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    元スレ一夏「死にたい…」

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    1 :

    一夏「色々あってIS学園なんて所に来てしまった…」

    一夏「男一人で後は全員女なんて…」

    一夏「死にたい…」


    一夏「」フラフラフラ

    「おい、ちょっといいか?」

    一夏「……なんですかぁ?」

    「屋上まで来てもらおう」

    一夏「入学早々、不良、屋上」

    一夏「なんで俺が…」

    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1381757467

    2 = 1 :

    ~屋上



    「………」

    一夏「………」

    「…なにか言ったらどうだ?」

    一夏「死にたい」ボソッ

    「ん?聞こえないぞ」

    一夏「…そうか、今が人生の分岐点なんだ」ガシャガシャ

    「!?」

    「おい柵を登ってなにする気だ!そっちは危ないぞ!」

    一夏「今日でもう明日を見なくて済む」

    ビュォォォォ

    一夏「ひどい人生だった…」ダッ

    「ま、まてッ!」ガシィ!

    一夏「…あぶないよ。君まで一緒に落ちてしまう」

    「なにがあったのか知らんが死に急ぐにはまだ早いぞ!」グイッ

    ドサッ

    3 = 1 :

    一夏「………」

    「ハァハァ…なにを考えているのだお前は!」

    一夏「見ず知らずの人に借りを作ってしまった…」

    一夏「いずれ連帯保証人に実印を押さなければならない事態になるくらいなら」スッ

    「やめろッ!」バシ!

    一夏「……止めないでくれ」

    「カッターナイフを首にあてがっていたら止めるだろ!」

    「だいたいさっきから聞いていれば覚えていないのか!わたしだ!篠ノ之箒だ!」

    一夏「………」

    一夏「小学校が一緒の?」

    「そうだ!幼馴染だぞ!わたしは!」

    一夏「…剣道の全国大会で優勝した?」

    「そうだ!剣道の全国大会で優勝した…ってなんで知ってるんだ!」

    一夏「……スイスの安楽死についての記事の隣に乗っていたから」

    「そ、そうか…それは…まぁ…なんだ…し、新聞読むんだなお前」

    4 = 1 :

    一夏「………」

    「で、どうして死にたがっているんだ?」

    一夏「……学校で男一人…他に友達もいない……だから死にたい」

    「あのなぁ、そんなことで死んでいたらこの先何回死ななきゃならないんだ?」

    一夏「だから今の内に死にたい」

    「馬鹿かお前は!そんな境遇以上に苦しい思いをしている人たちはこの世にごまんといるんだ!」

    「お前はそんな人達が望んでも手に入れられないような所で生きていけているんだぞ!」

    「贅沢だと思わないのか!お前の不幸なんてちっぽけなもんだ!」

    一夏「…箒はその人たちじゃない」

    「なに?」

    一夏「その本当の苦しい思いをしている人が言うならまだしも」

    一夏「特に現状に不自由してなさそうな箒がその人達の代弁者であるかのように振舞っても説得力がない」

    一夏「第一苦しみは人それぞれの環境下に於いて症例は様々で」

    一夏「日本人は集団意識が強く、その幸福度も相対的な価値観によって計られて」

    一夏「不幸であるという認識は脳の本能的な部分に基づき、同じ環境下においてのみ検証が可能なもので」

    「うるさいっ!だまれっ!」バキィ

    一夏「ひぎゃ!」ドサ

    「…ッ!し、しまった!つい殴ってしまった」

    5 = 1 :

    「し、しかしお前もお前だ!いつまでも女々しいことを言ってないで!男らしく振舞え!」

    一夏「ぅぅぅ」ヨロヨロ

    「お、おいっ!どこへ行くんだ!」

    一夏「……殴られたことと助けてもらったことで差し引きチャラでいい…です」

    一夏「だからもう俺に関わらないでください…」フラフラフラ

    「あっ、一夏…」




    千冬「では今度のクラス対抗戦の代表を決めるぞ」

    「織斑君がいいと思います!」

    「そうだよね!男なんだから使わないと」

    一夏「」ブルブルブル

    千冬「……だそうだが、どうなんだ織斑」

    一夏「」ガタガタガタ

    千冬「ええい耳を塞いでうつむくな!」バッ

    一夏「ぐぎぎぎ」ギリギリギリ

    千冬「このっ!」グイッ

    千冬「お前がクラス代表に推薦されたぞッ!なにか意見はあるかッ!!!」

    「お、織斑先生…なにもそんな耳元で大声叫ばなくても」

    一夏「し、死んでやる…」ガタガタガタ

    千冬「なにか言ったかッ!」

    一夏「死んでやるッ!」ギリギリギリ

    千冬「まったく貴様はッ!決定だ!貴様がクラス代表になれッ!」

    千冬「これは命令だぞ!わかったな!」

    一夏「イ、イヤだッ!」ギリギリギリ

    6 = 1 :

    セシリア「ま、待ってください!」

    千冬「…なんだオルコット?なにか異議でもあるのか?」

    セシリア「い、いえ…えーっと…」チラッ

    一夏「」ガタガタガタ

    セシリア「そ、その…本人が乗り気じゃないのでしたら無理にやらせるのはどうかと…」

    千冬「これはわたしの命令だッ!拒否権はないッ!」

    セシリア「し、しかしその…」チラッ

    一夏「タスケテクレ…」ブルブルブル

    セシリア「…アアモウッ!わ、わたくしはこのように男性だからと言うだけでクラス代表に選ばれるなど納得できませんわ!」

    千冬「ほう…どういうことだ?」

    セシリア「この人は最近になってようやくISに触れたいわばド素人ですわ!そんな人がクラスの代表だなんてわたくし我慢できませんわ!」

    千冬「ふむ…一理あるな」

    セシリア「ですからッ!どちらがクラス代表にふさわしいのか投票で「ならば決闘だッ!!」

    セシリア「えっ?」

    千冬「お前達二人が戦い、勝ったほうがクラス代表を務める!」

    千冬「それでいいなッ!」

    セシリア「わ、わたくしはかまいませんが…」チラチラ

    一夏「」ブンブンブン

    セシリア「あ、あの…クラス投票でも…「よし決まりだなッ!では1週間後に訓練場にてクラス代表決定戦を行う!」

    セシリア「あっ…」

    千冬「そういうことだ…それまでにISの知識でも蓄えておくんだな!以上だ!授業を始めるぞ!」

    7 = 1 :

    ----------------------
    -----


    「お、おい、いち「ちょっとあなた!少しいいですか!」

    「あっ…」

    セシリア「あなた…その…ISの実働時間はおいくつですか?」

    一夏「……13分」

    セシリア「じゅ、13分って…」

    セシリア「ほんとにずぶの素人じゃないですかっ!ならなぜあそこで無理やりにでも止めなかったんですか!?」

    一夏「あいつに…千冬姉に…後でボコボコにされる…」

    セシリア「えっ?」

    一夏「昔…あいつに逆らって家出したことがある…」

    一夏「その時…東尋坊に行く道中見つかって…」

    一夏「剣道の竹刀で気を失うまで殴られたことがある…」

    セシリア「そ、そうでしたの…」

    「それって織斑くんも悪くない?」

    一夏「だから…あいつには不用意に逆らえない…逃げる算段が整うまで…」

    セシリア「で、ですがどうするおつもりですか!?あなたとわたくしではまともな試合にはならないですわよ!」

    セシリア「今の内に棄権をした方が…」

    一夏「そんなことをすれば歯が折れるまで柔道の稽古をさせられる…」

    セシリア「な、ならわざと負けるとか」

    一夏「一週間、土だけを食わされたこともある…」

    「織斑くん…」

    セシリア「おかわいそうに…」ジワ

    8 = 1 :

    一夏「でももういい…まだ一週間ある…」

    セシリア「なにか秘策でも?」

    一夏「一週間あれば…身の回りの整理ができる…」

    一夏「ひどい人生だった…」フラフラ

    セシリア「ま、待ちなさい!あなた!何考えてますのっ!」ガシ

    一夏「オルコットさんに迷惑はかけない…クラス代表頑張ってください…」

    セシリア「まだクラス代表と決まってませんわ!」

    セシリア「ああっ!もう!わたくしが一週間後のクラス代表戦まであなたを鍛えて差し上げますわ!」

    セシリア「それでいい試合をして織斑先生を納得させればいいのでしょう!?」

    一夏「……無理だ」スッ

    セシリア「カッターを首に当てがいなさるなッ!」バシッ

    セシリア「やる前から無理などといわないことですわ!」

    セシリア「結果は誰にもわかりません!だから今から特訓ですわ!」

    一夏「………どうして俺にそこまで」

    セシリア「あなたのような人を見ているとイライラしますの!もっとシャンとなさいッ!男の子でしょうあなた!」

    一夏「……わかった…一週間だけよろしくお願いします」

    一夏「…お礼に保険金の受け取り人はオルコットさんにしておきますから」

    セシリア「結構ですッ!妙なことをわたくしの前で口走らないで下さい!」


    「……わたしと同じことを言っているはずなのに」

    「一夏の反応が違うのはどうしてだ…」

    「……死にたい」グスン

    9 = 1 :

    ~訓練場

    一夏「ぐふっ……」バタ

    セシリア「お立ちなさい!まだ訓練は始まったばかりですわ!」

    一夏「……死ぬのは一苦労だ…」ガタ

    セシリア「妙なことを口走るなといいましたわよ!」ピュンピュンピュン

    一夏「ぐぎぎぎ」スッスッ

    バシーン

    一夏「ぐぎゃああ」

    セシリア「シールドを切るなといってるでしょう!」

    セシリア(…しかし反応速度は悪くないですわね)

    セシリア(潜在的なポテンシャルは期待できるものがありますわ…それに)

    一夏「ぎぎぎぎ…」グイッ

    一夏「もうすぐ…もうすぐ…[ピーーー]る…」ガタガタガタ

    セシリア(動機はともかくモチベーションの維持にも役立っているみたいですし)

    セシリア(汎用機でここまでの機動性を発揮してる点といい)

    セシリア(もしかして本当に一週間で物になるかもしれませんわね)

    セシリア「まだまだ行きますわよ!」ビュン!

    10 = 1 :

    -----------------------
    -----

    一夏「ぐぐぐ…あと少しで[ピーーー]たのに…オルコットさんの情けのおかげで」

    一夏「今俺の体に生命への躍動が地獄を体感させている」

    一夏「死ぬのは難しい…」

    ガチャ

    「ん?ああ、そういえば今日から同室になるんだったな」

    「わたしは篠ノ之箒だ、シャワーを浴びていてこんな格好で悪いがこれからよろしくたの…む」

    一夏「………」

    「な、ななな、なんでお前がここにいるんだッ!」

    一夏「……今日から俺が住む部屋がここなんだ」

    「なに!?…って」バスタオル

    「///」カァー

    「み、見るなッ!」ガシ ←竹刀を拾う音

    一夏「ッ!?」

    「~~~ッ!?」

    (こ、ここで殴ったらまた一緒じゃないかッ!)

    「ぐぐぐぐ…」

    「む、向こうを向いてろッ!」

    カランカラン ←竹刀を捨てる音


    一夏「……後一撃で[ピーーー]たのに」ボソ

    「向こう向けと言ってるだろ!」

    11 = 1 :

    ・・・・・・・・・

    ・・・・・・

    ・・・





    「………」

    一夏「………」


    コンコンコン

    山田「失礼します」ガチャ

    山田「あっ、丁度よかったです、お二人に言っておかなければならないことが」

    「一夏と同室のことですか?」

    山田「ま、まぁもうお分かりですよねっ」

    山田「そういうわけなのでよろしくお願いしますねっ!」

    「はぁ…わかりました」

    一夏「……俺は外でねるから」スッ

    「お、おいっ!まて!」ガシ

    山田「後織斑先生から伝言です」

    山田「「一夏のアホが自殺しそうになったら心臓が止まらないかぎりなにをしてでも止めてくれ」」

    山田「…だそうです」

    「千冬さん…」

    一夏「離せッ!」ジタバタ

    12 = 1 :

    山田「……織斑君のことは私も聞いてますから」

    山田「出来る限り協力しますっ!なので篠ノ之さん、よろしくお願いしますね!」

    「は、はぁ」

    一夏「HANASE!!!」ジタバタ

    山田「じゃあ後はお二人で」ガチャ

    バタン

    一夏「ぎぎぎぎぎ」ギリギリギリ

    「その歯軋りをやめろ!」

    一夏「ぐぐぐ……おえっ!」ウップ

    「は、吐くのかっ!ええいッちょっとまってろ!」ダダダダ

    「も、もってきたぞ!」バケツー

    一夏「おぼぼぼぼぼぼぼ」ビチャビチャビチャ

    「うっ…」

    一夏「~~~~~~ッ!!!」

    「だ、大丈夫か…」サスサス

    一夏「………死にたい」

    「先行きが心配になってきた…はぁ…」

    13 = 1 :

    ~クラス代表決定戦当日~

    千冬「織斑!貴様に見せたいものがある」

    一夏「はぁはぁはぁ…ぐぎぎぎ」ギリギリギリ

    千冬「お前またビタミンCサプリメントを過剰摂取したのか!」

    千冬「吐き出せ!」ボコォ

    一夏「おごぉ!」ビチャビチャ

    千冬「まったく…お前の専用機が届いたぞ」

    一夏「ぐぐぐぐ」ジャラジャラ

    千冬「やめろ!」バシ



    ~格納庫

    白式「」

    千冬「これがお前の専用機、白式(びゃくしき)だ!」

    千冬「かっこいいだろ!お前はこれに乗って今から戦うんだぞ!」

    千冬「まるで子供の頃見たヒーローじゃないか!」

    千冬「うらやましいな~、あこがれちゃうな~」チラ

    一夏「」ブクブクブク

    千冬「ッ!?こいつ舌を噛み切って…このアホがッ!」ガシィ

    千冬「ええい口をあけろ!」ググググ

    一夏「」ブクブクブク

    山田「あれ?織斑先生…って、お、織斑くん!一体なにが!」

    千冬「この馬鹿が舌を噛み切ったんだ!なにか長細い棒を持ってきてくれ!」

    山田「ハ、ハイッ!」ダダッ

    千冬「どんだけ死にたいんだお前はッ!」

    一夏「」ブクブクブク

    14 :

    土食わせるのも悪いと思うの

    15 :

    これただ千冬姉がクズなだけなんじゃ…

    16 :

    確実に千冬のせい

    18 :

    キョンが死にたがりなハルヒSS思い出した

    19 :

    ちはカスは見つけ次第頃せ

    20 :

    セシリアさんまじ天使

    21 :

    よし、代表候補生総出で千冬をフルボッコにしようぜ

    22 :

    まあ待て、もしかしたらうつ病患者特有の被害妄想かもしれん

    23 = 1 :

    ここまで千冬が非難されると思わなかった…
    一応千冬なりに一夏のことは考えているつもり


    ------------------
    ---

    ~訓練場

    セシリア「………まだですか?」

    山田「あのー、オルコットさん」

    セシリア「はい?」

    山田「今日の試合中止になりましたから」

    セシリア「へっ?」



    ~医務室

    一夏「~~~~~ッ!」ジタバタジタバタ

    千冬「さっさと麻酔を打て!」

    一夏「~~ッナ゛セ゛ロ゛ォ゛ォ゛ォ゛~゛~゛」ガシャンガシャン

    医者「暴れていてまともに打てませんよ!」

    千冬「~~~ッ仕方ない!!」バキィ

    一夏「」バタ

    千冬「今だ!」

    医者「ッ」プス

    チュー

    千冬「運びこめッ!」


    セシリア「なんですのこれは…」

    24 :

    ああ、確かに千冬が一夏に発破を掛けているという見方が出来なくもない、か?

    25 = 1 :

    一夏「………」

    千冬「とりあえず手術は終わった、完全にちぎれてなかったから明日には退院できるだろう」

    千冬「ただ麻酔の効果で今日はもう起きないだろから」

    千冬「すまんが後はたのんだぞ」

    ガチャ バタン

    「………」

    セシリア「……あなた、篠ノ之さんでしたわよね?」

    「箒でいい」

    セシリア「そうですか、ならわたくしもセシリアでいいですわ」

    セシリア「で、幼馴染だとお聞きしましたけれど」

    セシリア「どうして一夏さんはこうも死にたがるのですか?」

    「さぁ、少なくとも昔はこんなやつじゃなかったんだがな…」

    26 = 1 :

    セシリア「……訓練をしている時」

    セシリア「口では死にたいと言っていましたけれど」

    セシリア「その動きはとても美しく生命の躍動を見ているようでしたわ」

    セシリア「正直後半は見惚れてしまいました…今日の試合も楽しみにしておりましたのに…」

    「そうか」

    セシリア「なにか根底に闇を抱えているようですわね」

    「うむ……わたしもできればそれをとってやり払ってやりたいのだが…」

    セシリア「ふふ、あなた…一夏さんのことが好きなんですわね」

    「なっ///なにを言い出すんだ!」

    セシリア「見ていて分かりますわよ、まぁわたくしも……その」

    「えっ!?」

    セシリア「一目ぼれと言うやつですわね!」

    「だ、だにぃ!」

    セシリア「……早くしないとわたくしが取ってしまいますわよ♪」

    27 = 1 :

    ----------------
    ---


    山田「今日はなんと転校生を紹介しますっ!」

    山田「シャルル・デュノアさんです!」

    シャルル「こんにちは、ただいまご紹介に預かりましたシャルル・デュノアです」

    シャルル「ここにはぼくと同じ境遇の方がいらしゃると聞いております」

    シャルル「皆さんこれからよろしくお願いしますね!」

    「お、男の子…」

    「ふ、二人目…」

    キャーーーーーッ!!!

    山田「えーじゃあ織斑君、シャルル君はわからないことが多いと思いますので面倒を見てあげてくださいね」

    山田(これで織斑君と友達になってくれてなんとか気力が沸いてくれば万々歳ですね♪)

    シャルル「よろしく、織斑君!」

    一夏「……お、男……」ブワァ

    シャルル「ど、どうしたのっ」アセアセ

    一夏「な、なんでもないんだなっ!」グシグシ

    シャルル「は、はぁ…」

    28 = 1 :

    キンコンカンコン♪


    一夏「つ、次はISの実習だから!男の更衣室は遠くにあるから!いそがなきゃ間に合わないから!」

    シャルル「ちょ、ちょっとまとめてから話してっ!」

    一夏「ご、ごめんっ!」

    シャルル「とりあえず更衣室にいそがなきゃなんだねっ」


    タッタッタッ


    キャーキャー

    「見つけたわ!転校生よ!者ども出会え!出会え!」

    「シャルルくーん!」

    「一夏くーん!!」


    シャルル「わわっ、なんの騒ぎ!?」

    一夏「ここじゃ男は珍しいんだな!だから仕方ないんだな!」

    シャルル(なんだかさっきからしゃべり方がおかしく感じるような…ぼくがフランス人だからかな?)

    一夏「とにかく走るんだなっ!」

    29 = 1 :

    タッタッタッ


    ~更衣室

    一夏「後5分しかないんだなっ!」

    シャルル「あっ!」

    一夏「?」

    シャルル「そ、その…着替え中はあっち向いててっ!」

    一夏「別に男の裸を見る趣味は……変な奴だな」

    シャルル「そ、そうだよねっ!」

    一夏「早くしないと千冬姉のケツバットで痔が悪化してしまう!」スルスル

    シャルル(痔なんだ…)

    一夏「ええ…っと…あとは上着を」

    シャルル「一夏~、先に行くよ~」カンリョウ

    一夏「はやっ!」

    30 = 1 :

    千冬「遅いぞ織斑!」

    一夏「わ、わるいっ!」

    千冬「なんだその謝りかた…ん?」(なんだか目に生気が戻っているような…)

    千冬「まぁいい、さっさと並べ」

    一夏「お、おぅ」


    千冬「では訓練に入る…それではまず山田先生が見本を…」


    一夏「おいシャルル!置いていくなんて酷いじゃないか!」ヒソヒソ

    シャルル「ごめんねっ!間に合いそうになかったから」ヒソヒソ

    シャルル「そうだ…お昼ジュースでもおごるよ!これからの親睦もかねて」

    一夏「おっ!マジか!ラッキー!」

    千冬「そこ!なにをしゃべっているんだ!」

    一夏「な、なんでもありませんっ!」

    千冬「ふむ…」(どうやら段々と明るくなっているようだな)

    千冬(デュノアのおかげか…男同士悩みを打ち明けられる存在ができたことで心の不安も取り除かれていくことを期待しよう)


    山田「きゃーっ」ドシーン


    一夏「山田先生訓練場につっこんだぞ」

    シャルル「シールドがあるとは言え痛そうだよね」

    一夏「でも山田先生って良い体してるから衝撃とか吸収しそうww」

    シャルル「………」

    一夏「あ、あれ?シャルル!?」

    シャルル「えっ?あっ!そ、そうだよねっ!」

    一夏「……?」

    31 :

    女とわかったらどうなってしまうのだろうか

    32 = 1 :

    今気づいた…鈴のほうが先だった…だから部屋の配置替えとかもろもろストーリーがおじゃんになった…orz

    33 :

    やり直してもええんやで(ニッコリ)

    34 :

    >>33

    お言葉に甘えて書き直してくる。

    シャルを早く登場させたくてあせりすぎたわ

    ので今日はここまで…

    35 :

    悪いが千冬が全ての元凶に見えるな

    どう見ても過剰だし異常

    36 :

    一週間土のみって・・・どこぞの凶悪脱獄犯ライダーじゃねえんだぞ!!

    37 :

    >千冬(デュノアのおかげか…男同士悩みを打ち明けられる存在ができたことで心の不安も取り除かれていくことを期待しよう)

    あっ(察し)

    39 :

    これは女バレしたらガチで死ぬな

    40 :

    首を鍛える言い訳かと思ったらガチかよ

    41 :

    鈴は二組なのでいないを真面目にやったのかと思ったんだな

    42 = 34 :

    悩んだ結果鈴は後回しにする
    というか話が思いつかない


    つづき

    ~更衣室

    一夏「今日の山田先生おもしろかったな!あれで代表候補生なんだから俺でもなれそうだ!」

    シャルル「…じゃ、じゃあぼくは先に部屋に戻ってるねっ!」

    一夏「ん?シャワー浴びてか無いのか?」

    シャルル「い、いや…部屋でゆっくり浴びることにするよっ」

    シャルル「じゃあねっ!」ピュー

    一夏「…変なやつだな」


    43 = 34 :

    ~部屋

    一夏「ふぅ~今日は疲れたな」

    シャルル「あっ、お帰り!」

    一夏「あれ?シャルル…箒は?」

    シャルル「男女が同室ってのがやっぱりまずいみたいでさ」

    シャルル「とりあえず一夏とぼくが一緒の部屋になったんだよ」

    一夏「まぁそりゃそうか…普通ならもっと早く対処するんだけどな」

    一夏「結構この学園もいい加減なんだよな~」

    シャルル「あはは、そうなんだ!」

    一夏「だってさ、いくら幼馴染とは言え年頃の女と一緒だぜ!」

    一夏「男なら浴場の一つもするってもんだ!」ケタケタケタ

    シャルル「へ、へぇ~、そ、そういうもんかな///」

    一夏「?」

    一夏「そういえばシャルルは下ネタとか嫌いなほうなのか?」

    シャルル「えっ?ど、どうして?」

    44 = 34 :

    一夏「今日の山田先生とかさ、男ならやっぱああいう体系には目がいくだろ?」

    一夏「もしかして女に興味ないとかソッチ系かww」

    シャルル「や、やだな~、バリバリ女の子が好きだよ!うん!」

    シャルル「ま、前の学校じゃ下ネタ王子って呼ばれてたくらい下ネタが好きなんだよ!ぼくは!」

    一夏「へ~、それはちょっと引くけどな」

    シャルル(引いちゃうのっ!?)

    一夏「まぁいいや、今日はもう寝ようぜ、シャワーの取り決めとか部屋のことについてはまた明日な」

    一夏「おやすみ~」

    シャルル「お、おやすみっ」

    45 = 34 :

    ~数日後


    一夏「ふぅ、今日も訓練疲れたな~」

    シャルル「そうだね~」

    山田「あっ、織斑くん!デュノアくん!朗報ですよ!」

    山田「な、なんと大浴場が男子にも解禁されたんです!」

    一夏「本当ですか!山田先生!」

    山田「ええっ、ただし曜日と時間の指定はありますが」

    山田「まぁでも男二人であの広さを貸切ですからねっ、先生もちょっとうらやましいです」

    一夏「じゃあ先生も一緒に入りましょうよ!なんつって!」

    山田「もう織斑くんたら!」

    アッハッハッハッ

    シャルル「………」ムゥ

    一夏「ん?どうしたシャルル?」

    シャルル「別にっ」

    一夏「?」

    46 = 34 :

    山田「それじゃあお邪魔しました、お二人仲良くしてくださいね」

    山田(織斑くん…だいぶ元気になってきましてね…これはデュノアくんに感謝ですね♪)

    一夏「さぁてシャワーでも浴びるか」

    シャルル「じゃ、じゃあぼくは先に…」

    一夏(今日も部屋で浴びるのか…)

    一夏「まぁ待てよ、今日は俺と一緒にシャワー浴びようぜ!」

    シャルル「な、なんでッ!?」

    一夏「いいじゃねーか、男同士裸の付き合いも大事だぜ!」

    シャルル「べ、別に裸で付き合わなくても親しくなれると思うけど…」

    一夏「そういうなよ。腹割って話そうぜ!」グイ

    シャルル「キ」

    シャルル「キャーーーーーッ!」ダダダダダダ

    一夏「!??!?!?」

    一夏「な、なんだ一体!?」

    47 = 34 :

    ~部屋

    一夏「ふぅ、ん?シャルルはまだシャワー浴びているのか」

    ザーーーーーー

    一夏「…そういえばボディーソープが切れてたよな」

    一夏「困ってるだろうし、届けてやるか」

    ガチャ

    一夏「おーい、シャルルー、ボディーソープ切れてるだろ?これ変えのやつ」

    シャルル「えっ?」

    一夏「だ…から……ここに置いておく………ッ!?」

    シャルル「えっぁ…い、一夏?」

    一夏「………」

    一夏「……これ」スッ

    シャルル「あ、ありが、と」

    一夏「………じゃあ」ガチャ

    シャルル「………」

    シャルル(み、見られた!?ぼ、ぼくが女だって一夏に見られた!?ど、どうしようっ!!!)

    48 = 34 :

    シャルル(湯気ではっきりと見えてない!?一夏の反応妙に淡白だったし!)

    シャルル(で、でもいくらなんでも見えないってことはないだろうし…)

    シャルル(ああっ!もうっ!どうしてこんな大事な時ッ!)ブンブンブン

    シャルル「……と、とにかく事情を説明しないとッ!」

    ガチャ

    一夏「」ブクブクブク

    シャルル「キャーーーーーッ!」

    シャルル「い、一夏ッ!どうしたのっ!」ダッ

    一夏「」ブクブクブク

    シャルル「しっかりしてっ!」ユサユサ

    一夏「」ゴボゴボゴボ

    シャルル「だ、ダメだ!こういう時は無闇に触っちゃっ!」

    シャルル「先生を呼んでこなきゃ!」ダッ

    49 = 34 :

    -----------------
    ---


    シャルル「こっちですっ!」

    ガチャ

    千冬「い、一夏ッ!」

    一夏「」………

    千冬「このアーモンド臭は…ッ!こ、こいつ青酸カリなんて隠し持ってやがったのかッ!」

    シャルル「せ、青酸カリ!?」

    千冬「クソっ!普通の対応じゃもう助からない!」

    シャルル「ど、どどどうすればっ」アワアワアワ

    千冬「仕方ない…ISの治癒システムを使って」カチャカチャ

    白式「」グシャァ…

    千冬「わたしが使うと見越して壊してやがるッ!なんて馬鹿だッ!」

    シャルル「ぼ、ぼくのラファールを使ってください!」サッ

    千冬「くっ、フォーマットに時間がかかるがやるしかないようだな!」

    千冬「一夏!死ぬなーーーーッ!!」ウィーン

    50 = 34 :

    ・・・・・・・・・・

    ・・・・・・

    ・・・




    ピコーン ピコーン

    シャルル「な、なんとか助かったみたいですね…」

    千冬「ああ…」

    医者「奇跡ですね」

    千冬「すみません、愚弟がなんども…」

    医者「馴れましたよ」

    シャルル「あ、あの…どうして一夏は自殺なんて図ったんでしょうか?」

    千冬「この馬鹿は普段からこんな感じだ。コンビニ行くかのようにフラッと天国へ出かけていこうとするんだ」

    千冬「だが、デュノアが来てからは明るくなって来て、大分安心してたんだが…やっぱり馬鹿はなかなか直らないな…」

    シャルル(ぼくが来てから明るくなった!?なんでだろう?)

    千冬「男の友達が出来たことで学園での不安や不満を共有できると思ってたんだが」

    千冬「もしかして喧嘩でもしたのか?」

    シャルル「ッ!?」

    シャルル「シ、シテナイデスヨ?」

    千冬「?」

    千冬「まぁここ数日みていてもそんな感じじゃなかったし…はぁ~やはり根本的に解決しないとダメか…」

    シャルル(…これって確実にぼくが女だってバレたからだよね)

    シャルル(ISのデータ欲しさに近づいたらまさかこんな事態になるなんて)

    シャルル(ど、どうしよっ!ぼくのせいで一夏が自殺をするようになっちゃったなんて!)

    シャルル(せ、責任とらなきゃっ…だよね!)


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