私的良スレ書庫
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元スレ理沙「京太郎!」プンスコ 京太郎「わかりました」
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京太郎「大丈夫?理沙さん」
理沙「…………」
京太郎母「あら、ごめんなさい、遅れちゃって。えっと……理沙さんってよんでもよろしかった?」
理沙「!?」
京太郎父「おい、失礼だぞ。すみません、京太郎父です。いつも息子がお世話になってます」
理沙「……っ!」
京太郎「はい、ストップ。理沙さん人見知り激しいから落ち着いて」
理沙「だ、大丈夫!」プンスコ
京太郎「嘘。びっくりして上手く喋れてないし、手震えてるし、目泳いでるし、頬ふくらんでるし」
理沙「」シュン
京太郎「とりあえず、入ろう。こんなところで立ち止まってても仕方ないし」
京太郎母「お父さん、見て見て!京太郎ったら偉そうよ」マー
京太郎父「仕方ないだろ、母さん。京太郎だってかっこつけたい年頃なんだ」
京太郎「い・い・か・ら、入れーーっ!!!」
京太郎母「それで、私今気付いちゃったんだけど、野依プロじゃない?雀士の」
京太郎父「おお!テレビで何回も見たことあると思った」ポン
京太郎母「ちょちょ!なんで話さなかったのよ!」
京太郎「聞かれなかったし、ていうか話す前にホテルに帰っちゃったし会った時でいいかなって」
理沙「…………っ!ぇ、えと……ふ、不束者ですがよろしくお願いします!」
京太郎「なんか色々早いよ!挨拶すらしてないから!!」
理沙「!?」ワタワタ
京太郎母「あら、テレビで見たとおりの性格だわ」
京太郎父「うむ、むしろ想像以上だな」
理沙「……す、すみま「カワイイ~!!」!?」
京太郎母「すっごく可愛いわねー。娘にしたいくらい」
京太郎父「娘同然になるんだよ、母さん」
京太郎母「あら、そうだったわー」オッホッホ
理沙「!?!?」
京太郎(駄目だ、止まんないよ、この馬鹿親)
京太郎「ていうかまだ結婚出来ないから」
京太郎母「あら、そうだったわね。ごめんなさいねー理沙ちゃん。この子早生まれだから一年と半年も待たせちゃうわ」
京太郎父「甲斐性のないやつだ」
京太郎「え?俺の所為?ちがくね?」
京太郎「ていうかいいの?自分で言うのなんだけど結構歳離れてるし、ていうか俺が働きはじめてからちょっと経ってからのがいいと思うんだけど」
京太郎父「俺の知り合いなんか二十離れてるのに結婚したし問題無い。金が心配なら支度金をいくらでもやる」
京太郎母「年の差なんてわかってて付き合ってるんじゃないの?」
京太郎「そうだけどさ」
京太郎母「それに、もう決めてるんでしょ。なら私達から言うことは何もないわ」
京太郎「母さん……!」
京太郎母「それにこんなに可愛い娘が出来るのよ!反対するわけないじゃない!理沙ちゃん、後で買い物しましょう!」ハァハァ
理沙「!?!?!?」
京太郎「母さん……」
─────────
──────
───
京太郎母「それじゃぁーね~」フリフリ
京太郎「……大丈夫?」
理沙「…………」コクリ
京太郎「まったく、あの二人は……」
理沙「……良い両親」
京太郎「あんなに振り回されてたのに?」
理沙「よろしくって」
理沙「頑張りすぎるからって」
理沙「……よくわかってる」
京太郎「……」
理沙「今日は泊まる。だから……」
ギュ
理沙「帰ろう」
京太郎「……うん。一緒に帰ろう」
カン!
別視点からの総集編的な何かと両親への報告でした
次は日曜に来ます
ネキは七月終わりくらいにスレを立てると思います
でわでわー
乙です
ネキ楽しみ
ともあれ、あわあわは幸せになるべきであると考える次第である
ネキ楽しみ
ともあれ、あわあわは幸せになるべきであると考える次第である
おつー
咲ちゃんの時も思ったけどイッチ失恋書くの上手いよね
ただ泣かせるだけじゃないのがめちゃくちゃ心えぐってくる
咲ちゃんの時も思ったけどイッチ失恋書くの上手いよね
ただ泣かせるだけじゃないのがめちゃくちゃ心えぐってくる
おつー
のよりんにはあのくらいの両親の方がいいのかもね
あわあわはどこかで救われてくれるさ...
のよりんにはあのくらいの両親の方がいいのかもね
あわあわはどこかで救われてくれるさ...
乙乙
甘々も好きだけど、こういう悲恋も好物です(ゲス顔)
あと、両親への報告のとき京太郎は高二って解釈であってますかね?
甘々も好きだけど、こういう悲恋も好物です(ゲス顔)
あと、両親への報告のとき京太郎は高二って解釈であってますかね?
読み直してきたけど京太郎も成長したなぁ…
のよりんに対してたまらんとか思ってたり、はやりんが帰ったあとにトイレで[田島「チ○コ破裂するっ!」]しようとしたりしてたのに立派になっちゃって
のよりんに対してたまらんとか思ってたり、はやりんが帰ったあとにトイレで[田島「チ○コ破裂するっ!」]しようとしたりしてたのに立派になっちゃって
《つい出ちゃった》
理沙「ただいま」
京太郎「おかえりー」
理沙「!」クンクン
京太郎「あ、気付いた?良い匂いしてるだろ」
理沙「炊き込みごはん!」
京太郎「正解!少しだけ工夫してるけどな」
理沙「?」
京太郎「ささ、荷物を置いて早くご飯を食べようぜ」
理沙「」コクリ
京太郎「それじゃ出すぞ……」
理沙「」ゴクリ
京太郎「どうぞ」コト
理沙「ふぁぁぁ」
京太郎「生姜とごぼうの炊き込みご飯だ。生姜は細切りにしてあるから食感も楽しめるしアクセントにもなるんだよ」
京太郎「それからメインは鳥の照り焼き。あとほうれん草のおひたしも用意してる」
理沙「和風!」
京太郎「結構良い感じに出来たと思うぜ!」
理沙「……このほぐしてるの」
京太郎「お、いいところに気付いてくれた」
理沙「?」
京太郎「そのほぐした鳥の照り焼きはご飯半分食べたら乗っけて」
京太郎「で、これをかけるんですよ」ゴト
理沙「……!出汁!」
京太郎「そう、出汁。出汁に昆布茶の粉末を溶かしたものだ。わさびもちょっと入れたら美味しいだろうな。もちろんのりも用意済み」
京太郎「……理沙さん、顔が緩んでるぜ」ニヤ
理沙「」ハッ
京太郎「さぁ召し上がれ」
理沙「」ハグハグ
京太郎「んー!やっぱ生姜入れたの正解だぜ。炊き込みご飯の味付け自体は薄めにしたから鳥の照り焼きと味が喧嘩しあうこともないし」
理沙「おひたしもいい感じ」
京太郎「あー、やっぱ和食最高だな」
京太郎「あ、半分食べた?んじゃのっけてのっけて……で、この出汁を」トポトポ
京太郎「ほいどうぞ」
理沙「……ジュルジュル……!」
理沙「しんけん美味しい!」
京太郎「しんけん?」
理沙「!?」カァ
京太郎「あぁ!そういえば理沙さん大分県出身だったな」ポン
京太郎「他に大分の方言ってどんなのがあるんだ?」ワクワク
理沙「……」
ズイ
京太郎「?」
京太郎「…………」
理沙「言ったけん……京太郎?」
京太郎「…………ぅ」
理沙「?」
京太郎「方言最高!」
理沙「!?」ビクッ
京太郎「可愛いよ!理沙さん可愛すぎ!」
理沙「」カァァ
京太郎「もっかい!もっかいお願い!」
理沙「もう言わない!」
京太郎「そんなー」ショボン
京太郎「……駄目?」
理沙「言わない」プイ
京太郎「残念……理沙さん」
京太郎「俺も理沙さんのこと大好きだぜ」ニコ
京太郎「さ、ごはん食べようぜ。うわっ、ちょっとふやけちゃってるよ」
京太郎「ん?理沙さん? お~~い」
カン!
《一つの影法師》
俺の彼女、野依理沙はスキンシップが好きだ。
口下手というのもあるからなのか、くっついたり、触りあったりというのが多い。
まぁ初めての彼女だから普通なんて知らないし、もしかしたらこれが普通なのかもしれないが……
もちろん嬉しいのだが弊害もある。
一つは、ちょっと興奮してしまうことだ。
理沙さんはスレンダーだが胸が無いというわけではない。限りなく無いに近いけど……
というか好きな人と密着してるという状況が欲を掻き立てる。
もう一つが―――
京太郎「熱い……」
理沙「!?」
京太郎「あ、いや、その……」
理沙「…………」スッ
京太郎(言っちまった……いやいや確かに熱いけど、嬉しいんだよな……)
京太郎(でもなんかこれ言ったらがっついてるように思われるかな。うーん……)
京太郎「あ、これ理沙さんに似合いそう。ほら」
理沙「」ウズウズ
京太郎「理沙さん?」
理沙「!」ハッ
理沙「い、いらない!」
京太郎(可愛いネックレスなんだけどなー)
京太郎(というかもしかしてくっつくのめっちゃ我慢してる?)
京太郎(理沙さんならあるな。黙って我慢しちゃうタイプだからな)
京太郎(……よし)
京太郎「理沙さん、散歩しよう。最近近くの川沿いにクレープ屋が来るんだけど、評判いいらしい」
理沙「行く!」
京太郎(よしよし、やっぱ理沙さんも女の子だもんな。美味しいクレープという魔力には勝てまい)フッフッフ
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京太郎「お、いけるじゃん」
理沙「美味しい!」
京太郎「生クリームがくどくなくてペロッと食べれるな。こっちの味も食べてみる?」
理沙「……」コクリ
京太郎「ほい、あーん」
理沙「パク……こっちもいい!」
京太郎(やっぱ理沙さんの笑顔はいいなぁ)
理沙「京太郎!」アーン
京太郎「あーん……んー!ベリーの爽かな酸味がマッチしてる!」
理沙「! ついてる」フキフキ
京太郎「むぐ……ありがとう」
京太郎「そろそろ帰ろっか」
理沙「」コクリ
京太郎「はい」スッ
理沙「!?」
京太郎「腕組もうぜ」ニコ
理沙「」アセアセ
京太郎「確かにちょっと熱いけど……それ以上に嬉しいから」
京太郎「なんて」ボソ
理沙「……」オソルオソル
ギュー
京太郎「見て」
理沙「?」
京太郎「影、一つになってる」
京太郎「結婚したけどさ、まだまだお互い知らないことってあると思うんだ」
京太郎「だからこれから先もこうやって寄り添って知っていけたらなって思う」
理沙「……離さない」ギュー
京太郎「俺も」ギュー
京太郎「あ、そういや理沙にプレゼント買ったんだ」
理沙「!! 何を?」
京太郎「帰ってからのお楽しみってことで」
理沙「けち!」
理沙「……!」コチョコチョコチョ
京太郎「あはははははは! ちょ!それやめ、あははははははは!!」
カン!
《運命に依って心が通じる》
そう、それは本来繋がってなかった道かもしれない
たまたま親戚が東京にいて、
たまたま東京の高校に進学することを許され、
たまたま親戚を通して知り合い、
たまたま気が合って、
たまたまお互い好きになった、
全部偶然かもしれない。
でも、その偶然が重なったから今、一緒にいる。
もしかしたら今頃長野でそのまま進学し、ハンドボールを続けていたか、あるいは何か別のことがあって麻雀をしていたかもしれない。
全く別のことをしている可能性もある。
そんなことを言い出したらきりがないだろう。
だから、ここにいるのは必然であり、奇跡だ。
京太郎「ただいまー」
理沙「ただいま」
京太郎「よいしょっと……それじゃ残りの荷物降ろしてくるわ」
理沙「手伝う!」
京太郎「ダメダメ、理沙はゆっくりしてて」
理沙「」ムー
京太郎「そんな顔しても許しません!」
理沙「」ショボーン
京太郎「そ、そんな顔しても……くっ」
理沙「もう一押し」
京太郎「はっ、駄目ったら駄目だ!理沙の仕事はゆっくりすること!」
理沙「わかった」
京太郎「まったく……うちの両親に感化され始めてから押しがつえーんだから……」
理沙「いい両親」
京太郎「俺は振り回されっぱなしだよ!」
京太郎「ふぅ……うん、こんなもんか」
理沙「ありがと」
京太郎「なんのなんの」
京太郎「さて、これどう配置する? 赤ちゃんグッズ」
理沙「見えるとこ!」
京太郎「そりゃそうだけど、うーん……ほらこことか良いスペースだけどキッチンからだと隠れるじゃん。キッチンからでも見える位置にしたいよな」
理沙「……!テレビの位置!」
京太郎「あー、それがいいかも。変えるしかないな」
京太郎「でもテレビ台重いしなぁ……前は父さんに手伝ってもらったけど、最近腰やっちゃったって言ってたしな……」
理沙「みさき!」
京太郎「みさきさんの彼氏手伝ってくれっかな?忙しそうだし予定合うかどうか」
理沙「来る」
京太郎「あ、そうなんだ。そん時に頼んでみようか」
理沙「」クイクイ
京太郎「ん、おいで」
理沙「」ギュー
京太郎「やっぱりちょっと不安になる感じか?」
理沙「……」コクリ
京太郎「とりあえず座ろっか」
理沙「」コクリ
京太郎(一緒に買い物行ったからかな?)
京太郎(いやいや、やっぱこういうのは一緒に選ぶもんだろ。間違ってない。こうなるのは仕方無いことなんだ)
京太郎(何か話題……)
京太郎「あ、そういや見てもらいたいもんがあるんだ」
理沙「?」
京太郎「子供の名前さ、理沙がこんな名前が良いっていくつか挙げてただろ?」
理沙「」コクリ
京太郎「そんなかの一つに俺が漢字当てはめて占いしてもらってきたんだよ。それがこれ」
『沙耶果』
京太郎「『耶』は他の人の声を聞くことに長けていて、人が集まってくるって意味があって『果』はそのまま果たす、果実に使われてる通り実らせるって意味がある」
京太郎「そこから人を尊重しつつ自分の夢も果たし、他の人が集まってくるような、しっかりした明るい子に育って欲しいって意味を込めたんだけど……どうだ?」
理沙「良い名前!」プンスコ
京太郎「……ほんとはな、『沙』を『早』に変えたほうがいいって言われたんだ。そっちのが運勢的にいいらしい」
理沙「……」
京太郎「でもさ、やっぱ『沙』の字を使いたかったんだよ」
京太郎「俺が一番好きな人の名前からあやかりたかったからさ」ポリポリ
京太郎「あ、でも、あれなんですよ。『沙』には悪いものを捨てるって意味あるから、やっぱ良い子に育ってほしいしな」
京太郎「名前の意味欲張りすぎたかな?」アハハ
京太郎「名前占いも秘められた内面?の占い結果が悪かっただけで他の結果はいいんだって」
京太郎「ほら、性格なんて最大吉でさ、話上手とか人に喜びを与えるとかべた褒めで
ギューー
京太郎「り、理沙?」
理沙「…………」ヒック
京太郎「」ナデナデ
理沙「あ、ありがと」ポロポロ
京太郎「……こちらこそ。いつもお世話になってるしな」
理沙「ほんと?」
京太郎「ほんと」
京太郎「だからこうやって甘えてくれると嬉しい」ニコ
理沙「……子供」
理沙「もう一人」
京太郎「え?気早くない?まだ一人目産まれてないぞ」
理沙「京太郎から名前もらう」
京太郎「……あはは、なんかそう堂々と言われると恥ずかしいな」
京太郎「ん?てことは俺が考えた漢字は……」
理沙「採用!」
京太郎「よっしゃ!頑張って考えた甲斐があったぜ!」
理沙「」クス
理沙「……」
京太郎「……」
雰囲気に誘われてか、どちらからともなくキスをする。
自分達の空間を甘美な空気で満たしていく。
そう、ここは二人で作りあげた部屋 ―せかい―。
他の人に後押しされ
笑い合って
冗談を言い合って
恋人がするようなことをし
時には喧嘩をしたこともあった。
そうして繋がっている。
まるで最初の頃が嘘のよう。
最初は全く考えてることがわからなくてどうしようかと悩んだものだ。
それが今では言葉にしなくても理解できる。
必然であり、奇跡。
こういうのを『運命』って呼ぶのだろう―――
カン!
おまけまで見てくださってありがとうございました
このスレでの投下は以上になります
方言は大分 方言でぐぐって一番響きのいいものを選んだので使われてないかも?
あと最後の小ネタで使った『耶』の字の解釈は漢字ホメールⅢ世という方のブログからお借りいたしました
残りは埋めてくださっても残しておいてくださっても良いです
残ってたら新スレ立てた時に報告いたします
でわでわー
残すためにレスしないでおこうかとも思ったけど、乙せずにはいられないな
どの小ネタも良かったし、なにより子供の名前がすっごく良かったです!
本当にお疲れ様でした!
どの小ネタも良かったし、なにより子供の名前がすっごく良かったです!
本当にお疲れ様でした!
乙です
>>1の次回作にご期待ください
>>1の次回作にご期待ください
乙!
やっぱり呼び捨てにはぐっとくる
あの2人がねぇww(親戚のおばちゃん
やっぱり呼び捨てにはぐっとくる
あの2人がねぇww(親戚のおばちゃん
方言はほとんど合ってるから安心していいよー
しっかしのよりんの方言破壊力よ……
おつ
しっかしのよりんの方言破壊力よ……
おつ
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