私的良スレ書庫
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元スレ総合P「マスターズプロダクションのPです」
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この調子でしきにゃんは逆にまこちんや晴ちんや昴きゅんにちんこつける研究をしよう(提案
―――
「どうした涼、顔色悪いぞ?」
とりあえず服を着替えどうしようかと頭を抱えている内に
次の仕事の時間がやってきてしまった。
「そ、そうですか?」
声は変わってない、身長も多分変化があったらプロデューサーが気づくだろうから
変わってないんだろう。変わったのは、胸と、あと……その、うん。
「体調が悪いなら早めに言ってくれよ?」
「あう……はい」
心配そうな声をかけられながら、ぽんぽんと私の頭に軽く触れる。
いつも通りの、優しくて暖かいプロデューサー。
……私の身体の事を言ったらどんな反応をするのだろうか?
受け入れて、くれるかな?
「……本当にどうした? 表情が硬いぞ」
頭を触れていた手が、顎に触れる。
俯いていた顔が、すっと上げられて、目と目があう。
千早さんの歌の一節が頭の隅で流れた。
「熱でもあるんじゃないか?」
もう片方の手が顔に迫る。
前髪をかき上げられて、プロデューサーの顔が、近づいて。
「っ!」
つい、目を瞑る。そんな筈ないってわかっていても。
額にその感触を感じるまで、勘違いしていたい。
「ん~、熱はなさそうだな……って涼? どうした、おい!」
「へ?」
吐息を感じるくらいの距離で少しの間額を合わせ、
そして離れていったプロデューサーは、私の顔を見て大きな声をあげた。
「なんだ、なにがあったんだ!?」
私の肩を掴む大きな手、本気で心配した表情。
再び近くなった彼の瞳に映った自分をみて、初めて私が泣いていることに気がついた。
>>701
誤字なのかわざとなのか判別に困るな
誤字なのかわざとなのか判別に困るな
「なんでもっ……ないんです……」
不思議なもので、一度気がつくとあとはもう。
ポロポロと涙がこぼれてしまう。
「なんでもないってそんな訳……!」
戸惑いと、心配と、不安と……。
色々な感情が混ざってる。
「ねぇプロデューサー」
言っちゃダメだ。
言いたい。
聞かないで。
聞いて欲しい。
「私が本当の女の子になったって言ったら、信じてくれますか?」
濡れた頬を拭う事も忘れ、
暖かい言葉に胸を振るわせた私は。
滲む視界で彼を見つめ、言ってしまった。
おてぃんてぃんがある涼ちんも素晴らしいけど
ないならないで二度美味しい
ないならないで二度美味しい
精通する前からオナニー猿だったから夢の精したことねえわ
若いねェ
若いねェ
Pも仕事で色々(意味深)大変なんちゃうん
溜まってるんじゃない
溜まってるんじゃない
道明寺サンにもクスリはかかっているのかな?
互いに異性の苦労を知る話に持っていけばいいんじゃない?
互いに異性の苦労を知る話に持っていけばいいんじゃない?
いや、あくまで娘溺泉のつもりなんでそれは……
あ、相撲はやめてね
あ、相撲はやめてね
よく考えなくても、日常的な接触の一つ一つがラッキースケベになるんだよな…
クスリの誤作動でもいいんじゃない?
もしくは、女の子になるんだったら
道明寺さんはより女の子っぽく(何処かのきゃっぴぴぴぴーの人みたいな)する
もしくは、女の子になるんだったら
道明寺さんはより女の子っぽく(何処かのきゃっぴぴぴぴーの人みたいな)する
そもそも夢子ちゃん、マスプロ所属の涼ちんにおいそれと近づけないのでは
女の子らしいとは一体……
まこちーの女の子レッスンかな?(すっとぼけ
まこちーの女の子レッスンかな?(すっとぼけ
Pが涼ちゃんを受け止めて、そのまま流れで252股の屑野郎一直線や!
ちっひとピヨの問題も一挙解決やで!
ちっひとピヨの問題も一挙解決やで!
「……信じるよ」
唐突にこんな事を言われて戸惑っただろうに、
それでもプロデューサーはおくびにもださず答えてくれた。
期待に応えてくれた。
「確かに荒唐無稽かもしれないけど……」
また柔らかく、さっきよりも優しく頭を撫でて。
よくする、困ったような笑顔で。
「お前が本気で言うなら、信じるよ」
「……プロデューサー」
「なるほどな、なんだか雰囲気がいつもと違うと思ったら……。
晶葉の発明品か? 志希の薬か?」
あいつらの好奇心は凄いけど、参った奴等だな。
と空いてる手で頬をかく。
「き、気づいてたんですか?」
「気づいてたというか、まさか性転換してるとは思っても見なかったけどな」
そういって笑うから、
つい、つられてくすくすと笑ってしまう。
さっきまで泣いてた癖に。
「お、笑ったな。ったく、笑ってた方が可愛いぞ? って男に言う台詞じゃないか、
ん? いまは女の子だからいいのか? ん?」
「あはは……ありがとうございます」
眉をひそめて考え込んでしまった。
けれどそれも束の間で。
「で、どっちにやられたんだ?」
と聞いてきた。プロデューサーの中では
もう晶葉ちゃんか志希さんのどちらかで決定したらしい。
まぁ女装してアイドルをやっている事を知っている人は限られているし、
その中でこんな事ができるのは確かにその二人だけだから仕方ないか。
――ただ。
「やられた……って訳じゃないんです」
「どういう事だ? まさか漫画みたいに朝目覚めたらって訳じゃないだろう?」
原因が機械でも薬でも十分漫画みたいですけどね。とは言わない。
なんか、色々と触れてはいけない気がする。
だから私はいまいうべき事だけを伝える。
「私が望んで、志希さんから〝それ〟を受け取って……。
だからやられたんじゃなくて、やった、が正しいんです」
今度こそ、困惑の色を隠せないでいる。
どうして、と顔に書いてある。
どうして、どうしてだろう?
……そんなの決まってる、胸の中にあるモヤモヤがそのまま答え。
事務所で、数少ない男同士ってだけだったのかも知れない。
偽りの姿でアイドルをやらされている私に対する同情とかもあったかも。
……けど、理由がなんであれプロデューサーは優しくしてくれた。
「プロデューサー、私は……」
自意識過剰かも知れないけど、他のアイドルよりも、近い距離で居れたと思う。
それが心地よかった。撫でられるとくすぐったくて、褒められると嬉しかった。
ずっと、気づかない振りをしていた気持ち。
「ううん、僕は……プロデューサーが、好きです」
以前僕に告白してきた彼を笑えなくなってしまった。
いや、元々笑えない冗談だとは思っていたけど。
男らしくなろうとアイドルを目指して、こんな事になるとはまるで思ってなかった。
「俺も、涼の事は好きだよ」
一瞬面食らったように目を瞬かせて、
予想通りの答えを言うプロデューサー。
そういう意味ではないとわかって、そう答えるあなたは。
「ずるい人ですね」
「……最近よく言われるんだ」
困ったように笑い頬を掻く。
その笑顔はいつもより少しだけぎこちない。
「いまは、それでいいです。ありがとうございますプロデューサー」
今は。
じゃあいずれは? どうなるかわからない。
少なくともただでさえ障害の多い他のアイドルよりも
更に大変で難しいだろう事はわかる。
「じゃあ、行ってきます」
「行って来い、しっかりな」
「はい。……ばっちり決めたら、いつものお願いしますね」
「おう、任せろ」
だからとりあえずは、目の前の事に集中しよう。
それで、仕事が終わったら気持ちの確認と、
勇気をくれた志希さんにお礼を言いに行こう。
そう思った。
―――
「あー、……言っちゃった」
撮影を終え、戻ってきた事務所。
いつもよりもずいぶん早く終わった。
曰く「今日の涼ちゃんはいつもより艶っぽい」との事。
それはそれは……。
「失敗した……かな」
普段だったら仕事の報告のため
いの一番に事務室に行くんだけど。
今日はなんとなく5階へ向かう、シャワーを浴びるためだ。
「……本当に広いんだなぁここ」
ガランとしたシャワールームに独り言が響く。
いつ他の子が入ってくるかわからない為、
いままで一度も使ったことがなかったシャワールーム。
仕切りがずらっとならび、タイルはピカピカ。
脱衣室ですらそこらの旅館より広い。
少しわくわくしながら服を脱ぐ。
偽物じゃない、感覚のある胸が視界に入る。
いつものブラジャーがきつかったので軽い開放感。
「っと、ここでいいかな?」
誰も居ないのにタオルで前を隠しながら仕切られた空間の一つに入る。
数を優先してる所為か、ちょっぴり手狭な印象を受ける。
タオルを胴体部分だけを隠すような戸にかけてコックを捻る。
一つしかないそのコックは捻ると季節に関わらず最初から38度のお湯がでるらしい。
「あったかーい、これも晶葉ちゃんが関わってるんだよね、すごいなぁ……」
頭から降り注ぐ丁度いい温度のお湯。
照明の熱で埃が舞う所為で埃っぽくなった身体を伝って
お湯が床に……。
「って……えぇっ!?」
床にお湯がストレートに落ちていっている。
わかりやすく言うとさっきまであった胸がぺたん。
「な、な、なっなんでっ!?」
そういえばこれを懐から出したとき志希さんは模造品とかなんとか言ってた……。
時間切れ? こんなタイミングで? ……嘘でしょ?
「と、とにかくでなきゃ……」
シャワーを止めてタオルを取り、
慌てて脱衣室に戻る。
こんな状態で誰かに出会ったらどんな目に合わされるか。
「……ありゃ?」
「あっ」
確認してからあければよかったと本当に思った。
転ぶ勢いで力一杯あけた扉の向こうには、
下着姿の志希さんが居た。
「なんで君がここにいるの?」
あ、まずい。素だ。
「いや、あの、貰った薬(?)を使ってたから、だから女の子で僕はそのえっと」
「あー、そゆことかー。……とりあえずあっち向いててくれる?」
「あ、はい」
僕全裸、志希さん半裸。
見られたらヤバイ度が倍どころの騒ぎじゃなくなってしまった。
「ん、いいよー。で、シャワー入ってたら戻っちゃったって?」
「えっと、そういう事です。模造品とか言ってたから時間制限なのかなと」
いいながらコソコソと僕も着替える。
濡れた身体に服が張り付くし、そもそも胸がなくなってるけど
とりあえず全裸のままではいられない。
「にゃふふ~、ごめんね。説明してなかったにぇ~
あれ、水をかぶると女の子になってお湯をかぶると元に戻るんだ」
「な、なぜそんな面倒な仕様に……」
「元々の泉がそういう性質だからね」
言って、またにゃふふと独特に笑う。
でも、という事はまた水をかぶれば女の子になれるという事?
「それは無理。元々の泉だったらそうだけど、今回渡したのは戻ったらそのままなんだ
そういう意味で模造品の劣化版なのさ~」
「そうですか……」
残念なような、よかったような。
なんともいえない気分だ。
「ま、お試しって感じだったしね~。
それはそれとして、さっさと胸、つけて来たら?」
「っと、そうでした。……色々とすみませんでした」
「にゃはー、またなりたくなったら言ってよん♪」
「か、考えておきます」
最後にもう一度頭を下げてそそくさと立ち去る。
こうして、僕の一日女の子体験は終わった。
不完全燃焼の、曖昧で、尻つぼみに。
――と、思っていたんだけどなぁ。
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