元スレ京太郎「俺が三年生?」咏「婿養子とかいいんじゃね? 知らんけど」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
701 :
・二年、九月二十四日、お揃い
京太郎「懐が寂しい……」
京太郎「そろそろ金貯めとかないと」
京太郎「今月は誕生日が多すぎなんだよなー」
京太郎「さて、どうすっかな」
京太郎「街をぶらつこうにも、暇はあれど余裕は無し」
京太郎「久ちゃんは用事があるって言ってたし」
京太郎「Roof-Topに冷やかしに行ってみるか?」
京太郎「うーむ……ん? あれって……」
美穂子「……」
京太郎「だーれだ」サッ
美穂子「ひゃっ」ビクッ
京太郎「おっと、目隠しは取らないぞ?」
美穂子「……あの、京太郎さん?」
京太郎「わかっちゃったかー、心が通じ合ってる証拠かな?」
美穂子「こんなことしてくる人はあなたしかいません」
京太郎「ありゃ、そうか」
702 = 1 :
京太郎「この前ぶりだな。元気してた?」
美穂子「この前……」カァァ
京太郎「ああ……嫌な、事件だったな」※『二年、秋、ロッカーの中』を参照
美穂子「私はそこまでイヤじゃ……」
京太郎「まあそれは置いとくか……今日は俺に会いに来たとか?」
美穂子「あ、久と約束があって」
京太郎「なんだ、久ちゃんの用事ってそれか」
美穂子「誕生日だからどこかに出かけようっていう話になったんです」
京太郎「なるほどなるほどー……って、誕生日?」
美穂子「はい、今日で17歳です」
京太郎「マジか。なんにも用意してない」
美穂子「気持ちだけで十分ですから」
京太郎「待て、約束までまだ時間あんの?」
美穂子「えっと、少しなら」
京太郎「よし、じゃあプレゼント買いに行くか」
703 :
イケメン力たかいな
704 = 1 :
京太郎(とは言ったものの、金はあまりない)
京太郎(しかも何を買えばいいのかよくわからないときた)
京太郎(本人に聞くのが一番っちゃあそうなのかもしれないけど)
京太郎「うーむ」
美穂子「あの、無理に買ってくれなくてもいいですから」
京太郎「いやいや、ここは見栄を張らせてくれ」
美穂子「もう……」
京太郎「なんか欲しいものとかないの? できれば安いので」
美穂子「そんなすぐには……あ」
京太郎「なんでも言ってくれていいぜ。できれば安いので」
美穂子「なら……」
705 = 1 :
京太郎「本当にそれで良かったのか?」
美穂子「はい、これが良かったんです」
京太郎「まぁ、たしかに値段は抑え目だったけど」
京太郎(カピバラのキーホルダー……)
京太郎(なんかデジャブるな)
京太郎「喜んで受け取ってくれるなら、なによりだ」
美穂子「返せって言われても返しませんよ?」
京太郎「そんなケチなことは言わないって」
美穂子「ふふっ」
京太郎「もうそろ時間か?」
美穂子「そうですね。そろそろ行かないと」
京太郎「そっか……じゃあ久ちゃんと楽しんできてくれ」
美穂子「はい」
京太郎「じゃあな、誕生日おめでとう」
706 = 1 :
京太郎「まあ、金がないからおとなしく帰宅だな」
京太郎「あれ? 鍵かかってる……母さんはお出かけ中か」
京太郎「じゃあカピのやつ、寂しがってるだろうな」
京太郎「さて、たまには思いっきり遊んでやるとするか」ガチャ
京太郎「……カピバラの、キーホルダー」
京太郎「そういやこれ、前にみほっちゃんからもらったんだっけ」
京太郎「……もしかして、同じものか?」
707 = 1 :
美穂子「ふふっ」
久「……さっきからニヤついてるけど、なにかあったの?」
美穂子「これ、さっきプレゼントしてもらったの」
久「キーホルダー? それ、なんか見覚えあるわね」
美穂子(これでお揃い……)
美穂子(あの人も気づいてくれたかしら?)
『美穂子はお揃いのキーホルダー(色違い)を手に入れた!』
708 = 1 :
というわけで誕生日おめでとう
今日の更新はなしですけど、先に安価取っときます
お好きなキャラをどうぞ
長野限定で
下1~下5
票が五人に割れたらコンマ高い人で
709 :
久
710 :
とーか
711 :
衣
712 :
衣
713 :
衣
714 :
マホ
715 :
かじゅ
716 = 1 :
ころたん人気……!
もいっこ安価
長野の一年生を一人どうぞ
下1~下5
例のごとく割れたらコンマで
717 = 711 :
優希
718 = 714 :
咲
719 :
モモ
720 = 715 :
優希
721 = 713 :
優希
722 = 710 :
モモ
723 = 711 :
咲
724 = 712 :
咲
725 = 1 :
優希で了解
それじゃ、失礼します
729 = 710 :
おつおつ
730 = 714 :
乙です
キャップかわいい
733 = 719 :
乙
キャップおめ
734 :
乙でーす
736 :
美穂子
最大のライバルの前で度胸あるな
737 :
キャップかわいいなあ
738 :
・二年、秋、初めての学校祭――if
豊音「ここだよ。さっき歩いてる時に見かけたんだ」
京太郎「休憩所?」
豊音「疲れたんだったら、いいかなって」
京太郎「それはいいんだけど……」
京太郎(なんでこの部屋、こんなカーテンで見えなくしてんの?)
京太郎(まさか……休憩所って書いてヤリ部屋とか読むわけじゃないよな?)
豊音「仮眠をとりたい人用にベッドもあるって!」
京太郎「マジか……アウト気味だな」
豊音「ほら、入ろ?」グイッ
京太郎「ちょっ」
739 = 1 :
京太郎「……」
豊音「なんか、薄暗いね」
京太郎「……」
豊音「それに、なんか変な声も……」
京太郎「……」
豊音「みんな風邪ひきさんなのかな?」
京太郎(……あかん、予想が的中したっぽい)
京太郎(しかもこの甘ったるい匂い……体が熱くなりそうだ)
「ご利用はお二人さまで?」
豊音「あ、はい――」
京太郎「悪い、やっぱやめとくわ」
豊音「え、お休みしなくていいの?」
京太郎「多分、全然休まらなさそうだしな」
豊音「?」
京太郎「ほら、行くぞ」グイッ
豊音「わっ」
740 = 1 :
京太郎「危ないところだった……ああいうのって都市伝説じゃなかったんだな」
豊音「あそこ、危ないとこだったのかな?」
京太郎「まぁ、怪我する危険とはまた別の意味でな」
豊音「ふーん?」
京太郎「とりあえず別のとこ行こうぜ。休むならベンチでもできるんだし」
豊音「うん……でも、ちょっとベッドで横になりたいかなーって」
京太郎「具合悪いのか?」
豊音「えっとね、ちょっと体が熱くて頭がボーッとして、それにお腹の下がなんか……」
京太郎「えっ」
京太郎(お腹の下ってなに、なんなのよ)
京太郎(まさかさっきの部屋の……)
京太郎(そういえば、俺もなんか体が……)
豊音「ね、ねぇ、京太郎くん?」
京太郎「な、なんだ?」
豊音「どこか人のいない場所、知らない?」
741 = 1 :
豊音「わぁ、ちょー薄暗いよー」
京太郎「この用具室なら今はあまり人も来ないし、マットを敷けばベッドの代わりにもなるだろ」
豊音「じゃあ、早速……えいっ」
京太郎「――むぐっ」
豊音「ぷはっ……ちゅーってすごいよ」
京太郎「い、いきなりだな……」
豊音「ごめんね、もう我慢できないんだ。京太郎くんのこと見てるとドキドキして、体がムズムズしちゃうの」
京太郎「こんにゃろっ」ガバッ
豊音「きゃっ」
京太郎「そんなの俺も同じだっての。人のいない場所に行きたいとか言いやがって」
豊音「あはは、両想いだね……いいよ」
豊音「好きに、して……?」
京太郎「言われなくても」
742 = 1 :
豊音「……こうやって抱っこされるの、好きだな」
京太郎「言えばいつでもしてやるぞ」
豊音「うん……ね、京太郎くん?」
京太郎「なんだ?」
豊音「ちょーすごかったね」
京太郎「……思い出したらまた……」ムクムク
豊音「……もしかして、もう一回したいのかな?」
京太郎「ダメか?」
豊音「ううん、いいよ」
豊音「私もまたムズムズしてきちゃった」
京太郎「じゃあ、お言葉に甘えて――」
豊音「――ぁん」
つづ……かない
743 = 1 :
てなわけであねったいさんとのもしもでした
なお、このあとお持ち帰りされたかどうかは不明
風呂入ったら始めます
744 :
ちょーよかったよー
745 :
待ってる
休憩所がどんな場所か教えられて恥ずかしがる豊音も見たいなー
746 :
豊音「ところで、あの休憩所ってなにが危なかったのかな?」
京太郎「ああ……説明するのはあれだけど、今更隠すこともないか」
豊音「ちょー気になるよー」
京太郎「じゃあちょっと耳貸して」
豊音「わっ、わわわわわわわっ」ボンッ
京太郎「以上が一般的な意味でない休憩所の概要です」
豊音「わ、私そんなところに京太郎くんを連れ込もうとしてたなんて……」カァァ
京太郎「うん、どっからどう見てもえっちな女の子だな」
豊音「ご、誤解だよー!」
というわけで始めます
747 = 1 :
・三年、初夏、将来の夢
京太郎「よう、今日は遅いな」
和「掃除当番です」
京太郎「そっか、俺は別件だけどな」
和「なにかあったんですか?」
京太郎「ああ、進路相談がどうたらでさ」
和「進路……先輩は進学するんですか?」
京太郎「ああ、それな……正直考えてない」
和「……え?」
京太郎「だから呼び出されたんだよなぁ」
和「部長と一緒の大学にいくものと思ってたんですけど」
京太郎「久ちゃんと一緒のとこな……そこまで勉強は得意じゃないんだけど」
和「わ、私でよければ教えますからっ」
京太郎「いや、たしかにお前は頭良さそうだけど、後輩に勉強教わるってどうなのよ」
和「ですけどっ」
748 = 1 :
京太郎「あーもう、お前が心配することじゃないっての!」ワシャワシャ
和「きゃっ」
京太郎「逆に聞くけど、原村には夢とかないのか?」
和「わ、私の夢ですか?」
京太郎「そうそう、進路に悩む俺の道標になってくれ」
和「あの、勉強を教わるのはいやって言ってましたよね?」
京太郎「それはそれ、これはこれ。あくまで参考だから教わるってわけじゃない」
和「えっと、じゃあ……」
749 = 1 :
和「まず、大学には行こうと思っています」
京太郎「まあ、今時は大体そうだよな。やっぱ法学部か?」
和「それはまだ決めてないですけど」
京太郎「じゃあ、なりたいものが決まってるってわけでもないのか」
和「そ、それは、その……」アセアセ
和「や、やっぱり言えませんっ!」
和「……あ、すみません。いきなり大声出しちゃって……」
京太郎「気にすんな。無理に言うことないって。さ、部活行こうぜ」
和「はい」
和「……お嫁さんだなんて、恥ずかしくて言えません」
750 = 1 :
衣「うちで執事をやればいいと思うよ」
京太郎「なんだお前、藪から棒に」
衣「きょうたろーが進路に悩んでるって聞いて」
京太郎「つまりハギヨシさんコースか」
和「あの、どうして天江さんがここに?」
衣「ノノカ! ペンギンさんは健在か?」
和「エトペンならここに」
衣「それは重畳」ウンウン
衣「それできょうたろー、どう?」
京太郎「いやー、それはなんともな……自由がなくなりそうだし」
和「あの、だからどうしてここに」
ハギヨシ「それは私がお答えしましょう」
和「い、いつの間にっ」
ハギヨシ「お静かに、他の方が対局中ですので」
和「あ、はい」
みんなの評価 : ★★
類似してるかもしれないスレッド
- 京太郎「俺が三年生?」美穂子「傍にいられるだけでいいんです」 (1001) - [63%] - 2016/1/24 2:00 ★
- 京太郎「俺が三年生?」由暉子「ゆきみだいふく、食べませんか?」 (1001) - [60%] - 2015/8/12 13:15 ★★
- 京太郎「俺が三年生?」初美「もっと傍にいてもいいですかー?」 (1002) - [55%] - 2018/8/20 0:30 ○
- 京太郎「俺が三年生?」恒子「ねぇねぇ、お姉さんの相方やってみない?」 (1001) - [54%] - 2016/7/17 17:45 ☆
- 京太郎「俺が三年生?」誓子「えっちなこと……しても、いいよ?」 (1001) - [54%] - 2017/1/3 15:30 ☆
- 京太郎「俺が三年生?」玄「私の、育ててほしいな」 (1001) - [51%] - 2016/3/14 0:00 ★
- 京太郎「俺が三年生?」淡「えへへ、だーい好き!」 (1001) - [51%] - 2017/4/22 0:45 ★
- 京太郎「俺が三年生?」咲「私だって幼馴染だもん……一応」 (1001) - [51%] - 2015/5/30 0:15 ★★★
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について