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元スレ八幡「川崎家に居候することになった」沙希「遠慮しないでいいから」
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ラノベ自体読んだことないけどssなんて二時小説なんだし面白ければええやん
沙希「ただいま、っと」
八幡「ただいま」
八幡(俺と川崎は予備校が終わったあと、スーパーに寄って買い物をしていった。米が少なくなっているのを忘れていたそうだ)
八幡「よっ、と。米はここに置いとけばいいのか?」
沙希「うん、いいよ。ごめんね重いもの持たせちゃって」
八幡「何言ってんだ、これくらいのことならどんどん頼ってくれよ。その、か、彼氏、なんだからさ」
沙希「ふふ、そうだね。ありがとう比企谷」
八幡「お、おう」
八幡(くっ、やはりまだ俺の方が恥ずかしい…………嬉しいけども)
沙希「そろそろ夕飯作り始めようかな。今日はハンバーグにしようと思うけどいいよね?」
八幡「ああ、期待して待ってるぜ。せっかくだから今のうちに浴槽洗っとくわ」
沙希「うん、よろしく。適当にタイマーも仕掛けといて」
八幡「あいよ」
八幡(俺は風呂場に向かい、袖と裾を捲ってブラシで浴槽を洗い始める)ゴシゴシ
八幡(ついでだから床も少し掃除しとこう)ゴシゴシ
八幡(タイマーは…………九時くらいでいいか)ピッピッ
八幡(ひと仕事終えて濡れた手足を拭き、居間に戻るとテーブルにお茶が淹れてあった。川崎が淹れてくれたのだろう)
八幡「ただいま」
八幡(俺と川崎は予備校が終わったあと、スーパーに寄って買い物をしていった。米が少なくなっているのを忘れていたそうだ)
八幡「よっ、と。米はここに置いとけばいいのか?」
沙希「うん、いいよ。ごめんね重いもの持たせちゃって」
八幡「何言ってんだ、これくらいのことならどんどん頼ってくれよ。その、か、彼氏、なんだからさ」
沙希「ふふ、そうだね。ありがとう比企谷」
八幡「お、おう」
八幡(くっ、やはりまだ俺の方が恥ずかしい…………嬉しいけども)
沙希「そろそろ夕飯作り始めようかな。今日はハンバーグにしようと思うけどいいよね?」
八幡「ああ、期待して待ってるぜ。せっかくだから今のうちに浴槽洗っとくわ」
沙希「うん、よろしく。適当にタイマーも仕掛けといて」
八幡「あいよ」
八幡(俺は風呂場に向かい、袖と裾を捲ってブラシで浴槽を洗い始める)ゴシゴシ
八幡(ついでだから床も少し掃除しとこう)ゴシゴシ
八幡(タイマーは…………九時くらいでいいか)ピッピッ
八幡(ひと仕事終えて濡れた手足を拭き、居間に戻るとテーブルにお茶が淹れてあった。川崎が淹れてくれたのだろう)
八幡(礼を言おうと思ったが、料理中に話しかけるのもどうかと思うので止めておく。俺は鞄から数学の参考書を取り出した)
八幡(予備校の合間に少し基礎を教わったのでやってみることにしたのだ。高一の参考書というのが情けない限りだが、せっかく川崎が教えてくれるなら頑張ってみたいじゃないか)
八幡(えっと…………)
八幡(ふむ…………)
八幡(悪戦苦闘しながらも問題を解いていると、川崎が台所から顔を覗かせて声を掛けてくる)
沙希「比企谷、そろそろごはんできるからキリのいいとこで終わらせてテーブル空けといて」
八幡「ん、わかった」
八幡(ちょうど今ちょっとした難問を解き終わったしここまでにしとくか)
八幡(テーブルの上を片付けて布巾で満遍なく拭く。すぐに川崎が御盆を持ってやってきた)
沙希「お待たせ。あとごはんよそってくるから」
八幡(ハンバーグにサラダに味噌汁。実に旨そうだ。俺の皿にはハンバーグが二つ乗っている)
沙希「はい、ごはん」
八幡「おう、サンキュ。これ、二つ食べていいのか?」
沙希「うん。一つじゃ物足りないかと思って。多かったら残してもいいよ」
八幡「いや、全然食える。いただきます」
八幡(予備校の合間に少し基礎を教わったのでやってみることにしたのだ。高一の参考書というのが情けない限りだが、せっかく川崎が教えてくれるなら頑張ってみたいじゃないか)
八幡(えっと…………)
八幡(ふむ…………)
八幡(悪戦苦闘しながらも問題を解いていると、川崎が台所から顔を覗かせて声を掛けてくる)
沙希「比企谷、そろそろごはんできるからキリのいいとこで終わらせてテーブル空けといて」
八幡「ん、わかった」
八幡(ちょうど今ちょっとした難問を解き終わったしここまでにしとくか)
八幡(テーブルの上を片付けて布巾で満遍なく拭く。すぐに川崎が御盆を持ってやってきた)
沙希「お待たせ。あとごはんよそってくるから」
八幡(ハンバーグにサラダに味噌汁。実に旨そうだ。俺の皿にはハンバーグが二つ乗っている)
沙希「はい、ごはん」
八幡「おう、サンキュ。これ、二つ食べていいのか?」
沙希「うん。一つじゃ物足りないかと思って。多かったら残してもいいよ」
八幡「いや、全然食える。いただきます」
沙希「ん、召し上がれ。あたしもいただきます」
八幡(早速ハンバーグを箸で一口大に切り、口にする)
八幡「やっぱり期待通り…………いや、期待以上に旨え。本当に凄いよな川崎は」
沙希「ふふ、ありがと。たくさん食べてね」
八幡「おう」ガツガツ
八幡(実際は少し多いかなと思ったのだが、この味の前では杞憂だったようで、あっという間に平らげてしまった)
八幡「ふう、御馳走様でした」
沙希「お粗末様でした。食器洗ったらお茶淹れるからちょっと待ってて」
八幡「あ、そのくらいは俺が…………」
沙希「いいから座ってなって。あたしに世話焼かせてよ」
八幡(川崎は笑いながらそう言って食器を台所に持って行く。なんつーか、甘やかされてんな俺…………)
八幡「………………」
八幡(俺は立ち上がって台所に向かい、スポンジで皿を洗う川崎に近付く)
沙希「ん? どうかしたの?」
八幡(振り向かずに問うてくる川崎には言葉を返さず、川崎の腰に両腕を巻き付けて後ろから抱きしめた)
沙希「あっ…………ひ、比企谷?」
八幡「………………」ギュッ
沙希「………………」
八幡(無言のまま抱く力を少し強めると、川崎は顔を赤らめながらも食器洗いを再開する)
八幡(早速ハンバーグを箸で一口大に切り、口にする)
八幡「やっぱり期待通り…………いや、期待以上に旨え。本当に凄いよな川崎は」
沙希「ふふ、ありがと。たくさん食べてね」
八幡「おう」ガツガツ
八幡(実際は少し多いかなと思ったのだが、この味の前では杞憂だったようで、あっという間に平らげてしまった)
八幡「ふう、御馳走様でした」
沙希「お粗末様でした。食器洗ったらお茶淹れるからちょっと待ってて」
八幡「あ、そのくらいは俺が…………」
沙希「いいから座ってなって。あたしに世話焼かせてよ」
八幡(川崎は笑いながらそう言って食器を台所に持って行く。なんつーか、甘やかされてんな俺…………)
八幡「………………」
八幡(俺は立ち上がって台所に向かい、スポンジで皿を洗う川崎に近付く)
沙希「ん? どうかしたの?」
八幡(振り向かずに問うてくる川崎には言葉を返さず、川崎の腰に両腕を巻き付けて後ろから抱きしめた)
沙希「あっ…………ひ、比企谷?」
八幡「………………」ギュッ
沙希「………………」
八幡(無言のまま抱く力を少し強めると、川崎は顔を赤らめながらも食器洗いを再開する)
八幡(食器の水気を切り、全て拭き終えた川崎が顔をこちらに向けた)
八幡(しばらく見つめ合ったあと、どちらからともなく顔を近付けて唇を重ねる)
八幡「ん…………」
沙希「ふ…………」
八幡(互いにわずかな声を漏らしたあと、顔を離して再び見つめ合う)
八幡「はは」
沙希「ふふ」
八幡(なぜか二人とも自然と笑いが出てしまう)
沙希「お茶、淹れよっか?」
八幡「ああ。実はちょっと緊張して喉渇いちまったからな」
八幡(身体を離して居間に向かう。川崎が湯呑みを用意してお茶を淹れてくれる)
八幡「はあ…………なんというか、お前とお茶を飲んでると本当に落ち着くな」
沙希「そう?」
八幡「ああ。正直一人でいるのと同じくらい気が休まる感じだ」
沙希「うーん。あたしとしては二人きりの状況にドキドキしてほしいかなって面もあるけど」
八幡「そんなん何度もしとるわ。さっきの台所のやつとか」
沙希「知ってるよ。心臓が凄い速く鳴ってたの、くっついた時にわかったからね」
八幡「う…………いきなり悪かったな。ああしたいって思っちまって、緊張はしたけど止まれなかった」
沙希「ううん、あたしも嬉しかったから」
八幡(しばらく見つめ合ったあと、どちらからともなく顔を近付けて唇を重ねる)
八幡「ん…………」
沙希「ふ…………」
八幡(互いにわずかな声を漏らしたあと、顔を離して再び見つめ合う)
八幡「はは」
沙希「ふふ」
八幡(なぜか二人とも自然と笑いが出てしまう)
沙希「お茶、淹れよっか?」
八幡「ああ。実はちょっと緊張して喉渇いちまったからな」
八幡(身体を離して居間に向かう。川崎が湯呑みを用意してお茶を淹れてくれる)
八幡「はあ…………なんというか、お前とお茶を飲んでると本当に落ち着くな」
沙希「そう?」
八幡「ああ。正直一人でいるのと同じくらい気が休まる感じだ」
沙希「うーん。あたしとしては二人きりの状況にドキドキしてほしいかなって面もあるけど」
八幡「そんなん何度もしとるわ。さっきの台所のやつとか」
沙希「知ってるよ。心臓が凄い速く鳴ってたの、くっついた時にわかったからね」
八幡「う…………いきなり悪かったな。ああしたいって思っちまって、緊張はしたけど止まれなかった」
沙希「ううん、あたしも嬉しかったから」
八幡「そうか。なら良かったわ」
沙希「うん…………ねえ、そっちに行ってもいい?」
八幡「! あ、ああ」
八幡(川崎は立ち上がって移動して俺の横に座り、そっと俺に身体を寄りかからせて肩に頭を乗せてきた。俺は手を川崎の腰に回す)
八幡(無言のまま時が流れていく。だけど全然気まずい雰囲気にはならない)
八幡(風呂のタイマー音が鳴るまで俺達はずっと身体を寄せ合っていた)
沙希「うん…………ねえ、そっちに行ってもいい?」
八幡「! あ、ああ」
八幡(川崎は立ち上がって移動して俺の横に座り、そっと俺に身体を寄りかからせて肩に頭を乗せてきた。俺は手を川崎の腰に回す)
八幡(無言のまま時が流れていく。だけど全然気まずい雰囲気にはならない)
八幡(風呂のタイマー音が鳴るまで俺達はずっと身体を寄せ合っていた)
一旦ここまで
もう700も超えたしそろそろ終わりに向かわないと。そう思っていた時期が俺にもありました
なんだこいつら……イチャイチャしてるだけで話も時間も全然進まねえ……
またノシ
もう700も超えたしそろそろ終わりに向かわないと。そう思っていた時期が俺にもありました
なんだこいつら……イチャイチャしてるだけで話も時間も全然進まねえ……
またノシ
乙
居候生活が終わっても、婿入りからの新婚生活が始まるからヘーキヘーキ
居候生活が終わっても、婿入りからの新婚生活が始まるからヘーキヘーキ
もうこの二人は大学に進学するよりもこのまま結婚して就職した方がいいんじゃないかな?
この人のSSはサキサキの勝利が確定しているから安心して読めるなw
沙希「出たよ。どう?」
八幡(風呂上がりの川崎が声を掛けてくる。数学の指定されたいくつかの問題を解いておくよう指示されていたのだ)
八幡「ああ、何とか解けたと思う。二回見直したけど大丈夫なはずだ」
沙希「どれどれ」
八幡(川崎が隣に座り、手元のノートを覗き込んでくる。その際にふわっと良い匂いが俺の鼻に届いた。シャンプーの香りだろうか?)
沙希「ん、ちゃんと出来てるじゃない。やっぱ理解力はあるんだよねあんたって」
八幡「いや、お前のおかげだよ。ありがとうな」
沙希「礼を言うのはまだ早いよ。これから今までの分全部取り戻すからね」
八幡「ああ、よろしく頼む」
沙希「うん。でも今日はここまでにしとこ。最初から飛ばすのも良くないし」
八幡「そうだな、もうすぐ日付変わるし。そろそろ寝るか?」
沙希「そうだね」
八幡(俺達は歯を磨くために洗面所に向かう)
八幡「………………」
八幡(くそ、昨夜は誘えたのに付き合ったら逆に誘いにくくなったぞ)
八幡(そうこうしているうちに歯を磨き終わり、川崎は自分の部屋に引っ込んでしまう)
八幡「あ…………」
八幡(ええー、挨拶も無しか?)
八幡(風呂上がりの川崎が声を掛けてくる。数学の指定されたいくつかの問題を解いておくよう指示されていたのだ)
八幡「ああ、何とか解けたと思う。二回見直したけど大丈夫なはずだ」
沙希「どれどれ」
八幡(川崎が隣に座り、手元のノートを覗き込んでくる。その際にふわっと良い匂いが俺の鼻に届いた。シャンプーの香りだろうか?)
沙希「ん、ちゃんと出来てるじゃない。やっぱ理解力はあるんだよねあんたって」
八幡「いや、お前のおかげだよ。ありがとうな」
沙希「礼を言うのはまだ早いよ。これから今までの分全部取り戻すからね」
八幡「ああ、よろしく頼む」
沙希「うん。でも今日はここまでにしとこ。最初から飛ばすのも良くないし」
八幡「そうだな、もうすぐ日付変わるし。そろそろ寝るか?」
沙希「そうだね」
八幡(俺達は歯を磨くために洗面所に向かう)
八幡「………………」
八幡(くそ、昨夜は誘えたのに付き合ったら逆に誘いにくくなったぞ)
八幡(そうこうしているうちに歯を磨き終わり、川崎は自分の部屋に引っ込んでしまう)
八幡「あ…………」
八幡(ええー、挨拶も無しか?)
八幡(しかしすぐに再び部屋のドアが開き、川崎が出てきた。その手には枕が持たれている)
八幡「か、川崎」
八幡(川崎は俺の近くまで寄ってき、そっと耳元で囁いてくる)
沙希「一緒に、寝よ?」
八幡「お、おう」
八幡(やった! と飛び上がりそうになるのを堪え、俺は何とか返事をした)
八幡(居間に戻り、川崎が布団を敷く。しかしそのまま入らずに俺を見つめてくる。どうかしたのか?)
沙希「ね、比企谷」
八幡「何だ?」
沙希「…………する?」
八幡「!!」
八幡(主語も目的語もないたった二文字の質問。だけどその意味がわからないほど俺は鈍感ではない。が…………)
八幡「…………いや、しない」
沙希「そう? どうして?」
八幡「その、な。そういうことは責任取れるようになるまでしないつもりなんだ。だから、あと四カ月ちょっと待っててほしい」
沙希「四カ月? ああ、あんたの誕生日か。十八歳になってからってことね?」
八幡「ああ。お前が大事だから特に、な」
沙希「うん、わかった。待ってるから」
八幡「悪いな」
沙希「いいよ。あたしもまだ少し怖かったし。あ、でも我慢できなかったらいつでもいいからね?」
八幡「か、川崎」
八幡(川崎は俺の近くまで寄ってき、そっと耳元で囁いてくる)
沙希「一緒に、寝よ?」
八幡「お、おう」
八幡(やった! と飛び上がりそうになるのを堪え、俺は何とか返事をした)
八幡(居間に戻り、川崎が布団を敷く。しかしそのまま入らずに俺を見つめてくる。どうかしたのか?)
沙希「ね、比企谷」
八幡「何だ?」
沙希「…………する?」
八幡「!!」
八幡(主語も目的語もないたった二文字の質問。だけどその意味がわからないほど俺は鈍感ではない。が…………)
八幡「…………いや、しない」
沙希「そう? どうして?」
八幡「その、な。そういうことは責任取れるようになるまでしないつもりなんだ。だから、あと四カ月ちょっと待っててほしい」
沙希「四カ月? ああ、あんたの誕生日か。十八歳になってからってことね?」
八幡「ああ。お前が大事だから特に、な」
沙希「うん、わかった。待ってるから」
八幡「悪いな」
沙希「いいよ。あたしもまだ少し怖かったし。あ、でも我慢できなかったらいつでもいいからね?」
八幡「我慢できなくなるようなことするなよ?」
沙希「ふふ、さあね?」
八幡「おい」
沙希「でも八月か。万一デキちゃっても生む前にちゃんと高校卒業は出来るね」
八幡「いやいや、避妊はしっかりするから」
沙希「万一だってば。ま、あたしはそのままデキ婚しちゃってもいいけど」
八幡「俺が嫌だわ。ちゃんと大学行って就職してからでないと養うものも養えん」
沙希「あれ? あんた専業主夫目指してるんじゃなかった?」
八幡「あー…………お前の為だったら働いてもいいかなって…………そもそも家事とかはお前の方がずっと上だし」
沙希「ふふ、結婚すること自体は嫌じゃないんだね?」
八幡「当たり前だろ。川崎みたいな良い女、他の奴に渡してたまるか。お前は俺のもんだ」
沙希「ありがとう、嬉しい…………さ、もう寝よ? この胸もあんたのものだから好きに使って」
八幡「ああ。じゃあまたその胸で寝かせてくれ」
沙希「うん。おいで」
八幡(川崎は布団に入り、昨夜と同じように俺の使う枕を胸辺りに下げる。俺も続いて布団に入り、川崎を抱きしめながらその豊満な胸に顔を押し付けた)
八幡「川崎…………好きだぜ」
沙希「うん。あたしも比企谷が大好き」
八幡(俺の言葉に川崎が頭を撫でながら返してくる。眠気が一気に押し寄せてきたので俺はそれに身を委ねた)
八幡「おやすみ…………沙希」
沙希「! おやすみ、八幡」
沙希「ふふ、さあね?」
八幡「おい」
沙希「でも八月か。万一デキちゃっても生む前にちゃんと高校卒業は出来るね」
八幡「いやいや、避妊はしっかりするから」
沙希「万一だってば。ま、あたしはそのままデキ婚しちゃってもいいけど」
八幡「俺が嫌だわ。ちゃんと大学行って就職してからでないと養うものも養えん」
沙希「あれ? あんた専業主夫目指してるんじゃなかった?」
八幡「あー…………お前の為だったら働いてもいいかなって…………そもそも家事とかはお前の方がずっと上だし」
沙希「ふふ、結婚すること自体は嫌じゃないんだね?」
八幡「当たり前だろ。川崎みたいな良い女、他の奴に渡してたまるか。お前は俺のもんだ」
沙希「ありがとう、嬉しい…………さ、もう寝よ? この胸もあんたのものだから好きに使って」
八幡「ああ。じゃあまたその胸で寝かせてくれ」
沙希「うん。おいで」
八幡(川崎は布団に入り、昨夜と同じように俺の使う枕を胸辺りに下げる。俺も続いて布団に入り、川崎を抱きしめながらその豊満な胸に顔を押し付けた)
八幡「川崎…………好きだぜ」
沙希「うん。あたしも比企谷が大好き」
八幡(俺の言葉に川崎が頭を撫でながら返してくる。眠気が一気に押し寄せてきたので俺はそれに身を委ねた)
八幡「おやすみ…………沙希」
沙希「! おやすみ、八幡」
八幡(そのまま一晩抱き合ったまま眠り、翌日も特に変わりのない一日を過ごす)
八幡(川崎の作った料理を食べ、予備校で講義を受け、空いた時間に川崎から数学の手ほどきを受ける)
八幡(変わったことといえばキスの回数がやたら多かったことか。あと夜に寝るとき、今度は川崎が俺の胸に顔を埋める体勢で寝たことくらいだな。その際に頭を撫でたら髪がサラサラですごい気持ち良かった)
八幡(次の日も似たような感じで過ごしたが、前日と違うのはこの日が居候最後の日ということだ)
八幡「家族はもうすぐ帰ってくるんだっけか?」
沙希「うん。あと一時間くらいで着くって」
八幡「んじゃ、そろそろおいとまするか。この数日間、楽しかったぜ」
沙希「ううん、こちらこそ…………ね、本当に大丈夫?」
八幡「ああ。辛いときにはお前がいてくれるって言ってくれたからな。精神的に余裕もあるし丈夫になったと思う」
沙希「そう? ならいいんだけど」
八幡「その代わりお前に裏切られたらそれこそ俺はぶっ壊れちまうかもな。ははは」
沙希「初日のを見る限りなくはないかもね。でもあたしはあんたを裏切ったりしないから。証拠、見せようか?」
八幡「証拠?」
八幡(川崎の作った料理を食べ、予備校で講義を受け、空いた時間に川崎から数学の手ほどきを受ける)
八幡(変わったことといえばキスの回数がやたら多かったことか。あと夜に寝るとき、今度は川崎が俺の胸に顔を埋める体勢で寝たことくらいだな。その際に頭を撫でたら髪がサラサラですごい気持ち良かった)
八幡(次の日も似たような感じで過ごしたが、前日と違うのはこの日が居候最後の日ということだ)
八幡「家族はもうすぐ帰ってくるんだっけか?」
沙希「うん。あと一時間くらいで着くって」
八幡「んじゃ、そろそろおいとまするか。この数日間、楽しかったぜ」
沙希「ううん、こちらこそ…………ね、本当に大丈夫?」
八幡「ああ。辛いときにはお前がいてくれるって言ってくれたからな。精神的に余裕もあるし丈夫になったと思う」
沙希「そう? ならいいんだけど」
八幡「その代わりお前に裏切られたらそれこそ俺はぶっ壊れちまうかもな。ははは」
沙希「初日のを見る限りなくはないかもね。でもあたしはあんたを裏切ったりしないから。証拠、見せようか?」
八幡「証拠?」
沙希「はい、これ」
八幡(そう言って差し出されたのは川崎の名前が書かれた婚姻届だった)
八幡「こ、これは…………」
沙希「まだ未成年だから保護者欄埋めてなくて使えないけどさ、成人したらあとは判子捺すだけでいつでも使えるよ」
八幡「…………」
八幡(俺は無言でそれを預かり、大切に鞄にしまう)
八幡「川崎」
沙希「何?」
八幡「俺がもうちょっとマシな男になったらプロポーズするからさ、いつか一緒に出しに行こうぜ」
沙希「うん、待ってる」
八幡(俺は荷物をまとめ、鞄をしょって立ち上がって玄関に向かう)
八幡(靴を履いて振り向き、鍵を川崎に差し出す)
八幡「これ、返すわ。世話になったな」
沙希「うん」
八幡(鍵を受け取った川崎は目を閉じて顔を寄せてくる。俺は川崎の後頭部に手を回し、唇を重ねた)
八幡「…………じゃ、帰ったらメール入れるから」
沙希「うん。メルアドのメモ、なくしたりしないでね」
八幡「ああ。それじゃ、また」
沙希「またね」
八幡(俺は軽く手を振り、川崎家を出る。こうして俺の居候生活は終わりを告げたのだった)
八幡(そう言って差し出されたのは川崎の名前が書かれた婚姻届だった)
八幡「こ、これは…………」
沙希「まだ未成年だから保護者欄埋めてなくて使えないけどさ、成人したらあとは判子捺すだけでいつでも使えるよ」
八幡「…………」
八幡(俺は無言でそれを預かり、大切に鞄にしまう)
八幡「川崎」
沙希「何?」
八幡「俺がもうちょっとマシな男になったらプロポーズするからさ、いつか一緒に出しに行こうぜ」
沙希「うん、待ってる」
八幡(俺は荷物をまとめ、鞄をしょって立ち上がって玄関に向かう)
八幡(靴を履いて振り向き、鍵を川崎に差し出す)
八幡「これ、返すわ。世話になったな」
沙希「うん」
八幡(鍵を受け取った川崎は目を閉じて顔を寄せてくる。俺は川崎の後頭部に手を回し、唇を重ねた)
八幡「…………じゃ、帰ったらメール入れるから」
沙希「うん。メルアドのメモ、なくしたりしないでね」
八幡「ああ。それじゃ、また」
沙希「またね」
八幡(俺は軽く手を振り、川崎家を出る。こうして俺の居候生活は終わりを告げたのだった)
ここまで
八幡の居候生活もこれにて終了です
長い間ご愛読ありがとうございました
引き続きその後の話をお楽しみください
またノシ
八幡の居候生活もこれにて終了です
長い間ご愛読ありがとうございました
引き続きその後の話をお楽しみください
またノシ
乙
八幡は絶望から最愛の嫁を授かったのか。
そして雪乃さんの悪あがきが開幕か。
八幡は絶望から最愛の嫁を授かったのか。
そして雪乃さんの悪あがきが開幕か。
お互いを思い合っているから見ていて安心できるわ。
婚姻届見て川崎は本気なんだなって思えた
婚姻届見て川崎は本気なんだなって思えた
八幡の誕生日は8月か
ゆきのんは八幡と川崎が結婚する4ヶ月の間に逆転しなきゃ勝ち目はないという事になるわけで…
つーか逆転出来るんか?
ゆきのんは八幡と川崎が結婚する4ヶ月の間に逆転しなきゃ勝ち目はないという事になるわけで…
つーか逆転出来るんか?
夏休み前に受験生ということで奉仕部の活動から卒業
平塚先生に勝負の判定をお願いして
勝利者報酬で婚姻届に署名させれば……
平塚先生に勝負の判定をお願いして
勝利者報酬で婚姻届に署名させれば……
ぶっちゃけいちゃいちゃの仕方が童貞こじらせすぎてて気持ち悪かったので同棲してるパートは丸々飛ばして途中からほとんど読んでない
雪ノ下のアホっぷりだけ楽しんでたけど余計な茶々入ってたのに>>1が真面目にレス返してたからぬるくしてお茶濁しそうな気がして不安だ
雪ノ下のアホっぷりだけ楽しんでたけど余計な茶々入ってたのに>>1が真面目にレス返してたからぬるくしてお茶濁しそうな気がして不安だ
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