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    元スレ穂乃果「最近さ……」

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    601 :

    実は最後にまたガツーンと落とされたりして

    602 :

    こういう方向性を望んでいるのはない

    603 :

    ほのりん以外の飲み会のテンションを想像しつつ、今から改めて一気見しようかなっと。正真正銘ミューズラストライブとなるのかはたまたそれさえも実現しないのか、もはや想像さえできないこの物語の結末を、続きを心よりお待ちしてます

    604 :

    玲緒「そんなことさせると思うか?」

    605 = 601 :

    成仏してくれ

    606 :

    一気見終わったにゃ!繰り返し読むと見る景色っていうか、思うことが変わって我ながら驚くこといっぱいだけど、なんだかんだだけど、引きずらず、かつ忘れずいく皆の姿で少しは救われたにゃーっと。玲緒の目的のひとつ?であるスクールアイドルも遠い過去の遺物になりつつあるし、ここからミューズ再結成によるまた笑顔あるルートなのか暗い展開なのかと、また読めるときを心待ちにしてます

    607 :

    取り敢えず温度差凄すぎて7年の間に何があったんだレベル。そこは別に問題じゃないから置いといて、アリサは前あるけどマエモノが警官になれたっけ…?

    608 :

    長文のもしもしうるせえ……
    つか細かい事は終わるまで黙っとけ

    609 :

    一気に読んでたら2時間ぐらい経ってた

    簡単にしか調べてないけど少年院だと前科はつかないみたい

    610 :

    続き来ないな……長文でぐだぐだ言われて折れたか

    611 :

    ここまで書いたんだから完結あくしろ

    612 :



    すみません
    私用でちょっと放置してました……

    今日からまた書くのでよければお付き合いお願いします

    613 = 134 :




    「それにしても……ライブ、かぁ…」


    穂乃果「どうしたの?」


    「うん……なんていうか、ね。ライブ…するのはいいんだけど、ほら…凛たちって世間によく思われてないんじゃないかなって…」


    穂乃果「……そうだね」


    「穂乃果ちゃんのとこも…事件のあと…大変だったじゃん。真姫ちゃんの病院も一時期すごい大変だったし…」


    穂乃果「あはは……本当、大変だったよ。軽くテロみたいな感じ。やっぱりこう…精神的にくるものがあるよね。お母さんもお父さんも、目の下に隈作って、それでも必死に和菓子を作って売ってきた。

    だからかのかな、ある日いきなりいつも買ってくれてたお客さんが、『こんなことは間違ってる』って言ってくれて…。


    『理由もなしに、高坂さんの娘さんはそんなことする人じゃない。』って。

    それからかな、ぱったり何も来なくなって。
    店に張り紙されたり、窓ガラス割られたり、風評被害を被ったり…いろいろあったけど、結局お客さんたちに支えてもらったよ」



    「いい話だにゃー…」


    穂乃果「私の親がこの2人でよかった、って思ったなあ」


    「うんうん。でも、もしライブしたとして凛が心配なのはにこちゃんのことなんだ」


    穂乃果「……わたしたちのせいで、めちゃくちゃには出来ないよね」


    「うん……それが、すごく怖いの」


    穂乃果「あーぁっ、考えないようにしてたんだけどなぁ…やっぱり7年なんてどうってことないね…」


    「凛ももう平和に暮らしたいにゃー…」


    穂乃果「……にゃー」


    「あっ……」


    穂乃果「…ファイトだよっ?」


    「もう!穂乃果ちゃん!!」

    614 = 134 :


    ……某楽屋……



    にこ「……はぁ」


    ことり「どうしたの?」


    にこ「なんであんたがここにいんのよ」


    ことり「衣装合わせに〜…えへへ」


    にこ「えへへ、じゃないわよ!しかもなんでさも当たり前のように、にこの楽屋に入って来てんのよ!?スタッフはどうした!?」


    ことり「……おねがぁいっ」


    にこ「うっ……」


    ことり「ってやったら入れてくれたよ♪」


    にこ「ちっ…これだから脳トロは……」


    ことり「脳…とろ……?」


    にこ「まぁいいわ。で、話って何?」


    ことり「え、だから衣装合わせに……」


    にこ「違うでしょ、何か話があってきたの、分かってるんだから」


    ことり「う、うん……さすが、にこちゃん……あの、ね」


    にこ「何よ……早く言いなさいよ、私だって時間あるわけじゃないんだから……って、何携帯さわってんのよ」


    ことり「ご、ごめんね、これ……見て欲しくて…」


    にこ「ネット……?何よ、にこはスキャンダルになることなんて……、……は?」


    ことり「…………」


    にこ「なんで広まってんの……?」

    615 = 134 :




    ことり「わからないの……みんなが、ネットに書いたり他の人に言ってるなんて考えられないよねっ…?」


    にこ「……あいつらはそんなことしないわ」


    ことり「じゃあ、なんで……"μ’sの一夜限りのライブが行われる"って、広まってるのかな…」


    にこ「……」


    ことり「……にこちゃん?」



    にこ「……居酒屋で、聞いたのかも。あの日。」


    ことり「…!」


    にこ「そこにたまたま、μ’sのファンがいて、いいことを聞いたと掲示板に書き込んだんじゃないかしら…」


    ことり「……でも、」


    にこ「えぇ…あまり、その…いい反応ではない、わね。
    ……"スクールアイドル騒動の主犯格グループμ’sが、元μ’sメンバーで現役アイドル矢澤にこのツアーライブで一夜限りのライブ予定!"…。


    てか何よ、主犯格って。
    にこたちが犯罪者みたいな言い方じゃない、最悪ね」



    ことり「あの事件のせいでラブライブも中止になって、学校側でスクールアイドルを禁止したところも多かったから…私たちのこと、恨んでる人たちって結構いるみたい…」



    にこ「だからって、それはにこたちのせいじゃないわ
    でも、まずいわね…このままだと企画がそもそも通るかどうか…」


    ことり「……せっかく、衣装考えたんだけどな」


    にこ「ことりはそのまま衣装を作ってて。ライブは私が何が何でも実行してみせるわ」


    ことり「で、でも…」


    にこ「なに?費用の心配?大丈夫よ、いざとなったら溜まりに溜まった私の貯金から出すから」


    ことり「そ、そうじゃなくて!それにそんなのだめだよお仕事なのに!……そうじゃ、なくて…失敗したら、って思うと……」


    にこ「……怖い?」


    ことり「……うん」

    616 = 134 :



    にこ「私も、怖いわ。ううん…今までだって、ずっと怖かった。あんなことがあったから、ステージに立つたびブーイング受けるんじゃないかってずっとビクビクしてた。

    でも、握手会をした時…いろんな人が私を応援してくれたの。その時思ったわ、あぁ、にこが選んだ道は間違ってなかった、って。
    …諦めずにここまできてよかったって。


    あんなことがあって、μ’sを恨んでる人がいるのは分かる。
    もし、にこが逆の立場ならふざけんな、って思ってたかもしれない。

    でも、それでもどこかにμ’sのライブを心待ちにしてる人がきっといる。そして、その人の願いを叶えてあげられるのは、μ’sのみんなをステージに呼ぶことができるのは……にこだけなのよ」



    ことり「にこちゃんは……もう一度μ’sみんなでステージに立ちたかったんだね」


    にこ「当たり前でしょ。……私の居場所なんだもの。
    それに…μ’sのこと悪く言ってる人たちを見返してやりたいって気持ちもあるし」


    ことり「変わってないね、にこちゃんは。」


    にこ「何それ嫌味?」


    ことり「ち、ちがうよ〜今も昔も、夢を追い続けててかっこいいなって思ったんだよ」


    にこ「まぁね。…あんたたちのおかげよ」


    ことり「えへへ。……あ、海未ちゃんがね。本当にライブをするんだったら、園田道場を貸してくれるって」


    にこ「ほんと?スタジオ代が浮くわね」


    ことり「うん!しかも海未ちゃんのレッスン付き♪」


    にこ「…………ああ」


    ことり「えっと……あはは、海未ちゃん厳しいもんね。
    あ、穂乃果ちゃんから連絡はきた?」


    にこ「んーん、まだよ。今日あたりもう一回連絡してみようかしら。…そういえば、GWに凛とふたりでこっち来るって言ってたわよ」


    ことり「えっ本当!?GWって来週だよね!またみんなで集まれるかな?」


    にこ「そうね、みんなに声かけときましょ」

    617 = 134 :


    にこ「じゃあ、悪いんだけど私もう次の仕事があるから行くわね」


    ことり「う、うん!わざわざごめんね」


    にこ「いいわよ別に。あんたも頑張りなさいよ」


    ことり「…!に、にこちゃん!」


    にこ「?」


    ことり「あっ……ありがとう…」


    にこ「何よ今更。当たり前でしょ。じゃあね」


    ことり「うん!また!」






    パタン……





















    ことり「……ごめん、にこちゃん」



    ことり「…………掲示板って、怖い…ね」



    ことり「いいニュースになるかと、思ったのにな。
    失敗…だったよ」

    618 :

    お前かい!

    619 = 134 :


    …GW・穂むら…





    雪穂「あっ!!お姉ちゃん、おかえりーっ!!」


    穂乃果「わわっ!雪穂!大きくなったね!?」


    雪穂「そうかな?あ、でもお姉ちゃんよりは大きいかも!疲れたでしょ入って入って」


    穂乃果「ゆ、雪穂が優しい……」


    穂乃果母「おかえり、穂乃果」


    穂乃果「お母さん!!ただいまっ、お父さんもただいま!」


    穂乃果父「……」コクン


    穂乃果母「長旅ご苦労様。新幹線で3時間だっけ?」


    穂乃果「そうそう、肩凝っちゃったよー」


    雪穂「ね、ね、お姉ちゃんお土産は?」


    穂乃果「お土産目当て!?だから雪穂優しかったんだ…」


    雪穂「おーみーやーげー」


    穂乃果「も、もう急かさないでよ、はいっ」


    雪穂「な、なにこれ?バター餅……?もろ、こし?
    和菓子ばっかりじゃん!うち和菓子屋だよ!?
    洋菓子は!?」


    穂乃果「ええっ、そ、そうだけど…!つ、漬物もあるよ…?」


    雪穂「嬉しいけど!漬物も嬉しいけど!ケーキとかクッキーとかそういう洋菓子はないの!?」


    穂乃果母「雪穂、あんまり我が儘言わないの」


    雪穂「で、でも……」


    穂乃果「……雪穂には、これ。気にいるか、わかんないけど」


    雪穂「えっ、こ、これ鏡?木……で出来てるの?あ、桜が掘られてる…」


    穂乃果「あっちの方では桜の皮細工が有名なの。もちろん桜もすごく綺麗だよ。いつか、雪穂とお父さんとお母さんも連れて行きたいぐらい!」


    穂乃果母「ふふっ、それはそうとあんた教師の方はどうなの?生徒に尻に敷かれてるんじゃないでしょうね」


    雪穂「お姉ちゃんなめられそうだもんね……」


    穂乃果「そ、そんなことないよ!ちゃんと先生してるもん!」

    620 :



    短いですが今日はここまで

    621 :

    おつ

    622 = 621 :

    おつ

    623 :


    穂乃果母「でも、本当に元気そうでよかったわ。」


    穂乃果「…うん、ずっと帰らなくてごめんね、お母さん」


    穂乃果母「いいのよ、何処にいてもあんたが自分らしく聞いていけるなら」




    雪穂「ね、ね、それよりにこさんから聞いたよ。μ’sの復活ライブするんでしょ?」


    穂乃果「あ……あー…」


    穂乃果母「あら、本当?私も見に行っちゃおうかしら。ね、お父さん」


    穂乃果父「……」コクン


    雪穂「私も亜里沙もすっごく楽しみにしてるからね」


    穂乃果「……えっと」


    雪穂「……?」


    穂乃果母「まさかあんた出ないつもり?」


    穂乃果「……その」


    雪穂「えぇ?出なよ!こんなチャンス滅多にないよ?
    それにμ’sのみなさんもすごいやる気だったし…」


    穂乃果「うん……その、分かっては…いるんだけど」


    穂乃果母「また、迷惑かけたらどうしようって?」


    穂乃果「……っ、う、ん…また、何か起きて穂むらにもお父さんやお母さんにも迷惑かけたらって思うと…あんまり乗り気になれなくて……あはは」


    穂乃果母「でも、あんたはやりたいんでしょ?」


    穂乃果「そ、そうだけど…そうだけど……」


    穂乃果母「お母さんたちはどれだけ迷惑かけられたってどうってことないわよ。やらないで後悔するよりなら、やって後悔しなさい。もしそれで何かあったなら、それはそれで仕方ないことよ」


    雪穂「そうだよ、お姉ちゃん!私だってもう成人してるんだから、あの時と違うんだから、ね?」



    穂乃果「うん………、…考えておくよ」


    雪穂「お姉ちゃん……」

    624 = 134 :

    ……穂乃果、自室……




    穂乃果「……難しいよ」


    穂乃果「だって、もう……だって……穂乃果だけじゃ、ないんだもん…」







    穂乃果母「穂乃果ー海未ちゃんとことりちゃん迎えに来たわよー」


    穂乃果「あっ、はーい!」






    ことり「久しぶり、穂乃果ちゃんっ」


    海未「お久しぶりです、穂乃果」


    穂乃果「海未ちゃん!ことりちゃんっ!!」


    ことり「わわっ!……えへへ、ことりもぎゅーっ」


    海未「も、もう!苦しいですよ穂乃果、ことり!」


    穂乃果「えへへっ、だって久しぶりだから!ぎゅー!」





    雪穂「……ふふっ。お姉ちゃーん、そろそろ行かないと集合時間に遅れちゃうよ?」


    穂乃果「あっ、本当だ…!あれ、雪穂はいかないの?」


    雪穂「うん、また私は別の日に。今日はμ’sのみなさんで楽しんできて」


    海未「お気遣いありがとうございます、雪穂」


    625 :

    ことり・・・安西先生じゃないが、まるで成長してないって言葉がピッタリなんじゃないか。それでいてアニメ本編同様に純真なもぎゅーっつ返しが心に響きます

    626 = 625 :

    ことり、安西先生じゃないがまるで成長していない。ライブ中でこの地雷が爆発するのか、飲み会で白けるのか・・・怖いけど続き待つ

    627 :

    お前どんたけ安西先生好きなんだよ

    628 :

    (2回も同じ事言ってるよ……)

    629 = 625 :

    更新したらされてなかったので。すいませんorz

    630 :

    わざわざ言い方変えるのか…

    631 :


    穂乃果「じゃあ、いってくるね!」


    雪穂「うん、行ってらっしゃいお姉ちゃん」




    パタン





    〜♪


    雪穂「ん?……はい、もしもし、亜里沙どうしたの?
    うん、…うん、知ってる…それでお姉ちゃんも多分……えっ?うん…え…それ、本当なの?わ、わかった。今からうち来れる?うん、うん、待ってるね。はーい」




    雪穂「…………なんで?」


















    ……居酒屋……







    にこ「……ねぇ、今、なんて言ったの、穂乃果…もう一回言いなさいよ…」





    穂乃果「……だから、私は……みんなと一緒にステージには、立てないって、言ったの。」

    632 = 134 :


    絵里「そんな、穂乃果どうして?こんな機会滅多にないのよ?」


    ことり「そうだよ、穂乃果ちゃんっ…みんながこうして揃うのなんて今度はいつになるか…」



    穂乃果「それは……分かってるよ」



    「…7年前のこと、気にしてるん?大丈夫やって、もうウチらも成人して3年以上経ってる。みんな、大人になったんよ。そんな簡単に昔みたいに……」


    穂乃果「っ、そうじゃないっ!!」


    「……穂乃果?どうしたのよ。何か変よ」



    穂乃果「……みんなは、…みんなは、さ。自分より大切なもの…あるよね?」


    海未「何が言いたいのですか?」


    穂乃果「私は…今の私は、自分より生徒たちの方が大切なの。何があっても守りたい子たちなの。

    もし、ライブに出たとして…それを気に入らない人たちがいたとして…今度は生徒たちに何かされるかもしれない。

    穂乃果に何かされるのはいいよ?
    でも、生徒たちに手を出されたらって思うと、そんな迂闊に軽率な行動は出来ないよ……」



    ことり「穂乃果ちゃん……」



    花陽「……わたし、も…ちょっと考えてた。
    にこちゃんからこうして誘ってもらって、みんな揃ってライブ出来るかもっていうのは本当に嬉しいよ?

    でも、やっぱり7年前のこと思い出すと、怖い。
    今度は自分じゃなくて、自分が大切にしてる人たちに何かされたらって思ったら…ちょっと考えちゃうよ」


    「……そんなこと言われたら、ウチもやん…
    施設に放火されたりとかしたら…」


    「ちょ、ちょっとやめてよ希」


    「……やっぱりよく考えるべきだよ。凛たちは"大人"なんだもん。ちゃんと、周りのこと考えないと」


    海未「……確かに、やりたいからといってリスクを考えずに突っ走るのは、よくないですね」





    ことり「で、でも、もうこんな機会ないかもしれないんだよ?本当に最後かもしれないんだよ?」


    穂乃果「……人としても最後になるかもしれないよ」


    ことり「でも……っ!」





    ガタンッ








    にこ「………………お願い」

    633 :

    ここで大団円!じゃなくてまたドン底に突き落としそうなのがゾクゾクする
    いいぞもっとやれ

    634 :



    「に、にこっち!?何頭下げて……っ」



    にこ「お願い、お願いしますっ……!」


    穂乃果「にこちゃん……」


    「……どうして、そこまで」



    にこ「昨日、新しいシングルのリリースイベントと握手会があったの。…その時、中学1年生ぐらいの女の子が、私の前で「にっこにっこにー!」ってしてくれたの。」


    海未「やはりにこは若い世代に人気なのですね。ですが、それと何の関係が…?」



    にこ「普通に、ありがとう嬉しいわって普通に会話して……そしたら、その女の子泣き出したの。」


    花陽「どうして?」


    にこ「……"μ’sのみなさんのライブが見たいです"って」


    穂乃果「……!」


    にこ「……『μ’sは…ずっと、私の憧れでした。キラキラしてて、いつも元気を貰っていました。7年前、その時は小さくてどうしてμ’sがいなくなったのかはよく分からなかったけど、とっても悲しかったのを覚えています。……私、もう一度憧れのμ’sのみなさんに会いたい。もう一度だけで、いいんです。』……って」



    「……でも、やっぱりリスクが大きすぎるよ…」



    にこ「その子だけじゃない、…ネットに書かれたデマかもしれないニュースを信じて『μ’sのライブ、本当に楽しみにしてます。』って言ってくれた人がたくさんいたわ。

    現に私のファンの人たちだって、μ’sから知ってくれた人も少なくない。

    ……確かに、穂乃果の言う通りだと思うわ。
    身内を傷つけられた私からしても、痛いほどよくわかる。


    でも、ね。

    みんなの言う"守りたい人たち"っていうのは、私からしたらファンのみんななのよ。


    μ’sがライブに出るかもしれない、7年ぶりに全員揃ってライブをしてくれるかもしれない。
    それだけのことで泣いてくれるファンの人たちがいるの。


    私は……その気持ちを踏み躙りたくない。


    お願い……、一生の、お願い。
    私と一緒に、ステージに立ってください……っ!」

    636 :



    今から更新します
    書き溜めはないので遅くなります

    637 = 134 :



    花陽「…………」


    「…………」


    穂乃果「………無理だよ」


    にこ「……っ!!」


    ことり「穂乃果ちゃん…っ!」


    穂乃果「無理、だよ…7年前のこと、忘れたの?」


    にこ「わ、忘れてなんかないわよ!!忘れるわけないじゃない…!あんな、あんなこと!」


    穂乃果「…なら、分かってくれるよね、もう一度同じこと繰り返すつもりなの?」


    にこ「で、でも!でも……!」


    「……あんまり、世間の評判も良くないみたいだしね」


    絵里「えぇ……」


    にこ「そ、それはにこがなんとかするから!それに、わたしたちはμ’sなんだもの!悪口言ってるやつらなんか黙らせることぐらいできるでしょ!?」


    「……もう7年も経ってるんだよ。あの時みたいに歌ったり踊ったりなんて出来ないよ」


    「にこっちの気持ちも、わかる。ウチやって、出来ることならまたみんなでステージに立ちたいし、そのつもりやった。……けど、そうよな。みんなには……もう、大切な他人が…命に代えてでも守りたい人がいる。……その人たちに危害が加えられる可能性があることを知ってては……出来ないよね。」


    海未「私たちは……μ’sではありますが、もう"スクールアイドルのμ’s"ではありませんからね…」


    穂乃果「……"μ’s"は、7年前のあの日に解散したんだよ。
    もう、消えたの。…もう一度やり直す必要なんて、ないでしょ」













    ことり「ーーーいい加減にしてっ!!!!!」

    638 = 134 :


    絵里「……ことり…?」



    ことり「黙って聞いてればみんな自分勝手すぎるよ!!
    あんなことがあっても、にこちゃんはずっとアイドルやってきたんだよ!?今のみんなみたいな気持ちをずっと抱えて1人でアイドルやってきたんだよ!?」


    「そうかもしれないけど、でもそれはにこちゃんが自分でやるって決めたことでしょ?なら、当たり前じゃん」


    花陽「り、凛ちゃん……」


    「だってそうでしょ?そういう可能性があるの分かっててアイドル目指したなら、それは自分で決めた道なんだから。

    同じように、穂乃果ちゃんも自分の意思でライブには出ないって決めたんでしょ?一緒じゃん」


    にこ「……」


    ことり「……違う。にこちゃんは、ただみんなとステージに立ちたいだけなんだよ。あの日みたいに、みんなで輝きたいだけなんだよ……!もう一度μ’sみんなで、9人みんなでアイドルをしたいだけなんだよ!!」


    穂乃果「ことりちゃんはさ。自分が何もされてないからそんな危機感持てないんだよ」


    ことり「……っ!」


    穂乃果「ことりちゃんは、知らないんだよ。……当たり前だよねぇ、だって誰も事件のこと知らない海外なんて広ーいところに逃げちゃったんだもん。」


    ことり「ほ、のかちゃ……」


    穂乃果「……知らないよね、ことりちゃんは。あの事件の後、私たちが周りの人間にどういう目で見られていたか」


    花陽「……っ」


    「っ!」


    海未「……」



    穂乃果「それはもう地獄だよ、家にいれば家を攻撃されるし、陰口なんて当たり前だったし。…自分のせいだって、何回も死のうかなって思ってたぐらいだよ。……あんな思い、もうしたくない。


    ことりちゃんには、あるの?
    そういうふうになって精神攻撃される覚悟、ある?」


    ことり「……っ、わ、たし…」





    ガタンッ!!!!




    「そこまでですよ、ことりさん」


    639 = 134 :


    ……少し前・穂むら……





    雪穂「本当だ……全部、一致してる……」


    亜里沙「疑っちゃいけないの、分かってたんだけど……あの日あの話を聞いてたのは私たちとμ’sの皆さんしかいないし、芸能人御用達の個室居酒屋だからそんなに外部に漏らすような人いるのかなぁって思って……


    お姉ちゃんや、にこさんのブログ…あと、携帯変わってたら無駄なんだけど、μ’sの時のTwitterとかも調べてみたの。

    それで、その書き込みと一致したのが…」



    雪穂「ことりさん……なんだね…」


    亜里沙「でも、亜里沙にはわからない。どうしてことりさんがこんなμ’sにとってマイナスになりそうなことを掲示板に書き込んだのか…」



    雪穂「……"スクールアイドル騒動の主犯格グループμ’sが、元μ’sメンバーで現役アイドル矢澤にこのツアーライブで一夜限りのライブ予定!"…。

    本当にこれことりさんが書いてるんだとしたら、絶対裏で何かがあるよね…」


    亜里沙「まさか……7年前の復讐、とか…」


    雪穂「あり得なくは、ない」


    亜里沙「……私、μ’sのライブ見ることができるかもしれないの、すっごく嬉しい。…だけど、そのせいでまた皆さんが悲しむなら…そんなの、見たくない」


    雪穂「それは、私もだよ。……とりあえず、ことりさんに事情を聞かないとね。このページコピーすればいいかな?」


    亜里沙「うん。雪穂ありがとう。」




    ガラッ




    穂乃果母「あら、亜里沙ちゃんいらっしゃい」


    亜里沙「こんばんは!お邪魔していますっ」


    穂乃果母「いえいえ、ゆっくりしていってね」


    雪穂「お母さんどこ行ってたの?」


    穂乃果母「……あぁ……んーと、」


    雪穂「?」


    穂乃果母「2人は……ことりちゃんのお母さんのこと…知ってる?」


    亜里沙「ことりさんの……お母さん?が、どうしたんですか?」


    雪穂「あっちで日本語教師をしてるって聞いたよ?」

    640 = 134 :


    穂乃果母「っそ、それは誰に……?」


    雪穂「ことりさんだけど……」


    穂乃果母「…やっぱり本当のこと、話してないのね…」


    亜里沙「本当の……こと……?」


    穂乃果母「ううん、気にしないで。こっちの話よ。
    ごめんなさいね邪魔して、ゆっくりしてって…」


    雪穂「待って、お母さん。……教えて、くれないかな」


    穂乃果母「…でも、ことりちゃんから直接聞いてないなら話すわけにはいかないわよ」


    亜里沙「そ、そこをなんとか……!」


    穂乃果母「んー……そう言われてもね……」


    雪穂「こ、ことりさんが……μ’sがライブすること、ネットの掲示板で広げてるの…、もしかしたら、ことりさんのお母さんのことと何か関係があるかもしれない!

    お母さんお願い!私、μ’sのステージ見たいの!
    もう一度、みんなを笑顔にするμ’s、9人のライブを見たいの……!」


    亜里沙「私からも、お願いしますっ……!μ’sには、今度は誰も傷つかないようなステージにしてほしいんです!!」


    穂乃果母「あなたたち……。……はぁ、頑固なとこ…穂乃果とそっくりなんだから。

    ……ことりちゃんのお母さんね、蒸発したらしいのよ」


    雪穂「蒸……発…?」


    穂乃果母「えぇ。日本語教師をやってたのは本当みたい。
    でもそれは3年前まで。……3年前のある日、『居るべき場所へ帰る』とだけ書いた手紙を残して行方が分からなくなってしまったらしいの。

    ……それから、ことりちゃんはずっとお母さんを探してたみたいで、いろんな国を回ったらしいわ。

    そしてたまたま、仕事の関係で日本に来たのね。」



    亜里沙「ってことは……掲示板に書いたのは…」


    雪穂「少しでもことりさんのお母さんの目につくようにするため……?」


    穂乃果母「今日、園田さんからその相談を受けたのよ。
    ……何もできない自分が歯がゆくてたまらないわ」


    亜里沙「…………行こう、雪穂」


    雪穂「うん、そうだね…探せば、もっといい案があるかもしれない。何より…μ’sのみんなに黙ってていいわけない、こんなこと」


    亜里沙「雪穂のお母様、ありがとうございます…教えてくれて」


    穂乃果母「…ううん。ことりちゃんのこと…よろしくね」


    亜里沙「はいっ」

    641 = 134 :


    ……居酒屋……



    亜里沙「…そこまでですよ、ことりさん」


    絵里「亜里沙?一体どうしたの…?」


    海未「何か用事でもあるのですか?」



    バサッ……


    亜里沙「ことりさん、こんなことしてもことりさんのお母さんは絶対に喜びません」


    ことり「……!!」


    「なによこれ……掲示板のコピー?…ってこれ、情報漏洩じゃない!……この2枚目って、ことりのブログ?なんでこの2枚が……」


    花陽「真姫ちゃん、待って!それ、下の数字、」


    ことり「や、やめて……やめて!!」


    「掲示板のとことりのブログのが一致……してる……?」


    ことり「やめてってば!!!!!」



    バンッッ!!!!




    「…………」

    「……」

    穂乃果「……そういうこと、ね」

    ことり「…っ、ぁ……あ……っ」







    にこ「…………こ、とり…?うそ、よね…?」


    にこ「だ、って……ことり、今日…このこと私に相談しに来たじゃない…

    ……どういう、こと…?
    ことりの、自作自演だったって、こと……?

    にこが、μ’sでライブするっていったこと……馬鹿に、してたの……?」


    ことり「違う!違うのにこちゃん!!!」



    「……7年前と全然変わってないよことりちゃんは」


    海未「……」


    ことり「ちが……っ、違うの!話を聞いてよ!信じてよ、ねぇ!!!違うの!違うんだよ!!!」


    「何が、違うん……?こうなること、分かっててこんなこと書いたんやろ……?」

    642 :

    本当成長しないなぁ

    643 :


    亜里沙「ーー探してるんですよね、お母さんを」


    ことり「!!なっ……なんでそれ…っ!?」


    絵里「えっ?だって理事……っごめんなさい、ことりのお母さんは海外で日本語教師をしてるって…」


    雪穂「正しくは"3年前、海外で日本語教師をしていた"。…ですよね、ことりさん」


    ことり「……っ」


    海未「本当……なのですか…?お母様がいなくなったってこと、ですよね…?」


    ことり「…………うん」








    ことり「3年前、お母さんはいきなり私の前から居なくなったの。

    "居るべき場所へ帰る"って書かれた紙切れだけを残して、お母さんは何処かへ消えてしまった。


    生きてるかもわからない。
    きっと、お母さんのことだから生きてるんだろうけど、どこにいるのか全然わからなくて…


    自分なりにいろんなところを探したよ?
    あちこちに捜索願いも貼って歩いた……それでも、お母さんは一向に見つからなかった。



    そんな時にね、たまたまテレビにアイドルになったにこちゃんが映ってて……気付いたの。

    お母さんが"居るべき場所"っていうのは、理事長だったあの頃のことなんじゃないかって。


    でも、学校に行って簡単に見つかるわけないって分かってたから…私はその時の仕事を糧に、にこちゃんの衣装係を目指した。


    ……誰に近づいてもよかったんだけど、1番μ’sを揃えてくれそうな人…それも、たくさんの人の目に付く形で集まれる機会を作ってくれるのはにこちゃんしかいないと思ったから。


    掲示板に書き込んだのは…事件のことをダシにすれば、たくさんの人が話題に取り上げてくれるって思ってたから…

    ニュースにでもなれば、何処かでお母さんが見てるかもしれない。そしたら、お母さんは戻ってきてくれるかもしれない…って思って……


    ただ、それだけ、だったの……!
    ごめんなさいっ……!!」





    「……だから、あんな必死ににこちゃんの方を持ってたのね」


    穂乃果「……どうしてもっと早く言わなかったの
    ズルイよことりちゃんは!!ズルイよ!!それじゃあ後出しじゃんけんと一緒だよ!?」


    にこ「……最初から、全部計算だったわけね…全部、最初から」


    「にこっち……」

    644 :



    にこ「ことりの気持ちは、分かったわ。できる限り協力する」


    ことり「にこちゃん……」


    にこ「でも、ライブの件は無かったことにさせて。
    ……私から話を振ったのに、ごめんなさい」


    海未「……仕方ない、ですね」


    花陽「うん……」


    絵里「……」
















    亜里沙「亜里沙は、見たいです。μ’sのライブ」



    にこ「……!」



    亜里沙「確かに、7年前のことはトラウマかもしれません。
    でも、だからって諦めて欲しくないです。
    約束…したじゃないですか、亜里沙が戻ってきたらμ’sの皆さんでライブ、してくれるって!


    もう、私たちは大人なんです。7年前とは違うんです!
    自分の気持ちから逃げて、本当に大切な人を守ることができますか!?


    μ’sが終わって7年の間、ずっとμ’sのこと忘れずに想っていてくれた人たちは…みなさんにとっての大切な人たちではないんですか!?

    ありがとうって、伝えなくていいんですか!?

    確かに、掲示板の怖さを知らずに書き込みをしたことりさんは浅はかだと思いますが…でも、そのお陰でたくさんの人が今、7年ぶりにμ’sに注目してるんです!
    新しいステージを待ち望んでいるんです!
    もう、チャンスは今しかないんです!」





    645 :



    ここまで

    646 :

    おつ

    648 :

    中々話が進まないなぁ

    649 :

    掲示板とことりのブログの数字が同じってどういう意味なんだ?
    掲示板の書き込みをことりだと断定した理由がわからん

    650 :

    ほとんど即興で書いてるみたいだからな
    思いつきでよく解らん方向に話を広げてみたはいいもののたたみきれず
    グダグダお茶を濁し続けて今に至るという感じ


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