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    元スレ穂乃果「最近さ……」

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    51 = 35 :




    にこ「な、なんで!!!!!どうしてあんたたちがこんな目に!!!!!!

    あああああああ!!!!!!ごめんなさい!!ごめんなさい!!


    にこが!にこが!!スクールアイドルなんて!μ’sなんてやってるせいで!!!!

    全部にこのせいだ!!!!!にこが!!!生きてるから!!!!外を歩いてるから!!!


    ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!!!!!
    ああああああああああああああ!!!!!!



    にこなんていなければよかったのに!!!!
    そうすればこころたちはこんな目に遭わなかったのに!!!!!!!

    ごめんなさい!!!!!ごめんなさい!!!!!」




    「にこっち!!にこっち落ち着いて!!!!にこっち!!!!」



    にこ「近づかないで!!!!!!あんたたちといたらまた妹たちが狙われるわ!!!

    もうμ’sなんてやめる!!!!アイドルになんて妹たちを傷つけてまでなるものじゃない!!!!!

    こんなことまでしてなる資格なんてない!!!!

    もう私たちに関わらないで!!!!」






    「に、にこちゃ…っ」


    にこ「もう無理もう無理もう無理もう無理ああああああああああああああ!!!!!!!!関わらないで近づかないで!!!!」



    こころ「ご、ごめんなさいみなさんっ……今日は家に帰らせてください……!!さようなら!ここあ、虎太郎…立てる…?」

    ここあ「うん……」













    穂乃果「…………なんで」

    52 = 35 :



    >>50


    犯人が勝ち逃げすることはありません。
    つまり、誰かが……?


    53 = 35 :



    「……なに、これ」


    絵里「……」


    「にこちゃんは、もう、μ’sに戻ってこないってこと……?」


    海未「こんな……こんなことがあっていいのですか……っ!!」


    ことり「警察…!警察に話そうよ!それで犯人を、」


    「無理や」


    ことり「ど、どうして……」


    「……今は、無理や…にこっちは誰のことも信用できんくなってしまってる。

    きっとにこっちはもう、あの家からは出てこない…」


    花陽「そんな…そんなのって……」


    穂乃果「……っ…なんで、なんでよ……なんでよぉ……っ」


    海未「穂乃果……っ」


    穂乃果「にこちゃんたちが何をしたの!私たちが何をしたっていうの!!!なんで!なんでよ!!!

    もう、こんなことやめよう!?誰かが傷つくならμ’sなんてやっても意味ないよ!!!もう解散にしよう!?ねぇ!それでーーー」




    パァンッ




    穂乃果「ーーーえ、り…ちゃ」


    絵里「頭を冷やしなさい。今日はもう帰るわよ」


    「まっ、待ってよ絵里、そんなのいくらなんでも……」


    絵里「帰るって言ってるでしょ!!!」


    「!」ビク


    海未「……今日は、落ち着く時間が必要かもしれません…とりあえずここにいても意味はないですし、絵里の言う通り帰りましょう…」

    54 = 35 :








    『……矢澤にこ、脱落。っと。
    ははっ、大した姉妹愛だったねぇ感激するわ。







    ……次は……あの子かな。』










    【 μ’s……残り8人 】


    55 = 35 :


    絵里「……大丈夫?希」


    「大丈夫なわけ、ないやん……えりちやってそうやろ?無理してみんなまとめてたんやろ?」


    絵里「誰かが、やらなきゃいけなかったことよ…」


    「……今日、家に泊まって行かへん?」


    絵里「…………ごめんなさい。そうしたいのは山々なのだけれど…亜里沙が心配だから…」


    「にこっちのことがあったばっかりやもんね。えりちも、気をつけてな?……送ってくれてありがとう」


    絵里「えぇ、ありがとう希。希も気をつけて。また明日」


    「うん、また明日」





    キィ……バタン……







    ガサ……



    「………今日も、来てる」

    56 = 35 :



    【 1人は寂しい?】


    「……ほっといてよ、毎日毎日これだけ。
    本当…なんの嫌がらせなんよ、もう…。」





    ーにこちゃんの家のポストに「見つけた」って書いた紙が……ー





    「……まさかね。」

















    「寂しくないわけ、ないやん」

    57 = 40 :

    次のターゲットは希ちゃんか……

    58 = 35 :



    「あんなことがあって……にこっちも大変なことになったのに、えりちに自分が寂しいからっていう理由で傍にいてほしいなんて…そんなのただの我儘、だよね」



    「えりちには、亜里沙ちゃんだっている……ウチには入り込めない大切な人がいるんやし」






    ピンポーン




    「!だ、誰……?」






    「どなたですか……?」

    ??「私よ」


    59 = 35 :


    「!!」


    ガチャッ


    「えりち……!帰ったはずじゃ…」


    絵里「えぇ、帰ったわよ?亜里沙の様子を見るために……と、泊まりの準備をするために、ね」


    「えりち……」


    絵里「亜里沙は全然元気だったから、今日は家の外に出ないように言って来たわ。
    だから大丈夫よ、希、泣かないで」


    「う、ウチ……泣いてなんか……」


    絵里「もう、意地っ張りなんだから。よしよし」


    「……っぅ……ぐすっ…」


    絵里「今日は一緒にいてあげるから。ね?」


    「うん、うん…ありがとう…っ」

    60 = 35 :



    絵里「……ん?」


    ガサッ


    「あっ」


    絵里「希……これ、何?」


    「……ここ最近毎日ポストに入ってて…。
    いつも文章は【1人は寂しい?】なんやけど、なんか気味悪いやんな…」


    絵里「それ、まさかにこの……」


    「…分からん。絶対違うとは…言えない」


    絵里「希、警察に行きましょう」


    「で、でも、」


    絵里「にこのことで分かったでしょう?大丈夫だと思ってても裏では何が起こってるか分からないのよ。
    希にも何かあったら私……っ」


    「大丈夫やでえりち。こんなのただの嫌がらせやろうし。…それに、お父さんとお母さんに迷惑かけるわけにはいかんもん。」


    絵里「希……あなたはもっと我儘いっていいのよ?」


    「我儘ならいつも言ってるやん?」


    絵里「もっとよ。…ねぇ、何かないの?私にも希のために何かさせて」


    「……じゃあ…」





    「ウチに、何か……もし、何かあったらずっと傍にいてくれる……?」



    61 :

    もう顔バレしてるしちょっと冷静になれば警察に届けて終わりなんだけどな

    62 = 40 :

    まあ確かにな……

    63 :

    にことしては警察に言ったのがバレてこころの裸写真がばらまかれるのが一番嫌だから言えないんだろう

    64 = 35 :



    絵里「……。」


    「ご、ごめん!やっぱり今の無しにしよっ
    んー、なんか美味しいもの食べにいきたいかなー!」


    絵里「希」


    ぎゅっ…


    「っえ、り」


    絵里「約束するわ。絶対……絶対、あなたに何かあったらずっとそばに居る」


    「あり、がと……ウチも、えりちに何かあったら、ずっと傍にいる……」


    絵里「ふふっ……本当希は甘えんぼさんね」


    「えりちもやん?」


    絵里「私達似てるのかもしれないわね」


    「そうかもなあ」


    絵里「……明日も早いし、さっさとご飯食べてお風呂入って寝ちゃいましょうか」


    「新婚さんみたいやね?」


    絵里「もう、ばか」

    65 = 35 :

    ……にこ家……




    にこ「…………」




    こころ「すーすー……」

    ここあ「すー……」

    虎太郎「……ぐぅ」




    にこ「……この子達には、何の罪もないのに。」



    にこ「やっぱり……このままじゃ、いけない、っ」



    ピッピッ…ピ……

    〜〜〜♪

    にこ「ひっ!?!?」ビクッ



    にこ「だ、誰よ……公衆電話…?」



    ピッ



    にこ「もしも……」

    『にこちゃーん、元気?』


    にこ「……誰よ、あんた」

    『まぁまぁ、そんなに怒らないで。ほら、にっこにっこにー!だよ。』


    にこ「……(なにこれ悪戯?…まぁいいわさっさと切…)」

    『警察に連絡なんてしたらどうなるか分かってるよね?』

    にこ「!!!!あ、あんたまさか、」


    『にこちゃんのせいで、妹ちゃんたちがあんな目に遭うなんて可哀想だなー。ね、そう思わない?

    あ、そうだ。
    にこちゃんにお土産持ってきたんだよ。
    はい、どーぞ!』



    ガタンッ


    にこ「!?(玄関!?)」


    ダッ
    ガチャッ


    にこ「どこに…っ!!!」






    にこ「……い、ない…?」

    66 = 40 :

    電話番号どうやって知ったんや……

    67 = 35 :


    『にこちゃん焦りすぎー。裸足のまんま外に飛び出すなんて、アイドルがすることじゃないね、あははっ』


    にこ「!!(近くにいるの!?)」


    『あー探しても無駄無駄。ねぇ、にこちゃん。
    ひとつだけ提案があるんだけど、まず家のポストに入ってる俺からのプレゼントを見てくれないかな?』


    にこ「……っ」


    ガタン…ガサ……


    にこ「……!!!!!こ、れ……っ、ぁ…」



    『どう?よく撮れてるでしょ、こころちゃんのヌード写真。

    今は一枚しか見せられないけど、これからのにこちゃんの行動次第でたーくさん見ることができるよ。

    それも、"たくさんの人"が、ね。』


    にこ「……何が、望みよ……っ」


    『やだなあ、自分で言ってたじゃないか。
    μ’sなんてやめる!って。それを実行してくれたらいいんだよ』


    にこ「っ、」


    『あれー?妹ちゃんたちあんな目に遭わせといてまだみんなを笑顔にさせるアイドルになんてなりたいなんて考えてる?』


    にこ「やめて、やるわよ……μ’sなんて……っ」


    『それでこそ音ノ木坂学院アイドル研究部の部長さんだね、……退部おめでとうにこちゃん!』


    にこ「それで、もうこころの写真はばら撒かないでくれるのよね……?」


    『うん、そうだね。まぁもしこれからもμ’sのみんなと関わろうなんて思ってたら話は別だけど』


    にこ「みんなと友達をやめろっていうの!?」


    『妹たちと友達。にこちゃんにとって大事なのはどっちかな?すぐ答えは出ると思うけど』


    にこ「……」


    『賢明な判断をよろしくね。"元"スクールアイドルμ’sの矢澤にこさん』



    …………ツーツー



    にこ「にこが……こころたちを守らなきゃ……にこが……にこしかないないんだから……学校に行ってる暇なんて、ない。スクールアイドルやってる時間なんてないの。
    これは3人を守れなかったにこへの罰よ。
    当たり前じゃない……当たり前…」

    68 = 35 :



    ……次の日……



    絵里「ど、ゆことですか理事長」

    「嘘、ですよね……?」



    理事長「非常に……残念ですが…」



    絵里「本当……なんですか…」


    理事長「えぇ……矢澤さんは、今日付けで音ノ木坂学院を自主退学しました」


    「……っ、こんな、ことって……!」





    70 = 35 :


    …部室…



    「う…そ、だよね?」


    穂乃果「ちょっと……待ってよ…」


    海未「にこが…自主退学……?」


    「……ちょっと、何言ってるのよ。
    そんなの冗談よね?」


    「冗談やったらウチやってそう信じたい!!でも嘘やないんよ!にこっちはもうここには一生戻ってこないんよ……っ」


    「嘘。」


    絵里「……っ凛、」


    「嘘だよ!!!にこちゃんは誰よりアイドルになりたかったんだよ!?

    スクールアイドルはアイドルへの一歩だったんだよ?
    なのに学校辞めるなんておかしいよ!!
    みんなを笑顔にさせるアイドルになるにこちゃんが、こんな簡単に諦めるわけない……っ!!」


    花陽「なんで、なんでこんなことにぃ……っ」


    ことり「にこちゃん…」




    「……昨日、にこちゃんから変な電話が来たの」


    穂乃果「……なんて?」


    「"今まで夢を見させてくれてありがとう、楽しかった。きっとみんななら世界一……ううん、宇宙一のアイドルになれるわ。
    だからにこが居なくても、頑張りなさいよ"って…


    そんなの、そんなのにこちゃんがいなかったら意味ないのに……っ」

    71 = 63 :

    ここで終われたらにこちゃんは他に比べてマシなのかな

    72 = 35 :



    穂乃果「……目指そう」


    絵里「穂乃果?」


    穂乃果「何が何でも、ラブライブ勝ち残ろう。いつでもにこちゃんが帰ってきて大丈夫なようにしよう。

    絶対絶対、優勝しよう……っ」


    海未「……穂乃果…、そう、ですね…頑張って気持ちを切り替えましょう……
    このままではいけません……!」


    「うんっ……にこちゃんが、寂しくて寂しくて帰って来ちゃっても大丈夫なように居場所を作っておくにゃ!!」


    「にこちゃんセンターの曲……今から作っておくわ…!」


    花陽「わたしもアイドルのこともっともっと勉強します……っ」


    ことり「ことりも、とっておきのにこちゃんの衣装!すーーっごく可愛い衣装作っちゃうんだからっ」


    絵里「みんな……」


    「……落ち込んでる暇は、ないようやね」


    絵里「そうね、……頑張りましょう、みんな!!」

    73 = 40 :

    自主退学って学校で審議されて受理されないと出来ないらしいが……

    74 = 35 :


    ……希家……



    「……にこっち。なんでいなくなっちゃったん…」





    「会いたい……けど、今は逆効果やんな。
    また、9人で笑い合える日が来たらいいな…」





    ガタン!



    「っ!?誰……!?」




    「……!また……この紙……」






    【 1人は寂しい? 】




    「寂しい、よ……決まってるやん……
    ……ん?まだ何か書いて…」









    【 2人なら寂しくないね。 】

    75 = 35 :


    「2人……?……んー…まぁ、確かに2人なら寂しくないやろうな。
    ルームシェアってやつ?……えりちとだったら幸せやろうなあ」


    〜♪


    「あっ、噂をすればえりちやん…」



    ピッ



    絵里『もしもし、希?』


    「えりち?どうしたん?」


    絵里『にこのことなんだけど』


    「にこっち?」


    絵里『そう。今日ちょっと気になってたの。
    自主退学の場合、保護者の連名による退学届けが必要になるわ。
    そして、退学になるにはその為の審議が必要になるの。
    ……昨日の今日でいくらなんでも早すぎると思わない?』


    「でも、にこっちはもう退学ってことになってるんやろ?」


    絵里『そうなのよ……それがおかしいと思って…』


    「……脅されてる、とか?」


    絵里『まさか。その時点で逆探知で犯人が捕まるわよ』


    「そうやんなあ……んー……わからん…ごめん」


    絵里『そうよね……ごめんなさい、夜遅くに変な話をして』


    「いいんよ、えりちの声きけて嬉しかったし。じゃあまた明日」


    絵里『えぇ、また明日』

    76 = 35 :



    「保護者の連名……。にこっち、お母さんに全部正直に話したんやろか…」



    「あんな状態やったし、お母さんが気にかけて全部分かったのかもしれんよね。
    そしたら、こころちゃんとここあちゃんの証言を元に犯人も捕まるやろうし……」



    「いい方に運命が傾くといいなあ。μ’sは9人揃ってこそなんや。一人欠けたら意味ない。」



    「……眠くなってきちゃったかな、そろそろ寝ーーー」





    ドンドンドンドン!!!!








    「ひ……っ!?」ビクッ


    「な、なに……?誰……っ!?」



    77 = 40 :

    ひぇ……

    78 = 35 :



    「(ふ、不審者!?……まさか、にこっちの…?)」



    ドンドンドンドン!

    ドンドンドンドン!!!



    「……ぁ」ガタガタ





    『あ、間違えた……』





    「……?……あ、れ?(いなく、なった?)」



    シーン……



    「酔っ払った男の人……だったのかな……
    びっくりしたあ……」



    「怖かった……な……はぁ……」






    「(あれ……でも、この階に住んでる男の人いたっけ…?
    引っ越してきたのかな……)」

    79 = 35 :

    …次の日…


    「ふぁ……」


    絵里「どうしたの、希?寝不足?」


    「そんなとこ……(昨日のこと、えりちには話さんほういいよね、心配かけるし)」


    絵里「いろいろあったものね…寝付けないのも無理ないわ」


    「えりちは大丈夫?寝不足?」


    絵里「ちょっとだけね」


    「無理せんでな?」


    絵里「希こそ」


    「…………」


    絵里「にこがいないと……静かよね」


    「……うん」


    80 = 35 :


    …部室…



    「にこちゃんがいないと静かだにゃ……」


    花陽「さみしいね…」


    海未「2人とも。寂しがってる暇はありませんよ。
    今日から新曲を練習しますからね!」


    「えぇえ!?新曲!?」


    穂乃果「センターは!?」


    海未「にこですよ!しっかりサポート出来るように皆さんきちんと練習して下さいね!」


    ことり「真姫ちゃんすごいっ、1日で作っちゃったんだね♪」


    「ま、まぁ私が本気になればこんなものよ!」


    「にこっちも大喜びやね!」


    絵里「ええ!じゃあ気合いれていきましょうか」


    穂乃果「うんっ!!いくよ、みんな!」









    8人「「にっこにっこにー!!!」」

    81 = 35 :


    ……希家……



    「(……寝れない)」



    ごろん…



    「(……明日は、休みかあ。
    練習もお休みやし……どこか出掛けようかな?)」


    ごろん…


    「(そういえば、あの変な紙も【2人なら寂しくないね。】ってやつから来てないし…やっぱり悪戯だったんかなー)」




    「(んー……なんか、安心したら…眠……く……)」


    「……すー、、」






























    ピンポーン



    82 = 35 :


    「……んん」



    ピンポーン




    「……?ん…もう朝…」



    『宅配便でーーす』



    「(宅配便……お母さんかな……)はぁい…」



    ガチャ



    「ふぁ……今、判子を……」























    『 みーつけた。 』




    バタンッ
    …………ガチャッ

    83 = 40 :

    あ……

    84 = 35 :


    「……!?んん!んんっー!?」


    『こらこら、静かにしてなきゃダメだよ希ちゃん』


    「(息が……!息ができない!!)」


    『ちゃんと相手を確認してから出ないとね?
    じゃないと、ほら。こんな簡単に捕まっちゃう、よっ!』


    ドサッ


    「ーーーー!っかは…っ、ごほっ、げほっ…!
    あ、あなたは……っ!?」


    『好きなように呼んでくれていいよ?
    さ、希ちゃん。一緒にたーっくさん遊ぼうね』


    「やっ……!!!!っ!んぐっ!!」


    『あーあーもう、ダメだよ煩くしちゃあ。大人しくしてくれないと。……死にたいの?』


    「…!?(包丁!?や、やだ……っ殺されたくない!!嫌だ!!!えりち!えりち助けて……!)」


    『ちなみに希ちゃんの最愛の絵里ちゃんは今日妹の亜里沙ちゃんと隣町で買い物みたいだからここにくるとしたら少なくとも夕方じゃないかな?』


    「ーーーーー」


    『あははっ!その絶望した顔かーわい!もっと見せてよ。おかしくなるぐらい、ね?』


    「……なん、で…こん……な…ひ、ど…」


    『…じゃあ希ちゃん。大人の遊びをたーっぷり教えてあげるよ。
    まず、これ飲んでもらおうかな』

    「……!?んん!?」


    『変な薬じゃないよ。ピルっていうの、分かるよね?
    中出ししても妊娠しないように出来る薬だよ』


    「なかだ……し…っ、て……ま、さか」


    『あははっ、分かっちゃった?
    ねぇ、希ちゃんって処女?あはっ、嬉しいなー
    そしたら俺が希ちゃんの"初めての男"だね』


    「や……め、……おね、が……ぐっ!」


    『騒がれると面倒だから、口にタオル詰め込むね。
    あとはこうして手を縛って……と。
    ……もっと抵抗するかと思ったけど、それどころじゃないかな?』


    「ーーー!……!」ガタガタ

    『じゃあ、いくよ。希ちゃん』



    ググッ……ブチィッ



    「ーーーーーーーー!!!!!!!!!」


    85 = 35 :


    「ーーー!!!〜〜〜!!!!」


    『あははっ、やっぱり処女だったんだねえ希ちゃん。
    純粋だなあ、俺好きだよ全く汚れてない子。

    ……汚し甲斐があるじゃん?』




    グッ……ググッ……



    「(痛い!痛い痛い痛い!!!!嫌だ助けて!助けて助けて!!!!誰か!助けて……!!!)



    ……っんんんっ!?」ビクッ



    『……へぇ。希ちゃん気持ちいいの?濡れてきたけど』


    「!?んんん!!んんんん!!!(違う!違う違う違う!!!気持ちよくなんかない!!痛い!苦しい……っ!)」


    『希ちゃんって胸大きいよねー。揉んでも、ふわふわして気持ちいいし。

    ねぇ何食べたらこんなに大きくなるの?』


    「ーーー!!!んんん!!」


    『…あっ、ねえねえ希ちゃん!』


    「……?」


    『希ちゃんってファーストキスまだだよね?』


    「……!」


    『やっぱり。じゃあしてあげるね。ファーストキス』


    「!?んぐっ!!んん!!!んんんん!!!」


    『処女奪われたのにファーストキス守るとか面白いなあ希ちゃんは。でもね、そーゆー態度は余計煽りになるってこと、覚えておいたほうがいいよ……』


    「………!」


    ちゅっ…くちゅ……


    「ん!んんんっ……!ぁ……っは…んん!!」

    『……はい、ごちそうさま』


    「……っく……ひ…っぅ……」









    『あ、ねぇ希ちゃんこれ何?みんなの写真?』

    86 = 45 :

    ほげえええええええええええ!?

    87 = 40 :

    これはひどい……

    88 = 35 :


    「そ、れは……やめ……っ」


    『へぇ、大事なものなんだ?
    こんなの飾っちゃって希ちゃんも女の子だねぇ』


    「さわら、な……いで……!」


    『……無駄だよ。だってμ’sはなくなるんだから』


    「なくな……る…?」


    『そう。μ’sは存在してはいけない。だから、これも…』



    カチカチ……
    ボウッ




    「まっ……!!!」


    『灰になるんだよ、全部』


    「……っ!やめて!!!やめてよ!!!!燃やさないで!それは大切な写真なの!ウチの大事な!大事な……っ!」


    『じゃあ次はこれも燃やそうか?』


    「やめてええええっ!!!ウチのタロットカードにさわらないで!!!!!やだ!いやだあああっ!!!」



    パラパラ……


    「ーーーーーー……」


    『希ちゃんって強いねえ。……もっといろいろしたくなっちゃうな』


    「……も、やめ……て、よぉ……っ」


    『俺が飽きるまで付き合ってよ。それぐらい強い希ちゃんなら余裕だよね?

    ほらタオル噛んで、これからもっと遊ぶんだから』




    「い……や…、んぐ……っんんんんん!!!!!!」



    89 = 35 :















    「……………………」


    『お疲れ様、希ちゃん。
    すーっごく楽しかったね、ありがと。

    俺に汚された体でまだアイドル続ける気ならそれでもいいと思うけど、この全身キスマークだらけの体が世間に公表されたらきっとビッチアイドルとしてμ’sも有名になるかもね』


    「………………」


    『ショックで何も喋れないかあ、そっかそっか。
    ねぇ、希ちゃん。いいこと教えてあげるよ。


    絵里ちゃんならきっと、"何があっても"、"どんな時でも"君の味方になって傍にいてくれるよ。


    1人なら寂しくても、
    2人で堕ちちゃえば寂しくないんじゃないかな?


    じゃあ、またね。"元"スクールアイドルμ’sの東條希さん。』





    バタンッ








    「え……り」



    「えりち、なら……ウチの、そばに……」




    ピッ……

    90 = 69 :

    これはひどい

    91 = 35 :





    絵里「……な、によ……これ……」


    「え、り……」


    絵里「希……!!希、しっかりして!!……っ誰にやられたの!?こんな、こんな酷いこと……!」


    「えりち……えりちは、ずっとずっと傍にいてくれるんよね……?

    ウチのこと1人になんかしないよね……?
    2人なら……寂しくないよね?」


    絵里「当たり前でしょ……!こんな状態のあなたを1人になんてしない!
    希が望むならずっとずっと傍にいるわ!!!
    1人になんてしない……!」


    「よかった……。これで、ずっと一緒……」










    絵里「と、とりあえず警察に電話……」


    「えりち……やめて…?誰に電話する気?」


    絵里「えっ…?」


    「ウチがいるのになんで携帯なんかもってるの?
    1人にしないって言ったやんな……?」


    絵里「え、えぇ……でも、希このままじゃ、」


    「いいのっ……!ウチにはえりちがいたらそれでいい!!……えりちは違うん!?」


    絵里「(……いろいろあって混乱してるのかしら…連絡はまた後にしましょ…)
    ううん、ごめんね希。
    私も希がいたらそれで十分よ」


    「……ふふっ、えりち大好き」


    絵里「私もよ、希」

    92 = 35 :








    「ねぇ、えりち」


    絵里「なぁに希」


    「どこにも行かないでね?」


    絵里「分かったわ、行かない」


    「ねぇ、えりち」


    絵里「ん?」


    「キスして?」


    絵里「えっ……?」


    「だめ?」


    絵里「え、いや、その……でも私達、」


    「…汚いから?」


    絵里「のぞ、み?」


    「ウチが汚いからしたくないんやろ!?汚れてるって思ってるんやろ!?」


    絵里「ち、違うわ……!希、落ち着いて…!」


    「えりちはウチのこと好きじゃないん!?」


    絵里「す、好きよ!大好き……だけど…!」


    「なら、出来るやろ!?
    ねえ……っ、してよ!ウチのこと大事ならしてよ!!」


    絵里「……っ…」


    「…………もういい」

    93 = 35 :


    絵里「…希……?どこ、に…」


    「……えりちにさえ好かれてないウチなんかいる意味ないもんな……

    もっと早くこうしたらよかった……あは…」


    絵里「の、希……待ってよ……冗談でしょ…?」


    「冗談……?これが冗談に見えるの……?」


    絵里「……っ、や、やめて……」


    「そうや、ウチは誰にも愛されてなんかなかったんや……あははっ…今までどうして気づかなかったんやろ……」


    絵里「希、危ないから……っ、お願い、その包丁を捨てて……!」


    「死んだら楽になると思うんよ……今よりはきっと幸せになれる……

    えりちがいない世界なんかウチいらんもん。
    やからーー……」


    絵里「やめてええええええっ!!!!」



    バシンッ……ゴトッ



    「……なんで、止めるん…?」


    絵里「いなくなって欲しくないからよ!!!お願いだからバカなことしないで!

    私でいいならいくらでも傍にいるわ!希がしてほしいことなんでもする!!
    だから!だから自分から死ぬなんてそんな悲しいことしないで……!」


    「ウチ……生きてていいん……?
    えりちは、こんなウチを愛してくれるん…?」


    絵里「えぇ……愛してるわ、希……っ」

    94 = 35 :






    『東條希、絢瀬絵里……も脱落かな。
    依存ってのは怖いねー、共依存なら尚更。


    ね、"2人なら寂しくないよね"?
    あははっ

    嘘の恋人ごっこってそんなに楽しいかなー?
    結局自分が何を大切にしてるかもわからずにただ堕落していく。

    面白いねえ……ははっ』












    【 μ’s……残り6人 】







    95 = 35 :



    とりあえず本日はここまでですー。
    お付き合いいただいてありがとうございました!


    次はちょっと気の弱そうなあの子かな……


    96 = 40 :

    おつです

    かよちん逃げて!

    ところで主さん……
    心が痛くならないかい……?

    97 :

    なんか簡単に精神崩壊してるような感じするなぁ
    とりあえず乙

    98 :



    >>96

    ありがとうございます!

    正直いつもはシリアスながらもハッピーハッピーエンドのSSを書いていたので、今回のSSは割と心にきますね……

    書くなら中途半端ではだめだ!となるべく濃密に書かせていただいております…



    …………………


    他のSSが気になる方は
    穂乃果「忘れちゃうなんてひどいよ」
    花陽「自分にできること」
    などを読んでみてください♪
    口直しにはなるかも……?

    99 = 98 :



    >>97

    なるべく順序を踏まえて精神崩壊への描写を書いているつもりなのですがやはり陳腐に見てしまいますかね……

    もっと段階を踏めるように頑張りますね

    100 :

    これはにこが一番マシな展開になるのかな…?


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