思わず顔が急に熱くなり、羞恥心がこみあげてくる。
だけど、それだけでは終わらなかった。しぶりんは私の下着を完全に脱がせてしまうと、そのまま片脚を持ち上げ……
未央「……え? え?」
――私の、秘所から数センチも離れていないような股の付け根の内側に、すっと唇をあてがった。
未央「し、しぶりん、そこは……!」
凛「ほら、じっとしてて」
ちゅううううぅ………
未央「……~~っ!」
しぶりんはそのまま、私の股間に強く吸い付いてきた。今までに味わったことのない感触に、思わず声にならない声が漏れる。
未央「あっ……っ、ん……!」
ほんの少し近くに私の秘所があるということ、そしてそんなところにしぶりんが今キスマークをつけているんだということに、頭が爆発しそうな羞恥心が襲ってくる。
だけど……振り払うことは、私にはできなかった。
決して嫌じゃないその感触と、そんな所に……しぶりんに跡を付けられているんだという被虐感にも似た背徳が、私の脳髄をとろけさせてくる。
未央「(あ……だ、だめだ。おかしくなっちゃいそう……)」
気づけば私が来ていた浴衣はすべて取り払われ、いつの間にか私だけが、生まれたままの姿になっていた。
その間にもしぶりんは私の股に吸い付き、私がしぶりんのものだという証を残してくる。
凛「…………っ、ぷはっ」
やがてようやく唇を放したしぶりんが頭を起こすと、彼女は「……ふふ」と満足そうに微笑した。
凛「キスマーク、つけちゃった。こんなところに……。……見る?」
いたずらっぽく彼女は聞いてくる。……あぁ、なんでそんなに嬉しそうな顔をするのかな、あなたは。
未央「……いいよ、恥ずかしいもん……」
ふてくされたように枕に顔をうずめる。これ……本当に、かなり恥ずかしいんだからね? しぶりん。
凛「……もうやめる?」
だからさ、そんな事を聞かないでよ。
未央「…………ううん」
私には、枕にうずめた顔を丁度少し前のしぶりんのように、ぐりぐりと横に動かすことしかできなかった。
ほんの少し近くに私の秘所があるということ、そしてそんなところにしぶりんが今キスマークをつけているんだということに、頭が爆発しそうな羞恥心が襲ってくる。
だけど……振り払うことは、私にはできなかった。
決して嫌じゃないその感触と、そんな所に……しぶりんに跡を付けられているんだという被虐感にも似た背徳が、私の脳髄をとろけさせてくる。
未央「(あ……だ、だめだ。おかしくなっちゃいそう……)」
気づけば私が来ていた浴衣はすべて取り払われ、いつの間にか私だけが、生まれたままの姿になっていた。
その間にもしぶりんは私の股に吸い付き、私がしぶりんのものだという証を残してくる。
凛「…………っ、ぷはっ」
やがてようやく唇を放したしぶりんが頭を起こすと、彼女は「……ふふ」と満足そうに微笑した。
凛「キスマーク、つけちゃった。こんなところに……。……見る?」
いたずらっぽく彼女は聞いてくる。……あぁ、なんでそんなに嬉しそうな顔をするのかな、あなたは。
未央「……いいよ、恥ずかしいもん……」
ふてくされたように枕に顔をうずめる。これ……本当に、かなり恥ずかしいんだからね? しぶりん。
凛「……もうやめる?」
だからさ、そんな事を聞かないでよ。
未央「…………ううん」
私には、枕にうずめた顔を丁度少し前のしぶりんのように、ぐりぐりと横に動かすことしかできなかった。
蒼い娘相手じゃあしょうがないww
未央の攻めは他の娘相手に期待しよう
未央の攻めは他の娘相手に期待しよう
凛「はぁ……はぁ……」
少し疲れたような呼吸で、しぶりんが座っている。
私はといえば……。
凛「流石にちょっと……やりすぎちゃったかな。凄いことになってるよ? 未央」
未央「うぅ……」
気が付けば、私の股間の秘所の周りやおへその下は、しぶりんが作ったキスマークが六、七個ほどつけられていた。
それは……私がしぶりんの彼女だということの証明の印のような気がして、あぁ、私、しぶりんのものになっちゃったんだ、と自覚させるだけの十分な力を持っていた。
未央「……満足した?」
凛「うん」
すっきりしたような笑顔で彼女は笑う。あぁ、絶対しぶりん私にキスマーク付けたくて仕方なかったんだな、これ。
未央「これ……多分数日は消えないだろうなぁ……」
凛「いいじゃん。消えたらまた付けてあげるよ」
未央「よくそんな事恥ずかしげもなく言えるよね、しぶりん……」
呆れながら、つけられたキスマークをさする。
凛「でもこれ……あーあ、布団濡れちゃったね……」
ぴちゃ……
未央「……っ!」
突然、私の秘所にしぶりんの指がかかる。急な刺激に驚いで、つい背筋が伸びてしまう。
凛「……興奮しちゃった? これだけ跡付けられて……」
未央「ん……ぁ、し、しぶりん……!」
焦らすようにゆっくりと、羽毛のようなタッチで、指先を私の陰核に沿わせて来る。
つつー……と這うような手つきでしぶりんは私の大切なところを弄ぶように触り、わざと水音を響かせるような手つきで艶めかしく動かしてきた。
未央「んうぅ……っ、ぁ……」
凛「ふふ……凄い、こんなに……」
ぴちゃぴちゃと指の間に粘液を滴らせ、擦り付けるように弄った後、いたずらに指を開いたり閉じたりして糸を引くようにして確かめている。
未央「や、やめてよ……それ、本当に恥ずかし……」
凛「……ううん、駄目。私、まだ満足してないし……」
あんなところにあれだけキスマーク付けておいてまだ満足しないのか、と思う間もなく、しぶりんは手を私の秘所にかざしたまま顔を私の前まで持ってきた。
凛「だってまだ、未央の可愛いところ、全部見てないもん」
そう言うと、しぶりんは私の首筋を舌先で舐め上げてきた。それはキスマークをつけるものとはまた違って、まるで犬の様な舌使いで私の首筋を濡らしてくる。
未央「……っ」
それと同時に、私の秘所にかざされた手はゆっくりと、優しく、私の大事な陰核をつねるように弄んでくる。
すぐそばにはさっきあれだけ付けられたキスマークがあるのに、そのうえまだ責め立てられるその感覚に、私の下腹部からじんじんと痺れるようなものが湧き上がってくるのが分かった。
未央「し、しぶりん……これ、いっ、いっしょにやられたらダメだよ、私……!」
凛「なんで? もっと……可愛いところ、見せてほしいのに」
くちゅ、くちゅ……ぴちゃ、といやらしい水音が部屋の中に響き渡る。それが私のものだという事実が、さらに私の脳髄の熱に拍車をかけてゆく。
じんじんと、しぶりんの指先から与えられる刺激で電撃のような快感が下腹部の奥の方を貫いて蓄積していく。
しかしそっちに気を取られていると、いつの間にか私の口内にしぶりんの舌が捻じ込まれていることに気付き、息が詰まりそうになってしまう。
未央「………~~っ、あっ、あぁ、んぅぅ……っ、し、しぶ、りん……!」
今、私はどんな顔をしているんだろう。分からないけれど、しぶりんのいたずらっぽい顔を見れば大体想像はつく。
唾液が私の口の端から零れ、首筋を滑るように通り、鎖骨を濡らす。その感触が私を惑わせ、頬にかかるしぶりんの熱い吐息がふわふわとした浮遊感を私に与えてくる。
凛「ふふ……凄い、こんなに……」
ぴちゃぴちゃと指の間に粘液を滴らせ、擦り付けるように弄った後、いたずらに指を開いたり閉じたりして糸を引くようにして確かめている。
未央「や、やめてよ……それ、本当に恥ずかし……」
凛「……ううん、駄目。私、まだ満足してないし……」
あんなところにあれだけキスマーク付けておいてまだ満足しないのか、と思う間もなく、しぶりんは手を私の秘所にかざしたまま顔を私の前まで持ってきた。
凛「だってまだ、未央の可愛いところ、全部見てないもん」
そう言うと、しぶりんは私の首筋を舌先で舐め上げてきた。それはキスマークをつけるものとはまた違って、まるで犬の様な舌使いで私の首筋を濡らしてくる。
未央「……っ」
それと同時に、私の秘所にかざされた手はゆっくりと、優しく、私の大事な陰核をつねるように弄んでくる。
すぐそばにはさっきあれだけ付けられたキスマークがあるのに、そのうえまだ責め立てられるその感覚に、私の下腹部からじんじんと痺れるようなものが湧き上がってくるのが分かった。
未央「し、しぶりん……これ、いっ、いっしょにやられたらダメだよ、私……!」
凛「なんで? もっと……可愛いところ、見せてほしいのに」
くちゅ、くちゅ……ぴちゃ、といやらしい水音が部屋の中に響き渡る。それが私のものだという事実が、さらに私の脳髄の熱に拍車をかけてゆく。
じんじんと、しぶりんの指先から与えられる刺激で電撃のような快感が下腹部の奥の方を貫いて蓄積していく。
しかしそっちに気を取られていると、いつの間にか私の口内にしぶりんの舌が捻じ込まれていることに気付き、息が詰まりそうになってしまう。
未央「………~~っ、あっ、あぁ、んぅぅ……っ、し、しぶ、りん……!」
今、私はどんな顔をしているんだろう。分からないけれど、しぶりんのいたずらっぽい顔を見れば大体想像はつく。
唾液が私の口の端から零れ、首筋を滑るように通り、鎖骨を濡らす。その感触が私を惑わせ、頬にかかるしぶりんの熱い吐息がふわふわとした浮遊感を私に与えてくる。
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