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元スレ八幡「川崎家に居候することになった」沙希「遠慮しないでいいから」
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実際この台詞聞いただけなら慰められて惚れただけにしか聞こえないからきっかけつくった奉仕部二人は涙目だな
んなわけねぇだろアホか
ヒロインageのために他ヒロインさげることしかできないだけだろ
この作者が残念なだけだな
ヒロインageのために他ヒロインさげることしかできないだけだろ
この作者が残念なだけだな
もう原作とSSの区別もついてないんだろ
10.5巻読んでいろはageのために
雪乃やガハマsageやがってとか
怒ってんだよきっと
10.5巻読んでいろはageのために
雪乃やガハマsageやがってとか
怒ってんだよきっと
そうだな。原作キャラ設定より上げても下げてもいない。
こんな展開もあるかもしれない、という範疇での作風だから面白いんじゃないの?
こんな展開もあるかもしれない、という範疇での作風だから面白いんじゃないの?
八幡が頭おかしくてサキサキが童貞思考の犠牲になってるだけだな
どっちにしろ雑談スレみたいな
キチガイ隔離スレの
話題なんか持ってくるなよ
キチガイ隔離スレの
話題なんか持ってくるなよ
乙!
誰だって中学や高校時代の、恋愛に浮き足立ってやってしまった黒歴史ぐらいあるだろww
サキサキの婚姻届もそんなもんだろww
誰だって中学や高校時代の、恋愛に浮き足立ってやってしまった黒歴史ぐらいあるだろww
サキサキの婚姻届もそんなもんだろww
乙
これ一番大変なのはこの後ゆきのんたちにフォロー入れる小町だよね
はるのんと一緒になってまだ脈あるよとゆきのんとガハマの二人を煽ってたのに
まさか脈無しだったなんて…
これをフォローするのは胃に穴が開くレベルだよ
これ一番大変なのはこの後ゆきのんたちにフォロー入れる小町だよね
はるのんと一緒になってまだ脈あるよとゆきのんとガハマの二人を煽ってたのに
まさか脈無しだったなんて…
これをフォローするのは胃に穴が開くレベルだよ
サキサキサイドが前提にあるのは勿論だが、どちらかというとゆきのんサイドの方が楽しみ。
この報われなさがたまらん
この報われなさがたまらん
八幡(暗記ものを一通り頭に詰め込み、一旦間を置こうとしたところでドアがノックされた。小町か?)
八幡「おう、開いてんぞ」
八幡(しかし予想に反して入ってきたのは雪ノ下だった。どうしたんだ?)
雪ノ下「お邪魔するわ」
八幡「あいよ。何か用か?」
雪乃「あなたに話があるのよ」
八幡「そういや小町がそれっぽいこと言ってたな。何だ?」
雪乃「……………………」
八幡「?」
雪乃「これから言うことは冗談でも何でもないわ。全部本当のことよ」
八幡「何だかしこまって」
雪乃「それと多分比企谷君にとって迷惑であろうこともわかっているわ。それでも、私の我が儘で聞いてほしいの」
八幡「お前に振り回されるなんて今更だろ。言ってみろよ」
雪乃「比企谷君」
八幡「おう」
雪乃「私はあなたが好きよ」
八幡「!!」
雪乃「私と、男女のお付き合いをしてください」
八幡「………………………」
雪乃「………………………」
八幡「冗談…………じゃ、なかったんだっけな」
雪乃「ええ」
八幡「おう、開いてんぞ」
八幡(しかし予想に反して入ってきたのは雪ノ下だった。どうしたんだ?)
雪ノ下「お邪魔するわ」
八幡「あいよ。何か用か?」
雪乃「あなたに話があるのよ」
八幡「そういや小町がそれっぽいこと言ってたな。何だ?」
雪乃「……………………」
八幡「?」
雪乃「これから言うことは冗談でも何でもないわ。全部本当のことよ」
八幡「何だかしこまって」
雪乃「それと多分比企谷君にとって迷惑であろうこともわかっているわ。それでも、私の我が儘で聞いてほしいの」
八幡「お前に振り回されるなんて今更だろ。言ってみろよ」
雪乃「比企谷君」
八幡「おう」
雪乃「私はあなたが好きよ」
八幡「!!」
雪乃「私と、男女のお付き合いをしてください」
八幡「………………………」
雪乃「………………………」
八幡「冗談…………じゃ、なかったんだっけな」
雪乃「ええ」
八幡「ありがとう、こんな俺を好きになってくれて。でもごめん。俺、好きなやつがいるんだ」
雪乃「その子のこと、私よりも好きなのかしら?」
八幡「ああ。これ以上ないくらいに、な」
雪乃「そう…………」
八幡「雪ノ下、その…………」
雪乃「大丈夫よ。私達は春休み前と同じ関係に戻るだけ…………そうでしょう?」
八幡「そう、だな…………」
雪乃「だから由比ヶ浜さん。あなたもきちんと告白して、きちんと振られなさい。でないとちゃんと前に進めないわよ」
八幡「えっ!?」
八幡(雪ノ下がドアの方に呼び掛け、そちらを向くと由比ヶ浜が入ってきた)
結衣「あ、あはは…………」
雪乃「じゃ、私はリビングにいるわ」
八幡(入れ替わるように雪ノ下が出て行き、由比ヶ浜が俺の前に立つ)
結衣「ヒッキー」
八幡「お、おう」
結衣「あたし、ヒッキーのことが好き! だから、あたしと付き合ってください!」
八幡「…………ありがとう、こんな俺を好きって言ってくれて。でも、ごめん。俺、好きなやつがいるから、お前とは付き合えない」
結衣「あたしより、その子の方がいいの?」
八幡「俺にとって、世界一の彼女だよ」
結衣「そっか…………」
八幡「由比ヶ浜…………」
結衣「まあ元々あたしには勝ち目がなかったんだよね、きっと。その子がいなくても、ゆきのんに勝てないもん」
雪乃「その子のこと、私よりも好きなのかしら?」
八幡「ああ。これ以上ないくらいに、な」
雪乃「そう…………」
八幡「雪ノ下、その…………」
雪乃「大丈夫よ。私達は春休み前と同じ関係に戻るだけ…………そうでしょう?」
八幡「そう、だな…………」
雪乃「だから由比ヶ浜さん。あなたもきちんと告白して、きちんと振られなさい。でないとちゃんと前に進めないわよ」
八幡「えっ!?」
八幡(雪ノ下がドアの方に呼び掛け、そちらを向くと由比ヶ浜が入ってきた)
結衣「あ、あはは…………」
雪乃「じゃ、私はリビングにいるわ」
八幡(入れ替わるように雪ノ下が出て行き、由比ヶ浜が俺の前に立つ)
結衣「ヒッキー」
八幡「お、おう」
結衣「あたし、ヒッキーのことが好き! だから、あたしと付き合ってください!」
八幡「…………ありがとう、こんな俺を好きって言ってくれて。でも、ごめん。俺、好きなやつがいるから、お前とは付き合えない」
結衣「あたしより、その子の方がいいの?」
八幡「俺にとって、世界一の彼女だよ」
結衣「そっか…………」
八幡「由比ヶ浜…………」
結衣「まあ元々あたしには勝ち目がなかったんだよね、きっと。その子がいなくても、ゆきのんに勝てないもん」
八幡「そんなことは…………」
結衣「いいの…………でも、ちょっとだけ待ってて。少ししたら、リビングに来て。そんでいつもみたいにお話しよ?」
八幡「…………わかった」
結衣「じゃ、またあとでね」
八幡(由比ヶ浜は一瞬だけ泣きそうな表情を隠しきれず、すぐに顔を背けて部屋を出て行った。それを部屋の前で見届けた小町が入ってくる)
小町「お兄ちゃん…………」
八幡「訳ありってのはそういうことか…………」
小町「うん…………小町も詳しいことは言わずに本当にお兄ちゃんには彼女がいるって言ったんだけど……けじめをつけるために気持ちを伝えるって雪乃さんが」
八幡「まさか、二人がなあ…………」
小町「これっぽっちも思わなかったの?」
八幡「いや。もしかしたら、くらいは考えたことがある。だけどその割に当たりが強いからやっぱりねえわって思ってた」
小町「二人にもチャンスはあったのかな…………?」
八幡「充分あったんじゃねえか? 今更言っても仕方ないけどよ」
小町「はあー…………で、そのチャンスを逃さずお兄ちゃんを射止めた彼女さんはどんな人なの?」
八幡「あー、スタイルはいいな。胸も大きいし」
結衣「いいの…………でも、ちょっとだけ待ってて。少ししたら、リビングに来て。そんでいつもみたいにお話しよ?」
八幡「…………わかった」
結衣「じゃ、またあとでね」
八幡(由比ヶ浜は一瞬だけ泣きそうな表情を隠しきれず、すぐに顔を背けて部屋を出て行った。それを部屋の前で見届けた小町が入ってくる)
小町「お兄ちゃん…………」
八幡「訳ありってのはそういうことか…………」
小町「うん…………小町も詳しいことは言わずに本当にお兄ちゃんには彼女がいるって言ったんだけど……けじめをつけるために気持ちを伝えるって雪乃さんが」
八幡「まさか、二人がなあ…………」
小町「これっぽっちも思わなかったの?」
八幡「いや。もしかしたら、くらいは考えたことがある。だけどその割に当たりが強いからやっぱりねえわって思ってた」
小町「二人にもチャンスはあったのかな…………?」
八幡「充分あったんじゃねえか? 今更言っても仕方ないけどよ」
小町「はあー…………で、そのチャンスを逃さずお兄ちゃんを射止めた彼女さんはどんな人なの?」
八幡「あー、スタイルはいいな。胸も大きいし」
小町「ふむふむ」
八幡「料理も裁縫もそこらの主婦より全然上手だし、家族想いで気も利くし、頭も良い方だ」
小町「…………」
八幡「顔も美人に分類されるな。何度か男に声を掛けられてるみたいだし」
小町「何その雪乃さんと結衣さんの良いところを掛け合わせたような人。本当にそんな人いるの?」
八幡「だよなあ…………なんで俺なんかを好きになってんだあいつは?」
小町「小町に言われても…………ん? んんー?」
八幡(突然小町は首をひねって考え始めた。何だ?)
小町「ねえお兄ちゃん。もしかしてお兄ちゃんの彼女って、大志君のお姉ちゃん?」
八幡「…………あんま言いふらすなよ、周りで騒がれても厄介だし。というかよくわかったな」
小町「あ、やっぱり。お兄ちゃんの交友関係でそれっぽい人が他にいないもん。ね、詳しく聞いていい?」
八幡「夜にな。親父達も話聞かせろってうるさいからまとめて話すわ」
小町「りょーかい。雪乃さん達には言うの?」
八幡「様子を見て、って感じだな。そろそろリビング行くか」
小町「あ、待って。一回小町が見てくるから」
八幡「…………わかった、頼む」
八幡「料理も裁縫もそこらの主婦より全然上手だし、家族想いで気も利くし、頭も良い方だ」
小町「…………」
八幡「顔も美人に分類されるな。何度か男に声を掛けられてるみたいだし」
小町「何その雪乃さんと結衣さんの良いところを掛け合わせたような人。本当にそんな人いるの?」
八幡「だよなあ…………なんで俺なんかを好きになってんだあいつは?」
小町「小町に言われても…………ん? んんー?」
八幡(突然小町は首をひねって考え始めた。何だ?)
小町「ねえお兄ちゃん。もしかしてお兄ちゃんの彼女って、大志君のお姉ちゃん?」
八幡「…………あんま言いふらすなよ、周りで騒がれても厄介だし。というかよくわかったな」
小町「あ、やっぱり。お兄ちゃんの交友関係でそれっぽい人が他にいないもん。ね、詳しく聞いていい?」
八幡「夜にな。親父達も話聞かせろってうるさいからまとめて話すわ」
小町「りょーかい。雪乃さん達には言うの?」
八幡「様子を見て、って感じだな。そろそろリビング行くか」
小町「あ、待って。一回小町が見てくるから」
八幡「…………わかった、頼む」
八幡(一度小町に確認してもらい、大丈夫とのことで俺もリビングに向かう。テーブルにはすでに平然とした表情の二人がいた。俺と小町も椅子に座る)
雪乃「比企谷君。今からの会話は嘘や欺瞞、気遣いやごまかしはなしにしてほしいの。あなたには迷惑かもしれないけど、私達が未練を捨てて先に進むために、お願い」
八幡「…………わかった。とことんまで付き合ってやんぜ」
結衣「ありがとうヒッキー」
雪乃「それじゃあまず聞きたいのだけれど…………」
八幡(そこから俺達は色んな話をした。今まであった出来事のこと、その時互いにどう思っていたか。口にしたことと思っていたことが実は違ったりとか、何も言えなかった時に実はこう思っていたりとか)
八幡(色恋沙汰も忌憚なくさらけ出した。本当は二人とも辛いはずだろうに、何も気にしていないふうを装っている。彼女達にとっておそらくこれは乗り越えるべき試練なのだろう)
八幡(あらかた話し終えたところで沈黙が訪れる。しかし気まずい空気ではない。何か、ひと仕事終えたような雰囲気。俺はそこで口を開く)
八幡「なあ、雪ノ下、由比ヶ浜」
雪乃「何かしら?」
結衣「何?」
八幡「俺と、友達になってくれねえか?」
雪乃「ええ、喜んで」
結衣「うん! あたし達、とっくに友達だよ!」
八幡(まるで俺の言うことを予想していたかのように即答してくる二人。俺はつい笑みがこぼれてしまった)
八幡「ありがとうな、二人とも」
雪乃「比企谷君。今からの会話は嘘や欺瞞、気遣いやごまかしはなしにしてほしいの。あなたには迷惑かもしれないけど、私達が未練を捨てて先に進むために、お願い」
八幡「…………わかった。とことんまで付き合ってやんぜ」
結衣「ありがとうヒッキー」
雪乃「それじゃあまず聞きたいのだけれど…………」
八幡(そこから俺達は色んな話をした。今まであった出来事のこと、その時互いにどう思っていたか。口にしたことと思っていたことが実は違ったりとか、何も言えなかった時に実はこう思っていたりとか)
八幡(色恋沙汰も忌憚なくさらけ出した。本当は二人とも辛いはずだろうに、何も気にしていないふうを装っている。彼女達にとっておそらくこれは乗り越えるべき試練なのだろう)
八幡(あらかた話し終えたところで沈黙が訪れる。しかし気まずい空気ではない。何か、ひと仕事終えたような雰囲気。俺はそこで口を開く)
八幡「なあ、雪ノ下、由比ヶ浜」
雪乃「何かしら?」
結衣「何?」
八幡「俺と、友達になってくれねえか?」
雪乃「ええ、喜んで」
結衣「うん! あたし達、とっくに友達だよ!」
八幡(まるで俺の言うことを予想していたかのように即答してくる二人。俺はつい笑みがこぼれてしまった)
八幡「ありがとうな、二人とも」
八幡(結局昼食も四人でとり、以前みたいな空気の中での食事となった)
八幡(雪ノ下が豆知識を披露したり、由比ヶ浜がとんちんかんなことを言ったり、俺が変なことを言って小町が代わりに謝ったり。だけど若干、いや、だいぶ俺に対する当たりが弱くなっている。内容は変わらないものの、表情が優しくなっているのだ)
八幡(男女の関係でこそないものの、俺達三人の繋がりはより強くなったと感じる。正直この今の時間を終わらすのは惜しい。でも…………)
八幡「すまん、俺はそろそろ予備校に行く時間だ。悪いけど…………」
雪乃「あら。そういえば随分と長居してしまったわね。由比ヶ浜さん、私達もそろそろおいとましましょう」
結衣「うん。そうだね」
八幡(雪ノ下と由比ヶ浜を玄関まで見送り、俺も出掛ける準備をする。鞄を背負ったところでカマクラを抱いた小町が話し掛けてきた)
小町「出掛けるにはまだちょっと早いよね。沙希さんとこ行くの?」
八幡「ああ、同じ予備校だからな…………ってそういやカマクラの姿あんま見なかったけどどっか閉じこもってたのか?」
小町「あー……実はあのお祝いの日に雪乃さんが構い過ぎちゃって、苦手意識持っちゃったみたいで雪乃さん来たら隠れるようになっちゃった……」
八幡「あいつは…………」
小町「せっかくだから抱っこしていく?」
八幡「いや。実は川崎は猫アレルギーなんだ。服に毛とか着いたら良くないから」
小町「あ、そうなんだ…………沙希さんのこと、今度ちゃんと紹介してよね」
八幡「おう。自慢の彼女、見せ付けてやるよ。んじゃ、行ってくる」
小町「行ってらっしゃい」
八幡(俺は小町に見送られながら家を出た。目指すは川崎家だ)
八幡(雪ノ下が豆知識を披露したり、由比ヶ浜がとんちんかんなことを言ったり、俺が変なことを言って小町が代わりに謝ったり。だけど若干、いや、だいぶ俺に対する当たりが弱くなっている。内容は変わらないものの、表情が優しくなっているのだ)
八幡(男女の関係でこそないものの、俺達三人の繋がりはより強くなったと感じる。正直この今の時間を終わらすのは惜しい。でも…………)
八幡「すまん、俺はそろそろ予備校に行く時間だ。悪いけど…………」
雪乃「あら。そういえば随分と長居してしまったわね。由比ヶ浜さん、私達もそろそろおいとましましょう」
結衣「うん。そうだね」
八幡(雪ノ下と由比ヶ浜を玄関まで見送り、俺も出掛ける準備をする。鞄を背負ったところでカマクラを抱いた小町が話し掛けてきた)
小町「出掛けるにはまだちょっと早いよね。沙希さんとこ行くの?」
八幡「ああ、同じ予備校だからな…………ってそういやカマクラの姿あんま見なかったけどどっか閉じこもってたのか?」
小町「あー……実はあのお祝いの日に雪乃さんが構い過ぎちゃって、苦手意識持っちゃったみたいで雪乃さん来たら隠れるようになっちゃった……」
八幡「あいつは…………」
小町「せっかくだから抱っこしていく?」
八幡「いや。実は川崎は猫アレルギーなんだ。服に毛とか着いたら良くないから」
小町「あ、そうなんだ…………沙希さんのこと、今度ちゃんと紹介してよね」
八幡「おう。自慢の彼女、見せ付けてやるよ。んじゃ、行ってくる」
小町「行ってらっしゃい」
八幡(俺は小町に見送られながら家を出た。目指すは川崎家だ)
八幡(前もって出掛ける際に連絡していたので、俺が着く頃にはもう川崎は家の外で待っていた)
八幡「よう、待たせたか?」
沙希「ううん、平気…………雪ノ下や由比ヶ浜と話したんでしょ? どうだった?」
八幡「あー…………色々あった」
沙希「何それ?」
八幡「ちょっと長い話になるからさ、帰りにどっか寄って話さないか?」
沙希「まあ構わないけど…………ちょっとくらいの浮気ならいいけど本気にはならないでよ?」
八幡「ちょっとくらいならいいのかよ…………いや、しねえけど。俺はお前ひとすじだっての」
沙希「そ、そう、ありがと……」
八幡(俺はそこで周囲を見回し、誰もいないのを確かめて自転車から降りて川崎のそばに寄る)
八幡(ゆっくりと顔を近付け、逃げないのを確認し、唇を合わせる)
八幡「愛してるぜ、沙希」
沙希「あたしも愛してるよ、八幡」
八幡(俺達はしばらく見つめ合って笑い合い、自転車で予備校に向かう。もちろん二人乗りだ)
八幡(この腰に回された腕が、背中に感じる存在が、いつまでも俺のそばにありますように…………なんてな)
八幡「よう、待たせたか?」
沙希「ううん、平気…………雪ノ下や由比ヶ浜と話したんでしょ? どうだった?」
八幡「あー…………色々あった」
沙希「何それ?」
八幡「ちょっと長い話になるからさ、帰りにどっか寄って話さないか?」
沙希「まあ構わないけど…………ちょっとくらいの浮気ならいいけど本気にはならないでよ?」
八幡「ちょっとくらいならいいのかよ…………いや、しねえけど。俺はお前ひとすじだっての」
沙希「そ、そう、ありがと……」
八幡(俺はそこで周囲を見回し、誰もいないのを確かめて自転車から降りて川崎のそばに寄る)
八幡(ゆっくりと顔を近付け、逃げないのを確認し、唇を合わせる)
八幡「愛してるぜ、沙希」
沙希「あたしも愛してるよ、八幡」
八幡(俺達はしばらく見つめ合って笑い合い、自転車で予備校に向かう。もちろん二人乗りだ)
八幡(この腰に回された腕が、背中に感じる存在が、いつまでも俺のそばにありますように…………なんてな)
ここまで
結局終盤はゆきのん達の比重が大きくてサキサキの出番が少なかったなぁ
次回エピローグを投下して終わりです
残り僅かですが、最後までお付き合いくださると嬉しいです
またノシ
結局終盤はゆきのん達の比重が大きくてサキサキの出番が少なかったなぁ
次回エピローグを投下して終わりです
残り僅かですが、最後までお付き合いくださると嬉しいです
またノシ
乙です
ゆきのんとがはまが聞き分けよすぎる…
もうひと波乱あると予想してたんだけど
普段からそれだけ素直なら八幡に告白できたろうに
ゆきのんとがはまが聞き分けよすぎる…
もうひと波乱あると予想してたんだけど
普段からそれだけ素直なら八幡に告白できたろうに
人間大きな失敗をしたら開き直れるからな。
やばい展開だと2人がヤンデレストーカーになるのかね?
そんな展開は話の進行からして不自然だし、残レス的にも足りないしあり得ないと思うが。
やばい展開だと2人がヤンデレストーカーになるのかね?
そんな展開は話の進行からして不自然だし、残レス的にも足りないしあり得ないと思うが。
>>894
そうしたら何が何でも全力で当てに来るだろ
そうしたら何が何でも全力で当てに来るだろ
猫アレルギーだと飼い主が近くにいてもましてや同じ布団で寝るとくしゃみとか止まらないぞ
八幡が結婚を機に家を出て、今後は両親や小町とも関わらずに生きていくことになればええねん
~ エピローグ【数年後】 ~
八幡「うー、寒い…………まだ一月半ばだもんな」
八幡(俺はコートの襟を立て、足を早める。帰ったらとりあえずエアコンを入れて…………メシどうすっかな。作るのも面倒だし今から買い物行くのもなぁ……カップめんでいいか)
八幡「あれ?」
八幡(アパートに着くと俺の部屋の明かりが付いてる。もしかして)
八幡「ああ、やっぱり来てたのか」
沙希「ん、お帰り。お邪魔してるよ」
八幡(ドアを開けると、台所で料理している川崎がいた。俺は部屋に入る)
八幡「はあー、部屋があったけえ、ありがてえわ。何、メシ作ってくれてんの?」
沙希「うん…………ていうかメールしたじゃない。返信なかったけど、見てない?」
八幡「え? あ、マジだ」
八幡(スマホを取り出して確認すると『今日行くから』とシンプルなメールが来ていた)
沙希「ちょっと帰るのも遅いし、残業か飲み会でもあるのかなと思ったけど」
八幡「いや、ちょっと買い物しててな…………ちょうどいいや」
沙希「ちょうどいい?」
八幡「ま、メシの後にでも話すよ。ていうか早く早く。その匂いマジでヤバい。空腹感が抑えきれん」
八幡「うー、寒い…………まだ一月半ばだもんな」
八幡(俺はコートの襟を立て、足を早める。帰ったらとりあえずエアコンを入れて…………メシどうすっかな。作るのも面倒だし今から買い物行くのもなぁ……カップめんでいいか)
八幡「あれ?」
八幡(アパートに着くと俺の部屋の明かりが付いてる。もしかして)
八幡「ああ、やっぱり来てたのか」
沙希「ん、お帰り。お邪魔してるよ」
八幡(ドアを開けると、台所で料理している川崎がいた。俺は部屋に入る)
八幡「はあー、部屋があったけえ、ありがてえわ。何、メシ作ってくれてんの?」
沙希「うん…………ていうかメールしたじゃない。返信なかったけど、見てない?」
八幡「え? あ、マジだ」
八幡(スマホを取り出して確認すると『今日行くから』とシンプルなメールが来ていた)
沙希「ちょっと帰るのも遅いし、残業か飲み会でもあるのかなと思ったけど」
八幡「いや、ちょっと買い物しててな…………ちょうどいいや」
沙希「ちょうどいい?」
八幡「ま、メシの後にでも話すよ。ていうか早く早く。その匂いマジでヤバい。空腹感が抑えきれん」
沙希「ん。あと十分くらいで出来るから着替えときなって」
八幡「おう」
八幡(俺はコートとスーツを脱いでハンガーに掛け、部屋着に着替える。川崎は私服だったが、川崎のスーツの類はない。どうやら一度家に帰ってからここに来たようだ)
八幡(時々渡してある合い鍵で、大学卒業後に一人暮らしを始めた俺の部屋に来てこんなふうにメシを作ってくれたりする。本当に良い女だよなこいつ)
沙希「お待たせ」
八幡「おう…………って、今日はちょっと量が多いな」
沙希「冷蔵庫の奥に賞味期限近いのがいっぱいあったから全部使った。その辺ちゃんとしないと勿体ないよ…………残ったらラップして明日の分にするから。明日は土曜で休みだし昼もここで食べるんでしょ?」
八幡「まあな。んじゃ、いただきます」
沙希「いただきます」
八幡「お前今日泊まってく?」モグモグ
沙希「うん、そのつもり。用意もしてるし」モグモグ
八幡「あいよ。あ、これ旨え」モグモグ
沙希「それ田舎のお祖母ちゃんとこで作ったやつ。この前送ってきてくれた」
八幡「へえ。礼を言っといてくれ」モグモグ
沙希「うん」モグモグ
八幡(しばらく食べて、腹がいっぱいになって箸を置くと、川崎は残り物のおかずにラップをしていく)
八幡「おう」
八幡(俺はコートとスーツを脱いでハンガーに掛け、部屋着に着替える。川崎は私服だったが、川崎のスーツの類はない。どうやら一度家に帰ってからここに来たようだ)
八幡(時々渡してある合い鍵で、大学卒業後に一人暮らしを始めた俺の部屋に来てこんなふうにメシを作ってくれたりする。本当に良い女だよなこいつ)
沙希「お待たせ」
八幡「おう…………って、今日はちょっと量が多いな」
沙希「冷蔵庫の奥に賞味期限近いのがいっぱいあったから全部使った。その辺ちゃんとしないと勿体ないよ…………残ったらラップして明日の分にするから。明日は土曜で休みだし昼もここで食べるんでしょ?」
八幡「まあな。んじゃ、いただきます」
沙希「いただきます」
八幡「お前今日泊まってく?」モグモグ
沙希「うん、そのつもり。用意もしてるし」モグモグ
八幡「あいよ。あ、これ旨え」モグモグ
沙希「それ田舎のお祖母ちゃんとこで作ったやつ。この前送ってきてくれた」
八幡「へえ。礼を言っといてくれ」モグモグ
沙希「うん」モグモグ
八幡(しばらく食べて、腹がいっぱいになって箸を置くと、川崎は残り物のおかずにラップをしていく)
沙希「じゃ、これ冷蔵庫に入れとくから」
八幡「おう。ごちそうさま」
八幡(テーブルの上を片付け、食器洗いを終えて川崎はお茶を淹れてくれた)
八幡「サンキュ」
沙希「うん」
八幡(俺は一口飲んで喉を潤す)
八幡「ふう…………なあ、川崎。お前、今の仕事に愛着はあるか?」
沙希「何突然? うーん……大学卒業して勤め始めてもうすぐ三年か。仕事自体は面白いんだけど課の上司がクソでね」
八幡「女性がクソとか言うな」
沙希「部下の手柄は自分の物にして失敗は人に押し付ける無能だよ。あたしにはしてこないけど気の弱い女性社員にセクハラまがいのことをするし、女性陣は辟易してる」
八幡「よくクビや降格になんねえな」
沙希「夜の店が好きで人を奢りで連れて行くから男性社員には受けがいいんだ。社長親族にコネもあるみたいだし。まあ環境が良くないから愛着ってのはあんまりないね」
八幡「そっか…………」
沙希「何? あんたの会社で人員募集でもしてんの?」
八幡「あー、そうじゃなくてだな…………これ、最終決定待ちだけどほぼ決まってることなんだが」
沙希「うん」
八幡「俺、関西の支社に行くことになりそうだ」
八幡「おう。ごちそうさま」
八幡(テーブルの上を片付け、食器洗いを終えて川崎はお茶を淹れてくれた)
八幡「サンキュ」
沙希「うん」
八幡(俺は一口飲んで喉を潤す)
八幡「ふう…………なあ、川崎。お前、今の仕事に愛着はあるか?」
沙希「何突然? うーん……大学卒業して勤め始めてもうすぐ三年か。仕事自体は面白いんだけど課の上司がクソでね」
八幡「女性がクソとか言うな」
沙希「部下の手柄は自分の物にして失敗は人に押し付ける無能だよ。あたしにはしてこないけど気の弱い女性社員にセクハラまがいのことをするし、女性陣は辟易してる」
八幡「よくクビや降格になんねえな」
沙希「夜の店が好きで人を奢りで連れて行くから男性社員には受けがいいんだ。社長親族にコネもあるみたいだし。まあ環境が良くないから愛着ってのはあんまりないね」
八幡「そっか…………」
沙希「何? あんたの会社で人員募集でもしてんの?」
八幡「あー、そうじゃなくてだな…………これ、最終決定待ちだけどほぼ決まってることなんだが」
沙希「うん」
八幡「俺、関西の支社に行くことになりそうだ」
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