男「冗談だよ」

友子「本当に変な人・・・でもそこが魅力なのよねぇ」

男「勝ったら何にしよっかなぁ・・・」

友子「なんでも言うこと聞くわ」

男「じゃ、それで」

友子「ふふふ・・・こう見えて私・・・卓球部のエースなのよっ！」

カコーン

男「よっ」

パコーン

友子「そいっ！」

スパァン

男「そいやっさ」

スパーン

友子「えっ！？」

スパァン

男「どっこいしょ！」

スパーン

友子が強いのはわかるが・・・

なぜか男も強い

友子「でぇぃっ・・・！」

男「あっ・・・」

コン・・・コン、コン・・・

男「さすがつえー」

友子「なんか・・・男くんも強いよね？」

男「こう見えてスリッパ卓球3級だから」

よく見ると男の手にはスリッパ

友子「3級って・・・どうなの？」

男「よくわかんない」

友子「これは・・・私も本気出さないとね・・・！」

男「まぁまぁ世間話でもしながら」

スパァン！

男「よっ」

スパーン！

友子「そいっ！」

スパァン！

男「ていっ」

スパーン

友子「世間話ねぇ・・・」スパァン

男「よっ」スパーン

友子「聞かせてもらっていい？」スパァン

男「何？」スパーン

友子「男くんが女さんを好きな訳・・・」

男「えっ・・・」

コーン・・・コンコン・・・

男「今のずるいー」

友子「世間話でもしながらって言ったのはそっちじゃん！」

男「あれは・・・俺が小学校の時・・・」スパーン

友子「ちょっ！やっぱり話しながらなのっ！？」スパァン

幼女「あんたね、男は度胸！意思の弱い男なんて球のない鉄砲と一緒なのよ！」

幼男「球のない・・・」

いじめっ子B「何言ってんだよ、女のくせに生意気な！」

幼女「なによ！」

いじめっ子C「こいつどうせすぐ泣いて逃げるぜ」

幼男「おれは・・・」

いじめっ子A「・・・は？」

幼男「おれは玉無しじゃないっ！」

男のタックルが一番体格のでかいいじめっ子Aの玉にヒットした

いじめっ子A「あ・・・うぐぅっ・・・おぉぉぉ」

幼男「おれはっ！玉があるっ！二個も！」

連続で殴る・・・玉を

いじめっ子A「おぉっ！？あぐぅっ・・・！やめ、おうぅっ！！」

幼男「玉があるっ！」

いじめっ子A「おぉっ！？あぁっ・・・うひっ！」



友子「殴りすぎじゃない？」

男「おれも必死だった」

いじめっ子C「おい！やめr・・・」

幼男「うわぁぁっ！」

こいつの玉もフルボッコした

そして、公園にはよだれを垂らしてションベン漏らしたいじめっ子が二人

もう一人は逃げた

幼女「あんた・・・もしかして私を助けてk」

幼男「おれ玉あるからっ！(号泣)」

幼女「え・・・」

幼男「二個もあるっ！」

幼女「え・・・うん・・・」



こうしておれはしばらくいじめられなかった

女さんのおかげで男に戻れたんだ


友子「・・・ごめん、全く共感出来なかった」

男「まぁ子供の頃の記憶なんてこんなもんでしょ」

男「そして俺は「玉殴りの狂戦士」という異名のもと、女さんに酷い目にあわされる日々までは幸せに平和に暮らしました」スパーン

友子「いや、全く綺麗に収まってないからね」スパァン

男「・・・(ﾄﾞﾔｧ)」スパーン

友子「そんな顔されても」スパァン

男「だから俺は女さんが好きなんだ」スパーン

友子「・・・全然わからない」スパァン

男「だからおれは君のコレクションにはなれないよ」スパーン

友子「え・・・」

男「よっし！やっと取った！」

友子「・・・」

男「君、たくさんの人と付き合って来ているんでしょ？・・・今も」

友子「誰から聞いたの？」

男「ちょっとした噂をきいただけ」

友子「・・・そっか、ばれてたか」

男「友子さんが本当に好きだと思ってくれてるなら悪いけど・・・」

友子「あーあ、また一人面白そうな人と付き合えると思ってたのになー・・・」

男「やっぱり・・・」

友子「意外に鋭いね、男くん」

男「そっかな」

友子「じゃぁばれてちゃ仕方ないよねぇ・・・男くんはあきらめます！」

男「うん、ありがと」

友子「ふぃー・・・汗かいたしまたお風呂行こっと」

男「あれ？もう卓球いいの？」

友子「うん、楽しかった。・・・続きはそこで隠れてるシャイガールと楽しんでたら？」

女「うひっ！？」

男「あれ？そんなとこにいたの？」

友子「じゃ、あとはお二人の時間ってことでー」

女「ま、まって！私は・・・」

友子「頑張りなよ｣ﾎﾞｿ

女「え・・・？」

友子「じゃーねー」

こうして残されたのは卓球セットと女と男

男「・・・卓球しますか」




友子「・・・はぁ・・・オオカミ少年の気分だよ」

友子「ふられちゃったか・・・ま、仕方ないっか」

担任「どーしたぁ？恋の悩みかぁ？」

風呂の先客がニヤニヤしていた

ぽ

ほしゅ

ほす

ほ

みてるぞおおおおお

おもしろすぎぃ！
保守

> マッサージチェアで震えているのは友子だ

> 友子「おぉおぉおぉ・・・っと、男くん！逢いたくて震えてたよ！」

センス良過ぎwww

マッサージわろた
埋まるの怖いけどほしゅ

まだあったのかこのスレ
凄えな

ほしゅ

面白い

も

さっきまでたくさんの人で溢れていた食堂はもう綺麗に片付けられ、誰もいなくなっていた

男「えっと・・・」

食堂で隣り合って座った二人

誰もいない場所で話したいと女が提案したのだ

女「・・・」

男「・・・」

女「私さ、妹があんたのこと好きって言った時驚いたんだ・・・」

男「・・・へぇ？」

女「だってまさかこんな頼りない奴を好きになるなんて思わないじゃん？」

男「それをおれに言われても・・・」

女「好きになるなんて・・・思わなかったんだよ・・・」

男「でも・・・女妹さんは」

女「正直驚きもあったけどこころのそこでやっぱりって思いとこもあったんだ」

男「・・・へ？」

女「・・・昔ね、そう・・・あんたがさっき話してたあの頃」

男「小学生のころ・・・？」

女「うん・・・私、あんたのこと好きだったんだ・・・///」

男「・・・ぽ？」

女「・・・どうした？」

男｢・・・ぽ？」

女「人語を使え」

男「・・・まじ？」

女「・・・まじだったよ」

男「うわぁ・・・過去形かぁ・・・」

女「それで、妹があんたを好きになる理由もなんとなく理解できちゃったんだよね」

男「なにその理由って」

女「言わねーよ」

男「なーんだ」

女「てか話し最後まで聞け・・・で、私は妹を応援することにした」

男「ふぅん・・・」

女「でも妹が楽しそうにあんたのこと話すうちにこっちまでさ・・・」

男「・・・」

女「でも！それだと私自身が邪魔になっちゃうだろ？・・・だからあんたを嫌うことにしたんだ」

男「それで墨汁や水ぶっかけたり一斗缶で殴ったり・・・(長いので中略)・・・カバン燃やしたりスタンガン使ったりしたのか！」

女「そ・・・よく覚えてたな、てか・・・ごめん」

男「やった方が忘れるなんて・・・」

女「でもこの間妹に言われたよ・・・遠慮するなって」

男「遠慮・・・？それってガチで殺せってk・・・」

女「ちげーよ、察しろばーか」

男「え？じゃぁ・・・」

女「今でも・・・」

男「今でも？」

女「っ・・・なんでわかんねぇんだよっ・・・！」

男「・・・？」

女「・・・今でもお前が好きなんだよっ！言わせんなこの無神経野郎っ！」

きたーーーーーーーー

おつ
うわ…男、そこ俺と替われ

期待

ぽ！！！！

ガチで殺されるってなんでだよｗｗｗ

ほ

ほ

ぽしゅ

キター！！！！

ぽ

ほ

待ち遠しい

はよ

深夜の楽しみになっています

期待期待期待期待期待期待期待期待期待

たのしみ

ほしゅ

男「・・・」

女「・・・っ///」

男「・・・///」

女「・・・なんだよっ！///」

男「・・・///」

女「・・・ばぁーか！///｣ﾀﾞｯ

女は走って行ってしまった

男「・・・え？これって・・・あれぇ？お・・・？なんだろ、あれぇ？お？おぉ？」



女「・・・くそぉ・・・もう顔合わせらんねぇ！///」

女仲間A「おかえりー、どこいってたの？」

女「なんでもないっ！ねるっ！」

女仲間B「ん～？」

女「やっちまったやっちまったやっちまった･･･｣ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

翌朝の食堂

女仲間A「おっはよー」

男「おはよ」

女仲間B「ふぁぁ・・・」

男「寝不足？」

女仲間B「昨日さ・・・女の様子がおかしくて・・・ふぁ～・・・」

女仲間A「ずっとUNOやらされてたのよ」

男「あ、そうなんだ・・・」

男「で、女さんは？」

女仲間A「あそこ」

食堂の隅でこちらをチラチラ見ながらこそこそ朝食を食べる女

女仲間B「おやすm・・・」

女仲間A「ちょっと！ここで寝ないの！」


男「隣いい？」

女「だっ・・・だめっ！///」

男「え～・・・」

女「・・・す、座りたかったら・・・座ればいいけど///｣ﾎﾞｿ

男「んじゃぁ遠慮なく」

女「昨日の・・・あれ・・・」

男「深夜のＵＮＯ地獄大会？」

女「なんでしっt・・・ちげーよ」

男「女さんが好きだって言ってくれたこと？」

女「ばっ・・・ばかやろぉ・・・デカイ声で言うなよ・・・///」

男「なんか変な女さんｗ」

女「げ、原因はお前だろぉ・・・」

男「ははwかわいいｗ」

女「かわっ・・・しねっ・・・///」

いいぞ

友子「あら、朝からいちゃラブしちゃって」

男「あ、おはよ」

女「はぁっ！？別にいちゃ・・・」

友子「私やっぱりまだ諦めないから｣ﾎﾞｿ

女「なっ・・・！」

友子「別にいいでしょー？｣ﾆﾔﾘ

女「あんたは諦めたって言ったじゃない・・・」

友子「だーって私だって欲しいんだもん、男くん」

女「あんた他にもいるんでしょ！」

友子「別れたよ」

女「・・・え？」

友子「本命の男くん全振りするわ」

女「くそ・・・本気か・・・」


男「3人でUNOやってたの？」

女仲間A「先生もいたよ」

女仲間B「すー・・・すー・・・」

男「何やってんだあの人」

担任「おぉ・・・」

女仲間A「あ、起きてきた」

担任「ど・・・おぉ・・・」

男「なんかふらふらしてない？」

担任「・・・めしぃ｣ｶﾞｯｶﾞｯ

女仲間A「なんか手で食べ始めてる・・・」

担任「うへへ・・・めしぃ・・・｣ｶﾞｯｶﾞｯ

男「寝不足だからってあれは・・・」

女仲間A「なんか昨日すっごいテンション高かったからね」

友子「あー、昨日お酒呑んでたから」

男「飲まないっていってたじゃん」

友子「なんかお前らばっか青春してずるいって」

女「もうあの人青春終わってるから」

こいつら、なかなか言いたい放題である

そして修学旅行は2日目にはいる

④

やっと追いついた

ほしゅ

素晴らしい