元スレ京太郎「俺が三年生?」久「私が幼馴染じゃ不満?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×5
251 = 1 :
衣「ちゃんと面倒見るから!」
「いいえ! ダメったらダメですわ!」
京太郎「あの、萩原さん? これは一体どういう状況なんですかね」
ハギヨシ「君の処遇で揉めているようですね」
京太郎「なんか捨て犬を拾ってきた子供と、それを叱る母親にしか見えないんですけど」
ハギヨシ「奇遇ですね。私にもそう見えます」
京太郎「ていうかそのまんまな気が……」
ハギヨシ「彼女たちは良くも悪くも世間知らずな面があるので」
京太郎「ツボを割ったのは俺だけど、せめて人間扱いをしてほしいもんです」
ハギヨシ「あれはそこまで高価なものでもないので、あまり気にしなくてもいいですよ」
京太郎「……そのパターンですか。ちなみに値段は?」
ハギヨシ「たしか……五百万ほどかと」
京太郎「やっぱりかー」
252 = 1 :
「というわけで麻雀をやりますわ!」
京太郎「ちょっと待て、脈絡が全くわからない。そもそも君、誰?」
「わ、私を、知らない……?」ワナワナ
ハギヨシ「お嬢様、お気を確かに」
「そうですわね。寛容さも上に立つ者の義務……いいでしょう」
「私は龍門渕透華。覚えておきなさい」
京太郎「はぁ……あ、俺は須賀京太郎。よろしくな」
透華「は、反応が薄い……」ピクピク
衣「とーか! 衣は早く打ちたい!」
透華「そうでしたわ! あなた、早く卓につきなさい!」
ハギヨシ「お嬢様、まずは説明が先かと」
透華「ええい、じれったい……!」
透華「あなたに衣が興味を持った。私はそれが認められない。だから麻雀で決着をつける……以上ですわ」
京太郎「ちょっと待て全く話が見えない」
京太郎「君が俺を気に入らないのはわかるし、そこの小さな子が興味を持ったってのもいいとして……」
衣「むっ」
京太郎「けど……なぜに麻雀?」
透華「……はぁ」
京太郎「いや何そのため息」
衣「……ふぅ」
京太郎「萩原さーん! 説明ー!」
253 = 1 :
京太郎「なるほど、その子が俺に何か特別なものを感じたから連れてきたと」
衣「うん。力と呼ぶには弱すぎるが……」
京太郎「よし、帰ろうかな」
衣「だ、だめだっ」アセアセ
京太郎「ダメっつってもね、無理矢理連れてこられた側としてはな……」
透華「帰ると言うなら仕方ありませんわ」ウンウン
京太郎「それじゃ」
衣「あぅ……」
ハギヨシ「……お待ちください」
京太郎「うおっ、また簀巻きか!?」
ハギヨシ「いえ、少しお話をと……お嬢様」
透華「……好きになさい」
ハギヨシ「少し時間をお借りしますが、よろしいでしょうか?」
京太郎「まぁ、ちょっとなら」
ハギヨシ「それではこちらへ」
255 = 1 :
ハギヨシ「私のわがままを聞き入れていただき、ありがとうございます」
京太郎「あの中では萩原さんが一番話が通じそうですから」
ハギヨシ「君は中々にはっきり物を言いますね」
京太郎「萩原さんも中々だと思いますけど」
ハギヨシ「私はTPOをわきまえていますので」
京太郎「ははは、言うなぁ」
ハギヨシ「……あの離れが見えますか?」
京太郎「見えますけど、あれがどうかしたんですか?」
ハギヨシ「あそこには衣様が一人で住んでおられます」
京太郎「あそこに、一人で? 龍門渕さんと家族なんじゃ……」
ハギヨシ「君も感じたのではないですか?」
京太郎「……」
ハギヨシ「衣様は有り体に言えば普通ではありません」
京太郎「だからああやって離れに?」
ハギヨシ「……」
京太郎「ああ、立場的に言えないってやつですか」
京太郎(それ言われちゃうとな……)
京太郎(やっぱりその手の話だよなぁ)
京太郎(……照ちゃんと同じってか)
京太郎(なら俺にできること、あるかな)
京太郎「麻雀だけでいいんですか?」
ハギヨシ「……ありがとうございます」
256 = 1 :
京太郎「よう、麻雀やろうぜ」
透華「あなた、帰ったんじゃ……」
京太郎「気が変わった」
衣「……そうか!」
透華「後悔は先にはできませんのよ?」
京太郎「そこらへんは色々慣れてるよ」
透華「はぁ……勝手になさい」
京太郎「さぁ、やろうか……!」
京太郎「――ぐふっ」
透華「……これはなんと言うか」
衣「……弱い」
京太郎「俺、麻雀ちゃんとやり始めて一月なんですけど……」
透華「それにしても――」
衣「――弱すぎる」
京太郎「ぐふっ」
ハギヨシ「お二人共、そのあたりで……」
京太郎「いや、惨敗には慣れてますから……それより――」
京太郎「――敗けっぱなしじゃ、いられない……!」
257 = 1 :
京太郎「」プシュー
衣「……もういい、わかった」
衣「貴様は正真正銘の凡人……無為な時間を過ごした」
衣「ハギヨシ、あとは任せた」
ハギヨシ「……かしこまりました」
衣「やっぱり衣は……」
京太郎「……勝手言ってくれるよな。無理矢理連れてきて、帰れってか」
京太郎「その顔、見覚えがある……自分の境遇に、孤独に酔ってる目だ」
『――京ちゃん京ちゃんってうるっせぇんだよっ!!』
『ハンドができなくなって落ち込んでる俺に優しくして満足か? そうだよな。これまでと立場が逆だもんな!』
『気持ちはわかるってか? だがあいにくとな、俺の気持ちが俺以外にわかるわけねぇんだよ!』
京太郎「気に入らない……ああ、気に入らないな」
衣「貴様がどう思おうと衣には関係ない」
京太郎「その通りだ。でもそっちの勝手を聞いたんだ。今度はこっちの勝手を聞いてもらう」
透華「あなた、いい加減になさい!」
衣「いい、とーか。たしかに無理矢理連れてきたのは衣だ」
京太郎「話が早いね。じゃあ――」
258 = 1 :
京太郎「明日も遊びに来るから、よろしく!」
衣「……へ?」
透華「……は?」
ハギヨシ「……ふふ」
京太郎「もうすぐ夏休みだし、小学校も休みに入るだろ?」
衣「衣はそんな年じゃない!」
京太郎「え、じゃあもっと下? 参ったな、まさか幼稚園児に負かされるとは……」
衣「違う! もっと上!」
京太郎「じゃあ中学生か。悪いね」
透華「ちょっと待ちなさい? まだあなたがこの屋敷に立ち入ることを許したわけじゃ……」
ハギヨシ「お嬢様、そういえば最近人手が足りないと思いませんか?」
透華「たしかに一人、今は実家に帰っている……まさか!」
ハギヨシ「ええ、復帰するまでの短い間ですが、彼を雇いましょう」
ハギヨシ「仕事は私が責任をもって教えます」
透華「あぁもう! 勝手になさい!」
259 = 1 :
京太郎「なんか色々ありがとうございます」
ハギヨシ「いえ、こちらがお礼を言いたいくらいです」
京太郎「アルバイトの件ですか?」
ハギヨシ「それもありますが……一番は衣様のことです」
京太郎「俺、怒らせてばっかでしたけど」
ハギヨシ「ふふ、そうでしたね」
京太郎「でもまぁ、機会をもらえたんだ。なんとかしますよ」
ハギヨシ「お願いします」
透華「全く、ハギヨシはなにを考えているのやら……!」
衣「……次の満月まで、大体一週間。衣の力も満ちつつある」
透華「衣?」
衣「衣と麻雀をした者は皆、世界の終りを見たかのような顔をする」
衣「月が満ちても衣は満たされない。欠けたままだ」
衣「でも、もしかしたら……」
『一年、夏、初めての執事(アルバイト)』
260 = 1 :
が解放されました
エピソード名だけで満足して途中送信しちゃったよ
261 = 1 :
『中学二年、三月、照との別れ』の解放条件を一部満たしています
咲が登場するエピソードまで進めることで完全に解放されます
『小学五年、幼馴染』の解放条件を一部満たしています
照が登場するエピソードまで進めることで完全に解放されます
選択済みエピソード
・一年
入学式、久との再開
春、美穂子登場
春、二人のあいだにある壁
美穂子再び
初夏、久との対立
初夏、美穂子への依頼
初夏、美穂子との特訓
初夏、決戦前夜
決戦
初夏、リスタート
夏、新たな出会い
夏、欠けた月
・二年
部活動紹介、まこ入部
現在選択可能エピソード
1・一年、夏、初めての執事(アルバイト)
2・二年、春、学食にて
3・三年、優希との出会い
>>+2
263 :
3
264 = 254 :
闘えなきゃバトラーとはいえねぇ。
265 = 254 :
入れ間違えた
266 :
一年夏だところたん小学生じゃね?
267 = 1 :
まさか出番がもらえるとは思ってなかったんだじぇ……
ともあれ3で了解
268 = 1 :
・三年、優希との出会い
久「去年、私たちに足りなかったのは行動力だと思うの」
京太郎「なんだよいきなり」
まこ「どーせいつもの思いつきじゃ。ほっとけ」
久「なによもう!」
京太郎「あーはいはい、ちゃんと聞くから……で、なに?」
久「なんか投げやりね……まぁいいわ」
久「ズバリ、勧誘よ勧誘!」
京太郎「勧誘?」
まこ「部活動紹介ならさっきすませたと思うがの」
久「それじゃ足りないから勧誘に行くの!」
京太郎「たしかにな……一理あるかも」
久「じゃ、お願いね?」
京太郎「は? いやいや、ここはみんなで力合わせるべきだろ」
久「だから役割分担よ。歓迎会の準備とか買い出しとかもあるし」
まこ「なら公平にじゃんけんっちゅうのはどうじゃろうか?」
京太郎「それ名案!」
久「えー?」
まこ「ほれ、じゃーんけーん――」
269 = 1 :
京太郎「そんで結局俺が勧誘にまわされたわけね……」
京太郎「この勝負運のなさはどうにかならないかね?」
京太郎「まぁ、学食でなんか食ってからにするか」
優希「た、タコス切れだじぇ……」
京太郎「お前大丈夫か?」
優希「おお、旅の人。私のことはいいから先に行ってくれ」
京太郎「廊下の真ん中で行き倒れとはまた斬新な」
優希「のどちゃん、どうか無事で……ん?」
京太郎「これがどうかしたのか?」
優希「その紙袋の中身、まさか……!」
京太郎「学食のタコスだけど、食うか?」
優希「ぜ、ぜひっ」
京太郎「待て待て、今出すから」
270 = 1 :
優希「んぐんぐ、ごちそーさまだじぇ!」
京太郎「良い食いっぷりじゃないか」
優希「ふぃー、感謝するじぇ」
京太郎「おう、もう行き倒れんなよ」
優希「……お兄さん、もしかして麻雀部の人か?」
京太郎「まぁな。三年の須賀京太郎だ」
優希「おぉ! どうりでどっかで見たことあると思ったんだじぇ」
京太郎「そっちは新入生か? 今日の部活動紹介見てくれたんだな」
優希「片岡優希、麻雀部に入部希望だじぇ!」
京太郎「まじか!」
優希「まじだじぇ。さらにもう一人友達も入部希望だじぇ」
京太郎「おいおい、今年は豊作だな!」
優希「二人で豊作って、去年は?」
京太郎「もちろん二人より少ない人数だ」
優希「それって0か1しかないんじゃ……」
京太郎「コホンッ、とにもかくにも歓迎するよ」
優希「……ちょっと不安だじぇ」
『三年、春、和の初恋?』が解放されました
271 = 1 :
『中学二年、三月、照との別れ』の解放条件を一部満たしています
咲が登場するエピソードまで進めることで完全に解放されます
『小学五年、幼馴染』の解放条件を一部満たしています
照が登場するエピソードまで進めることで完全に解放されます
選択済みエピソード
・一年
入学式、久との再開
春、美穂子登場
春、二人のあいだにある壁
美穂子再び
初夏、久との対立
初夏、美穂子への依頼
初夏、美穂子との特訓
初夏、決戦前夜
決戦
初夏、リスタート
夏、新たな出会い
夏、欠けた月
・二年
部活動紹介、まこ入部
・三年
優希との出会い
現在選択可能エピソード
1・一年、夏、初めての執事(アルバイト)
2・二年、春、学食にて
3・三年、春、和の初恋?
>>+2
273 :
3
275 = 1 :
3で了解
これで羊頭狗肉と言われずに済む……
眠いのでおやすみなさい
278 :
おつ
>>274
うむ
279 :
>>266
何で?
280 :
>>266
一年夏だと中3のはず
281 = 280 :
あ、ごめんなさい
282 :
乙
南浦さんは県大会まで出ないかなぁ?
283 :
進行遅いが面白い
284 = 1 :
南浦さん出したいね
一時期めっちゃss書いてたし
早いけどやります
286 :
おっほー
287 = 1 :
・三年、春、和の初恋?
優希「つれてきたじぇ!」
京太郎「おーうご苦労。……後ろにいる子だよな?」
優希「当たり前だじぇ」
京太郎「おいおい、のどちゃんってまさか……」
和「初めまして、原村和です」
京太郎「全中王者かよ……!」
和「あの、そんな大声で言われると流石に恥ずかしいです……」
優希「のどちゃんは謙虚すぎるじぇ。もっと誇れー」
京太郎「まぁ、大声出しちまったことは謝るよ。俺は三年の須賀京太郎だ」
和「ということは先輩ですね。よろしくお願いします」ペコッ
京太郎「君みたいな子が入ってくれると助かるよ。うちの部長、団体で全国狙ってるからさ」
和「そういえば清澄が団体戦に出たという話は聞きませんけど、なにか理由が?」
京太郎「あ、ああ……それな」
優希「ズバリ、部員不足だじぇ!」
和「出場定員の五人に満たない規模、ということですか」
京太郎「その通りだ。名前だけ貸してくれるやつがいるから、どうにか廃部にはなってないんだけどな」
優希「正直私もびっくりしたんだじぇ。去年は一人しか入ってないって言うし」
京太郎「でも君たちとあともう一人いればエントリーにこぎ着けるんだ……頼む!」
288 = 1 :
和「……わかりました。私の力で良ければ」
京太郎「……ありがとう!」ガシッ
和「きゃっ」
優希「こらっ、お触りは禁止だじぇ!」
京太郎「わ、悪い……つい興奮しちまって」
和「いえ……だけど安心しました」
優希「むしろ不安になったじぇ。ついにけだものの本性を現したかと」
和「ゆーき、先輩に失礼ですよ」
京太郎「いや、いきなり手を握った俺が悪いから気にしないでくれ」
和「それだけ真剣だったってことですよね? 正直私、見直しました」
京太郎「見直した? 俺、知り合って早々ディスられてたの?」
和「そこまではいかないですけど……でも、見た目が少し、あの……」
優希「あー、たしかに不良っぽいんだじぇ。特にその金髪が直球ど真ん中だじぇ」
京太郎「そこまでストレートに言われたのは久しぶりだよ……でもこれ地毛なんだよ、地毛」ズーン
和「で、でも先輩はいい人だと思いますっ」
優希「おお、普段あまり空気を読まないのどちゃんがフォローを……!」
和「ゆーき、後で話がありますから……」
優希「しまった! 完璧やぶ蛇だったじぇ!」
289 = 1 :
京太郎「さ、気を取り直していざ部室に――」プルルル
和「携帯、鳴ってますけど」
京太郎「久ちゃんからか……悪い、ちょっと待っててくれ。もしもし――」
優希「話し始めちゃったじぇ」
和「久ちゃん……どことなく親しげですね」
優希「どことなくというかもろだじぇ。あれは恋人と見た」
和「そうですよね……高校生なら恋人の一人や二人……」
優希「いやいや、二人はまずいじぇ。それよりのどちゃん、あの先輩のことが気になってたり?」
和「気になる……そうなのかもしれないですね。先輩みたいな男の人とはあまり交流がありませんでしたから」
優希「そうかなー? 正直言ってそこらへんの男子と変わらないと思うじぇ」
和「そんなことはないと思います」
優希「まぁ、略奪愛になるけど心配する必要はないじぇ。なんたってのどちゃんには胸という最強の武器がある!」
和「そう、それなんですよ!」
優希「はれ? いつも来るツッコミが入らないじょ?」
和「先輩は私と話してる時も、ずっと胸に目を向けなかったんですよ」
優希「なん、だと……?」
和「お父さん以外でそんな男の人、初めてです……」
優希「……のどちゃん意外と面食い?」
和「し、知りませんっ」
290 = 1 :
京太郎「二人とも、すまないけど先に部室に行っててくれないか? 買い物頼まれちゃったんだ」
和「あの、さっきの電話の人は……」
京太郎「ああ、あれはうちの部長。竹井久っていうんだけど」
優希「随分親しげだったじぇ。先輩のコレか?」ピッ
京太郎「バカ言うな一年坊。古馴染だよ」
優希「だってさ、のどちゃん」
和「ゆーき!」
京太郎「俺はもう行くけど、部室の場所わかるか?」
和「あ、はい。事前に確認しておいたので」
京太郎「結構結構。そんじゃ、またな」
和「はい、待ってます」
優希「ついでにタコスもよろしくー!」
和「ゆーき!」
京太郎「ふぃー、どうにかなったか」
京太郎「高1であの胸は反則だろ……」
京太郎「だがみほっちゃんで鍛えられてる俺に死角はなかった」キリッ
京太郎「……バカやってないでさっさと買い物済ませるか」
『三年、春、インハイチャンプ』
291 = 1 :
が解放されました
また勢い余っちゃった
292 = 1 :
『中学二年、三月、照との別れ』の解放条件を一部満たしています
咲が登場するエピソードまで進めることで完全に解放されます
『小学五年、幼馴染』の解放条件を一部満たしています
照が登場するエピソードまで進めることで完全に解放されます
選択済みエピソード
・一年
入学式、久との再開
春、美穂子登場
春、二人のあいだにある壁
美穂子再び
初夏、久との対立
初夏、美穂子への依頼
初夏、美穂子との特訓
初夏、決戦前夜
決戦
初夏、リスタート
夏、新たな出会い
夏、欠けた月
・二年
部活動紹介、まこ入部
・三年
優希との出会い
春、和の初恋?
現在選択可能エピソード
1・一年、夏、初めての執事(アルバイト)
2・二年、春、学食にて
3・三年、春、インハイチャンプ
>>+2
294 = 263 :
3
295 = 1 :
3で了解
296 = 1 :
・三年、春、インハイチャンプ
久「あー、つっかれたー」
京太郎「一番疲れたのは俺だろ。久ちゃんの買い忘れのおかげでさ」
久「みみっちいことは聞きたくなーい」
京太郎「まこっちゃんが残ってくれてたらなぁ」
久「電話かける前に色々言われたから大丈夫よ」
京太郎「あ、説教済みね」
久「そういうこと。これでも学生議会長なんだけどねぇ」
京太郎「だからこそ野放しにしとけないんだろうな」
久「イエスマンばかりじゃ回らないものね」
京太郎「自覚してるなら自重したほうがよくないか?」
久「……なんというか、あんたちょっと丸くなったわね」
京太郎「え? そんな暴飲暴食はしてないつもりだけど……」
久「体型じゃない、性格の話」
京太郎「ああ、それなら成長だよ成長」
久「あーあ、二年前はあんなに激しく私を求めてくれたのにね」
京太郎「はいはい、大好きだよー」
久「なんとも見事な棒読みね。さ、そろそろ帰りましょ」
297 = 1 :
京太郎「今年の成果は去年の二倍だな」
久「つまり二人ね。去年は結局まこだけだったから……京太郎の捨身の効果なく」
京太郎「うぐっ――は、原村和と片岡優希……全中王者は心強いけど、団体戦には一人足りないな」
久「あぁ、あと一人なんだけどなー。ねぇ、あんた麻雀強い幼馴染とかいないの?」
京太郎「久ちゃんだって幼馴染だろうが」
久「私が強いのはもちろんだけど、それ以外でよ」
京太郎「……いるよ」
久「まぁ、そんな都合よく……っているの!? ちょっと紹介しなさいよ!」
京太郎「無理だろ。別の高校だしな」
久「なぁんだ。はぁ……いっそインハイチャンプが入部してくれないかしら」
京太郎「無茶言うなよ……」
京太郎(ま、その妹はうちに通ってるんだけどな)
京太郎(にしてもこの雑誌、照ちゃん笑顔作りすぎ)
久「なに変な顔してるのよ。……ひょっとしてチャンピオンに見惚れちゃったの?」
京太郎「いや、お菓子でも買い食いしようかなって」
久「なによそれ。私も行くからなんかおごりなさい」
京太郎「あ、これ久ちゃんの記事も載ってる」
久「そういえばこの前取材来てたわ」
京太郎「それ初耳なんですけど」
『三年、初夏、最後の一人』が解放されました
298 = 1 :
『中学二年、三月、照との別れ』の解放条件を一部満たしています
咲が登場するエピソードまで進めることで完全に解放されます
『小学五年、幼馴染』の解放条件を一部満たしています
照が登場するエピソードまで進めることで完全に解放されます
選択済みエピソード
・一年
入学式、久との再開
春、美穂子登場
春、二人のあいだにある壁
美穂子再び
初夏、久との対立
初夏、美穂子への依頼
初夏、美穂子との特訓
初夏、決戦前夜
決戦
初夏、リスタート
夏、新たな出会い
夏、欠けた月
・二年
部活動紹介、まこ入部
・三年
優希との出会い
春、和の初恋?
春、インハイチャンプ
現在選択可能エピソード
1・一年、夏、初めての執事(アルバイト)
2・二年、春、学食にて
3・三年、初夏、最後の一人
>>+2
300 :
3
みんなの評価 : ★★★×5
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