元スレ八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「ぼーなすとらっく!」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
702 :
乙乙
ところで>>247はいつになったら……
703 :
凛ちゃんの登場が少なくて八幡のが可愛く思えてきた
704 :
乙
葉山はサッカーやってるからな
705 :
乙
良いなあこの四人
706 :
ちょこちょこキャラ崩壊してる部分もあるけど基本をしっかり押さえてるとこが
このSSのいいところだよねぇ
707 :
八幡はシンデレラだからな
708 :
実は一番あざといのはヒッキーだからね
709 :
かな子編はありますか?
710 :
蛇足が過ぎる
712 :
野郎回4人のやりとり好きだわ期待
713 :
だが八幡とアイドルのいちゃいちゃも捨てがたい期待
714 :
ある日の風景 野郎共編 その4
八幡「……おお」
材木座「こ、ここが……!」
戸塚「うわー凄いね! いっぱい楽器があるよ八幡!」 パァァ
八幡「まぁ、楽器屋だからな(可愛い)」
材木座「うむ。これだけ種類があれば我に相応しい相棒も見つかるであろう(可愛い)」
葉山「この辺じゃ、一番品揃えが良いお店だからね(かわ……いかんいかん)」
八幡「しかしホントに何でもあるな。ヴァイオリンやチェロ、サックスなんかも置いてあんぞ…………東郷さんいそう」
戸塚「わぁ、真っ白いピアノもあるよ!」
材木座「よくは分からんが、バンドよりも吹奏楽などに使う楽器が多いのう……」
葉山「俺たちが見たい系統は二階の方にあるからね。行ってみよう」
八幡「二階まであんのかよ……しかし、これだけあると目移りして仕方ないな」
戸塚「うん。思わずキョロキョロしちゃうね」 キョロキョロ
材木座「な、なんか場違い感ハンパないなぁ……リア充空間に飲まれそう…」
八幡「おい素出まくってんぞ」
葉山「は、ハハハ。とりあえずは色々見て回ってみようか」
715 = 1 :
× × ×
戸塚「べ、ベースだけでも沢山種類があるんだね。よく分からないや」
葉山「最初は特に悩まなくてもいいんじゃないかな。気に入ったデザインとか、手頃な値段のモノで良いと思うよ」
戸塚「デザインかぁ……あ、これなんか凄い尖ってて戦えそう」
材木座「ふむ。なんとも中二心をくすぐられる」
八幡「(この二つ合体してるのはどうやって使うんだ……カイリキー専用?)」
戸塚「うーん……あ、これとか可愛いかも」
八幡「? これもベースなのか?」
葉山「ヴァイオリンベースだね。値段も丁度いいし、良いんじゃないか?」
戸塚「で、でも、僕にはちょっとオシャレ過ぎないかな……?」
八幡「そんな事ないぞ戸塚。試しに肩に掛けてみたらどうだ」
戸塚「え?」
材木座「うむ。もしくは上に放り投げて、差し出した腕にぶつからなかったら相応しいな」
八幡「どこの海賊狩りだ」
葉山「というか楽器が壊れるよ……ほら、ストラップを付けて」
戸塚「う、うん。……よいしょ、っと」
材木座「……おお! 様になってるではないか!」
八幡「いい! いいぞ戸塚っ!」
葉山「(比企谷のテンションがちょっと怖い)」
戸塚「そ、そう……かな?」 てれっ
葉山「でも実際良いと思うよ。ネックが細いから手が小さい人にも使いやすいし、女の子なんかにはピッタリだと思う」
戸塚「ぼ、僕女の子じゃないよ!?」
葉山「え? あ、いや、別にそういう意味で言ったんじゃなくて…」
八幡「葉山」 肩ぽんっ
葉山「ひ、比企谷……?」
八幡「残念ながら、戸塚は男なんだ。……本当に残念ながら、な」 遠い目
葉山「俺は君の事がたまに本当に怖くなるよ」
716 = 1 :
× × ×
材木座「ふむ……まさによりどりみどりと言った所だな」
八幡「正直ドラムセットって種類があるとは思わなかったんだが、見る限りそうでもないんだな」
葉山「もちろん。演奏するアーティストや曲によっても変わってくるからね」
材木座「ぬ? セットの内容は決まっているのではないのか?」
葉山「基本的にドラムセットはバスドラム、スネアドラム、フロアタム、トムトム、シンバル、ハイハットシンバルの6セットだね。皆が思い浮かべてる一般的なドラムセットはその認識で大丈夫だと思う」
戸塚「(トムトムってなんか可愛いな)」
葉山「ただ、それ以外にも組み合わせられる打楽器は何種類もあるね。バリエーションもツーバスとかツインペダルとか、テンポの早い演奏用のセットも…」
材木座「う、うぅむ……?」 ぷしゅー
八幡「ストップだ葉山。それ以上は材木座の頭がついていけん」
葉山「あ、あぁ悪い悪い」
材木座「つ、つまりどういうことなんだってばよ……」
葉山「とりあえずは最初に言った6セットで良いかな。それならレンタルの費用もそこまでかからないし」
八幡「となると、レンタル用はこっちか」
材木座「クックック……我は既に目星をつけたぞ」
戸塚「え? もう決まったの?」
材木座「これぞ運命と呼ぶ他ない…。眩い黄金色のその輝き……君に決めた!」 ビシィッ
八幡「一番安いのじゃねぇか」
葉山「まぁ、レンタルはそもそも種類が少ないからね」
戸塚「(ミニドラムセットなんてのもあるんだ。僕でもできるかな?)」
材木座「フゥーハッハッハ! よろしく頼むぞ、相棒!」
八幡「何度も別の奴と組まされる相棒ってのもどうなんだ」
葉山「ま、まぁ、右京さんみたいなモノだと思えば、ね」
717 = 1 :
× × ×
葉山「そういえばギター経験があるって事は、比企谷は既にギターを持ってるのか?」
八幡「あいつは顔も知らないどこかの誰かの下で、今も音を奏でてるだろうぜ。もしくはまだ店頭」
葉山「売ったんだな……」
八幡「まぁ、一応あることはあるがな。けどそれも親父のだ。ほとんど手入れもしてない」
葉山「なるほど。なら、やっぱり折角だし新しいのを買ってみたら良いんじゃないか? お金に余裕だってあるんだろ?」
八幡「いや、そりゃあるにはあるが……」
葉山「なら決まりだな」
八幡「(つーか、そもそもバンド自体まだやるとは言ってないんだがな。……けど)」
葉山「? 比企谷?」
八幡「……」 ちらっ
戸塚「弦もいっぱいあるなぁ……ラケットで言うガットみたいなものなのかな?」 キョロキョロ
八幡「……」 ちらっ
材木座「ふーむ。スティックは木製しか無いと思っていたが、他にもあるのだな。田井中スティックだけでは心もとないか…」 ジーッ
八幡「……はぁ」
葉山「どうかしたのか?」
八幡「いや。……揃いも揃って、楽しそうだなと思ってよ」
葉山「……くくっ」
八幡「あん? なんだよその笑いは」
葉山「いや……そう言う比企谷も、結構楽しそうにしてたなと思ってさ」
八幡「ッ! 俺が……?」
葉山「ああ。少なくとも、俺の目にはそう見えたよ」
八幡「……気のせいだろ」
葉山「さて、どうだろうね」
八幡「……チッ」
葉山「……俺も、今日は久しぶりに楽しいよ」
八幡「…………」
葉山「…………」
八幡「……どれがオススメなんだ」
葉山「え?」
八幡「ギター。どれがオススメなんだ? 正直多過ぎて分からねぇんだよ」
葉山「……ハハ」
八幡「なに笑ってんだ。ほら、早くしろよ」
葉山「あぁ、悪い。……時間はあるし、色々見て回ってみようか」
八幡「ああ」
葉山「そういえば、比企谷はエレキギターについてはどれくらいの知識があるんだ?」
八幡「レスポールとストラトの違いくらいは分かるな」
葉山「……ほとんど素人って事は分かった」
718 = 1 :
昔すこーしだけギターやってた時期があったけど、もし話の中で間違ってるとこあったらごめんなさい。
ある日の風景野郎共編も次回で終わり。
ごめん>>702 書きたいんだけど中々話が思い浮かばなくてね…
719 :
ま、いざとなったら凛「ぼーなすとらっく!!」にすればいいしゆっくり考えてもいいんやで? ニッコリ
720 :
主の765プロデュース編も読みたい ニッコリ
721 :
はやはちキテるぅ!
722 :
凛かわいいで読み始めたSSなのになんで野郎しか出てこない話が楽しみなんだろうな?
723 :
そろそろ女の子編も見たいッス…
724 :
ある日の風景 野郎共編 その5
八幡「演奏してみたい曲?」
葉山「ああ。何か簡単な曲を一曲決めて、皆一緒に練習していくのが上達するのに一番手っ取り早いと思うからね」
戸塚「でも、コード? とか覚えるのが先じゃなくていいの?」
葉山「もちろんそれも平行して練習するさ。でもどうせなら、曲を練習する方が楽しいだろ?」
材木座「ふむ。ゲームに例えると、説明書を読んで遊び方を覚えるより実際にプレイしてみた方が楽しく覚えられる、ということか」
葉山「そういうこと。演りたい曲とかあるかい?」
八幡「いや……急にそう言われてもな」
戸塚「うーん……好きな曲、って言っても、何が簡単で何が難しいかも分からないからね」
材木座「ならば、ここはやはりアニソンであろう! のう八幡っ!」
八幡「俺に振るな」
葉山「確かにアニソンなら簡単な曲も多いかもね。ただ…」
戸塚「ただ?」
葉山「一応俺たちが演奏する曲だから、ボーカルがその曲を歌う事も考えないといけないな」
材木座「…………」 ちらっ
戸塚「…………」 ちらっ
葉山「…………」 ちらっ
八幡「……何故俺を見る」
葉山「頼むよリードボーカル」
八幡「いや無理無理無理無理」
材木座「ええい! 誰もが憧れるバンドの花形を譲ると言っておるのだぞ!? 大人しく歌えい!」
八幡「誰もそんなん頼んでねぇ。つーかそこまで言うならお前が歌えばいいだろ。C-C-Bさながら」
戸塚「しーしーびー?」
葉山「その例えは今の若い子には伝わらないと思うぞ……」
八幡「じゃあ戸塚で良いんじゃないか。野郎より可愛い子が歌った方が眼福もんだろ」
戸塚「僕も男だよ!?」
八幡「……とまぁ冗談は置いといて」
材木座「(明らか冗談では無かったでござる)」
葉山「(確かに端から見たら紅一点だな)」
725 = 1 :
八幡「冷静に考えりゃ、葉山がやるのが当然だろ」
葉山「……どうしてだい?」
八幡「お前はこん中で唯一経験者だ……まぁ俺も少しやっていたが、あれは経験と言っていい代物じゃないからこの際置いておく」
戸塚「置いとくんだ……」
八幡「そしてポジションはリードギター。ボーカルにはおあつらえ向きだ。それに加え歌も上手い」
葉山「俺の歌を聴いた事あるのか?」
八幡「Sakura addictionは割と好きだったぞ」
葉山「噛み殺すよ」
戸塚「ねぇ、二人は何を言って…」
材木座「それ以上いくない」
八幡「そんで何よりも一番重要な点が……ビジュアルだ」
戸塚「あー……」
在木材「ふむ。……そう言われては納得せざるを得んな」
葉山「そんなに言う程か?」
八幡「そんなに言う程だ。あの有名エアバンドだって、ドラムがボーカルよりもイケメンだからあんな白塗りになってんだぞ。……まぁそれだけが理由ではないだろうがな」
葉山「いや、俺が言ってるのはそっちじゃなくて」
八幡「あ?」
葉山「比企谷だって、自分で自分の顔は良い方だって言ってたじゃないか」
八幡「…………」
葉山「まぁ、俺が直接聞いたわけじゃないけどね。結衣から聞いたんだ」
八幡「(さすガハマさん。余計な事を。つーか完全に俺ナルシストみたいじゃねぇか! 確かに言ったけども!)」
戸塚「でも、僕も八幡がボーカルで良いと思うよ! 葉山くんも勿論カッコイイけど、八幡だって負けないくらいカッコイイよ!」
八幡「お、おお……」
材木座「ぬぅ……己の容姿を良いと言うような輩に対しこの言葉、ぐう聖や、ホンマもんのぐう聖がおるぞ!」
葉山「(自分の名前が出なかった事に関しては何も言わないんだね……)」
八幡「はぁ、今の一言で今日来て良かったと思えた。さ、帰るか」
葉山「いやちょっと待て」 ガシッ
八幡「チッ……(さすがに誤摩化せんか)」
葉山「じゃあ、とりあえずボーカルは保留にしておこう。出来るだけ簡単で歌い易そうな曲を選んで、練習しながら後で決めればいい」
八幡「結局はそうなるか……」
戸塚「なら、有名な曲の方が良いのかな?」
葉山「そうだね。皆で色々見ながら探してみよう」
材木座「うむ! 放課後ティータイムはどこの棚だーッ!?」 ダダダッ
八幡「あいつは自分が歌う可能性がある事を考慮しとらんのか……してないんだろうな」
726 = 1 :
× × ×
八幡「…………」 キョロキョロ
「ぬうー!? 何故全曲置いとらんのだ!? 差別か、アニソンに対する差別なのか!?」
八幡「……(もうちょい静かに探せんのか)」
「えーっと……タ行がここだから……あれ、アルファベットで探さないと無いのかな?」
八幡「(可愛い。バンドスコアを探すその姿からもう可愛い)」
「んー……やっぱこっちの曲の方がロックかなぁ。いや、でもこっちの曲も…」
八幡「ん?」 ピクッ
「あれ、無いや。あっちを探してみますかねー」
八幡「…………」 振り返り
棚「…………」 シーン
八幡「……気のせいか」
「材木座くん。何か良いのあった?」
「うむ……やはりなんだかんだ言って、一期の曲の方が我は好きだな」
「あ、僕も。ホッチキスが一番好きかなぁ」
八幡「(今、何だか見覚えのあるロックなヘッドホンが見えた気がしたが……まさか、な)……ん?」
棚「…………」 ア行
八幡「……この曲」
727 = 1 :
× × ×
葉山「うーん。やっぱり俺が演奏したことある曲の方が教え易いかな……」
棚「…………」 よりどりみどり
葉山「……いや。折角だし、一緒に知らない曲を練習した方が楽しいか」 スッ
「あっ……」 スッ
葉山「え? あ、すいません。お先にどうぞ…」
「いや、こちらこそ。そっちが先に……って、あれ。隼人か?」
葉山「はい? ……あ、夏樹さん?」
夏樹「おー久しぶりだな! まさかこんな所で会うなんてよ」
葉山「本当ですね、お久しぶりです。前に会ったのは去年のライブハウスでしたっけ?」
夏樹「ああ、あれは良いライブだった。懐かしいな」
葉山「あはは。夏樹さん凄いノってましたもんね」
夏樹「お前は相変わらずクールっつうか、大人びてんな。ホントに年下かよ」
葉山「褒め言葉として受け取っておきます。またこっちに来てるって事は、近い内にライブでもするんですか?」
夏樹「あーいや、ライブしに来たんじゃなくてな…」
葉山「?」
夏樹「色々あって、今はこっちに住んでんだアタシ」
葉山「そうなんですか?」
夏樹「ああ。……立ち話もなんだし、そこの休憩所にでも行くか。お互い積もる話もあるだろうしよ」
葉山「そうですね……って、すいません。俺今日は連れと来てるんでした」
夏樹「なんだ、そうなのか。もしかして女か? だったら悪いな」
葉山「いえ、そういうんじゃないですよ。新しくバンドを組む事になったんで、そのメンバーたちと一緒に来てるんです」
夏樹「っ! バンドを組むって、お前がか?」
葉山「ええ」
夏樹「そりゃまた、なんつーか珍しいな」
葉山「そうですか?」
夏樹「そうだろ。少なくともアタシはお前が助っ人以外でバンドに加わってるの、見た事無いよ」
葉山「……まぁ、心境の変化って奴かもしれないですね」
728 = 1 :
夏樹「へぇ、お前がそんな事言うなんてな。何にせよ、お前がボーカルやってギター弾いてるってだけでも興味を引くバンドだぜ」
葉山「いえ、俺はボーカルじゃありませんよ」
夏樹「は?」
葉山「別の奴です。そもそもバンド組む事になったのも、俺が彼を誘ったからですし」
夏樹「お前がバンドを組もうって誘ったのか?」
葉山「ええ。……あ、丁度良かった。彼ですよ、ウチのバンドのボーカル。……の予定ですけど」
夏樹「ん?」 チラッ
八幡「Uの所には無かったから、たぶんウ行だよな。ウ、ウ、ウー……?」 キョロキョロ
「うーんやっぱ激しい曲ほど難しいのかなー……一回なつきちに訊いてから……」 キョロキョロ
夏樹「あ、だりー」
葉山「え? ……あ、危なっ…!」
八幡「あ? って、おわっ」 どんっ
「へ? ってきゃあッ!」 どんっ
夏樹「あっちゃあ……」
葉山「だ、大丈夫か?」 タタタッ
「いてて……」
八幡「すいません、大…丈夫……?」
「いやいや、こちらこそ……ん?」
八幡「……多田?」
「あーっと……凛ちゃんの、プロデューサー?」
葉山「怪我は……って、アイドルの多田李衣菜?」
李衣菜「え? 誰? ……あ、なつきち」
夏樹「何やってんだ、だりー」
葉山「え……知り合い、ですか?」
八幡「(誰だ、この超ロックな姉ちゃん)」
戸塚「……あれ、どういう状況?」
材木座「ふむ……カツアゲ、か?」
戸塚「それは違うと思うな」
729 = 1 :
× × ×
葉山「夏樹さん、アイドルになったんですか!?」
夏樹「まぁ、なったっつーか、まだ駆け出しだけどな」
李衣菜「そういう意味では、私のが先輩だね」 へへん
夏樹「ほぉ? お願いだからギター教えてくれって頼んできたのは、どこの先輩さんだったかな?」
李衣菜「ちょっ、それは言わない約束じゃーん!」
夏樹「冗談だ。アイドルの事はまだよく分からねぇから、色々教えてもらって助かってるよ」
戸塚「ざ、材木座くん。本物のリーナちゃんだよ……!」 ヒソヒソ
材木座「う、うむ。本当にROCKと書いたTシャツを着ておるぞ……!」 ヒソヒソ
八幡「(そこなのか)」
葉山「なるほど。だからこっちに一人暮らししてるって言ってたんですね」
夏樹「ああ。地元でライブしてたら、終わった後に声かけられてな。元々アイドルには興味あったし、いっちょロックなアイドルでも目指してみようかなってね」
葉山「はは。夏樹さんらしいですね」
夏樹「事務所に入ったのはホント最近だから、まだ全然活動出来てないけどな」
八幡「(なるほど。だから俺が知らなかったわけだ)」
李衣菜「それよりも、私はプロデューサーがいた事にビックリしたよ。バンド組むって本当?」
八幡「……まぁ、成り行きでな。つーかもうプロデューサーじゃない」
夏樹「アタシは会うのは初めてだが、あんたの事は噂には聞いてたよ」
八幡「…………」
夏樹「悪徳記者に濡れ衣を着せられ、担当アイドルの為に謂れの無い全ての罪を背負い、自分一人辞めていった最高にロックな孤高の元プロデューサーってな」
八幡「いやちょっと待て」
李衣菜「……」 うんうん
八幡「いやうんうんじゃなく。え、なに。もしかしてお前か? お前がそんな逆に恥ずかしくなるような説明をしたのか?」
李衣菜「え、違った?」
八幡「違うだろ。……違うよね?」
葉山「俺に訊かれても……」
李衣菜「まぁ、私もプロデューサーとは殆ど話したこと無かったけどさ。事情を知ってる子たちから何があったかは聞いたよ」
八幡「…………」
李衣菜「それで、少なくとも私には、さっきなつきちが言った通りの印象に感じたかな」
八幡「……そんなカッコイイもんじゃねぇよ。あと、プロデューサーじゃねぇ」
730 :
ここの八幡には蒼穹歌わせたい、凛がカバーしてるし
731 = 1 :
李衣菜「あはは、そうだったね。ならそっちこそ私のことはリーナと…」
夏樹「んな事より、楽器は決まったのか? もうパートは決まってんだろ?」
李衣菜「なつきちー! んなことって何さー!」
葉山「一応俺がリードギター、そこの戸塚がベース、隣の材木座くんがドラム、そして比企谷がリズムギター兼ボーカルですね」
八幡「いや、だから俺はボーカルって柄じゃ…」
李衣菜「えっ! プロデューサーボーカルなの? 凄いじゃん! ギターでボーカルとか超ロック!」
八幡「お前はロックの意味をはき違えてないか? あとプロデューサーじゃない」
葉山「楽器はもう目星を付けてます。それで、さっきは練習用の曲を探してたんですよ」
夏樹「なるほどな。で、良い曲はあったのか?」
葉山「あー俺はまだあんまり見てなかったですね」
戸塚「僕も、何だかいまいちパッとしなくて……」
材木座「うむ。放課後ティータイム良いと思うんだけどなぁ……」 ←却下された
李衣菜「プロデューサーは?」
八幡「お前もしやわざと言ってんのか? ……俺も別に」
夏樹「あれ、でもバンスコ持ってんじゃねぇか」
八幡「いや、これは個人的に買っておこうかと思って…」
材木座「ぬぅん、水臭い。素直にこれ演りたい! と言えばいいものを」
八幡「(うぜぇ……)」
葉山「ちょっと見せてくれるかい? ……へぇ、アジカンか」
夏樹「お、良いんじゃねぇか? 確か簡単な曲もいくつかあったろ」
李衣菜「いいねぇアジカン! 私も好きだよ! 超ロックだし!」
戸塚「(なんか、ロックがゲシュタルト崩壊してきちゃった……)」
葉山「そういえば、あの時もアジカン歌ってたな」
八幡「お前覚えてたのかよ……」
葉山「確か、或る街だったよな?」
夏樹「或る街の群青か。あれは確か難しくなかったか?」
葉山「そうですね。初心者にはちょっと厳しいかと思います」
八幡「いや誰もやるとは言ってないんだが」
732 = 1 :
葉山「けど、比企谷の持ってたこの曲は結構簡単そうだね。これなら初心者には丁度いいんじゃないか?」
夏樹「どれ……おっ、確かに」
李衣菜「私も私も! …………見ても分かんないや」
夏樹「だりー……」
李衣菜「これから! これから覚えていくから!」
葉山「でも、なんでこの曲を選んだんだ?」
八幡「いや、別に深い意味はねぇよ……ただ」
葉山「?」
八幡「個人的に思い入れがあるってだけだ。……好きな曲を演ってみたいってだけじゃ、おかしいか?」
葉山「……いや」
夏樹「へへっ、分かるぜ。ギター始めた頃思い出すよ」
李衣菜「な、なつきちー。私も演りたい曲があるんだけど……?」
夏樹「分かってるよ。……そうだ。折角だし、今度一緒に練習するか?」
葉山「え?」
夏樹「アタシたちは仕事の合間見ての練習になるだろうけど、たまーにこのメンバーで集まってよ。セッションとかしてみようぜ」
李衣菜「いいね! どっちが早く上手くなれるか勝負って奴だねっ!」
戸塚「で、でも、良いのかな……?」
夏樹「遠慮すんな。みんなでやった方が楽しいだろ?」
材木座「クックック……久々に燃えてきおったわい。この血の滾りが運命を決めるッ!」
李衣菜「おお! なんかカッコイイ!」
材木座「え、あ、ありがとうございます」
葉山「まぁ、俺たちとしては嬉しい限りですけど…」
八幡「いや、俺がアイドルと会うのはマズいだろ」
夏樹「大丈夫じゃないか? アタシらが千葉の練習スタジオまで行けば、誰に見られる事も無いだろ」
李衣菜「それにスタジオで練習してるだけなんだから、見られたとしても文句言われる筋合いなんてないしね」
葉山「……だってさ」
八幡「……ハァ、ならいいけどよ」
夏樹「それに、あの葉山がバンドに誘った男ってのも気になるしな」
八幡「?」
夏樹「自分を差し置いてボーカルに推した男……俄然、興味が湧いてきたぜ」
八幡「お前、なんか言ったのか?」 ジトッ
葉山「さぁ、何の事かな」 目逸らし
李衣菜「へへっ、面白くなってきたぜぇー!」
733 = 1 :
× × ×
それから数日たったある日
夏樹「っし、義輝。出しといた課題はちゃんとこなしてたか?」
材木座「う、うむ。腕立て30回、腹筋30回、背筋30回、スクワット30回を毎日5セット……この世の地獄を見るようだった…危うく痩せる所だったぞ……」
夏樹「いやそこは遠慮せず痩せろよ」
八幡「(しかし意外な事に材木座がキチンとやってたのには驚いたな。昼休みに付き合わされる俺の身にもなれとは思ったが)」
材木座「最近は雑誌で作った簡易ドラムセットもボロボロになってきたからのう……自分の能力が恐ろしい」
八幡「ナチュラルに能力をちからと読むな」
夏樹「まぁ良い事じゃねーか。ちゃんと練習してるようで何よりだ」
葉山「ドラムは体力を沢山消費するし、基礎体力を上げとくに超したことはないからね」
戸塚「でも材木座くん、そのコート暑くないの?」
材木座「ぬぅ……!?」
八幡「(戸塚。そこに触れちゃいけない。それは材木座にとっての……なんだ、アーチャーの赤い外套みたいなもんなんだ。察してやれ)」
材木座「こ、これは我の……」
李衣菜「えーいいじゃん。ドラムって薄着のイメージあるから、逆にそれはそれでカッコよくない?」
八幡「えっ」
李衣菜「どうせなら、コートの下は黒いタンクトップとか良いんじゃない?」
材木座「……そして、シルバー系のアクセサリーを身につけたり、か?」
李衣菜「そーそー! 分かってるなー。あと、コートの首もとに無駄にファーとか着いちゃったり!」
材木座「うむ! あとは所々不自然に破けていたりな!」
李衣菜「カッコイイ! ロックだよロック!!」
戸塚「な、なんか盛り上がってるね」
葉山「ハハハ、まさかの意気投合だな」
八幡「やっぱにわか同士は引かれ合うのか」
夏樹「それ、当人たちには言ってやるなよ……」
734 = 1 :
× × ×
更に数日たった別のある日
戸塚「最近、指の皮が固くなってきた気がするなぁ……」
八幡「なに?」
戸塚「あ、ほら。弦を触ってたからか、左手の指が、ね?」
八幡「ほう」 スッ
戸塚「あっ……」
八幡「…………」 さわさわ
戸塚「は、はちまん?」
八幡「…………」 さわさわ
戸塚「ちょ、ちょっと八幡。くすぐったいんだけど……?」
八幡「……はっ。わ、悪い戸塚」
戸塚「い、いや。大丈夫だよ。少し恥ずかしかったけど…」 顔真っ赤
材木座「(ほむぅ……何故だ。とてもイケナイものを見ている気持ちになる)」
夏樹「ほーら何イチャイチャしてんだ。さっさと練習に戻んぞ」
李衣菜「プロデューサー! ほら、私の指の皮も固くなってきたよ、ほら!」
八幡「プロデューサーじゃない。つーか、そ、そんなに手を差し出すな。近い……!」
葉山「指の痛みはもう大丈夫かい?」
戸塚「うん。皮が剥けてたのも直ったし、大分良くなったよ」
夏樹「また痛くなったら言えよ? しっかり治してから練習しないとな」
戸塚「はい。ありがとうございます」
夏樹「別に敬語なんて使わなくていいよ。……まぁ、彩加みたいな可愛い女の子じゃ皮が固くなるのに抵抗あるかもしれねぇけど、これもベーシストの通る道だ」
戸塚「…………僕、男の子なんですけど……?」
夏樹・李衣菜「「えっ」」
八幡・葉山「「(正直この展開は読めてた)」」
735 = 1 :
× × ×
また更に数日たった別のある日
葉山「それじゃあ、もう一回セッションしてみようか」
戸塚「ふー……他の人に合わせるのって難しいね」
夏樹「義輝はちょっと走り過ぎだな。もう少し落ち着け」
材木座「う、うむ。まさかりっちゃんの気持ちがここまで分かる日が来ようとは……」
李衣菜「いいなー早く私もやりたいなぁ」
夏樹「だりーは次な。八幡は準備良いか?」
八幡「うっす」
夏樹「それじゃあ…………あ、そうだ」
八幡「?」
夏樹「八幡、次ちょっと歌ってみろよ」
八幡「……は?」
李衣菜「おっ、いいねーいいねー!」
葉山「そういえば、まだ声入れながらってのはやってなかったな」
八幡「いや、急に何を…」
材木座「遂にか……この時を待っておったぞ八幡っ!」 ニヤリ
八幡「(てめぇ、面白がってんな……!)」
戸塚「八幡、がんばって!」
八幡「と、戸塚……」
夏樹「さ、お前の心の準備が出来たらいつでも始めるぜ?」
葉山「…………」
戸塚「…………」
材木座「…………」
李衣菜「…………」 わくわく
夏樹「…………」
八幡「………………ハァ、分かったよ」
李衣菜「おお!」
八幡「う、上手く歌えなくても笑うなよ」
夏樹「へっ、最初は誰だってそうさ。その為の練習だ」
李衣菜「うんうん!」
八幡「……ふう」
カンッ カンッ カンッ
八幡「ーーっーー♪」
ーーーーー
ーーー
ー
736 = 1 :
*
八幡「は? バックバンド?」
思わず、呆れるような声が出た。
目の前にいる少女。相も変わらず首にヘッドホンをかけ、今日はROCKと背中に大きく書かれたパーカーを着ている、この美少女と言って差し支えない女の子。
彼女は期待に目を輝かせ、俺の事を真っ直ぐに見つめていた。
李衣菜「そう! 今度やるライブで、プロデューサーたちには私となつきちのバックバンドをやって貰いたいんだよね!」
場所はいつもの某スタジオ。千葉にあるこの場所にも、今ではすっかり通い慣れていた。
そして珍しく早めに来たと思ったらこれだ。スタジオに入るなり、満面の笑顔の多田に頼まれてしまった。
いや、バックバンドってお前……
八幡「無理だろ。普通に考えて」
李衣菜「えー! なんで!?」
737 = 1 :
まるで予想外だったと言わんばかりの多田の反応。
むしろ、何故引き受けてくれると思ったのか。
と、そこで助け舟とばかりに近寄ってくる一人の陰。
こちらも同じく先に来ていた木村先輩だ。
夏樹「まぁ話でも聞いてくれ八幡。何も武道館ライブのバックバンドやってくれって頼んでるわけじゃねぇんだからよ」
八幡「? 非公式のライブって事っすか?」
今の台詞の感じだと、お金を取るようなちゃんとしたライブではないのかと思い至る。……いや、それにしたって厳しいですけどね? 始めてまだたかだか数ヶ月ですよ?
夏樹「非公式、ってわけじゃないんけどな。なんつーんだ、学園ライブ? って言えばいいのか」
八幡「学園ライブ?」
夏樹「ま、要は学校の体育館使ってライブしようって事だ」
李衣菜「いやー良いよね! まさに青春って感じで!」
本当に楽しそうにそう言う多田。
いやいや、簡単そうに言うけどライブはライブだぞ? 黙ってプロに任せた方が得策だと思うんだが。
夏樹「お前の言いたい事は分かる。けど、予定じゃ四曲の内一曲を任せようって話になってるからさ。今から一曲集中して練習すれば充分間に合うだろ。他の曲はプロがちゃんとやるし」
一曲、か。
確かにそれなら割となんとかる気もする。
だけど、なぁ。さすがにいきなりは……
俺が未だに悩み唸っていると、木村先輩は念を押すように更に言ってくる。
夏樹「それに、自分の学校の生徒がバックバンドをやってるってだけで絶対盛り上がるだろ?」
八幡「まぁ、確かに葉山が演奏してるだけで女性人気は間違い無し……って、え?」
思わず、一瞬思考が固まる。
今、この人は何と言った?
八幡「“自分の学校の生徒”……? って、まさかライブする学校って……!」
葉山「総武高校だよ。もう学校には話を通してあるから、近々告知されと思う」
は、葉山ぁぁぁああああ!?
何してくれてんだお前はぁ!?
スタジオを扉を開け、図ったように会話に参加してきた葉山を睨みつける。
738 = 1 :
葉山「そう怖い顔をするなよ。良いじゃないか。ホーム戦だと思えば」
八幡「馬鹿かお前は。俺にとっちゃホーム線=アウェー線だっつうの」
夏樹「そんな悲しい事を威張るなよ……」
いやいやいや、マジでキツいだろ。
え、ホントに? ホントに俺があの学校でライブすんの? ギター弾くの?
俺は受け入れ難い現実に、ただただ呆然と立ち尽くす。
一瞬だけ、幼き日の嫌な思い出が頭を過った。
李衣菜「大丈夫だよプロデューサー。私たちがついてるから!」
肩をポンと叩き、何の気無しに言ってのける多田。
それに続き、木村先輩までも逆側の肩へと手を乗せる。
夏樹「だりーの言う通りだな。気楽に、そんで楽しんでこーぜ」
……本当に、簡単に言ってくれる。
自分たちだって、緊張してるはずなのにな。
多田はCDデビューもしているし、それなりに場数を踏んでいるだろうが、それでも学園でのライブは初めてだろう。
木村先輩だってライブ自体は経験豊富でも、アイドルとしてのステージは初のはず。今までと勝手が違うのは明白だ。
それでも、こんだけ勇気を持って、楽しみにしていられる。
それはやっぱ……
この二人が、アイドルだからなんだろうな。
八幡「………………ハァ、練習するか」
諦めたように、我ながら情けない返事とも言えない返事を返す。
だがそれだけで、多田は笑顔になり、木村先輩は首肯し、葉山は満足げに目を閉じた。
夏樹「さ、他の二人が来次第、新しい曲の練習に取りかかるぜ!」
李衣菜「おう! 演奏する曲は私のデビュー曲……『Twilight Sky』だー!」
かくして、俺の恐らくは最初で最後のライブが始まる。
数ヶ月前までは、ライブへと送り出す側だった俺。その俺が、今度は何故かライブをする側へとなってしまった。
もちろん主役はアイドルの二人だ。だがそれでも、緊張しないわけがない。
一体、何がどうなってこうなってしまったのか。
今となっては、それは俺にも分からない。
だが、これだけは言える。
多田よ。俺はもうプロデューサーじゃない。
739 = 1 :
というわけで、野郎共のある日の風景は終わり……次回、野郎共の一回きりの学園ライブ!
彼らの青春の一ページ、もう少しだけお付き合いくださいませ。
Twilight Sky 凄い好き。
740 :
乙乙
総武校でライブってことは奈緒も見に来たりするのかね
奈緒から聞いて凛も見に来たりとか
あとバンド練習の話をだりーなから聞いて羨ましがる凛とかが見たいです
741 :
やっぱり皆、アニメPが八幡に似てるって思ってるんだね。
コミュ力は高いが外見はヒッキーて感じ。
スタッフの中で、このSSに影響された方が居るのかな?
742 :
乙
最近更新多くて嬉しいわ
743 :
乙
やっぱ野郎どもの話好きだわ
744 :
乙乙
ステージの上で歌う八幡
下で見てる凛
745 :
乙
野郎共が集まってるとセグウェイな方の葉山が思い浮かぶから困る
746 :
巧く歌うんじゃなくて 心を込めて歌うよ
っていうのは実にロックだと思う。
そして材木座と戸塚がいるとどうしてもgoing going alone way!が出てくるんだよなあ…
747 :
話を聞いた社長も来ていて2回目の「ティン」が来ちゃうんですね
748 :
>>747
今度はプロデューサーではなく男性アイドルとしてスカウトか それはいいな
749 :
目の腐ったアイドル
流行る……訳ないか
750 :
理由(ワケ)あってアイドル!
比企谷 八幡(元プロデューサー) のデビュー! というわけか。属性はインテリだな。
みんなの評価 : ★★★
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