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    元スレ穂乃果「最近さ……」

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    451 :

    狂ってる(褒め言葉)
    凛ちゃんは病院じゃね?

    452 :

    気づけば全体の半分が蛇足になりつつあるな

    453 :

    はい、SS評論家様の有難いお言葉でしたー

    454 :

    いや流石にこれは言いたくもなるだろ
    まだ最後まで読んでみないと分からんが

    455 :

    凛ちゃん穂乃果ちゃん早くきてー

    456 = 134 :





    英玲奈「……もう、十分だろ…やめてくれよ…私にも同じ苦しみを与えてくれよ…」


    雪穂「ここまでにしましょうか、疲れましたし」


    絵里「そうね、帰りましょうか」


    海未「そうですね、この汚れた手を早く洗いたいです」


    花陽「…………っ」


    ことり「結局なぁんにもしないで見てるだけだったねっ、かよちゃんは!」


    花陽「っ!わ、わた、し、は」


    にこ「そういうの、ズルいと思うけどねにこは」


    花陽「ご、ごめん……なさ、」


    「じゃあ、平手打ちでもしておけば?」


    花陽「そ、そんな、」


    ことり「それいいっ、ね、かよちゃん、やるよね?
    だってかよちゃんもこの人のせいでたーくさん嫌な思いして、凛ちゃんのことも傷付けられたんだもん。
    凛ちゃんの分も、仕返し……してあげないと、ね?」



    花陽「……!そ、うだ…私だけじゃない、凛ちゃんも、苦しんだ……そうだ…凛ちゃんが傷ついたのはこの人達のせい…この人達が、花陽を騙したから…」


    「(……騙してたのは、あの男の人なのに…でも、もう花陽ちゃんにも、何言っても通じないんやろな……もう、ウチには…出来ることなんて、ない…)」


    花陽「……っ!」




    バシンッ!!



    花陽「あなたたちのせいで!」


    バシンッ



    花陽「μ’sはバラバラになったんだよ……!!」



    バシンッ!


    花陽「消えてよ!今すぐ花陽たちの前から消えて!!」


    バシンッ




    ことり「わぉ♪」


    絵里「花陽もやるときはやるじゃない」

    457 = 134 :

    花陽「はぁ……っ、はぁ…」


    雪穂「行きましょう、皆さん」


    海未「えぇ」


    「あっ、待って」





    チャリ……


    「これ、うちの病院の屋上の合鍵よ。死にたくなったら何時でもいらっしゃい。貴女達ならいつでも歓迎するわ」


    ツバサ「……っ、だ、れが…死ぬもん…ですか」


    「……まぁ、いいわ。一応置いておくから好きに使って」







    「待たせてごめん、行きましょ」


    ことり「死に場所を作ってあげるなんて、真姫ちゃん優しいっ」


    「当然でしょ!私を誰だと思ってるの!」


    雪穂「はい、英玲奈さん。後の2人は英玲奈さんが助けてあげてくださいね。では、お疲れ様でした」





    キィ……
    ……バタン





    英玲奈「2人とも!!大丈夫か……!?今解いて…」


    ツバサ「……の、せいよ」


    英玲奈「ツバサ?」


    ツバサ「全部!全部あんたのせいよあんじゅ!!」


    あんじゅ「……!」

    458 = 134 :


    ツバサ「あんたのせいで!あんたのせいで私の人生めちゃくちゃよ……!どうしてくれるの!?どう責任とってくれるのよ!!」


    英玲奈「ツバサ!ちょっと落ち着い」


    ツバサ「落ち着け!?無理よ!!!こんな坊主にされて落ち着けって!?馬鹿じゃないの!!なんで私がこんな目に遭わなきゃいけないのよ!それもこれも全部あんじゅのせいじゃない!

    あんたなんていなきゃよかった!
    A-RISEにあんたなんかいらなかった!!

    今すぐ消えて!目障り!!
    死んでよ!今すぐ死んでよ!死ねよ!!!!」



    シュル…

    あんじゅ「……ありがと、英玲奈。……そう、ね。
    私が、全部悪かったの……ごめん、なさい。

    でも、私……私、2人のこと好き、だったわ。
    3人で、A-RISEやれてよかったと、思ってる…」


    ツバサ「私はあんじゅと出会わなければよかったと思ってるわよ。」


    あんじゅ「そう、よね。……わかってる。
    この鍵……もらっていくわね、今までありがとう、2人とも。……本当に、ごめんなさい」



    英玲奈「おい待て、まさか本当に死ぬ気じゃ、」


    あんじゅ「……そんなことしないわよ。私、弱いから」


    英玲奈「死ぬのだけは、やめてくれよ……?」


    ツバサ「……さっさと、死んでくれた方がいいわ」


    あんじゅ「またね……ツバサ、英玲奈。」







    キィ…バタン






    英玲奈「……あんじゅ…?」

    459 = 134 :


    ……西木野総合病院……



    ガラ……




    穂乃果「……っ!?」


    あんじゅ「ふふ……きちゃった。どう?ショートカット…似合う?……なんて。ごめんなさいね、面会時間…もうすぐで終わりなのに」


    穂乃果「………」


    あんじゅ「ねぇ、高坂さん。……今から私、独り言を言うわ。」


    穂乃果「……」こく


    あんじゅ「……嘘、だったのよ。ぜーんぶ、嘘。



    私ね、いつも2番目の人間だったの。
    勉強もスポーツも歌もダンスもカリスマ性も……愛されるのも、好かれるのもいつも2番目。


    昔からずーーっと。
    だから、夢だった。誰かの"1番"になれること。


    玲くんは…多分、わかってたんだと思う。私の気持ち。
    見透かされてたのかしらね。
    だからきっと扱いやすかったんじゃないかな。


    玲くんはね、英玲奈のことしか考えてなかったわ。
    そしてきっと、英玲奈をツバサに重ねて、玲くんは疑似恋愛をしていた。
    だから、あんな愛おしそうに、大事にツバサを想っていた。
    ……私の、ただの思い過ごしかもしれないけど。
    冷静になればわかることだった、玲くんが英玲奈を"異性"として見てたことなんて。



    裏から手を回した、って言ったでしょ?あれは嘘よ。
    全部、実力。全部、私達の力で手に入れたもの。
    でも、私達には頼る人が、心の内を見せられるいなかった。……そのせいで、こうなってしまったのかもしれないわね。



    取り返しのつかないことをしてしまったと思ってる。
    玲くんがしていることをいけないことだとわかってて加担して、楽しんでたことも事実よ。

    μ’sの皆さんには、なんていえばいいのかわからないぐらい。

    ……こんなこと言っても遅いけど。
    もし、私…もっと早くに貴女とこうして話せていれば、何か変わったのかな…なんて。


    何度謝っても足りない。
    でも、ね。


    私……A-RISEのことも、英玲奈やツバサ……それに、μ’sのこと…大好き、だったわ」



    460 = 134 :


    あんじゅ「……途中から何言ってるのか自分でも分からなくなっちゃった。
    聞いてくれてありがとう、高坂さん」


    穂乃果「……」


    あんじゅ「……良いのよ、今なら話しても」


    穂乃果「……!!」


    あんじゅ「本当は、話せるでしょ?…分かってたんだから」




    穂乃果「……………………喋らなければ、誰も傷つかないと、思ってました」


    あんじゅ「そうかも、しれないわね……特に貴女には妹さんがいるし」


    穂乃果「雪穂は……ううん、雪穂だけじゃない。もう、μ’sは…みんなは、壊れてしまった。
    後戻りできないほど、狂ってしまっているんです。

    その髪も傷も、全部みんなにやられたんですよね」


    あんじゅ「…………そうね」


    穂乃果「……穂乃果が、あの時ちゃんと殺せていたらこんなにみんなが壊れることもなかった。

    μ’sなんて、作らなかったら…誰も傷つかなかったかもしれない。全部、穂乃果のせいなんです…」


    あんじゅ「…………そうかしら」


    穂乃果「そうですよ……」


    あんじゅ「……私、こんな結果だけど誰かの"1番"にはなれたような気がするの。あ、もちろん恨まれ役でね、ふふっ」


    穂乃果「あんじゅさんは、それで……いいんですか」


    あんじゅ「うん、もういいの。……もう、疲れちゃったし、ね。
    ちょうどいいものも貰っちゃったし」


    穂乃果「それって…」


    あんじゅ「ここの屋上の鍵よ。西木野さんが用意してくれたの」


    穂乃果「……それで、後悔はしませんか」


    あんじゅ「えぇ。……もう、誰も悲しませたり苦しませたりしたくないから」


    穂乃果「そう、ですか……」


    あんじゅ「…私の独り言、付き合ってくれて本当にありがとう。
    "最期"に話せたのが高坂さんで本当によかったわ。

    いつか、また巡り会う時が来たら……その時はもっと楽しい話、たくさんしましょうね。」


    穂乃果「っ、は……い、っ」


    あんじゅ「本当に、ありがとう……"穂乃果ちゃん"」




    ガラ…
    バタン……

    461 :

    結局救いらしい救いはないのか

    462 :

    実行犯をμ'sが叩きのめしてくれるのが1番スカッとするんだけど、自分が死ぬ事すら計画の一部とはね。身内がいるA-RISEに矛先が向かうのはわかるが……

    463 :



    「はぁ〜っ、もう病院飽きたにゃー……でも、お母さんもお医者さんも、もうちょっとゆっくりしてなさいって言うし……あーっもう!凛はみんなが心配なのにーっ……」




    ガシャガシャ



    「たまには屋上で外の空気吸いたいよ…ずっと鍵かかってるし…飛び降り自殺防止なのは分かるけどー…そろそろ夜空を見たいっていうか…はぁ…」



    「かよちん……大丈夫かなあ。みんなも、…変なことしなきゃいいけどなあ。

    ここにいても仕方ないし…もう病室戻ろう」






    あんじゅ「あっ……」


    「あ、あれ…A-RISEの…どうしてここに?」


    あんじゅ「μ’sの星空さんだ」


    「は、はいっ、星空凛ですっ」


    あんじゅ「ふふっ、可愛い。……ねぇ、屋上、行きたかったの?」


    「あ……はい…でも、ほら鍵がかかってるから」


    あんじゅ「あのね、私持ってるの鍵。……一緒にどう?」


    「えぇっ!?な、なんで!?」


    あんじゅ「わわっ、しー!しー!」


    「むぐ……、な、なんで鍵、もってるですか…?」


    あんじゅ「内緒♪ね、よかったら星空さんもこない?」


    「は、はいっ……!やったぁ!」

    464 :

    お、おい、ちょっと待て・・・・・・

    465 = 134 :



    キィ……



    「わぁ……風が気持ちいー踊りたくなっちゃうにゃ」


    あんじゅ「ふふ……元気になってよかった、星空さん」


    「えへへ……ありがとうございます、凛元気だけが取り柄なのに、こんなことになっちゃってちょっと情けないっていうか…」


    あんじゅ「そんなことないわよ、私より…ずっと強いと思う」


    「うーん…」


    あんじゅ「……ねぇ、星空さんは、さ。今回の事件どう思ってる…?」


    「今回の……、……正直、許せないです。
    μ’sもバラバラになっちゃったし、みんなすごく傷付いたみたいだし…。
    でも、何より犯人に言いたいのは…なんで凛には何もしなかったのかってこと。

    かよちんより、凛を苦しめて欲しかった…そしたら、もしかしたら凛が犯人を捕まえられていたかもしれない。

    もしかしたら、かよちんもみんなもあんなふうにならなかったかもしれないって…そう、思います」



    あんじゅ「……玲くんが見込んだ通りね。」


    「え?」


    あんじゅ「星空さん、私ね。今回の事件の共犯者なの」

    466 :


    「……えっ」


    あんじゅ「失望、した?……私ね、犯人の統堂玲緒…英玲奈の兄なんだけど、その人の"1番"になりたかったの。だから、…言うことずっと聞いてた。
    その人が望むことなんだってしてきた。
    その結果が、これ。…笑っちゃうわよね。


    みんなに嘘ついて、嫌われて。
    自分で居場所を壊してるの。
    こんな私いなくてもいいと思わない?」


    「……思い……ません」


    あんじゅ「……どうして?今の話聞いてた?私はμ’sのみんなのこと傷つける手伝いをしてたのよ?」


    「それは分かってるっ!!
    ……分かってる、けど!こんなこと、μ’sのメンバーの凛が言っちゃいけないのも分かってるけどっ!

    確かに、あんじゅさんがしたことは凛たちにとっては凄く凄く許せないです。同じ目に合わせてやりたい、って思うくらい…」


    あんじゅ「……っ」


    「でも、でも!だからって、死んでほしいなんて凛は思わない。
    一回、自分で経験して分かったの……"死ぬ"ってどういうことなのか……あのね、死ぬって、ひとりぼっちになるってことなんだよ。

    自分の世界から誰もいなくなっちゃうの。
    暗くて、寂しくて…んん、よく言えないけど、でも自分で死のうとしたらだめだよ。
    凛が言うことじゃないけど、でも凛が言わなきゃダメだと思うから…


    寂しいの、もう嫌なんでしょ?
    なら何回も何回も謝って、いつか許してもらってまたみんなで笑いあったほうが絶対良いにゃ。
    少なくとも、凛は応援してるよ。

    辛くて死んじゃいたくなった時は、またこうして凛に話して?

    話聞くことぐらいしかできないけど……
    でも1人で抱えちゃうよりはマシでしょ?」



    あんじゅ「星空さん……」


    「凛でいいよっ、凛もあんじゅちゃんって呼ぶにゃ!……いいかな?」


    あんじゅ「う、うん……凛、ちゃん…!ありがと…う、私、私こんなに嬉しいこと言われたの初めてだわ…」


    「……今まで誰も言ってくれなかったの?」


    あんじゅ「……」コク


    「そっかぁ、じゃあ凛があんじゅちゃんの本当のお友達になるよっ!」


    あんじゅ「本当の……お友達……」

    467 :

    凛ちゃんまじえんじぇー

    468 = 134 :


    「うんっ、友達ってね、すごいんだよ。何があっても味方でいてくれるけど、ダメなところはちゃんとダメって言ってくれる。
    自分にとって必要不可欠な存在だよ。


    ……確かに誰かの1番になるのって、すごく憧れるよね。
    凛も1番ってあんまりとったことないから、いつも真姫ちゃんとか見てると凄いなぁって思うよ。

    でも、凛気付いたんだ。
    別に1番じゃなくてもいいやーって」



    あんじゅ「そ、それは…凛ちゃんが優れてるから…」


    「ううん、そんなことない!凛なんて運動が好きなことと元気しか取り柄ないもん。

    こーんなに髪も短いし、スカートとか似合わないし…アイドルなんて本当向いてないんだ。


    でもね、そんな凛のこと可愛いって言ってくれる人がいたの。
    1人だけじゃない、何人も。

    その人たちの中では凛なんて1番可愛い存在じゃないのは知ってる。
    でも、凛の中では可愛いって言ってくれたその人たちの言葉が1番なんだにゃ。


    要するにね、怖がらないで自分の中でたくさん1番を作ったほうがいいってこと!

    誰かの1番になることだけ考えるより、自分の中で相手をいろんな角度から1番にするんだよ。

    この人は自分の中で数学1番得意だなーとか、料理1番上手いなーとか、そんな小さな1番をたっくさん作るの!



    そうするとね、気付くんだよ。
    気づかないうちに自分も誰かの1番のひとつになれてることに。

    1番は1つじゃないんだよ、あんじゅちゃん!」



    あんじゅ「……すごい、のね凛ちゃんは。私……そんなこと考えたこともなかった…

    私……私も、誰かの1番のひとつになれてたのかな…」


    「うん、きっとなれてるよ。だって、凛あんじゅちゃんの笑顔みると元気でるもん!」


    あんじゅ「……!!」




    『そうやって、笑っててよ。俺、誰の笑顔よりアンちゃんの笑顔が一番好き』ー


    469 = 134 :


    あんじゅ「……っ、ぅ……あ、ぁ……っ」


    「よしよし……今までずっと辛かったんだね。
    もう大丈夫だよ、凛がいるよ。


    ……この鍵はもう必要ないよね、真姫ちゃんに凛から返しておくね」


    あんじゅ「つら、かった……っ!ずっと、ずっと1人で……っ誰も私のこと見てくれなくて!ずっと…っ、ひとり、ぼっちだった……っ


    ごめんなさい……!本当にごめんなさい!!
    私……っ」


    「時間は、かかるかもしれないけどきっといつかみんな許してくれるよ……

    それに、本当に悪いのは人の気持ちを踏みにじった統堂さんだから…」



    あんじゅ「……っ、ぅ、うわあああああん!!!」


    「大丈夫、もう……大丈夫だよ。ね、あんじゅちゃ」




    バンッッ!!!!


















    「凛……何してるの?


    ダメじゃない。そんなゴミと一緒にいちゃ」

    470 = 134 :



    ここまで

    471 :

    凛ちゃん天使すぎる

    まじえんじぇー

    472 :

    もう頼れるのが凛ちゃんしかいないという

    473 :

    >英玲奈「……私は、……ツバサのことが好き…だったんだ」

    >すまない、ツバサ!
    でも私のこの気持ちは嘘じゃないんだ、騙していたわけじゃーーー」
    バシンッ
    英玲奈「……っ」
    ツバサ「気持ち悪い」

    ノーマルの女の子が女友達に告白された時ってこういう反応するんだな
    やっぱり普通の女の子からしたら女同士って気持ち悪いんだろうな

    474 :

    これは凛と争った末に真姫の方が屋上から落ちてそれをきっかけにμ'sメンバーが1人ずつ死んでくパターンですわ

    475 :

    こういうドロドロ感わたし好きよ。

    476 :

    >>473
    そりゃないぜ

    477 :

    一度絶望の淵まで堕ちた希がまだまともだな…
    にしても英玲奈の兄貴ダメダメやないか
    自分が真っ先にスクールアイドルに危害加えてるし妹も報復でボロボロだし

    478 :



    「ま、真姫ちゃん……?どうしたにゃ、怖い顔して…」


    「凛がそんなゴミなんかと一緒にいるからでしょ?離れなさい」


    「ゴミ……って、まさかあんじゅちゃんのこと言ってるの……?」


    「当たり前じゃない、あぁ、貴女凛のことも騙してたの?それとも今度は凛をターゲットにしようとしてたの?」


    あんじゅ「ち、ちがっ……!」


    「どうだか。分かんないわよ?人を傷つけることしか能のない貴女だから、何しててもおかしくな」


    「そんなこと言うなっ!!!!!」


    「!り、凛、でも、」


    「真姫ちゃんなんでそんなこと言うの!?いくらなんでも酷すぎるよっ!!人をゴミ扱いするなんて…、凛の知ってる優しい真姫ちゃんはそんなことしない!!」


    「だけど、この人が何をしたかわかってるの!?
    私たち全員こいつに苦しめられたのよ!?凛は許せるっていうの!」


    「許せないよ!許せないけど!!言っていいことと悪いことがあるでしょ!?
    あんじゅちゃんだってやりたくて凛たちを傷つけたわけじゃないんだよ!!悪いのは全部統堂さんなんだよ!?」


    「……。……分かったわ」


    ぎゅぅっ




    「!!真姫ちゃ……!」


    「……凛、こいつに洗脳されたのね。可哀想に。
    今、目を覚まさせてあげるから…」


    「……っ!?ま、待ってよ真姫ちゃん!凛、洗脳なんてされてない!!目を覚まさなきゃいけないのは真姫ちゃんの方だよ!」


    「こいつに何を言われたの?酷いことよね、きっと……こんな信者みたいになって……早く、手を打たないと……」


    ピッ、ピッ、ピッ




    「……もしもし。えぇ、そうよ、うん、居るわ。
    今すぐ病室に戻してくれないかしら。えぇ…すこし錯乱しているみたいだから安定剤も投与して…暴れる可能性があれば……うん、そう。よろしくね」


    「ま、真姫…ちゃん……?何を……」




    バタン!!


    看護師「星空さん!!病室を抜け出してこんなところにいたの!?」

    479 = 134 :


    「っ!!か、看護師さん……で、でも凛はいま真姫ちゃんとあんじゅちゃんと話が、」


    看護師「いいから!戻るわよ!!いつもいつもじっとしてないんだから……!」


    「まっ、待ってください!凛は!!」


    看護師「いいから!!」


    「っ……!こんなの酷いよ真姫ちゃん!!
    どうしてこんなことするの!?」


    「凛のためよ。分かって」


    「分かんないよ!!あんじゅちゃんをこれ以上傷付けないで!凛、そんなことしたら許さないからね!?友達だってやめるんだから!!……っ真姫ちゃん!!」


    「……おやすみ、凛」





    バタン!!











    「……さ、凛に何を話したのか教えてもらえるかしら」


    あんじゅ「わ……私は、別に…何も、」


    「嘘ね。どうせ、優しい凛につけこんで弱いとこ見せて罪を軽くしようって魂胆でしょ?そんなの無駄よ。私が許さない。」


    あんじゅ「私はそんなつもりで凛ちゃんと話してたわけじゃないわ!!」


    「"凛ちゃん"……ね。いつの間にそんなに仲良くなったのかしら。
    やっぱり凛のこと洗脳してたのね」


    あんじゅ「違うわ!私はただ、凛ちゃんに生きる希望をもらっただけよ!!」


    「……はぁ?」


    あんじゅ「……っ?」





    「貴女、まだこの先も生きていくつもりなの?」


    480 = 472 :

    天使がいきなり退場させられたんだが?

    481 = 134 :


    あんじゅ「えっ……?」


    「だって貴女死のうとしてここに、この鍵を使ってきたんでしょ?死にたかったんでしょ?なのに生きるの?意味わかんない」


    あんじゅ「で、でもっ……でも…私は!罪を償いたいのよ!生きて、何回謝ってでも!!」


    「そんなの……っ!命をもって償ってくれた方がみんな嬉しいわよ!!」


    あんじゅ「……っ!」


    「貴女のせいで何人の人が傷ついたと思ってるの!
    甘ったれたこと言ってんじゃないわよ!私達は貴女に死んで欲しいの!わかる!?今すぐこの世からいなくなって欲しいのよ!!!」


    あんじゅ「自分がしたことは分かってるわ!でもそれでも、償うために生きていきたいの!我が儘なのは分かってるけど、それでも死んで何もかもから逃げるなんてことはしたくないわ!!」


    「…………」


    あんじゅ「はぁっ、はぁっ……それじゃ、だめ、なのかしら…っ」





    バサッ




    「はい、これ」


    あんじゅ「え……?」


    「貴女の遺書。書いてきてあげたわ」


    あんじゅ「い、しょ……?」

    482 = 474 :

    真姫氏ね

    483 :

    自分の体には何もされてない組の方が拷問にノリノリという

    484 :

    まだかな?

    485 :



    あんじゅ「ま、待ってよ、私は死ぬ気なんて」


    「死ね、って言ってるのよ。みんなのために。
    だいたい、貴女が生きてて誰が嬉しいの?
    みんな貴女のせいで人生がめちゃくちゃなのよ。



    うちの学校の理事長も辞任、μ’sメンバーもボロボロ、A-RISEだって解散目前じゃない。全部貴女のせいでよ?

    私だってそうよ、貴女のせいでピアノはもう弾くことはできない。歌うことも踊ることも、自由な時間でさえ許されない。

    それなのに生きて謝りたい?
    謝って済むなら誰もこんなことしてないわよ。


    貴女は生きてていい人間じゃないの、わかる?」



    あんじゅ「ご、ごめ……なさ……」


    「ほら、ここにサイン…自分の名前書いて。」


    あんじゅ「……っ」


    「遺書自体はちゃんと活字で打ってあげたから、あとはここに貴女が名前を書いて「私は自分の意思で死にます」って表明するだけでいいの。

    そしたら、私は目の前で自殺する優木あんじゅを止めたかったのに止められなかった無力で可哀想な西木野真姫を演じてあげるから、ね?」


    あんじゅ「……っ、嫌よ!わたし、死にたくない…っ」


    「……あら、そう。じゃあ、私が飛び降りるわ」


    あんじゅ「っ!?」


    「どうせごねるだろうと思って自分用のも"手書き"で書いてきたわ。読む?」


    あんじゅ「……」



    ガサ……



    「まぁ、書いてあるのは貴女からの嫌がらせ…この事件で精神を病んで、どうしようもなくなって死ぬ選択肢しか選べなかった、ってこと。」


    あんじゅ「……」


    「これを読んだら、私のパパやママ……μ’sのメンバー…あぁ、マスコミとかにも行き渡っちゃうかもしれないわね、そしたらみんなどう思うかしら?

    それこそ、言われるかもしれないわよね。
    "お前が死ねばよかったのに"って。」


    あんじゅ「ーーー!」





    486 = 134 :



    「選ばせてあげるわよ、私を死なせてそれでも茨の道を生きていくのか。それとも今ここで死んで楽になるのか。

    大丈夫よ、ここから落ちたら即死だから。」


    あんじゅ「ーー」


    「はぁ……分かったわ、よっ……と…」




    がしゃん、がしゃん




    あんじゅ「ーーっ!ま、待って!!何してるの!?」


    「はぁ?今私フェンス登ってるんだけど! 見て分からないの?」


    あんじゅ「本気、なの……本気で…」


    「当たり前でしょ!?何回言わせるのよ!!」


    あんじゅ「や、やめて……お願い…貴女が死んだら、凛ちゃんが……」


    「ここで凛の心配?笑えるわね。」


    あんじゅ「……友達、だから」


    「……そう」


    あんじゅ「……私が、死ねば解決するのよね?
    全部、もと通りになるのよね?」


    「えぇ、多分ね」


    あんじゅ「……分かったわ」

























    あんじゅ「みんなが、それで幸せになるなら」

    487 = 134 :



    「えへへ、抜け出してきちゃった。…だって心配だもんね。お説教なら明日からたっぷりうけますよーっと!」



    ガチャ




    「……ん?」




    ガチャガチャッ




    「鍵、かかってるにゃ……もう、お話は終わったのかな?
    それならいいんだけど…

    あぁ、もう、あんじゅちゃんと連絡先交換してればよかったにゃ!!もう、凛ってば肝心な時いつもいつもーーー」


    『大変だ!!!!屋上から誰か飛び降りた!!!』







    「…………え?」





    「おく……じょ、う……?」







    「え、嘘でしょ……?いやいや、違うよ、まさかそんな、ね?あんじゅちゃん、だって……そんな……




    っ、真姫、ちゃん……っ!?」





    ダッ







    看護師「星空さん!?また病室抜け出して……!戻り」


    「本当にごめんなさい看護師さん!!でも!凛の友達が飛び降りたかもしれないの!!だから今日だけ許して!!!」


    看護師「星空さん!!!」

    488 = 134 :



    ……屋上真下……














    「……………………」






    「……うそ、だよね?」







    「ねぇ、……嘘でしょ?あんじゅちゃん、ねぇ…ねぇ、だってさ、ほら、凛と話したじゃん。


    凛、死なないでって、言ったよね
    何かあったら凛に言ってって……言ったよ、ね



    なんで?

    凛のこと信じられなかった?
    凛じゃいけなかった?


    凛、ちょっとしか話さなかったけど、でも
    あんじゅちゃんのこと、友達って……思っ……




    ぅ、う……うわあああああん!!!!!!



    なんでなんでなんで!!!!!!
    なんで飛び降りたの!?なんで!?!?


    ねぇねぇねぇ!!!!へんじしてよ!!!
    あんじゅちゃん!!!なんでこんなことしたの!?


    凛許すよ!!!あんじゅちゃんのこと許すから!!!


    μ’sのみんなにも許してもらえるように凛も一生懸命お願いするからぁ!!!!



    っう……っあああああああああああ!!!」









    489 :

    嘘だろ承太郎………

    490 = 484 :

    救いはないのか?

    491 = 134 :


    「凛!やったわよ、私みんなの仇とっ」

    「ーーーーっ!!」



    バシンッ!!



    「……っ!?り、凛……痛…」

    「……何をしたの」


    「え…?」


    「あんじゅちゃんに何をしたのか聞いてるの!!
    なんでこんなことになったの!?真姫ちゃんその場にいたんだよね!?なんでとめなかったの!!!ねぇ!なんで!!!凛の友達だってわかってたよね!?!?ねぇ!!!!」


    「……別に、ちょっと挑発しただけよ。…飛び降りたのは自分の意思。私にはどうしようもできなかった、それだけ」

    「嘘だ……嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!!!!

    真姫ちゃんが飛び降りるように仕向けたんでしょ!?
    だって、あんじゅちゃん凛と話してから生きて頑張るって何回も何回も謝って、許してもらえるまで頑張るって、辛い時には凛に頼るって話してたんだよ!!!

    なのに、なんでこうなるの!?
    真姫ちゃんが何かしたとしか思えないよ!!
    ねぇ何したの!!!あんじゅちゃんになにをしたの!」


    「……ふふ」


    「……っ…?」


    「ふふ、は、ははっ、あははははは!!!!」


    「な、なんで笑うの真姫ちゃん……」


    「だって!あははっ、何で凛怒ってるの?
    私はみんなの仇をとったのよ?みんなの思いを代弁してあいつに話しただけ!

    そしたら、自分が死んで幸せになるならーってあっさり死んじゃった!あはは!いい気味よね!」


    「……けんな」


    「なに?凛も、私のこと褒めてくれても……」

    「ふざけんな!!!!!!!」

    「っ?!」


    「ふざけんな…ふざけんな、ふざけんな!!!
    真姫ちゃんがそんな人だとは思わなかったよ、信じてた凛がバカみたいじゃない!!!

    凛は、凛は……っ!!

    っ……真姫ちゃんは、人殺し、と一緒だよ……
    統堂さんとやってることだって変わらないじゃん


    凛には真姫ちゃんの気持ちわからない。
    …もう、凛に、関わらないで。真姫ちゃんなんか大嫌い」


    「えっ……?ちょ、ちょっと待ってよ凛…なんで?
    だって私、あいつが死ねばみんなが喜ぶと思って…っ


    ……は、花陽だって!
    そうよ!μ’sのメンバーだってみんな、A-RISEのこと痛めつけたりしたんだから!!」

    492 = 134 :


    「……か、よちん…?」


    「そ、そうよ!みんなで倉庫に連れ込んで、…統堂英玲奈には何もしないで見させてただけだったけど。

    針で刺したり、髪を切ったりバリカンで剃ったり、殴ったり蹴ったり……男の人呼んで、その、襲わせたり…


    で、でも全部あいつらがμ’sにやってきたことでしょ?
    当然といえば当然で、やられて当たり前っていうか、」



    「…………はは」


    「……凛?」



    「よーく、分かったよ……ねぇ真姫ちゃん。凛の声…誰にも届いてなかったんだね。



    凛、言ったよね、みんなに怒ったよね?
    これ以上誰かが死んだり殺したりするところは見たくないって、言ったよね!?ねぇ!?



    あはは……本当に、バカだよ凛…
    届くわけないのにね。そうだよね。
    だって、もう凛が知ってるみんなじゃないんだもん



    ……平気で人を傷つけることができるのがμ’sなら、凛はもうμ’sなんて捨てる。
    みんなと友達ではいられないよ。
    かよちんと親友でもいられない。



    こんなことされたって、全然嬉しくない
    誰も幸せになんてなれない!!!

    だって凛は!あんじゅちゃんが!!こうして死んじゃって、悲しすぎてどうにかなりそうなぐらい痛くて辛くて苦しい!!!


    ……幸せになんて、なれっこないよ…これからもずっと、本当の笑顔でなんて笑えないよ凛は…




    ごめんね。
    もう、病室戻るよ。




    ……ばいばい、真姫ちゃん」




    「凛……っ!!凛!!!


    私、間違ってたの?間違ってたっていうの?これが正解じゃないの!?なんで……なんでなんで…なんでよ!!!!」

    493 = 134 :


    ……病室……





    「……こんなことになるなら、あの時凛も死んでたら、よかったな…

    もう、遅いよね。
    ごめん、ね…あんじゅちゃん……ごめんね……本当にごめんね……

    力に、なれなくて…何も、できなくて……
    凛、本当に無力だよね…こんな……っぅ…ぐす……ぅ、うわあああああんっ!!!」




    コンコン




    「っ、ぅ……ひっ……ぐす……だ、れ…?」



    穂乃果「ごめんね、凛ちゃん。いきなりきて…」


    「っ…ほ、のかちゃ……!」



    穂乃果「……分かってる。何があったのか、分かってるから」


    「っぅ、凛、凛なにもできなかったよぉ!!!
    ごめんなさい!ごめんなさい!!!本当にごめんなさい!
    凛!凛…っ!!ぅわああああんっ!!!」


    穂乃果「……よしよし」


    「もうみんなのこと信じられないよ!みんな、みんなおかしくなっちゃったよぉ!!!平気で人を傷つけて、殺して……っ、みんな、普通じゃないよ……っ」


    穂乃果「うん……うん……」


    「穂乃果ちゃんは、そんなことしないよね!?
    確かに穂乃果ちゃんは犯人を刺しちゃったけど、やられたことをやり返すような……無実の人にそんなことするような人じゃないよね!?」



    穂乃果「……分からない、穂乃果は。でも、……みんなのことはもっと、分からないの。

    みんなは……人を傷つけることで自分を保ってる。自分より不幸な人を見て、自分はまだ大丈夫だって、思ってる。……もう、みんなは元には戻らない。
    だから、決めたの。























    μ’sを解散して、誰も知ってる人がいない所でひとりで生きて行くって。」

    494 :

    これは・・・・・逃げるなと軽々しくは言えないな。

    495 :

    救いはあるのだろうか……

    496 :

    なるほど
    これがEFCの無人島によるパッショネーか

    497 :

    続きが気になる

    498 :



    「……なんで、だろう。μ’s……解散するの、すごく悲しいはずなのに…安心してる…ごめんね、穂乃果ちゃん…」


    穂乃果「ううん……穂乃果もごめん。…誰もいないところに行くなんて、逃げだってわかってるけど。
    でも、もう壊れたみんなを見ているのは限界」


    「うん……そう、だよね、それは…凛も…」


    穂乃果「明日、みんなを穂乃果の病室に集めて全部話すよ…凛ちゃんも、来てくれる?」


    「うん、分かった。凛も、ちゃんと行くよ」


    穂乃果「ありがとう、じゃあ、また…明日ね。凛ちゃん」


    「うん、また……明日」




    パタン……











    「また……明日、か……」



    「無条件に明日が来るなんて……当たり前じゃ、ないんだね」




    「ごめんね……本当に……」









    「……凛も、そっちにいきたいよ」

    499 = 134 :



    ……穂乃果・病室……





    穂乃果母「……どういうこと?」


    穂乃果「……退院して、全部片付いたら穂乃果は家を出て行きます、って言ったの」


    穂乃果母「いや、ちょっと待ちなさいよ……穂乃果何考えてるの?」


    雪穂「そ、そうだよお姉ちゃん!家にいた方が絶対安全だし、それに、」


    穂乃果「雪穂は黙ってて」


    雪穂「……っ」


    穂乃果「穂乃果は、もう…ここにいたくない。穂むらにも…ごめんね、お母さん。ここは、どこにいても思い出があるの。だから、死にたくなるぐらい苦しくなるの。

    それに……」


    穂乃果母「……それに?」


    穂乃果「……穂乃果は、雪穂と同じ家に居たくない」


    雪穂「ーーー!?」


    穂乃果母「ちょっ……穂乃果!?あなたいきなりそんな!何を言うの!雪穂があなたに何をしたのよ!」


    雪穂「そ、そうだよお姉ちゃん、いくらなんでもそれは」


    穂乃果「雪穂。穂乃果は知ってるよ。雪穂がA-RISEにしたこと。……お母さんの前で話した方がいいかな?ね、雪穂。」


    雪穂「……っ!」


    穂乃果母「ねぇ、どういうこと?……いきなり呼び出したかと思えば穂乃果は話せるようになってるし、雪穂は…何かあったの雪穂?あなたも何か被害を……」


    穂乃果「雪穂は加害者だよ、お母さん」


    雪穂「っ!お姉ちゃんっ……!?」


    穂乃果母「え……?加害者……って、どういう、こと…?雪穂、あなたまさか……人を」


    雪穂「こ、殺してないよ!!ただ、ちょっと仕返しっていうか、その、なんていうか……と、とにかく周りには迷惑かけてないし、本人たちも納得してたし、その……」


    穂乃果母「……何を、したの」


    雪穂「え、っと、それは、」


    穂乃果母「何をしたのか聞いてるのよ……!まさか、あなた人としてあるまじき行為をしたんじゃないでしょうね!?えぇ!?雪穂!!ちゃんと答えなさい!!」


    雪穂「で、でも!お姉ちゃんだって犯人を刺したじゃない!!私がやってることだって一緒だよ!」


    500 = 134 :



    穂乃果「……針で全身を刺したり、バリカンで女の子の髪を剃ったり殴ったり蹴ったりすることのどこが?

    最終的には、雪穂が手配した男の人を使ってレイプさせたんだってね?
    ……ねぇ、これのどこが穂乃果と一緒なの雪穂。」


    穂乃果母「……っ……!?」


    雪穂「な、なんで知ってるのお姉ちゃん…っ!ま、まさか」


    穂乃果「うん、……今日飛び降りたA-RISEのメンバーの1人の優木あんじゅちゃんが教えてくれたよ。

    ごめんね雪穂、穂乃果たち……友達、だったの」



    雪穂「で、でも!あんじゅさんのせいでμ’sはバラバラになっちゃったんだよ!当然の報いでしょ!?やったのだって私だけじゃないし、それに、」


    穂乃果「本当に?」


    雪穂「えっ…」


    穂乃果「本当にあんじゅちゃんのせいなの?このこと全部、あんじゅちゃんがやるべくしてやったことだって言えるの?」


    雪穂「あ、当たり前じゃん……じゃなきゃ、誰もあんじゅさんにこんなことしない……」


    穂乃果「…はは…頭おかしいんじゃないの、雪穂」


    雪穂「なっ……!?」


    穂乃果「あんじゅちゃんのせい?…よく言うよ、あんじゅちゃんから本当のことも聞いてないくせに。

    ねぇ、いつから悪いのはA-RISEになったの?
    そりゃあ犯人は英玲奈さんのお兄さんだし、ツバサさんは恋人だったし、あんじゅちゃんだって犯人の事好きだった、それは事実だよ?


    でも、だからってその3人が悪いの?
    みんな犯人から騙されていいように扱われてたって知ってるよね?


    なのに、犯人がもう死んでるからって
    自分たちじゃどうにもできない怒りを見当違いの人にぶつけるのは間違ってるんじゃないの?


    雪穂がやってることは、犯人と変わらないよ。
    …それは凛ちゃんと穂乃果以外のμ’sのみんなも、そう。

    自分の欲望のためだけに人を痛めつけてるただの異常者だよ。


    ……もう、雪穂をこの先妹として純粋に接することができる自信が穂乃果にはないの。


    だから、お父さん、お母さん……雪穂。
    我が儘な娘だってわかってる、大変なこともわかってる。
    でも、ここにいたら穂乃果はダメになる。



    だからどうか、どうか。
    自分ひとりで見知らぬ土地で暮らしていくことを許してください。


    お願いしますっ……!!」




    穂乃果母「!!ちょ……っと、やめてよ、穂乃果、土下座、なんて……顔、あげてよ…!」



    穂乃果「お願いします!お願いしますっ……!」


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