私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
元スレ吹雪「どう考えてもこの鎮守府はおかしいです!!」
SS+ スレッド一覧へ / SS+ とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ★★
レスフィルター : (試験中)
二丁目鎮守府 リビング
提督「……うーん……やることがないと暇だな……」
吹雪「プラモデルは作らないんですか?」
提督「作るものはだいたい作ったからなぁ……それに今はそういう気分じゃない、吹雪ちゃんは何かある?」
吹雪「私も司令官と同じで……艤装の整備は昨日やったし、朝のトレーニングはもう終わったし……」
吹雪「買い出しするものも特に……補給物資は揃ってますか?」
提督「んー……まだ金庫1個分あるし大丈夫だな」ガチャ
提督「ヲ級達も寝てるし……テレビを見るくらいしかやることがない……ってな訳で……」ボスッ
提督「……俺はテレビを見させてもらうぞ」ピッ
吹雪「……でも、今の時間面白いの無いですよ?」ポスッ
提督「たまには面白くない番組をぼんやり見るのも悪く無いだろ?」
吹雪「そういうものですか?」
提督「そういうものだ」
吹雪「ふぅん……あ、寝転んでいいですか?」
提督「狭くしないなら」
吹雪「はーい……」ゴロン
提督「……」ボンヤリ
吹雪「……」ボンヤリ
40分後
TV『今週のグルメは……』
吹雪「……こういうのって美味しいんですか?」
提督「普通に美味いけど、毎日食おうと思わない物ばっかだな」
吹雪「でしょうね……それに毎日こんなものばっかり食べてたらお腹が……」
提督「グルメ芸能人って大変らしいな、体型の維持とか何やらで」
吹雪「そうなんですか?やっぱり太るんですね……」
提督「食い過ぎからの嘔吐でガリガリになるか、でっぷり糖尿病コースかだな、いいことなんか一つもない」
吹雪「……あまり想像したくないです」
提督「だなー……」ピッ
TV『あれは嘘だ ウワーァーーーー!!』
吹雪「あ、映画」
提督「お、懐かしいな……見る?」
吹雪「はい!」
提督「……うーん……やることがないと暇だな……」
吹雪「プラモデルは作らないんですか?」
提督「作るものはだいたい作ったからなぁ……それに今はそういう気分じゃない、吹雪ちゃんは何かある?」
吹雪「私も司令官と同じで……艤装の整備は昨日やったし、朝のトレーニングはもう終わったし……」
吹雪「買い出しするものも特に……補給物資は揃ってますか?」
提督「んー……まだ金庫1個分あるし大丈夫だな」ガチャ
提督「ヲ級達も寝てるし……テレビを見るくらいしかやることがない……ってな訳で……」ボスッ
提督「……俺はテレビを見させてもらうぞ」ピッ
吹雪「……でも、今の時間面白いの無いですよ?」ポスッ
提督「たまには面白くない番組をぼんやり見るのも悪く無いだろ?」
吹雪「そういうものですか?」
提督「そういうものだ」
吹雪「ふぅん……あ、寝転んでいいですか?」
提督「狭くしないなら」
吹雪「はーい……」ゴロン
提督「……」ボンヤリ
吹雪「……」ボンヤリ
40分後
TV『今週のグルメは……』
吹雪「……こういうのって美味しいんですか?」
提督「普通に美味いけど、毎日食おうと思わない物ばっかだな」
吹雪「でしょうね……それに毎日こんなものばっかり食べてたらお腹が……」
提督「グルメ芸能人って大変らしいな、体型の維持とか何やらで」
吹雪「そうなんですか?やっぱり太るんですね……」
提督「食い過ぎからの嘔吐でガリガリになるか、でっぷり糖尿病コースかだな、いいことなんか一つもない」
吹雪「……あまり想像したくないです」
提督「だなー……」ピッ
TV『あれは嘘だ ウワーァーーーー!!』
吹雪「あ、映画」
提督「お、懐かしいな……見る?」
吹雪「はい!」
提督「…………」
ハネノツイタカヌーヨ
吹雪「…………」ウトウト
提督「…………」
ダッタラコゲバイイダロ
吹雪「…………」
提督「んー……」
吹雪「…………ハッ」ピクッ
吹雪「……」ムクッ
提督「?」
吹雪「?」
提督「いや、何も」
吹雪「?そうですか……」
提督「……」ポケーッ
吹雪「……」ボンヤリ
ドドドドドドド ウワーッ カチッ ドカーン
吹雪「銃身溶けちゃいますよ?あんな撃ち方じゃ」
提督「主人公の銃身は溶けないんだ、映画の常識だよ」
吹雪「うーん……そうなんですか?」
提督「あぁ、そう捉えれば別に不思議じゃない」
吹雪「ふぅん……」
ミテコイカルロ
提督「……」
吹雪「……」
提督「ポップコーンが欲しくなるな……」
吹雪「え?何でですか?」
提督「そりゃ映画といえばポップコーンだろ」
吹雪「?」クビカシゲ
提督「……違うのか?」
吹雪「いえ……よく分からなくて……」
提督「……これがジェネレーションなんたらか……」
ハネノツイタカヌーヨ
吹雪「…………」ウトウト
提督「…………」
ダッタラコゲバイイダロ
吹雪「…………」
提督「んー……」
吹雪「…………ハッ」ピクッ
吹雪「……」ムクッ
提督「?」
吹雪「?」
提督「いや、何も」
吹雪「?そうですか……」
提督「……」ポケーッ
吹雪「……」ボンヤリ
ドドドドドドド ウワーッ カチッ ドカーン
吹雪「銃身溶けちゃいますよ?あんな撃ち方じゃ」
提督「主人公の銃身は溶けないんだ、映画の常識だよ」
吹雪「うーん……そうなんですか?」
提督「あぁ、そう捉えれば別に不思議じゃない」
吹雪「ふぅん……」
ミテコイカルロ
提督「……」
吹雪「……」
提督「ポップコーンが欲しくなるな……」
吹雪「え?何でですか?」
提督「そりゃ映画といえばポップコーンだろ」
吹雪「?」クビカシゲ
提督「……違うのか?」
吹雪「いえ……よく分からなくて……」
提督「……これがジェネレーションなんたらか……」
映画館のポップコーンの香ばしさは異常
それに比べて家庭で作るフライパンポップコーンのふにゃふにゃ感といったら
それに比べて家庭で作るフライパンポップコーンのふにゃふにゃ感といったら
提督「…………」
吹雪「……」
モウアウコトハナイデショウ
提督「……終わりか……」
吹雪「激しい映画でしたね……」
提督「何回見ても飽きないなやっぱ……」チラ
提督「……昼か……昼何食べたい?」
吹雪「そうですね……司令官は何が好きですか?」
提督「俺か?俺はーそうだなー……今日は暑いし冷たいものかなぁ……」
吹雪「冷たいもの……冷やし中華とか、冷やしうどん……とか?」
提督「その辺だな、冷奴でもいいけど」
吹雪「そうですね……じゃあ冷やし中華にしましょうよ!」
提督「そうだな、たまにはそういうのも悪くない……が、材料だな……」
吹雪「あ、じゃあ私買ってきます!」
提督「いいの?一緒に行こうか?」
吹雪「いえ、今日のお昼は私が作りますから、司令官は休んでて下さい!」
提督「ほー……じゃあ任せてみるかな……」
吹雪「期待して下さい!えっと……いくら位必要でしょうか?」
提督「カニカマって高いしな、それに麺とか他の材料もあるし……3000円位渡しとくよ」
吹雪「そんなに?いいんですか?」
提督「あぁ、冷やし中華って結構変わった材料を多く使うし、適当に買ってきなよ」
吹雪「あ、ありがとうございます!やった……」
提督「お釣りは返してくれよ?」
吹雪「……そうですよね……」シュン
提督「お金持ってても使わないじゃん」
吹雪「使いますよっ私だって女の子なんですから」
提督「ほう……例えば?」
吹雪「それは勿論…………エット……エット……」
提督「……使ってないじゃん……」
吹雪「こ、これから使うんです!」
提督「……そうか、じゃあ、お釣りあげるよ、好きなもの買ってきな」
吹雪「あ、ありがとうございます!」
提督(って言っても……お釣り千数百円で何買うんだろ……)
吹雪「……」
モウアウコトハナイデショウ
提督「……終わりか……」
吹雪「激しい映画でしたね……」
提督「何回見ても飽きないなやっぱ……」チラ
提督「……昼か……昼何食べたい?」
吹雪「そうですね……司令官は何が好きですか?」
提督「俺か?俺はーそうだなー……今日は暑いし冷たいものかなぁ……」
吹雪「冷たいもの……冷やし中華とか、冷やしうどん……とか?」
提督「その辺だな、冷奴でもいいけど」
吹雪「そうですね……じゃあ冷やし中華にしましょうよ!」
提督「そうだな、たまにはそういうのも悪くない……が、材料だな……」
吹雪「あ、じゃあ私買ってきます!」
提督「いいの?一緒に行こうか?」
吹雪「いえ、今日のお昼は私が作りますから、司令官は休んでて下さい!」
提督「ほー……じゃあ任せてみるかな……」
吹雪「期待して下さい!えっと……いくら位必要でしょうか?」
提督「カニカマって高いしな、それに麺とか他の材料もあるし……3000円位渡しとくよ」
吹雪「そんなに?いいんですか?」
提督「あぁ、冷やし中華って結構変わった材料を多く使うし、適当に買ってきなよ」
吹雪「あ、ありがとうございます!やった……」
提督「お釣りは返してくれよ?」
吹雪「……そうですよね……」シュン
提督「お金持ってても使わないじゃん」
吹雪「使いますよっ私だって女の子なんですから」
提督「ほう……例えば?」
吹雪「それは勿論…………エット……エット……」
提督「……使ってないじゃん……」
吹雪「こ、これから使うんです!」
提督「……そうか、じゃあ、お釣りあげるよ、好きなもの買ってきな」
吹雪「あ、ありがとうございます!」
提督(って言っても……お釣り千数百円で何買うんだろ……)
吹雪「行ってきまーす」
提督「いってらー」
ガララッ ガラララッピシャッ
提督「……胸騒ぎがするようなしないような……」
レ級「ム……ナ?」フキフキ
提督「お、レ級、起きてたのか」
レ級「ン」コクコク
提督「……だんだん喋れるようになってないか?お前……」
レ級「ンー」ムムム
レ級「……」フルフル
提督「そうか?まぁ、まだまだ練習が必要だよな」ナデナデ
レ級「ウー…」モジモジ
提督「ん?どうした?」
レ級「ウー……ンー……」キュゥー
提督「お腹痛いのか?」
レ級「ンーン」フルフル
レ級「……」サスサス
レ級「アゥ……」キュゥ
提督「……腹減ってるのか?」
レ級「ンッ!」コクッコクッ
提督「なるほど、待ってろ、すぐ用意してやるよ」
レ級「ーッ!」ニカッ
前浜町
吹雪「っふぅ……」
吹雪「よしっ……この3000円……カニカマと麺と野菜で1500円減る……減らし過ぎかな……」
吹雪「……これで司令官が喜ぶものを……」
吹雪「何買おうかなー……司令官の好きなものはー……」ルンルン
提督「いってらー」
ガララッ ガラララッピシャッ
提督「……胸騒ぎがするようなしないような……」
レ級「ム……ナ?」フキフキ
提督「お、レ級、起きてたのか」
レ級「ン」コクコク
提督「……だんだん喋れるようになってないか?お前……」
レ級「ンー」ムムム
レ級「……」フルフル
提督「そうか?まぁ、まだまだ練習が必要だよな」ナデナデ
レ級「ウー…」モジモジ
提督「ん?どうした?」
レ級「ウー……ンー……」キュゥー
提督「お腹痛いのか?」
レ級「ンーン」フルフル
レ級「……」サスサス
レ級「アゥ……」キュゥ
提督「……腹減ってるのか?」
レ級「ンッ!」コクッコクッ
提督「なるほど、待ってろ、すぐ用意してやるよ」
レ級「ーッ!」ニカッ
前浜町
吹雪「っふぅ……」
吹雪「よしっ……この3000円……カニカマと麺と野菜で1500円減る……減らし過ぎかな……」
吹雪「……これで司令官が喜ぶものを……」
吹雪「何買おうかなー……司令官の好きなものはー……」ルンルン
隠れ棲地
空母ヲ級「……家を出たか、おい、そっちはどうだ?」
戦艦レ級「マエハマ進行ルートに敵艦娘なし、敵機も確認できず、呉の連中はミッドウェーに向けての作戦会議だ」
戦艦レ級「……あいつらの心配はない……横須賀は……」クルッ
戦艦レ級「こっちも大丈夫だ、巡回はあるもののアタシたちには気づかねぇ」
空母ヲ級「了解、お前の艦載機はどこに居る?」
戦艦レ級「えっとだな……姫の命令で1機は呉空域、もう一機はお前の編隊に紛れて散開してる」
空母ヲ級「……はぁ……隊列を乱す艦載機が混じってると思ったらお前のか、そいつも呉に回せ、邪魔だ」
戦艦レ級「あいよ」
空母ヲ級「………………異常はないな……よし……行くぞ!弾はあるな!?」
戦艦レ級「昨日APが一個届いた、装填済みだ!行くぜ!!」
空母ヲ級「あぁ!今日こそ年貢の納め時だ!」キュゥゥン……!! ドシュゥーーン!!!
戦艦レ級「最後に笑うのはアタシたちなんだよ!!」グワァン…ヴヴン……ドシュウウウウウウ!!!
AL海域
北方棲姫(……遅い……!あの役立たず何やってんのよ……!!)
北方棲姫(戦闘機が揃わないんじゃ呉の艦娘に対抗できないっていうのに……!)
北方棲姫(……艦娘の出撃はもうすぐ……時間がない……飛行場の戦闘機が揃って何で私のが揃わないのよ!)
北方棲姫(…………今日中に戦闘機が来なかったら……あいつらを裏切り者とみなすしかないわね……)
北方棲姫(……そうよ、私に我慢をさせるノーマルタイプなんて生意気にも程があるもの)
北方棲姫(……姫級の私を馬鹿にしたこと、沈んでも後悔させてやるんだから……)ニヤ
北方棲姫「……フフフ……シズメナイ……コロシテヤル……」ニタァ
空母ヲ級「……家を出たか、おい、そっちはどうだ?」
戦艦レ級「マエハマ進行ルートに敵艦娘なし、敵機も確認できず、呉の連中はミッドウェーに向けての作戦会議だ」
戦艦レ級「……あいつらの心配はない……横須賀は……」クルッ
戦艦レ級「こっちも大丈夫だ、巡回はあるもののアタシたちには気づかねぇ」
空母ヲ級「了解、お前の艦載機はどこに居る?」
戦艦レ級「えっとだな……姫の命令で1機は呉空域、もう一機はお前の編隊に紛れて散開してる」
空母ヲ級「……はぁ……隊列を乱す艦載機が混じってると思ったらお前のか、そいつも呉に回せ、邪魔だ」
戦艦レ級「あいよ」
空母ヲ級「………………異常はないな……よし……行くぞ!弾はあるな!?」
戦艦レ級「昨日APが一個届いた、装填済みだ!行くぜ!!」
空母ヲ級「あぁ!今日こそ年貢の納め時だ!」キュゥゥン……!! ドシュゥーーン!!!
戦艦レ級「最後に笑うのはアタシたちなんだよ!!」グワァン…ヴヴン……ドシュウウウウウウ!!!
AL海域
北方棲姫(……遅い……!あの役立たず何やってんのよ……!!)
北方棲姫(戦闘機が揃わないんじゃ呉の艦娘に対抗できないっていうのに……!)
北方棲姫(……艦娘の出撃はもうすぐ……時間がない……飛行場の戦闘機が揃って何で私のが揃わないのよ!)
北方棲姫(…………今日中に戦闘機が来なかったら……あいつらを裏切り者とみなすしかないわね……)
北方棲姫(……そうよ、私に我慢をさせるノーマルタイプなんて生意気にも程があるもの)
北方棲姫(……姫級の私を馬鹿にしたこと、沈んでも後悔させてやるんだから……)ニヤ
北方棲姫「……フフフ……シズメナイ……コロシテヤル……」ニタァ
寂れ商店街 外れ
吹雪「……安く買えるお店があってよかったぁー……後乃木市よりこっちの方が安いよね……」
吹雪「やおやさんは閉まってたから……えっと次はバスで……」テクテク
吹雪「……バス停ってこっちのほうが近かったっけ……」キョロキョロ
吹雪「うん、この道を抜ければ……」テクテクテク
吹雪「…………」テクテク
バス停
吹雪「ふぅ……着いた……ん?」
??「…………」
??「…………」
吹雪「あ、こんにちは」
??「あ、は、はい……こんにちは」
??「……こんちは」
吹雪「……」
??「……」
??「……」
吹雪「……」チラ
??「……」
??「……」
吹雪「……あの……」
??「は、はい!」
吹雪「……風邪、ですか?顔が青いような気がしますけど……」
??「え、えぇ……私達……い、今から病院に行くところでして……あは、あはは……」
??「ゴホッゴホッ……アタシも、カゼ、めっちゃこじらせちゃって……ゲホッ」
吹雪「そうですか……マスク、苦しいでしょう?」
??「えぇ、ま、まぁ……あ、あなたは?か、カゼとか、大丈夫ですか?」
吹雪「私ですか?私は別に……」
??「そ、そっか、あ、アタシたちとは違うもんなー……」
吹雪「え?」
??「オイ!! あ、いえ、このこの言うことは気にしないでください……それにしても、ばす?バス、遅いですね」
吹雪「えぇ……」
??「……アタシ、もうダメだよー……早く病院行きたーい」
吹雪「…………」
吹雪(変わった人たちだなぁ……)
吹雪「……安く買えるお店があってよかったぁー……後乃木市よりこっちの方が安いよね……」
吹雪「やおやさんは閉まってたから……えっと次はバスで……」テクテク
吹雪「……バス停ってこっちのほうが近かったっけ……」キョロキョロ
吹雪「うん、この道を抜ければ……」テクテクテク
吹雪「…………」テクテク
バス停
吹雪「ふぅ……着いた……ん?」
??「…………」
??「…………」
吹雪「あ、こんにちは」
??「あ、は、はい……こんにちは」
??「……こんちは」
吹雪「……」
??「……」
??「……」
吹雪「……」チラ
??「……」
??「……」
吹雪「……あの……」
??「は、はい!」
吹雪「……風邪、ですか?顔が青いような気がしますけど……」
??「え、えぇ……私達……い、今から病院に行くところでして……あは、あはは……」
??「ゴホッゴホッ……アタシも、カゼ、めっちゃこじらせちゃって……ゲホッ」
吹雪「そうですか……マスク、苦しいでしょう?」
??「えぇ、ま、まぁ……あ、あなたは?か、カゼとか、大丈夫ですか?」
吹雪「私ですか?私は別に……」
??「そ、そっか、あ、アタシたちとは違うもんなー……」
吹雪「え?」
??「オイ!! あ、いえ、このこの言うことは気にしないでください……それにしても、ばす?バス、遅いですね」
吹雪「えぇ……」
??「……アタシ、もうダメだよー……早く病院行きたーい」
吹雪「…………」
吹雪(変わった人たちだなぁ……)
空母ヲ級(……バレないな)ヒソッ
戦艦レ級(単純なんだな)ヒソッ
吹雪「……」
空母ヲ級(……ばすって、何だ?)
戦艦レ級(……さぁ?)
空母ヲ級(さぁ?じゃないだろ、じゃあ何でこいつはここに立ってるんだ?)
戦艦レ級(あたしに聞くなよ、こいつに聞けこいつに)
空母ヲ級(馬鹿言うな、バス停?って書いてあるこれに立ってる以上ばす?知ってないとおかしいだろうが)
吹雪「……?」
戦艦レ級(……知らないのは仕方ねぇだろ……こいつに付いて行けばなんとかなる……多分な)
空母ヲ級(……そうか……?)
ブロロロロロロー……
吹雪「あ、バス来ましたよ!」
戦艦レ級(……上手くやれよ)
空母ヲ級(……で、でかい箱が来た……あれがバスか……)
吹雪「……えっと……運賃は……」
空母ヲ級「うん……!?」カァァ
戦艦レ級「……」ドンビキ
空母ヲ級(いきなりなんて言葉口走ってるんだこいつ……)カァァ
戦艦レ級(赤の他人のど真ん中だぞ……正気かこの艦娘……)
吹雪「?」
空母ヲ級「……コホンッ」
戦艦レ級「…………」
運転手「お客さん?乗らないの?」
吹雪「あ、すみません、すぐ乗ります!」
戦艦レ級「あ、乗る?乗る」
空母ヲ級「失礼します……」
戦艦レ級(単純なんだな)ヒソッ
吹雪「……」
空母ヲ級(……ばすって、何だ?)
戦艦レ級(……さぁ?)
空母ヲ級(さぁ?じゃないだろ、じゃあ何でこいつはここに立ってるんだ?)
戦艦レ級(あたしに聞くなよ、こいつに聞けこいつに)
空母ヲ級(馬鹿言うな、バス停?って書いてあるこれに立ってる以上ばす?知ってないとおかしいだろうが)
吹雪「……?」
戦艦レ級(……知らないのは仕方ねぇだろ……こいつに付いて行けばなんとかなる……多分な)
空母ヲ級(……そうか……?)
ブロロロロロロー……
吹雪「あ、バス来ましたよ!」
戦艦レ級(……上手くやれよ)
空母ヲ級(……で、でかい箱が来た……あれがバスか……)
吹雪「……えっと……運賃は……」
空母ヲ級「うん……!?」カァァ
戦艦レ級「……」ドンビキ
空母ヲ級(いきなりなんて言葉口走ってるんだこいつ……)カァァ
戦艦レ級(赤の他人のど真ん中だぞ……正気かこの艦娘……)
吹雪「?」
空母ヲ級「……コホンッ」
戦艦レ級「…………」
運転手「お客さん?乗らないの?」
吹雪「あ、すみません、すぐ乗ります!」
戦艦レ級「あ、乗る?乗る」
空母ヲ級「失礼します……」
バス 車内
吹雪「……」コックリッコックリ…
戦艦レ級「っとと……」
空母ヲ級「…………随分揺れるな……」
戦艦レ級「……あぁ……」
空母ヲ級「一体どこに向かっているんだ……」
戦艦レ級「知らね……だが……」チラッ
吹雪「……ん……んぅ……」スヤスヤ
空母ヲ級「……チャンスだな……」
戦艦レ級「あぁ、ここでこいつを持って帰れば……」
空母ヲ級「……よし……善は急げだ……」スクッ
戦艦レ級「あぁ……艦娘を捕獲するぞ」ダキッ
吹雪「…………」ダランッ
空母ヲ級「おい、手はちゃんとお腹の上に乗せろ、起きるだろ」
戦艦レ級「おっと、すまねぇ……んしょっ」
吹雪「…………」スヤスヤ
空母ヲ級「よし、脱出するぞ」
戦艦レ級「……どうやって?」
空母ヲ級「…………」
戦艦レ級「…………窓、割るか?」
空母ヲ級「そんなことしてみろ、二度とマエハマに入れなくなるぞ……」
戦艦レ級「……じゃあどうすんだよ」
空母ヲ級「…………」
戦艦レ級「……」
空母ヲ級「……止まるまで待つか」ストッ
戦艦レ級「……そうすっか……でも艦娘はどうすんだ?」ストッ
空母ヲ級「あぁ……睡眠薬とかは?」
戦艦レ級「ねぇよ」
空母ヲ級「……とりあえず……一旦元の場所に置いとこう」ポスッ
吹雪「……」スヤスヤ
戦艦レ級「……結局何も変わってねぇじゃん」
空母ヲ級「バスから脱出してからまた攫う方法を考えよう……」
吹雪「……」コックリッコックリ…
戦艦レ級「っとと……」
空母ヲ級「…………随分揺れるな……」
戦艦レ級「……あぁ……」
空母ヲ級「一体どこに向かっているんだ……」
戦艦レ級「知らね……だが……」チラッ
吹雪「……ん……んぅ……」スヤスヤ
空母ヲ級「……チャンスだな……」
戦艦レ級「あぁ、ここでこいつを持って帰れば……」
空母ヲ級「……よし……善は急げだ……」スクッ
戦艦レ級「あぁ……艦娘を捕獲するぞ」ダキッ
吹雪「…………」ダランッ
空母ヲ級「おい、手はちゃんとお腹の上に乗せろ、起きるだろ」
戦艦レ級「おっと、すまねぇ……んしょっ」
吹雪「…………」スヤスヤ
空母ヲ級「よし、脱出するぞ」
戦艦レ級「……どうやって?」
空母ヲ級「…………」
戦艦レ級「…………窓、割るか?」
空母ヲ級「そんなことしてみろ、二度とマエハマに入れなくなるぞ……」
戦艦レ級「……じゃあどうすんだよ」
空母ヲ級「…………」
戦艦レ級「……」
空母ヲ級「……止まるまで待つか」ストッ
戦艦レ級「……そうすっか……でも艦娘はどうすんだ?」ストッ
空母ヲ級「あぁ……睡眠薬とかは?」
戦艦レ級「ねぇよ」
空母ヲ級「……とりあえず……一旦元の場所に置いとこう」ポスッ
吹雪「……」スヤスヤ
戦艦レ級「……結局何も変わってねぇじゃん」
空母ヲ級「バスから脱出してからまた攫う方法を考えよう……」
あの時は、運賃を払わないのでどちらにしろアウトだということに気づいてなかったんだ…
ツギットマリマス
吹雪「ふぁぁ……さて……降りようかな」
空母ヲ級「……よし、私達もおりるぞ」
戦艦レ級「……うんち払わないといけないぞ?」
空母ヲ級「……分かってるよ……少し後ろ向いてろ」ヌギッ
戦艦レ級「……あたしもやらなきゃならねぇのか……」ヌギッ
吹雪「!?……ちょ、ちょっと何やってるんですか!?」
戦艦レ級「え?うんち払うんでしょ?」
吹雪「運賃は払いますけど体では払えませんよ!?」
・
・
・
・
数十分後 後乃木市役所前
吹雪「……ふぅ……びっくりしましたよ…………バス、知らなかったんですね……」
空母ヲ級「……///」コクッ
戦艦レ級「……///」メソラシ
吹雪「まぁ……いいや……帰りは大丈夫ですか?」
空母ヲ級「……はい」
戦艦レ級「えぇ」
吹雪「次からは気をつけてくださいね?では……」テクテク
吹雪「はぁぁ……残り1000円か……」テクテク
空母ヲ級「……」クイッ
戦艦レ級「……」コクッ
戦艦レ級「…………」
空母ヲ級「おい何やってる……早く行け……」
戦艦レ級「え?少し待ての合図じゃなかったのか?」
空母ヲ級「あの無防備な後ろ姿で攻撃指示を出さないバカが居るか、いいから早く行け!」
戦艦レ級「はいはい……人使いの荒い女だよホント……」ヌギッ ダッ!!
スタタタタタタタッ!!
吹雪「ふぁぁ……さて……降りようかな」
空母ヲ級「……よし、私達もおりるぞ」
戦艦レ級「……うんち払わないといけないぞ?」
空母ヲ級「……分かってるよ……少し後ろ向いてろ」ヌギッ
戦艦レ級「……あたしもやらなきゃならねぇのか……」ヌギッ
吹雪「!?……ちょ、ちょっと何やってるんですか!?」
戦艦レ級「え?うんち払うんでしょ?」
吹雪「運賃は払いますけど体では払えませんよ!?」
・
・
・
・
数十分後 後乃木市役所前
吹雪「……ふぅ……びっくりしましたよ…………バス、知らなかったんですね……」
空母ヲ級「……///」コクッ
戦艦レ級「……///」メソラシ
吹雪「まぁ……いいや……帰りは大丈夫ですか?」
空母ヲ級「……はい」
戦艦レ級「えぇ」
吹雪「次からは気をつけてくださいね?では……」テクテク
吹雪「はぁぁ……残り1000円か……」テクテク
空母ヲ級「……」クイッ
戦艦レ級「……」コクッ
戦艦レ級「…………」
空母ヲ級「おい何やってる……早く行け……」
戦艦レ級「え?少し待ての合図じゃなかったのか?」
空母ヲ級「あの無防備な後ろ姿で攻撃指示を出さないバカが居るか、いいから早く行け!」
戦艦レ級「はいはい……人使いの荒い女だよホント……」ヌギッ ダッ!!
スタタタタタタタッ!!
戦艦レ級「…………」キッ
吹雪「……?」クルッ
吹雪「ひっ!?深海棲艦!?ムグッ!?」ガッ
吹雪「んぐっ!!ぐぅっ!!!?」
吹雪(な、何で……?何でこんな所にレ級が……!?く、苦しい……声が出ない……首が……絞まって……)バタバタ
戦艦レ級「……軽いな」ゴキッ
吹雪「う……」カク ダランッ
吹雪(嘘……私……こんな所で……)
戦艦レ級「…………」
空母ヲ級「捕まえたな?逃げるぞ!」
戦艦レ級「何処に逃げるってんだ?」
吹雪「……」
空母ヲ級「……」キョロキョロ
戦艦レ級「……」キョロキョロ
空母ヲ級「どこだ……ここ……」
戦艦レ級「…………」クビカシゲ
キャーーー!!! シンカイセイカンヨー!!!
ニゲロ!! コロサレルゾ!!
ナンデコンナトコロニイルンダヨォ!!! カンムスハドコダ!!
空母ヲ級「と、とにかく逃げるぞ!」ダッ
戦艦レ級「あぁ!」ダッ
よし、いい時間じゃな、今回はここまでとしよう
明日から本気だすつもりだけど明日はもしかしたらかけないかも
明日から本気だすつもりだけど明日はもしかしたらかけないかも
まあ呉というか白雪ちゃんへの人質としては滅茶苦茶有効そうだがどうなるか
人間側に猫艦戦を解析されちゃったから、深海側は吹雪を解析しようか
締まらないポンコツ棲艦どもだなー
適当に逃げたは良いが、最終的には二丁目鎮守府にたどり着きそうな気がしないでもない
適当に逃げたは良いが、最終的には二丁目鎮守府にたどり着きそうな気がしないでもない
夏休み初めてのバス、気付けば見知らぬ土地、やっと見つけた虫だらけの公衆電話、母の声に安堵の涙
本編は今書いたら中途半端なので夜か明日じゃ
というわけで番外編を一丁……
---------------------------------------
ある日 横須賀鎮守府 提督室
横督「……何?東京湾に深海棲艦が?」
龍田「えぇ……2週間前、埠頭で釣りをしていた男性が重巡リ級のような人型の生き物を釣り上げたと……」
天龍「本人が通報したのか?」
龍田「うん、そうみたい」
横督「……重巡リ級と言えば深海棲艦の中でもかなり好戦的な生き物……一般人が無事に帰ってこれるはずがないだろう」
龍田「……それが、本人はほぼ無傷で……」
横督「馬鹿げた情報だ、そもそも埠頭で深海棲艦が釣れるはずないだろう、どうやって釣ったというのだ」
龍田「…………」ペラッ
龍田「リール式の釣り竿に……コンビニ弁当を餌にして釣り上げたと……」
天龍「ふざけてんのか……ちょっと見せろ」ペラッ
天龍「…………」
天龍「…………本当みてぇだ……」
横督「……まぁ、一応信じるとしよう、だがいったいその男はどうやって生き延びたのだ?」
龍田「それが……天龍ちゃん、読んでくれる~?」メソラシ
天龍「…………あ?」ペラッ
天龍「……素手で殴り倒した……?」
横督「…………何だと……?見せろ」
天龍「……ほらよ」ペラッ
横督「……この報告書を作ったのは誰だ……」
天龍「本営からの正式な報告書だ、嘘偽りはねぇよ」
横督「……一体どうなっているというのだ……」
天龍「……俺達以外の人間が深海棲艦より強いってのか……?……ったく……どうなってんだ日本は……」
沖縄 砂浜
??「…………来た!」
キリリリリリリリリリ ギリリリッ
??「……っらぁ!」
バシャァーーン
レ級(フラグシップ)『ニ、人間!?……コロシテヤル!!!』
??「……また深海棲艦か……」バサァッ
レ級『コノ私ヲ釣ロウナンザ1000年ハエエンダヨ!!!』ジャカコンッ
??「うおおおおおお!!!」
ドォンッ!!
というわけで番外編を一丁……
---------------------------------------
ある日 横須賀鎮守府 提督室
横督「……何?東京湾に深海棲艦が?」
龍田「えぇ……2週間前、埠頭で釣りをしていた男性が重巡リ級のような人型の生き物を釣り上げたと……」
天龍「本人が通報したのか?」
龍田「うん、そうみたい」
横督「……重巡リ級と言えば深海棲艦の中でもかなり好戦的な生き物……一般人が無事に帰ってこれるはずがないだろう」
龍田「……それが、本人はほぼ無傷で……」
横督「馬鹿げた情報だ、そもそも埠頭で深海棲艦が釣れるはずないだろう、どうやって釣ったというのだ」
龍田「…………」ペラッ
龍田「リール式の釣り竿に……コンビニ弁当を餌にして釣り上げたと……」
天龍「ふざけてんのか……ちょっと見せろ」ペラッ
天龍「…………」
天龍「…………本当みてぇだ……」
横督「……まぁ、一応信じるとしよう、だがいったいその男はどうやって生き延びたのだ?」
龍田「それが……天龍ちゃん、読んでくれる~?」メソラシ
天龍「…………あ?」ペラッ
天龍「……素手で殴り倒した……?」
横督「…………何だと……?見せろ」
天龍「……ほらよ」ペラッ
横督「……この報告書を作ったのは誰だ……」
天龍「本営からの正式な報告書だ、嘘偽りはねぇよ」
横督「……一体どうなっているというのだ……」
天龍「……俺達以外の人間が深海棲艦より強いってのか……?……ったく……どうなってんだ日本は……」
沖縄 砂浜
??「…………来た!」
キリリリリリリリリリ ギリリリッ
??「……っらぁ!」
バシャァーーン
レ級(フラグシップ)『ニ、人間!?……コロシテヤル!!!』
??「……また深海棲艦か……」バサァッ
レ級『コノ私ヲ釣ロウナンザ1000年ハエエンダヨ!!!』ジャカコンッ
??「うおおおおおお!!!」
ドォンッ!!
フラレかよww
ってか、別枠の人類というか変態が増えて来てないか?
ってか、別枠の人類というか変態が増えて来てないか?
次の日
天龍「提督!!」ドンッ
横督「何だ、騒々しい」
天龍「今日のニュース見たか!?」
横督「……何の話だ」
天龍「んだよ世間知らずだな……ほら、例の深海棲艦の話だよ!新聞読んでんのか?」バサッ
横督「……」バサッ
新聞『沖縄本土に深海棲艦出現か 養護施設付近の海岸で戦艦レ級出現』
横督「………………遂に沖縄まで……周辺の探索は済んでいるのか?」
天龍「あぁ、佐世保の連中が躍起になって探してる……けど……」
横督「……どうした、何か引っかかるところでもあるのか?」
天龍「まぁな……」
横督「言え、貴様の意見でもたまには役に立つかもしれん」
天龍「……まぁ、俺の考え過ぎかも知れねぇけどよ……レ級が出たのにも関わらず、荒らされた所が海岸だけだったんだよ」
天龍「そこが妙に引っかかってよ……破壊の象徴みたいなアイツが何も壊さずに帰るか?」
横督「…………」
天龍「騒動の割には被害と戦闘規模がやけに小さすぎるんだよ、何かおかしくねぇか?」
横督「……ふむ……」
天龍「…………」
横督「そのレ級はどこに行った」
天龍「居ねぇよ、ただ岩の近くに青い血が飛び散ってたってことは誰かにやられて引き返したんだろ」
横督「……誰にやられたんだ……あのレ級を倒せる艦娘など貴様を含めた軍でも指折りの人数しか居ないはずだが」
天龍「……分からねぇ……」
横督「…………」
天龍「ただ、その施設には妙な老人が居てよ……」
横督「老人?」
天龍「あぁ……80超えた爺さんの割に偉く厳つい面してやがるんだ」
横督「おい、天龍……まさか」
天龍「……いや、んなわけねぇか……ハハハ」
横督「当たり前だ、老人如きに何が出来るというのだ」
天龍「…………」
新聞『戦艦レ級を「釣り上げた」男性、桐生一馬氏(83)は…………』
天龍「……ありえねぇよ」
天龍「提督!!」ドンッ
横督「何だ、騒々しい」
天龍「今日のニュース見たか!?」
横督「……何の話だ」
天龍「んだよ世間知らずだな……ほら、例の深海棲艦の話だよ!新聞読んでんのか?」バサッ
横督「……」バサッ
新聞『沖縄本土に深海棲艦出現か 養護施設付近の海岸で戦艦レ級出現』
横督「………………遂に沖縄まで……周辺の探索は済んでいるのか?」
天龍「あぁ、佐世保の連中が躍起になって探してる……けど……」
横督「……どうした、何か引っかかるところでもあるのか?」
天龍「まぁな……」
横督「言え、貴様の意見でもたまには役に立つかもしれん」
天龍「……まぁ、俺の考え過ぎかも知れねぇけどよ……レ級が出たのにも関わらず、荒らされた所が海岸だけだったんだよ」
天龍「そこが妙に引っかかってよ……破壊の象徴みたいなアイツが何も壊さずに帰るか?」
横督「…………」
天龍「騒動の割には被害と戦闘規模がやけに小さすぎるんだよ、何かおかしくねぇか?」
横督「……ふむ……」
天龍「…………」
横督「そのレ級はどこに行った」
天龍「居ねぇよ、ただ岩の近くに青い血が飛び散ってたってことは誰かにやられて引き返したんだろ」
横督「……誰にやられたんだ……あのレ級を倒せる艦娘など貴様を含めた軍でも指折りの人数しか居ないはずだが」
天龍「……分からねぇ……」
横督「…………」
天龍「ただ、その施設には妙な老人が居てよ……」
横督「老人?」
天龍「あぁ……80超えた爺さんの割に偉く厳つい面してやがるんだ」
横督「おい、天龍……まさか」
天龍「……いや、んなわけねぇか……ハハハ」
横督「当たり前だ、老人如きに何が出来るというのだ」
天龍「…………」
新聞『戦艦レ級を「釣り上げた」男性、桐生一馬氏(83)は…………』
天龍「……ありえねぇよ」
前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS+ スレッド一覧へ
みんなの評価 : ★★類似してるかもしれないスレッド
- 吹雪「やっぱりこの鎮守府はおかしいです!!」 (1001) - [84%] - 2015/3/14 4:30 ★
- 吹雪「この鎮守府はおかしいです!!」 (1001) - [71%] - 2015/2/23 16:30 ★★
- 吹雪「この鎮守府はおかしすぎます!!」 (1001) - [64%] - 2015/4/8 4:45 ★
- 海未「どうして教えてくれなかったのですか!?」 (540) - [56%] - 2014/6/24 12:00 ☆
- 吹雪「だからこの鎮守府はおかしいって言ってるんです!!!」 (1001) - [54%] - 2015/5/11 4:15 ★★
- 祥鳳「ここは、はずれの鎮守府ですから・・・」 (1001) - [52%] - 2016/4/4 14:00 ★
- 吹雪「この鎮守府はおかしいって皆言ってますよ!!」 (1001) - [51%] - 2015/4/23 13:45 ★★
- 武内P「どうなってんのこれ」凛「こっちが聞きたいです」 (188) - [47%] - 2016/12/10 21:00 ○
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について