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    元スレ八幡「やはり俺の先輩たちは間違っている」雪乃「駄目な子ほどかわいい」

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    251 = 215 :

    戸塚「きょ、今日はありがとね」ウワメヅカイ///

    八幡「え、ええ……」ドキドキ

    八幡(公園か? 公園追加イベントか?)

    戸塚「また、ね」ニコッ

    八幡「………」ニヘラ




    夜 戸塚家


    戸塚「いやぁあああ/// なんなんこれーーーっ///」ゴロンゴロン



    252 = 215 :

    一週間後

    三浦「………」

    八幡「………」

    三浦「ポチ、お手」

    八幡「………」ポフッ

    三浦「ポチ、ジュース」

    八幡「………」ドゾ

    三浦「ポチ、肩もめ」

    八幡「はい……」モミモミ

    三浦「ポチ、抱きしめろ」

    八幡「はいよ……って、え?」ギュッ

    三浦「……やればできるじゃん」ナデナデ

    八幡「………///」

    253 = 215 :

    その一週間後


    川崎「………」カチコチ

    八幡「………」

    川崎「………」カチコチ

    八幡「………」

    川崎「………」カチコチ

    八幡「………」

    川崎「………」タタタッ

    八幡(授業中になんで一年のクラス入ってきてんだあの人……)


    クラスメイト((不良こえーーーーっ))ドキドキドキ


    254 = 215 :

    さらにその一週間後


    小町「………」ナデナデ

    めぐり「………」ナデナデ

    八幡「………」

    小町「………」ナデナデ

    めぐり「………」ナデナデ

    八幡「………」

    小町「………」ナデナデ

    めぐり「………」ナデナデ

    八幡「……あの、ここ…」

    二人「んー?」



    八幡「お風呂なんですけど」チャプン



    二人「「んーーーー?」」

    八幡「」

    255 = 222 :

    んんんー?

    256 = 215 :

    一方雪ノ下、



    八幡と戸塚が遊んでいるとき、

    雪乃「今日こそ比企谷君来てくれるかしら」ワクワク


    八幡と三浦が遊んでいるとき、

    雪乃「今日はおいしいクッキーが焼けたわ」ワクワク


    八幡と川崎が遊んでいるとき、

    雪乃「今日はしりとりをしようかしら。比企谷君は語彙力がないから私の勝ちね」フフフ


    八幡と小町とめぐりが風呂入ってるとき、

    雪乃「やぁ僕八幡よろしくねっ」フクワジュツ




    雪乃「……来てくれないわ」グスン




    第6.5章 人はそれを別の名称で呼ぶ 完

    257 = 215 :

    今日はここまで!

    そろそろ怪物陽乃を出すか、相模メインにするか……それとも葉山…

    では、おやすみなさい!

    259 :



    ラスボスはまだ早いぜよ
    さがみんから見たいなぁ

    260 :

    >>1
    前スレ終わったんならHTML化依頼しておきなさいよ。

    261 :

    だめのん…

    262 = 213 :

    ビチヶ浜先輩が完全に空気な件

    263 :

    おつおつー
    ルミルミって前回は中3じゃなかったっけ?

    264 :

    >>262
    暴力ヒロインに需要はないからね仕方ないね

    265 = 264 :

    >>262
    暴力ヒロインに需要はないからね仕方ないね

    266 :

    連投しちゃう奴は需要ないからね仕方ないね

    267 :

    ここの>>1は由比ヶ浜ヘイト凄いし出番がない方がまだマシかもね

    268 = 210 :

    >>260 出しました!忘れてました!あざす!

    >>263 前回はルミルミ中3で大志高3でしたが、今回はとある理由でルミルミは中一、大志はそのままにしました!

    >>267 そんな! ………確かにメインヒロインにした覚えはないな


    それじゃあ需要にお応えしてさがみんメインで行きます!

    269 = 210 :




    第七章 そして相模南の脳内フェスティバルは最高に祭ロワイヤル。



    270 = 210 :

    相模南の部屋

    相模「私! みなみん! 文明開化の音がする高校二年生だよ☆」テヘッ


    コメント『みなみんさいこー!』

    コメント『会いに行きたい!』

    コメント『可愛い!!』


    相模「………///」プルプル

    相模(き、気持ちいい///)

    271 = 210 :

    翌日、学校

    ゆっこ「えーっ、南またヨウチューブに動画載せたのー!?」

    相模「うん! だってウチってばバカだし何の取り柄もないから、顔を出すくらいしかできなくて……」シュン…

    ゆっこ「あ……」

    ゆっこ(南、まだ去年の失敗を引きずってるんだ……)

    相模「ゆっこ! こんなこと言えるのはゆっこだけだからね!」

    ゆっこ「……うん、分かってるよ」ギュッ

    相模「………」ギューッ

    272 = 210 :

    相模の部屋


    相模(魔法少女コス)「みんなー! みなみんだよ♪」ニコッ


    コメント『みなみん! みなみん!』

    コメント『結婚してくれー!』

    コメント『みなみんまじかわゆす!』


    相模(ウチ……皆に必要とされてる!)プルプル///

    相模「今日はいーっぱい盛り上がっちゃおう!」



    八幡の部屋


    スマホ<今日はいっぱい盛り上がっちゃおう!

    八幡「………フヒ///」ニヘラ

    八幡(みなみんまじかわゆす)

    273 = 210 :

    また翌日


    相模(バニーガール)「……ちょ、ちょっと恥ずかしいかも///」テレテレ


    コメント『最高!』

    コメント『はぁはぁ、はぁはぁ』

    コメント『一回転してー!』


    相模「え、あ、えっと……こう?」クルンッ


    コメント『一回転と聞いて前回りするみなみんまじ天使』

    コメント『女神はここにいたんだ!』

    コメント『俺明日も仕事がんばれるよ』


    相模「………///」



    八幡の部屋

    八幡「みなみん……萌え」フヒヒ



    部屋の外

    小町(バニーガールか……)

    274 = 210 :

    翌日 放課後 奉仕部教室


    八幡「……うす」

    雪乃「あら、最近は真面目に顔を出すようになったのね。殊勝な心がけだわ」

    八幡(何度目だよ。今月は毎日来てるっつーの)

    雪乃(当分は許さないんだから……)プクーッ

    八幡「そういえばもう一学期終わりますけど、依頼はまだ一件っすね」

    雪乃「ええ、おそらく去年までは平塚先生の斡旋もあったからもっと頻繁に依頼が来たのだけれど、今年はそれがないせいね」

    八幡「へー」

    雪乃「でも依頼がないということは、それだけ皆に悩みがないということだわ。良いことよ」

    八幡「……うす」

    八幡(本当にそうだろうか……)



    ――ガラッ



    ゆっこ「あ、あの……」


    275 = 210 :

    雪乃「友達に動画で顔を出している子がいて、それを止めたいと」

    ゆっこ「………」コクリ

    八幡(へー、どこにでもいるんだなー)


     黒歴史。それは誰にでもある。

     私こと比企谷八幡もそれは例外ではなく。


    ブログ『世界に包まれし七つの祈り』


    八幡「……(いかんいかん。過去を振り返るな…)」ゾクッ

    雪乃「具体的には誰なのかしら。教えてもらわないと対処のしようがないわ」

    ゆっこ「えっと……」

    雪乃「あなた、その友達のことを本気で考えた結果ここにいるのよね」

    ゆっこ「も、もちろん!」

    雪乃「じゃあ、ここで躊躇することは保身でしかないわ」

    ゆっこ「………相模、南です」

    八幡「南……」




    八幡「みなみん?」




    276 = 210 :

    雪乃「そう、相模さんが……」

    八幡(まさかみなみんがこの学校の生徒だったなんて……)

    ゆっこ「……このままじゃ、ネットに広がって南が外を出歩けなくなる……」グスッ

    雪乃「………」

    八幡(俺的には寂しいけど……学生なら仕方ないか)

    雪乃「分かったわ。彼女がそうなったことに関して私にも責任がないとは言い切れないし」

    八幡「え?」

    ゆっこ「お願いします」ペコリ

    277 = 210 :

    八幡「何で先輩に責任があるんすか?」

    八幡(引きこもりになるくらい言葉で凹ましたとか?)

    雪乃「……あれは、去年のことだったわ」

    八幡「………」

    雪乃「私と相模さんは同じ文化祭実行委員だった」

    八幡(うわ、やりそー……)

    雪乃「私は一年生ながら副委員長を任され、相模さんは有志担当になったの」

    八幡「一年で副委員長かよ……すげーな」

    雪乃「本来であれば私が配慮すべきところだったのだけれど」

    八幡「?」


    雪乃「私……気づけば全ての仕事を1人で終わらせてしまったの」


    八幡「は?」

    雪乃「体力はないのだけれど、集中力を持続させることは得意だったから、三日間徹夜でやりつづけたら、文化祭の一週間前にはほぼ95%の準備を終わらせていたわ」

    八幡「……(やっぱバカだこの人。文化祭は皆で協力してやるのが大事なんだろ……あれ? 俺協力したことあったっけ?)」

    雪乃「でも、一つだけ終わらせてなかった仕事があったの」

    八幡「……まさか」

    雪乃「ええ、有志統制よ」

    278 = 210 :

    雪乃「相模さんは雰囲気を守ることには長けていたのだけれど、少しばかり優柔不断な所があって外部からの有志を引き込めなかったの」

    八幡(あー、みなみんも雰囲気に流されるとこあるからなー……)

    雪乃「でも、見栄を張った彼女は前日までそのことを隠していた」

    八幡「……結局、何組集まったんすか?」

    雪乃「最低必要なのが10組に対して、当日に集まったのが、三人よ」

    八幡「さ、三人? 三組じゃなくて?」

    雪乃「ええ。組で言うと一組だわ」

    八幡「……で、どうしたんすか?」

    雪乃「……とある人の協力で5組分くらいはどうにかなったわ。でも、残り四組分の時間が余った……」

    八幡「………」

    雪乃「焦った私は敬愛するでんじろう先生のネタを披露すると言ったの。風船で髪の毛を持ちあげるネタでなんとかやってみせるわって」

    八幡(うわー、それその場にいなくてよかったー……)

    雪乃「でも、却下されたわ」ギリッ

    八幡(やりたかったのかよ!)

    雪乃「そこで、相模さんは言ったの」



    雪乃「ウチが何とかしますって」




    279 = 210 :

    八幡「何を……したんすか?」ゴクリ

    八幡(まさか……脱いで…?)ドキドキ

    雪乃「……漫才よ」

    八幡「……へ?」

    雪乃「とある男子とね。掛け合いをしたの」

    八幡「まじかよ……鉄のメンタルだな…」

    雪乃「結果は最悪よ。クスリとも笑いが起きなかったわ」

    八幡(うわー、想像したくもねー……)

    雪乃「それ以来、相模さんは少し変わったわ」

    八幡「……そりゃ変わるでしょうね」

    雪乃「……だから、私にも責任はあるの」

    八幡(まぁ、追い込んだと言えばそうなのかもしれないけど……)

    雪乃「じゃあ、行きましょう比企谷君」

    八幡「……うす」

    280 = 210 :

    教室

    相模「ふぇ!? わ、私が!?」カァ///

    八幡「うす……」

    雪乃「単刀直入に言うわ。そんな安っぽいことに貴重な時間を費やす暇があったら、もっと大事なことに使いなさい」

    相模「……ウチ…」

    八幡(生みなみん……まじで一人称ウチなんだ…)

    相模「……あ」チラッ

    八幡「?」

    相模(ちょっ、な、何でこの人が雪ノ下さんと一緒にいるの!?)バッ///

    雪乃「比企谷君。あなたの顔を見て相模さんが顔を赤くしたわ。どんな卑猥なことを悟らせたの」

    八幡「中傷内容がガバガバすぎ!?」

    相模「………」チラッ///

    八幡「……(生みなみん…)」ニヘラ///

    相模(可愛い!!)ズキューンッ///


    雪乃「相模さん」


    相模「へっ!? あ、ああえっと動画の話だったっけ!? 分かったわ!」

    雪乃「……そう。なら良かったわ」

    八幡「………」

    281 = 210 :

    相模の部屋

    相模(ハルヒコス)「みんなー! 元気してるかー!?」


    コメント『おーーーっ』


    相模「世界を大いに盛り上げるさがみんの団! 略して!」


    コメント『S・O・S!』

    コメント『S・O・S!』


    相模「SOS団!」ビシッ///

    相模(皆アカウントを変えてもついてきてくれた……嬉しい)ニマニマ///



    八幡の部屋

    八幡「やっぱりな……」

    八幡(だが、それ以上に何かが……)

    282 = 210 :

    翌日


    ゆっこ「そんなっ!」

    相模「裏切り者」

    ゆっこ「私は南のことを思って!」

    相模「そう言って文化祭では陰で笑ってたじゃない!」

    ゆっこ「そんなこと!!」

    相模「酷いよゆっこ。ウチ……本当の親友だと思ってたのに!」ダッ

    ゆっこ「南!!」


    ゆっこ「………」


    283 = 210 :

    駐輪場横


    相模「……ぐすっ…ひっく……えぐっ」

    八幡「……みなみん?」

    八幡(しまった、今はさがみんか)

    相模「!! ひ、比企谷君!!」アセアセ

    八幡「……うす」







    相模「……ごめんね。なんか愚痴聞いてもらって」

    八幡「うす……別に慣れてますから(先輩達に振りまわされるの)」

    相模「……あーあ、親友だと思ってたのになぁ」

    八幡「………まぁ、この世で信じられるのなんて、己だけっすからね」

    相模「……ウチは…信じたい……」

    八幡「………」

    相模「あ、あはは、でもゆっこも変だよね。落ち込んでたウチに動画を進めたのはゆっこなのに」

    八幡「………?」

    284 = 210 :

    放課後 廊下


    八幡「………」テクテク

    八幡(どうにも繋がらない)

    八幡(例えば相模南が俺だったら、ゆっこは完全に悪意を持っていると断言できる)

    八幡(だが、親友ポジションの彼女を貶めるのが目的なら、なぜ動画を自分からすすめた?)

    八幡(いや、彼女はきっと純粋に相模南を励まそうとしたんだろう)

    八幡「なら……どうして…」

    八幡(考えろ……きっと答えは…)



    雪乃「あら比企谷君。廊下でぶつぶつと言っているからてっきり成仏したのかと思ったわ」

    八幡「俺は地縛霊じゃねーっす」

    雪乃「浮かない顔をしてるけれど、何か考え事かしら?」

    八幡「……いや、ちょっと」

    雪乃「……頼られないなんて心外だわ」

    八幡「………」

    285 = 210 :

    雪乃「ゆっこさんが依頼をしてきた理由……」

    八幡「……あの人、もう一人遥先輩って仲の良い友達がいるのに、彼女は動画のことを知らなかった」

    雪乃「それはおかしいわね。私の知る限り、あの三人はいつも一緒だったはず」

    八幡「つまり、本気で動画を止めたい気持ちはない……?」

    雪乃「いいえ、それはないわ。自分の立場を危うくしてまで奉仕部に依頼する理由がないもの」

    八幡「………」

    由比ヶ浜「やっはろー♪」

    八幡「げ、ビチヶ浜先輩……」

    八幡(今このタイミングで……めんどくせぇ)

    由比ヶ浜「ねぇねぇ何してんのゆきのん!」

    雪乃「……部活動よ。それよりあなたこそ何をしてるの?」

    由比ヶ浜「えへへ、久しぶりにゆきのんと帰りたいなぁって」

    雪乃「ええ、それは構わないわよ」

    由比ヶ浜「やった! ゆきのん大好き!」ギュッ

    八幡「!!」


     ゆきのん大好き!

     大好き!

     大好き!


    八幡「そうか、そういうことか……」

    雪乃「比企谷君?」

    286 = 210 :

    八幡「ちょっと、俺行かなきゃ!」

    八幡(手遅れになる前に伝えないと!)


    由比ヶ浜「ちょっと八幡君!?」


    八幡「由比ヶ浜先輩ありがとう! 最高です!」ダッ

    由比ヶ浜「ちょっ///」ボフンッ

    雪乃「……さ…いこう…」ガクッ

    雪乃(由比ヶ浜さんに……比企谷君をNTRれた……)ガーン

    287 = 210 :

    路地裏

    相模「え、ちょ、ちょっとやめてよゆっこ」

    ゆっこ「も、もう駄目なの。これ以上我慢できない……///」ハァハァ

    相模「す、好きって言われたって、ウチら女の子同士じゃん!」

    ゆっこ「いまどき性別なんてあってないようなもんだよ」フフフ

    相模「きゃっ、どこ触ってんの!?」カァ///

    ゆっこ「だって、みなみんがあんなにエロい格好するから」ハァハァ///

    相模「……ゆっこ…」ハァハァ

    相模(怖い……助けて………)




    八幡「あのー……ビデオ撮ってもいいすか?」



    ゆっこ「!?」

    相模「比企谷……君」

    288 = 210 :

    ゆっこ「そ、そんなの無理に決まってんじゃん!」

    八幡「あはは、ですよねー」



    八幡「……でも、あんたは親友を世界中に売った」



    ゆっこ「!」

    八幡「動画って今や世界中の人が見れますからねー。これで相模先輩はいついかなる時も身に危険が及ぶ可能性ができた」

    ゆっこ「だ、だから私は動画を止めるように!!」

    八幡「本気なら、どうして遥先輩には相談しなかったんです?」

    ゆっこ「っ! そ、それは……」

    八幡「おおかた、自分の欲望を本人にぶちまける訳には行かず、日々エスカレートしていく動画を止めさせるのは未練があったんでしょう」

    ゆっこ「………っ」

    相模「ゆっこ……」

    289 = 210 :

    ゆっこ「そうよ! 私は南が好き! 愛してる! 【ピー】を【ピー】してベロベロ【ピー】したい!」

    相模「なっ///」

    八幡「でも、女同士だからできない」

    ゆっこ「……だから…私は……」

    八幡「でもそれと相模先輩を泣かせることと、何の関係もないし――」

    ゆっこ「っ!!」



    八幡「許されないことだ」



    ゆっこ「………」ガクッ

    相模「ゆっこ……」

    290 = 210 :

    ゆっこ「ごめん……ごめんねぇ南ー」ポロポロ

    相模「ゆっこ……」ポロポロ

    ゆっこ「私、自分のことしか考えてなかった! 南を好きだって言いながら、自分の欲望を満たすことしか考えてなかった!」

    相模「ううん! ゆっこはボロボロになったウチを支えてくれた! ゆっこがいなかったらウチはとっくに駄目になってた!」

    ゆっこ「……南…」

    相模「……その…気持ちには答えられないけど……でも、ゆっこと親友でいたい……かも」テレテレ

    ゆっこ「……あう……みなみぃ」ウェェェン

    相模「ゆっこ……」ギューッ

    八幡「………」フゥ…




    不良「あれぇ? さがみんじゃん!」




    三人「!?」ビクッ

    291 = 210 :

    不良2「うわ、生みなみんだ。まじかわえー!」

    不良3「ねぇねぇ、一回転やってよ一回転!」


    相模「う、ウチ……」

    ゆっこ「南……」ギュッ


    不良「なんとか言えよこら!」ガンッ


    二人「「ひっ!!」」ビクッ


    不良2「まぁ、こいつ顔出してエロい格好するくらいだから、相当のビッチだろ」

    不良3「だよな。ビッチの友達もビッチだよな」ヒヒヒッ

    不良「……なぁ二人とも、良いことしようぜぇ?」ニマァ



    八幡「あのー……迷惑してるみたいなんでやめてもらえますかね」



    不良「あぁん!?」

    八幡「………」

    292 = 210 :

    相模「駄目! 逃げて!!」

    八幡(路地裏の行き止まりでどっちみち逃げられねーっすよ)ブンブン

    ゆっこ「私のせいで……私の…」

    不良「あー、そうだなぁ。こうしたら許してやるよ」

    八幡「?」



    不良「100万円か、二人を差し出すか。どっちかで許してやる」



    相模「………」

    不良2「うわー、不良まじやさしー」

    不良3「天才じゃん!」

    不良「だろ、俺様超ホトケ」


    相模「……ウチが、払います」

    ゆっこ「南!!」

    八幡「………」

    293 = 210 :

    不良「ひひっ、良い心がけだねぇ」

    不良(まぁ、貰うもん貰って、最後に犯すけどな)

    不良2「んじゃ早く持ってこいよ!」ガンッ

    相模「………」コクリ

    ゆっこ「………」

    不良「お前とお前は残るんだ」

    八幡「………」

    ゆっこ「南……」

    相模「大丈夫。ウチを信じて……」コクリ

    ゆっこ「………」コクリ



    不良「さーーて、あいつが帰ってくるまで、良いことしようか姉ちゃん」ヒヒヒッ

    ゆっこ「そんなっ! 約束が――」

    不良2「約束? 俺らは許すって言っただけだけど?」

    ゆっこ「!!」

    不良3「うわー、俺らみたいなクズとまともに取引できると思ってるなんて、純粋だねー」

    三人「「あはははは!」」

    ゆっこ「………」プルプルプル

    294 = 210 :

    不良「それじゃあ、美味しく、いただきま―――」ストンッ

    不良「……え?」ドサッ

    不良「」



    不良2「不良!?」

    不良3「ど、どうした!?」



    不良「」ピクッピクッ



    ゆっこ「な、何が……」

    八幡「………はぁ」

    八幡(とうとうこの時が来たか……)スッ



    不良2「何だよその構え」

    不良3「キモいんだよ!」ダッ

    295 = 210 :

    回想


    川崎「いいかい、比企谷。人を倒す技術ってのは、限界があるって言われてるけど、そんなことはないんだよ」

    八幡「はぁ」

    川崎「相手の意識を……」シュバッ

    八幡(はやっ!?)

    川崎「刈り取る。それだけでも、人間が一生かけて会得できないくらい奥が深い」

    八幡「……うす」

    296 = 210 :

    八幡(相手の意識を……)シュバッ

    不良2「つっ!?」フラッ

    不良2(な、何をされたんだ!?)


    八幡(刈り取る)ゴッ

    八幡「っ!」


    不良3「へ、へへへ……」

    八幡(頭でガードを……)

    不良3「さすがに膝から崩れ落ちてりゃ、顎か後頭部を狙ったって分かるだろ」

    八幡「………」ズキズキ

    八幡(折れたかな……)


    不良3「……殺してやる」ジャキッ


    ゆっこ「バット!?」


    不良3「死ねやぁあああああああああ」

    八幡「っ!」グッ

    297 = 210 :

    不良3「おりゃぁあああああ!」ブンッ

    八幡(くっ、左腕を犠牲にしてでも!)バッ



    ――パシッ



    不良3「へ?」

    八幡「な?」



    川崎「おい、あんた……」ゴゴゴゴゴゴ



    不良3「」

    八幡(本気で振り下ろしたバットを片手で受け止めるって化物かよ……)



    川崎「私の比企谷に何してくれてんだ」ゴッ

    不良「ぶふっ」ドサッ

    川崎「………」

    八幡「師匠……」

    298 = 210 :

    八幡「師匠!! ありがとうございます!」ギュッ

    川崎「なっ、て、手を!?」カァ///

    八幡「俺、ずっと無視されてて、嫌われてるのかと……」グスンッ

    川崎「あ、あぶ……あべら…」ドキドキドキドキ///



    八幡「一生ついていきぶべらっ!」ドゴォッ



    川崎「比企谷のエロコンテンツーーーー!」ダダダッ///

    ゆっこ「」


    (5万しかおろせなかったけど、少しずつ払っていこう……)タタタッ

    「お金持って……って、え?」


    不良1~3「」チーン

    八幡「」チーン

    ゆっこ「」ボーゼン…


    「何……これ」

    299 = 210 :

    数日後、奉仕部教室。


    八幡「………」プルプルプル

    雪乃「比企谷君、利き腕じゃなかったら飲めないでしょう? 私が飲ましてあげるわ?」

    八幡「……うす」

    雪乃「……んくんく」

    八幡「………?」

    雪乃「……んんんん?(いくわよ?)」

    八幡「飲めるかバカ」パチンッ

    雪乃「ぶふっ」ビシャッ



    動画<みんなー! 今日も始まるよー!



    八幡「あれ……」

    雪乃(比企谷君にぶたれた……これが先輩後輩の喧嘩なのね!)キラキラキラ

    300 = 210 :

    動画


    相模「今日から私さがみんと!」

    ゆっこ「ゆっこの二人で皆を幸せにします!」

    二人「「よろしくねー♪」」


    コメント『最高!』

    コメント『メジャーデビュー待ったなし!』

    コメント『ゆっこゆっこにしてくれぇ!』


    相模「……ゆっこ、大好きだよ」ニコッ

    ゆっこ「南ぃ……」グスッ


    奉仕部教室

    八幡「………」

    雪乃「結果として、“相模さん単体の動画”を止めることができたから、依頼は成功ね」

    八幡「……二人とも可愛いなぁ」

    雪乃「!!」

    雪乃(巫女さんに憧れてるのね! そうなのね比企谷君!!)



    第七章 そして相模南の脳内フェスティバルは最高に祭ロワイヤル。完





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